2年間を終えて 後編(芝田)

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 こんにちは!玉置ゼミ8期生の芝田彬良です。今回は、玉置ゼミでの2年間を終えてということで、前後編に分け、前編は、玉置先生と8期生との思い出を、後編では2年間の学びを記事にしました。前後編合わせて読んで頂けると嬉しいです。

 玉置ゼミでの2年間では、数えきれないほどの学びがありました。玉置先生からのお言葉や、仲間の意見から、毎時間、新たな学びがありました。さらには、玉置先生が縁を作ってくださり、直接話を聴かせていただくことができた素晴らしい先生方からの学びもありました。その中でも特に、これからの教員生活で大切にしたいと思っていることを2つ、記事にさせていただきます。

 1つ目は、「笑いを生み出す話術(話し方)」の重要性です。45〜50分間の授業を全て集中して聴き続けることは、とても難しいことだと思います。その中に少しの笑いを引き出す話や、みんなで大笑いする時間があることで、授業への集中度が大きく変わると感じました。

 ゼミでは、愛狂亭三楽としての顔を持ち合わせる玉置先生の小噺や体験談、ゼミ生の伊藤君、澤本君、柴山君のユーモア溢れる発言が、学びに向かう私たちをリラックスさせ、前向きな気持ちを作ってくれました。玉置先生は研究室へお話に行ったときでさえ、ちょっとした話で私たちに笑いをくれ、とても楽しいやり取りをしてくださいました。

 教育と笑いの会では、「プロの落語を楽しむ」という素晴らしい経験をさせていただきました。桂雀太さんの「我以外、皆わが師」、柳亭小痴楽さんの「息子さんとのアンパンマンミュージアム」という教育と絡められた笑い話は、今でも鮮明に覚えています。また、玉置先生が毎授業で必ず一度名前を出す野口芳宏先生の話術は衝撃的で、グッと引き込まれ、気づけば講義が終わっていました。

 卒業研究で、たくさんの文献を読ませていただいた有田和正先生も「笑いのない授業をした教師は逮捕する!」と言っておられたように、授業内外における「笑い」と「引き込まれるような話」は、今後、常に心に留めておきたいと強く感じています。

 2つ目は、「言語化する」重要性です。教育観や、児童・生徒観などについて言語化することはとても難しいです。自身の考えを言葉で伝えるとき、チャットでの話し合い、玉置ゼミHPの記事を作成するときには、時間がかかりました。

 玉置先生はゼミの時間によく、「本質は何だと思う?」と私たちに問いかけました。とても難しく、各々がじっくり考えて意見を話し始めるのですが、上手に表現することができず、モヤモヤすることがありました。HPに記事を作成するときや、チャットで意見交流の際には、相手の顔が見えない中で、自分の考えが誤解のないように伝わるのか不安に感じました。

 しかし、言語化を経ると、自分の考えを整理し、学んだことを明確にすることができました。また、言語化し人に見られることで、より良いものに深化させたり、何度でも振り返ることができたりと良いことがたくさんありました。言語化するということに関して、これまで必死に取り組んだことは、教員として、また社会人として、言葉で伝える際に必ず役に立つと思います。自信と責任感をもって言葉を使うよう心がけます。

 2年間でいくつもの学びがありましたが、1人では得られなかったことばかりです。玉置先生とゼミ8期生のみんな、2年間本当にありがとうございました。今後より良い教員となるため、全力を尽くします。(芝田)
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