教育実習での学び(7期生 丹羽)

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 こんにちは!そしてお久しぶりです。玉置ゼミ7期生の丹羽真琴です。先日、小学校実習と中学校実習を終えました。そこで今日は小中学校実習での学びを振り返り、記事にしたいと思います。

 まずは小学校実習での学びを振り返りたいと思います。私は、小学校実習先の教務主任の先生が中学校時代、部活動でお世話になった先生であったため再び教育実習で先生という立場でお会いでき、指導を受けれたこと本当に嬉しかったです。同時に、もうこんなにも時が経ってしまったのだということも感じました。
 
 小学校実習では、沢山のことを学びましたが特に学級経営の大切さについて学ばさせていただきました。

 私が実習生として授業を行なっても学習規律がしっかり行えていたり、指示が通ったり、児童たちが集中して授業を受けることができていたのは、9月までに学級の先生が学級経営に力をいれてきたからだということを学びました。私が先生になった時には、その学級経営のベースがない状態から始まるので、児童との信頼関係を築いていきながら、まずは1番に学級経営に力をいれていきたいです。

 次は、中学校実習についてです。中学校実習では、特に授業技術について学びました。なかでも、英語科の先生に伝えられた「1時間の授業のなかで1人以上の生徒を主役にする」ということが1番印象に残っています。最初の授業の反省会でこの言葉を先生方から伝えられて、なるほどなと思いました。

 それからの授業では、生徒のいいところを拾ってみんなに伝えたい!という意思をもって授業に挑みました。机間指導もただまわるだけではなく、目的をもって回るようになったし、毎時間生徒のいいなっておもったところをみつけ、みんなに伝えることができるようになりました。伝えられた生徒は嬉しい思いをするし、それを聞いた生徒は「すごい!!」「素晴らしいね!!」と声をかけ、拍手をし、とっても温かい雰囲気になりました。それだけではなく、周りの生徒も影響され、がんばってる様子も沢山みました。
 
 これから教師をやっていく上でとても大切なことを学ぶことができたし、自分自身成長することができました。

 他にも教育実習でだからこそ、学んだことが沢山ありました。実習校で仲良くなった子供たちとのお別れは本当に辛かったです。教育実習はこれから先もずっとずっと思い出すような、私の背中をおしてくれるような素敵な時間となりました。小中学校実習での経験を大切にし、これからに活かしていきたいと思います。

 私は今回の実習を通して、教師になりたいという気持ちが強くなりました。大変なこともしんどいこともたくさんありましたが、それでも一人一人の成長を1番近くで感じられること、それを一緒に喜びあえたときの嬉しさなどの教師のやりがいをたくさん感じることができたからです。
 
 また、先生という仕事は人の未来にもかかわる責任が問われる仕事だと思いました。先生になるためにその覚悟を持ち、専門的な知識を身につけること、子供たちに語れるようないろんな経験をすること、これからの学校生活で大切にしていきたいです。(7期生 丹羽)

教育実習での学び その2(7期生池戸)

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 こんにちは!玉置ゼミ7期生の池戸美遥です!一つ前の記事の続きになります。教育実習での学びパート2です。今回は中学校実習での学びを振り返ります!

 中学校実習は10/18-11/8の3週間でした。 

 中学校実習でまず思い出に残るのが体育祭です。実習2日目に行われた体育祭が、言葉にはできないほど感動しました。まだクラスの子ともほとんど関係ができてない中、不安な気持ちもたくさんありましたが、この日をきっかけに距離がギュッと縮まりました。そして練習風景はほとんど見ていませんでしたが、みんなの頑張りがすごく輝いていて、何度も感動して涙を流してしまうほど素敵な体育祭でした。先生方も本気で体育祭を楽しんでいて、中学生のとき大好きだった体育祭を次は教師として携われるのこともこの職業の良さだと実感しました。

 次に学級経営です。中1ギャップという言葉があるように、思春期真っ只中の中学生と関係を築けるかが1番の不安要素でした。しかし、それは私の固定概念で実際には体育祭をきっかけに、いい意味で友達のように仲良くなることができました。この時点で私の中にあった中学校実習への不安は全くなくなり、毎日が楽しくて仕方ありませんでした。担任の先生が学習計画ノートや自学の点検もやらせてくださり、より1人1人と濃い関係が築けました。小学校のように一日中担任の先生とクラスが一緒に動くわけではない中学校では、こういった学習計画ノートの生徒の文章や朝の会、帰りの会での教師の話が生徒に大きな影響を与えます。こういう気づきは実際に中学生を相手にし、経験しなければ学べないことです。決して楽な仕事ではありませんでしたが貴重な経験ができました。
 
