20220324バンクーバー日記(小林)

 今日でバンクーバーに来て40日です。もう「来たばかり」という言葉は通用しないですね。明後日には学校心理専修の友達がバンクーバーに来ます。実は一番辛かったとき、彼女に泣きながら電話をかけました。私の話を聞いてくれて、肯定してくれて、とても救われました。今考えたら、彼女は留学前なのに気分が下がることを言ってしまったなと反省しています。助けてもらった分、もし彼女が辛い気持ちになるときが来たら、私にできることは何でもしてあげようと思います。

 22日の火曜日には、アルバイト先の元中学校英語教諭の方とカフェでお話しをしました。初対面のときに「先生目指してるんだって?」と聞かれ、「今度お話ししようね」と言っていただきました。社交辞令なのかなと思いつつも、自分の空いている日を連絡したところ、わざわざお休みの日に2時間もお話しして下さいました。その方は大学生のときにバンクーバーに留学した経験をお持ちで、一度は日本で教員になったものの、教員の仕事へ疑問を抱えたことと、カナダに5年間遠距離恋愛をしていた彼氏がいることから、バンクーバーに移住することを決意したそうです。アドバイスしていただいたことは、「自分の行きたい道へ進むこと」「ひとつの仕事に固執する必要はないこと」「他人の意見を気にしないこと」です。自分に自信を持っている姿、そしてバンクーバーでの日々を楽しんでいる姿がとても素敵でした。そして何より私に対して「学生」として接するのではなく、同じ立場の「同僚」として接してくださったことがとても嬉しかったです。「今度一緒に勉強しよう」「またカフェに行こう」このようなお誘いもいただきました。最初に勇気を出して連絡をして本当によかったです。

 今週はブラジル人の18歳の女の子と仲良くなりました。彼女から聞いた話で印象に残ったことを紹介します。ブラジルの学校ではLGBTQ、セクシュアリティについてオープンなのだそうです。彼女曰く、クラスの7割の女の子がバイセクシャルだそうです。皆自分からセクシュアリティについて話すと聞きました。日本では考えられないようなことだけれど、日本もこんな風に受け入れられやすい雰囲気が生まれたら素敵だと思いました。

 私が約1ヶ月間バンクーバーで過ごしてみて感じた自分の変化は、他人、そして自分の外見をあまり気にしなくなったことです。学校の授業では、生徒が自分のタトゥーを見せ合う機会がありました。女性でも体毛の処理をしていない人が沢山います。男性は髭を生やしている人が沢山います。多くの女性が体型を気にせずにヨガパンツを履いています。私の目にはとても素敵な文化に映りました。バンクーバーの街を歩いていると、自分が満足していればどんな姿でもいいんだと思うことができます。

 これから残りの期間で自分の常識が覆されるような出来事に沢山出会うと思います。その出来事ひとつひとつを忘れないように、これからも毎週記事を出していきます!

 写真は学校の近くで見つけた桜です。満開が見れるのがとても楽しみです。(小林)
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