第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(中田昂)

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 今回の金先生の話の中で、「視野を広くする」ということが、一つポイントになっていたと思う。

 視野を広げ、児童生徒を多面的・多角的に見ることによって、今まで知らなかった良さを見つけることができるし、教師の視野が広ければ、学級環境や児童生徒のちょっとした変化にだって気づくことができる。

 子供たちの視野を広げていくことは、子供たち自身を知るということにも繋がるのかなと思う。

 いろいろな事を見て、聞いて、知って、学んで、自分と比べることで、自分というものが外から見えてくるのではないかなと思った。

 自分自身を知る。つまりメタ認知することは、子供であれ、大人であれ大切だ。

 教師が視野を広げて、色んなことに気づけば、子供たちも自然と視野を広げて物事を見ることができるのではないかと思った。(中田昂)

北里中学校公開授業研究会5限社会を参観して(中田昂)

 授業内容は世界恐慌についてでした。こちらの授業担当の先生は、自分が中学1年生の時に担任の先生でした。この先生のおかげで社会がものすごく好きになったし、自分もこんな先生になりたいなと思う目標になりました。

 授業は、やはり昔自分が受けた時のように楽しい授業でした。導入では、写真を3枚だけ見て何が読み取れるのかグループでひたすら話合ってました。まさに有田和正先生の実践そのものだと思いました。

 教師が黒板の前にいないというのもいい技だと思いました。子供は、教師に確認を求めるように発言をする。こんなんは授業じゃないと思います。発言は、子供から教師ではなく、子供から子供へというものだと思います。

 だから、教師が黒板の前でふんぞり返っているのではなく、子供たちと同じ場に移ることが大切だなと思いました。こうすることで、さらには子供たちを多面的・多角的に見れるのかなとも思いました。

 子供の発言をすぐに板書しないというのも、昔は全然気づきませんでした。本当に大切なことです。あれもこれも板書するのではなく、子供の発言を次の発問に変え、次の子に問う。そしてどんどん深まっていったところで、大事な部分を板書する。このやり方とても効率的だと思いました。ああ、実践したい。

 全体を通して、子供たちは確実に学び合うことができていました。話し合う時間は必ず話し合い、わからないとこを教え合い、自分の考えを伝え合うことで、自分の知らない部分に気づき学び合うということに繋がっていたのかなと思います。

 教師と子供の信頼関係。子供たち同士の信頼関係。授業を行う環境や雰囲気。これらが全て学び合いにつながり、学びの質を高めるのかなと思いました。

 久しぶりに先生の授業拝見できて、本当によかったです。はやく、先生のような教師になりたいです。暗記じゃない社会科。これを目指して。(中田昂)


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第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(牧野)

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 5月8日に行われた教師力アップセミナー、金大竜先生のお話を聞くことができました。

 私がこの講演を通して考えたことは、「教師も人間である」ということです。金先生のお話を聞くまで、私は教師というのは、常に子どものお手本でなければならない、子どもの前で正しいことを話さなければならない、完璧な存在だと思っていました。

 けれども金先生は、等身大で子どもと向き合っている、そんな印象を受けました。教師だからといって、子どもの前で気を張らず、1人の人間としてものを話しているような感じです。

 子どものころ、私は先生に対して、先生は上っ面のことしか言わない、口だけで先生もできてないじゃないか、と反抗心をもったことがあります。

 それに対して金先生は、先生がそんなこと言っていいのかな、、、ということも、正直に子どもに話していました。例えば、「全員と仲良くなんて無理」という話です。言われてみれば確かにそうです。しかし、子どもたちに仲良くしてほしい教師が言う言葉ではないのかもしれません。

 金先生は「全員と仲良くなんて無理、けれども、協力はできる」とおっしゃっています。私はなるほどと思いました。子どもたちに、教師が頭ごなしに、「仲良くしろ、協力しろ」、なんて言っても、すぐ簡単にはできないし、先生は嫌いな人がいないのか、と反感をもたれると思います。

