こまきこども未来館(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。桜が咲き始め、教員採用試験が着々と近づく今日この頃。3月27日に、「こまきこども未来館」を訪問したことは、沢山の学びの記事からきっとご存知の方が多いのではないかと思います。では、「四方山話」でもと思った次第です。

 「こまきこども未来館」すごい。ああ、本物の学びってこういう場所に芽生えるのかなと思った程です。仕掛け満載の遊具、多種多様のワークショップ、明るいコミュニケーターの皆様、響く子どもの笑い声。そのどれもが魅力です。

 教師を目指す私達は、学校教育の側面で子どものことを捉えます。それは、勿論大切なこと。私達が子どもと関わるであろう場所は、学校ですから。では、学校の外での子どもの学びってどうなっているのだろう? ここに、玉置先生がゼミ生を「こまきこども未来館」へ連れたねらいがあったことを取材活動を終えて知らされます。

 学校という場を抜けた、子どもの学びは自由そのもの。なんだって興味の赴くままに。そして、その興味への環境が「こまきこども未来館」では整えられています。こういった、学校とは違う場所を観るということは、今一度学校の存在意義を考える契機になりました。なぜなら、「こまきこども未来館」で培われる学びは、学校では表現することが難しいからです。学校で出来る学びの価値ってなんだ?という疑問が湧いてきます。私には、まだこの疑問の答えが出ません。

 しかしながら、学校にも学校以外の場でも大切にされるべきことは「子どもへの愛情」なのだと私は取材活動を通して感じました。「あなたのことを見ているよ」「あなたのことを知りたいと思っているよ」そんな気持ちは子どもと関わる上で一番大切なことなのです。それが、学校だからとか、学校ではないから、といった場所は関係がありません。

 コロナ禍、場所に囚われない学びを私達大学生も体感しました。やはり、そこに人を思う気持ちが在るのかどうかが私達も身に染みて感じました。どんな場所であっても、人を思う心が人を動かします。学びの意欲を掻き立てます。

 子どもは、大人が思っているよりも大人です。連続性を持って、真っ直ぐな瞳で人を見つめています。その目に恥じぬよう、場所に囚われることなく子どもを愛したいと思いました。

 学び続ける教師であり、子どもを愛し続ける教師。そんな新たな目標が出来た日でした。(下野)
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