「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(白井)

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7月9日に、鈴木中人さんが主催された「いのちの副教材を活用した模擬授業」セミナーに参加させていただきました。小児がんを題材にした「いのちの授業の副教材」への思いと使い方を学ばせていただき、とても貴重な体験となりました。

セミナーでは、初めに鈴木中人さんから、いのちの副教材を作ることになった経緯やいのちの副教材への思いをお話しいただきました。この副教材は、小学生の子どもが小児ガンで亡くなるという話で、これを授業で取り扱うということは、公教育の中で、死を子どもたちに教えることにつながっていくことが分かりました。私は、今の世の中、いじめによる自殺や、家族を傷つけてしまうなど命に関わる事件がニュースでよく見かけるように思います。そこで、学校現場でいのちについて考える機会を作ることは、とても必要とされていることなのだと感じました。

セミナーでは、その後、実際にいのちの副教材を使った模擬授業を玉置先生がしてくださいました。授業をしながら、授業についてどのような意図があるかを解説してくださり、発言を求める時の指名の使い分けの意図を知ることができました。私は、今まで発言について一度、教師が「そうだね。あなたは、〜と感じたんだね。」などの反応を入れるのが当たり前だと思っていました。しかし、トントンとリズムよく子どもたちの意見を重ねていくように指名していくのを体験できて、とても勉強になりました。

約2ヶ月後に控えている教育実習に向けて、とてもよい経験ができました。ありがとうございました。この機会を生かせられるように、がんばりたいと思います。(白井)

7月11日第2期生ゼミ記録(古川)

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 7月11日、今日は無事に退院した佐久間君も戻って来て入院生活の話からスタートしました。健康で生活できるありがたさがみにしみて分かりました。

 今日の発表者は岩田有加さんです。今回のテーマは堀裕嗣さんと金大典さん著者のアクティブ、ラーニング時代の教師論という本をもとにした、学級づくりの「さきがけ」と「しんがり」です。著者の二人の会話が書かれている本でありまとめるのが難しいのですが、とても分かりやすくプリントにまとめられていました。

 リーダーシップ重視で学級がパワー系であるさきがけタイプの教師とフォロワーシップ重視で学級がきちん系であるしんがりタイプの教師の互いの良さ、どちらかだけではいけないという危険性という話でした。

 さきがけタイプの教師としんがりタイプの教師どちらの教師と今までに出会ってきたのか、または自分はどちらの教師を目指したいのかという議論をゼミ生としました。

 もうすぐ前期も終わります。残り少ない前期のゼミもゼミ生で楽しく意見を出し合い互いに高め合う発表、話し合いをしたいです。(古川)

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「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(岩田)

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 7月9日(土)いのちの授業セミナーに参加させていただきました。はじめに、講師の鈴木中人さんからお話を聞かせていただきました。そこで、自分のがんに対する知識不足を実感することとなりました。

 現在、小児がんは7割から8割治る病であること、また日本人の2人に1人はがんで亡くなっていること。本当に初めて知ることばかりでした。

 では、なぜわたしは、大学生になるまでこのような知識を持ち合わせていなかったのか。自分で一度考えてみました。もちろん自分の勉強不足であることは否定できません。しかし、わたしは今まで「いのちの授業」がされてこなかった教育体制にも少なからず問題点があるのではないかと考えました。

 「死」というものはとても怖く、出来るならばあまり考えたくないことだと思います。いつかは考えなくてはいけないことであるし、誰もが通る道です。しかし、公教育の中で「死」を子どもに教えることをタブーとする現代の風潮が存在することも事実です。そこで、どのようにして「死」を子どもたちに教育の中で伝えていけばよいのかという取り組みがこの「いのちの授業」でした。

 わたしは、この「いのちの授業」を参観させていただくのは初めてでした。授業を受けて純粋に心があったかくなりました。「いのちの授業」といえども、言い方を変えれば「死」を題材にした教材を取り上げています。悲しい、つらい、寂しいというイメージがある「死」からどのようにしてあたたかい気持ちを作り上げるのか。本当にためになることばかりでした。