 しかし、「みんな1人1人違う人間なのだから、全員と仲良くするのは難しい、けれど、みんなで楽しく過ごせるように協力することなら、できる」と話したらどうでしょう。
子どものころ先生に対して反感をもった私でも、それなら頑張れそう!と思います。

 子どもたちの見本である教師だからこそ、子どもたちの前では正直に、ときに子どもと同じ目線に立って、同じ1人の人間として話すことを大切にしたい、と思った講演でした。(牧野)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(渡部)

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 5日8日に行われた第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。講師の先生は金大竜先生です。

 金先生のお話の中には参加者同士で話をする場面があったり、体を動かしたりととても楽しい時間であっという間に感じました。お話の中で特に印象に残っていることとそこから見つけた私の頑張りたいことについて書きたいと思います。

 金先生のお話の中で「見方次第」という言葉がありました。例えば、ペアで交流し、先生が「はい、止めて」と言ったときにすぐに静かにならなかったら…という場面です。「話が聞けていない」ととらえ、しかることは簡単です。

 しかし、見方を変えて「すぐに話し合いを止められないほど、しっかり話し合いができていた」ととらえることができたら、子どもたちにかける声も変わってくるというお話です。

 なるほど!と思うと同時に、もし自分がそのような場面に遭遇したときにそう捉えることができるかと考えると…難しそうだと感じました。しかし、今回金先生のお話をお聞きして、一つの子どもの捉え方を学ぶことができました。まだ学生の私ですが、子どもの捉え方、見方の引き出しをたくさんもつことができるように学びたいと思いました。セミナーやゼミはもちろんですが、サークルや友人との交流など大学生活の中でたくさん学んでいきたいと思います。

 そして、私がこれからの生活の中で頑張りたいことは「メモをすること」です。金先生は子どもたちの反応や様子を記録していらっしゃるそうです。たくさんのメモが残されたノートの写真がスクリーンに映されたとき、思わず「すごい…」と声が出てしまいました。私も子どもたちの様子をメモできるようになりたいと思いました。そのためにもまずはメモをする習慣を身につけたいと思いました。

ゼミの中で、勉強していて、サークルの活動を通して、友人との話の中で、気づいたことがあればメモすることを意識していきたいです。そして、ときにはメモしたことを振り返りながら、自分の「ものの見方、子どもの見方」の引き出しを増やしていきたいと思います。(渡部)

5月9日第2期生ゼミでの発表(牧野友)

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 私は5月9日ゼミで、野中信行先生の「新卒教師時代を生き抜く学級づくり3原則」より「3・7・30の法則」について発表しました。発表の内容は3・7・30の法則をつかって、主に日直、全員当番、清掃、給食の四つの指導をどのように行っていくと良いのかというものです。

 この本を読んで自分なりにまとめている時、教師はたくさんのことを考えながら子ども達と接していかなければ子どもとの良い関係は生まれないのだと感じました。例えば、係りに宿題係というのを設けて子ども達で宿題を集めさせることで宿題を忘れる子を減らしていく方法は、ただ叱りつけて子どもに「ごめんなさい」を言わせるやりかたよりも、私は好きですし、クラスの雰囲気が悪くなることもさけられます。こうした少しの工夫が学級づくりには大切なのだと思います。

 発表中は、とにかく緊張してしまい10分で話さなければいけないところを18分もかけてしまいました。話したいこと、ゼミの仲間に聞いてほしいことがたくさんあったと言うのもありますが、時間を守って子ども達にけじめをつけさせなければならない教師が時間をオーバーしてしまうことは致命的だと思います。ですから、すぐには難しくてもこの発表会などを通して時間内に話せるようにしたいと思います。また資料づくりも研究してみたいと思います。

 発表後の質問タイムでは、給食時に話しながら食べるか、静かに食べるかという話題がでました。個人の意見としては人と話しながら食べる方が好きです。ただ時間内に食べきれなかったり、せっかく放送委員さんが放送をしているのを聞かないのはかわいそうだという意見もあり、なるほどそのような考えもあるのかととても勉強になりました。

