小学校教育実習を終えて(寺尾)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!私は9月5日から4週間、ある小学校の4年1組で教育実習生として学ばせていただきました。今回はそこで学んだこと、感じたことについて綴ります。

 今回の教育実習で、「児童への指示を明確にする」ということの大切さを学びました。そして、それが私の課題であることを知りました。

 ある活動をさせるためにどういう指示の出し方だったら児童たちは困らないかということを考えることが非常に難しかったです。

 はじめの方の授業では、余計な言葉が入りすぎて児童らが何をすればいいか分からない、というご指摘を頂きました。そこから簡潔な指示を出せるよう意識しました。何回か授業をしていく上で、指示が分かりやすくなっているよと担任の先生が仰って下さりました。ただ、指示の出し方が簡潔になったものの、結局児童らに何をさせたいかが分からないというご指摘を頂きました。

 私は児童の立場で指示を考えられていなかったのです。最終的に身につけさせたいことに対してどのような活動をすればいいのかを考え、それをどのように指示するかを児童目線で考えなければならないのです。

 この「児童への指示を明確にする」という課題は簡単に改善できるものではないということを学びました。そのため、中学校教育実習でもこれらを意識しながら経験を積んでいきたいと思いました。

 他にもここには書ききれないほどの貴重な学びを得ることが出来ました。また時間のある時に記事にしていこうと思います。中学校教育実習では、「自分から積極的に動くこと」、「指示の出し方」を意識して、実りある4週間を過ごしたいと思います。(寺尾)

小学校教育実習を終えて(安藤)

 こんにちは、8期生の安藤です!

 最近、学校へ行く途中で窓を開けていると、金木犀の香りがして秋が来たな、と実感します。秋は美味しいものが多く、毎年食欲の秋になってしまいます。しかし今年の秋は実習があるということもあり、 学びの秋になるように気を引き締めて参ります!

 さて、今回は先日終えた、小学校実習について書きたいと思います。最初に感じたことは、想像以上に先生は忙しい、ということです。私は、10回程度の授業を行うだけでも教材研究や指導案、板書計画や授業道具を準備することで精一杯でした。先生方はこれらを当たり前にこなし、事務仕事、保護者対応、ノート点検、掲示物、会議など沢山のことを毎日されていました。正直、現場をみて、教員はブラックと言われていることに納得する部分もありました。自分がこの仕事を何十年も続けていくことに、少し不安も感じました。

 反対に実習を通して、この大変さを吹き飛ばすほどのやりがいを感じました。眠気と闘いながら一生懸命考えた授業を、児童が「楽しかった。」「~ができるようになったよ。」と言ってくれると、ほんとに頑張ってよかった、次も頑張ろうと力が湧いてきました。そして児童が毎日何かできるようになって成長してく姿をみられる素敵な仕事だと思いました。

 本当にお忙しい中、丁寧にご指導いただいてありがとうございました。この実習で学んだこと、経験したことを活かして教師を目指して頑張ります。今週から中学校実習がはじまります。小学校とは違った学びがあると思うので、しっかり学び、力をつけてきます!(安藤)

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小学校教育実習を終えて(前野)

 こんにちは!8期生の前野です。9月5日から4週間、小学校実習に行ってきました。今回は実習で得た学びについて書いていきたいと思います。

 今回、私は3年生のクラスに配属されました。初日は上手く子どもと関わることが出来るだろうかと緊張していましたが、子どもたちはとても元気いっぱいで、たくさん子どもたちから話しかけてきてくれたおかげで子どもとすぐに打ち解けることが出来ました。毎日子どもたちからたくさんパワーをもらって実習期間を乗り越えることが出来たと感じます。

 実習を通して得られた1番の学びは「価値付けることの重要性」についてです。

 配属学級の授業観察では、担任の先生が学習規律や子どもの発言についてその都度価値付けることで、子どもがやる気になって学習に取り組むことが出来ている場面を何度も目にしました。また、実習校全体でも学校生活のあらゆる場面で教師から子どもへ、子どもから子どもへ価値付けされていて子どもたちが仲間の良さを認め、協調できる雰囲気がありました。

 授業を実践させていただく時には、まずは子どもたちが前向きに授業に取り組める空気を作りたいという願いを込めて、始めは担任の先生の価値付けを見様見真似でしたが子どもの価値付けをすることを意識して行いました。