 今回のセミナーで「言葉を重ねる」というキーワードが印象的でした。どこか自分の作り上げた理想に近づけていこうとしている教師では、本当の子どもたちの情感を感じることはできないと思います。「教師はきっかけ屋でなくてはならない。」この言葉と並行しながら、言葉を重ね深められる授業づくりができるようになりたいと感じました。ありがとうございました(岩田)

7月11日一期生ゼミ記録(堀江)

7月11日のゼミでは、9日や10日に行われた横浜市、静岡県の教員採用試験を受けたゼミ生から、試験はどのようだったか、話を聞きました。

静岡県は、一次試験から個人面接があったようなので、どのような質問があったのかを共有しました。その中で、答えにくい質問について、まずは1人で考え、その後ゼミ生どうしで意見交換をしました。

また、愛知県で質問されやすいもの10問程度、玉置先生から教えていただき、答えるのに少し知識がいるような質問について、みんなで考えていきました。

ここでは、「生きる力」「確かな学力」などについて考えていきました。生きる力は、子どもが社会にでて、自ら道を切り拓いていく力であるので、教員になっても、常に、生きる力を身につけるためには...と考えながら授業作りや生徒指導をする必要があると思いました。

ゼミ終了後には、採用試験前最後のゼミということで、合格祈願の意味を込めて、ゼミ生全員で写真を撮りました。玉置先生に写真を撮っていただいたので、なんだか、この写真はご利益がありそうです(笑)。(堀江)
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7月11日一期生ゼミ記録(牧野)

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この日は、採用試験前の最後のゼミでした。

既に一次試験を受けてきた仲間の話を聞いたり、面接事項やポイントについて最終確認をしました。
そして最後に、全員合格を願って写真を撮りました。

私は改めて、玉置ゼミに入って本当に良かったと心の底から思いました。
親身になって私たちの親のように応援して下さる玉置先生。
切磋琢磨し、心から応援し合えるゼミの仲間。
応援メールを下さった酒井先生をはじめとする、セミナーでご指導をしてくださる先生方。
全部、玉置ゼミに入ってからの出会いです。

試験まで間近ですが、この幸せと感謝を噛み締めて、ラストスパート頑張ります!(牧野)

7月11日第2期生ゼミでの発表(岩田)

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 今日は第3回のゼミの課題発表でした。今回は前回の課題から、次のステップに進むため玉置先生に新しい本を紹介していただき、そちらの本もふまえて発表を行いました。紹介していただいた本は、「アクティブ・ラーニング時代の教師像」という本で、堀 裕嗣先生と金 大典先生の往復書簡という形で書かれているものでした。

 わたしの前回の課題として、「金先生は、なぜそこまで子どもたちのことを思っていられるのか」というものがありました。今回はその課題に迫りつつ、新しい本から読み取れたことについて発表していきました。

 はじめに金先生の生い立ちから、先生のもたれている教育観についてわたしが読み取れたことを発表しました。わたしはこの本を読み、金先生は在日韓国人であり、わたしたち日本人には理解できない程の苦しみがあることを感じました。そんな中で「日本一の教師になる」と思えるということはある種の意地なのかなとも思いました。どちらにしても、それだけ目指す教師像を高く持ち、常に向上心を忘れない心の持ち主であられると思いました。

 また、それと同時に「自分はなぜ生まれてきたのか」という、自身の人生の課題に終始向き合い、他者の意見を積極的に取り入れておられるところに非常に感動しました。また、他者の意見を取り入れているうちに、自身の今まで行ってきたことは正しかったのかという葛藤をなされて教師生活14年目にしても、なお上を目指されているところが本当にすごいと思いました。

 わたしは今回はじめて、堀先生と金先生の往復書簡という形で、堀先生の本を読ませていただきましたが、「なるほど」ということが多々ありました。金先生とは考え方が異なる部分もあり、今まで金先生の本だけを読んでいたわたしは、はっとさせられることがありました。それはおそらく金先生が堀先生の講演をお聞きになられた時の感覚と同じようなことだと思います。自分とは異なる考え方を取り入れようとすることは簡単なことではないと感じました。それはある部分で今までの自分の行動を否定しなくてはならない場合もあります。

 しかし、それができたときわたしたちは、また1つステップアップできるのかなとも感じました。今の時点では、自分なりにここまでしか読み取れず、発表も大事なことが伝えられなかったような気がします。これから、もう少ししっかり考えて深めてみようと思います。