 今回の発表を通して自分一人で考える時間と他の人から意見をもらう時間はどちらも等しく大切だということに気がつきました。自分の意見と他者の意見が食い違った時に新しい考え、よりよいやり方を求めてみんなで考えることはとても楽しいからです。新しい課題を先生からいただいたのでこれをまとめる時に他者の意見を取り入れてつくってみようと思います。(牧野 友)

5月9日第2期生ゼミでの発表(白井)

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 5月9日、今日はゼミでの発表の担当でした。発表をしてみて思ったことは、人になにかを伝えるときには、事前の準備を自分が思っている以上に、たくさんやっておかないといけないと思いました。

 自分の中で良いと思っていても、質問をもらって自分でも理解不足の所がありました。そういったことを想定して準備していたつもりでしたが、まだだなと反省しました。しかし、こういった質問をくれた仲間がいるおかげで、それを次の課題として見つけられたり、もっと頑張ろうという気持ちになったりすることができました。

 私が今回発表した内容は、『中学校における対話と協同 「学びの共同体」の実践』(佐藤雅彰・著 佐藤学・解説)という本を参考に、学びの共同体とは何かということや、学び合いの授業でのポイントを発表しました。

 学びの共同体は、3つのヴィジョンと3つの哲学をもとにしていることが分かりました。そのヴィジョンの1つ目の「子ども1人ひとりの学ぶ権利を保障する」というのに私は注目しました。これは、日本国憲法第26条を守っていくことを示していると思いました。勉強が得意な子も苦手な子も同じ時間の中で学びを得るということは、難しいことだが守られなければならないことで、学び合いの中でこれを改善していこうという動きがあることが分かりました。

 学び合いの授業でのポイントでは、授業の前半と後半にだす課題について話しました。

 共有課題:教科書の基本問題、低学力層の底上げ。
 ジャンプ課題:理解を深めるための課題、自分1人では無理でも協力すればできそうなもの。

 ゼミの中でも、本の中にあった数学の共有課題とジャンプ課題をみんなで考えてみました。正五角形の作図から正2.5角形の作図にジャンプする課題をみんなで考えました。私は正2.5角形の作図は解答をネットで調べても納得できずにいました。ゼミの中でも、疑問で最初はいっぱいでしたが、1人の意見がヒントになり、みんなの考えを合わせていく中で、「なるほど」と思うようになりました。分からないことをみんなで考えを寄せ合い、答えを見つけるという実践をすることができたと思います。学び合いの学習では、こういった活動が繰り返されているのだと思いました。

 ゼミの中で、今回は数学の問題でしたが、話し合いの中で答えを探していくのは、他の人がどう考えていったのかをみるとことができて面白いと思った。これからも、みんなで考えていくゼミの中で、自分も、もっと成長していこうと思いました。(白井)

第1回教師力アップセミナー(金大竜先生)に参加して(大澤)

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 わたしは先日、第1回教師力アップセミナーに参加させていただきました。今回は金大竜先生がお話ししてくださいました。

 わたしは、いま「児童・教師間の信頼関係を大切にする学級のあり方」を卒業研究のテーマにして、研究をすすめています。研究をすすめるにあたって、金大竜先生の文献を参考にさせていただいているので、実際にお会いできるのを楽しみにしていました。

 実際にお会いしてみて、本当に素敵な方でした。金大竜先生が話すと、そのまわりにいる人がみんな笑顔になって、倖せな気持ちになります。そんな金大竜先生より、子どもと信頼関係を築くために取り組んでいることを3つ教えてくださったので、書きたいと思います。

1.共通点をつくる
 某アイドルグループが好きだとわかればそのアイドルグループの下じきを買いに行ったり、猫が好きだとわかれば猫の写真集を買いに行ったりして、子どもの反応があるまで待つ。共通点をみつけると、子どもにとって、教師の存在がぐっと近くなる。また会話の幅も広がる。

2.3匹の”たい”を利用する
 3匹の”たい”は、「ほめられたい」「認められたい」が満たされると「人の役に立ちたい」が生まれる。教師はまず、「ほめられたい」と「認められたい」を満たす必要がある。認めるとは、ありのままの姿を認めてあげるということ。できない自分、できる自分、変われない自分も含めて、全て受容してあげるということ。