 価値付けることを意識しながら教壇に立たせていただいて初めて実感したことがあります。それは、価値付けることによって価値付けた子どもに良い影響を与えるのはもちろん、周りの子どもにもその良い影響が連鎖していき学級全体が良い方向に向かうのだなということです。例えば、「○○さんの姿勢がとてもいいですね。よく集中できています。」と、ある子どもを価値付けると他の子どももどんどん姿勢が整っていきます。教室の正面から子どもたちを見ていると面白いぐらいその様子がよく分かりました。(笑)

 価値付けは価値付けた子どもが自己肯定感を高められるということはもちろん他の子どもが今はどうするべきなのか気づくことが出来るというメリットもあるということを学びました。

 何回も授業を行わせていただき、研究授業では自然に子どもを価値付け学習指導が出来ていたとお褒めの言葉を頂くことが出来ました。まだまだ現場の先生方には及びませんが、この大きな学びは今後子どもと関わる時に必ず活かすことができると感じています。

 他にも書き切れないほどの沢山の学びが実習で得られました。充実した実習期間を過ごせたのは、お世話になった実習校の先生方、子どもたちのおかげだと強く思います。

 次は、中学校実習です。中学校では子どもとの関わり方や授業で求められる教科の専門性等小学校と異なる部分もあると思いますが、小学校実習の学びを活かして新たに多くの学びを得られるように頑張りたいと思います!(前野)

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特別寄稿>野口芳宏先生の講演を聞いて(丸山)

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 ゼミ生ではありませんが、玉置研究室によく顔を出してくれる丸山君が以下の投稿をしてくれましたので、紹介します。

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 10月10日月曜日、大口町立大口中学校で行われた、NPO法人元気な学校を支援し創る会主催「教師力UPセミナー」に参加させていただきました。講師は野口芳宏先生。

 私は第二部「質疑応答」と第三部「家庭教育」についての講座に参加しました。その際の学びを共有できたらなと思います。

 この講演で特に印象深く感じたのは、野口先生の「現行教育への批判的な見方」です。教育界のレジェンド教師として名高い野口先生の口から、現行教育への批判が成されるとは思いもよらず、会場がザワついているのを肌で感じていました。

 「主体的な学び」と言われるように、現行の学習指導要領においては「主体的」「対話的」「深い」学びが推進されてきています。しかし、野口先生はそれらの能力が本当に良い子どもを作ることに寄与しているのかと問われていました。

 例え話として泥棒(!)の特徴をあげられ、泥棒は「主体的」「自主的」「独創的」であると考えられるとして、まさにこれは3つの資質能力ではないかと問われました(笑)

 つまり「3つの資質能力が備わることがすなわち良いことだとも言えない」ということなのでしょう。

 さらに野口先生は、基礎学力・人間力をつける時期においては、「主体性」よりも「虚心坦懐」「素直さ」が必要であると仰られていました。

 これまで「主体的・対話的・深い学び」を行うことで、未来を生きる力を培えると単純に考えていましたが、そうでは無かったのかもとハッと気付かされました。

 「勉強」と「学習」のように、似て非なるものが乱立する今の教育において、「何が不易で、何が大切なのか」を教育者は批判的に考え続けていく必要があるという学びこそが教師力UPの秘訣なのかもしれません。

 一つ一つの発言に芯があり、自分の中に凛とした哲学を持っていらっしゃる野口先生のような教師になれるよう、努力していきたいなと思いました。(丸山)

10月10日第4回教師力アップセミナーでの学び(久野・田中)

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【久野】
 こんにちは、7期生の久野舞菜です。先日、第4回教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 今回は、野口芳宏先生から、授業技術について学びました。

 野口先生の様々な視点からの鋭い教育観、綺麗事で誤魔化されることない本音トークは、普段私には聞きなれないものばかりでした。はっとさせられたり、深く悩み込んだり。ただ知識を得るだけでなく、心で学ぶことができました。終始ワクワクが止まらない、素敵なご講演でした。

 特に心に残っているのは、「学習用語」を指導するということの大切さです。「国語の授業の要は、教材内容より、教科内容。」このことは、これまでのゼミや授業から学んできていました。しかし、そのためにはどうすればよいのか、教科内容とは一体何なのか。あまりイメージがつかず、正直不安な思いでした。

 そんな私に、野口先生は「学習用語」というものを教えてくださいました。学習用語とは、特定の単元に限らず、これからの学習で何度も登場し、役立つ用語です。これは、国語の教科内容の一つであると思います。

