11月15日 山梨県韮崎市立韮崎北東小学校での学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。11月15日に山梨県韮崎市に行って来ました。なんで山梨に!?と思われる方もいらっしゃるかと思います。今回は、「玉置先生にご一緒!」させて頂いたわけではなく、、、「自分で行って来ました!」と大きな声で書き綴りたいものなのですが、まだまだ私にそんな大それた繋がりも無く、、、父から『金融教育公開授業』の誘いを受け行って参りました!

 特急しなのへ乗り塩尻まで。諏訪を抜けて、韮崎という所まで行ってきました。実に、4時間弱の電車旅は、景色が綺麗で電車に揺られる間は卒論書きをしようと持ってきていたパソコンも開いたまま、何時間も景色を眺め心落ち着く旅となりました。

 私が今回お邪魔させて頂きましたのは、韮崎市立北東小学校です。すれ違う子どもたちが「こんにちは!」と大きな声で挨拶をしてくれる、そんな温かい心が溢れるお出迎えにとてもとても心がほっこりしたスタートでした。

 『金融教育』をテーマにした公開授業。小学校2年生の道徳と小学校5年生の家庭科の授業を同時公開ということで、どちらも参観したい気持ちをグッとこらえ、両授業半分ずつ参観させて頂きました。沢山の参観者がいる中で物怖じしない子どもたちに驚くと共に、先生方の授業力が圧巻そのもの授業。沢山の学びは、いつもの如く私のメモにびっしりと記されました。その一部ではありますが、私が印象に残る学びを綴りたいと思います。

 予てから、私は「子どもに自信と誇りを持って輝いて欲しい」と、そんな教育がしたいと教員採用試験まで走り抜けてきました。そして、今でもその想いを持って学びを積み重ねています。しかし、どこか引っかかりがあったのです。自信と誇りを持っているだけで社会で輝けるのか。自信と誇りが持っていても、社会で生きていくためにはもうひとピース必要なのではないか。どことなく抱えていた引っかかりを今回『金融教育』というキーワードが解いてくれました。

 『金融教育』は、生きるための教育だと今回の講師であるあんびるえつこ先生は、仰られました。生きるために、「自立」し、「社会の形成者」としてお金をどう捉え、お金をどう使い、どう貰うか。生きていくためには、その双方が上手に車輪のように回らなければなりません。予てから私が目指していた「自信と誇りを持つこと」は、「自立」に繋がります。『金融教育』で学ぶ、自信と誇りを社会で生かし、お金という対価で頂いた時、それをどう使うのか、それは、「社会の形成者」としての意識を芽生えさせるのだと私はご講演を聞いて学びました。

 公開授業でも、「社会の形成者」としての意識が子どもたちに芽生えるような授業展開がなされます。それは、もしかしたらこの先子どもたちがずっとずっと大きくなってから気付くことなのかもしれません。だからこそ、学校教育で『金融教育』は必要であり、新学習指導要領で提言される「学校で学んだことが、明日、そして将来につながる子供の学び」は、『金融教育』という見方にもあるのだと私の学びの引き出しがまたひとつ深まりました。

 韮崎市立北東小学校の先生方、学生という身分ではありましたが、現場へ出る前にこうして他県で学びを培わせて頂いたこと、私の宝物です。とても素敵な経験をさせて頂きました。ありがとうございます。

 あんびるえつこ先生、『金融教育』についてもっともっと見識を高めたいと思います。現場に立った時、子どもが生きるための「教育」を長期的で広域的な視野を持って行いたいと強く考えさせられるご講演でした。またお会い出来ますこと楽しみにしております。ありがとうございました。

 そして、最後に、父へ。小学生ぶりに父の仕事姿を見ました。小っ恥ずかしい話にはなりますが、忖度なく、私のお父さん、すごくかっこいいなと思いました。いつか私も授業を見てもらいたいと思っています。ありがとう。

 他県でこうして学びを培うことが出来ました。これも人と人との繋がりです。この出会い全てが必然であるのだと思います。山梨が大好きになりました。また行きたいなと思います。今回も全てに感謝でいっぱいです。ありがとうございました!!!(下野)
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