教育実習での学び(高橋)

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 皆さんこんにちは、七期生の高橋奈優です。期待と不安でいっぱいだった小学校実習と中学校実習を終えたためその学びを記事にしたいと思います。

 まずは、このご時世でありながらも、ありがたいことに小学校、中学校ともに、4週間実習ができたことに感謝しています。この約二か月は、毎日大好きな子供たちと過ごすことが本当に楽しく、座学では到底得ることのできない学びの連続でした。今回はその中でも2つのことを記事にします。

 1つ目の学びは、小・中学校実習共通の学びで、今更と思われるかもしれませんが曖昧だった教師像の軸が固まったことです。この実習でたくさんの尊敬できる先生方に出会いました。その中でも、小学校・中学校実習で指導をしてくださった担当の先生方が共通で持っていた指導の軸がありました。それは、「こどもを伸ばしたい」という根本の願いです。先生方は常にこの願いを軸に行動がありました。

 私はそれに気づくまで「子供に寄り添える先生になりたい」という曖昧な教師像をもとに子供と関わっていました。すると段々友達のような関係になってしまい指導しなくてはいけないときにできませんでした。

 しかし、「こどもを伸ばしたい」という先生方の軸に気づいてから「もっと成長してほしいから」という願いからの行動で子どもたちと関わり、時には厳しいことも言えるようになりました。中学校実習最終日に生徒から「先生、(担当の先生の名前)先生と言葉が似てきたね!」と言われ、少しでも軸のある言動ができたのではないかと嬉しく感じました。

 2つ目は、授業面です。私の中で学校の先生と言って一番に思い浮かぶ仕事は授業です。そのため、玉置先生のもとで仲間と共に授業法について学び、そこで得た武器を持って少し自信ありげに実習に臨みました。特に中学校実習では、小学校実習の経験を生かして行ったものの、教科の専門性が高くなり、生徒の中でも得意不得意が大きく表れ始めていました。そのため、はじめは、40〜45分の授業でその武器が使えるどころか計画したことを通すことで精一杯でした。

 しかし、だんだん回数を重ねることによって、視野が広くなり自分の色を出せるようになりました。また、研究授業では、どれだけ余裕がなくても大切にしようと思っていた「褒め言葉」を評価していただきこれからも続けていこうと自信が持てました。さらに、一つの活動に一つの手立てではなく、個人に支援するのか、全体に支援するのか、また、どの段階でどのレベルの支援をするのかという生徒の実態によって一つ目に書いた「子供を伸ばしたい」の軸から考えることができたのが小・中学校実習通しての学びでした。けれども、まだまだ得意な子や発言力のある子で進む授業になってしまいます。結局この現象は、最後まで大きく改善することは難しかったです。だからこれからのゼミでクラス全員が活躍できる授業づくりを課題にしたいと思いました。

 最後に、この約2か月、憧れだった「高橋先生」と呼ばれ夢が現実味を帯びました。今も、ふと担当のクラスの子は何をしてるのかなと考えてしまいます。きっとこの実習での経験は一生忘れないと思います。

 堅苦しく書いてきましたが、結局朝学校に行くことが憂鬱なときでも教室のドアを開けて子供たちの顔を見るとそんな憂鬱が一気に吹っ飛んで頑張ろう!!という気持ちになりました!もっと沢山子供たちの顔が見たいです!絶対先生になりたいと思った2ヶ月でした。最後まで読んでいただきありがとうございました!(高橋)

教育実習での学び(今井)

 こんにちは!7期生の今井美羽です。お久しぶりです。小、中学校と実習が終わり、気付いたら、もう11月!!究極の冷え性である私の苦手な冬がやってきます、、。

 実習の日々はとても一瞬で過ぎていきましたが、濃密な1日1日を過ごすことができました。今回の実習での学びを自分の言葉で書き記していきたいと思います。

 実習では、とても多くのことを学ばせていただきましたが、私にとって一番大きな学びであると感じでいるのは、教師にとって最も大切な力とは何かということです。それは、「子どもを見る力」だと感じました。

 学級の児童や生徒、同じ人は一人もいないです。それぞれに家庭があり、過去があって、今があります。当たり前のことであり、今までもその大切さについては気付いていました。しかし、この実習を経て、全員に同じ指導をすることが良いというわけではないのだということを身を持って感じました。小学校の算数の授業、私は苦手な子に焦点を合わせすぎて、全てを説明してしまっていました。算数の得意な子にとっては容易すぎて、とても退屈な授業をしてしまいました。苦手な子も得意な子も、その1時間で学びを得ることのできる授業をしなければならないなと思いました。

 小学校、中学校で、担当の先生に毎日指導して頂く中で、様々なお話をさせて頂きました。中学校で、学級委員や班長などに積極的に立候補している生徒がいましたが、先生によると、案外繊細であるので、注意しなければならないということを教えて頂きました。私はそんなことには全く気付かず、人前で発言することに抵抗が少ないと勝手に思ってしまっていました。先生の言葉を聞いて、思い返してみると、自分が授業でその子を指名した時、確かに急に自信がなくなった表情をしていたなと思いました。現場の先生方は生徒のことを本当によく見ていらっしゃるのだなと感じました。
 
 算数が得意な子もいれば、苦手な子もいます。他者との関わり方が苦手な子もいれば、得意な子もいます。挙手をして発表することが出来る子もいれば、発表が苦手でも、書くことで自分の意見を示すことが出来る子もいます。児童・生徒一人ひとりの性格や気持ちを理解し、その子に応じて関わり方や指導の仕方を変えることで、児童・生徒全員の成長をサポートできる教師になれるのだということを学びました。そのために、教師は子どもの表情、行動、発言など見る力が大切であると感じました。
 
 実習を通して、実際に沢山の授業を行わせて頂きましたが、どうしても発言している子に注目してしまいます。実習を通して、少しは視野が広くなったなと思います。でも、まだまだ自分は視野が狭いなと感じます。これは自分の今後の課題です。

 この実習で担当になったクラスの児童、生徒には特に感謝しています。約1か月間という短い期間でしたが、自分の力不足な授業にも一生懸命取り組んでくれて、授業以外では沢山お話をして、最終日には私との別れを惜しみ涙してくれた子もいて、本当に嬉しかったです。教師になりたいという気持ちが大きくなりました。ありがとう。

