3月3日授業づくりゼミ(寺尾・澤本・新谷)

【寺尾】
 皆さんこんにちは、8期生の寺尾です。今回は3月3日の授業づくりゼミで学んだことを記事にしていこうと思います。

 この授業づくりゼミは、7期生と8期生が集まり行われました。3つのグループにわかれ、金子みすゞさんの「ふしぎ」という詩でどのような授業ができるかというものを考えました。

 最初に詩を見た時に、どのような授業を作っていけば良いのか見当もつきませんでした。7期生の先輩方が実習先での経験などを元に、おおまかな枠組みを作ってくださりました。

 その時にジャムボードを用いて皆の意見を知ることが出来たのですが、ここでもオンラインツールの良さをひとつ学ぶことが出来ました。

 授業づくりをしていく中で、どうしたら国語の授業らしくなるのか、また、詩を書きたいという興味を引き出すにはどうしたら良いのかなどを考えることに時間を使っていました。

 模擬授業をした後、先輩方の授業動画を見て、そもそも私たちに足りていないことがわかりました。それは「素材研究」というものです。本文に寄り添い素材を大切にしていくことが必要だったのです。

 この「素材研究」をするとしないとでは授業の出来が変わってきます。まずは素材を大切にしこの教材だからこそできることを見つけていきたいと思いました。

玉置先生、お忙しい中時間を作って下さりありがとうございました。授業づくりの土台となる大切なことを学ぶことが出来ました。
また、7期生の先輩方や8期生の皆の考えがしっかりしていてより自分も頑張らなくてはと思いました。(寺尾)


【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本太河です。今回は7期生の先輩方と合同で授業づくりのゼミに参加させていただきました。

 今回は国語の授業づくりということで金子みすゞさんの『ふしぎ』という詩を用いてグループで授業構成を、その後全体で模擬授業を行いました。グループに分かれての授業構成の話し合いでは、7期生の先輩方が経験と知識を活かして引っ張っていただきました。たった1年しか変わらないのにこの経験、知識の差はとても大きなものだと感じました。

 午後からは1期生の先輩である松井先生と牧野先生の授業を視聴して、自分達とは何が違うのか、を比較しながら全体で話し合いを行いました。私が1番違ったなと思ったことは『ふしぎ』という教材の素材を大切にしているということです!自分達が作った授業は、日常にあるふしぎを生徒に考えさせ、それをオリジナルの詩として作成するといった授業でした。
 
 しかし、2人の先生の授業は、詩をしっかりと読み、内容を掴んでからオリジナルの詩を作成していました。内容を掴むことによって金子みすゞの詩を選んだ意味があり、素材を大切にしていました。自分達で考えた授業では国語の要素がなく、ただただ内容のないふしぎを作文にしていただけであり、素材を無視していました。これだと金子みすゞの『ふしぎ』を取り上げる意味がないし、台無しにしていることに気がつきました。 また、丸つけ法やオープンカンニングといった授業テクニックについても学ぶことができました。

 今回の授業づくりのゼミを通して、先輩先生の素晴らしい授業を視聴出来たこと、授業テクニックを学べたこと、7期生の先輩方と交流できたことなど多くの学びを得ることができました。玉置先生、7期生の先輩方、先輩先生のお二方、同期の8期生本当にありがとうございました!(澤本)


【新谷】
 こんにちは!8期生の新谷莉彩です。今回は7期生の先輩方と合同で、授業作りについて構想をしました。

 今回は、国語の授業ということで、金子みすゞさんの『ふしぎ』についてグループに別れて、授業を構想し、模擬授業をしました。

 この授業構想にはこのような授業をしなさいという明確なものはなく、グループによって様々な色が生まれるものとなりました。私たちのグループは、授業構想をしていく中で、7期生の先輩が、こんなのはどうと様々な意見を出して下さったり、8期生が出した案にも凄くいいねと褒めてくださることが多く、凄く自信に繋がりました。先輩方の意見からは、実習先で得た経験の違いを凄く感じ、学ぶものがとても多かったです。また、ジャムボードというツールを活用し、ICTの利便性についても学びました。

 私は模擬授業をおこなったのですが、大学に入ってから模擬授業をほとんどしてこなかったのでとても緊張しました。特に、発問の場面において、授業を構想する時もどうすれば生徒がわかるような、生徒の学びになるような発問ができるかというところに難しさを感じましたが、いざ自分が模擬授業をして発問をすると、その発問の難しさが生徒役の反応によってよりわかるようになりました。 今後は、授業における生徒への発問の仕方についてもっと学んでいきたいです。

 午後からは、1期生の先輩である牧野先生と松井先生の授業を視聴して、私たちが行った授業との相違点について討論しました。そこでわかったことは、私たちは金子みすゞさんの詩をひとつの例として扱っていたということです。1期生の先輩方は金子みすゞさんの詩を一例ではなく、素材として、本文をしっかり読み込んで、詩の世界に入り込ませたり、金子みすゞさんの詩において何が一番大切かということを生徒に明確に学んでもらうような工夫が多くされていました。

 私たちの授業は、金子みすゞさんの詩を素材として扱うことが出来なかったため、『ふしぎ』という題材を取り上げている意味がないことに気付かされました。次回の授業では、教材をしっかり素材として読み込んでいきたいです。

 今回の授業作りゼミでは、多くのことを学び、また、先輩方ともお話することができ、教育実習の経験からわかる生徒の様子から構想する授業作りができ、とても学びのあるものになりました。このような貴重な経験をさせてくれた玉置先生、本当にありがとうございました。(新谷)
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