2023年4月20日仕事日記

 目覚めて、8期生のグループチャット投稿内容に一人ずつコメント。仕事日記書き。9時ごろに家を出て、一宮市立瀬部小学校へ向かう。途中で、すぐに返信した方がよいと思うメールが届き、車を停めてメール発信。

 9時45分ごろ学校着。日程最終打ち合わせ。新年度に入っての学校状況を聞く。異動されてきた人が多く、これまでの4月と違う雰囲気とのこと。ゼミ生柴山君、EDUCOM原澤さんも到着。

 3限、4限ですべて学級の授業を参観。例によって、カメラで授業ポイントを動画撮影。どの学級も4月のこの段階としては、申し分ない状況。学習規律の学年統一、板書の統一的工夫、多様な学習形態採り入れなど、良いスタートが切れている。

 給食をいただきながら、見ていただく動画にタイトルをつけて整理。5限の算数授業の流れを確認。端末への課題提示をお願いした担任の山内先生と最終打ち合わせ。新たに提示することをお願いした課題表示へちょっとしたお願い。

 ★ここから授業記録★

 5時間目、4年1組で算数授業。まずは、前時の振り返りを読むことから。意図的指名は、担任から情報を得てのこと。振り返りを聞いて感想を伝えるようにも指示。学級経営の立場から「友だちの意見をよく聞き、すぐにコメントが言えるのが素晴らしい」と褒め言葉。

 課題あ提示。これまでの課題と何が違うのかと問う。すぐに3人が挙手。180°より大きい角になっていると、それぞれが発言。「前とどこが違うかと考えることも大切」と価値づけ。

 どのようにしたら測ることができるか、今の時点で「わかった人は〇、よくわからない人は△をノートに書くように指示。挙手させると△が学級の3分の2くらい。予想以上の数で、覚悟をする(笑)。

 動いてよいので3人の人に、こうしたら測れそうという考えを伝えたり、私は困っていると伝えたりしてもいいと指示して、子どもを動かす。まずますの動き。

 各自の端末に課題あ送信。フリーハンドで測り方を書き込むように指示。?マークもいいと強調。

 机間指導をしてみて、教材研究の甘さを知る。これまでの学習を踏まえて、角を反対にすればよいという、つまり360°から余分な角を引く考えがすでにあること、180°は意識しているが、分度器を回転させて求めればよいことなど、予想を超えた考えあり!だから授業は面白い(笑)。

 端末を持って意見交流の指示。子どもたちのつぶやきを聞きながら、黒板に「直線付加」「反対でできる」「反対でなくてもできる」などを板書。これは、このあとの集団追究の手立てにならないかと思ってのこと。

 考えを発表できそうだと思う人の挙手を求めて、手を挙げた7人ほどを指名。それぞれが意見を発表。出された考えは、180°と余分の角を足す、360°から余分の角を引くのに二種類。

 この考えでよいことを確認して、「本当にわかった人は違う課題でもできるはず!」と伝え、余分な角を少しだけ大きくした課題いを提示。すぐに同じやり方でできる!というつぶやき多数。隣同士で測り方を確認させ、次の課題うを送信ならびに提示。

 課題うは、いわゆる三直角の図。角度が言えるという子どもいて、「測らなくてもわかるの?」と求め方を聞く。

 180°に90°を足せばいい、180°に垂線を加えて、三直角になるから、90°×3で求めればいい、360°から90°引けばいい、の三種類が出される。角の足し算、引き算、掛け算で求められることを確認。さらに「割り算でもできる」という発言があったが、深入りは避ける(笑)。

 次はどんな図を出すと思う?という問いかけに、それまで動きが鈍かった子どもが手で360°に近い図を表現。嬉しくて褒める。子どもたちの予想通りの課題えを表示で、測り方を確認。

 ここまでは一切分度器を使わず。教科書の練習問題2問で実際に角度を測るように指示。僕は直線を引くことで、測り方を理解していることが判断できると思っていたが、子どもたちはもっと賢い。分度器をずらして測っていく方法。これも予想外。もちろん180°に余分な角を足すことは使っていることは間違いない。まいったなあ、という状態で時間切れ。

 ★ここまで授業記録★

 とっても疲れたけれど、やはり挑戦させていただいてとても良かった。やはり授業は面白い。

 校長室でクールダウンして、4年1組に行く。先生方の前で、僕の授業映像を再生してもらいながら教材研究や授業展開に際して考えたことを伝えたり、この場面での僕の対応についてどう思うかを聞きながら展開。40分間。

 その後、20分間で、3限、4限の授業映像を使って、それぞれの先生の良い場面を解説。時々、その先生に考えを聞きながら、お互いによさを共有できるように心がける。お約束の時刻15時55分にピタリ終了。

 学校を出て、EDUCOM原澤さんとゼミ生柴山君と喫茶店で振り返り。授業だけでなく、ここのところの様々なことを聞いてもらう。柴山君を駅まで送って帰宅。

 一宮市立瀬部小学校HPに僕の訪問記事がすでにアップ。感謝。

 次は柴山君の「心の天気」の記録。
・今日は貴重な1日を過ごせました!疲れがふっとびました!
・瀬部小学校はいい意味での「規律」と「落ち着き」に満ち溢れていました。
・玉置先生が小学生相手に授業する姿を生で見たことは一生の思い出です。細かい子どもとの掛け合いまでも、とても勉強になりました。ありがとうございました。濃く記憶に残る一日でした。


 今年から学校現場に出たゼミ卒業生から嬉しい次の連絡。
 嬉しいことがあったので聞いてください!今日算数の授業をさせていただいたのですが、担任の先生から「上手!」「子どもの心掴んでたね!」とお褒めの言葉をいただきました!玉置先生から学んだことをフル活用の毎日です。おかげさまで、毎日の授業が楽しくて仕方ないです。

 3人の編著者で相談。新刊本の執筆者依頼。犬山中で新たに英語授業を見せてもらえることになったので、その連絡等。
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