 さらに、担当の先生を始め、多くの先生方にご指導頂き、多くの学びを得ると共に、沢山助けていただきました。もちろん、辛くて心折れそうになったこともありました。しかし、こうして沢山の学びを充実感と幸福感で振り返ることが出来ているのは、先生方が楽しそうに働く姿を見せて下さったおかげだと思っています。本当にありがとうございました。 私は、これからも自分の信じた道を進んで行きます!(今井)
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教育実習での学び(久野)

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 こんにちは!そしてお久しぶりです。7期生の久野舞菜です!コンビニの特設おでんコーナーに秋の訪れを感じる時季になりました。「冬にもアイスは売られているのに、なぜ夏におでんは売られないのか!」と憤っていた近所の子どもを思い出します。子どもの発想は豊かではっとさせられますね。

 さて、小学校、中学校とそれぞれ4週間の教育実習に行ってまいりました。
今回は教育実習での学びを振り返り、記事にしたいと思います!

〔小学校〕
 小学校では、人生初の授業実習をさせていただきましたが、見事に大失敗でした。いきなりレベルの高すぎる発問をしてしまい、児童を困惑させ、さらに、答えに向かうためのプロセスも児童に提示できず、わかる子の発言だけで進めていく授業になってしまいました。担当の先生からは、「そんなので児童が答えられるわけがないでしょう。」と厳しくも的確なお言葉をいただきました。
 全員参加の授業にするためには、いきなり発問を提示するのではなく、考えるためのヒントを得られるようなステップをいくつか用意することが重要だと学びました。

〔中学校〕
 中学校では、道徳の授業実習において、オウム返しをしてしまっていることをご指摘いただきました。その際に、オウム返しにも必要な時と場合があることを教えていただきました。
 例えば、生徒の発言内容が曖昧である場合、明確にするために聞き返すオウム返しは有効。しかし、そうでない場合は、生徒の学び合いを止めることになってしまう。
 私は、生徒の発言内容を自分自身が理解するために、その時間を確保するための有効ではないオウム返しをしてしまいました。お互いの発言を理解し深め合うのは、教師と生徒ではなく、生徒同士です。教師は学び合いの外側にいることを自覚しました。
 今後は、生徒の発言にすぐさま食いつくことなく、全体を見渡し、周囲の反応を”待つ”、または、周囲に「どう思う?」と投げかけ生徒同士の学びを”繋げる”ことを体に覚えさせなければなりません。
 恥ずかしながら、ご指摘をいただいた瞬間は、「教師が、生徒の発言にコメントを返さないなんて、薄情じゃない?無視しているみたい。」なんて思っていました。そんなものは大間違いだと今ではわかります。生徒の発言の聞き手は教師ではないのですから。
 今回の経験は、玉置先生が以前伝授してくださった「発言を判断するのは教師ではなく、生徒同士。」という教えが実体験とともに身に染みるものでした。

 小学校・中学校と本当に多くのことを学ばせていただきました。大学の講義だけでは知り得なかったこと、実感できなかったことばかりです。新型コロナウイルスによる影響で大変な状況にある中、このような機会をくださった学校、また指導してくださった先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。実習で出会えた児童・生徒たちには愛が止まりません。子どもたちの「久野先生大好き!」「がんばって本当の先生になってね!」という温かい言葉でどこまでも頑張れるような気がします。実習時よりももっともっとパワーアップした姿で、今度は教員という立場で教壇に立てるよう、これからは自分磨きと勉強に努めたいと思います。
(久野)

中学校教育実習での学び (岡)

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 みなさん、こんにちは!
実習で学んだことを記事にしようと思ったら、かなりの量になってしまうので2枚に分けさせてもらいました。7期生の岡です!

 今回は1か月の中学校実習での学びについて書かせていただきたいと思います。

 中学校実習で痛感した一番のポイントは教科力のなさです。これは玉置先生に授業をみていただいたときにも、ご指導いただきました。数学は積み重ねていく学問であると言われました。主に、問題と問題の間に大きなレベルの差があったりするためついてこれなくなる生徒が出てしまうということです。授業の組み立てに大きな問題があることに気づきました。このようなことが起こる原因としては教科書の意図をしっかりと把握できていないことや、生徒の発言を予測することができないということでした。これについては1か月の間ずっと悩まされました。授業を重ねていくごとに、生徒の発言の予測のできる範囲が増えてはきましたが、どれだけ教科書を読んでも、予測できない発言やつまずきは出てきました。そのためまだまだだなと痛感しています。しかし、この1か月数学と向き合うことができたのはとても貴重な1か月だったなと思っています。これからも教科書と向き合いながら教科力をつけていきたいなと思いました。

 私は中学校実習では後悔したことが一つあります。それは生徒への接し方です。小学校とは違い難しい年ごろにもなっているため、気軽生徒から寄ってくる場面は小学校に比べると少なかったです。これはなんとなく予想できていました。しかし、この後の私の行動がよくなかったと思っています。それは、向こうに合わせてしまったことです。もともと私のクラスは、積極的な生徒が少なかった中で私も消極的になってしまいました。これによってクラスの生徒と距離が縮まるまでに時間がかかってしまいました。最初に消極的な態度をとってしまったがゆえに話しかけると、驚かれたり会話が続かないことが多くあったため、最初の行動がよくなかったと反省しています。ここから、学んだことは小学生も中学生も同じ子どもであり、教師から積極的にかかわっていくことが大切だと思いました。これは私が将来教員になった際にも、肝に銘じておかなければいけないことだと思います。このような、忘れられない教訓が得られて、とても実りの多い中学校実習になりました。

これからのゼミでは、教科力をテーマに教科書と向き合いメッセージや意図を読み取って授業を作っていきたいなと思いました。 (岡)

小学校教育実習での学び (岡)

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みなさん、こんにちは!

