12月14日8期生ゼミでの学び(新谷 安藤 柴山)

 こんにちは。8期生の新谷です。先日、ゼミで中川先生がゲストとしてお話をしてくださりました。とても貴重なお話をいただくことができ、90分があっという間に終わってしまいました。

 印象に残った話は二つあります。一つ目は、元気のよいクラスについてです。元気のよいクラスは一見良いクラスに見えますが、ハイハイと声を出すだけの元気の良さは学びにはつながらないです。静かだからと言って子どもは元気ではないわけではないということを学びました。むしろ、子どもが静かに熟考している時間こそ、子どもの学びであり、そこから教師がその子どもの考えを繋げることが大切であることを学びました。

 二つ目は、ジャンプ課題についてです。ジャンプ課題について議論する時間がありましたが、最初はジャンプ課題というものがどのようなものか全く見当がつかず、考えることが本当に難しかったです。しかし中川先生の説明によって、とてもイメージをつけることができました。それは、部活動で例えていました。部活動はただ基礎基本の練習をやっているだけでは飽きてしまったり、楽しさを感じることができません。練習試合という小目標をこなすなかでそこから課題を見つけたり、できたことを喜び合うことができる、このようなものをジャンプ課題ということがわかりました。

 ジャンプ課題を出すときは、みんなで立ち向かうことのできる問題や、こうではないか、ああではないかと議論できる問題、みんなで知恵を寄せ合うことのできる課題が良いことを学びました。
 
 90分の中で本当に多くのことを学ばせていただきました。貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。みんなと議論するのは難しくて頭を沢山悩ませますが、とても楽しいです。みんなの意見を聞いてこういう考えがあるのかと自身の学びになったり、考えを言うことで自分自身の対話力にもつながります。玉置ゼミではいつも生きた学びを得られるなあと実感するばかりです。(新谷)


 こんにちは、8期生の安藤です。
 12月14日に学び合い授業づくりのアドバイザー、中川行弘先生にお越しいただきました。今回のテーマは「授業転換に立ちはだかる壁、常識」です。

 他のゼミ生が「ジャンプ課題」について書いてくれており、私が言う事なしだと思います。なので私は「空中戦」「一斉授業」について記事にしていきます!

「空中戦」
 時に、子どもたちが一人前な意見を言うことがあります。しかし、その意見はどこかで耳にした誰かの受け売りの言葉である場合があります。地に足がついているか分からない意見が続くと難しくなります。全員参加の授業をするために、意見に関して本当にそう思っているのか、他の子はどう思ったのか深堀が大切だと改めて認識しました。

「一斉授業」
 一斉授業のポイントは、分かっている事は先に話しておき、みんなが分からないことを探究する時間を増やすことです。子どもたちが同じベースで話し、考え合うことで落ち着いていくことがあります。そのため、分からないことを教師が説明するのではなく、子どもが探求し、満足感を感じる授業が大切だと思いました。

 今回のゼミはいつも以上に意見を交わし合い、熱いゼミになりました。熱くなるほど濃い話し合いで、自分の中で考えがまとまっていない部分もあるのでこれから実践しながら学んでいきたいと思います。

 中川様、そして玉置先生、今までの常識を改めて考え直す貴重な機会をありがとうございました。そして、充実した時間にできたのは8期生のみんなと考えを深め合えたからです。これからもみんなで頑張ろう〜!(安藤)


 本日は中川先生にお越しいただき、授業転換に立ちはだかる壁について話し合いを行いました。実習の授業の中でモヤモヤしていた部分や、今まで授業をつくるうえで壁となっていた考え方にゆさぶりをかける内容ばかりでとても深い学びをさせていただきました。

○空中戦について
 小学校実習の道徳の授業では、大人びた考えの発言や振り返りが多く驚いた場面もありました。少し違和感を抱えながら「なるほど」と受け止めて進めてしまうこともありました。今回の話し合いから、その子どもの発言は経験に基づく、地に足がついている発言かどうか確かめることが必要であることを学びました。確かめなければ、キレイごとばかり飛び交う「空中戦」になってしまいます。出た発言を深堀りしたり、発言内容について議論することで学び合いにつなげることも大切なのだと思いました。

○意見を言いやすい雰囲気の大切さ
 いい意見を言おうとばかり思っていると緊張してしまい、発言のハードルがあがってしまいます。自分自身そうなることが多いです。「なんか」などのようにインフォーマルな探っている言葉が出始めたら安心感が出てきている証拠であることを学びました。子どもから探っている言葉が出てきたら、褒め、心に残りやすいよい学び合いの雰囲気ができてきていることを伝えていくことを意識したいです。そのような雰囲気づくりについても今後考えていきたいです。

○ジャンプ課題
 ジャンプ課題は教科書レベルの先にある、みんなが一丸となって取り組まなければ達成できない課題です。教科の授業でジャンプ課題に取り組むには、基礎基本の知識が必要だと思っていました。今回はこの考えに大きな変化がありました。まず、基礎基本が身についていない状態でもジャンプ課題に取り組んでみるのです。取り組む中で分からない部分が浮き彫りになってきます。その都度、基礎基本に立ち返って学び合う。この姿が大切なのだと思いました。その場の学び合う空気感で「わかった」をつくることも意識していきたいです。ジャンプ課題として、知的に面白いなと思えるものをどう用意していくかも考えていきたいです。

 全員で意見を出し合い、深い学びができました。アウトプットでぼんやりとした考えを整理する大切さも実感しました。みんなでこれからも頑張っていこう!(柴山)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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