12月17日 ゼミ合宿1日目(寺尾)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!!12月17日と18日は玉置ゼミ合宿でした。まずは17日に学んだことを書いていきます。

 この日は、卒論のテーマ決めをした後、坂本陽さんと安達康代さんに来ていただき、質問形式で多くの学びを吸収しました。卒論のことについては別の記事で書きます。

 午前中は、坂本陽さんに来ていただきました。坂本さんには自身の歌を何曲か演奏していただきました。歌詞や歌い方からその背景や思いなどがすごく伝わってきて、思わずもう何回か聴きたくなってしまうくらい引き込まれました。気持ちがこもった歌は、その場にいる人の心を引き付けます。演奏から坂本さんの素晴らしさを感じることが出来ました。

 また、児童館についてや、坂本さんの息子さんについての話もしていただきました。そこでは自分で物事を決めることが乏しい環境は子どもにとって辛いことを学びました。そのため、教師になったら学校現場で、できるだけ自己選択できる環境作りをしていきたいと思いました。自己選択の機会を多く作ることで、自己判断力の育成も図りたいです。

 そして、子どもを色々なものさしで見ることの重要さも学びました。坂本さんの息子さんが低学年の頃の話を例に出すと、緊張するとみんなの前でも服を脱いでしまうそうです。あるものさしでしか見ていない場合、みんなの前で服を脱いではいけないと思いますよね。ですが、当時のクラスの子達が、その子は服を脱ぐだけで迷惑はかけていないからそのくらいいいんじゃない?と言ったそうです。この子どもたちは、色々なものさしで物事を見れていたのです。このように、様々なものさしで子どもたちをみることで、多くの子どもたちを受け入れることのできる環境づくりに繋がるのではないかと思いました。他にも坂本さんは、自分にはない視点で物事を見ていて、私が今まで考えたことないことについて考えるきっかけを与えてくださりました。

 午後は稲田康代さんに来ていただきました。主に、発達障害をもった様々な子どもたちへの対応の工夫を教えていただきました。

 その中で特に印象に残ったことは、DCDやASDの子たちへの支援の仕方です。これらの発達障害をもった子たちは、自己肯定感が非常に低いという特徴を持っています。そのため、彼らのものさしの中で頑張っていることを見つければ自然な価値付けができ、自己肯定感の向上に繋がることを学びました。また、この子達には、毎回新たなノルマや課題を設定するのではなく、元の課題を縮小した方が良いことも学ぶことが出来ました。

 そしてASDの子は、例えば姿勢を良くすることを集中すると先生の話を聞くことが出来ない不器用さがある場合があります。その際、その子が何を頑張っているかを見て、ひとつ出来ているからと言って次の課題を与えるのではなく、できたことを価値付けして認めてあげることが大切だと学びました。「その子が何を頑張っているかを見ていれば、限界まで追い詰めることは無い」という言葉がとても響きました。その言葉を頭に置き、今後そのような子どもに対応していきたいです。

 また、発達障害の子たちは、みんなが当たり前にしていることに物凄く体力を使うことがあるため、膨大なストレスを抱えている可能性があるのです。そのため、学校での決められた時間内で精一杯の力を発揮し、家では溜まったストレスを解消できる環境を作ってあげることが大切だということを学びました。他にも様々な事例への対応のコツを教えて頂いたため、現場で発達障害の子達がいた時には実践してみたいと思いました。

 この一日で、ここには書ききれないほどの多くの学びを得ることが出来ました。こんなに多くの学びを得られたのは、玉置先生が素晴らしい方との繋がりを大切にして、素晴らしい方と私たちを出会わせてくれるからです。「出会いを大切にすると相手からも大切にされる」、この言葉の重みを感じ、全ての出会いを大切にしていきたいと思いました。
玉置先生、今日も一日たくさんお世話になりました。そして坂本さん、稲田さんの貴重なお話をお聞きできてすごく刺激になりましたありがとうございました。

 そして仲間の8期生の鋭い質問、言葉選びがいつもすごいなと尊敬します。みんなと学べて幸せです。

 ゼミ合宿が終わったあとは、夜ご飯をご馳走していただき、玉置先生の家にもお邪魔させて頂きました。その時縁石で車を擦ってしまったことは良くも悪くもこの先忘れないと思います(笑)明日も皆と頑張って濃い一日を過ごしたいです!(寺尾)
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