 実習が終わって、金欠になり頑張ってバイトを入れている7期生の岡です。今回は小学校での3週間に及ぶ実習の中で、学んだことについて記事にさせていただきたいと思います。
 
 まず、小学校実習では児童との接し方や児童を中心に授業を進めることの難しさを痛感しました。児童との接し方については、私は小学2年生の担当だったということもあり、実習の初日から児童は積極的に来てくれました。だから、良い意味でも悪い意味でも、友達のような存在になっていました。今はこのような情勢ということもあり、児童には厳しい制限がされています。そのため児童との距離感についても厳しい制限があります。しかし、その中で児童にとっては、新しく来る先生ということもあり、自然と距離が近くなりがちです。このような状況については、注意しなければいけません。しかし、児童と仲良くなりたい気持ちもあり、注意しにくかったのも事実です。ここで児童との距離感の難しさを感じした。これは2つ目に書いた児童を中心に授業を進めることの難しさにもつながります。
 
 授業を児童の発言を中心に進めたいという思いがあり、できるだけ児童が話す活動が中心になるように授業を作りました。そのため児童も授業中に一生懸命発言してくれました。しかし、話が弾みすぎたりそれてしまうこともありました。これで授業が押してしまうことも多くありました。しかし、これを私はなかなか切ることができませんでした。みんなが一生懸命発言してくれているから、切るのが申し訳ないと思ってしまいました。
 
 しかし、この2つの難しさで共通することは注意しなければもっとよくない状況になってしまうことです。距離感を注意しなければ、児童はほかの子たちにも同じような距離を取り、コロナへの対策が適当になってしまったり、授業も切らなければ、終わらないという悪い結果しかやってきません。そのため、教師としてはよくない状況についてはしっかりと注意したり、止める勇気が必要だと感じました。これは小学校実習の後半になってやっと気づくことができました。それからは注意することに躊躇がなくなりました。教師が児童に対して理由を説明して注意すればしっかりと思いは伝わるということです。
 
 実習の前半はなかなか注意をすることができませんでしたが、3週間の間に注意をすることができてよかったなと思っています。

 小学校実習では毎日外で遊ぶことが多く、家に帰るとへろへろになっていることも多かったですが、子どもたちはとてもかわいく授業もいろいろな方法を試して児童の生の反応を知ることができて、とてもよかったです!
 

 次回は中学校実習での学びについて書きたいと思います。(岡)

教育実習での学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。
小学校・中学校の教育実習をこの度終えてきました。濃密な2ヶ月でした。こんなにもあっという間で、こんなにも多くのことを学び考え、頑張ったと胸を張れる日々は生きているうちで初めてだったように思います。

 小学校実習。児童の可愛らしい笑顔に包まれたキラキラ輝く毎日でした。
 子どもって「褒められ上手」です。褒められようと沢山のことに挑戦しています。尻込みをすることを知りませんから、ある意味無敵なのです(笑) しかし、それは先生方の価値づけの積み重ねで成立していること。褒められると分かっていなければ、褒められようともしません。
 授業での価値づけは、どんなに小さなことでもです。「素敵だね」「ありがとう」「素晴らしい」をどんなに些細なことでも伝える。「鬱陶しいぐらい褒め言葉を伝えてやっと子どもは褒められたと感じます。」という言葉を先生から頂きました。褒め言葉を伝えられて嬉しくない大人はいませんから、子どもなら尚更です。
 「価値語」の重要性とその積み重ねに気付くことが小学校実習ではできました。

 中学校実習。沢山の授業を実践させて頂きました。
 毎晩、指導させていただく教材を50回音読練習しました。毎日、教材研究をしました。毎日、生徒の反応を考えました。どんな言い回しなら伝わるだろう。どんな指示が端的で無駄がないだろう。リズムってなんだろう。テンポってなんだろう。本当に沢山のことを考えました。
 私が授業実践にて、大切にしていたことは「生徒を輝かせられる授業」でした。私への指導は、真摯に受け止めるから、どうか私の授業を生徒達が「頑張れた!」と「できた!」「楽しかった!」と思える授業にしたかったのです。
 中学校実習では、トップクラスの学級経営術と授業技術をご教授頂きました。生徒を輝かせる学級と授業には、とにかく教師の「見通し力」が試されます。どれだけ見通せるか。まるで将棋の世界です。何百手先まで見通す力が場数と子どもを想う気持ちでついてくることがよく分かりました。

 教師の授業技術や学級経営技術は、初めて現場に立つこの教育実習で決まるのだと思います。どれほどの熱意を持って授業や学級経営を学ぶのか。どれほど上手い教師の授業と学級経営を観るか。そして、一番大事なことはどんなに厳しい授業でも学級でも決して子ども達を愛すことを忘れないこと。

 教師になりたいと想い、教育実習に臨みました。その気持ちがこの2ヶ月間でさらに増し、そして明確に理想の教師像を抱けるようになりました。
 教育実習生が学級に来た期間や教育実習生が行った授業は、子ども達にとっては長い線で繋がれる人生の中のただの点にしか過ぎないでしょう。しかしながら、私の人生にとっては長く太く強い線となりました。お忙しい中、私達実習生を受け入れてくださり、また、丁寧なご指導をしていただき本当に先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
 先生方から頂いたご指導と子ども達の愛をしっかりと心に留め、今後の教員採用試験やこれからの教職人生の原点としたいと思います。

 本当にありがとうございました。

(下野)

やっぱり私は教員になりたい!!!(田中)

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 こんにちは!7期生の田中です。最近寒さがより一層厳しくなってきましたね。皆さんは身体を温めるために何かされていることはありますか?小学校、中学校とそれぞれ1ヶ月ずつ無事に教育実習に行って参りました。今日は教育実習で学んだこと、感じたことを記事に書いていきます。

〈小学校〉
 小学校で1番強く印象に残っていることは、児童の日々成長していく姿です。実習当初は前に立っても喋っていたり、授業でも中々手が挙がりませんでした。しかし、朝の会や帰りの会での呼びかけ、クラスとして聞く姿勢のキャンペーンに取り組みました。その結果もの凄いスピードで子供達が成長していきました。実習の終わり頃には前に立つだけで聞く姿勢を作ったり、呼びかけの声が聞こえるほどです。たった1ヶ月でこれほど成長するものなんだとびっくりしました。加えて、成長する様子がとても嬉しかったです。そのような子供達の姿を見ていると少しでも彼らの成長の手助けをしたいな、一緒に頑張りたいなという思いが強くなりました。

〈中学校〉
 中学校では、教科の専門性の無さを痛感しました。私は国語の実習生として国語の授業に取り組みました。自分の中ではこの文法はどのような意味だと分かっていても、いざ教えるとなると思うように伝えることができませんでした。これは、私の知識、技術などなど国語の専門性の無さが明確に分かった場面でした。それでも一生懸命に授業を受けている生徒の姿をみると申し訳なさ、悔しさ、この子達のためにもっと頑張りたいという思いが強くなりました。少しずつ国語の専門性を身につけて、少しでも子供達の「わかった」が増やせる授業ができるようになりたいです。
 
