恥ずかしさなんて、クソくらえ!(今井)

「みうのひとりごと。」

平日の夕方に放送している「キャッチ」で、名古屋の東京大志学園というフリースクールについて取り上げられていました。特別授業で講師をされていた方の言葉に心動かされました。その方は全盲でした。

「困っている人がいたら、助けてあげてください。私たちからはお願いできないんです。まだ、赤ですよ。だけでいいんです。」

ハッとしました。ドキッともしました。

先日、友だちと出かけたとき、少し遠くにいた人が小銭を落としました。「コロナが流行ってから、こういうとき困るよね」と友だちと話したことを思い出しました。コロナへの警戒度には個人差があるので、他人との接触に敏感になっている人だったら、拾われることの方が迷惑だと思うのかなと。

昨年「触れること。(今井)」の記事でも話させていただいたように、やはり困っている人を見かけたら、手を差し伸べることの出来る人間でありたいと思う。

断られても、無視されても、いいではないか。恥ずかしさなんて、クソくらえ!

p.s.「となりのトトロ」のこのシーン。カンタ、いいですよね〜。(今井)


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20220317バンクーバー日記(小林)

 この1週間ははとてもあっという間に感じました。毎日が忙しくて、大変で、楽しかったです。

 2、3週間前は毎日泣いて、日本にいる家族や友達に会いたくて仕方なかったです。そこからなぜ楽しいという気持ちを持てるようになったかというと、やはり学校に馴染めてきたことが一番の理由だと思います。

 友達が出来なくて辛かった当時、私には自分から話しかける勇気が足りていませんでした。問題は英語力ではありませんでした。なぜそう思うかというと、私の英語力が顕著に伸びているとはまだ感じられていないからです。それでも友達ができてきました。最近は毎日自分から話しかけるように心がけています。話しかけるときは「I like your shirt!」このような簡単な英語です。簡単な英語でも褒めることは誰かを笑顔にすることができるし、会話に繋げることができる。それが自分の学びに繋がる。少しの勇気がいかに大切かを学びました。

 アルバイトも少しずつ慣れてきました。日曜日からは一人でセクションを担当させていただけるようになりました。バンクーバーのレストランでは、お客さんが店員を呼ぶことはなく、店員が担当のお客さんの様子を細かく伺いながらサービスをします。この担当、セクションを任せていただけるようになりました。そしてチップをお給料としていただけるようになりました!

 学校とアルバイトに慣れてきたので、新しいことも始めようと思っています。今週の土曜日には新しい友達を作ることを目的としたイベントに参加します。新しいことを始めることは不安も伴いますが、ここまで色々な苦難を乗り越えた自分ならできないことはないと信じて挑戦していきます。

 今週は8期生の寺尾祐里奈さん、柴山輝大くん、村松咲さんが動画を送ってくれました。とても嬉しかったです。ありがとう!!

 そして安藤里奈さん、みんなに呼びかけて動画を集めてくれてありがとうございました!安藤さんは留学に行く前も8期生のみんなからのメッセージを集めて素敵なアルバムを作ってくれました。沢山の時間をかけて作ってくれたことが伝わる素敵なアルバムです。記事の写真はそのアルバムです。里奈ちゃん、本当にありがとう!心から尊敬しています。(小林)
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20220310バンクーバー日記(小林)

 あと2日でカナダに来て1ヶ月が経ちます。早かったのか長かったのか自分でも分かりません。でも一年後はきっと「あっという間だった」と思うはずなので、毎日大切に過ごしていこうと思います。

 先週シェアハウスの内見に行き、1件目で契約してきました。1件目で決めちゃうの?と思われるかもしれませんが、今バンクーバーはシェアハウスが争奪戦のような状況で、内見予約を取ることも難しいのです。私は15件以上内見依頼メールを送って、まともに取り合ってくれたのがこのシェアハウスのオーナーさんだけだったので、これも何かの運命だと信じて契約しました。

