1月13日第6回教師力アップセミナー(高橋達哉先生)での学び(前野、安藤)

画像1
【前野】
 こんにちは!8期生の前野です。1月13日に第6回教師力アップセミナーに参加しました。今回は高橋達哉先生から国語の授業づくりにおける発問の工夫について学びました。

 講演の中で印象に残っているのは、教えたいことを直接問わない「もしも発問」という発問についてのお話です。「もしも発問」とは、教えたい事柄について「もしも〜だったら?」と実際とは違う場合を仮定して発問することです。教師が子どもに着目させたい表現や深めたい事柄について「もしも発問」をすることで、子どもが自ら発見するような形で考えることができます。子どもの意欲を高めることもでき、指導内容もより明確になる発問方法だということが分かったので、4月から国語の授業でぜひ使ってみたいと思います!

 また、国語の授業をする上で意識しなければならないのは、「読み方」を教えるということだと改めて感じました。国語の授業では取り上げる教材の内容を子どもが理解できるように授業を進めてしまいがちです。しかし、国語の授業で学ぶべきなのは幅広く様々な文章において活用できる「読み方」についてです。文章を読み解く上で手がかりになる表現や着目するべきポイントを押さえることで、授業で扱う教材以外の文章を子どもが読むときに活用できるようにすることが国語を学ぶ意義だなと感じました。

 今回の講演では、高橋先生から発問で教師が意識すべき点や子どものやる気を引き出すテクニック等、4月から始まる教員生活で取り入れられそうなことをたくさん学びました。子どもたちと一緒にどんな授業を作っていけるのかドキドキ半分、ワクワク半分な気持ちです。高橋先生、貴重なお話をありがとうございました。(前野)


【安藤】
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です!先日、第6回教師力アップセミナーに参加させていただきました。第6回は高橋達哉先生の「国語授業づくりで大切にしていること」について学ばせていただきました!

 先生は授業づくりにおいて「発問の工夫」「全員参加への配慮」「励ましの言葉がけ」を特に意識されていました。今回は「発問の工夫」に絞って記事をまとめていきます!

 発問の工夫1:選択肢をつくる・感じ方を問う
 「1〜3の中で1番感動した文はどれ」というように、先生は選択肢+感じ方を問うことを心がけていました。選択肢があることで、自分の考えと他者の考えに違いが生まれ話し合いの意欲に繋がります。さらに、感じ方には正解がないため自信の持てない子も発言しやすいです。この発問方法を実践して、”多様さが生きる集団での学び合う授業をつくります!

 発問の工夫2:唐突に発問しない
 発問の効果を100%引き出すためには、子どもと一緒に学びの雰囲気・問題意識をつくることが大切です。これは実習でとても痛感しました。子どもが授業についてきておらず、私一人で突っ走ってしまいました。この失敗を繰り返さないためにも、”子どもありきの授業”を常に心がけて取り組んで参ります!

 発問の工夫3:直接問わない
 子どもが”これを考えたい”と思っていなくても先生が気持ちを無視して発問してしまうことがあります。これでは学習意欲が下がってしまいます。そこで「もしも発問」が効果的です。
 
 例として「ごんぎつね」の教材を取り上げます。「まだつつ口から細く煙が〜」という文があります。『これが”もしも”「黙々と煙が〜」という文だったら?』と発問します。このように”もしも発問”をすることで、表現を比較しどんな効果があるのか自然と考え始めます。この発問をされたとき、私自身も”なぜだろう”と考え始めていました。このように子どもの”なんで?”を自然と引き出せる発問ができるように、教材研究をしっかり行っていきます!

 今回のセミナーでは、教師の発問は授業の質を大きく左右することを学びました。更に、発問だけでなく発言しやすい環境も必要不可欠です。そのため、まずは子どもが安心して発言できる環境を整えたいと思いました。どうしたら安心できる環境が整えられるのかわからないことが多いので、今後学んでいきます!また、発問についても教材研究やこのようなセミナーを通して知識を増やしていきたいです!
 
 4月から教団に立っていると考えると、とても不安です。しかし、周りの先生方を頼りにさせていただきながら乗り越えていけるよう頑張っていきます!!そして、子どもの前に堂々と立てる教師でありたいです。本日も貴重な学びの機会をいただきありがとうございました!(安藤)

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30