8/26 安城市今池小学校での学び(久野)

こんにちは、7期生の久野舞菜です。

私事ですが、先週ついに、教員採用試験を終えました。精一杯頑張ってきたので、あとは運命を待つばかり。どちらの結果でも、先生としてがんばると決めてます。

さて、本日は、安城市今池小学校の夏季講習会にお邪魔させていただきました。
今池小の先生方はあったか〜い雰囲気であふれています。「わからないときは、わからないって言っていいんだからね!」という先生方の心強い言葉かけから始まり、講演中も、「あ〜わかるなぁ」「うんうん、そういうことあるよね」という声が飛び交っていました。また、学生であるわたしの言葉にも、先生方は真摯に耳を傾けてくださいました。なんて、あったかい学校なのだと感激してしまいました。今池小の子どもたちが羨ましいです(笑)

今回のご講話から、特に心に残った事柄について、3点綴ります。

まず、「エビデンスよりエピソード」。
例えば、いじめ認知件数の指標を目にすることがあります。このエビデンス、全くの間違いだとは思いません。
しかし、救うべきは、子どもの心。件数が減る=子どもが救われているわけではありません。件数に含まれなくても苦しさを抱えている子どもはたくさんいるはずです。

エビデンスが求められる世の中ですが、学校は、人とのつながりの中にあります。
資料ばかり見て、目の前の子どもをおざなりにしないように。子どもの姿をエピソードで語れる教師になりたいです。

次に、「もやもや」も振り返りの一つであること。
学びのなかで、できた!わかった!などといったスッキリした気持ちもあれば、そうではないときもあります。特に、小学校の頃の道徳の授業では、いろんな考えに揺れ動き、もやもや考え続けてしまうことがありました。
でもそれは、ダメじゃない!頭の中で悩み続けて、学びが続いている状態なのだ!ということを今回のお話から学びました。
心の「もやもや」も正直に、振り返りを楽しむ子どもを育てられたらいいなあ、と思います。

さらに、
「今日、国語で何学んだの?」という問いかけに、教師ですらうまく答えられない。「ごんぎつね」「かさこじぞう」といった単元名しか答えられない…というお話がありました。

国語は、単元を学ぶのではなく、単元から見方・考え方を学ぶ教科であると言われています。それが正しい、ということは知っています。しかし、具体的にどうすればよいのか…まだわからないのが今の正直な私です。その日のゴール、身に付ける見方・考え方が明確な国語の授業、これが今の私のテーマです。

まだまだ勉強したいことがたくさん。
未来の子どものために、もっともっと学んでいくぞ!と奮起しております。

今池小学校の先生方、本日はありがとうございました。先生方は、わたしのなりたい姿であふれています。今後、同じ職場に配属となりましたら、後輩としてご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします!!

玉置先生、貴重な学びの機会をくださりありがとうございました。これからも、ご指導のほどよろしくお願いいたします!!

(久野)
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日進市立日進北中学校での学び(今井)

 こんにちは、7期生の今井美羽です。今日は、日進市立日進北中学校の現職研修に参加させていただきました。着いてびっくり。小学校と中学校が併設されていて、大きな職員室に小学校の先生方と中学校の先生方がいらっしゃいました。校舎も大きくて綺麗。校舎が綺麗だから勉強が捗るとまでは言いませんが、大人でも綺麗な建物の方がテンションが上がりますよね。これは子どもも嬉しいだろうな〜。他の学校を見たことないから、気付かないか〜(笑)

 今回の研修テーマは、「GIGAスクール構想」についてです。私が大切だと思ったことを書かせていただきます。
 
 それは、タブレット端末は道具であるということです。これはよく聞きます。しかし、その中で私が今回、印象に残ったキーワードは、「使ってみて、良くないと思ったら使わない。」です。玉置先生のお言葉をお借りすると、「タブレットは、15cm定規と同じ。」定規がいつでも筆箱に入っているのと同じようにタブレットを使っていくことが大切です。タブレットを使うと、意見が瞬時に共有できて対話が生まれやすくなるというように、効果が感じられる場面では使う。しかし、紙の方が使いやすい、この使い方だと手間がかかると思えば使わないというのも、一つの選択であるということを学びました。15cm定規も、長い線を書く時は使うけど、矢印の横棒を書く時にわざわざ定規を使うことはしません。それと同じだということが分かりました。

