ご報告 (岡)

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 皆さん、お久しぶりです。7期生の岡です。今回はタイトルにもある通り、ご報告ということで少し記事を書かせていただきます。

 まず、結論から書かせていいただくと私は教員ではなく児童養護施設で働くことを決意しました。

 理由としては、私は大学で児童養護施設での実習経験などを通して、子どもと生活を共にしながら子どもを育てていきたいと考えたからです。もちろん、教員という仕事も実習を通してとてもいい仕事だと考えています。また中学生の時からなりたかった職業でもあります。しかし、その中で自分の中にあった子どもを育てたいという想いが児童養護施設での生活を共にしながら、子どもに寄り添って子どもを自立させるという方がより合っているのではないかと考えました。

 以上が自分の中の理由です。正直この決断をするまでに何度も心が揺れる瞬間も感じました。児童養護施設の存在を知ったのも遅い段階であったりしたこともあり、いざどちらかを選択する時に本当にいいのはどちらなんだろうかと迷うこともありました。その中で自分の中で1番今したいことや、将来自分はどんな人になりたいのかという想いの中で決断させていただきました。

 最後にはなりますが、まず児童養護施設への就職活動を始めようという相談させていただき、私の決断を尊重してくれた玉置先生。本当にありがとうございます。ゼミの中で学んでいる学級経営や子どもとの関わり方は今後の生活にも活かしていけると思っています。今後もよろしくお願いします。

 次にゼミ生のみんなへ。教採が終わるまで黙っていてごめんなさい。また唐突な宣言となってごめんなさい。どこかで聞いた人とかもいるかもしれませんが、一応教採が終わるまでは就活していることも言わないと決めて動いていました。ひょっとしたらおかしなところがあったかもしれませんが、それはこのことが原因かもしれません(笑)。これからもゼミでは全力で模擬授業などをやっていくので、今後もよろしくお願いします。

 そして本当に最後に父と母へ。最後の最後に大学まで通わせてもらいながら、教員ではない選択肢をとってしまいごめんなさい。教採が終わってから今日までたくさん話し合いをしてきたと思います。正直反対もされました。その中でも最後の最後には自分の決断を尊重してくれてありがとう。社会人の先輩として厳しい現実を伝えてくれたり、将来のことについても心配してくれてありがとう。正直教員になってほしい気持ちの方が強かったと思うけど、最後には自分の決断を尊重してくれてありがとう。これからは2人に心配されないように自立した社会人として生きていけるよう頑張ります。これからも私のことを見守っていてください。(岡)

クリームシチュー(今井)

 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。最近は、気温も下がり、秋の匂いがしますね。

 今日の「みうのひとりごと。」は、寒い冬に食べたくなるクリームシチューのおはなし。クリームシチューのCMがテレビで流れ始めると、いよいよ本格的に冬が始まったなという感じがしますよね。

 私の家の昨日の夜ごはんはクリームシチューでした。ある日をきっかけに、クリームシチューを食べるといつも思い出すことがあります。

 私の母方の祖母は、一時期心の状態が悪く、弱っていた時があります。(当時の信じてもらえないであろう不思議なお話があります笑これも別の記事で書こうかな)
 祖父は他界していますので、祖母は母の兄(私の叔父)と2人暮らしです。あまり連絡をしてこない叔父ですが、そのときは兄妹に連絡が来たそうです。
 まず、母だけ祖母の様子を見に行きました。そのまま、母は私の家に祖母を連れて帰ってきました。いつも明るい祖母が元気を無くしている姿は、今思い出しても涙が出そうなくらい、悲しかったです。

 その時、クリームシチューをみんなで一緒に食べました。祖母は「2人だと中々作らないから、久しぶりに食べたらすごく美味しい」と言っていました。それを聞いた時、祖父が亡くなってから祖母は寂しい気持ちが溜まってしまってたのだなと思いました。

 クリームシチューを食べるときは、このことをいつも思い出します。祖母は、あのときのことが夢だったのかと思うくらいに奇跡的に回復して、最近は友だちと旅行に行きまくっています笑