 野口先生の授業では、短い教材であるのにも関わらず、たくさんの学習用語が登場し、学ぶことができました。特に、「解字」という言葉を私は知らなかったので、その日の夜、家族に、『「解字」って知ってる?』と自慢しました。新しいことを学ぶことは、人に自慢したくなるくらい嬉しくて、楽しくて、誇らしいことなのだと、実感しました。この感覚を子どもにも味わわせたいです。そのためには、内容を追うばかりでなく、教科を学ぶ上で必要な「学習用語」の指導が欠かせないと感じました。

 本回も、素敵な学びの場をありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。(久野)


【田中】
 こんにちは!7期生の田中です。私も久野さんと同様第4回教師力アップセミナーでの学びについて書いていきます。

 野口先生のお話の中で1番印象に残ったことは、「向上的変容」の大切さです。昨年の野口先生のオンライン講演やご著書の中でも何度か目にし、耳にした言葉ですが、改めて生の野口先生から「向上的変容」のお話を頂きとても大切だなと再認識しました。

 「向上的変容」とは、アドバイスをもらう前と後でどのように良くなったかと周りの評価と含め子どもが実感すること、学ぶ楽しさを味わうことです。

 面接練習の指導法などを聞かれた際に自分でも、周りの友人と話していても間違えたり失敗した児童に対してはっきりとダメだよというよりはやんわりとここを頑張ったねと褒めるという意見や考え方が多く出ていました。恐らく野口先生からのお話を聞いていなければ来年から子どもにそのように指導していたと思います。しかし、できてないことに対してはっきりと指導をし、アドバイスをもらう前と後で成長している、よくなっている。子どもがよくなって嬉しくないはずがないと野口先生はおっしゃっていました。たしかにその通りだなと感じ、自分の考え方の甘さを痛感しました。

 子どもに良くなってほしい、成長してほしいという思いはずっと自分の根底の思いにあると思います。そのためにどのように指導をしていくのか、やさしくいうのだけではなく時には全体の前であっても指摘やアドバイスをしていく必要があると学びました。現場に出て実際にしていかないといけない、ついつい自分の甘さや優しさの部分が出てしまうかもしれませんが、できるようにしていきたいです。(田中)

10月12日7期生ゼミでの学び(岡)

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 みなさん、こんにちは!すっかり最近寒くなってきて、服装に困っている7期生の岡倖太郎です。

 今日は10月12日に行ったゼミでの学びについて書いていきたいと思います。

 トップバッターを飾ってくれたのは、久野さんの国語の詩の授業でした。私自身、詩に関しては苦手意識があったのですが久野さんの多義語について考えるという視点の授業はとても楽しむことができました。だから、国語の嫌いな子にも入りやすい切り口になっていたかなと思います。その中で出てきた疑問としては授業の結論をどこに持ってくかということです。もちろん子どもたちにとって楽しい、興味を持てる授業は大切だと考えます。その中で明確なゴールがないと授業として締まりがなくなってしまうところがとても難しいなと感じました。国語の授業の奥深さを学ぶことができました!

 続いての今井さんは小学4年生の算数「割合」の授業でした。この授業で学んだもっとも大切なことは算数の教科書の扉の部分の大切さです。教科書の扉の部分は授業の導入や興味を持たせる部分として私は捉えていました。実際に今井さんもそう捉えていたのではないかと勝手に共感を感じています笑(間違ってたらごめんなさい)

 しかし、実際に授業についてみんなで考えみると教科書の扉の部分はとても良くできていて、あえて曖昧な発問が用意されていたり、これからの授業の方向性を導いてくれる仕掛けがたくさんありました。そのため教科書のすべての部分に意図があるんだと感じてこれからは授業を考えていくことがとても大切だと学ぶことができました。

 久野さん、今井さんお疲れ様でした! (岡)

10月10日 第4回 教師力アップセミナーでの学び(下野・丹羽)

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【下野】
 こんにちは、7期生の下野です。実は車をぶつけてしまい、今回のセミナーは無事修理中。いつもの愛車で行くことは出来ず、愛車がとてもとても恋しいと思うセミナーでした、、、(笑)

 10月10日に、第4回教師力アップセミナーが開催。本年度2回目の対面での開催である本セミナー。仕事は、前よりはスムーズに展開出来たように思いますが、まだまだ至らぬ点ばかりで先輩方に沢山助けて頂くセミナーでした。先輩方、ありがとうございました!

