2月17日教師力アップセミナー(佐々木昭弘先生)での学び(遠藤、関口)

 こんにちは。五期生の遠藤です。今回は、2月17日に大口中学校にて行われた教師力アップセミナーから学んだことについて書きたいと思います。

 佐々木先生が取り組んでらっしゃる教育方針についてのお話で、国語と理科と算数の授業を関連づける、通称「こっくりさん」と呼ばれる授業活用について知り、とても印象に残りました。

 私は国語を専修していますが、これまでも国語の授業だけでは子供達の国語力を上げることは出来ない、他の教科との連携は必須であるということは学んでいました。しかし、今回その具体策として、理科の授業における問題と答えの関係の明確化し、問題に整合した答えを導くことが出来るような授業を蓄積する必要性を学んだことで、私の中で理科の授業に対する見方が大きく変わりました。予想やまとめを書けない児童に対して、授業中の質疑応答で他者の視点に目を向けさせること、具体的には去年同じ授業でどんな意見が出たか紹介するなどのやり方を知り、新しい知識に感動しました。

 理科の授業作りについては大学でも何度か学びましたが、佐々木先生のお話を聞いているとこれまで知らなかった面が沢山見えてきて、改めて児童の言語活動の充実について考えたいと思うことが出来ました。

 素晴らしいセミナーを開催してくださった佐々木先生、こうした機会を与えてくださった玉置先生をはじめとする先生方、そして、会場準備の際様々な面でサポートしてくださった先輩方、本当にありがとうございました。(遠藤)

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は2月17日の教師力アップセミナーについて書きます!

 わたしは今まで理科の魅力はマッチをつけることくらいで、実験は先生の言う手順でやるだけやってあとは暗記してきました。覚えなければいけない単語が結構多くて苦手意識があります。

 しかし今回すごい楽しそうな授業をみてこのような授業を行いたいと思いながら、自身の探究心までくすぐられてしまいました。

 チューリップを見本のない状態で描かせて比べることで、チューリップの特徴を掴んでいく授業は、観察のポイントを子ども自身が見つけていけるため、人前で理科の授業することになったら必ずこれにしたいくらいにわたしが行っても褒められる自信のある真似したい授業でした。

 理科を国語や算数とコラボさせるという実践は、すごく子どもたちの力になるのを感じ、これが当たり前になっていかなければならないのだと思いました。こういう授業ができてたら、「なんで勉強なんてしないといけないだろう」って考える子もいなくなるんだろうなと思いました。

 このようなすごい授業をされる佐々木先生が教科書通りやるといいとおっしゃっていたため、教科書のすごさを実感しました。前日の名人会でも算数の教科書になぜ、ケーキが出てきているのか、と玉置先生が話されていて「うわあ!深いいいー!」となりました。
授業を行う際は、教科書を用いて教材研究をしていきたいです。セミナーでは教材研究を行うための視点やさまざまな手立て、方法をさらに学んでいきたいです!佐々木昭弘先生、本当にありがとうございました!(関口)

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2月17日教師力アップセミナー佐々木昭弘先生からの学び(長谷川、矢崎、加藤奨基)

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 2月17日、教師力アップセミナー佐々木先生からの学びを長谷川、矢崎、加藤奨基の3人から記事にさせていただきます!

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 こんにちは。5期生の長谷川朋美です。今回は2月17日に行われた佐々木先生の教師力アップセミナーに参加させていただきました。私は佐々木先生のお話から、今後理科の授業をする際に意識しようと思ったことが沢山あります。しかし、書ききれないため今回は特に印象に残った「問いと答えを明確にすること」について書かせていただきます。

 私も授業のときに発問が長く、結局何に対して答えたらいいのか、分からなくなったことがあります。まず、このような場合、問いはどのように、をしっかりと明記し、子どもが聞かれた事に対して答えられるような発問にすることが大切であると感じました。また、例えば「温めると、温度はどのように変化するのか?」という実験の場合、温めるとき、冷やすとき、のように条件をしっかり提示し、子どもが何を実験したらいいのか、何に対して答えたらいいのか、はっきり分かる授業にしたいと思いました。

 そして、実験の答えを書く際のポイントは「まず、次に、そして」を使って書くことです。例えば「まず温度がどんどん上がり、次に上がりにくくなり、そして変化しなくなる」のように、国語の作文でもよく使われる形式で書くことによって変化の様子がよく分かる答えになることに気づきました。このように実験後、子どもたちが、どのように変化していったのかが分かるような答えの記述にしたいなと思いました。少し書き方を工夫するだけでこんなにも、分かりやすくなるのだということに気づくことができました。

 私は子どもが理科の授業に対して、実験したい!調べてみたい!というように、子どもの好奇心を引きつけるような授業づくりができるようになりたいなと思いました。

 最後に、このような学びの機会を設けてくださり、ありがとうございました。(長谷川)


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 こんにちは、5期生の矢崎です。春に徐々に近づくと同時に花粉症も同時に襲ってきていて、私の鼻と喉は早く耳鼻科へ行けと言っています。

 さて、先日参加させていただいた教師力アップセミナーについて書かせていただきます。

 今回は理科の授業名人佐々木先生にお話をいただきました。私が佐々木先生のお話の中で特に興味を持ったのは子どもの発言の整理の仕方です。どう整理するのか、それは、授業の中で出てくる子どもたちの発言やひらめきを「事実」と「解釈」に分けて板書をするというものでした。「事実」は「目」で見て分かったという事です。だから「目」のイラストが書いてある欄に「事実」の発言を書きます。そして、「解釈」はその子どもが「感じた」事から分かった事です。だから、「ハート」のイラストが書いてある欄に「解釈」の欄に書きます。そうすると、子どもの発言やひらめきは大きく2つに分類され、子どもたちもその2つの目印を頼りに自分の答えを導き出すことができます。

 このようにして、子どもたちの発言やひらめきを整理して黒板に書くことはとても大事な事だと私は思いました。何故なら、子どもたちは普段から「事実」と「解釈」の違いと関係性を理解することができ、それによって、自分の意見を構築するための方法が分かるということに繋がると考えるからです。そしてなにより、教師の私達自身が子どもたちと一緒に答えにたどり着ける目印になるからです。ただ黒板に並べるだけではせっかくの子どもの発言やひらめきはただの文字となってしまいます。だから、子どもの発言やひらめきを意図的に目印にする為にこのような工夫はなくてはならないと感じました。

 元々理科があまり得意では無い私にとって理科の授業が身近に感じられたお話でした。ありがとうございました。(矢崎)


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 こんにちは、4期の加藤奨基です。今回は教師力アップセミナー、理科の佐々木先生のお話からの学びを記事にさせていただきます。

 今回のセミナーで最も印象深かったものが、アリの観察の授業を題材にした「まずは言葉を教える」という授業技術についてです。子どもたちに動くアリをスケッチさせると、アリが動き回るため難易度が高く、子どもたちは自分の知っているアリの特徴を書き出すそうです。もちろん、その特徴は子どもによってバラバラで、佐々木先生は子どもの意見にバラつきが出たこのタイミングでアリについての基礎知識(昆虫、脚は6本、脚は全て胴から生えている…)を教えます。佐々木先生はこれを、「(まずは)言葉を教える」というキーワードで示されていました。このキーワードは、前回教師力アップセミナーに登壇された白石先生の「原理・原則」と似ていて、第一に言葉(基礎)を知らないと理解することは難しいため、まずは言葉を教えることが大切であるということです。今回のアリのスケッチの例では、昆虫は6本の脚が全て胴から生えているという基礎知識もとに「では、カブトムシの胴はどこ?」というように深めの発問で知識を深めていくこともできると仰っていました。(カブトムシは一見、胴が異様に大きいので知識があっても間違えやすいです。胴が大きいのは、筋力が必要だからだそうです)

 今回学んだこの「言葉を教える」授業技術は、とても子どもの目線に寄り添った技術だと感じます。自分も教えるときは、子どもだけでなく大人でも、まずは言葉を教えることを意識していきたいです。また、この技術は基礎をこちらから与えるので、深めの発問などで子どもが主体的に学ぶ場もしっかり設けなければ講義型になってしまう可能性も考えられます。そうならないよう、インプットした知識を活用できる場面をきちんと用意した授業作りをしたいです。

 学びをくださった佐々木先生、玉置先生をはじめとする教師力アップセミナー関係者の皆様、ありがとうございました。(加藤)


1月30日卒業論文発表会風景(玉置)

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 大変遅くなりましたが、卒業論文発表会の様子を発信します。
 丹羽さん、林さんは、教育事務所面接等と重なるなど諸事情により、直接発表はできませんでした。以下は、卒業論文テーマです。

岡田 実姫  児童に寄り添う教師となるための意識の在り方
丹羽 亜由美 大村はまから学ぶ国語授業の在り方
山下 涼香  全員参加の国語授業のコツ
静谷 公希  有田和正先生の子どもが追究したくなる社会科授業づくり
林  美月  子どもと子どもをつなぐために
嶋藤 菜月  授業へ全員参加させるための教師のあり方
早川  聡  算数授業における子どもの主体性の伸ばし方の研究
菱川  快  子どもの心にしっかり寄り添う教師のあり方
松田 紗季  子どもの自己肯定感を高めるための教師の働きかけ

 発表会を見ていただいた大西貞憲さんと斎藤早苗さんに温かい講評とプレゼントをいただきました。(玉置)

2月16日名人会での学び(竹内、木下、長谷川)

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 こんにちは、4期生の竹内です。2月16日に行われた前座会、名人会の模擬授業、マジシャンの山下さんによるマジックとそのあとの対談についての記事を竹内、木下、長谷川の順で書きます。

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 午前中は前座会で、内容は小学2年生の「分数」についての授業でした。模擬授業を終えたあとに深掘りをし、そのあとにまた別の先生が模擬授業をし、それについての深掘りをするという流れで行われました。

 今回の前座会の模擬授業では、児童役をやらせていただいたのですが、それを通して学んだことの中から2つ取り上げたいと思います。

 1つ目は主体的にする授業工夫についてです。自分が小学生の頃、分数を習った時は数直線で概念を教えられた記憶があります。しかし今回の模擬授業ではピザやケーキを半分に分ける過程で、分数の概念を理解するという流れであり、こういった具体物を扱うことで子どもたちの興味・関心を引き、主体的に考えさせることができるのではないかと思いました。また、課題の提示に関してもわざとピザを不公平に分け、子どもたちの口から半分に分けるという言葉を言わせようとしていました。このように子どもたちが自らの課題を言うことで授業に主体性を持たせ、どうすればいいのだろうと考える授業になるのだと思います。そのためには課題提示する際の工夫が大切だと感じました。

 2つ目は対話的にする授業工夫についてです。今回の模擬授業では、教科書のピザの絵のコピーを子どもたちに配っていました。その際に1人1つではなく、2人に1つにしており隣の子やグループでやることにより自ずと対話性が生まれ、困った子も助かるのではないかと思います。玉置先生の講義でも習ったように、考えを話すというアウトプットをさせることで脳のパフォーマンスは上がり、記憶に残りやすい授業になるので、主体的のみならず、対話的にする○×法などの意見交流の工夫も考えていく必要があると感じました。

 前座会ということで、模擬授業をされた先生方は歳が僕とあまり離れていない先生方ですが、素晴らしい授業をされており、現場での経験の大切さを感じると同時に、こういった先生方の背中に追いつきたいという憧れを抱く前座会になりました。玉置先生を始めとする授業づくり楽会の方々、ご参加させて頂きありがとうございました。(竹内)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は2月16日にEDUCOM愛知本社で行われた名人会について書かせていただきます。