 そしてこの実習での1番の学びは授業です。数学の授業を6時間、1年生全クラスで授業をしました。初授業をする前は、失敗を恐れて授業をするのが嫌で仕方ありませんでした。しかし実際に教団の前に立つと、「生徒とのやりとりが楽しい!!」これが一番最初に感じたことでした。もちろん、あそこは専門性が欠けてたなぁ、あの子の考え方をもっと深めたらよかったなぁなどの反省点もありました。

 そんな時に、指導担当の先生がいつも私に「こうやって経験しないと学べないからね!できなくて当たり前だよ!」と声をかけてくださり、今の私に必要なのは成功することではなく、経験することなのだと気付かされました。それからの私は授業をしたらすぐにでも先生と反省会をして授業技術を学びました。「授業をするのも楽しいし、こういう学びすら楽しくて仕方ない!」と思えるほど、数学を教えることを心の底から楽しめるようになりました。
 
 3回目の授業では玉置先生が授業を見に来てくださり、指導していただきました。【生徒をつなぐ】【生徒を鍛える】これが私の課題だとわかり、この日以降はこの2つを意識した授業を目指しました。またこの日は2時間授業をする予定が、急遽予定にない内容で違うクラスの授業もすることになりました。授業の1時間ほど前に決定し、さすがに不安でしたが、この日の学びを活かしてぶっつけ本番で50分間授業をしました。これまでの私なら絶対に先生からやってみる?と言われてもやるという選択肢は取らなかったと思います。しかし今回は自分から挑戦し、1日に3時間授業をやり切ったことで自分に自信がつきました。この経験が私の中でとても大きく、『教師になる』と決心をつけるきっかけになりました。

 また数学の授業の時にしか関わらないクラスのある子から最終日にもらった手紙に「先生のおかげで嫌いだった数学が、楽しいと思えるようになって、進んで勉強するようになりました!」という言葉がありました。私の授業が生徒の人生の1コマに関わることができたんだという喜びが教師になりたいという気持ちを倍増させました。

 3週間前の私が今の私を見たらびっくりするかもしれません。それぐらい濃い時間をこの中学校実習で過ごすことができました。実習を終えた今でも、クラスの子たちからもらったメッセージ、プレゼントや集合写真が手放せないほど中学校に戻りたくて仕方ありません。たった3週間でこんなに深い関係が気づけるのなら、一年たったらどんな気持ちになるのか気になります。そんな疑問もまずは教師になってからです!

 教師になりたいという夢が今回の実習を通してはっきりと目標になりました。楽しかった思い出も辛かった思い出も全部これからの自分を強くしてくれると思います。『失敗は成功のもと』教育実習で実感したこの言葉のように、失敗を恐れず、まずは来年の教員採用試験に向けて取り組みます!!

 このような状況下でも教育実習が出来たこと、どんなに些細なことにも親身に相談に乗ってくださった玉置先生や先輩方、そして一緒に頑張ってきた、頑張っている7期生。今ある環境が当たり前ではないことに感謝してこれからも頑張ります。ありがとうございました!!(7期生 池戸美遥)

教育実習での学びその1(7期生池戸)

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 こんにちは!そしてお久しぶりです!玉置ゼミ7期生の池戸美遥です!!先日、小学校実習4週間・中学校実習3週間を無事に終えました。実習が始まる前は半袖で過ごせていたのに、気がついたらストーブが欠かせないほど寒い時期になりましたね。

 さて今日は小中学校実習での学びを振り返り、記事にしたいと思います。

 まず、9/6-10/1まで行った4週間の小学校実習での学びです。

 私は研究授業も含め道徳を3時間やりました。「玉置ゼミでの学びを一番発揮できるから頑張ろう!」などという安易な気持ちだった私は大挫折をしました。

 実際に児童相手に授業をするのは初めてで、私の想像の上をいく児童の発言に対応しき
れませんでした。せっかく価値となるワードが出ているのに、それをうまく変換して板書に残すことがとても難しかったです。

 また私の授業を楽しみに待ってくれている児童はいつもなかなか発言できない子も頑張って発言しようとしてくれますが、『こう言わせなきゃ』という焦りから価値となる意見を言ってくれた児童との一対一のやりとりになってしまう場面がありました。

 普段の授業での担任の先生が挙手指名する場面では、なんとなく当てているように感じていましたが実際はそれぞれの児童の特徴を考えながら当てる順番やタイミングを決めていることを学びました。