 わたしは、今回の発表を通して、自分の中でぼんやりと理解しているだけでは人に説明することはできないと感じました。例え、自分の解釈が間違っていたとしても何度も本を読み、自分の意見をしっかりと持つことが非常に大切なことであり、また同時にわたしに足りない要素だと思っています。これからもっと様々なタイプの本を読み、多方面から学級経営について自分なりの目指すところを定めていきたいです。(岩田)

「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(百瀬)

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 7月9日に玉置先生が実際に授業をされた講演会、「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加させていただきました。

 はじめに、鈴木中人さんから、いのちの授業についてお話していただきました。いのちを学ぶには死への認識が大切であるということが分かりました。

 子どもにとって死とは、死んだら動かない、死んだら生き返らない、そして誰もがいつかは死ぬなどと、死への認識が様々であるためまずは「人が死んだらどうなると思う?」や、経験を聞くために「死体に触ったことはある?」などと質問していくそうです。そこで、子どもたちの素直な思いである、かわいそうや悲しい、寂しい、怖いを"情感"とし、情感を持つことで考えが深まり学びにつながっていくと言われました。

 道徳は教えるのではなく子どもの気づきが大切であり、その気づきとは生活する中で学んだことで、自分の思いを自分の言葉で語ること、すなわち誰もが"いのちの先生になれる"という言葉を聞き、すごく納得しました。

 鈴木さんのお話の後、玉置先生より実際に「いのちの授業」をして頂きました。今回は先生が私たちを生徒として見立てつつも、この質問の裏にはこういう意図があるやこの時には教師はこのようにする(ランダム指名や意図的指名、ノートの見回りなど)といった教師の動きなど普段知れないことを聞くことが出来ました。

 はじめに導入として写真見せ、感じたこと何でも良いと価値付けをした上でランダムに指名していました。この事は子どもを授業に巻き込み、リズムを作ることになるそうです。学びを深めたい部分ではノートにキーワードとなる語句を書いている子を見つけ意図的指名すること、情感を大切にする時は隣と人と交流し、自分の言葉で話すことなど場面場面での工夫がありました。教師として、学ぶための促し方やキーワードの捉え方、深め方を技として持つべきだと感じました。

 今回のセミナーより、様々な授業の展開の技を知ることができたため、道徳の指導をする際には実践していきたいです。2ヶ月後には教育実習を控えているため、今回学んだことを生かした授業を展開していきたいと思います。実習前に、このような機会をいただけてとても勉強になりました。ありがとうございました。(百瀬)

「いのちの副教材」模擬授業セミナーに参加して(寺坂)

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 7月9日に、鈴木中人さん主催の「小児がんを知り いのちんの大切さを 学校で学ぼう」に参加させていただきました。

 私はその中で、公教育の中で死を子供に教えるということについて考えました。まず、公教育の正しい意味を知ろうと調べました。なるほど、私が受けてきたものが公教育だったのかと改めて理解しました。

 しかし、私は「死」についての授業を受けたことがありません。「死」というものを人間は避けて通ることはできません。長い人生を生きていく中で、必ず直面するもっとも訪れてほしくのない出来事でありますが、知らなければならないことでもあります。

 授業の仕方1つ、伝え方1つで子供の価値観を変えてしまうとても難しいことだと思います。私は、「死」に対しての価値観は、人を表わすと思います。そのような、児童のこれからの人生を創る仕事ができる教師というのは、とても偉大な職業であると感じたのと同時に私たち次第で子どもは変わってしまうので、しっかりした教師にならないといけないなと強く思いました

 そのようなことを考えながら、我らが玉置先生の「いのちの授業」が始まりました。授業では、玉置先生と児童役の先生方とのテンポのよいやり取りが繰り広げられていきました。その中で、授業をする上でのワンポイントアドバイスもたくさん盛り込まれ、中でも古川さんの発表であった丸付け法が、生で見れてより使ってみたいなと思いました。

 先生方の前で授業をする玉置先生を見て、改めてすごい先生のゼミに入ったんだなと実感しました。これからも多くのことを学びたいと思います。(寺坂)

7月4日第2期生ゼミ記録(吉田)