 4月8日まではホームステイで、9日の朝に引っ越しをします。シェアハウスと言っても基本的に自分の部屋で生活するので一人です。私は日本ではずっと実家暮らしだったので、恥ずかしながら洗濯すらまともにできません。ホームステイ先では自分で洗濯するのですが、初日は洗濯ネットのチャックの閉め方が甘くて、ネットから全ての洗濯物が散乱して衝撃的でした(笑)。

 もう一つ恥ずかしい話をすると、私は日本料理の居酒屋でサーバーとしてアルバイトしているのですが、咄嗟に出る英語がとても無礼で幼稚です。基本的に何かオーダーを受けたら、"sure" "かしこまりました"と言うべきところを"ok!"と元気いっぱいに返してしまったり…。けれど今までのお客様で私に文句を言ったり嫌な顔をされる方は一人もいらっしゃらなかったです。時には日本語で「頑張って!」と言ってくださる方もいらっしゃいます。本当にバンクーバーの人は温かいです。

 そしてバンクーバーに来て驚いたこともあります。それは私に何かを尋ねてくる人がとても多いことです。「今何時?」「このバス◯◯行く?」など、日本人の私に当たり前のように英語で尋ねてきます。日本で道を尋ねたりするとき、わざわざ外国人に尋ねる人は少ないと思います。これはバンクーバーが多国籍であることの象徴だなと感じました。(ちなみに私は日本にいる時から本当によく道を聞かれます。それもイヤホンをしている時でも。)文化の違いを体感できることも、留学の良さだと思いました。

 12分の1が終わる今、まだまだ自分にはバンクーバーでの時間が必要だと強く感じています。言いたいことが咄嗟に出てこなくて悔しい思いを何度もしました。もっとたくさん英語に触れて、自分の言葉として使う練習を積み重ねていきたいです。(小林)
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20220304バンクーバー日記(小林)

 カナダに来て3週間が経とうとしています。毎日が新鮮で、そして辛いことの連続でした。本当は記事を週に一回出すつもりでしたが、いろいろなことで頭がいっぱいになってしまい出せませんでした。

 カナダへ出発する前まで、私のバンクーバー日記は楽しい思い出日記にするつもりでした。でも、辛かったことも残してもいいですか。辛かったことも、楽しかったことも、全部忘れたくないからです。

 先週1週間、学校で馴染めずに一人でいることが多かったです。思えば、今までの学校生活で私は「ひとり」を経験したことがほとんどありませんでした。クラス替えをしても、高校、大学と進学しても、素敵な友達が出来ていました。ひとりぼっちってこんなに寂しいんだ、と初めて分かりました。誰かに嫌がらせをされている訳ではないけれど、誰にも気にかけてもらえない。とても辛かったです。
 
 なぜ"辛かった"と過去形で話せているかというと、考え方を変えることが出来たからです。実は4日前にアルバイトを始めたのですが、アルバイト先の先輩に学校に馴染めないことを相談したところ、「勉強しに来てるんだから、無理して友達作らなくていいよ。今だけの関係だからね」と言われました。冷たく聞こえる言葉だけれど、とても心が軽くなりました。それから友達という枠組みを気にせずに話せるようになり、今週はまた学校で「楽しい」という気持ちを感じられるようになりました。

 そして日本料理の居酒屋「suika」で、サーバーとしてアルバイトを始めました。日本人のスタッフ同士では日本語、外国人スタッフとお客さんとは英語で会話するので、私としてはその割合が丁度良いです。お店の方が皆優しくて、明るくて、まだ3回しか働いていないですが、滞在期間いっぱいまで働かせていただきたいなと思っています。早く一人前になって、お客さんと英語で雑談ができるようになりたいです。ちなみにバイト後は毎回まかないがいただけるのですが、平日は10:00-14:00で働いて、15:00から学校なので、バスでまかないを全速力で食べています。バンクーバーではバスの中でご飯、電話はOKなのです!