 小学生は本当に素直です。だからこそ、授業が難しかったり、楽しくなかったりすると表情ですぐにわかります。この小学校実習でたくさん失敗をした分、一つの授業を作り上げることがどれだけ難しいことなのか改めて実感しました。

 しかし失敗は人を強くします。「次こそは児童が心の底から楽しかった!と思える授業がしたい」という思いが私を奮い立たせました。時間が許す限り教材研究を繰り返し、何度も価値となる部分を変え、板書や補助発問を工夫しました。これまでの私の教材研究は、内容を読み、価値と補助発問を考えるぐらいでしたが4週間を通して、あの子だったらこう言う発言をしそうだな、この価値以上に深まりそうだな、などの一人一人の特徴を考えながらそのクラスにしか出来ない授業を考えられるようになっていました。

 研究授業では『ブラッドレーの請求書』という家族愛についての授業を行いましたが、これまでで一番良い授業ができました。なぜなら児童が目をキラキラさせながら発言しようと頑張ってくれる姿はもちろん、授業をする私自身がすごく楽しかったからです。担任の先生がよく私に、「まずは教師が子供の成長も含めて授業を楽しまないと、子供はそれ以上楽しめない」という指導をしてくださいました。教師になる上でとても大切なことを学び、経験できました。

 次に学級経営での学びです。小学校実習で一番感じたのは、先生方は授業以外の面でも一瞬も気を抜けないということです。

 私の実習先は運動会シーズン真っ只中でした。コロナ禍ということで日々、状況が変化し当日ギリギリまでzoom配信か、対面の運動会かの瀬戸際でした。そのため運動会練習が思うようにはできず、短い期間で練習させなければいけない状態でした。しかし相手は小学生です。指導は決して簡単ではなく、全員が理解して動くのにはすごく時間がかかります。
 
 実際に1日経営で1週間担任業務をやらせていただきましたが、本当に大変でした。目や体が何個も欲しいと思ってしまうほど、分刻みで様々なことが起こります。トラブルが起こらないように指導しないと、、という不安な気持ちが大きかったことを覚えています。しかし、それは違っていて、児童を黙らせるのは簡単ですが、なぜ今は静かにしなければいけないのか、なぜこういうトラブルが起きたのか、この『なぜ』つまり理由を理解させるための指導が大切なのだと実際に学級経営をして学びました。

 この4週間という長いようで短い時間を通して、教師という職業のこれまで見えてこなかった一面も知ることができました。それと同時に「自分は本当に教師になれるのだろうか」という不安も出てきたのが正直な気持ちです。しかし、最終日に、私以上に子供たちが大号泣しながら一人一人メッセージを言ってくれました。それが何よりも嬉しくて、大変だったけれど、私が教師を目指した理由はこれだと気がつきました。「こうやって子供達から愛される先生になりたい。」この気持ちを胸に刻めたことが今の私を強くしてくれていると思います。

 長くなりましたが、小学校実習での学びはこの辺にして、次は中学校実習での学びを振り返ります!パート2ということで次の記事にまとめます!(7期生 池戸美遥)

11月6日「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加して学んだこと(安藤)

 はじめまして。8期ゼミ生になりました。教育学部学校心理専修の安藤里奈です。初めて書く記事に緊張しつつ、入りたかった玉置先生のゼミ生だという実感が強まり、ワクワクしています!

 さて、今回は、じゅうろくプラザにて開催された「いのちの授業」を体験的に学ぶセミナーに参加して学びえたことを、書きたいと思います。

 今受講している道徳の授業で模擬授業を行う予定があったので、ベテランの先生方がどのような授業をなさるのか参考にさせて頂きたいと思い参加しました!

 まず、山田貞二先生が、がんを患った女性の闘病生活を振り返る動画を教材に、いのちについて考える授業をしてくださいました。授業の初めはゲストと山田先生が対話する様子を聞く形で授業が進められました。ゲストの話を聞くことで、身近な事として捉えやすく、自分事のように考え、授業に引き込まれました。このように自我関与し、興味関心を持たせ、生徒を授業に引き込むという授業の進め方はとても勉強になりました!

 さらに、山田先生は話し合う活動も重要視されていました。道徳の授業では、教師の「正しい」と思う考えを押し付けてしまいがちですが、子ども同士で考えを沢山交換し、積み重ねていった様々な意見や考えから、生徒が自分なりの「納得解」を導き出せるような授業を行う事が大切だと学びました!
 