 数週間前、私たち家族は少し大変でした。(全く深刻じゃないです)その時、祖母から茶封筒が届きました。そこには、嬉しい贈りものと共に手紙が入ってました。そこには、あの時の感謝から送ってくれたという内容が書かれていました。もう3年前の話です。私たちの中では、そんなに感謝されることもしてないよという気持ちでしたが、祖母の中ではとても大きかったのだなと思いました。これは、玉置先生がいつも言ってる分福だなと思いました。人に与えた幸せは、巡り巡って自分に返ってくるのだと思いました。

 ここまで読んでくださった皆さま、クリームシチューが食べたくなったのではないですか??笑よし‼︎おばあちゃんに連絡をしようっと(今井)

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決戦前夜(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。もうすっかり肌寒い季節。秋は、可愛い服と可愛いコスメと美味しい食べ物で溢れる季節。大好きな空気が毎日私を包みます。先週から始めた『卒業まで週に1本記事を更新』の第2弾。今日は、私が教員採用試験の二次試験前に書いた文章を紹介したいと思います。

 二次試験の前夜、私はこれまでの人生を振り返っていました。高校三年生の時に、教師を目指して教育学部に入学してから色んなことがありました。色んな出会いが私を強くしました。そんなことを振り返っていたのです。以下は、私がそんな人生の節目の試験で人生を振り返っている時に書いた文。今見返すと決心と覚悟が溢れていて、これからいつか壁にぶつかった時私自身を励ましてくれる文になっているように感じます。

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 教育学部に入らなければきっと目指さなかったであろう先生。私が大嫌いだった学校と先生は、私が命をかけてでも離してやれない大きな夢になりました。

 今までたくさんの子どもに出会いました。私は、どれぐらい子どもを救えたでしょうか。本当に私みたいな子どもは、いるのでしょうか。それは分かりません。

 でも、人は生きてる限り自信と誇りを持っていいんです。私には、自信も誇りもなければ、自分の輝かせ方だって知らなかったけれど、今は輝けます。

 教師を本気で目指して、こんな私が「子どもを輝かせたい」と思った。私が教壇に立つことが正しいとか間違ってるとかそんなの物差しは要らないぐらい、私は、子どもたちに生きて欲しいと願っています。誰にどんな言葉を浴びせられようとも、私は絶対に子どもの側にいることを諦めない。

 私が死んでも死にきれず、諦められなかった夢は、もうすぐそこにあります。それは、もう私だけの夢ではないみたい。いつしか仲間ができて、応援してくださる人がいて、一生懸命戦った日々が明日やっとみせられる。

 必ずぐうの音もでないぐらいの丸をつけてやりたいと思うのです。

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 まるで、自分を奮い立たせる文は私の核心となりました。きっとこの文で私は、改めて決心が固まったのだと思います。試験本番は、必死で余裕なんてなかったけれど、忘れてはならないことは私の胸にしっかり留まって自分の言葉で語ることができました。

 4月からは教師です。私の夢は、やっとスタートラインにたちました。長かったようで、短かったように思います。今まで経験したことは、何一つ無駄じゃなかったと私は自信を持って言えます。4月から子どもたちに語れるお話がこの半年でもっともっと増えていきます。ひとつひとつを大切に。感謝しながら、人と人との繋がりを大切に最後の学生生活を過ごしていきたいと思います。

(下野)
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セルフ個別最適な学び(5期生酒井)

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 こんにちは。玉置ゼミの5期生の酒井です。今回は10月10日に行われた教師力アップセミナーでの学びについて書かせていただきます。

 久しぶりの対面で開催されたこともあり数多くの学びが得られました。その中でも特に印象に残ったことが2点あります。

 1つ目は教材研究は素材研究がまず必要であることです。今まで授業準備として自分がしてきたことは課題や発問を考えることがほとんどでした。素材である文章と向き合うことなく、それをしていた自分をすぐさま改めたくなりました。文を読んで、辞典で調べて、文脈を考えて、素材そのものを自分自身が学ぶことを惜しまず実践して行きたいです。