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 7月4日の2期生のゼミが行われました。

 今回は体調が悪く参加できなかったメンバーがいましたが、この記録を見て、少しでも参考になればと思います。今回は江口さんと白井さんの発表でした。

 江口さんは「世界のいじめ対策」ということをテーマに発表してくれました。まず、日本人は他の諸外国に比べ、相手にストレスを感じやすいということを話されました。それを踏まえたうえで、教師は温かい人間作り、自分の感情と向き合う授業が大切であるのではないかという考えを示しました。

 次に、OECDの調査で幸福の国ランキング上位にある北欧、特にフィンランド、デンマークでのいじめに対する対策へと話題が移ります。

 フィンランド:「kivaプログラム」という取り組みについて

 デンマーク:いじめ=犯罪という意識があり、犯罪原因論・犯罪機会論という2つの側面から対策をしていると挙げました。また、小学校と幼稚園の間の学年「0年生」を設け、感情を育てる授業をしていること

 これらのことを説明し、小さいころから「いじめをしない子」だけでなく、「止めることができる子」を育成することの大切さに着目して、日本の現状と照らし合わせるというとてもわかりやすい発表でした。

 白井さんは「学び合いで学校を変える」というテーマに発表してくれました。前回の反省から「子ども主体の学び合いは理想であるがあるが、段階があるのではないか」「自分が受けてきた学び合いの感覚」ということを冷静に判断し、「学びの共同体の学校は子供だけが学び合うのでなく、先生、保護者、市民もが学び合いに参加する」というビジョンを提示しました。

 そこから3つの哲学、⑴公共性、⑵民主主義、⑶卓越性についてより深く、話を聞いている人がわかるように丁寧に説明をしました。そして次に「教え合う関係」と「学び合う関係」の違いに着目し、話が進みました。

 教え合う関係:わかっている子がわからない子に一方的に教える関係
       →援助を待つ子供を育ててしまう
 学び合う関係:わからない子の一言から始まり、両者が同じ立場で学び合える関係

 このことから勉強が苦手な子に他者に援助を求める能力を育てていくことがよいのではという考えを出されました。白井さんの発表はとても論点が整理されていて、その先の課題まで見通した発表となっており、とても刺激的な時間となりました。

 発表終了後、玉置先生が学び合いのイメージをゼミのみんなで共有するために学び合いをしている写真を見せてくださいました。

 自分の学校の違いがたくさんあり、何気なく撮った日常の写真だと思えないくらいの衝撃でした。一つ一つの写真の中で「僕を置いていかないで」「教えてくれてありがとう」「なんで?」といった言葉があふれていました。

 そして、学び合いの学習がなぜ生まれたのか、学び合いは学習者が学ぼうとすることを原点としていること、そのため工夫(机をコの字にする、市松模様にする、話し合いの班長はいないことなど)をお話しいただきました。

 このゼミ生の中に学び合いの授業を受けたことのある人、受けたことがない人がいるという中での意見交流は、大いに盛り上がりました。

 次に教育新聞を配られ、ゼミで学んでいることが現在の教育現場で求められていることを確認し、より学びに自信を持つ機会となりました。

 また、玉置先生が連載されている記事を拝見し、改めて素敵な先生のもとで学ばせていただいていることを実感しました。

 その後、今回のゼミではあるキーワードを先生が挙げられました。

「主体的で対話で深い学び合い」

・主体的:言葉の通り、自分自身が積極的に取り組むこと
・対話:ペア学習、生徒同士の話し合い、先生と生徒、本を読むなどで人、意見などから論を練り上げていくこと
・深い学び:学びを深くしていかなければいけない。また、それは授業者が仕掛けていくことが重要である。

 ゼミ生はこの言葉を聞き、すぐに手を動かし、ノートに記録をしていた。この言葉の奥に先生が話されなかった隠された意味があると自分自身で考えたいと思う。

 最後に今後の予定について確認をし、1時間半があっという間に過ぎていきました。ゼミの雰囲気が回を追うごとによくなってきています。今後も切磋琢磨していきたいと思います。(吉田)

7月4日第2期生ゼミでの発表(白井)

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 7月4日のゼミは、発表の担当の日でした。

 今回は、佐藤学さんが書かれた『学校を改革する 学びの共同体の構想と実践』という本をもとに、発表をさせていただきました。「学びの共同体とはどういうものか」というのが、とても詳しく書かれていました。そんな本から今回は、主に3つのことについて発表をしました。