 玉置先生の授業では「取り得る行動の検討」を行い、自分ならどのように行動するのか、議論していく展開の授業をしてい頂きました。ただ単純に「いのちは大切なもの」という結論を出すことにとどまらず、自分ならば、いのちにどのように向き合い、どのような行動をとるのか、他者と議論する中で、いのちの価値について考えを深め、どれだけ難しいことなのかを捉えていき、深堀をしていくことが道徳の授業で行うべきことだと実感しました。

 また、玉置先生は議論をする中で、様々な人から色々な類の意見を挙げていました。先生のように、様々な意見を挙げることで、多角的・多面的に考え、視点を耕しながら議論を進めていくことが道徳授業を行う際のポイントだと思いました!

 最後に龍崎先生が玉置先生、山田先生の模擬授業について振り返りながら価値づけしていき、道徳の授業について考えを聞かせていただきました。道徳は価値との関わり合いで、深めていくことが大切だと学びました。

 今回のセミナーでは自分とは反対の意見を聞くことで視野が広がる楽しさや、自分なりの納得解を見つけるという点が、今まで受けてきた道徳の授業とは異なり、とても新鮮で勉強になりました!道徳には算数のように正解はなく、自分と同じ考えの人もいればそうでない人もいる。自分とは異なる人の考えを聞き、新しい考えに出会えた時の楽しさに気づいてもらえるような模擬授業ができるように頑張ります!!(安藤)

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2021年11月10日6期生ゼミ記録から(玉置)

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 ゼミで活用している「スクールライフノート」には、ゼミ終了後には、それぞれが「学びの天気」を記録しています。

 11月10日の6期生ゼミでは、「縦糸横糸モデル」を研修している金子さんから提案があり、「叱り方」を学ぶ時間となりました。以下は、「学びの天気」の記録です。

〇 今日の金子さんのテーマは叱り方。実際に自分で叱ってみて子どもに怖いと思わせることばかりを意識していたが、野中先生のお手本を聞いて大人と子供では怖いの認識は違い、子どもに対しては勢いを持って強く短くを意識して怒った後に褒めてあげるということが大切だとわかった。自分もこれから叱るときは意識していきたい。

〇 今日は叱る練習をしました。叱ることは学級内に規範意識を持たせるために重要なことだし、子どもの気持ちになって叱ることを徹底していきたいです。「すっと叱る」→「出来たら褒める」の指導法を実行したいです。

〇 今日のゼミでは、金子さんの卒論の内容の、縦糸横糸理論についてで、子どもに縦糸を張る場合、やはり「怒り」が必要になってくるので、みんなで場面指導のように怒るときの練習をした。実際にみんなでやってみた上で、正解の指導を金子さんに教えてもらいました。怒る時のポイントは、怒る時はスッと短く怒り、できたら褒めることだとわかりました。実際に自分で考えたものをやってみたことにより、その怒り方が1番さらっと入ってきて、かつ縦糸が張れるとわかりました。

〇 今日はまず、叱り方について学びました。初任は特に、叱れないという状態に陥りやすく、子どもになめられてしまって学級崩壊になってしまうと知った。場面指導で叱る練習をしてみたけど、意外と難しかった。叱る時のポイントは、短く!ビシッと!そして、すぐ切り替えて、できたら褒める!これを4月から実践していきたいと思った。叱る時は第1声がすごく大事だと知ったので、そうなった時は気合を入れて叱りたいと思います。

〇 今日はみんなで叱るところの場面を実際にやってみました。場面は、体育の授業で事前に子供に整列しておいてって伝えていたのに、体育館に行くと子供たちは動き回って騒いでいたというものです。みんなよく考えてくれて実践してくれて嬉しかったです。野中先生や玉置先生の手本となるスパッと叱ってのちに褒めるやり方を練習しておきたいです。

〇 今回のゼミでは、叱るときのポイントについて考えた。場面は、小学校で体育の時間の前に先生が遅れるので先に準備しててと言ったのに子どもが遊んでいたときに叱る場面。若い先生は説明しがちだけど、そうじゃなくまず迫力よく怒る。やり直しさせる。褒める。これが野中先生的には良いみたい。

11月8日 東員第一中学校での玉置先生による飛び込み授業からの学び(松浦)

