決戦前夜(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。もうすっかり肌寒い季節。秋は、可愛い服と可愛いコスメと美味しい食べ物で溢れる季節。大好きな空気が毎日私を包みます。先週から始めた『卒業まで週に1本記事を更新』の第2弾。今日は、私が教員採用試験の二次試験前に書いた文章を紹介したいと思います。

 二次試験の前夜、私はこれまでの人生を振り返っていました。高校三年生の時に、教師を目指して教育学部に入学してから色んなことがありました。色んな出会いが私を強くしました。そんなことを振り返っていたのです。以下は、私がそんな人生の節目の試験で人生を振り返っている時に書いた文。今見返すと決心と覚悟が溢れていて、これからいつか壁にぶつかった時私自身を励ましてくれる文になっているように感じます。

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 教育学部に入らなければきっと目指さなかったであろう先生。私が大嫌いだった学校と先生は、私が命をかけてでも離してやれない大きな夢になりました。

 今までたくさんの子どもに出会いました。私は、どれぐらい子どもを救えたでしょうか。本当に私みたいな子どもは、いるのでしょうか。それは分かりません。

 でも、人は生きてる限り自信と誇りを持っていいんです。私には、自信も誇りもなければ、自分の輝かせ方だって知らなかったけれど、今は輝けます。

 教師を本気で目指して、こんな私が「子どもを輝かせたい」と思った。私が教壇に立つことが正しいとか間違ってるとかそんなの物差しは要らないぐらい、私は、子どもたちに生きて欲しいと願っています。誰にどんな言葉を浴びせられようとも、私は絶対に子どもの側にいることを諦めない。

 私が死んでも死にきれず、諦められなかった夢は、もうすぐそこにあります。それは、もう私だけの夢ではないみたい。いつしか仲間ができて、応援してくださる人がいて、一生懸命戦った日々が明日やっとみせられる。

 必ずぐうの音もでないぐらいの丸をつけてやりたいと思うのです。

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 まるで、自分を奮い立たせる文は私の核心となりました。きっとこの文で私は、改めて決心が固まったのだと思います。試験本番は、必死で余裕なんてなかったけれど、忘れてはならないことは私の胸にしっかり留まって自分の言葉で語ることができました。

 4月からは教師です。私の夢は、やっとスタートラインにたちました。長かったようで、短かったように思います。今まで経験したことは、何一つ無駄じゃなかったと私は自信を持って言えます。4月から子どもたちに語れるお話がこの半年でもっともっと増えていきます。ひとつひとつを大切に。感謝しながら、人と人との繋がりを大切に最後の学生生活を過ごしていきたいと思います。

(下野)
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