 私は特にその中でも 午後から行われた伊藤先生の国語科の模擬授業について深めたいと思います。

 伊藤先生がしてくださった授業は中2向けの動詞の活用の模擬授業深掘りでした。五段活用、上一段活用などとても懐かしい内容で私自身も中学時代必至に覚えたなぁと懐かしい気持ちになりながら生徒役をさせていただきました。私が中学生の頃の活用の授業は「五段活用とはこうである。」とただ覚え、暗記する形でしたが伊藤先生の活用の授業は「なぜ五段活用というのか。」を生徒自身が考え、生徒自身が五段活用と名付けるような授業展開になっており、知識の植え付けではなく考え方を学ぶ授業になっていて、感動しました。また、伊藤先生の活用の授業では五十音図を使いながら進められており、授業をはじめる前まではなぜ五十音図と活用の授業が関係があるのかがわからなかったけれど、授業を受ける中でこの五十音図が鍵となっていることがわかり、面白く感じました。

 私が教師となり教壇に立ったら、生徒がつまらないと感じてしまうような教え込みの授業ではなく、今回伊藤先生がしてくださった活用の授業のような生徒がワクワクするような授業をしたいなと強く感じました。そのためにも今回のセミナーに加え、今後も多くのセミナーから自分を成長させていきたいなとあらためて感じました。(木下)

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 こんにちは。5期生の長谷川朋美です。私はマジシャンから学ぶ授業術について書かせていただきます。

 私は実際にマジックを観せていただき、一瞬にして会場全員の注目を引きつけることができるマジックのテクニックに、とても驚きました。

 また、最初はマジックと授業術が、どのように関係し合っているのか分かりませんでした。しかし、山下さんと玉置先生の対談の中で山下さんが仰った「マジックはスタートとゴールさえ決めておけば、1.ゴールまでのコース(行き方)を増やして準備すること。2.言葉や誘導を変えること。によって成立する」という言葉が授業術に関係するのではないかと考えました。私は授業もマジックと同様で、ゴールは明確にしておき、ゴールまでのコースや、指導援助の仕方を個々によって変えることが大切だと感じました。そうすることで、子供たちも自分の考え方の基で授業が進み、学習をする中で子供たちの心にストン、と落ちて理解できるような学びに繋がるのだと思いました。

 しかし、そうは言っても、すぐにこのような授業をすることは難しいと思います。そのために、これからも多くのセミナーなどに積極的に参加したいと思います。また、1つの授業内容に対して、多くの選択を準備することや、個々によって指導援助の仕方を変えることができるようなスキルを身に付けたいと感じました。

 最後に、このような楽しい学びの機会を設けてくださり、ありがとうございました。(長谷川)

2月14日北名古屋市立五条小学校での学び(葛山、大久保)

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 こんにちは。特別に参加させていただきました2年の葛山大輔です。2月14日に五条小学校で行われた、「明日も授業をしたくなる様々な授業方策」について学び得たことを大きく3つに分けて書かせていただきます。

 まず1つ目は「対人関係をつなげていくこと」です。玉置先生にしていただいた模擬授業では「今君はあの子の発言に首をかしげていたけど、どう思う?」という教師の発言があり、前に発言した子どもと関連づけながら他の子を当てるということが見られました。子ども達が知らない子同士で関わる機会を授業の中で作ることで、子どもと子どもをつなげることができ、1人1人の対人関係が強くなっていきます。自分の意見を述べることがてぎず、対人関係が弱くなっていくことを生徒自身の問題にするのではなく、教師が子どもの動作や発言をくみ取って子ども達をつなげていくことがさらに、他者と関わる力の成長や学びを深めていくことにつながっていくと学びました。

 2つ目は「出力場面を増やすこと」です。しかし、ただのペアワークなどで出力場面を増やしても関係のない会話やどちらが正しいかを競う議論になってしまいます。なので、○✖問題などを取り入れて全員が参加できるような形の出力場面を増やしていくと良いことを知りました。また、全員が確実に出力できるように○ならばグー、✖ならばパーを手で作っていっせいに挙げるなどの工夫もできると思いました。ペアワークに関しても1つ目のような子ども同士をつなげることができていること、交互に話し合う時間を設ける、相手の話を反応しながら最後まで聞くなどの、対話ができるのであれば効果的な出力場面になることがわかりました。

 3つ目は「見方・考え方」についてです。玉置先生は学習指導要領に記載されている「見方・考え方」という言葉の意味は「今日の授業で一生覚えておくと良いことがら」であるとおっしゃっていました。子どもたちにとって授業の中での学びは、自分と結びつけて意味のあるものでなければ学ぼうとは思いません。1回の授業の中で子ども達の生活に関わる1番大事なことを教師が理解し、それを強調して子どもに正しく伝えることが大切なのだとわかりました。

 授業を楽しく活発にするために何をするとよいのか、授業の教科の内容や教え方ではなく、全ての授業に通用する進め方を知ることで教師自身が授業を楽しむことができるようになる、教師が授業を楽しんでいれば子どもも授業を楽しむことができるようになるというような循環が考えられたセミナーを受けることができ本当に良かったです。大学の模擬授業や教育実習で試したいと思います。ありがとうございました。(葛山)

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 こんにちは。5期生の大久保樹です。2月14日に五条小学校にて行われた、玉置先生による「明日も授業がしたくなる様々な方策」に参加させていただきました。
そこで学び得たことを書き記していきます。

 今回で玉置先生の講演会に参加させていただくのは、2回目です。導入の話から本題への移り変わりがとても自然で、私を含め聴衆はすぐに玉置先生の話に引き込まれているという印象を受けました。こちら側が一方的に聞く講演会ではなく、玉置先生は時々全体を巻き込んで話し合いをさせます。そういったところに玉置先生が大切にしている考え方があるのだと思いました。

 さて、私は今回の講演会でたくさん学ぶことができましたが、記事では1つに絞って書き記そうと思います。

 それは、対話についてです。対話をさせるというのは、とても難しいことだと思います。自分の意見を確固たるものとして保ちつつ、他人の異なる意見を取り入れるというのは、大人でも難しいことではないでしょうか。少なくとも私は、意識をしないと出来ません。

「子どもの対話を聞き取れるのは学校の先生だけ。」

 玉置先生は、こう仰っていました。子どもの対話を聞き取るためにも、対話とはどういった状態か、子どもがどうすれば対話出来るのかというのを教師自身の中で揺るぎない確信を持った上で、常に子どもの話し合いにアンテナを張り巡らせておかなければならないと思いました。

 今後様々な授業を見る機会があると思います。私は常にアンテナを張り巡らせ、対話というのはどういった状態かを学び、自分の中に落とし込んだうえで、2年後教壇に立ちたいと思います。

 玉置先生、お忙しい中ご講演いただきありがとうございました。五条小学校の校長先生、お忙しい中対談する機会を設けていただきありがとうございました。(大久保)

2月17日 教師力アップセミナーでの学び(高桑、鏡味)

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 こんにちは、4期生の高桑です。

 私は最近、玉置先生の「誠意はスピード」という言葉を大切にしています。私は今まで、提出物を期限ギリギリに出したり、テスト前夜に徹夜したりと、大事なことを後回しにすることが多く、その分後悔をするという経験を数えきれないほどしてきました。でも、このままの自分では教師は務まりません。自分を変えたいという気持ちを行動に移すため、最近は学びを得たその日のうちに記事を書くことにしています。さて、今回は佐々木昭弘先生の教師力アップセミナーで学んだことを書いていきたいと思います。

 まず、このセミナーを通して、佐々木先生は本当に理科が好きなんだという、理科に対する強い思いが伝わってきました。セミナーの中にも、多くの教師が理科を嫌うという話がありましたが、教師の嫌いという感情は自然と子どもたちに伝わってしまうと思います。佐々木先生のように、まずは教師自らが教科の楽しさを知り、それを子どもたちに共有するというような形で授業を行いたいなと思いました。

 また、「経験によって認識を変えることができる」という言葉がとても印象に残りました。佐々木先生は、昆虫の体のつくりのきまりを教えてから、観察させることによって、子どもたちが着目すべき部分に目を向けられるようになり、授業がさらに発展的で深いものになるとおっしゃっていました。このように子どもたちは、教師から視点を教わることで、言葉と事実を照らし合わせるという経験を経て、認識できる脳をつくっていきます。これは、私たちゼミ生にも言えることだと思います。物事を多面的、多角的に考えられるよう、これからも学び続けていきたいと思いました。

 佐々木先生、素敵な学びをありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。先日、今年度最後の教師力アップセミナーが終わりました。今回は、その教師力アップセミナーで、理科授業名人の佐々木昭弘先生が講演をされ、その中で得た学びについて述べたいと思います。

 今回のセミナーで、一番印象に残っていることは、理科の授業で佐々木先生は児童に、実験について400文字原稿用紙1〜2枚分の作文を書かせていることです。佐々木先生は講演の初めに、国語・算数で学んだことを理科の授業に生かすと仰っていました。佐々木先生自身が仰る通り、先生は国語の授業で培った国語力を、理科の実験の最後の作文を書くことで生かす授業をされてました。作文の内容は、授業の中の問題や課題について観察・実験を通して得た答えであり、序論、本論、結論を意識させて記述させていました。

 小学校中学年の頃からこのような訓練をしておくと、かなり書く力が備わると思いました。実際、セミナー中に佐々木先生が見せてくださった子どもの作文はかなり完成度が高く小学生が書いたものとは思えませんでした。

 また、先生は、作文の自分の考えについて述べる考察の部分が書けない児童には、「良い子のものを真似してもいいよ。」と言うそうです。情報を取捨選択してつなぎ、考察を作るのはとても難しいことです。人の真似をしてもいいから、「書けた」という結果を作り自信に繋げてあげることが大切だと分かりました。

 玉置ゼミも「書くことによって学ぶ」ゼミです。ゼミに入り、1年が経ちましたが、1年間「書く」ことを全力でやってきたと自信をもって言えません…(笑)まずは、セミナーの記事ばかりでなく、最近書けていない四方山話も書いてみようと思います!(鏡味)

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 高桑さんが「誠意はスピード!」を実践しようと書いているとおり、記事はセミナー後すぐに届いたことを付け加えておきます。(玉置)

2月16日名人会での学び (二村、安部、北神)

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 こんにちは。5期生の二村、4期生の安部、5期生の北神です。2月16日に行われました、名人会で学んだことを午前の前座会、午後の名人会、マジックショウ体験の3つの項目に分けて学んだことを書きたいと思います。

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 こんにちは。5期生の二村葵です。先日2月16日に株式会社 EDUCOMで行われた名人会での授業づくり研究会で学んだ事を書かせていただきます。

 午前は前座会の方が2名、算数の単元である分数の模擬授業をしてくださいました。
この単元で子供たちに意識させることは「もとの大きさ」を2つに分けた1つ分ということであり、無駄なくここにたどりつけるのがいい授業ということを学びました。また「もとの大きさ」ということを意識させる下積みであり、小学校5年生の教材までつながっていて、それへの布石ということを学び、基礎の大切さをあらためて実感しました。