 こんにちは!6期生の松浦です。今回は11月8日に参加させて頂いた、東員第一中学校での玉置先生の飛び込み授業での学びをまとめます。

 学んだことは非常にたくさんありますが、特に2つあります。

 1つ目は、子どもたちとの関係はちゃんと授業に表れることです。私は、玉置先生が現場で子どもたちを相手に行う授業を見るのは今回が初めてでした。そのため、先生は授業前にどんなコミュニケーションを取るのか、子どもたちにどんな声をかけるのかに注目しました。飛び込み授業ということで、初対面のはずなのに、あっという間に子どもたちの心を掴んでいく先生の技に凄く驚きましたし、勉強になりました。子どもたちが心を開いたことで、授業中の対話が活発になり、発言も多くあったのだと思います。先生が投げかけた発問に対して、真剣に考える姿も、きっと先生が心を掴んだからだろうなと思いました。

 2つ目は、道徳は想像させる教科であるということです。道徳は国語の読み取りとは全く異なるものですが、やはり国語のように考えてしまう子どももいます。玉置先生は授業の途中で、子どもたちが本文を頼りにして意見を出し合っていることに気付き、資料を机の中に片付けるように指示をしました。そして、心を想像することが大切なことやグループで1つの考えにまとめる必要がないことを授業の中でしっかりと伝えていました。中学生は、他人の意見と自分の意見がズレていないかが特に気になる時期だと思いますが、そんな時期だからこそ、道徳の授業がかなり効果的だと思います。そのため、先生が伝えた言葉は印象的だったのではないかと思いました。私も4月から道徳の授業をする立場になるので、想像することが大切なことや国語の授業とは違うこと、人それぞれ答えが違ってもいいことなどをしっかりと伝えていきたいと思いました。

 私は道徳の授業が好きですし、卒業研究のテーマも道徳を選びましたが、研究を進めながら、やはり難しいなと本当によく思います。先生が、授業が終わってみると「ああすればよかった、こうすればよかった」と反省点がどんどん出てくると仰っていて、先生でもそんな風に思うのだと、なんだか安心しました。完璧な授業なんてないのかもしれませんが、自分が目指す授業に近づけるように何度も挑戦し、失敗を積み重ねていくことが大切なんだろうなと思います。私はまだまだ経験が足りないので、失敗するのは当然だと思います。だからこそ、失敗を恐がらずに挑戦し続けていきたいと思いました。何事も、焦らず、地道に頑張りたいなと思います。今回の学びも、自分の武器として磨いていきます!

 玉置先生、東員第一中学校の先生方、生徒の皆さん、貴重な経験をさせてくださってありがとうございました。(松浦)
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「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加して(1年生丸山)

 はじめまして!
 教育学部 学校心理専修 1年の丸山託生です。

 11月6日、じゅうろくプラザにて開催された『「いのちの授業」を体験的に学ぶ』講座について、玉置先生のご厚意から研究室日記を書かせていただくことになりました。とても嬉しく思うとともに、自分の考えを文字にして発信することの難しさを痛感しています。どうか寛大なお気持ちでお読みいただけるとうれしいです!

 さて、今回の講座では、山田先生・玉置先生がそれぞれ道徳の模擬授業をされ、そのあと龍崎先生が講義をされました。

 山田先生の模擬授業では、「道徳の授業においてもっとも大切なことは、子どもが自分のこととして捉え、考えること」であると学びました。模擬授業では小児がんをテーマに、過去に罹患したゲストの体験談を交えながら「自分事として考えさせる授業」が展開されました。小児がんを患った友達がいたというような経験がない自分にとって、あまり身近に感じられるテーマではありませんでしたが、1000人に1人が発症するという情報やゲストの体験談に触れることで、にわかに自分事として考えることができました。学習テーマが抽象的になりやすい道徳において、子どもが自分事として考えられる授業展開・教材の工夫が重要であると実感することができました。

 続く玉置先生の模擬授業では、平成29年に告示された中学校学習指導要領道徳編における「取り得る行動」を検討する授業を体験的に学びました。「国境なき医師団」であった貫戸朋子さんの体験談を題材に、その場合「自分ならどうするのか」について考え、皆で議論するという授業展開でした。自分が取り得る行動について考えた後、自分が取らない行動をする、違った視点をもった人について検討することを通して、考え方の多様性を学ぶ授業であったと感じました。

 そして龍崎先生の講義は、道徳教育の背後にあるものを明らかにしながら、山田先生・玉置先生の模擬授業を価値づけしていくというものでした。山田先生の模擬授業における、「自分のこととして捉え、考えようとすること」は「考動」。玉置先生の模擬授業における、「異なるものの見方・考え方の存在を知ること」は他者理解に繋がるとし、どちらも道徳教育において大切だと学ぶことができました。

 今回の講座では、内容はもちろんですが、玉置先生と山田先生の授業を実際に受けることができたこと、加えて龍崎先生を加えた鼎談も興味深く、参加できて本当に良かったと思いました!