 教育界のレジェンド「野口芳宏先生から学ぼう!」と題し、初めて野口先生とお会いすることが出来ました。野口先生のお話から私が感じたこと、それは、『教える』の本質でした。

 私は、現代の教育を学び生きています。現代の教育論の難しさは、何を教え・何を尊重するか。そんな課題が私の頭に浮かびました。

 4月から教壇に立ちます。「教えること」と「子どもの良さを引き立たせる尊重すべき子どもの心」。この両者をきちんと見通し、子どもを輝かせたいと強く思いました。
 玉置先生が私たちに教えてくださる「見方・考え方=この授業(或いは単元)で一生覚えておくと良い事」。この視点は確かであることは、本セミナーで改めて明確となりました。

 授業、学級経営、その他全ての学校教育で行われることは子どもたちが大人になった時「一生覚えておくと良い事」で築かれているのだと本質に迫ったセミナー。とても貴重な核心を学べたと思っております。

 野口先生、本セミナーでご講演頂きありがとうございました。私たち7期生は、4月から教壇に立つ上で大事な「学校教育」の礎を学ぶことができました。運営の皆様、本回も素晴らしいセミナーを開催して下さり、ありがとうございます。玉置ゼミ生として、こんなにも素晴らしいセミナーに参加できますこと感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 玉置先生、玉置先生の教えがあったからこそ本回のセミナーがより深く真髄にまで迫るものと私は感じることが出来ました。また、たくさんのことをこれからもご教授頂けましたら幸いです。指示を的確に丁寧に、私たちがひとりぼっちにならないように手助けしてくださったりお声掛けくださった先輩の皆様、ありがとうございました。セミナー運営は、まだまだの7期生。いつか先輩方のように、頼もしくなれるよう来年度も運営に参加させて頂ければと思います。
 
 7期生・8期生のみんな。学生ながらに、一緒に頑張れてよかった。今日は、授業日で人数が少なかったけれど、いっぱい頑張れました。心強かった。ありがとう。次回もとてもとても楽しみです。(下野)


【丹羽】

こんにちは。玉置ゼミ7期生の丹羽です。
10/10に、今年最後の対面のセミナーがありました。現役の先生方やレジェンド野口先生と直接対面することができ、沢山の学びを得ることができました。本当にありがとうございました。

 今回のセミナーで一番心に残ったのは、「自分にとって嫌だなって思ったことが来た時こそ、伸びるチャンスである」ということです。

 注意されるのが嫌って思っていることは、傲慢であり、子供は"よくなる"ということに喜びをもつべきということを野口先生は話されていました。私は、それを聞いて、はっとしました。

 例えば、音読をしている時、子供が間違えて読むことがあります。その時に直すことで、子供にとって恥ずかしい思いをさせてしまうのではないかと今までは思っていました。しかし、その時に直してあげることで、子供がその時間のうちに伸びるチャンスがあるという新しい考え方を知ることができました。自分が現場にでたすぐから使っていきたいなと思いました。

 また、『素材研究』にも力を入れたいなと思いました。教師は持ち前の知識でも授業することは可能だと思います。しかし、だからこそ、わかった気になってしまうことには注意をしたいです。一人の大人として、「私は本当にわかったのか?」と1つ1つ考えていきたいと思います。

 現場にでるまであと半年。現場にでてからすぐでも使えそうな授業技術を学べる環境があること、本当に嬉しく思います。現場にでるまでまだまだ学びの貯金を行い、素敵な先生としてのスタートを切れるよう頑張りたいです。(丹羽)

10月12日7期生ゼミでの学び(久野)

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 こんにちは、7期生の久野舞菜です。

 本日は模擬授業をさせていただきました。今回、とにかく、自分の未熟さを実感させられました。何より、私自身が楽しくなかった。(笑)

 これしなきゃ、あれしなきゃ、に囚われて、一人で焦ってばかりで、生徒役の表情をろくに見てなかったと思います。

 きっとこれが現場であったら、学級崩壊の原因になると思います。教師が目を合わせてくれないことは、子どもからしたら、一番悲しいことだと思います。子どもの心が離れていくだろうなと、そんな事態が容易に想像できてしまう、苦しい時間でした。

 どんなときも、一番に、子どもと目を合わせること。これを肝に銘じていきたいです。

 今回教えていただいたことは、授業のゴールをよく検討するべきだということです。一生のうちでその単元を学習できるのは、その時間だけです。ただ楽しいで終わらせてしまうのか。一生モノの学びを身に付けるのか。これは、教師がゴールをいかに設定するのかにかかっています。授業のゴールのレベルをよく考えて、意味のある、一生役立つ学びを持てる授業づくりを心掛けたいです。(久野)

10月12日7期生ゼミでの学び(今井)

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 こんにちは。7期生の今井美羽です。
 7期生ゼミで行った模擬授業での学びを記したいと思います。私は、小学校4年生の算数「割合」について授業を行いました。