 1つ目に、今まで2回の発表から学んだことを生かし、1回目の発表で紹介させていただいた学びの共同体のヴィジョンと3つ哲学について、もう一度学び直したことについての発表をしました。

 2つ目は、教え合う関係と学び合う関係との違いについてを発表しました。教え合う関係は、教える側が教わる側の上に立つ関係のことで、「お節介の関係」と表されています。反対に、学び合う関係は、分からない子どもの「ねぇ、ここどうするの?」から学びが始まる関係のことで、「さりげない優しさ」と表されています。私は、学び合いの授業では、前者にならないようにしていく必要があると学びました。

 3つ目は、発展から基礎を学ぶ学習もあるという発表をしました。学びの共同体は、1つの授業の中で、教科書レベルの基礎の課題と教科書から発展したジャンプの課題を提示することをすすめています。その学習の中では、基礎がわからない子がジャンプの課題を学んでいるうちに、「これはこういうことだったのか」と基礎の問題が分かるようになる事例があるという話でした。順番に基礎から学ぶのが当たり前だと思っていた私は、とても驚きでした。そして、子どもたちの学び方を狭めないようにするためにも、ジャンプの課題の重要性を感じました。

 最後に、今回の発表でもゼミの中で、質問をたくさんもらうことができ、もっと学び合いについて深く調べていきたいなと思いました。これからもゼミの中で、互いの研究を深め合うことを続けていきたいと思いました。(白井)

7月4日第2期生ゼミでの発表(江口)

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 私は、前回の発表の時に、焦点を絞って研究をした方がいいという意見が多く出たため、いじめが起きる前に防ぐ対策について研究することに決めました。

 今回は、「いじめによる自死をなくしたい」という近藤庄一さん、安達昇さんの本を読みました。まず、自殺ではなく自死と使っているのは、自分自身を殺したくて亡くなっているのではなく、死ぬことしかもう考えられず追い込まれて自ら死んでいくという意味だそうです。誰もが、この世の中で生きていきたいにも関わらず、いじめを受け、誰にも助けを呼ぶこともできないまま亡くなっていく人がいると思うと悲しいとしか言えません。そんな人たちが、1人でも少なくなるために私は、いじめ自体を起こさせない対策を考えていきたいです。

 日本には、全国統一のいじめ対策プログラムや、発達段階に応じた予防教育がまだないため、世界のプログラムを見ていきました。やはり、自ら幸福だと思えている北欧は、対策がしっかりなされていました。フィンランドでは、いじめの傍観者に重きを置いていました。デンマークでは、小さい時からいじめを起こさない教育がなされていました。

 世界から日本を見てみるとまだまだ対策がなされていないことがわかりました。日本では、秘密主義になりがちです。ことを小さく済まそうとして、裏目に出てしまうことがあります。多忙な仕事である教師だからこそもっと連携し合うことが大切だと思いました。また、大人だけでなく、子どもたちもいじめ防止に参加することで意欲が高まり、減少にむかうと思いました。

 今回の発表で、いじめには、道徳が大切だと分かりました。いじめについての道徳の授業がどのようになされているのか、見ていきたいです。(江口)

7月4日第一期ゼミ生記録(中田啓)

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 7月4日のゼミは日本教育新聞の過去問と「アクティブラーニングとは」の二点についてでした。

 前半はいつも通り、日本教育新聞の教採の過去問を解きました。二回目、三回目の問題がところどころ出てくるのですが間違えてしまっているものが多く、解いた問題に対する復習の甘さを痛感しました。また、問題を解くのが遅くほぼ毎回最後まで終わらせることが出来ないので、時間への意識ももって取り組みたいです。

 後半は、玉置先生からアクティブラーニングについて教えていただきました。「主体的・対話的な深い学び」をするためにアクティブラーニングという手段があります。アクティブラーニングをしようという気持ちを持ちすぎて目的を見失わないようにしなければいけません。

 主体的な学びで大切なことは二つあります。
・「子ども自身が学習に対して?(はてな)を持つ、自分から調べよう・向かっていこう・なぜだろうという気持ちをもたせる」
・「学習に対して目的を持たせる」