 素晴らしいご講演をありがとうございました。

 私自身は、まだまだ入り口に立ったばかりですが、これからも教育についての理解を深め、より一層努力したいと思いました。

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11月6日 「いのちの授業」を体験的に学ぶセミナーでの学び(岡)

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 こんにちは!実習も残り一週と終わりが近づいてきて、寂しい気持ちになってきている岡です!

 今回は「いのちの授業」を体験的に学ぶに参加させてもらいましたので、そこで感じたことについて書いていきたいと思います!

 まず、実習中ではありましたが、来週の水曜日に道徳の授業をやることもあり、なにかヒントになるものはないかと藁にもすがる想いで参加しました!(笑)

 結果、参加してとてもよかったです!

 まず、山田貞二先生のいのちの授業は、小学生の高学年をイメージした小児がんを題材とした授業でした。このような授業は児童にとっても経験していることも見たこともない子もいるので、自分ごとにして考えることがなかなか難しいと思います。

 その中で山田先生はゲスト講師を用意したりすることで、より身近に感じることができる授業でした。また、ゲスト講師の話から学級の中で自分ならどう行動するかなど、必ず児童が自分の視点に立って考えられる授業だったので、児童が自分のこととして考えることができるかを意識することの大切さを知ることができました!

 玉置先生の授業は取り得る行動の検討ということで、物語などの文に対して、主人公取る可能性の行動を考えることができるだけあげて、その中から自分のやらない行動を選ぶということでした。その中で、どうして同じ行動でも取る人と取らない人がいるかを議論する道徳の授業でした。

 この授業は受けていて、とても楽しかったです!反対意見の人とは価値観が違うこともあり、その人の意見を聞くと自分の意見が揺らぐこともありました。実際の生徒もそれぞれが違う環境で育ってきているので、お互いの価値観を知り、葛藤することは、とてもいいことだなと思いました。できれば、実習の道徳の授業で取り入れていきたいなと思いました!

 龍崎忠先生、玉置先生、山田先生の3人の道徳についての深い考えについて聞くことができました!道徳は日常生活の中にも反映される教科であり、日常の中で折々に考えることができるような力をつけてくれる教科だと改めて実感しました。

 今回は実習ではありますが、参加してよかったなと思いました!この中で学んだことを実習の道徳の授業にも生かせていけたらいいなと思います!残りの実習も頑張りたいです。(岡)

10月30日 「学び合う学びが目指すもの、その実現で大切にしたいこと」に参加して(名桐)

 こんにちは。6期生の名桐です。時が進むのは早いことに、もう11月になってしまいました。今は卒業論文の制作に追われ、本やパソコンと向き合う時間が増えてきています。満足できる論文を書くために、計画的に進めていきたいです。

 さて、この度愛知文教大学にて開催された、「学び合う学びが目指すもの、その実現でたいせつにしたいこと」の講演会に参加させて頂きました。石井先生の経験から成された貴重なお話を聴くことができ、教師になった際にぶつかる壁を想定しながら考えることができました。

 私が特に印象に残ったことは、学び合いをより深めるために、「聴き合う」ことが出来る子どもたちを育てなければいけないということです。新任の先生だと、喋ることに視点が行きがちになり、自分の意見や考えを周りに伝えられている子が目に映ると思います。しかし、その話し手に対ししっかりと体を向け、話を聴ける子を育てることこそ、学び合いの土台になると気付くことができました。

 また、石井先生のお話のなかで、「学び合いは、一人一人が学びを深めるために支え合うこと」という考え方は、来年度から教師になる身の私にとってものすごく重要なものになりました。ホワイトボードなどに複数人で群がる学習ではなく、声が飛び交うというよりは一人一人が学びに全うするのが本来の学び合いの姿だと、新しい見方が備わりました。本来の「学び合い」をするために、子どもたちに提供する授業内容を研究するとともに、「学び合い」が実現できるような縦糸、横糸を張っていきたいです。

 今回は、自分たちがいるステージの何段も上のお話で、正直少し難しい話の部分もありましたが、それでも自分なりに内容を噛み砕き、成長の糧にしていければなと思います。このような貴重な体験をさせて頂き、石井先生をはじめ、関係者の方々に感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございました。(名桐)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)。
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