 印象的だったのは、板書の仕方と子供に対する受け答えです。板書は子供から出たタイミングでその意見を使って板書を行なっていたり、子供たちの言葉が反映されていて、一緒に授業を作っているところがとても印象的でした。また子供に対する受け答えでは、「本当に半分なのかな?」「どうやったら分かる?」と子供の意見と意見をつなげるような受け答えをしており、それにより深い追求や学び合いが発展していくことを実感しました。

 教材研究をして、平面の図形を活用する時はぴったり重なるという表現ができるが、ケーキという立体の図形があることにより、ぴったり重なるという表現は適切ではないことがわかり、これが教科書の意図を読み取ることであることを学びました。教材研究の新しい視点を学ぶことができ、使われている資料には意味があることに気づいたので、これからの教材研究をする際に活かしていきたいです。

 今回、素晴らしい授業を見せてくださったそしてこのような機会を設けてくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(二村)

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 こんにちは。4期生の安部です。私からは、午後の伊藤彰敏先生の模擬授業から学んだことを書きたいと思います。伊藤先生の授業はやはり「布石」の連続ですが、子ども役をしていると、そんな仕掛けには気づかず、まんまとだまされてしまいます。授業後の深掘りでフェローの方が授業を分析される中でやっと気付くことがたくさんあって、やはり深掘りあってこその学びの深まりだなぁと改めて感じました。今回の授業は中学校2年生の文法の授業でした。文法の授業をわざわざ選ばれた伊藤先生がまずすごいな、と感心しますが、実際に授業を受けてみて、文法の授業でこんなに主体性が生まれるものなのか、と今までの文法の授業のイメージが覆されたというのが率直な感想です。

  深掘りをしていく中で、特に印象に残った2点の学びについて示したいと思います。
まず1つ目は、「課題意識を子ども自らがもつような導入の工夫」です。伊藤先生は最初に6つの動詞を提示され、それらを3つに仲間分けすることから始めましたが、今日はこういう授業をやる、というような課題の提示は特にしませんでした。しかし、先生の自然な誘導で今日の授業は橋本さんはどうやって動詞を仲間分けしたのかを考えていく授業だな、ということがすんなり入ってきました。これこそ課題を提示するという形にこだわらない、子どもの知りたい、やってみたいという主体性を引き出す授業ではないかと思いました。導入が大切だとよく言われるのは、子ども一人一人の学びの出発点であり、導入で何を感じ、考えるかで、1時間の授業がどう深まっていくかが決まるからではないかと思いました。

 2つ目は、文法のきまりをつくった橋本さんの気持ちになって、その法則を見つける、という文法の授業では珍しい授業展開をされたことです。一般的な文法の授業では、それぞれの活用の仕方を覚えることに時間をかけることが多いですが、伊藤先生はその部分はさらっと確認するだけで、表をじっくり見てそれぞれの活用の仕方を比較するということに時間をかけていました。文法は法則を知ってしまえば練習あるのみですが、その法則をどれだけ落とし込めるかが深い学びにつながる大切な鍵ではないかと思います。覚えるだけ、はめるだけだからと授業をする教師が初めからそのような考えをもっていては子どもの思考は深まりません。どんな教材にも深い学びにつなげるべきポイントがあることを常に意識して授業を展開するようにしたいと思います。

 今日は模擬授業の子ども役を3回もやらせていただいて、正直疲れましたが、授業ってやっぱり面白いなぁと学べば学ぶほど感じます。

 このような貴重な学びの場を提供していただきました、玉置先生を初め、関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!五期生の北神です。2月16日に名人会に参加させて頂きました。今回はその中でもマジックと対談からの学びについて書きます。

 私が一番印象に残っているのは、“選んだ”のではなく“選ばしている”ということです。お客さんは自分が選んだカードをマジシャンに当てられたと思いすごい!と感動します。でも、それは、マジシャンが、お客さんの答えに対して次に返す言葉を変えることで、最初から決めていたカードに誘導しているからだと知りました。誘導して、お客さんに自分が選んだという感覚にさせているのです。

 これは、子ども達を惹きつける授業の仕方にも通じるのではないかと思いました。自分の力でできた!分かった!と思える授業であれば、もっと学びたい!という子ども達の意欲にも繋がると思います。しかし、子どもの発言に対して、柔軟に様々な返し方をすることは簡単なことではありません。だから、事前に、子ども達からどんな発言がでそうか推測して指導方法を考えておくことはすごく重要だと思いました。山下さん、素晴らしいマジックを見せて頂きありがとうございました。(北神)

2月16日名人会からの学び(高桑、鏡味、古川)

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 こんにちは!4期生の高桑です。玉置ゼミに入ってから1年が過ぎましたが、セミナーやゼミの仲間、もちろん玉置先生から学ぶことは多くあり、他ではできないような体験もたくさんさせていただいています。最近では、2月16日に行われた前座会で、自分たちにはない発想が生かされた授業を見させていただきました。今回は、そこで学んだことを書きたいと思います。

 まず、1番の大きな学びは、導入で子どもたちを引きつける、また導入をきっかけに主体的に授業に参加できるようにするため、教師が子どもの困った感や疑問を引き出す仕掛けをすべきだということです。小学2年生を対象とした、2分の1の概念を学ぶ授業の導入で、秋田先生はピザトーストを2人の児童に不公平な分け方をして渡していました。このように、小さい方をもらった児童は文句を言わずにはいられない状態をわざとつくることで、どうしたら半分になるのか考えさせていました。多分、私が授業者なら、初めから半分にしたものを渡して、「半分になったから、2人とも同じ量食べれるね」と伝えてしまうと思います。秋田先生のやり方だと、この後の操作活動へ自然とつながると思うので、是非真似をしたいと思いました。

 また、これに対し和田先生は単元内で何が大切なのか意識すべきだとおっしゃっていました。今回は、「もとの大きさ」というのがキーワードであるため、「半分」という言葉にこだわるとキーワードが薄れてしまうとのことでした。私には、子どもたちを引きつける授業を考えることに必死で、まだ単元のつながりを考えるような余裕はなかったです。和田先生のアドバイスを聞いて具体的にどう改善すればよいか考えられるように、これからも学び続けていきたいと思います。

 そして、名人会では何ヶ月も前から楽しみにしていた山下翔吾さんによるマジックショーを見させていただきました。一瞬も目が離せないようなマジックが目の前で繰り広げられ、興奮が覚めやらぬ状態で、家に帰り早速家族に披露しました。また、マジシャンと教師という2つの職業は一見何も交わりがないように見えますが、マジシャンの技術から学ぶことは驚くほど多くありました。それについては、5期生の古川に伝えてもらいたいと思います。

 今回も、色々な視点から学ばせていただきました。いや、今回は特に興味深い内容ばかりで、時間が過ぎるのがあっという間でした。このような学びの機会をつくってくださった、玉置先生を含め関係者の皆様、ありがとうございました。(高桑)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。2月16日に行われた名人会に参加させていただきました。そこでの伊藤先生の国語の授業での学びについて2つ書きたいと思います。

 1つ目は、視野を広くして子どもの様子をしっかり見ることです。私は伊藤先生の授業を生徒役で参加させていただきましたが、私達生徒役の心を、伊藤先生に全て見透かされていたように思います。「当たらないと油断してたでしょ〜?」、「まだ難しそうな顔してるね」など私達の気持ちを率直に言われてドキッとした反面、それだけ子ども一人ひとりの様子を見ながら授業されているのだと分かりました。また、先生の今日の授業のゴールは「子ども達に辞書を自ら引かせること」と仰っていました。先生は授業が始まる前に私達生徒役が辞書を見ていたのは数人だと仰っていました。それが授業後に少しでも増えたら嬉しいと仰っていました。授業前から子どもの様子を観察し、授業後の見たい姿まで見通しをもって授業をされていて、本当に素晴らしいなと思いました。

 2つ目は、学ぶ事柄の本質を子ども達自身に見つけさせることです。今回は五段活用、上一段活用、下一段活用の意味を表から子ども達に言わせていました。みんなで考え、見つけたことは、長期記憶として頭に残りやすいです。ただ本質や意味を教師が説明するのではなく、子ども自身に考えさせることが大切だと学びました。また、考えさせるために先生はいくつもの布石を打たれていました。この布石はまだ先生方に解説していただかないと私は理解できません。授業は多くの布石でできているのだと分かりました。

 今回の伊藤先生の授業は本当に素晴らしく、生徒役として参加できたことはとても光栄です。伊藤先生自身、過去に悩み苦しんだ経験があったからこそ、今、あそこまで質の高い授業ができるのだと思います。多くの経験をし、失敗から学ぶことが必要だと改めて感じました。

 今回は授業の中で子ども一人ひとりの様子を見ながら、細かい動作まで見逃さないこと、授業のゴールに向かって布石を打つことが大切だと学びました。
玉置先生をはじめ、多くの先生方、関係者の方々本当にありがとうございました!(鏡味)

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 こんにちは!5期生の古川です。今回は2月16日に参加させて頂いた授業づくり学会のマジックと対談から学んだことについて書かせていただきます。

 マジックを見せて頂いたとき、私達はとても興味を引かれ、惹きつけられました。それは素晴らしいマジックは勿論のこと、マジックの中のどこに注目を集めたいかなどが考え尽くされた、洗練された言葉があったからこそだと思います。それは教職にもとても強く通じるものがあることを考えさせられました。

 自分の些細な言動が相手に多大な影響を与え、その言動によっては相手が主体的に動いているつもりでも、本当は選択させているという状況を作ることができること。先を見通し、相手の反応によって臨機応変に返す言葉を考える。どう次に繋げていくのか瞬時に考察する力を身に付けていくことがとても重要であることを感じました。また日頃から子どもの観察をしっかり行い、触れ合っておくことがその子にとってベストなタイミングで活かすことに繋げられることも改めて学びました。自分が伝えたいことを一方的に伝えるのではなく、子供の意見を取り入れながら、伝えたいことに導くことが出来るように切り返しや言葉選びの勉強をしていきたいと思いました。

 最後にこのような学びの場を与えてくださった玉置先生をはじめ、関係者の皆様、貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。(古川) 

2月16日の名人会から学び得たこと(加藤奨・関口・杉山)

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 こんにちは。今回は、2月16日の名人会に参加して学び得たことについて記します。順番に、午前の算数の授業、午後の伊藤先生の師範授業、山下さんのマジックショーと記します。

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 こんにちは。5期生の杉山航大です。今回は、2月16日に参加させて頂いた授業づくり楽会(午前の算数の授業)から学び得たことを記します。

 単元は分数ということで、「2分の1(半分)」という概念を学ばせる上で、どのような授業設計をしたらいいのかということが、とても参考になりました。

 授業前に、教材研究を行いましたが、経験が乏しく、どのようなことをしたら良いのかがよくわからない状況でしたが、授業を見て、思いもしないアイデアがたくさん散りばめられていて、とても参考になりました。

 新学習指導要領における、「主体的・対話的で深い学び」を実現させるためには、子供たちの意見を繋げることがとても大切で、授業をされたお2人の先生も、とても子供の発言を大事に汲み取って繋いでらっしゃいました。
 
 その後の授業助言の時間では、指導者の先生方は、さらに深いところまで授業を掘り下げて見ていて、単純に「すごい」の一言でした。細かくいうと、もっと子供たちの言葉(ピザの写真を3分の1と3分の2に分けたときに、少ない方を渡された子の「ずるい!」という発言)から、更なる疑問を提示することで、今回の「半分」という言葉がもっと生きてくるということだったり、資料の「見える化」のタイミングをどうするかという事、課題を提示する上で、子供たちを課題に導く言葉遣いや授業設計が大切であることを学びました。