 私たちの生活に広まったICT。教育現場での活用が急速に進む中、まずは使ってみる、やってみることが大切だと感じました。使わない方が良かったとなることを恐れて、使うことを避けてしまいそうですが、使わない方が良かったと分かることも、一つの学びであると思います。iPhoneだって、もうiPhone14が発売されます。最初のiPhoneから今の機能があったわけではないです。使う中で不具合が起こり、こういう機能があったらいいなという利用者の声を聞いて、どんどん進化していったのです。今までも、そしてこれからも。タブレット端末を学校で使う。新しい道具です。まずは使ってみて、やってみて、変えていけばいいのだと思いました。(今井)
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「信じる」からはじめる「教えない」(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。やっとやっと教員採用試験を終えました。結果は実力次第。あとは、信じて待つのみ!です。

 ホッと一息つく時、私には読書があります。どこかへ遊びに行くことも好きですが、読書はまた違う楽しさ面白さがあるのです。今年の2月に発行された玉置先生・立川談慶師匠の共著『落語流 教えない授業のつくりかた』(誠文堂新光社)。教師を志す上で、今一度読み返しました。それはもう、しっかりと。

 出てくる感想は、「玉置先生のゼミに入ってよかった」が一番ですが、、、(笑) それ以上に大きな学びがありましたので、記事にて綴らせていただきます。

 『教えない授業』とはなんだ。タイトルから興味をそそられます。全て読み返し、私なりに噛み砕いたところ『教えない授業』とは、子どもをいかに信じられるかだと考えました。

 子どもたちの興味や発想力、創造力、繋がる力、分からないを伝えられる仲間力。それ等全てを信じるのです。教師にとって、学級の子どもたちは「自分のクラスの子ども」、つまり、「自分の子どもたち」と言っても過言ではありません。ついつい、手とり足とりしたくなるものかと思います。それであっても「子どもを信じる」力があるかどうか。これが子どもたちをうんと惹き付ける『教えない授業』へと繋がります。

 今の私に、この本に書いてある心構えや実践がどれだけ出来るか分かりません。しかし、今この時期にもう一度、「信じる」からはじめる「教えない」。この心構えを今一度噛み締められたことが幸いです。目指すべき授業像が確かなものとなりました。

 玉置先生、素晴らしい著書をありがとうございました。これからの教職人生において、胸にとめて、迷った時にはまたここに立ち返りたいと思う書籍です。

(下野)

8月6日 学び合う学びセミナーの学び[数学の授業実践編] 柴山

 こんにちは!8期生の柴山輝大です!テスト期間が終わり、いよいよ夏休みに入りました。

 今回は、8月6日に参加させていただいた「学び合う学び研究セミナー」で学んだことについて書かせていただきます。「子どもの言葉で授業を創る」ためには、「分からない」ということが言える状況が基盤になるのだということが今回の大きな学びです。

 授業の大まかな流れは、
1.授業で出来るようになってほしい共有課題×1,早く解けた子向けの発展課題×1を提示
2.グループになって各自問題に取り組み、班内での相談会
3.班内で解決できないものをお悩み相談会として、学級で話し合う
といったもので、中学2年 単元は数学の橋やトンネルでの列車の通過時間についてでした。

 活動に関して問題点としてあがったことは、
一「発展課題を解いている子が、共有課題で止まっている子がいることに気が付いていない班があること。」
二「話し合いの内容が、小学校段階の所で止まってしまっている班があること。」
三「発展課題を提示しない方がよかったのかどうか。」
の三点でした。

 一 班での話し合い援助への声かけとして、「班の誰があたるか分からないから話し合っておいてね」などの意見も出ました。このような指示的な声かけをしなくてもよくなるよう、「自ら仲間の手を借りる」「さりげなく手を差し伸べる」「最後まで切り捨てない」「分かったふりをしない」などの具体的な方策を教室で示す。ゼミでも学びましたが、「分からない」と言える姿を価値づけて褒める、などの声かけを大切にしたいです。将来的に、先生のいないところでも学び合っていけるよう、自発的に話し合いを進めてもらいたいのです。

