「PTA総会挨拶」(玉置・小牧中校長時代の2012年4月20日記事)

 4月19日に開催されましたPTA総会では、次のような挨拶をいたしました。(英語の授業で「PTA」を話題にした時のユーモアあふれる生徒応答を紹介後)

 地域とともにある学校づくり、生徒も教師も「学び合う学び」が満喫できる学校づくりを進めています。

 地域とともにある学校であるためには、まずは学校のことをよく分かっていただくことだと考え、学校ホームページでは、子どもの姿ばかりではなく、なぜこのような教育活動をするのかといった説明も随時しています。ぜひホームページをご覧いただければと思います。私の好きな言葉に「木は光をあびて育つ 人は言葉をあびて育つ」という言葉があります。人は生まれたときから、言葉を介して学んできています。例えば、「これは鉛筆と言うのですよ」と物の名前を覚えるのも、言葉を介しています。できたことを共に喜び、さらに可能性を広げようとする言葉をあびて育ってきた子どもと、まだここがだめだ、今度はここをこうしなさい、という否定的な言葉ばかりあびて育ってきた子どもでは、人としての成長の具合は大きく違ってくると思うのです。

 職員室には「春風以化」という額があります。春風をもって化す、春風のように爽やかに、温かく子どもたちを包んで、よりよく成長させていきましょう、という意味です。4月早々、教職員にはその額を指し、「木は光をあびて育つ 人は言葉をあびて育つ」を踏まえて、春風のように温かい言葉で子どもたちを包みこみながら教育を進めていこう、もちろん時には冬風は必要だが、子どもが学校を出るときには、やはり春風で包んでやりましょう、と依頼しました。

 赴任以来、教職員の様子を見ていますが、これほど一生懸命取り組む教職員は他にはないと思っています。このことは胸を張っております。ですから、教職員にもぜひ春風をお願いします。保護者の皆様からの春風のような温かい言葉を期待しています。冬風は校長や教頭に吹かせてください。しっかりと受け止めます。(では、教職員紹介へ移ります)
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