10月15日授業深掘りセミナーに参加して(岩田)

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 10月15日(土)深堀セミナーに参加させていただきました。今回は生徒役として国語と数学の授業を見させていただきました。国語は前回の教師力アップセミナーでもお世話になりました伊藤先生の授業を、その後の数学は神戸先生の授業というように二本立てで考えることが盛りだくさんの一日でした。

 わたしが今回のセミナーで特に感じたことは、揺さぶりの技術についてです。これまでにも様々な先生方の講演や授業を見させていただいて、児童・生徒の発言に対する教師の反応(受け)の仕方について、技術として持ち合わせていないにしても、知識として知っている状態ではありました。

 しかし、改めて今日児童・生徒の発言に「そうだね。」と返すのではなく「そうなの?」と発言した子どもたちをそこで終わらせない、子どもたちの心に揺さぶりをかけて先を考えさせる受けの技術を学ばせていただきました。教師は「答えを受け止めるのではなく、考え方を受け止める」という言葉が非常に印象的で、それだからこそ子どもたちは答えを探すためにまた、学び続けるのだと感じました。

 実際に授業に参加させていいただき、純粋にとても楽しく「どうやって説明しよう」「なんでそうなるんだろう」と生徒目線で物事を考えさせてもらったり、また教師の生徒に対する配慮、授業の進め方など、教師目線で技術を学ばせていただいたりと、視点を変化させながらの学びになったのではないかと感じています。

 あと1週間後には中学校実習が始まります。楽しみではありますが、期待する反面不安も大きいです。当然楽しいことばかりではなかったり、悩むこともあると思います。しかし、4週間後に笑顔で終われるように、わたしらしい教育実習にしていきます。(岩田)

10月15日授業深掘りセミナーに参加して(江口)

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  私は、10月15日に深堀セミナーに参加させていただきました。今回は、国語と数学の授業を生徒役として、参加させていただきました。

 まず、国語の授業でした。先生は、漢字1字を紙に書いて、それらを28枚用意されていました。そこから、2字熟語を1枚も残らないように作るよう呼び掛けました。私たちは、残ってしまいましが、みんなで協力して、完成させることが出来ました。1人でやっているよりも、みんなで考える方が楽しく必死になると思いました。また、先生が楽しい方で授業自体がとても良い雰囲気でした。

 漢字自体は、教科書のままではなく、習っている漢字や、新しく習う漢字を取り入れていました。身近な熟語を使うことで、自分でもわかる、考えれるという気持ちになると思いました。

 間違っていたり、考えがまとまっていなくても、受け入れている先生で、そこから深めていることが印象的でした。それに伴い、深堀の際に、答えを要求しているのではなく、考えを受けているという意見があり、とても考えさせられました。教育実習の際、答えを言ってくれた児童に対して、「そうだよね。いいね。」と言ってしまっていたため、考え方を大切にしていく教師になりたいと思いました。

 数学のほうでは、中点連結定理から復習として行いました。中点連結定理を説明することがとても難しく、様々な生徒から考え方を聞いて、深めていました。やはり、復習の時点でなかなか答えが出ないということがあると、先生方が仰っていたため、前の授業のノートを見る習慣を身につけさせていくことが大切だと思いました。

iPadを使用した授業でした。初めて、iPadを使用して図形を考えていきましたが、まず動くことに感動しました。子どもたちなら、尚更興味を持つと改めて感じました。iPadについての討論もありましたが、深めるための道具として、より良い方向に使用することができるよう考えていく必要があると思いました。(江口)

インターンシップから学んだこと(江口)

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私は、6月からインターンシップを行っています。今週は、大学の授業がお休みだったため5日連続で行かせていただきました。

毎回、配属されるクラスが違いますが、今回は4年2組を5日間担当しました。そこには、日本語が話せず、意味もほとんど分からないネパール人の女の子がいました。私は、その子に付いて授業の内容をなるべく同時通訳してほしいと担任の先生に言われました。

私は、中学生、高校生と英語を学んできましたが、外国人と話す機会は無く本当に出来るのか不安で一杯でした。しかし、ありったけの知識を出しきり話しました。時に、ジェスチャーをしたり、絵を描いたり、英文を書いたりと工夫しました。すると、その女の子も私に伝わるようにゆっくり話してくれたり、英文を書いてくれました。どんな国の子とでも、コミュニケーションをとることは絶対に出来ると確信した5日間でした。

必ず今後外国人児童、生徒の数は、増加していきます。教育実習をする中学校にも、1クラスに5人弱いると言われました。その子たちに、どう対応していけばいいのか今まであまり考えたことがありませんでしたが、今回のインターンシップわ通して考える機会を与えて頂きました。中学校実習において、担任の先生がどう対応しているのか、学んでいきたいです。 (江口)

10月12日杉下さんの授業づくり記録(末松)

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 10月12日(水)のゼミでは、杉下さんと松井君が模擬授業をしてくれました。今回は杉下さんの模擬授業を通して学んだことをまとめていきます。

 杉下さんは小学校6年生の社会科「日本とつながりの深い国々」の授業をしてくれました。

 良かった点は...