 2つ目は国語は教材指導をしがちだが、教科指導こそ必要であるということです。今まで自分が受けてきた授業、してきた国語授業を振り返ると思い出すのは物語や説明文、詩など教材の内容がほとんどです。でも、それだけでは、それ以外の文章と出会った時、学校で習ったことは活用されにくくなってしまうことに気付きはっとしました。子どもたちに、私が望んでいることは目の前の文章と向き合うことではなく、今の学びがいつか将来で役に立つことです。(少し大袈裟かもしれませんが…笑)少しでも理想の実現に近づけるよう努力します。そして、「個別最適化な学び」を自分から追い求める自分でありたいです。

 野口先生と初めての対談できたこと、講話を聞かせていただけたことはもちろん、玉置ゼミという繋がりの中で学びが得られたことが大変有り難いと感じる1日となりました。有意義な時間をありがとうございました。(酒井)

転校生(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。秋が深まりました。教員採用試験も無事終え、ある目標を立てました。1週間に1本、思ったこと感じたこと日々のこと記事にしようと。
 「書くことによって学ぶ」玉置ゼミ。もうゼミで学ぶ学生生活もあと半年を切りました。卒業は、すぐそこです。最後の私の目標です。ご高覧頂ければ幸いです。

 小さい頃から映画が好きでした。なんだか違う世界に行ける気がしたから。人生の夏休みの終盤を迎えた私の休日は、映画鑑賞三昧です。
 久しぶりに、『阪急電車 片道15分の奇跡』を観ました。3歳まで兵庫県宝塚市に住んでいた私。兵庫での記憶はあるようなないようななのですが、阪急電車に乗った記憶、阪急電車から見える景色はしっかりと覚えています。なんだか懐かしくなる映画です。

 映画を観ながら懐かしさを感じていると同時に、沢山の街の空気や景色が思い浮かびました。私は、父の仕事で転校生になる機会が多かったです。それぞれの街の空気と景色が色濃く記憶に残っています。

 一見華やかな転校生は、そんなに楽しいものではありません。何度か転校を重ねるうちに、「どうせ友達なんて、2年でばいばいだし。」の気持ちになりました。本当は、出来た輪の中に入ることが苦手でした。でも、父と母には迷惑や心配をかけたくない一心で毎日学校に通っていた私。友達が出来なかったわけではありません。ただ、疎外感というか余所者感は抜けませんでした。今思えば、私がそう捉えていただけなのかもしれません。

 どことなく「余所者扱い」を感じながら、通う学校の私の唯一の楽しみは、季節が変わる頃の空気や街の景色、雰囲気でした。場所によって匂いが違うのです。同じ季節でも、どことなく違う香りがする。

 私は、愛知県に転校してきて初めて「金木犀」の香りを知ったように思います。愛知県へ転校する一つ前は、東京に居ました。東京にいた頃は、「金木犀」を感じなかった。恐らく植えてはあったはずなのですが、どうも気づかなかった私は、「金木犀」の香りを愛知県で初めて知りました。

 「金木犀」を知ってから少し学校へ行くことが楽しみになりました。秋口には、「もう金木犀の季節!」と思ったり、秋を待ち遠しく思いながら1年を過ごすのです。

 4月から教師になります。きっと転校生にも出会うことでしょう。私の人生は、上手いこと出来ているのかもしれません。なんだか「余所者扱い」を感じたあの日々も、ちょっとだけ無理をしてでも笑顔でいたいなと思っていた日々も、「金木犀」と出会ったちょっと楽しみな通学路も。いつか子どもたちに話せるように思うのです。

 沢山の気持ちが私の人生には渦巻いていたのでしょう。悪く言えば、繊細で気にしいで自分の殻に閉じこもっていたのかもしれません。でも今は、それで良かったと思います。色んなことを色んな経験をちゃんと傷ついて、ちゃんと前を向いて、ちゃんと自分のものにしてここに立っていられるから。

 人生にある全ては意味があると、昔の私は今の私に教えてくれました。いつか転校生と出会ったなら、昔の私がその子に話しかけてくれるでしょう。「大丈夫、貴方の人生で転校は必ず意味あることだから。なかなかできる経験じゃない。なが〜く人生を見たなら、きっと宝物になる。今貴方の目の前にいる先生がそうだったよ。」と。(下野)

※ 写真は、阪急電車 片道15分の奇跡 : フォトギャラリー 画像 から。
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