 教材研究も、今回使用したものでは、ピザ・ケーキ・お好み焼きがありましたが、ケーキは立体という概念でみんなは捉えるので、「ぴったり重なる」という文言が適さないということを、わずかな時間から感じ取るのは、さすが玉置先生と感じました。

 授業というのは、子供たちが生き生きとして初めて成り立つものと、私は思います。今回の授業は、そんな子供たちの、いい意味の「無邪気さ」を引き立たせるヒントがたくさん詰まった、濃密なものだと感じました。

 今回は、このような素晴らしい授業をしてくださった秋田先生・秋山先生そして、この様な素晴らしい学びの機会を与えてくださった玉置先生をはじめ、多くの先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

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 こんにちは、四期の加藤奨基です。名人会前半、伊藤彰敏先生の模擬授業からの学びを記事にさせていただきます。伊藤先生の授業は今まで何回か子ども役として参加させていただいたことがあり、その度におもしろく、国語授業者として多くのことを学ばせていただいたので、とても楽しみにしていました。今回は特に二つのことについて書いていきます。

 まず、伊藤先生の国語文法の授業は、単純な暗記分野にされることの多い活用形や活用の種類の学習において、五段活用や上一段活用などの名前がどうして付けられたのかということまで子どもに考えさせていました。原理・原則がはっきりするためすんなり頭に入るので長期記憶にも残りやすい上に、中学校での学習が高校古文文法への布石となっているというとても練られたすばらしい授業を見させていただきました。次に、伊藤先生は「理解しきれていない子どもを置いていかない」という姿勢も素晴らしいのですが、「橋本文法」というさらなる学びを深めるキーワードを残すことで、できる子どもにもより学びを深める手立てを打たれており、できない子を引き上げてできる子をさらに伸ばすような授業を展開されていました。

 伊藤先生は深掘りの際に、「文法の原理・原則をも教えるのは子どもが近い将来(高校で古典文法を学ぶときに)不幸にならないようにするため」と答えられていて、「授業は子どもが将来不幸にならないように、自分の力で生きていく力を育むものだ」という大村はま先生の言葉を思い出しました。関連して、「できない子を引き上げ、できる子もさらに伸ばす」という伊藤先生の授業スタイルにも大村はま先生を連想しました。自分も伊藤先生や大村はま先生のように、「子どもが将来困らないように学習の下地を残すこと」「できない子はもちろん、できる子も伸ばしてあげること」の二つをしっかり意識して授業作りができたらいいなと感じたセミナーでした。授業をしてくださった伊藤先生、機会をくださった玉置先生、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは!4期生の関口です!私は「マジック×授業」の対談について書きます!
生でマジックを観たのは初めてで、とっても感動しました!タネを見破ろうと必死で観てましたが全然わからず、拍手も忘れて見入ってしまいました。

 さて、そのようなすごいマジシャンと教師にどのような関係があるのかみなさんはパッと浮かびますか?私は浮かばなかったので、対談を聴いて驚きました。

 「手品」の品という漢字は口が3つでできてますよね。「手の3倍口を動かせ」と言われているそうです。けれども、無駄な言葉ってのはひとつもないんですよ。マジシャンがする行動、発する言葉全てに意味があるんですって!教師としても伊藤先生のような全てが布石で意味がある授業を行いたいですよね…

 主役はお客様でハッピーになってもらわなきゃいけないという話に対し、子どもに間違いを前で発表させることについて玉置先生が話されました。間違えることはいいことと口で言っているだけでは、その子をハッピーにはできないなと自分の子どもの頃や実習を思い返しながら感じました。

 山下さんはマジシャンですが、お話を聴いていると意図的指名や多くの手立てを用意する重要性を改めて感じました。また、注目のさせ方が本当にすごくて、見せ方や間というのは観ていてとても学べました。まあだからといってすぐに真似できるわけではないんですけどね!

 とりあえず今日教えていただいた手品をいち早くみんなに自慢したいです!本日はありがとうございました!(関口)

2月14日五条小学校での学び(小谷川、安部、鏡味)

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 こんにちは、特別に参加させていただきました、教育学部3年の小谷川です。今回は五条小学校での玉置先生の明日も授業したくなる授業方策の講義について書かせていただきます。

 今回の五条小学校の先生方は校長先生から話は聞いていましたが、本当に若い先生が多く驚きました。なので、玉置先生の講義内でもこれから使えるような授業技術や、見るべきポイントなどが多く散りばめられていて、とても勉強になりました。

 予測不可能な未来である中、対話などを通して深い学びを得てより良い子どもを育てていくという話であり、途中若い先生が多いということで模擬授業も見ることができました。

 玉置先生の授業は大学でも講義は重なったことがなかったりして、しっかり受けたことがなくとても新鮮でおもしろく、学ぶことが多くありました。特に「つなぐ」を意識した授業というのを初めて受けてみて、さまざまなことを吸収できたような気がします。

 現職研修で玉置先生の「つなぐ」を意識した講義は何回か受けてきましたが、授業として生徒に対して行なっているような実践的な使い方を見たり、受けたりしたのは初めてでした。実際には子どもはいないものの、子どもがどんなことを言うのか、どんな反応をするのか、なにに興味を示すのかなどの把握や、発言中、考え中、板書中などの見ているところなどがやはり違うと感じました。それらの把握・見る箇所などの観察力から「つなぐ」というのが自然にできていて、子どもたちで授業を運んでいる形態ができていたのですごいと思いました。

 私自身、実習などを経験し「つなぐ」ことがどれだけ難しいことかわかりました。そこから玉置先生の講義やセミナー、研究授業に参加し、「つなぐ」授業をするには目線というのが大切だなと最近すごく感じてきました。前回の味岡小学校でも、研究授業をされている先生が、前で生徒が発表しているときに、その生徒のことも見つつ、ほとんど全体に目を通していてすごいなと思いましたし、今回の玉置先生の模擬授業でも一点集中ではなく、全体を広く観察することの大事さを感じました。

 まだまだ授業を進めていくだけで精一杯なところはあるとおもいますが、全体を見通す余裕さと観察力というのを自分自身が備えたいと感じ、人と人とをつなげて深い学びへと連れて行ける教師になれるように日々学んでいきたいと思いました。
ありがとうございました。(小谷川)

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 こんには。4期生の安部です。特別支援の実習がようやく終わり、久しぶりに玉置先生の講演に参加させていただきました。やはり玉置先生やゼミ生に会うと心が弾みますね。最後の喫茶店での振り返りも含めてとっても充実した時間を過ごさせていただきました!

 玉置先生の講演や模擬授業は今までに何回か見させていただいていますが、毎回毎回新しい発見や学びが得られて、やはり先生が話されることは奥が深く、自分はまだまだ勉強不足だなぁ、と痛感します。

 今回の講演の中でも多くのことを学びを得られましたが、その中でも私は「見方・考え方」、「深い学び」について学んだことを書きたいと思います。次期学習指導要領のどの教科にも示されている「見方・考え方」は自分の専門教科ならまだしも、全ての教科を理解するのはすごく難しいことではないかと私は考えます。学習指導要領には、「見方・考え方」について「教科等の教育と社会をつなぐものである」と示されており、私はこの学習指導要領の言葉から、改めて「見方・考え方」とは断片的な知識や技術ではなくて、社会で役立つ学び、子どもたちがこれから生きていく上で必要となる学びにつながるものでなくてはならないのだなということに気が付きました。玉置先生のお言葉を借りれば、「今日の授業で一生覚えておくと良いことがら」です。今回の玉置先生の模擬授業を例にしますと、1/□+2/□+3/□+‥‥‥+100/□=101の□を求める問題で、答えが50と分かることが深い学びではなくて、どうしたら簡単に答えを求められるのかを考え、「数字を小さくするときまりを見つけやすい」という数学的な「見方・考え方」を働かせることが真の深い学びであることがわかります。

 私はそれぞれの教科の「見方・考え方」と「深い学び」は繋がっていると思います。それぞれの教科特有の「見方・考え方」が得られたときに、自然と深い学びにつながっているのだと思います。

 教採の勉強もいよいよ本格化してきて、教職の勉強をしていると、学習指導要領に示されている言葉の意味を考えさせられます。玉置ゼミの強みを生かしてセミナーなどで学んでいることと教採の勉強を結びつけてより深い学びが得られるようにこれからも頑張ります!!

 このような機会を与えてくださだった玉置先生、そして五条小学校の関係者の皆様、ありがとうございました。(安部)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今回は、五条小学校で玉置先生が講演された「明日も授業がしたくなる様々な授業方策」での学びについて述べたいと思います。

 今回玉置先生の講演の中で一番印象に残っているのは、「つながれない子どもは、周りの子ども達との対話で育てる」ということです。教室の中では、誰もが友達と上手に関われることができる訳ではありません。集団の中に上手く溶け込めない子どももいます。しかし、その子どもを教師が支援ばかりしていては、その子どもは教師の支援無しには生きていくことができなくなってしまいます。教師が支援するのではなく、授業の中で対話を行い、そして繋がり、学級全体でその子どもを育ててあげることが大切だと分かりました。

 また、私は、教師がいつも同じ子どもにつきっきりだと、周りの子どもはその子どもをひいきしているのだと思ってしまうと考えます。教師自身も様々なことに気をつけながら、行動していかなければいけないと思いました。

 子ども同士がつながることができれば、学び合うことができます。分からないことを分からないと素直に言い、子ども同士が学び合うことのできる姿が理想だと思いました。つながれない子どもは、教師が支援するのではなく、周りの子どもに「分からない」と言ったり、自分の考えを言えたりするよう、まずは周りの子どもと対話させることが大切だと学びました。

 玉置先生、五条小学校の先生方、素晴らしい学びをありがとうございました!(鏡味)

2月14日小牧市立光ヶ丘中学校で臼田先生の体育授業を参観(井上)

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 こんにちは!玉置ゼミ4期生の井上です。2月14日に小牧市立光ヶ丘中学校で鋭く端的な説明、指示に定評のある臼田先生と大脇先生の体育の授業を参観させていただきました。
今回はその時に学ばせていただいたことを記していきます。

 まずはじめに、なぜ説明や指示について研究しているかと言いますと、中学校実習へ行った際に、自分の説明や指示が不透明で何度か子供達が何をしたら良いのか分からなくなってしまった時がありました。一方で現役の先生が私と同じ時間の授業をした時にはやる内容は同じですが、子供達は困惑することなくスムーズに動き、活動していました。私と現役の先生とでは差があって当たり前ですが、他にも説明や、指示に何か違いがあるのではないかと疑問に思い、説明や指示について研究し、そのことを卒業論文で書きたいと考えたからです。

 今回、臼田先生の授業を参観させていただいて、まず、説明や指示を通すための準備が大切だと感じました。準備とは生徒との信頼関係や授業を受ける態度、整列、ルーティーンのことで、これを最初の段階で確実に生徒に身につけさせておくことで、生徒と教師に一体感が生まれ、教師も声を張らずとも指示が通り、説明がしやすくなることを学びました。

 臼田先生の授業では生徒と教師との一体感をとても感じ、生徒全員が臼田先生の話を聞こうとしているようでした。また生徒との信頼関係はしっかり築かれており、ユーモアある生徒への言葉かけで笑いもある授業でした。教師からの一方的な教えではなく、臼田先生も話されていましたが、教師との生徒で授業を創っていく感じがして、良い雰囲気で授業が進んでいきました。