3.自分の苦手なことにあえて挑戦する
 自分の苦手なことにあえて挑戦して、ドベになることで、できない子の立場にたって考えることができる。応援されると恥ずかしいが、見てくれないとさみしいといった、この絶妙なバランスを教師がどう支えていくかが課題になる。

 今回の教師力アップセミナーも、大変多くの刺激と学びを得ることができました。
また、百々先生より金大竜先生の本をゼミ生にといただきました。とても嬉しいです。ありがとうございます。たくさん読んで、勉強したいと思います。(大澤)

第1回教師力アップセミナー(金天竜先生)に参加して(松井)

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 大口中学校で開催された第1回教師力アップセミナーに参加させていただいた。今回は金大竜先生による学級づくりのお話。特に印象に残ったのは以下の2点である。

1.何も見えていなければ指導できない
 特に若い先生は「見えていない」ところが多く、それでは指導ができない。私はまず見えるところを増やしていかなければならないと感じた。
 11 12 13 14 15
 この中で1つだけ仲間はずれの数字は?と言われて13がBに見えるかどうか。Bに見えるためには普段の学びが必要である。アンテナを張り巡らせ、学びを深めながら子どもと向き合うことで「見る力」を高めていきたい。

2.聞き手を育てる
 講演の中で、ペアで学んだことを交流する時間があった。その際、金先生は「意見を聞いたら言い換えるとつまりこうですね」と話すようにしてくださいと仰った。聞き手を育てる「言い換えると…」という言葉。話しをしっかりと聞くようになるという金先生のお話の通り、私も仲間の意見をじっくりと聞いていた。この言葉はまだ児童にとって難しいところもあるが、ゲームの中で児童の聞く力を高めていくという点がとても勉強になった場面であった。

 金先生のお話は具体的な例が多く、また活動もたくさんあり他にも多くの学びがあった。金先生の本を読み、今後も勉強していきたい。

 セミナーには2期生も参加させていただいており、玉置ゼミはより大所帯に。私たちにできることは運営のお手伝い、そして1つでも多くの学びをすること。この環境に感謝しながら、期待に応えられるよう頑張りたいと思う。(松井)

5月6日第1期ゼミ生記録(松井)

 今回のゼミではグループに分かれて卒業研究の大まかな流れを伝え合った。自分の考えを人に話すことで研究の流れを明確にしていくことがねらいだ。

 グループでの話し合いはお互いにアドバイスしあったり、疑問に思ったところを質問したりと時間いっぱい行われた。2年目のゼミということで、それぞれが研究したいことを知っている、素直に思ったことを伝えられるという良さがよく出ていたように思う。

 グループでの話し合いの後は、全体での発表。今回は2分間で話すという指定があり、次に話す人は板書を担当していくという方法をとった。「教員にはファシリテーターとしての役割がある」という玉置先生のお話があり、話すことだけでなく要点をおさえた板書も心がけていった。

 実習の経験からか、全員が前で堂々と話していたので仲間から刺激をもらうことができた。同じ学級経営や授業づくりでも、バリエーション豊かな研究ばかりなので、仲間の卒業論文を全て読めば教壇に立つ前にたくさんの学びができるのではないだろうか。

 最後に玉置先生から、さらに伝わりやすい板書にするためのチョークの色使い、太さの使い分けについて教わり、ゼミは終了。今後は明確になった流れを意識し、中間報告に向けて各自研究を進めていきたい。(松井)
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嬉しい記事(佐藤)

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 今朝の中日新聞に、こんな記事が載っていました。

がん教育を「命」学ぶ場に

 そうなんです。私自身の心にも深く響いている、「命の授業」の取り組みについての記事だったのです。

 以前ゼミで玉置先生に模擬授業をやっていただいたり、実際の中学校で行われた道徳の授業を参観させていただいたりしました。2017年度には小中高校で「がん教育」が本格的に始まります。小児がんの副教材や教師向けのDVDを活用してもらい、がん教育を”命の教育”にしていくことで、「命の重み」を伝えたいという、鈴木中人さんの熱い思いが改めて伝わってきました。同時に、こんな素晴らしい取り組みの様子を、大学生の間に見させていただくことができ、本当に嬉しく思いました。