 二 話し合いのための土台となる知識が足りていない子どもも参加していけるよう、さりげなくヒントを出すことを心掛けていきたいです。授業中、全ての班に付きっきりで学習をサポートすることは出来ません。黒板の隅の所に、子ども達の話し合いで出た重要語句やワードを書いておく。書いたワードについて「○○さん、〜〜って言ってたけど、これってどういうこと?」のようにつなげていく。など、問題を考えるための知識を子どもの言葉で共有していくことを大事にしたいです。文章以外にも図などを用いて、疑問点についての概念を全体に共有することも心掛けたいと思いました。

 三 発展課題の必要性に関しては、理解の早い子が発展課題と共通課題の差異点から、より深い話し合いを進められるメリットがあるのではないかという意見も出ました。

 いずれにせよ、分からないという状況を創っておくことがなにより大切なのだということが深く理解できました。そのための支援法、分からないという声の拾い方をこれから考えていきたいと思います。

 かなり緊張してしまいましたが、実習前に実りのある学びができました。同じテーブルで学んでくださった岩崎中の松本先生、玉置先生、本当にありがとうございました!(柴山)
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8月2日 岐阜市教育振興基本計画について考えるオンライン意見交換会に参加して(前野)

 こんにちは!8期生の前野です。8月2日に岐阜市教育振興基本計画について考えるオンライン意見交換会に参加させていただきました。岐阜市内の中学生、玉置ゼミ生、龍崎ゼミ生で意見交換会を行いました。

 今回の意見交換会では、来年から始まる新たな岐阜市教育振興基本計画を教育の主役である子どもたちや市民の皆さんに知ってもらうにはどうしたら良いのかという議題で意見を出し合いました。大学生はグループディスカッションの司会進行を担当しました。

 始まる前は中学生の意見を引き出せるのか不安がありましたが、中学生の皆さんが柔軟な発想であらゆる視点から意見を出してくれたのでその不安は杞憂に終わりました。私たち大学生でも思いつかないような発想や意外な角度からの意見もあり、そういう工夫やアイデアもあるのかととても勉強になりました。

 今回の意見交換会に参加させていただき感じたことは教育の主体はやっぱり子どもたちであるべきだなということです。私が担当したグループにいた中学生の皆さんは今回の意見交換会をきっかけに岐阜市教育振興基本計画について知ったそうです。初めて知ったことに対してでも中学生の皆さんは自分なりに考えた意見を一生懸命に伝えてくれました。
大人だけで考えてきた事柄でも教育の主体となる子どもたちが関わっていくことでより良いものが生まれるのではないかと思いました。

 最後に今回このような貴重な機会を設けてくださった岐阜市教育委員会の皆様ありがとうございました。中学生と一緒に岐阜市の教育について考える機会はなかなか無いことだなと大変嬉しく思っております。

 教育実習まであと1ヶ月弱となりました。教育実習前に中学生の皆さんとオンラインではありますがお話しできる機会を頂けたことに感謝しています。ありがとうございました!(前野)

※ 写真は岐阜市HPより
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8月3日 一宮市教育センター研修での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。8月3日に、一宮市教育センター研修に前年に続き、参加させて頂きました。

 テーマは、『主体的・対話的で深い学びを実現させる授業法講座』。「主体的」「対話的」「深い学び」の3観点に加え、「GIGAスクール構想」への理解までもが盛り込まれる、とっても濃密なご講演でした。玉置先生の端的で率直な捉えが私はものすごく心にストんと落ちます。心と頭に残りやすいのです。

 私が今回のご講演で学んだことは、「価値づけ」の本当の意味でした。卒論研究では、『子どもを輝かせる価値語』と題して「価値語」について学ぶ私。それでありながら、私は「価値づけ」を子どもの良さを認め褒めるだけのものだと捉えていました。

 今回、ご講演の中で様々な「価値づけ」が登場します。なぜ振り返りをするのか、なぜ自己選択をするのか、なぜ聴き合うのか。こういった学びへ向かう姿勢を「価値づけ」する。姿勢自体に価値を見出した子どもたちは、より主体的になり、対話的になり、深い学びを構築していくように思います。