 次に、リーダーを上手く使うということです。臼田先生はどの授業でもグループのリーダーに指示して、リーダーからグループへ指示させていました。そうすることで指示、説明する人数を少なくすることができ、教師の指示も通りやすくなると思いました。また、指示も的確で短く伝わりやすい話し方で勉強になることばかりでした。

 また、大脇先生にもバレーボールの授業を参観させていただきました。手段とその動きをする目的がはっきりと分かるような声かけがされていて、とても分かりやすい授業でした。最後にお話を聞いた時には指示をする時に心がけていることとして、通したい内容のレベルによって指示の仕方を使い分けているという話を聞きました。座らせた状態で指示する内容は難しく、よく聞いてほしいもので、立ったまま指示する内容は聞けば一瞬でわかる内容だと話されていて、とても勉強になりました。こういった工夫をした指示を出すことで、子供達に指示をよく通せるようになるのだと感じました。

 最後に、臼田先生から教師になって最初の頃にこういった授業ができたわけではない。若い頃はスマートに授業をしようと考えてやるよりもどんどん子供達とぶつかっていけばいいという言葉を頂きました。この言葉を大切にして教師になってからも努力していきたいと思います。

 まだまだ書きたいことがたくさんありますが、卒業論文でより詳しく書かせて頂きたいと思います。お忙しい中、場を設定してくださった臼田先生、大脇先生、玉置先生、本当にありがとうございました。(井上)
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2月7日 味岡小学校での授業参観からの学び(高橋・二村)

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 こんにちは。先日、味岡小学校で1日授業を観させて頂きました。今回は、そこからの学びを4期生の高橋と、5期生の二村で書かせていただきます。

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 こんにちは、4期生の高橋です。2月7日に、味岡小学校で1日授業を参観させていただきました。

 今回学んだことは、2つあります。1つ目は、学び合いを行うための教師の役割についてです。わたしは、教師は授業中喋りすぎてはいけないと考えていました。自分自身、教育実習で、子どもの、分からないという表情を見て不安になり、どんどん余計な口出しをしてしまったという反省もあったためです。

 しかし、今回見させていただいた味岡小学校では、必要な時に必要なことを話し、子ども同士を繋いでいく先生方の役割を学びました。

 どのクラスでも、子どもの話す機会が多く、小グループでの話し合いや、それぞれのつぶやきの中から考えを深めていく姿を見ることができました。

 その中で感じたことが、先生が子どもの意見を繋いでいっているいうことでした。児童の発言を受けて、「…だって。どう?」と発言内容を繰り返さず、そのまま児童たちに投げかけていたり、「〇〇ちゃんが言いたかったことってどういうこと?」と、説明を違う言葉で言い換えさせようとしていたり、数々の切り返しの言葉を知ることができてとても勉強になりました。教師の喋りすぎは良くないけれど、教師が子ども同士を繋ぐ大切な役割を持っていると感じることができました。

 2つ目は、子どもが対話したくなる仕掛けを作るということです。ほとんど全てのクラスを参観させていただいた中で、印象的だったのが、算数の授業で、虫食い算をしていた6年生の教室でのある場面です。グループごとに虫食い算を解いていたのですが、わたしの近くには、男の子2人、女の子1人の3人グループがありました。1人の男の子は正解が分かっているようで、もう1人の男の子に段階的に教えていました。しかし、女の子は1人で黙々と考えていました。しばらく時間が経った後、男の子が、「自分で考える?」と女の子に声をかけました。すると女の子は「教えて。」と言って、教えてもらっていました。時間の都合上、ここまでしか私は観られず、その後、女の子が解くことが出来たのかは分かりませんが、まさに子どもが繋がっている瞬間だと思いました。「分からないから教えて」と自分から言えなくても、周りが優しく声をかけ、素直に「教えて」と言えた、その光景がとても良いなと思いました。

 このように、授業内で子ども同士が自然と対話できるような工夫をしたり、取り上げる教材を選ぶことはとても大切なことなんだなと思いました。

 今回、味岡小学校での学び合いの授業を見させていただき、小学生でもここまでの意見が出せるのかという驚きや、私もこんな風に意見を繋げたいなという具体的なイメージを持つことができ、大変多くのことを学ばせて頂きました。味岡小学校のみなさん、先生方、1日ありがとうございました。そして、このような機会を与えてくださった玉置先生、ありがとうございました。(高橋)

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 こんにちは。5期生の二村葵です。先日学び合いで有名である、小牧市立味岡小学校で授業を参観させて頂いて、学んだ事を書かせていただきます。

 印象的だったのは、どの学年の授業を参観させていただいても頻繁にグループワークが取り入れられていたことです。また隣の人との対話がすぐにできるように流動的な机の配置をしていると感じました。その中で児童はいろいろな工夫をしながら、相手に伝えようとしたり、スモールステップを使うことでわかりやすく伝えている児童もいました。

 レベルの高い学び合いができるのは小学校一年生の時から、鍛えられてきたからであり、コツコツと積み上げていくものであると再認識しました。

 先生方の声掛けもとても印象であり、「つないでいってよ」や「どう思った?」など支援することで、児童主体の授業が展開されていると感じました。また対話の形をとらなくても、教師が児童と児童をつなぐことが大切であることを学びました。そのためにあえて悩んでいる児童に声をかけず、児童から児童につながっていく力をつけさせることも必要であることを実感しました。

 授業を参観させていただいて、学び合おうと自然となっている環境が素晴らしいと思いました。子供同士の関わり合いを大切にして、わからないや、言いたいことが言える環境を私も作れるようになりたいと感じました。また、児童が対話をしたくなるような話題提供を心がけ、自己の考えを広げ深める「対話的な学び」を実現できるようになりたいです。

 今回、素晴らしい授業を見せてくださった味岡小学校の先生方、味岡小学校のみなさん、そしてこのような機会を設けてくださった玉置先生、本当にありがとうございました。(二村)

2月7日(木)の味岡小学校での学びについて(加藤諒太、杉山、酒井)

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 こんにちは!4期生の加藤(諒)と5期生の杉山、酒井です!今回は2月7日(木)の味岡小学校での学びについて書かせて頂きたいと思います!!

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 こんにちは。5期生の杉山です。2月7日に行われた、小牧市立味岡中学校での授業参観や分科会に参加して学び得たことを記します。

 様々なクラスの授業を見させて頂きました。その中で、2年5組の国語の授業と、6年生の1組2組の社会の授業に焦点を当てて記します。

 まず、2年5組の国語の授業では、「スーホの白い馬」を題材に、人物の心情を読み取ることからの児童同士の活発な話し合い、児童から出た意見や考えを、保坂先生が上手につないで更なる考えを生み出し、そこから児童が新たな考えを生み出したり、それについて議論したりするという、まさに「主体的・対話的で深い学び」であり、また、保坂先生の臨機応変な発問も、児童の学びに深く関わっているものであると感じました。

 6年生の1組2組では、共に社会の授業で、「日本国憲法」を扱っていました。双方とも、授業で扱う題材は同じでしたが、課題は1組では、「日本国憲法の内容を読み取ろう」で、2組では、「日本国憲法は、どのような気持ちを込めて作られたのだろう」というものでした。クラスで課題が違い、児童もその課題に合わせて日本国憲法を読んでいるので、私はそれぞれのクラスの児童はどのようなことを考えているのかと疑問になって、各クラスの1グループのグループワークを見ていました。1組のグループは、内容読解に力を入れていて、「この単語はこういう意味だから...」と、単語の意味を確認しながら、どんなことが書かれているのかを熱心に話し合う姿が見られ、2組では、「なんでこういうことを言ってるのかな」と、日本国憲法が作られた背景を考察していました。

 私は、この課題の設定の違いで、児童の学びに対する姿勢がどうなるのかを気になっていたところ、たまたまゼミの加藤先輩もそれに似たような質問をお持ちで、「授業の課題を設定する上で、児童の実態に合わせたレベルの課題がいいのか、それとも少し難易度を高めにして児童にやる気を出させるのかだったら、どちらが良いのか」というものでした。それについてゼミ生で議論を交わし、色々な考えを聞く事ができました。これもゼミにおける学び合いの1つだなあと感じました。

 午後に行われた3年4組と4年3組の算数の特設授業からは、意図的氏名によって教師が考えていることと同じ児童を当てるのではなく、あえて解答が誤っていたり、教師と考えていることが違う児童を当てていることが特に印象に残りました。そうすることで、様々な考えが共有されたり、児童同士の話し合いで問題が解決したりすることがあることを学びました。これは、まさに教師の力量があってこその技だと感じました。

 その後の玉置先生のご講演では、「対話」をテーマに、様々なお話を拝聴しました。その中で特に印象に残ったことは、「対話は、子供同士だけでするものではない」ということです。「子供と先生が対話したって良いし、子供が教科書と対話するのだって良い」ということを聴いて、確かになあと感じました。簡単なようでとても難しい「対話」が、私なりに少し理解できたかなと思います。

 今回の学びは非常に多かったので、このような稚拙な文章になってしまいましたが、本当に素晴らしい学びになりました。このような場を提供してくださった味岡小学校の先生方、玉置先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。(杉山)

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 こんにちは。大学生活も折り返し地点と気づき、時の流れの速さが恐ろしいなあと思っている5期生の酒井です(笑)。

 今回は2月7日に小牧市立味岡小学校で行われた授業参観及び検討会での学びについて書かせていただきます。たくさんのことを学ばせていただいた一日だったのですが、その内の2つに絞って書いていきます。

 1つ目は指名の仕方についてです。これまで私は意図的に指名することが大切だと聞いたことがあったので、それを教師側が出てほしいと思っていることと意見が合っている子を意図的にあてることだと勘違いしていました。

 しかし今回見させていただいた授業ではつまづいている子、迷って迷って答え書いた子を指名しているのを何度も見かけました。自分が思い描いている授業とは外れてしまうかもしれないのにどうしてそんな指名の仕方をするのだろうと初めは疑問に思いました。しばらく観ていると、指名させた児童が前で発表した後、周りの子どもたちから「ここまではあってるけど、○○って考えるんだよ!」や、「〜のところが惜しい!」などといった助言が自然と飛び交い、発表した児童もはっ!と気が付いた顔をして書き直しに行く姿が観られました。これを観て自分の考え方との違いに気づかせることで、子ども達に考える機会を与え、対話のある授業が成り立つことを感じ、意図的に指名するとはこのことなのだろう、と新たな発見をすることができました。正解が黒板にかかれることがよいとは限らないことを知ることができました。

 2つ目は、子ども達から出る意見の活かし方についてです。分科会の際に私が入れていただいたグループで、子ども達から出ていた意見をもっと活用すべきという意見が何人もの先生方から出されました。教師側が想定していない展開になると思わず自分の思い描いていた方に修正したくなるのも納得ですが、そうではなくあくまで子ども達からの意見を拾って展開していくことが大切だそうです。「授業では子ども達が持っているふわっとした考えに対して教師側がつっこみながら深め、つめて、固めていく」というようなことをおっしゃっている方もいらしてなるほどなあと思いました。

 実は私は今回初めて愛知県の学校の授業を見させて頂いたのですが、岐阜との違いがたくさんあって驚きの連続でしたがだからこそ得るものもとても多かったです。今回もまた先生方のおかげで貴重な経験ができました。本当にありがとうございました。(酒井)

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 こんにちは!4期生の加藤諒太です!今回は味岡小学校での学びについて書きたいと思います!特に僕の研究テーマでもある「学び合い」について非常にたくさんのことを学ばせていただいたのでそのことに絞って書きたいと思います!