(1)笑顔&元気
 杉下さんは初めから最後までニコニコ笑顔で、授業を受ける子どもとしては、どんなことを言っても受け止めてもらえそうと意見しやすい雰囲気があふれていました。やはり表情は授業に大切なのだと改めて感じました。

(2)自信をつけさせる授業工夫
 資料からの読み取りで机間指導をしていた杉下さんは、子どものノートをみてのつぶやきをその子だけに言うのではなく、教室全体に聞こえるように言っていました。いはゆるオープンカンニング。読み取りが上手くできない子、自分の読み取りが合っているのか不安になっている子にヒントと自信を与えてくれました。
 そして、机間指導では必ず子どものノートに1つは赤ペンで○をつけていた杉下さん。○がノートについているとやる気が芽生え、また先生に○をつけてもらえると全体交流の際に自信を持って意見を言うことができます。


 学び合いで出た意見は...

(1)分からない子への対応
 授業では少なからず1人は分からない子が出てきてしまいます。そんなときは、誰かの答えを聞いた後に、その分からない子に答えさせるとよい。分からない子が複数人いる場合には、ペアやグループで交流するのもいい方法ですが、1人の時はこの方法が良いのではないかと思いました。分からない子を置いてきぼりにするのではなく、上手く授業に引き込ませることができると思います。

(2)ペア交流後は意図的指名
 全体交流ではあまり話すことができなくても、ペア交流では自分の意見を言える子がいます。あまり話していない子がしっかり話すことができているなと確認したらチャンス!!
ペア交流後は、その子に「○○さんはどう?」と意図的指名する。ここでしっかり意見を言うことができたら、その子の自信となり、次から全体で意見を言えるようになるかも知れない。また、意図的指名はリズムがいいため、ポンポン意見が出てきやすくなる。
ぜひ私も使ってみたいと思いました。

(3)社会の見方・考え方
 「なぜ教科書で日本とつながりの深い国々を4つも載せているのか?」
玉置先生がそうゼミ生に質問しました。うーんと悩むゼミ生。
答えは、人口、経済、文化などのその国のことを調べることをとして調べる観点を知るため。次同じように調べることがあったら、その観点を子ども達に自主的に調べさせるようにするため。なるほどと思いました。
 資料の読み取りもこれと同じなのではないかと思います。資料のどこに注目してみるのか、読み取ったことからどのように考えるのか。子ども達には、見方・考え方をいくつも同じ様な教材で授業をしていく中で、学ばせていくことが大切であることが分かりました。


 今回の杉下さんの模擬授業を通して、たくさんの授業技術や社会科の根本を知ることができました。これからの教材研究や授業づくりに生かしていきたいです。(末松) 

10月12日授業づくり1期生ゼミ(杉下)

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 前回に引き続き、今回のゼミも模擬授業勉強会をしました。

 今回は私が授業者となり、社会科の授業を見てもらいました。
 単元は、「日本と身近な国々」。アメリカ、中国、韓国、サウジアラビアと四か国ある中で、サウジアラビアを取り上げました。

 前回の課題にあった、声をしっかり出しての机間指導や意図的指名など、できる限り意識したつもりではありましたが、どうしても「わからない子を中心に授業する」ということができませんでした。

 わからない子を把握まではするのですが、意見を言わせるのはわかる子ども。仲間や先生から、交流後はその子も自信がついたはずだから、積極的に当てればよい、わからない子ほどもっと褒めるべき等といったアドバイスをいただきました。

 見つけて友達との交流を入れて終わってしまっていた自分は、まだまだ考えが甘いなと感じました。

 また、この授業での一番の課題点は、私が単元の根底を誤って理解していたことでした。私はこの授業を通して、最終的には国際理解に繋げたいと考えていました。しかし、先生から、子どもに「世界の国全部を調べないといけないのか」と言われたらどうするという話が出、私もはっとしました。ここから学ばせたいのは、国について調べるための見方や考え方の要素であり、いざ子どもが調べるとなった時どうしたらよいかを学ばせるものだ、ということに気付かされました。私は授業で子どもに高度なことを求めすぎていたなと反省しました。

 模擬授業で仲間や先生から意見をもらうことを通して、授業技術だけでない、深い学びを得ることができました。この学びをこれからも大切に、現場に出てからも生かしていきたいです。(杉下)

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