5月13日 愛西市立立田北部小学校 での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。
 5月13日に愛西市立立田北部小学校にお邪魔させて頂きました。

 4年生の割り算の授業。空位のある割り算です。元気いっぱいの4年生のこの元気は担任の先生の笑顔からなのだろうと感じてやまない素敵な学級でした。

 担任の先生が笑顔で明るく元気な学級の授業は、大変活発に授業が展開されていきます。子どもたちの「つぶやき」がそこにあり、子どもたちの「悩む顔」「困り顔」だって、子どもたちが精一杯学んでいる証拠です。

 私がとても印象深い授業場面があります。
 「めあて=今日やること/今日の目標」を子どもの言葉で言語化する場面です。実は、私は、中学校の実習でこの「めあてを子どもたちの言葉で」ということに挑戦した際、物の見事に無理矢理子どもの発言をコントロールするという大失敗を犯しています。。。率直に、「ああ、こういう風に子どもの言葉を拾っていけばいいのか」と感じました。子どもの言葉の拾い方、繋げ方ひとつで子どもと教師とが一緒に授業をつくる素敵な学級になることがよく分かりました。

 今回の訪問では、「繋ぐ授業」が大きなテーマとなっていました。「繋ぐ」とは、「子どもの言葉を 『を』繋ぐ」「子どもの言葉『で』繋ぐ」「子供の思考『を』繋ぐ」、、、様々な「繋ぐ」が考えられます。終局、私は、上記の「一緒に授業をつくる」観点とその姿勢が「繋ぐ授業」の根幹のように思うのです。

 子どもたちと一緒に授業を作ろう、みんなで一緒に。この姿勢とこの観点が教師の心の奥底にしっかりと根付いているのなら、誰ひとり取りこぼすことのない授業の展開ができるのではないでしょうか。もちろん、そこに付随する授業技術は経験と共に。教師の良いところは、相手が子どもだからこそ心がしっかりしていればそれが伝わるということです。子どもは、教師を真っ直ぐな瞳で見つめています。立田北部小の児童の元気は、担任の先生からと前述しましたが、子どもたちに「一緒に授業をつくる」という教師の心が伝わっているからです。

 教師として、授業を展開する上で何を核にして仕事をしていく必要があるのかを今回の訪問では学びました。「子どもたちと一緒に授業をつくる」という、挑戦すればするほど難しい課題から目を背けずしっかり心に留めて授業に挑むことです。

 立田北部小学校の皆様、今回はゼミ生の訪問を受け入れて下さりありがとうございました。教師として、大切な授業の視点をお教え頂くことのできた時間でした。

 玉置先生、やはり「現場力」です。玉置先生の訪問にご一緒させて頂く度に、私は授業がどんどん好きになります。それ程までの奥深さと面白さを玉置先生から学んでいます。いつもありがとうございます。
 今井さん、吉久さん、一緒に学んでくれてありがとう。やっぱり同期!とても居心地が良く、時にはアイコンタクトを取り、微笑み合える仲間がとても心強かったです。

(下野)
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