 「価値づけ」は、子どもの素敵な面を認め褒めることでありながら、素敵な面を教師が見通しを持って育むものであることを今回学びました。

 玉置先生の学校訪問やご講演に、沢山参加させて頂いている私ですが、何度聴いても新たな学びが必ず玉置先生のお話にはあります。やっぱり凄いな、やっぱり玉置先生の元で学んでいて良かったと思います。ただ、お身体には気をつけて、といつも願うばかりなのは玉置ゼミ生ならみんな同じだよね?(笑)

 最後に、一宮市教育委員会の皆様、一宮市の先生方、玉置ゼミ生の参加を認めて下さりありがとうございました。先生方が玉置先生の問いかけに対し、沢山お話される姿を見て、一宮で育って良かったなと思いました。東京から一宮市に転校してきた私は、この一宮で愛知県の教育を知ったのだなと教師になりたいと願う今、先生方への感謝でいっぱいです。

 玉置先生、今回もありがとうございました。学び深い、その一言に尽きます。子どもは担任の先生が自慢だ!と言いますが、私もまた玉置先生が自慢で、そんな玉置先生の元で学べている自分に誇りを持っています。お忙しい玉置先生。どうかお身体には気をつけてです。玉置ゼミみ〜んなの大事な玉置先生ですから!!!

 今回も沢山の学びと感謝に溢れました。ありがとうございました。

(下野)
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8月2日 岐阜市教育振興基本計画について考えるオンライン意見交換会に参加して(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。8月2日に、『岐阜市教育振興基本計画 について考えるオンライン意見交換会』に参加させて頂きました。岐阜市内の中学生22名と大学生は、玉置ゼミ生7名・龍崎先生のゼミ生の方での意見交換会でした。

 岐阜市は、教育振興基本計画が5年に一度見直しが図られ、来年からまた新たな教育振興基本計画がスタートします。教育の主役は、なんと言っても子どもたち。学校という「未来づくりの魔法」が溢れる「未来づくり工房」をより良いものにするべく、教育振興基本計画を主役である子どもたちがデザインしよう!といった意図を私は感じました。

 教育の主役である子どもたち。私たち大学生は、中学生3~4名程度のグループに入り司会進行を担当させて頂きました。私の担当したグループの中学生のみんなは、とても意欲的。沢山発言し、沢山頷き、互いの意見をこちらが何も言わずとも深め合う姿に感動しました。「誰に」「なにを」「どうやって」伝えるのか、この3観点を逃さず捉え、自分なりの意見を伝え合う中学生を見守りながら、私は必死にみんなの素敵な意見を頭の中で整理することに必死(笑) それほどまでに、スピーディーで次から次へと飛び出すアイディアや多角的な視点は、まさに教育の主役だと感じさせるものです。

 今回この会に参加させて頂き、私が学んだことは「子どもたちは、自分が主役だと知った時の力」でした。きっと、中学生にとってこれまで、教育振興基本計画はとてもとても遠い存在だったことでしょう。それがこうして「貴方たちが主役だから、一緒に考えましょう」と伝えることで、実はこんなにも沢山のアイディアが子どもたちの中にはあったのだと気づかされます。

 これって、授業でも同じこと。私はそう思いました。あたかも教師がデザインするような授業よりも、「貴方たちが主役の授業!一緒に考えよう!」と伝え、教師が意図して心にこの想いを留めていたのなら、、、きっと子どもたちは本物の力を発揮し、より意欲的になるのではないかと思いました。

 玉置ゼミ生ですから「授業の主役は子どもたち」。このことは、当たり前のように抱く感情ですが、やっぱり言葉にして伝えること。しっかりと子どもたちの心に伝えていくこと。その大切さと子どもたちの本物の力を今回改めて知れたように思います。

 最後に、岐阜市教育委員会の皆様、私たち大学生に大役を与えて下さりありがとうございました。中学生とこうしてお話する機会が頂けたこと、とてもとても貴重な経験をさせて頂きました。
 玉置先生、また今回も子どもたちに沢山のことを教えて貰いました。改めて、玉置ゼミでの学びが生き実感した時間を過ごしてきました。
 玉置ゼミのみんな、龍崎先生のゼミ生の方、一緒に参加してくれてありがとう。みんなの発表が後ろに控えるトップバッターであった私ですが、みんなが居たので安心して話すことができました。ありがとうございました!(下野)

※ 以下は、現在検討されている「第4期 岐阜市教育振興基本計画」の検討資料から転載しました。
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