11月12日第5回教師力アップセミナーでの学び(前野、芝田)

 こんにちは!8期生の前野です。先日、第5回教師力アップセミナーに参加させて頂きました。今回はこのセミナーで得た学びについて記事にしていきます。

 今回のセミナーで特に印象に残ったのは、行動のレパートリーを増やすような指導についてです。

 正常な子どもは、 行動のレパートリーが広く、悪い行動を禁止すると 自分が持つ行動のレパートリーから良い行動を選択できます。「・・・しないでください。」と言われたら自分の行動のレパートリーから他の良い行動を選ぶことが出来るのです。

 一方、特別な支援が必要な子どもの中には行動のレパートリーが狭い子どもがいます。悪い行動を禁止されても自分が持つ行動のレパートリーには良い行動がなく、より悪い行動をしてしまうこともあります。行動のレパートリーを広げるという観点から、悪い行動を禁止することよりもふさわしい行動を教えるような指導が重要だということを学びました。

 教育実習で私が子どもに指導した場面を思い返すと、「・・・はダメだよ。」「・・・をしてはいけません。」というように悪い行動を指摘していたことがあったなと感じます。指摘した子どもの中には、今何をしなければいけないのかが分からないから悪い行動をしてしまっている子どももいたと考えられます。「・・・をしましょう。」と指示を出し、子どもの行動のレパートリーを広げる指導を心がけたいと思いました。

 他にも具体的な場面を提示して頂きながら特別支援が必要な子どもへの指導について学ぶことが出来ました。今まで知らなかった理論に基づいた説得力のあるご講演で勉強不足を痛感しました。これからもセミナーや教育書、大学の講義など色々なものから教育についての知識を蓄えていきたいなと感じました。ありがとうございました。(前野)


 こんにちは。8期生の芝田彬良です!先日、第5回教師力アップセミナーに参加させていただきました。このセミナーで得た学びについて記事にさせていただきます。

 今回のセミナーで特に心に残ったのは、子どもにとって、よい行動のレパートリーを広げるような指導をしていくようにというお話についてです。

 悪い行動をしてしまった際に、「○○してはいけません。」「○○はするな。」と指導をすること(禁止をすること)は、有効な場合と、そうでない場合があります。例えば、経験不足な子どもにとっては、禁止された「○○」以外の行動を知らない、何をすれば良いのかわからないという状況に陥ることがあります。また、作業記憶に乏しい子どもにとっては「○○しなさい。」と頭の中で変換されてしまい再び同じ行動を繰り返してしまうことがあります。これらを避けるために、悪い行動を禁止するのではなく、良い行動(ふさわしい行動)を教え込むことが重要になるということを、セミナーを通して学びました。

 私自身、教育実習中に「○○していけないよ。」という声掛けを多用していたように思います。子どもと関わる際には、良い行動のレパートリーを広げるような指導・声掛けができるようにしていきたいと強く感じ、学級全体への声掛けや指導について考えを深めていきたいと思いました。

 そのほかにも例を示しながら、特別支援を必要とする子どもへの指導についてお話しいただき多くの学びを得ました。お話を聴かせていただき学び得たことを自身の糧として、さらに学びを深めていきたいです。ありがとうございました。(芝田)

※写真は林文通先生から提供いただきました。記事とは関係ありません。(玉置)
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