 また、学びは一人でするより複数人の方が豊かになります。そこで対話的な学びです。
対話的な学びとは、単に人と話すだけでなく、読書や課外活動なども対話的な学びになります。(本と対話、地域と対話)

 例えば、算数の問題で補助線を引くときに塾で習ったから、適当に引いてみたというのでは浅い学びです。そうではなく、この定理が使えるから、前回の内容と同じことが言えるようになるからといった考えを持ててこそ、頭の中がアクティブな深い学びへとなります。

 教員採用試験が近づいてきました。ただがむしゃらに最後の最後までやり切ります!!(中田啓)

卒業論文のテーマ(中田昂)

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今まで研究してきたことの文字化。

私は、子どもたちが実生活の中で活かすことのできる力を育むための授業づくりについて研究してきました。
なぜそれを研究しているのかというと、全国学力・学習状況調査における、A問題とB問題の正答率を比べてみても分かるように、子どもたちは知識・技能を習得しても、それらを実際の生活の場面で活用することができていないという教育課題があるからです。
そこで私は、実生活で活かせる力を育むことができるような授業をされてきた、有田和正先生や野口芳宏先生の本から、授業の技やポイントを抜き出し、それに関する自分の考えや意見を書き加えてきました。
今後は、その技やポイントをもとに、実際に一つの授業を作ってみて、模擬授業を行い、やってみて分かった良い点や改善点をまとめていきたいと思います。

人に伝えるって難しい。頭の中をぱかって開いて見せられたなぁ。なんて。(中田昂)

6月27日第2期生ゼミ記録 (石川)

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 6月27日(月)、今日も元気に楽しくゼミを行いました!今回の発表者は、吉田さん、牧野さん、古川さんでした。

 まずはじめに、玉置先生から「話し合うことに関する指導事項」についてのプリントが配られました。小学校から中学校までの話し合いにおいて、何を重視して、何を指導する事が大切なのかが記載されていました。
すると先生から一言、「今の2期生のゼミの話し合いは何年生なのだろうか?」たくさんの意見が出ましたが私たちの中では、「中学校1年生」という意見が多かったように思います。ゼミ2期生は現在「大学3年生」です。自分のテーマを探求することと同時に、話し合いについても成長していきたいと思いました。

 発表の1人目は吉田さんです。吉田さんは研究テーマを前回までから変更し、理科について「探求学習」をテーマに小笠原豊先生の実践をもとに発表していました。

 吉田さんは、探求学習について、「理科教育の使命→探求学習(MINI探求学習)」の順番で発表していました。自然に対する見方・考え方や、探求学習の流れなど、簡潔に分かりやすくまとめていました。また、発表の最後には実際に小笠原先生のセミナーの様子を見ました。実際の様子を見てみると、小笠原先生本人の面白さや、予想だにしていない発想から、子ども達の探求心を高める事を感じました。私自身、面白い人間になりたいと強く感じました。ほかのゼミ生もそう感じたと思います。

 二人目は古川さんです。今回は、古川さんの研究テーマに近い、ICTの分野である「GC/html5」について発表していました。

 古川さんは、GCと言うものについて、「GCというのは、飯島先生が開発した作図ツール。」という説明とともに、実際にGCを使用している所をプロジェクターで映し、見せてくれました。今までの、1つのパターンからしか考えれれなかった平面図形の問題を、より多くのパターンで、多角的に捉えることが出来るようになっており、感動したのを覚えています。また、GCなどのICTを利用する際の注意事項、利用することで広がる可能性、授業以外での応用・活用方法などについても簡潔にまとめていました。

 3人目は牧野さんです。牧野さんは、前回の「3・7・30の法則」と比較して、堀裕嗣先生の『必ず成功させる「学校開き」魔法の90日間システム』という本を基に発表をしていました。

 牧野さんの発表は、前提として今までの野中先生と、今回の堀先生の違いから始まりました。野中先生は小学校、堀先生は中学校の先生ということから、少し立ち位置が違うということでした。また、「90の法則」を「各教科の授業システムを確立する期間」とし、全教科担任の先生が一致して指導していることが分かるシステムが大切と発表していました。さらに、システムについて、国語(古典)を例に、繰り返すことでルールが定着し、先生がみんなにしてほしいことが出来るようになるなどと紹介してくれました。