 小学校、中学校実習では他にも多くのことを学びました。1日1日、1つ1つの経験がとても大切なものでした。学んだことを生かしてまずは教員採用試験にむけて頑張っていきたいです。多くの方々の支えのお陰でこのように実習を行うことができました。本当にありがとうございました。(田中)

教育実習での学び(7期生 吉久)

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 こんにちは。7期生の吉久明日実です。私は、実習で児童生徒一人一人に寄り添えるように、という思いで実習に挑みました。

 大学の授業で児童生徒の特性や傾向を学びましたが、実際の児童生徒について知ることは大学の授業では学べません。実習だからこそ、学ぶことができるので、児童生徒との関わりを私は大切にしようと思いました。今回は、小学校実習、中学校実習を通して学んだことを書いていきたいと思います。

 私が実習で学んだことは、大きく二つあります。一つ目は、児童生徒との接し方です。二つ目は、授業づくりについてです。

 一つ目の児童生徒との接し方では、「笑顔」と「共感」、「褒めること」の大切さを学びました。

 小学校実習でも中学校実習でも「笑顔」が一番大切であるということを教えて頂きました。教師の表情や声のトーンなど、一つ一つの動作を児童生徒は感じ取り、影響を受けると思います。教師が不安げな様子でいると、児童生徒も同じように影響を受けると思うので、常に笑顔で児童生徒と接するように心がけました。

 また、児童生徒と接するときは、「共感」と「褒めること」を取り入れることで児童生徒との信頼関係を築くことができることを学びました。ただ褒めればいいというわけではありません。行動レベルで具体的に褒めたり、その児童生徒の思いや考えに沿った言葉がけで褒めたりすることが大切です。

 私は、そのような「褒めること」をたくさんするように心がけました。ですが、小学校実習では、授業を展開していくことに精一杯で、あまり児童を褒めることができませんでした。中学校実習では、全体を褒めることはできました。個人を褒めることは難しく感じ、全体のとき程できませんでした。なので、今後の課題です。

 児童生徒を褒めることにより、児童生徒の授業意欲が向上したように感じます。そして、児童生徒は積極的に授業に参加し、児童生徒と教師の対話が増える授業ができるように感じました。

 私はこれらのことを意識しながら、児童生徒と信頼関係を築くために、3日間で名前と顔を覚え、その子一人一人の特徴や考えが分かるように、休み時間も授業中も積極的に話しかけたり観察したりしました。中学校実習では、国語の授業に基本的に参加していたため、担当の学級と過ごす時間が小学校実習と比べると圧倒的に少ないです。そのため、中学校の空きの時間は、ほとんど担当の学級で過ごすようにしました。

 二つ目の授業づくりでは、「教材分析」、「児童生徒の実態把握」、「オリジナリティ」が大切であることを学びました。

 特に重要なことは、「教材分析」と「児童生徒の実態把握」です。教材分析に十分に時間をかけ、張物などの事前準備や指導案などがしっかりしていなければ、授業は上手くいかないのだと思いました。それだけではなく、児童生徒の実態を把握できていなければ、授業の進め方や手立てを適切にすることができません。私は、時間配分を何度か失敗してしまったり、全員が学べる授業はどのようにすればいいのだろうかと悩んだりすることがありました。試行錯誤しながらも、児童生徒に積極的に接することで、児童生徒の実態把握に努めました。児童生徒全員が理解できる授業を作ることは難しいことですが、その気持ちで授業を作ることが大切なのだと思いました。

 そのうえで、オリジナリティを出すことが大切だと思いました。児童生徒が、授業内容を覚えやすくしたり、関心を持てるようしたりするために、身近なもので例えたり、その背景を伝えたりと、自分なりに一工夫しました。そうすることで、より学級全員が楽しく学ぶことができるのだと思いました。その工夫で、児童生徒の反応が見られた時は、とても嬉しかったです。今後も、全員が分かるような授業をベースにし、オリジナリティを出せるようにしていきたいです。

 未曽有の災禍の中、多くの体験をさせて頂くことができました。実習校の先生方から手厚いご指導をしてただいたり、素直で活気のある児童生徒と実際に交流したりすることができました。このような環境の下で学ばせて頂くことは、とても恵まれていることだと思います。感謝の気持ちで一杯です。実習で体験したこと一つ一つが大切な学びであり、私の財産です。実習を通して、より一層教師になりたいという気持ちが強まりました。実習での出会いに感謝し、体験したことを糧に、今後も学び続けていこうと思います。(吉久)

教育実習での学び(7期生 丹羽)

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 こんにちは!そしてお久しぶりです。玉置ゼミ7期生の丹羽真琴です。先日、小学校実習と中学校実習を終えました。そこで今日は小中学校実習での学びを振り返り、記事にしたいと思います。

 まずは小学校実習での学びを振り返りたいと思います。私は、小学校実習先の教務主任の先生が中学校時代、部活動でお世話になった先生であったため再び教育実習で先生という立場でお会いでき、指導を受けれたこと本当に嬉しかったです。同時に、もうこんなにも時が経ってしまったのだということも感じました。
 
 小学校実習では、沢山のことを学びましたが特に学級経営の大切さについて学ばさせていただきました。

 私が実習生として授業を行なっても学習規律がしっかり行えていたり、指示が通ったり、児童たちが集中して授業を受けることができていたのは、9月までに学級の先生が学級経営に力をいれてきたからだということを学びました。私が先生になった時には、その学級経営のベースがない状態から始まるので、児童との信頼関係を築いていきながら、まずは1番に学級経営に力をいれていきたいです。

 次は、中学校実習についてです。中学校実習では、特に授業技術について学びました。なかでも、英語科の先生に伝えられた「1時間の授業のなかで1人以上の生徒を主役にする」ということが1番印象に残っています。最初の授業の反省会でこの言葉を先生方から伝えられて、なるほどなと思いました。