 まず、味岡小学校で多くの授業を見せて頂いて最初に思ったのは児童同士のコミュニケーションが活発であるということです。そのような環境を作り出している一つの要因として、「机の並び方」が挙げられるのではないかと思います。机は普段、どのような並びにしているのですかと質問をしたところ、スタンダードな形は「コの字型」であると教えて頂きました。先生対児童という形で向き合うのではなく、児童対児童で顔を向き合わせることによって児童間のコミュニケーションを促進できるということがわかりました。このような雰囲気が児童同士の積極的な対話の姿勢を作り出しているのかなと思いました。

 また、コの字型は、隣が2人いることやみんなの顔が見えることにより、児童同士で質問をし合っている姿も見られました。まさに「学び合い」の実践であると感じました。

 多くの授業を見させて頂き、「学び合い」だという瞬間に共通して感じたことは授業の中での教師の言葉が少ないということです。先生が話す言葉よりも児童のつぶやきやコミュニケーションが多くなっていました。この点から主体的・対話的な深い学びと「学び合い」は通ずるところがあるのではないかと感じました。もしくは、主体的・対話的な深い学びを実現するためにも「学び合い」は重要な役割を担っていると考えます。

 また、分科会にも参加させて頂き、たくさんのことを学ばせて頂きました。分科会では、グループに分かれ授業を検討しており、まさに教師が「学び合い」をしていると感じました。検討会での先生方の意見は自分では感じ取れないもので、早く自分もそのような目を身につけられるように頑張りたいと思いました。

 このようなたくさんのことを学ばせて頂ける機会を作ってくださった玉置先生を始め、味岡小学校の先生方本当にありがとうございました!!(加藤諒太)

2月7日味岡小学校での学び(加藤奨基・木下・中西)

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 こんにちは!4期生の加藤奨基・5期生の中西・木下です。2月7日の小牧味岡小学校での学びを書かせていただきます。

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 こんにちは、四期の加藤奨基です。父のチャーハンに対する熱意が年々強くなってきています。最近はスーパーで「うまい!チャーハンのつくりかた」みたいなチラシを貰ってきて、学びを深めています。

 ところで、学びを深めるといえば二月七日に学び合いで有名な小牧の味岡小学校で、玉置先生の講演会に参加させていただいたので記事にさせていただきます。以前にも記事で書かせていただいたのですが、子どもの挨拶のレスポンスの良さや授業中の様子から、やはり味岡小は子どもたちがよく育てられているなと感じました。味岡小では本当に多くの学びがあるので、今回は算数の模擬授業とその検討会からの学びに焦点を当てて書こうと思います。

 今回見学させていただいた算数の模擬授業は、子どもたちから様々な意見が出て、それらを上手く捌いていく教師の難しさを考えさせられる授業でした。自分も実習で似たような経験をし、今回の先生のように上手くまとめられず(無理矢理まとめてしまって)悔しい思いをしたことを思い出しました。自分だったらどうするか、と考えながらも答えが出ず検討会を見学させていただいたのですが、そこで「子どもに返す」ということを学ばせていただきました。

 「子どもに返す」というのは、それはどういうこと?と問い直して今一度深く説明させたり隣同士で説明し合わせたりして一つずつ丁寧に子どもの思考を整理させる授業技術です。思えば玉置先生や和田先生などの先生方もよく使われている技術です。子どもの発言を問い直し、もう一度自分の言葉で話させるこの技術は、子どもに伝えたいことも明確になり、子どもの理解も深まるのでとても有効な授業技術だと思います。僕はしばらく授業をする機会はないので、もし次機会をいただけたら必ず取り入れたい授業技術の一つを学ばせていただくことができました。

 最後になりますが、授業後にも熱心に指導助言を受けられている授業者の先生方を見て、自分も再来年の今頃はこんな姿になれたらいいなと思い、改めて教採に向けて意気込むことのできた講演会でした。機会をくださった玉置先生、学校や授業を見学させていただいた味岡小の先生方、ありがとうございました。(加藤)

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 こんにちは。5期生の木下です。今回は2月7日に小牧市立味岡小学校で行われた授業参観、指導助言について書かせていただきます。私にとって今回の授業参観が初めての学校外でのゼミの活動になりました。

 授業参観は今までのふれあい体験や実践観察などで経験していましたが、今回の小牧市立味岡小学校での授業参観は一クラスを5分から10分程度で見て回ることで、ほぼ全部のクラスの授業の様子を見させていただくことができました。

 その中でも特に印象に残った授業は特設授業になっていた4年生の算数の授業です。最初から最後まで見させていただき、授業を組み立てるのが難しい内容であるなという印象をうけました。(正方形で階段を作り、段の数が変わると周りの長さはどうなるかな?という段の数と周りの長さの変わり方の関係を捉える内容でした。)

 もちろん授業自体もとても印象に残っていますが、より印象に残っているのは分科会でこの算数の授業の振り返りをする先生方の姿です。6人のグループを3チームつくり、今回私が見させていただいた算数の授業を振り返る形をとっていました。たった45分間の授業を振り返り、改善点や反省点を追求する先生方の熱い姿に驚いたと同時に、私が知らないところで先生方はこんなにも一つの授業に熱を注いでいたのかということを知ることができて感動しました。

 学び合いを大切にする小学校ということでグループワークが多い印象も受け、児童がのびのびと自分の意見を言う、聞くという姿もよく見られて印象的でした。また、玉置先生に授業参観をするときにどこを見れば良いのか(例えば周りの席での話し合いが始まったら児童がなにを話しているのかを目線を合わせて聞いてみるなど)を聞くことができ、ただ授業を見るだけでなく多くのものを吸収できた授業参観になりました。 (木下)

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 こんにちは。5期生の中西です。2月7日小牧味岡小学校での授業参観と分科会での学びを書きたいと思います。

 今回たくさんのクラスの授業を見させていただくことができ、その中で児童同士の対話をする姿がとても印象的でした。自分の意見を述べるだけで終わる、または隣の席の子の意見を聞いて同意・否定するだけなどといった「会話」ではなく、いろいろな人と意見を交流しながら自分なりに付け足して考えを述べたり別の意見の人と議論をして学びを深める「対話」が見られました。課題解決に向けて意欲的に対話をする子ども達の目は輝いて見えました。このような姿はいきなりできるようにはなりません。低学年の時から学び合いの授業を行うことで、これほど子ども達がすばらしい姿へと成長していくと知りました。

 分科会では、4限・5限で行われた算数授業からグループごとに意見を交流し合いました。私も実際にグループに入らせていただき、現場で働く先生方の子どもへの観察力に驚かされました。どの子がどのような発表をしたか、自分の意見をしっかり書けていた子、途中で他の子の意見を聞いてノートに書き直した子、確認問題でつまずきのあった子など、どれも子ども達を注意深く観察していなければ見逃してしまうことばかりです。私はこの観察力が不足していました。教師として児童の様子を観察して把握することは必要不可欠なものです。広い視野を持たなければ、授業が成り立たなくなるので意識しなければいけないと学びました。

 最後に、このような貴重な学びの場を与えてくださった味岡小学校の先生方、玉置先生、ありがとうございました。(中西)

2月3日愛知県教育会館セミナーについて(大久保・北神・中西)

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 こんにちは!5期生の大久保・北神・中西です。2月3日に愛知県教育会館で行われた玉置先生の講演「教師としての作法」から学んだことについて書かせていただきます。

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 こんにちは。5期生の大久保樹です。2月3日に愛知県教育会館にて行われた、玉置先生による「教師として大切な作法」に参加させていただきました。そこで学び得たことを書き記していきます。

 導入で、玉置先生は「先生に可愛がられる先生になれ」というお話をされました。内容としては、授業中作りや掲示物作りで分からないことを聞くことは勿論大切ですが、実践してみてどうだったかの報告をすることが大切であるというものです。

 自分はそれをこれまで出来ていたのか考えてみました。サークルやバイトで、分からないことがあれば先輩を頼り、アドバイスをいただいていました。振り返ってみると、その時は自分のことで精一杯になってしまっていて、事後報告を怠っていました。導入から自分を見つめ直させられる話から始まり、とても興味が湧き、すぐに玉置先生の話に引き込まれました。

 さて、私は今回の講演で学び得た、最も心に残っていることを1つ書き記していきます。

 それは、「子どものために」ではなく「子どもの立場」で頑張るというものです。「子どものために頑張る」と「子どもの立場で頑張る」の違いについて自分なりに考えてみました。「子どものために頑張る」というのを私は、子どものために一生懸命授業作りをするという考えが根本にあるとは思いますが、この考えだと頑張りのベクトルが変わってしまい、ある種の自己満足に陥ってしまう可能性があると捉えました。
逆に「子どもの立場で頑張る」という考えが根本にあれば、子どもはどんな授業を求めているか、先生に何を求めるのかといったように、子どもに寄り添える先生に近づけるのではないでしょうか。子どもにとって身近な存在である先生だからこそ、そういった姿勢が必要だと思いました。

 「子どものためにではなく、子どもの立場で頑張る」

 これは先生としての奮励の仕方に関わってくる最も大切な要素だと思いました。教師としての在り方を深く学ぶことがました。玉置先生、お忙しい中ご講演いただきありがとうございました。(大久保)

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 こんにちは!五期生の北神です。玉置先生の「教師としての大切な作法」の講演は、時間があっという間に過ぎて、とても引きこまれるようなものでした。私は、先生の講演からたくさんのことを学びました。その中でも特に印象に残っている二つのことについて書きます。

 まず、「確認の原則」です。「確認の原則」とは、どれぐらいできるようになったかという達成状況を確認し、評価をすることです。以前、小学校へ実習へ行った際、先生方は子ども達一人一人に声をかけながら、赤ペンでノートに丸をつけていらっしゃいました。子ども達一人一人が、どこまでできていて、どこに躓いているのか確認するための大事な時間だったことがよく分かりました。また、声をかけることは、その子どもだけではなく、周りにいる子ども達の考えを深めることにも繋がっているとお聞きして納得させられました。

 そして、「物分かりが悪い教師になれ」ということです。私は、子どもが上手く伝えられないことを上手くまとめてあげる方が良いと思っていました。しかし、教師が大事なことを言うことは「講義」であり、子ども達が大事なことを言うことが「授業」です。教えたいことを子ども達にそのまま言うことは簡単ですが、子ども達の思考は止まってしまいます。子どもの発言を上手く拾いながら、子ども達自身に大事なことを気づかせられる授業が素晴らしい授業だと思いました。子どもの発言を教えたいことへ導かせることができるような発問や助言ができる教師になりたいです。玉置先生、貴重なお時間をありがとうございました。(北神)

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 こんにちは。5期生の中西です。玉置先生の講演から学び得たことを2つ書かせていただきます。

 一つ目は「エレベータートーク」についてです。私はこの言葉を初めて知りました。エレベータートークとは、エレベーターにのっているくらい短い時間のうちに必要なことを相手に伝えるというものです。限られた時間の中で必要事項をまとめて話すこの方法は、授業の最後に子ども同士でも使うことができます。時間を1分など短い時間に設定して、時間内に授業で習ったことやそこから学んだことを相手に伝えるのです。授業をきいていないと相手に伝えることはできません。エレベータートークを通して授業の振り返りができます。授業をつくりあげていく中で、エレベータートークが有効な方法だと学びました。