 これからこの副教材が積極的に活用され、外部講師による専門的な授業だけでなく、実話に基づいて子どもたちに「命の大切さ」を考えさせる機会が増えてほしいです。そして、この副教材が広く活用されている頃には、私自身もこの副教材を活用させていただいている教師の1人でありたいです。(佐藤)

5月6日第1期生ゼミ記録(渡部)

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 5月6日のゼミでは、ゼミ生がそれぞれの卒業研究でのこれからの方向性について発表をしました。

 発表の前にもまずは少人数で交流をしました。言葉にして伝えようと思うとうまく表現できない部分がありました。そこがまだ固まりきっていない曖昧なところだと分かります。アウトプットすることで自分で自分を分析することができました。

 今回は、発表者の次の人が発表者の話のポイントを黒板に書くというかたちで発表が進められました。発表者はもちろんですが、板書係もドキドキの発表となりました。

 板書をするときに、発表者の言葉を全て書くことはできません。キーワードを拾い簡潔にまとめることが必要です。子どもたちの意見を黒板に書くときも気をつけなければならないことです。

 しかし、分かっているつもりでも、やってみると難しいと改めて感じます。どこが大切なのか、ポイントは何なのかということを見極めることが難しかったです。

 ここから学んだことは、だからこそ話す時には大切なところ、ポイントが分かるように伝えることが大切だと学びました。これも当たり前のことですが難しいことだと思います。自分の発表の番になるまで話を聞きながら私なりに相手にわかりやすい伝え方を考えてみました。

・結論を最初に言う
・ゆっくり話す
・「○○について□つ話します」ということを伝える
・例を挙げる時には必ず「例えば…」と話す
・結論の前には「以上のことから…」とまとめの部分を分かりやすくする

発表してみると…
全然できていませんでした。分かっているつもりでも、実践することはとても難しいです。相手に伝わる話し方を身につけるにはやはり、経験が何よりも大切だと思います。
ゼミでの発表は伝える力を身につける良い機会だと思います。

 これからの発表では、自分なりに何に気をつけて発表するか目標を持って発表に臨みたいと思います。(渡部)

研究と修養(中田昂)

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研究と修養について考えてみた。

教育基本法第9条 
法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。

教育公務員特例法第21条
教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない。

「研究」と「修養」をしなければいけないということはよくわかった。でも、はっきり言ってなにをすればいいのだろう?

まず、本来の研究と修養の意味ってなんだろう。
こう書いてあった。

研究
物事を学問的に深く考え、調べ、明らかにすること。また単に、調べること。

修養
学問を修め精神をみがき,人格を高めるよう努力すること。

どちらにも共通して言えそうなことは、「考え、調べ、明らかにし、学問を修める」ことだろうか。

修養の意味に含まれている、「人格を高める」というところが、よくわからない。

「生きる力」の中にも、豊かな人間性を育むとあるが、人格や人間性とははっきり言って何なんだろうか。「人間性高める」と言われても、何を高めれば、人間性が高まるのか。そもそも人間性って何なのか。疑問が止まらない。

人格と人間性の意味は次のように書いてあった。

人格
独立した個人としてのその人の人間性。その人固有の、人間としてのありかた。

人間性
人間としての本性。人間らしさ。

どうやら「人間らしさ」のようだ。

人間らしさって何?

人間の対義語がわかれば考えられると思い、調べてみたが、人間の対義語はないようだ。初めて知った。驚き。

しかし、人間らしさって動物とは違うところのような気がする。

ここからはあくまで自分の考えになるが、人間らしさって深く考えることだと思う。経験から学んだり、人の話から学んだり、人間はどんなことからも学ぼうと思えば学べる。動物だって試行錯誤して学ぶ動物もいるが、人間の学びはそんなレベルではない。

人間が人間として生きていくには、知的好奇心を持って学び続けることが大切なのではないかと思った。

だから、学校では子供たちが学びたいと自分から思えるような授業をしなくてはいけないし、教えるプロである教師は学び続けなければいけないとつくづく思う。

そうすれば、自然と人間性も高まるのではないだろうか。(中田昂)