 それからの授業では、生徒のいいところを拾ってみんなに伝えたい!という意思をもって授業に挑みました。机間指導もただまわるだけではなく、目的をもって回るようになったし、毎時間生徒のいいなっておもったところをみつけ、みんなに伝えることができるようになりました。伝えられた生徒は嬉しい思いをするし、それを聞いた生徒は「すごい!!」「素晴らしいね!!」と声をかけ、拍手をし、とっても温かい雰囲気になりました。それだけではなく、周りの生徒も影響され、がんばってる様子も沢山みました。
 
 これから教師をやっていく上でとても大切なことを学ぶことができたし、自分自身成長することができました。

 他にも教育実習でだからこそ、学んだことが沢山ありました。実習校で仲良くなった子供たちとのお別れは本当に辛かったです。教育実習はこれから先もずっとずっと思い出すような、私の背中をおしてくれるような素敵な時間となりました。小中学校実習での経験を大切にし、これからに活かしていきたいと思います。

 私は今回の実習を通して、教師になりたいという気持ちが強くなりました。大変なこともしんどいこともたくさんありましたが、それでも一人一人の成長を1番近くで感じられること、それを一緒に喜びあえたときの嬉しさなどの教師のやりがいをたくさん感じることができたからです。
 
 また、先生という仕事は人の未来にもかかわる責任が問われる仕事だと思いました。先生になるためにその覚悟を持ち、専門的な知識を身につけること、子供たちに語れるようないろんな経験をすること、これからの学校生活で大切にしていきたいです。(7期生 丹羽)

教育実習での学び その2(7期生池戸)

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 こんにちは!玉置ゼミ7期生の池戸美遥です!一つ前の記事の続きになります。教育実習での学びパート2です。今回は中学校実習での学びを振り返ります!

 中学校実習は10/18-11/8の3週間でした。 

 中学校実習でまず思い出に残るのが体育祭です。実習2日目に行われた体育祭が、言葉にはできないほど感動しました。まだクラスの子ともほとんど関係ができてない中、不安な気持ちもたくさんありましたが、この日をきっかけに距離がギュッと縮まりました。そして練習風景はほとんど見ていませんでしたが、みんなの頑張りがすごく輝いていて、何度も感動して涙を流してしまうほど素敵な体育祭でした。先生方も本気で体育祭を楽しんでいて、中学生のとき大好きだった体育祭を次は教師として携われるのこともこの職業の良さだと実感しました。

 次に学級経営です。中1ギャップという言葉があるように、思春期真っ只中の中学生と関係を築けるかが1番の不安要素でした。しかし、それは私の固定概念で実際には体育祭をきっかけに、いい意味で友達のように仲良くなることができました。この時点で私の中にあった中学校実習への不安は全くなくなり、毎日が楽しくて仕方ありませんでした。担任の先生が学習計画ノートや自学の点検もやらせてくださり、より1人1人と濃い関係が築けました。小学校のように一日中担任の先生とクラスが一緒に動くわけではない中学校では、こういった学習計画ノートの生徒の文章や朝の会、帰りの会での教師の話が生徒に大きな影響を与えます。こういう気づきは実際に中学生を相手にし、経験しなければ学べないことです。決して楽な仕事ではありませんでしたが貴重な経験ができました。
 
 そしてこの実習での1番の学びは授業です。数学の授業を6時間、1年生全クラスで授業をしました。初授業をする前は、失敗を恐れて授業をするのが嫌で仕方ありませんでした。しかし実際に教団の前に立つと、「生徒とのやりとりが楽しい!!」これが一番最初に感じたことでした。もちろん、あそこは専門性が欠けてたなぁ、あの子の考え方をもっと深めたらよかったなぁなどの反省点もありました。

 そんな時に、指導担当の先生がいつも私に「こうやって経験しないと学べないからね!できなくて当たり前だよ!」と声をかけてくださり、今の私に必要なのは成功することではなく、経験することなのだと気付かされました。それからの私は授業をしたらすぐにでも先生と反省会をして授業技術を学びました。「授業をするのも楽しいし、こういう学びすら楽しくて仕方ない!」と思えるほど、数学を教えることを心の底から楽しめるようになりました。
 
 3回目の授業では玉置先生が授業を見に来てくださり、指導していただきました。【生徒をつなぐ】【生徒を鍛える】これが私の課題だとわかり、この日以降はこの2つを意識した授業を目指しました。またこの日は2時間授業をする予定が、急遽予定にない内容で違うクラスの授業もすることになりました。授業の1時間ほど前に決定し、さすがに不安でしたが、この日の学びを活かしてぶっつけ本番で50分間授業をしました。これまでの私なら絶対に先生からやってみる?と言われてもやるという選択肢は取らなかったと思います。しかし今回は自分から挑戦し、1日に3時間授業をやり切ったことで自分に自信がつきました。この経験が私の中でとても大きく、『教師になる』と決心をつけるきっかけになりました。

 また数学の授業の時にしか関わらないクラスのある子から最終日にもらった手紙に「先生のおかげで嫌いだった数学が、楽しいと思えるようになって、進んで勉強するようになりました!」という言葉がありました。私の授業が生徒の人生の1コマに関わることができたんだという喜びが教師になりたいという気持ちを倍増させました。

 3週間前の私が今の私を見たらびっくりするかもしれません。それぐらい濃い時間をこの中学校実習で過ごすことができました。実習を終えた今でも、クラスの子たちからもらったメッセージ、プレゼントや集合写真が手放せないほど中学校に戻りたくて仕方ありません。たった3週間でこんなに深い関係が気づけるのなら、一年たったらどんな気持ちになるのか気になります。そんな疑問もまずは教師になってからです!

 教師になりたいという夢が今回の実習を通してはっきりと目標になりました。楽しかった思い出も辛かった思い出も全部これからの自分を強くしてくれると思います。『失敗は成功のもと』教育実習で実感したこの言葉のように、失敗を恐れず、まずは来年の教員採用試験に向けて取り組みます!!

