1月27日犬山市立犬山中学校での学び(柴山)

 こんにちは!もう大学に入って3年が経ってしまうことに驚きを隠せない、8期生の柴山です。1月27日に犬山中で授業を参観させていただきました。先生方、生徒ともに学校全体が活気に溢れていて、居るだけで力が湧いてくる学校でした。

<4限>
 1年生理科「バネの伸び」、2年生理科「気象」の授業を参観させていただきました。どちらも事象提示が面白く、全員活躍の面白い授業でした。生徒と一緒に「え〜!」と反応してしまったことが何度もありました。
・生徒がアウトプットしたり、動いたりする場面がたくさん盛り込まれていました。全員が立ち、自分がこれだと思う選択肢の所で着席する。話し合いが終わったペアから着席するなどの活動が印象に残っています。発問も、「赤、青、黄、緑。降ったことがある色の雪を話し合って、選ぼう。」など、思わず考えたくなる発問ばかりでした。
・一班だけ、実験道具のバネがよく伸びるようにしておき、「なんでこの班だけ伸びが違うんだろう。」という問につなげていました。ぶっ飛んだデータに対してみんな大笑いでした。
「ズレが起きるよう、実験道具に細工をしておく」という視点が大きな学びです。
・机間指導の際、「Aくん、Bくんのグラフの書き方どう思う?これでよさそう?」のように声掛けし、生徒同士をつないでいました。その様子を見て、周りの班の子も互いに様子を確認しあっていました。

 改めて理科の面白さを実感し、自分も面白い事象提示をできる授業をつくりたいな〜!とウズウズしてきました。とても強い刺激を受けました。

<5限>
 今回の授業は社会科、「明治維新の三大改革で最も優れていると思う改革はどれか。」という内容でした。授業を参観後、協議会にも参加させていただきました。
・協議会では、「あの子、発言が過去形じゃなかったからよかったよね。」という意見が出ました。自分ならどうするかという視点で考えたことは、忘れにくく、自分の見方や考え方を知ることにつながります。この視点をもって考えを進めるために、現在の社会事象を織り交ぜていきたいです。今回の授業では、新聞に載っていた防衛費増額によるメリット、デメリットの話をされていたことがとても印象的でした。
・自分の考えを深めるにあたり、根拠として使えるデータの提示が大切だと思いました。上手いデータ提示は、話し合いの目的の明確さにもつながることも学びました。
・「『どれが優れているか』という題材だと『植物を育てる土、肥料、水、どれが優れているか』という発問と同じではないか」という意見にもハッとさせられました。「なんでこの改革をしたのか、メリット、デメリットから考える。」のように、生徒の「なんで?」の気もちを大切にする授業をつくっていきたいと思いました。
・「抽出生徒」のことも初めて知りました。1時間での動きについて注目する生徒を数人選んでおくそうです。この子がどう変わってくれたらよいのかを捉えることが目的だと教えていただきました。この発想を持っている子をどう活かしていくかという個の視点も大切にしていきたいです。

 学校訪問を受け入れてくださった犬山中の先生方、学びの場を提供してくださった玉置先生、ありがとうございました。授業見学、協議会を通じて、現場でしか味わえない貴重な経験をさせていただきました。良い教師になるため、これからも学び続けていきます!
(柴山)

※ 写真と記事とは関係ありません(玉置)
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