塩見志満子さんのことを知って(大澤)

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玉置先生より、愛媛県西条市にある知的障碍者のための通所施設「のらねこ学かん」を運営する塩見志満子さんについての記事を教えていただいたので、そのことについて書きたいと思います。

この記事を読んで感じたことは、人を許し、認めるという人間としての強さです。
塩見志満子さんの人生は、まさに試練に次ぐ試練の連続でしたが、人を許し、認めることで、その幾多の試練を乗り越えてきました。

人は、10人いれば10通りの、100人いれば100通りの考えがあります。それは、それぞれで生まれ育った環境が違うからです。生まれ育った環境が違えば、培われる価値観も違ってきます。自分にとっては常識だと思っていたことが相手にとっては違ったり、自分にとっての正義が相手に伝わらなかったりします。逆も然りです。こんなとき、重要になってくるのが、いかに相手を「認める」かだと思うのです。しかし、頭ではわかっていても、実際に行動にうつすことは簡単なことではありません。だから、塩見さんの生き方には、人間としての強さと魅力を感じましたし、また、わたしも塩見さんのような人でありたいと思いました。

教師という仕事の魅力の1つとして、教職員をはじめとして毎年多くの子どもや保護者に出会えるということがあります。それだけの物の見方や考え方に触れることができるということです。教師になったら、きっとたくさんの出会いがわたしの人生に花を咲かせてくれるでしょう。わたしも出会った子たちに花開かせてあげられるような、そんな教師を目指したいと思いました。(大澤)

※ 記事写真はネットより引用

金大竜先生(渡部)

 5月8日の教師力アップセミナーでは金大竜先生がお話をしてくださいます。

 私は教師力アップセミナーの講師の先生方の中に金先生の名前を見つけたときとても嬉しかったです。なぜなら、私が初めて研究の歩みを発表したときに金大竜先生のお話を取り上げさせていただいたからです。

 私はこの玉置ゼミに入り、自分の研究テーマを「教師の気づく力とは何か」に決めました。

 その頃、偶然本屋さんで「教師の気づき力」という特集が載っている本を見つけました。私が自分の研究のために初めて買った本です。その本の中に金先生のエピソードや連載が載っています。

 今回、教師力アップセミナーで金先生のお話をお聞きするにあたって、もう一度金先生のページを読んでみました。その中で印象に残った言葉があります。それは「自分の強みを軸足に、少しずつ足りないものを得ていく」という言葉です。

 人はアドバイスをするときに、厳しい人には「優しさが足りないよ」と言い、優しい人には「厳しさが足りないよ」とアドバイスをする。アドバイスをもらった人は、ついつい自分に足りないものばかりを求め、自分の強みを発揮することを忘れてしまう、という話が書かれていました。

 だからこそ、「自分の強みを軸足に、少しずつ足りないものを得ていく」

 これは子どもと関わるときにも大切なことだと思います。「その子の強み(よさ)を軸足に」指導することができたらいいなと思いました。

 今回の教師力アップセミナーではどんなお話をお聞きすることができるかとても楽しみです。こうした貴重な学びの場に参加する機会を与えてくださる先生方に感謝の気持ちをもってセミナーに臨みたいと思います。(渡部)

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4月27日第1期生ゼミ記録(末松)

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4月27日(水)、第3回目のゼミがありました。

前半はこれまでと同じく、教育新聞の問題。今回は、第1回目に行った「いじめ」に関する問題の復習と、新しく「体罰」「学習指導要領」についての問題を解きました。

 だいたいは覚えていても、細かい所までは覚えられていなかったり、記述になると書けなかったりと曖昧な記憶でしかないことが改めて分かりました。

全てを覚えるのは難しいですが、一つのストーリーを見るかのように前後の文を合わせて見るようにして、見たことのない問題に当たってもある程度解けるようにしたいです。

後半は、場面指導と集団討論を組み合わせたものを行いました。お題は「茶髪で登校してきた子どもに対して、担任の立場でどのように指導するか」。

「子どもに茶髪にすることは校則違反行為であることの確認、なぜ禁止をされているのか考えさせ、反省させる。そして、管理職や生徒指導主任に報告、指導の助言をもらう」と答えました。