 私の学びは、1点!(学びが一つというわけではないです。)
 今日、今この瞬間から、棺桶に入るまで忘れないようにします。
 それは、教科書の扉の重要性です。

 私は、教科書の扉を授業の導入のように捉えていました。しかし、教科書の扉は1時間かけてたっぷりと行い、これから学んでいくことの方向性を確認するという、とても大切なものだということを今日学びました。自分の捉え方の間違いに気づいたときは、教科書の扉を粗末に扱っていたことを恥ずかしく思いました。

 今日の授業では、「どちらが体長が伸びたと言える?」という曖昧な発問により、多くの回答が子どもから出ます。この発問だと、色々な考え方ができる。と、子どもが多くの考え方を出せたことに価値づけをする。その中から、これからこの考え方についてみんなで勉強していくよ。と、これからの学びの方向性を確認して1時間を終える。というのが理想です。私は、その先までをやろうとして、子どもが何をするのか分からない授業をしてしまいました。

 この瞬間から、今までの考えを捨て去りまして、「教科書の扉は絶対1時間。」という鉄の掟を作りました。この掟を守り抜くことをここに誓います。

 今回は、自分自身の教材研究不足で不甲斐ない授業をしてしまったように感じます。実際の子どもの前で、この授業をしなくてよかったです。もし、4年生の担任となったら、割合の1時間目は自信を持って授業できそうです。玉置先生、大切な学びをありがとうございました。7期生のみんなも、子ども側の気持ちを沢山出してくれてありがとう。(今井)

10月8日 「広げよう!いのちの授業」第18回大会 での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。10月の三連休、私は学びの三連休となりました。8日(土)には、『「広げよう!いのちの授業」第18回大会』。1日開けて、10日(月)には、『第4回 教師力アップセミナー』と学びの連続。とても充実した学びに溢れた三連休です。本記事では、10月8日にウィンクあいちにて開催されました『「広げよう!いのちの授業」第18回大会』での学びを綴りたいと思います。

 『「いのちの授業」をつくる』を読んでという書評記事をつい先日研究室HPにアップさせて頂きました。本大会は、まさに書籍の世界がそのまま広がっている大会です。

 「いのち」について深く考えること。「いのち」について多角的な視点で捉え、様々な立場の方が様々な角度から。「いのち」は、当たり前のように大事にしなければならないものだけれど、その当たり前をどう繋ぐか、どう心にのこすのか。たくさんの視点からの考察が私の頭の中に浮かびます。

 登壇者の皆様は、「いのち」について各々の立場や見解を述べられ、その全てが私にはとても他人事には思えない何かを感じました。自分事に捉えられたのは、やはり書籍を事前に読んでいたからでしょう。本との出会いの大切を密かながら実感しておりました。

 「学校現場でのいのちの取り組み」「女性として考えるいのち」「心の天気」「子どもの視点から見たいのち」「親御さんから見つめるいのち」。「いのち」には、様々な視点があります。私は教師となり、女性であり、いつか母になるかもしれない。「いのち」は、やっぱり他人事ではない。そう感じました。

 教師になった時、一人の女性として、母となったら、どんな「いのち」を伝えたいか。私は、沢山の思いを巡らせました。私は、「大丈夫」この言葉をどの視点からも伝えたいと思います。「大丈夫」なのです。誰もが幸せになる義務を持って生まれてきます。愛した分愛されるとそう思うのです。

 「広げよう!いのちの授業」大会に対面での参加は初めてでした。やっぱり、対面はオンラインとは違う臨場感が私の目に涙をため、鳥肌を立たせました。全身で「いのち」について考えた時間でした。

 玉置先生、素敵な会にお呼び下さりありがとうございました。今回もまた私は大きな学びを得ました。これら全てが教職人生の糧となります。ありがとうございます。(下野)

※ 写真は私のトークで会場から話していただいた斎藤さんと下野さんです。
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9月3日 第3回 教師力アップセミナーでの学び(高橋)

 こんにちは。七期生の高橋奈優です。早速本題ですが、第3回教師力アップセミナーの学びを綴ります。

 今回のセミナーでは、小倉美佐枝先生と樋口綾香先生から「二学期が楽しみになる!授業&学級づくり」について学びました。

 その中で、特に印象に残ったことは、小倉先生も樋口先生も「子どもの前に進む力」を大 切にされていることです。

 子どもへのたったひとつの手立てによって明日の姿を劇的変えようと教師の期待だけが大きくなるのではなく、一年後にはこんな姿になっていればいいなと長い目で見ることが子供の力を信じることだと学びました。

