2月7日春日井市立藤山台中学校での学び (柴山)

 こんにちは!8期生の柴山です。2月7日、春日井市立藤山台中学校での多くの授業を参観させていただきました。地元の市の中学校ということもあり、とてもワクワクしながら挑みました。

 特に印象に残った場面を5つ書かせていただきます。
〇 数学のデータの活用では、生徒のつぶやきが印象に残っています。発言に対し、「それだとダメじゃない?」というつぶやきが出ていました。心理的安全性ができている学級だからこそ『他人にネガティブな発言だと思われるんじゃないか。』と思うことなく、この発言を出せるのだと思いました。自然な生徒のつぶやきから、全体への問いにもつなげていけます。心理的安全性のある学級の大切さを改めて実感しました。

〇 体育のバレーボールの授業では、本時で必要な視点がホワイトボードで共有されていたことが印象的でした。私は、実技科目の授業を受ける側だった際、目的を理解していないまま練習を進めてしまうことが多かったです。振り返りをもとに、前回感じたことに対しどう対処していくかを視覚化しておくことで、ただ練習するだけの状態を防げるのだと思いました。

 本時は何時間中の何時間目かも共有されていました。これにより、生徒も一つの競技に対しての見通しが持てるようになります。他教科でも、一つの単元の見通しを持てるよう「〜/〜時」と記しておくことも実践してみたいです。

〇 音楽の筝の授業では、他の楽器との音の比較の場面が印象に残っています。調べたことをただ入力する作業ではなく、映像を見て自分が何に気づいたかをタブレット端末に入力する活動でした。今回の授業のように、生徒が見方や考え方を働かせた気づきをアウトプットしていける授業をつくりたいと思いました。また、冒頭でマラカスとタンバリンを例に、音色の違いを生む要素を生徒に問いかけていたため見通しもとても持ちやすかったです。

〇 特別支援学級でも、子ども同士をつなぐことの大切であることを改めて実感しました。話し合いの後の発問でも、教師が正誤判定者のなることなく、「どう思う?」と他の生徒へつないでいました。来年度の特別支援学校の実習でも意識していきたいポイントにもなりました。

〇 理科は班での課題解決活動でした。全員が「自分事」として活動に取り組むにはどうしたらよいかを協議会での議題にあがりました。「リーダー格の生徒が他の班員に役割を与えることができるかでも、全体の意識が変わってくる」ということが新たな学びでした。リーダーの生徒がうまく働きかけていけるよう促すことも教師の役目だと思いました。日頃の人間関係つくりが授業での班活動に直結することも改めて実感しました。「誰か助けてくれるだろう」ではなく、目の前のことを自分事として捉えるにはどうしたらよいかも考え続けていきます。

 生徒一人一人に満たされている感があり、心が元気でありつつ落ち着いた雰囲気の中学校でした。私もこんな中学校で学びたかったです。本当に多くのことを学ばせていただきました。藤山台中の校長先生、先生方、玉置先生、福地先生、貴重な学びの場をありがとうございました。(柴山)

※ 写真と記事とは関係がありません。藤山台中学校サイトからいただきました(玉置)
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