 二つめは、相手に伝える何か伝えるときは「、」より「。」を多くして話すということです。授業で子どもに複数のことを説明したり指示したときに、情報量の多さから理解できない子が多くでてくるでしょう。複数の指示をする時は「。」で区切ってまとまりよくすることで、わかりやすくしっかり伝えることができます。このことは授業に限らず、日常生活の中で相手に伝える場面でも言えることだと思います。だらだらと説明するより「まとまりよく区切る」、そしてエレベータートークで学んだ「必要事項を簡潔にまとめて話す」の二点を意識していくことが必要だと思いました。

 最後に、新たな学びの場を与えてくださった玉置先生はじめ関係者のみなさま、ありがとうございました。(中西)

2月7日 小牧市立味岡小学校での授業参観・検討会、講義について(小谷川・安藤)

 2月7日の小牧市立味岡小学校での研究授業・検討会、玉置先生による「対話」の講義から学んだことを小谷川・安藤の2人で記事を書かせていただきます。

 こんにちは、特別に参加させていただきました、小谷川です。今回は小牧市立味岡小学校での授業参観と検討会について書かせていただきます。

 味岡小学校での授業参観は、ほとんどのクラスを回ることができました。そしてどのクラスの子どもたちも、それぞれ話し合いの時の姿がとても印象的でした。ペアで話し合う際はしっかり体から寄せて聞きに行く姿勢がとれていたり、一方が話して終わりではなく、お互いが話をして共有していたりする姿がほとんどでした。また、グループの際も机に身を乗り出して聞きに行っている子もいました。

 導くまでの過程の説明をするなど、話す力は様々な場面で応用しやすく身につけやすいのですが、なかなか聞く力というのは育ちにくいと聞きます。しかし、味岡小学校の子どもたちは話す力はもちろん、聞く力がすごく育っているなと感じました。
それは相手の話を聞くだけでなく、反応という点でかなり表れていると感じました。誰かの発表時に、ほとんどの子が発表者の方を向いているのはもちろん、その子の発言に思い思いに「そっか。」「えっ!」など言葉にして、表情にして反応している姿があり、とてもいいなと思いました。またその反応から次の疑問や、発見につながり、問題解決へと自分たちで導いている授業となっていました。

 研究授業では、小数の計算での7.0の0を書くか書かないかの議論となる場面がありました。指導案には0を書いて単位を揃えることをおさえるとあったが、授業では0を書かない派が多く、またその理由も筋の通ったものであり、しっかり納得している子がいたりもしました。そしてその授業の雰囲気からか、先生は0を書く・書かないはどちらでも大丈夫です、という結論にしていて素晴らしいと思いました。

 単位を揃えるという点でとても大切な考え方ですが、できる子とできない子の差があったり、無い方が考えやすいなどの多様な考え方があり、またしっかりそれぞれの考え方に自分なりの意見を言っている子がいるため、統一せずにどちらでもいいとした判断は、それぞれの子どもたちの考えにしっかり価値付けされていると感じました。なかなかこのように曖昧な状態で終わることは勇気がいるものであるので、とても勉強になりました。

 味岡小学校の生徒の姿や、授業風景からちょっとした子どもの行動や発言、教師の言動などでもどのような力が身に付いていて、どんな教師の意図があるのかなど多くのことが学ぶことができました。教師としての技や子どもの見るべき行動のポイントなど、現場にたったときに取り入れていき、育ってほしい生徒の姿に近づけていけるような学級づくり・授業づくりができるようにしていきたいと思います。ありがとうございました。(小谷川)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。2月7日に参加させて頂いた、味岡小学校の授業研究会での学びを書かせて頂きます。

 「対話」ということで、話し合いが始まった時に「児童が何を言っているのか」「先生はどうやって児童の考えを繋いでいくのか」「対話を通して児童の反応(表情)はどう変化していくのか」という3つの視点で授業を見ることを意識しました。

 その中でも「児童の考えを繋ぐ」ことについて、「繋がれないことのリスク」という玉置先生の話がとても印象的でした。今日の授業の中で先生が子どもの意見に「どういうこと?」「どう思う?」と他の子どもに問う場面が幾度もありました。そうやって1人の子どもの考えを他の子どもにも共有していくことが「つなぐ」という教師の役割であり、「人とつながる力」を身につけさせる(対話させる)ことが重要であると理解できました。また、児童が教師に質問してきた時に、先生が付きっきりで説明すると、子ども同士の対話の機会を奪ってしまうことに繋がると知り、自分も気をつけたいと思いました。時に子どもの疑問をスルーするして、それを友だちと話し合うことで、子どもが人とつながる力を培えるようにする「悩みの共有化」を大切にしたいです。

 今回、全てのクラスの授業を見させて頂き、同じ授業でも先生の意図や生徒の実態によって課題の違いがあることや、学年や発達段階に応じた投げかけや指示の違いを実感することができ、今日の学びをぜひ自分の授業づくりにも生かしていきたいです。また、ゼミの先輩である、白井さんが先生として授業をされている姿を見て、私も2年後こんな風になりたい…!と、教師を目指す気持ちが一層高まりました。この気持ちを胸に、教員採用試験の勉強に励みたいと思います。玉置先生、味岡小学校の先生方、本日はありがとうございました。(安藤)

※写真は味岡小サイトから引用
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1月12日教師力アップセミナーでの学び(小谷川、二宮、高桑)

 こんにちは、特別に参加させていただきました、3年の小谷川です。今回は1月12日に行われた、国語の授業名人である白石先生の教師力アップセミナーについて書かせていただきます。

 今回の白石先生の講座では国語でよくある「なんとなく」がなくなる授業の仕方を学ぶことができました。途中に教材を扱って授業の考え方を交えた、ちょっとした授業のようなものを受けることができたのですが、その中で着目した「思考のズレ」と「論理的な思考」によって、国語の授業であまり味わったことがない納得感や理解を得ることができ、驚きました。

 「思考のズレ」は国語ならではの考え方だと思います。一人一人が様々な考えをすることを上手く使って、授業に「問い」を生み、生徒の主体性を引き出す方法はとても参考になりました。また、「これのクライマックスはどこ?」などの発問形式で先に教材の全体を捉えさせることもできるので、読み物の読み方も学べる方法であるとも思いました。

 また「論理的な思考」は今までの国語にあった「なんとなく」の考えを解消に重要であり、国語という教科をとてもおもしろく見ることができる要素に感じました。これは教材の読み方、考えるべきポイントをおさえることにより見えてくるものであり、またそのための国語の知識・技能がとても重要であるこのにもとても納得しました。ただの知識・理解ではなく、汎用的な知識・理解、どの場面でも使えて、読むときのポイント・観点となるようなものを意識して教えていくことが必要であると学ぶことができました。

 国語の特徴である考え方の違いを上手く使い惹きつけるような授業、そして曖昧にせず決まりごとと位置づけて、教材を読み解いていく授業はとても引き込まれ、誰もが一度は「なるほど。」と口に出してしまうような、そのようなとても素晴らしい授業と講義を受けることができて本当によかったです。国語という教科の見方を変えることができたと思います。ありがとうございました。(小谷川)

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 こんにちは!5期生の二宮です。今回は1月12日に参加させていただいた教師力アップセミナーで学んだことを書かせていただきます。

 国語が全部なんとなく教えられているのに全ての教科の基礎であるからこそ、何よりも論理的に原理や原則を説明するべきということが大きく学べたことです。例えば、書き順や俳句の授業など結果だけが教えられがちなものにもルールがあるということです。このことにはとても驚いたので自分が教壇に立った時、正しく伝えていかなければならないと思いました。

 また、新学習指導要領にある「深い学び」について、例えば「1つの表現において思考のズレから考える」といった視点を提示されました。これだけでも自分にとってはとても難しそうに思えましたが自分なりに答えを求めて学びにしようと思いました。

 自分は来年度教育実習に行かせていただく身だが、教材研究についても話されていて参考になることばかりだったので、その教材の持つ特徴や規則性を見極めることなど、得たものを活かして行けたらと思います。午前中と短い時間でしたが自分の中ではとても多くの知識や経験を得ることができた貴重な時間でした。参加させていただきありがとうございました。(二宮)

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 こんにちは。4期生の高桑です。今回は、1月12日に参加させていただいた、白石範考先生の教師力アップセミナーで学んだことを書きたいと思います。

 白石先生は、考える国語の授業づくりのためには、ただ用語や方法を習得させるだけでなく、原理・原則を教え、子どもたちが思考活動を行えるようにすべきだとおっしゃっていました。私はこれにとても賛成です。私は小学校の頃から国語が苦手で、漢字はただ暗記するだけ、文章は感覚で読み取るということをしていたため、国語の勉強を楽しいと思ったことはありませんでした。

 今回、白石先生の話を聞いて、きまりをおさえていなかったことに原因があると気づきました。きまりを知っていたら、どこに目を向けるべきか見えてくるようになり、自分で思考することができるようになります。

 さらに、それぞれの思考を出し合って、ズレが生じ、問い意識を持ったときに初めて子どもたちが主体的に動くようになるというのは、他の教科にも当てはまるなと思いました。色んな意見を出し合い、子どもたちが目標に向かいながら、共通点はどこなのか、違いは何なのかと試行錯誤することで、新しい学びや発見を目指す深い学びへとつながることを教えていただきました。

 2時間という短い時間でしたが、その中で様々な活動を通して、国語はこんなにもおもしろい教科だったのかと驚き、国語への考え方が変わりました。私も、子どもたちに国語のおもしろさを伝えられるような授業づくりができるよう、教材分析を行い、私自身が様々な視点から考えられるよう力をつけていきたいと思います。多くの学びを、ありがとうございました。(高桑)
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「佐々木昭弘の理科授業 これだけは身につけたい指導の技45」(佐々木昭弘著)を読んで(松田)

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 こんにちは。3期生の松田です。
 今週の教師力アップセミナーで講演される佐々木昭弘先生の「佐々木昭弘の理科授業 これだけは身につけたい指導の技45」という本を読んで学んだことを書きます。

 この本には、理科の授業準備や板書の書き方など、理科授業について45のポイントが説明されていました。

 その中で2つのポイントについて学んだことを書きます。
 1つ目は、ポイント9の「グループで活動させるときに注意することは?」です。グループでの学習は、教師の目が行き届きにくいため、きまりを合言葉にして全員が意識できるようにするということがありました。そのルールは、
「め」…迷惑をかけないこと
「け」…けがをする(させる)危険なことをしないこと
「さ」…差別して友達を悲しませないこと
「じ」…時間(時刻)を守ること
の「め・け・さ・じ」です。子どもからの「これしてもいいですか」というような質問に対して「『め・け・さ・じ』のどれかを破りそうですか」と返すことで、子どもがいいのか悪いのかを考えることができるとありました。きまりを決めておくことで、子どもが何を考えればいいのか分かるため、主体的に子どもが判断できることを学びました。