 2期生の横のつながりも強くなってきており、だんだんと深いところまで話し合える様になってきました!これからもゼミ生みんなで話し合い、深め合いながら、高め合っていきたいです。

 まずは、「大学3年生」の話し合いから...?(石川)

6月27日第2期生ゼミでの発表(吉田)

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 今回の発表では小笠原豊先生の「理科の授業の楽しさ実感 mini探求学習RECIPES」を読ませていただき、そこから学んだことを発表しました。

 まず、理科でどのような子供を育てていくかということについて話をしました。

・自然に出来事に関して「問い」をもてること
・問いに対してアクションを起こせること
・自然や人間に対する見方・考え方を広げ、深めていくことができる。
ということを発表しました。

 そして「mini探求学習」について説明をしました。発表後、白井さんが「探求学習はいろんな先生が行っている中で、小笠原先生はどのような意図があって探求学習を考えたのか」ということを質問されたとき、私は説明することができず、自分の学習の質の低さを感じました。

 その後、玉置先生のご配慮で小笠原先生の講演されている「教師力アップセミナー」のDVDをゼミのみんなで見て、理解してもらいました。

 発表を終えて、私自身が学びを追究できていなかったと感じます。それは本と対話していなかったと思うからです。

 玉置先生は「対話が大切だ」と話されたことがあります。対話をするときというのは、共感した時にうなずく、わからなかったら「なんで」と聞きますよね。僕は本に対してそれができませんでした。本はもちろん声を出しません。しかし、もし本の内容に疑問を感じたならアクションを起こさないといけません。その方法はいっぱいあったはずです。それができませんでした。行間にある意思、その人が伝えたいものの先を読む、自分には足りない力でした。

「できない、悔しいと思った時ほどバネにして成長できる」

 僕が生きてきた20年の人生で学んだことです。ここでもう一度初心に戻って、進んでいこうと思います。さぁ、探求学習です。(吉田)

卒業論文のテーマ(中田啓)

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 6月24日のゼミでは卒業論文の内容について考えました。端的に伝えるためにどうしたらよいか、ゼミ生のみんなにアドバイスしてもらいました。やはり、自分では気づかない部分を指摘してもらえ、よりよい文章になりました。以下が私の文章です。

 私は子ども同士が信頼し合える学級づくりについて研究しています。今、いじめや学級崩壊など問題が多く起きています。こういった問題は学級の状態や、そこでの人間関係が原因であると考えられます。そこで私は、学級経営の中でも特に子ども同士の信頼関係を築くことが出来ればこういった問題に対処出来るのではないかと考え、このテーマで研究することにしました。今は多くの文献や研究を参考に信頼関係を築くために大切なことは何か調べています。私が教師になったら、この研究を生かして子ども同士が信頼し合えるような学級経営をしていきます。

 今は、教員採用試験でいっぱいですが、卒業論文もゆっくりでもしっかりと前に進めていきたいです。(中田啓)

卒業論文のテーマ(佐藤)

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6月24日のゼミで、卒業論文についてゼミ生同士でお互いに伝え合い、話し合う時間がありました。そこで、アドバイスをもらう中で内容整理を行うことができました。

まず、デジタル教科書が必要な状況の説明があり、その後の研究内容も具体的で、全体を通して順序だっていて良かったという評価をもらいました。

しかし、小学校教員を志望している私が研究しているデジタル教科書活用は、主に中学校分野です。自分でも悩んでいましたが、小学校分野についての説明が弱いという指摘をもらいました。そこで考えたのが、現状は中学3年生の分野を研究していますが、今後小学校分野にも応用できることを、研究の中で考えていくという方向性になりました。特に、子どもに本質を考えさせるための教師の発問を考えているので、そのことをしっかりと伝えられるようにしたいです。以上のことをふまえて考えた内容がこちらです。

私は教師用の数学デジタル教科書活用について研究してきました。
教育実習でも実感しましたが、学校現場ではデジタル教科書の導入が進められており、ICTを活用できる教師が求められています。そこで、デジタル教科書を教えるのではなく、デジタル教科書を活用して教えることで、子どもにより分かりやすい授業を展開できるようになると考えています。
現在は、中学3年生の分野について研究を進めています。今後は、子どもに物事の本質まで考えさせ、理解力を高めるための教師の発問について研究していきます。