 このような状況下でも教育実習が出来たこと、どんなに些細なことにも親身に相談に乗ってくださった玉置先生や先輩方、そして一緒に頑張ってきた、頑張っている7期生。今ある環境が当たり前ではないことに感謝してこれからも頑張ります。ありがとうございました!!(7期生 池戸美遥)

教育実習での学びその1(7期生池戸)

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 こんにちは!そしてお久しぶりです!玉置ゼミ7期生の池戸美遥です!!先日、小学校実習4週間・中学校実習3週間を無事に終えました。実習が始まる前は半袖で過ごせていたのに、気がついたらストーブが欠かせないほど寒い時期になりましたね。

 さて今日は小中学校実習での学びを振り返り、記事にしたいと思います。

 まず、9/6-10/1まで行った4週間の小学校実習での学びです。

 私は研究授業も含め道徳を3時間やりました。「玉置ゼミでの学びを一番発揮できるから頑張ろう!」などという安易な気持ちだった私は大挫折をしました。

 実際に児童相手に授業をするのは初めてで、私の想像の上をいく児童の発言に対応しき
れませんでした。せっかく価値となるワードが出ているのに、それをうまく変換して板書に残すことがとても難しかったです。

 また私の授業を楽しみに待ってくれている児童はいつもなかなか発言できない子も頑張って発言しようとしてくれますが、『こう言わせなきゃ』という焦りから価値となる意見を言ってくれた児童との一対一のやりとりになってしまう場面がありました。

 普段の授業での担任の先生が挙手指名する場面では、なんとなく当てているように感じていましたが実際はそれぞれの児童の特徴を考えながら当てる順番やタイミングを決めていることを学びました。

 小学生は本当に素直です。だからこそ、授業が難しかったり、楽しくなかったりすると表情ですぐにわかります。この小学校実習でたくさん失敗をした分、一つの授業を作り上げることがどれだけ難しいことなのか改めて実感しました。

 しかし失敗は人を強くします。「次こそは児童が心の底から楽しかった!と思える授業がしたい」という思いが私を奮い立たせました。時間が許す限り教材研究を繰り返し、何度も価値となる部分を変え、板書や補助発問を工夫しました。これまでの私の教材研究は、内容を読み、価値と補助発問を考えるぐらいでしたが4週間を通して、あの子だったらこう言う発言をしそうだな、この価値以上に深まりそうだな、などの一人一人の特徴を考えながらそのクラスにしか出来ない授業を考えられるようになっていました。

 研究授業では『ブラッドレーの請求書』という家族愛についての授業を行いましたが、これまでで一番良い授業ができました。なぜなら児童が目をキラキラさせながら発言しようと頑張ってくれる姿はもちろん、授業をする私自身がすごく楽しかったからです。担任の先生がよく私に、「まずは教師が子供の成長も含めて授業を楽しまないと、子供はそれ以上楽しめない」という指導をしてくださいました。教師になる上でとても大切なことを学び、経験できました。

 次に学級経営での学びです。小学校実習で一番感じたのは、先生方は授業以外の面でも一瞬も気を抜けないということです。

 私の実習先は運動会シーズン真っ只中でした。コロナ禍ということで日々、状況が変化し当日ギリギリまでzoom配信か、対面の運動会かの瀬戸際でした。そのため運動会練習が思うようにはできず、短い期間で練習させなければいけない状態でした。しかし相手は小学生です。指導は決して簡単ではなく、全員が理解して動くのにはすごく時間がかかります。
 
 実際に1日経営で1週間担任業務をやらせていただきましたが、本当に大変でした。目や体が何個も欲しいと思ってしまうほど、分刻みで様々なことが起こります。トラブルが起こらないように指導しないと、、という不安な気持ちが大きかったことを覚えています。しかし、それは違っていて、児童を黙らせるのは簡単ですが、なぜ今は静かにしなければいけないのか、なぜこういうトラブルが起きたのか、この『なぜ』つまり理由を理解させるための指導が大切なのだと実際に学級経営をして学びました。

 この4週間という長いようで短い時間を通して、教師という職業のこれまで見えてこなかった一面も知ることができました。それと同時に「自分は本当に教師になれるのだろうか」という不安も出てきたのが正直な気持ちです。しかし、最終日に、私以上に子供たちが大号泣しながら一人一人メッセージを言ってくれました。それが何よりも嬉しくて、大変だったけれど、私が教師を目指した理由はこれだと気がつきました。「こうやって子供達から愛される先生になりたい。」この気持ちを胸に刻めたことが今の私を強くしてくれていると思います。

 長くなりましたが、小学校実習での学びはこの辺にして、次は中学校実習での学びを振り返ります!パート2ということで次の記事にまとめます!(7期生 池戸美遥)

11月6日「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加して学んだこと(安藤)

 はじめまして。8期ゼミ生になりました。教育学部学校心理専修の安藤里奈です。初めて書く記事に緊張しつつ、入りたかった玉置先生のゼミ生だという実感が強まり、ワクワクしています!

 さて、今回は、じゅうろくプラザにて開催された「いのちの授業」を体験的に学ぶセミナーに参加して学びえたことを、書きたいと思います。

 今受講している道徳の授業で模擬授業を行う予定があったので、ベテランの先生方がどのような授業をなさるのか参考にさせて頂きたいと思い参加しました!

 まず、山田貞二先生が、がんを患った女性の闘病生活を振り返る動画を教材に、いのちについて考える授業をしてくださいました。授業の初めはゲストと山田先生が対話する様子を聞く形で授業が進められました。ゲストの話を聞くことで、身近な事として捉えやすく、自分事のように考え、授業に引き込まれました。このように自我関与し、興味関心を持たせ、生徒を授業に引き込むという授業の進め方はとても勉強になりました!

 さらに、山田先生は話し合う活動も重要視されていました。道徳の授業では、教師の「正しい」と思う考えを押し付けてしまいがちですが、子ども同士で考えを沢山交換し、積み重ねていった様々な意見や考えから、生徒が自分なりの「納得解」を導き出せるような授業を行う事が大切だと学びました!
 
 玉置先生の授業では「取り得る行動の検討」を行い、自分ならどのように行動するのか、議論していく展開の授業をしてい頂きました。ただ単純に「いのちは大切なもの」という結論を出すことにとどまらず、自分ならば、いのちにどのように向き合い、どのような行動をとるのか、他者と議論する中で、いのちの価値について考えを深め、どれだけ難しいことなのかを捉えていき、深堀をしていくことが道徳の授業で行うべきことだと実感しました。

 また、玉置先生は議論をする中で、様々な人から色々な類の意見を挙げていました。先生のように、様々な意見を挙げることで、多角的・多面的に考え、視点を耕しながら議論を進めていくことが道徳授業を行う際のポイントだと思いました!