 2つ目は、ポイント16の「理科授業の『板書』の基本とは?〜展開部〜」です。展開部の板書では、自分の立場を明確にする方法の1つとして「自信度チェック」を確認するということがありました。出た予想を分類し、その予想に対する自信度を確認します。「ぜったい・たぶん・ひょっとしたら」の3段階で自分の気持ちに当てはまるところに自分の番号の書いたカードを貼り、実験が終了したらカードを移動する時間を設けるというものです。このようにすることで、子どもの自信に変化が生じたことが黒板を見て分かり、さらに教師が子どもの自信度を確認することができるということを学びました。


 今回、理科授業の本を初めて読みましたが、来年度配属される学年によっては、理科も教えることになるのでとてもいい機会になりました。どの教科も自信を持って教えることのできるように、教科指導の本もこれから読んでいきたいと思います。セミナーではどのようなお話をお聞きすることができるか楽しみです。(松田)

2月3日愛知県教育会館セミナーについて(中澤・鏡味・関口)

 こんにちは!四期生の中澤、鏡味、関口です!今回参加させていただいたセミナーについて学び得たことを記します。

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 こんにちは!4期生の関口です!今回は玉置先生の講演「教師としての大切な作法」について書きます。

 今まで玉置先生のもとで学んできたことが90分でぎゅっと詰め込められた内容でしたが、笑いもとり、誰一人ぼーっとさせず聞き手が参加する、さすが玉置先生という講演でした。

 「〜のために」ではなく「〜の立場で」という意識の変え方は子どもに対してだけでなく、実生活でも取り込んでいきたいです。そしたらお節介になることも一人で空回りすることも減るのではないかと思います。

 出力の大切さについても学び、講演後のお茶会では教職の問題を出し合いました。都道府県過去問は1番進んでいるのに、1番答えられなかったので、直しのやり方を改善したいです。こうやって教えてもらえたり自分の足りなさに気付かされたりと、高め合える仲間がいることは本当に幸せなことだと実感しています。「ABCDの原則」の「できる人」になれるよう日々精進します!参加させていただきありがとうございました!(関口)

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 こんにちは!4期生の鏡味です。今日は、「教師としての大切な作法」を玉置先生が講演してくださいました。その講演での学びを書きたいと思います。

 今日の講演で一番印象に残ったのは、教師は説明、指示をまずはしっかり行うということです。授業は発問、助言、説明、指示の4つで構成されています。児童生徒が授業の内容を理解できるか否かの大切な1つのポイントに、教師の説明の仕方だと学びました。子どもの立場に立って、授業時の説明を子ども達に分かりやすくすること、そして指示を明確にすることが大切だと分かりました。

 教育実習でも、担当の先生に指示や説明は分かりやすく、短文でと指導されました。しかし、玉置先生も普段仰っている「点より丸を多くして話す」や「一時に一事」は簡単なようで難しいです。

 教師の説明や指示の仕方で子ども達の理解度は大きく変わってしまいます。教師の発言1つ1つに気をつけなければいけないと改めて思いました。

 今日は、今までゼミやセミナーで学んできたことの総復習をすることができました。
玉置先生講演お疲れ様でした!そしてありがとうございました!(鏡味)

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 こんにちは。四期生の中澤佑太です。今回は2月3日愛知県教育会館で行われた、玉置先生の講演について学び得たことを記したいと思います。講演のタイトルは、「教師として大切な作法」です。

 講演の内容について、新たに学び得たことを三つありました。

 一つ目は、可愛がられる先生についてです。内容は、同じ職員にわからないことを聞くだけでなく、その後に実施したことを報告することが大事です。コミュニケーションを繋ぐことで、教えてもらえなくなるということを回避することができるということを学びました。

 二つ目は、子どもや授業についてである。内容は、「子どものために」でなく、「子どもの立場」で行動できる人でいること、ペアワークで盛り上がった後に「わかった人?」という発言でシーンとなること、「教師が子どもを理解する」こと以上に、「教師が子どもからどう理解されている」のかを大事にするということを学びました。

 三つ目は、エレベータートークの由来についてです。由来は、エレベーターで社長にコンパクトに学んだことを言えるように話をすることから来ました。そのため方法が、教材をふせて頭に入っていることを隣同士話し、全体で何を話したのか共有するということだと学ぶことができました。教師が振り返るより効果的であるという玉置先生の言葉について、仰る通りと思いました。

 内容については以上です。個人的に学んだことが二つあります。

 一つ目は、自分の成長についてです。私は、今回のセミナーを一年前も参加しました。今回のセミナーは私にとって思い出深いセミナーの一つです。昨年と今年で講演の内容や一日の流れが酷似していたことから、一日を過ごすなかで去年の同じ日を思い出しました。私は、去年学んだことが知識として定着していただけで、心で理解していませんでした。その事実を噛み締めることができてよかったと私は考えています。あと一言申し上げさせてください。二期生吉田さん、私、固くなくなるどころか人間としてマシになったと自信をもって言えるようになりました。今の私のまま、去年関わりたかったです。昨年はありがとうございました。元気でいることを祈ります。

 二つ目は、玉置先生の姿から学んだことです。私の推測になります。玉置先生は、

・伝えなければならない要点を並べる。

・要点同士を繋ぐことや、要点を相手に届けるためにどのような活動を仕込むか決める。

・後は、ライブとして相手の様子や発言、雰囲気に合わせつつ、利用しつつ、用意していた流れに誘導する。

 この三つを軸としているのではないかと考えました。そしてこの三つは、当たり前のことであり、授業は勿論、発表するときに大事なことではないかと私は考えました。

 最後に、素敵なセミナーに参加させていただきありがとうございました。あの時の先輩以上のことを今後輩にできていることを私は祈っています。(中澤)

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1月23日 犬山西小学校での玉置先生講演会からの学び(鏡味、安藤、加藤奨基)

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 1月23日の犬山西小学校での玉置先生による算数授業をもとにした講演会からの学びを、鏡味・安藤・加藤奨基の三人より記事にさせていただきます!

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 こんにちは!4期生の鏡味です。先日、犬山西小学校で、玉置先生が先生自身の算数授業のビデオをもとに、解説をしてくださいました。そこでの学びを2つ書きたいと思います。

 1つ目は、教師が児童に求める姿を、普段から教師も意識することです。犬山西小学校は、「つながる姿、みがき合う姿」を目標に先生方は指導をされていました。その、「つながる姿、みがき合う姿」を教師自身も職員室や会議中など普段から意識して行うことが大切だと分かりました。つながる姿とはどんな姿なのか、意見をつないでいくためにはどうしたらいいのか、どんな姿がみがき合っているのか、など本質をきちんと考え、教師自身がまず行動に移すことが大切だと学びました。教師が児童に求める姿をきちんと理解していること、そして教師もその姿になれること、これらが出来ないといくら児童に指導をしても、児童は求める姿にはなれないと思いました。

 2つ目は、授業の中で、たくさん価値付けを行うことです。玉置先生は45分の授業の中でたくさんの価値付けを行っていました。「意見が分かれたから話し合えるね」、答えを間違えてしまっても「仮説を立てることができたね」などと子どもは玉置先生にたくさん価値付けられていました。自分のどんな姿が良いのかを先生に褒めてもらえるのはとても嬉しいです。授業へのやる気も変わってきます。私自身、教育実習の授業ではこの価値付けを行うことがあまりできませんでした。分かっていても、次の展開を考えてしまい、言葉が出てきませんでした。初めましての子ども達を前に、授業の展開も考えながら、児童に対したくさんの「価値付け」を行う姿は、さすが玉置先生だなと思いました。これからも玉置先生の姿から多くのことを学びたいと思いました。玉置先生、本当にありがとうございました!(鏡味)

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 こんにちは。4期生の安藤優里です。先日の、犬山西小学校での学びを書かせて頂きます。

 犬山西小学校の研究テーマである、「仲間とつながり、みがき合う児童の育成」ということで、子ども同士がつながる、対話的な授業のためにはどうしたらよいのかということをたくさん学ばせて頂きました。その中でも今回特に大切だと思ったことは、「対話」について、教師が具体的な子どもの姿のイメージを持つ、ということです。「子どもがこの授業でどんな対話をしたらいいのか」それを教師が見本を示すことができるようにイメージを持つことで、価値付けの指標になるそうです。

 たしかに、簡単に「対話」と言えども、実際に「対話」するのは大人でもとても難しいことです。私も「対話」とは何か、よく分かっていませんでした。「対話」が「会話」になっている、玉置先生の言葉に、なるほどなぁ、と思い一方で、今まで自分が「対話」だとしていたものは「会話」ではなかっただろうか、と実習などを振り返り、根本的な意識の改善になりました。そんな大人でも難しい「対話」を子どもたちが自ずと始めることはありません。そのために教師が、「子どもに発話させ、価値付け、子ども同士をつなぐ」必要があると分かりました。

 玉置先生がされた授業の動画の中で、「どうしてそう考えたの?」と、子どもに自分の考えを言語化させ、「すごいこと言ってるよ!」「習ったことを使うアイデアすごいね!」と子どもの考え方を価値付け、その考えの変容を言わせる玉置先生は、毎度、価値付けのタイミングや子どもにかける言葉がとても絶妙で、子どもが他の人の考えに耳を傾けたくなるよう意図してされていることが伝わってきます。さすがプロ教師の技だなぁ、と思いつつも、今まで漠然としていた、子ども同士のつながりの具体的なイメージを持つことができたのは、対話的な授業をするための第一歩だと思います。

 玉置先生はいつも「授業を考える時には、最後にこの授業で子どもが何と言えばいいのか、子どもの言葉で考えろ」と仰っていますが、対話的な授業についても、具体的な子どもの姿を教師がイメージすることが必要で、その大切さを感じることができました。 犬山西小学校の先生方、玉置先生、貴重な学びの機会をありがとうございました。

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 こんにちは、四期の加藤奨基です。1月23日に犬山西小学校で玉置先生の講演に参加させていただくことができたので、記事にさせていただきます。玉置先生が以前に別の小学校で行われた飛び込み授業の映像を見ながらの講演ということで、映像ではありますが玉置先生の授業を直接見るのは初めてだったのでとても興味深く見せていただくことができました。

 講演に参加させていただいて特に感じたことが、犬山西小の校長先生も仰っていたように、玉置先生は子どもの発言・行動を価値付けることが適切で、かつ素早いということです。映像の中で、玉置先生は子どもの出した答えが間違っていても、「考えるのはいいことだよ」「仮説を立てて考えるのはすごいことだよ」と出した答えを褒めるばかりではなく、考えた経緯までを価値付けていらっしゃいました。このように文字や言葉で表すと「当然だ!」と思われるかもしれませんが、教育実習を経験し、教員人生につま先ほど踏み出した自分からすると、自分の予想しえない子どもの発言を瞬時に価値付けられるというのは非常に難しいことだと感じます。子どもの発言・行動を「その場で」「瞬時に」価値付けられていたところに、玉置先生の凄みを改めて感じました。この「その場で、瞬時に価値付けること」を犬山西小の校長先生は「即時評価」と仰っていて、目指すべき授業技術の一つだと思いました。

 今回のセミナーの反省点としては、玉置先生の「校長先生に、教採面接のことを伺ってみなさい」というフリに対応しきれなかった点です。しっかり面接練習を行って、何か月後にもしまた機会をいただけた時には、ばっちり応えられるようにしようと思います。最後には温かいコーヒーとおいしいワッフルもいただくこともでき、心身ともに充実した講演になりました。公園に参加させていただいた犬山西小の校長先生をはじめとする先生方、改めて深く学ばせていただいた玉置先生、ありがとうございました。(加藤)
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