 しかし、学校生活で行うことを子どもたちが、学校だから当たり前にあるもの、先生が準備したものと解釈するのではなく、「なんのためにするのかな?」と自分ごととして考えることを習慣にすることで、子どもが自らの力を発揮し、成長していくのだなと思いました。

 授業づくりも、軸は同じで子どもがこんな姿になるために確実に力がつくよう日々の授業一回一回「積立貯金」をすることを学びました。

 どうしても、短期間で成果を出したいと思ってしまうけれども、子どもだって大人だってすぐに変わることはできない。すぐにはできなくても少しずつ積み重ねて、教師の元から旅立ってからもその子が前にたくましく進んでいくことができることが教師としてこの上なく嬉しいことなのかなとセミナーを通して思いました。

 教員採用試験が終わり、いよいよここでの学びが実践になっていくのかと考えることができました。ありがとうございました。(高橋)

※ 小倉先生の写真は「みんなの教育技術」から。

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10月12日小学校教育実習での学び(新谷)

 こんにちは。8期生の新谷です。今回は小学校教育実習についての記事を書いていきます。

 9月5日から4週間、小学校の教育実習へ行きました。最初は、ずっと緊張していて、不安でたまらなかったのですが、教室に入った瞬間、たくさんの児童が話しかけてくれ、緊張はすぐになくなりました。私は3年生のクラスでしたが、3年生はみんな人懐こく、キラキラ輝いていて、毎日児童の笑顔と元気いっぱいな姿を見て、私も頑張ろうという気持ちになっていました。毎日鬼ごっこやドッジボールで遊び、児童と触れ合う機会が今までなかった分、たくさん関わり合うことができて、改めて私は子どもと関わる仕事に就きたいと思うことができました。本当に毎日楽しかった思い出ばかりです。

 今回の実習で印象に残っていることは、研究授業です。研究授業では国語の「ポスターを読もう」をやらせていただきました。研究授業に向け、他のクラスで授業を2回練習という形でやらせていただいたのですが、1番難しいと感じたのが、児童に伝わるような丁寧な指示や活動の方法を説明をするという事でした。最初は、私の指示がとても曖昧で、多くの児童が何をやればいいのかわからない状況を生んでしまいました。

 そこで先生にご指導いただいたのが、指示や活動は一括りで全部済ませるのではなく、1つ1つこなすように行うということです。

 今回の授業で、ワークシートに書かせるものが3つあったのですが、私はその3つを一気にやらせてしまったことによって、児童は混乱していることがわかりました。指示や活動は、1つ1つ丁寧にすること、教師が何個か例を出して、このようにやってね、というように分かりやすく指示することが大切だと分かりました。
 
 実習では、大学では学びきれない生の経験をたくさんさせてもらました。私の実習担当の先生は、私の意向をたくさん受け止めてくださり、国語と道徳以外にも、体育、算数、理科と、合計16時間も授業をやらせていただくことができました。実習担当の先生は授業をするたびに、私の良いところと反省点を一緒に確認してくださって、次の授業へのアドバイスもたくさん教えていただきました。また、1日経営もやらせていただき、1日授業をすることの難しさも学ぶことができました。実習担当の先生には本当に多くのことを学ばせていただき、自身の成長に繋がりました。

 この1か月間は本当に充実していて、終わってしまった今、虚無感がとても強いです。児童に、素敵な先生になってねと言われた言葉が今でも忘れられません。絶対に素敵な先生になろうという気持ちでいっぱいです。次は中学校の実習が始まります。中学校は専門性が増すので教材研究を怠らず、小学校実習での学びを活かし頑張っていきたいです。(新谷)
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9月28日7期生ゼミでの学び(吉久)

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 こんにちは。7期生の吉久です。 毎週のように台風が訪れ、天候の変化が激しくなってきております。日に日に太陽の沈みが早くなり、肌寒くなってきていることから秋の訪れを感じております。

 さて、今回は模擬授業を行った上での学びを記していきたいと思います。

 私が模擬授業を行った単元は、小学校4年生の「自然災害から暮らしを守ろう」です。今回は、風水害について学習したのちに、自分が災害が生じた時にどのような備えができるのか考えさせるために、「自分自身の防災カバンを作る」という授業を行いました。

 私が実際に授業を行って感じたことは、焦りが生じると明確な指示やほめ言葉が抜けてしまったり、教師が話しすぎてしまったりしたことです。教師の話し方の点では、同じような質問の仕方をすることで時間もおしてしまうことがありました。