ゼミ生同士で話し合うことで、改めて卒論について深めることができました。この調子でゼミ生全員が素晴らしい卒論を完成することができるように、頑張っていきたいです。(佐藤)

6月27日第2期生ゼミでの発表(牧野友)

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 6月27日ゼミの発表がありました。今回は堀裕嗣先生の『必ず成功させる「学級開き」魔法の90日間システム』を参考に3・7・30・90の法則について発表しました。

 発表の中心はタイトルにもある90日間の法則です。中学校の”担任がすべての教科の授業をするわけではない”という仕組みに対応してつくられた授業システムを確立するためのこの期間は、教師のシステムだけではなく生徒の混乱を解消するものだとまとめをしてみて感じました。

 中学一年生の国語の授業を例に発表したのですが、視写、聴写などを授業に取り入れた生徒が将来使える技を身につけられる内容でした。

 著書ではこの授業に使われているテクニックを
1.誰もが取り組める課題
2.誰もがちょっと努力すればできる課題
として紹介されています。

 この二つの意識で国語が苦手な子も今年は頑張ってみようという気持ちになるそうです。私はこの気持ちはすごく大切にするべきだと考えます。初めの印象が今後のやる気につながることを私も経験したことがあるからです。教師の工夫によって中学一年生の今後が決まると思うと責任のあるお仕事だなと改めて感じます。

 発表をしてみてまだ深く理解できていない部分があり伝わりにくかったかと反省しました。このシステムを他の教科にもつかったらどうなるのか考えてみたりしながら私の考えを深めていきたいと思います。

 この本を紹介してくださった玉置先生ありがとうございました。将来に活かせるように学びを深めていきたいと思います。(牧野友)

6月27日第2期生ゼミでの発表(古川)

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 6月27日ゼミ発表をしました。

 今回のテーマはGC/html5という内容です。GCとはGeometric Constructorの略であり飯島さんが開発した作図ツール(動的幾何ソフト)です。今回の発表では愛知教育大学の飯島康之先生が開発された幾何学の問題の一つをとりあげてゼミ生に紹介をしました。

 私達が中学生のときにうけてきた授業では図が動くというのは見たことがなかったのでパソコンで図を動かすとみんなが画面に釘付けになるぐらい集中して見てくれました。画面を見ながら「すごい」「面白い」という言葉をゼミ生から聞き、これは実際の中学生も同じ反応をとるのではないかとおもいました。

 また、お互いにどうしてこうなるのかとゼミ生が話し合いをしている様子を見てネットワークなどを通じて、興味、関心をもち生徒が議論しながら一つの問題を深く追究していく可能性があると感じました。

 ICTのすばらしさが今回自分自身とても実感できますます魅了にひきこまれました。 (古川)

6月20日第1期生ゼミ記録(末松)

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6月20日(月)でのゼミでは、これまでと同じく過去問題を解きました。

今回は、平成28年度の教育新聞からの問題で、これまで何度も繰り返し解いてきたものとは、また少し違う問題でした。分野は幅広く、特別支援教育、体罰、人権、虐待、性同一性障害、いじめ、時事問題…。


その中でも一番難しかったのは、性同一性障害についての問題です。

「悩みや不安を受け止める必要性は、性同一性障害に係る児童生徒だけでなく、いわゆる『性的( )』とされる児童生徒全般に共通するものである…」

( )の中答えは、マイノリティ。
私は、性同一性障害以外の障害をもたない子ども、つまり全体の中の大多数(マジョリティ)の子の悩みや不安を受け止めることも大切なのだと解釈をして問題を解きました。しかし、正解は、性同一性障害(トランスジェンダー)以外の性の悩みをもつ子どもたちのことであり、全体でいったら少数派(マイノリティ)の子どもを指していました。

LGBTと最近よく聞くようになりましたが、今回でいうと、性的マイノリティに当たるのは、L(レズ)、G(ガイ)、B(バイセクシュアル)。子どもたちには様々な性の悩みをもつ子がいることをこの問題を通じて、改めて知ることができました。

今回の過去問で学んだことを、教員採用につなげていきたいです。(末松)
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