 最後に龍崎先生が玉置先生、山田先生の模擬授業について振り返りながら価値づけしていき、道徳の授業について考えを聞かせていただきました。道徳は価値との関わり合いで、深めていくことが大切だと学びました。

 今回のセミナーでは自分とは反対の意見を聞くことで視野が広がる楽しさや、自分なりの納得解を見つけるという点が、今まで受けてきた道徳の授業とは異なり、とても新鮮で勉強になりました!道徳には算数のように正解はなく、自分と同じ考えの人もいればそうでない人もいる。自分とは異なる人の考えを聞き、新しい考えに出会えた時の楽しさに気づいてもらえるような模擬授業ができるように頑張ります!!(安藤)

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2021年11月10日6期生ゼミ記録から(玉置)

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 ゼミで活用している「スクールライフノート」には、ゼミ終了後には、それぞれが「学びの天気」を記録しています。

 11月10日の6期生ゼミでは、「縦糸横糸モデル」を研修している金子さんから提案があり、「叱り方」を学ぶ時間となりました。以下は、「学びの天気」の記録です。

〇 今日の金子さんのテーマは叱り方。実際に自分で叱ってみて子どもに怖いと思わせることばかりを意識していたが、野中先生のお手本を聞いて大人と子供では怖いの認識は違い、子どもに対しては勢いを持って強く短くを意識して怒った後に褒めてあげるということが大切だとわかった。自分もこれから叱るときは意識していきたい。

〇 今日は叱る練習をしました。叱ることは学級内に規範意識を持たせるために重要なことだし、子どもの気持ちになって叱ることを徹底していきたいです。「すっと叱る」→「出来たら褒める」の指導法を実行したいです。

〇 今日のゼミでは、金子さんの卒論の内容の、縦糸横糸理論についてで、子どもに縦糸を張る場合、やはり「怒り」が必要になってくるので、みんなで場面指導のように怒るときの練習をした。実際にみんなでやってみた上で、正解の指導を金子さんに教えてもらいました。怒る時のポイントは、怒る時はスッと短く怒り、できたら褒めることだとわかりました。実際に自分で考えたものをやってみたことにより、その怒り方が1番さらっと入ってきて、かつ縦糸が張れるとわかりました。

〇 今日はまず、叱り方について学びました。初任は特に、叱れないという状態に陥りやすく、子どもになめられてしまって学級崩壊になってしまうと知った。場面指導で叱る練習をしてみたけど、意外と難しかった。叱る時のポイントは、短く!ビシッと!そして、すぐ切り替えて、できたら褒める!これを4月から実践していきたいと思った。叱る時は第1声がすごく大事だと知ったので、そうなった時は気合を入れて叱りたいと思います。

〇 今日はみんなで叱るところの場面を実際にやってみました。場面は、体育の授業で事前に子供に整列しておいてって伝えていたのに、体育館に行くと子供たちは動き回って騒いでいたというものです。みんなよく考えてくれて実践してくれて嬉しかったです。野中先生や玉置先生の手本となるスパッと叱ってのちに褒めるやり方を練習しておきたいです。

〇 今回のゼミでは、叱るときのポイントについて考えた。場面は、小学校で体育の時間の前に先生が遅れるので先に準備しててと言ったのに子どもが遊んでいたときに叱る場面。若い先生は説明しがちだけど、そうじゃなくまず迫力よく怒る。やり直しさせる。褒める。これが野中先生的には良いみたい。

11月8日 東員第一中学校での玉置先生による飛び込み授業からの学び(松浦)

 こんにちは!6期生の松浦です。今回は11月8日に参加させて頂いた、東員第一中学校での玉置先生の飛び込み授業での学びをまとめます。

 学んだことは非常にたくさんありますが、特に2つあります。

 1つ目は、子どもたちとの関係はちゃんと授業に表れることです。私は、玉置先生が現場で子どもたちを相手に行う授業を見るのは今回が初めてでした。そのため、先生は授業前にどんなコミュニケーションを取るのか、子どもたちにどんな声をかけるのかに注目しました。飛び込み授業ということで、初対面のはずなのに、あっという間に子どもたちの心を掴んでいく先生の技に凄く驚きましたし、勉強になりました。子どもたちが心を開いたことで、授業中の対話が活発になり、発言も多くあったのだと思います。先生が投げかけた発問に対して、真剣に考える姿も、きっと先生が心を掴んだからだろうなと思いました。

 2つ目は、道徳は想像させる教科であるということです。道徳は国語の読み取りとは全く異なるものですが、やはり国語のように考えてしまう子どももいます。玉置先生は授業の途中で、子どもたちが本文を頼りにして意見を出し合っていることに気付き、資料を机の中に片付けるように指示をしました。そして、心を想像することが大切なことやグループで1つの考えにまとめる必要がないことを授業の中でしっかりと伝えていました。中学生は、他人の意見と自分の意見がズレていないかが特に気になる時期だと思いますが、そんな時期だからこそ、道徳の授業がかなり効果的だと思います。そのため、先生が伝えた言葉は印象的だったのではないかと思いました。私も4月から道徳の授業をする立場になるので、想像することが大切なことや国語の授業とは違うこと、人それぞれ答えが違ってもいいことなどをしっかりと伝えていきたいと思いました。

 私は道徳の授業が好きですし、卒業研究のテーマも道徳を選びましたが、研究を進めながら、やはり難しいなと本当によく思います。先生が、授業が終わってみると「ああすればよかった、こうすればよかった」と反省点がどんどん出てくると仰っていて、先生でもそんな風に思うのだと、なんだか安心しました。完璧な授業なんてないのかもしれませんが、自分が目指す授業に近づけるように何度も挑戦し、失敗を積み重ねていくことが大切なんだろうなと思います。私はまだまだ経験が足りないので、失敗するのは当然だと思います。だからこそ、失敗を恐がらずに挑戦し続けていきたいと思いました。何事も、焦らず、地道に頑張りたいなと思います。今回の学びも、自分の武器として磨いていきます!

 玉置先生、東員第一中学校の先生方、生徒の皆さん、貴重な経験をさせてくださってありがとうございました。(松浦)
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「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加して(1年生丸山)

 はじめまして!
 教育学部 学校心理専修 1年の丸山託生です。

 11月6日、じゅうろくプラザにて開催された『「いのちの授業」を体験的に学ぶ』講座について、玉置先生のご厚意から研究室日記を書かせていただくことになりました。とても嬉しく思うとともに、自分の考えを文字にして発信することの難しさを痛感しています。どうか寛大なお気持ちでお読みいただけるとうれしいです!