 私の授業の上手くいかないことの根底には自分自身の焦りが原因であると思います。落ち着いて話す姿、質問のパターンや子ども同士の言葉を繋いでいく姿を今後も、玉置先生、7期生のゼミの皆から学ばせていただこうと思います。

 今回の授業で学んだことは、ロイロノートと黒板をどのように併用するかについてです。私の授業では、黒板だけを切り取って見てみると、その授業を振り返ることが困難なように感じました。そのため、黒板に残さなければいけないことを考え、その授業が分かるように残しておくべきものを書くことが大切であることを学びました。また、キーワードになる子どものつぶやきは板書して視覚化することの大切さも学びました。

 7期生の皆いつもありがとう。授業のとき一生懸命に子どもらしい発言をして、検討会のときは気づきと温かい言葉をかけてくれてとても励みになります!

 玉置先生、多くのご助言をくださりありがとうございます。ロイロノートを活用した模擬授業をあと一回行うチャンスがあるので、それまでに7期生皆とロイロノートの活用の仕方を学んでいきながら、玉置先生のご助言を意識してよりよい授業づくりを行っていきたいです。あと半年よろしくお願いします。(吉久)

第4回教師力アップセミナーでの学び(高橋 池戸)

 こんにちは、7期生高橋です。今日は、2回目の対面での教師力アップセミナーでした。
講師の先生は、なんと野口芳宏先生です。

 野口先生が一貫してお話していたことは、「基礎」「明日に繋がる学び」です。

 学校の教育は向上のため日々変化していきます。しかし、一度根本に戻る時間も必要だと思いました。「学校で子どもが絶対に身につけるべきこと」それは、基礎となる学力、人間力です。

 これらを身につけるために、野口先生から学んだ授業方法で今後是非やってみたいことは、「教科内容を押さえること」と「この時間は、この事項を教えると決めること」です。

 国語を例にあげると、よく塾の生徒から聞くのが「この文章なら出来るのに初めて見る文章がテストに出たらできない!」という悩みです。私も同じように思っていました。しかし、この悩みを生み出しているのは、教材内容に焦点が当たってきたからだと思います。

 私は、せっかく子どもが学びに来ているのでその学びを一生モノにして欲しいと思います。そのため、野口先生の教科内容の指導や、必ず押さえる事項の指導を妥協せず行っていきたいです。

 4月からの生活が日々現実味を増してきました。自分に出来るのかと今からドキドキしていますが、ひとつずつがんばっていきたいです。本日は、貴重なお話ありがとうございました。(高橋)


 こんにちは、7期生の池戸です。本日は第二回教師力アップセミナーでの学びを振り返ります。2回目は対面でのセミナーでした。今回は野口芳宏先生から授業技術を学びました。

 私が一番印象的だったのは、「学年に問わず教科書でひらがな表記の言葉も板書は漢字で書く」ということです。

 これまでの私は子供たちが習っていない漢字を書いてはいけない。という固定概念がありました。しかし、早いうちから何度も漢字に触れさせる機会を作ることで読字力をつけることができるという野口先生の考えにはっとなりました。

 また国語は教材内容を板書に残しやすい傾向がありますが、それ以上に教科内容を板書することで子供がこれから先ずっと使える知識を獲得できるというお話も納得しました。これは玉置先生がいつも言ってる「授業は子供に一生覚えておきたいことを教えること」と共通していると思います。

 私は数学専修ということもあり、国語の授業作りには不安な面が多いです。しかし4月からは担任としてほぼ毎日、国語の授業も行わなければならないので今日の学びを活かしていけるように頑張ります!

 本日も濃い学びの場となりました。ありがとうございました!(7期生池戸)
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10月8日 「広げよう!いのちの授業」第18回大会での学び(今井)

 こんにちは。7期生の今井美羽です。先日開催されました「広げよう!いのちの授業」第18回大会に参加させていただきました。時間の都合で、オンラインで参加させていただきましたが、みなさんと同じ空間を肌で感じたかったなと思いながら、この記事を書いています。

 登壇された全てのみなさまお一人お一人の感想を述べたいくらいです。しかし、長くなりすぎるので、私の号泣ポイントをお話しようと思います。

 それは、安井さんファミリーの絵本の朗読と読書感想文です。まず、「6さいのおよめさん」のお話自体に感動して号泣。読書感想文の内容にも号泣。内容への感動はもちろんですが、読んでいる小学生2人の姿が私の目に大洪水を巻き起こしました。オンライン参加で誰にも見られないのをいいことに、黄色い鼻水をたらしていました。(会に参加された方は、この伏線がわかるはず笑)
 絶対に緊張しているはずなのに、堂々としている姿がとても素敵でした。人は、こういうものに心動かされ、感動するんだな〜と思いました。2人を今にもぎゅーと抱きしめたい気分です。

