こまきこども未来館でのワークショップの見学を通して(柴山)

画像1
 こんにちは!8期生の柴山です。子ども未来館には、様々な体験ができる「体験ひろば」というものがあります。

 今回は、その中でもコミュニケーターのHIEI先生とJON先生による”little Bits”というキットを使って自分だけのシンセサイザーを作り演奏するワークショップの見学をさせていただきました。その中での気づきについて記事にさせていただきます。

 ワークショップは、小学1年、3年、6年生の子3人に対して、HIEI先生が手元をスクリーンで映しながら、手順や各パーツの役割などを紹介しつつ、JON先生が子どもに対しての補助に入る形で進められていました。

 見学させていただく中で何よりも驚いたことがあります。それは、子ども達の知識の飲み込みの早さです!シンセサイザーはパーツも多く、組み立てていく中でどのパーツがどの役割かわからなくなってしまいそうなものですが、それらを使いこなし各々のメロディを奏でていました。

 全体を通して、先生側が何かを教え込むというよりは、子ども達に興味をもってもらうための促しを重視している印象を受けました。まず、第1に子どもが自由に触る時間を多くとっていました。触るといっても、ただ自由に触る時間ばかりではありません。音の大きさを調整するパーツをつけた際にはF1のカーレースの映像を無音で流し、画面の映像に合わせて音を流す。宇宙基地の映像を流し、自分のメロディで世界観を表現する。などの活動が行われていました。

 また、新しいパーツをつけた際に、すぐに役割を説明するのではなく、触らせた後、「今、演奏していてここが変わったんじゃないか!とおもった人」のような質問をすることで、子どもが主体的にシンセサイザーの世界へ入っていける工夫がされているように感じました。

 説明も大切ですが、子ども自身が実際に使って学んでいくことが何よりの近道なのだと思いました。

 子どもが興味を持ち、自発的に考える環境を提供することは、子ども自身がさらに発展した学びにつなげていくこととなるのだと思いました。(柴山)

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30