 そして、シェアハウス探しも開始しています。ここ1週間は暇さえあれば常にシェアハウスサイトを見ていました。明日の13時に初めての内見に行きます。

 この3週間は、振り返れば人生で一番濃い3週間だったように思います。家族も友達もいない場所でよく頑張っていると、自分を褒めてあげたいです。これからも沢山泣いて、沢山笑って、一年後に人間として立派に成長して帰国できるように頑張ります。(小林)
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晴れのち曇り。(今井)

 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。最近温かい日が増えて、寒がりの私はとても喜んでいます。そんな「みうのひとりごと。」

 今日は、雲を探しても探しても見つからないほど、綺麗な青空が見える日です。

 晴れていると、いい天気ですね。曇りだと天気悪いですね。って良く言いますよね。
 でも、私の大好きなドラマに、「曇ってたらどうして天気悪いって言うんですかね。良いも悪いも曇りは曇りですよね。私は曇った空の方が好きです。」というセリフがあって。確かに。って思いました。晴れが良くて、曇りが悪いなんて誰が決めたのかって話ですよね。
  そして、以前紹介した「ミステリという勿れ」のドラマの主人公、久能整もこのドラマを観たという設定で!!!!!このことについて語っていました!!一人で盛り上がっていました!!4話観た方で、分かる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 私の偏見かもしれませんが、天気の話って、あまり親しくない人と会話する時とか、話題に困ったときにすることが多くないですか?(私は親しい人とも天気の話はするので、知り合いの方は勘違いしないでください。)天気って、生きていれば知らない人はいないし、人によって異なることもないし、、、。でも、このドラマの登場人物のように曇った空の方が好きな人に、晴れだからと言って「良い天気ですね。」と言ってしまったとしたら、この人とは合わないなと思われそう、、。

 視点を変えれば簡単にひっくりかえってしまう、自分や世界の普通、当たり前ってそんなもんだ。いつでも変えられるし、変わるし。同じ事実でも、見方や考え方を変えれば180°違って見えることもある。この考えを大切にしていきたいと思う。

P.S.このドラマを観てから、いい天気、悪い天気という言葉を使わないようにしています。思わず言ってしまう時もありますが、、、、笑(今井)

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『世界は終わらない』(今井)

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 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です!!「本よ、血となり肉となれ。」のコーナー。卒論のための本を読まなきゃいけないとわかっていながら、違う本を読み進めてしまいました。だって、面白くて止まらないんだもん。(笑)言い訳する勿れでした💦

 今日は、前回に引き続き、益田ミリさんの『世界は終わらない』という本です。特にあらすじはありません(笑)そうなのです。事件も起こらなければ、時空は歪まないし、地球外生命体にも会いません。4コマ漫画の形式で描かれており、書店員の土田新二、32歳がただひたすらに日常を送るだけなのです。

 私たちの人生の中で、記憶に残る日や思い出は沢山あると思います。しかし、それは人生のたったの一部であって、大部分を占めているのは何気ない日常です。忘れてしまいそうなほど当たり前にある日常に焦点が当たっている作品が、私は大好きです。気が合う女性に出逢った時、、、、、、とても面白いですよ〜。ここでも私たちの日常から離れないのがこの本の良さ。

 『世界は終わらない』の中では、主人公の土田さんが書店員であることもあって、多くの本が登場します。良い言葉だなと思ったものがあったので、紹介します。『赤毛のアン』の主人公アンが言ったセリフです。「明日が、まだ何ひとつ失敗をしない新しい日だと思うと、うれしくない?」
 土田さんの働く書店の店長が、このセリフに何度助けられてきたことかと言っていました。今日どれだけ失敗したって、明日の自分はまだ一回も失敗していないんだな。この考えを持っているだけで、失敗をした過去や事実は消えなくても、気持ちが2倍も3倍も軽くなるような気がしました。

 特に秀でた才能の持ち主でもなくて、容姿が格別に良いわけでもない。だけど、毎日真面目に生きている土田さん。 特別じゃなくてもいいじゃないかと、心が軽くなる。 人生の意味ってなんだろうとか、大きなことを考えてみたり、すごく小さなことを考えてみたり。土田さんという1人の男性の日常を、垣間見ている気分になる一冊です。(今井)

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教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文