 今回の会をきっかけに、私なりに「いのちを大切にする」ということについて考えてみました。ここからは、私の個人的な考えです。私の、「いのちを大切にする」ということは、「今を楽しく生きる」ということです。悲しいことを言ってしまうと、人はいつ死ぬか分かりません。病気でなくても、明日急に死ぬかもしれない。それは誰にも分かりません。だからこそ、生きている今日、今、この瞬間がとても大切な時間なのです。私にとっての幸せは、楽しい時間を過ごすこと。大好きな人と、楽しい時間を1秒でも多く過ごしたい。そう思っています。そして、私の周りにいる人が同じように楽しいと感じていて、笑顔でいる。今を楽しく生きるために、私は全力を尽くす。それが私の中の、「いのちを大切にする」ということに繋がっているのかな、そんなことを思いました。

 改めて、「広げよう!いのちの授業」第18回大会に参加させていただいたことを嬉しく思います。主催者である鈴木中人さん、こんなにも素敵な会を開いてくださり、ありがとうございます。また、登壇されたみなさん、素敵なお話や歌をありがとうございました。毎度のことではございますが、玉置先生、素敵な会を紹介してくださりありがとうございました。(今井)

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小学校教育実習を終えての感想

 8期生は無事、教育実習を終えることができました。それぞれの思いの報告がありますが、そのごく一部を紹介します。

 実習中は1日1日を乗り越えるために必死でしたが、いざ終わると寂しいです(笑)

 教員の仕事は確かにブラックと言われるように、朝も早く、採点や保護者対応など大変な部分ももちろん仕事ですからあります。しかし、子どものできた!という場面に出会えた時、頑張って考えた授業を楽しかった!分かった!と言ってもらえた時、それ以上にとてもやりがいがあって、頑張ろう!と思える素敵な仕事だと実習を通して思いました。

 実習では、大学では学べないことを学べました。給食指導や、掃除、自立のための指導、人間関係、児童の実態、関わり方、その他もたくさん!大学では主に授業について学んでいますが、授業は、教師の仕事のほんの一部にすぎないな。と思いました
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9月28日7期生ゼミでの学び(今井)

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 こんにちは。7期生の今井美羽です。
 大学生最後の短い夏休みが終わってしまいました。友だちと行った旅行が楽しすぎて、早く次の旅行に行きたいとウズウズしております。
 9月28日のゼミでは、吉久さんと下野さんが模擬授業をしてくれました。今回はそこでの学びを書きたいと思います。

 私の個人的な視点になってしまいますが、ゼミの中で出た意見を良い点と改善点にまとめていきます。

*吉久さん【4年社会「自然災害」】
 〇防災バックを実際に見せている
 〇子どもの反応をほめている
 〇子どもの反応を板書している
 △発問の展開が急すぎる
 △現実論から離れている(避難場所に用意されているもの以外を用意する方が良いのでは?)

#私の感想
 実際に防災バックを見せた時は、中身に足りないものがある!ということを子どもから引き出し、自分で防災バックの中身を考えようという展開になるとは思わず、こういう展開なのかーと1本取られたという感覚になりました。優しさの中の面白さという吉久さんらしさを感じられる授業でした。

*下野さん【6年算数「体積」】
 〇復習では全員を当てて確認している
 〇沢山褒めて価値付けをしている
 〇「分からなかったら隣の人に聞いてみて」と子どもを繋げている
 △教師の言葉が多い
 △見方・考え方を板書してない

#私の感想
 反応が早すぎるという指摘もあったけど、「子どもの発言を全部拾おう」「一人一人の発言を大切にしよう」と、子どもを輝かせたいと願う下野さんの思いがとても伝わってきた授業だなと思いました。

 訳あって、前回のゼミをお休みしましたので、今回のゼミが私の後期初ゼミでした。久しぶりに玉置先生、7期生のみんなと会って、より良い授業を目指すゼミがとても楽しかったです。2人は模擬授業お疲れ様!勉強が好きとか嫌いとかではなく、学べてる!!という感覚は、楽しい!!という感情に繋がるのだということを久しぶりに実感した気がしました。こんな幸せな気持ちにさせてくれた玉置先生、7期生のみんなに感謝です。(今井)

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