 玉置先生の反応は可もなく不可もなし。何が足りないのか…と考えていると、「小学生が茶髪で学校にくることに賛成ですか?」との切り返しがあり、ゼミ生みんなで集団討論をしました。

 その中で、子どもの健康面や生活指導面を気にかける意見があり、なるほど!と思いました。社会の一人ではなく、その子どもの担任としてどう子どもを守っていくのか、そこまで考えなくてはならないのだと分かりました。

集団討論は他の人の考え方が分かり、自分には足りてない知識や考え方を得られるため、とても勉強になりました。今回得た学びをこれからに繋げていきたいです。(末松)

4月27日第1期生ゼミ記録(杉下)

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 4月27日に、前期三回目のゼミが行われました。

 前半は以前に同じく、過去問に取り組みました。今回の過去問は人権や指導要領改訂等、広い範囲に渡っての出題でした。

 中でも印象に残っているのは、体罰に関する問題です。体罰に関して非常にシビアになっている今、どの行為が体罰に当てはまるのか、また、懲戒や正当な行為となるのか、確実に判断出来るようにすることはとても大切だと感じました。

 後半は、「夏休み明け、茶髪で登校してきた児童にどう接するか」というお題について、面接形式で答え、その後話し合いをするという活動をしました。私は、髪を染めると髪が傷むことと、周りの児童への影響の二つの観点から意見を述べましたが、とても難しい問題であったため、どう回答するか悩みました。

 交流では、ルールの中に個性があることを教える、悪い人に目をつけられやすくなるのを防ぐため、子どもを守るために髪は染めてはいけないことを伝える、等の意見が出ました。

 交流をすると、自分とは違った視点から見た意見を聞くことができるので、とても勉強になります。

 この問いの答えとしては、成長期に髪染めの薬は悪影響という健康面からの指導と、悪い人に目をつけられないようにする安全面からの指導も行うことが必要とのことでした。あくまでもこれは内容に絡んだことですが、まず大切なことは質問の内容に沿い、(今回の場合は)担任として答えることが大切だということも学びました。

 教採に向けて、これからも玉置ゼミでたくさん学び、たくさん吸収していきたいです。(杉下)


全国学力・学習状況調査の問題から(松井)

 教員採用試験に向けて勉強する中で、全国学力・学習状況調査の話題が上がった。そこで、どんな意図でどんな問題が出題されているのか一度確認してみようと考え、算数・数学のA問題とB問題に目を通してみた。

 まずこの調査の目的であるが、文部科学省HPには以下の記載があった。

◇義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から,全国的な児童生徒の学力や学習
状況を把握・分析し,教育施策の成果と課題を検証し,その改善を図る
◇学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる
◇そのような取組を通じて,教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する
(平成28年度全国学力・学習状況調査リーフレットより)


 では、学力の状況を把握・分析するために、どんな問題が出題されているのか。A問題から見てみると、教科書の例題にあるような問題が出題されている。これは、A問題が主として「知識」に関する問題であるからだ。基礎的な知識が身についているかを把握することができる。

 一方のB問題は生活場面における算数・数学の活用について問われている。買い物やハードル走の目標タイム、プロジェクターの使用や自動車の費用などについて出題されていた。B問題では勉強が得意な児童生徒でも、解ききれない問題やどう活用していいのか見えない問題があるように感じた。また、比較的長い文章から必要な情報を読み取る力も必要になってくるだろう。

 教員はB問題が解けるような力を児童生徒に身につけていくことが求められる。授業の中で過去問を解かせていたことがニュースになっていたが、まずは教員が過去問を解き、児童生徒の活用力を高めるような授業を展開することが必要であると感じた。百聞は一見に如かず。調査結果だけでなく問題を見たことで、少しではあるが、またひとつ授業に対する自分の考えを深めることができた。(松井)

 (写真は平成27年度実施の算数・数学B問題である)
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