20220304バンクーバー日記(小林)

 カナダに来て3週間が経とうとしています。毎日が新鮮で、そして辛いことの連続でした。本当は記事を週に一回出すつもりでしたが、いろいろなことで頭がいっぱいになってしまい出せませんでした。

 カナダへ出発する前まで、私のバンクーバー日記は楽しい思い出日記にするつもりでした。でも、辛かったことも残してもいいですか。辛かったことも、楽しかったことも、全部忘れたくないからです。

 先週1週間、学校で馴染めずに一人でいることが多かったです。思えば、今までの学校生活で私は「ひとり」を経験したことがほとんどありませんでした。クラス替えをしても、高校、大学と進学しても、素敵な友達が出来ていました。ひとりぼっちってこんなに寂しいんだ、と初めて分かりました。誰かに嫌がらせをされている訳ではないけれど、誰にも気にかけてもらえない。とても辛かったです。
 
 なぜ"辛かった"と過去形で話せているかというと、考え方を変えることが出来たからです。実は4日前にアルバイトを始めたのですが、アルバイト先の先輩に学校に馴染めないことを相談したところ、「勉強しに来てるんだから、無理して友達作らなくていいよ。今だけの関係だからね」と言われました。冷たく聞こえる言葉だけれど、とても心が軽くなりました。それから友達という枠組みを気にせずに話せるようになり、今週はまた学校で「楽しい」という気持ちを感じられるようになりました。

 そして日本料理の居酒屋「suika」で、サーバーとしてアルバイトを始めました。日本人のスタッフ同士では日本語、外国人スタッフとお客さんとは英語で会話するので、私としてはその割合が丁度良いです。お店の方が皆優しくて、明るくて、まだ3回しか働いていないですが、滞在期間いっぱいまで働かせていただきたいなと思っています。早く一人前になって、お客さんと英語で雑談ができるようになりたいです。ちなみにバイト後は毎回まかないがいただけるのですが、平日は10:00-14:00で働いて、15:00から学校なので、バスでまかないを全速力で食べています。バンクーバーではバスの中でご飯、電話はOKなのです!

 そして、シェアハウス探しも開始しています。ここ1週間は暇さえあれば常にシェアハウスサイトを見ていました。明日の13時に初めての内見に行きます。

 この3週間は、振り返れば人生で一番濃い3週間だったように思います。家族も友達もいない場所でよく頑張っていると、自分を褒めてあげたいです。これからも沢山泣いて、沢山笑って、一年後に人間として立派に成長して帰国できるように頑張ります。(小林)
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