 さて、今回の講座では、山田先生・玉置先生がそれぞれ道徳の模擬授業をされ、そのあと龍崎先生が講義をされました。

 山田先生の模擬授業では、「道徳の授業においてもっとも大切なことは、子どもが自分のこととして捉え、考えること」であると学びました。模擬授業では小児がんをテーマに、過去に罹患したゲストの体験談を交えながら「自分事として考えさせる授業」が展開されました。小児がんを患った友達がいたというような経験がない自分にとって、あまり身近に感じられるテーマではありませんでしたが、1000人に1人が発症するという情報やゲストの体験談に触れることで、にわかに自分事として考えることができました。学習テーマが抽象的になりやすい道徳において、子どもが自分事として考えられる授業展開・教材の工夫が重要であると実感することができました。

 続く玉置先生の模擬授業では、平成29年に告示された中学校学習指導要領道徳編における「取り得る行動」を検討する授業を体験的に学びました。「国境なき医師団」であった貫戸朋子さんの体験談を題材に、その場合「自分ならどうするのか」について考え、皆で議論するという授業展開でした。自分が取り得る行動について考えた後、自分が取らない行動をする、違った視点をもった人について検討することを通して、考え方の多様性を学ぶ授業であったと感じました。

 そして龍崎先生の講義は、道徳教育の背後にあるものを明らかにしながら、山田先生・玉置先生の模擬授業を価値づけしていくというものでした。山田先生の模擬授業における、「自分のこととして捉え、考えようとすること」は「考動」。玉置先生の模擬授業における、「異なるものの見方・考え方の存在を知ること」は他者理解に繋がるとし、どちらも道徳教育において大切だと学ぶことができました。

 今回の講座では、内容はもちろんですが、玉置先生と山田先生の授業を実際に受けることができたこと、加えて龍崎先生を加えた鼎談も興味深く、参加できて本当に良かったと思いました!

 素晴らしいご講演をありがとうございました。

 私自身は、まだまだ入り口に立ったばかりですが、これからも教育についての理解を深め、より一層努力したいと思いました。

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11月6日 「いのちの授業」を体験的に学ぶセミナーでの学び(岡)

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 こんにちは!実習も残り一週と終わりが近づいてきて、寂しい気持ちになってきている岡です!

 今回は「いのちの授業」を体験的に学ぶに参加させてもらいましたので、そこで感じたことについて書いていきたいと思います!

 まず、実習中ではありましたが、来週の水曜日に道徳の授業をやることもあり、なにかヒントになるものはないかと藁にもすがる想いで参加しました!(笑)

 結果、参加してとてもよかったです!

 まず、山田貞二先生のいのちの授業は、小学生の高学年をイメージした小児がんを題材とした授業でした。このような授業は児童にとっても経験していることも見たこともない子もいるので、自分ごとにして考えることがなかなか難しいと思います。

 その中で山田先生はゲスト講師を用意したりすることで、より身近に感じることができる授業でした。また、ゲスト講師の話から学級の中で自分ならどう行動するかなど、必ず児童が自分の視点に立って考えられる授業だったので、児童が自分のこととして考えることができるかを意識することの大切さを知ることができました!

 玉置先生の授業は取り得る行動の検討ということで、物語などの文に対して、主人公取る可能性の行動を考えることができるだけあげて、その中から自分のやらない行動を選ぶということでした。その中で、どうして同じ行動でも取る人と取らない人がいるかを議論する道徳の授業でした。

 この授業は受けていて、とても楽しかったです!反対意見の人とは価値観が違うこともあり、その人の意見を聞くと自分の意見が揺らぐこともありました。実際の生徒もそれぞれが違う環境で育ってきているので、お互いの価値観を知り、葛藤することは、とてもいいことだなと思いました。できれば、実習の道徳の授業で取り入れていきたいなと思いました!

 龍崎忠先生、玉置先生、山田先生の3人の道徳についての深い考えについて聞くことができました!道徳は日常生活の中にも反映される教科であり、日常の中で折々に考えることができるような力をつけてくれる教科だと改めて実感しました。

 今回は実習ではありますが、参加してよかったなと思いました!この中で学んだことを実習の道徳の授業にも生かせていけたらいいなと思います!残りの実習も頑張りたいです。(岡)

10月30日 「学び合う学びが目指すもの、その実現で大切にしたいこと」に参加して(名桐)

 こんにちは。6期生の名桐です。時が進むのは早いことに、もう11月になってしまいました。今は卒業論文の制作に追われ、本やパソコンと向き合う時間が増えてきています。満足できる論文を書くために、計画的に進めていきたいです。

 さて、この度愛知文教大学にて開催された、「学び合う学びが目指すもの、その実現でたいせつにしたいこと」の講演会に参加させて頂きました。石井先生の経験から成された貴重なお話を聴くことができ、教師になった際にぶつかる壁を想定しながら考えることができました。

 私が特に印象に残ったことは、学び合いをより深めるために、「聴き合う」ことが出来る子どもたちを育てなければいけないということです。新任の先生だと、喋ることに視点が行きがちになり、自分の意見や考えを周りに伝えられている子が目に映ると思います。しかし、その話し手に対ししっかりと体を向け、話を聴ける子を育てることこそ、学び合いの土台になると気付くことができました。

 また、石井先生のお話のなかで、「学び合いは、一人一人が学びを深めるために支え合うこと」という考え方は、来年度から教師になる身の私にとってものすごく重要なものになりました。ホワイトボードなどに複数人で群がる学習ではなく、声が飛び交うというよりは一人一人が学びに全うするのが本来の学び合いの姿だと、新しい見方が備わりました。本来の「学び合い」をするために、子どもたちに提供する授業内容を研究するとともに、「学び合い」が実現できるような縦糸、横糸を張っていきたいです。

 今回は、自分たちがいるステージの何段も上のお話で、正直少し難しい話の部分もありましたが、それでも自分なりに内容を噛み砕き、成長の糧にしていければなと思います。このような貴重な体験をさせて頂き、石井先生をはじめ、関係者の方々に感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございました。(名桐)

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)。
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