【面接回答】これからの子供に大切な力をどう考えるか(7期生池戸)

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 こんにちは!7期生の池戸美遥です。

 先日、6期生の先輩方から教員採用試験についてお話をしていただいて、いよいよ自分たちの番がやってきたのだとしみじみ実感しています。やる気が入ったところで本日もゼミ合宿の課題への考えを記事にします。


『これからの子供に大切な力をどう考えるか』

 私は話す力が大切だと思います。ここでの話す力はコミュニケーション力に似ています。SNSが当たり前になった今、簡単に世界中の人と繋がれて、顔も名前も知らない人と話すことができます。しかし、その中に直接会った時に会話ができる人は何人いるでしょうか。

 コロナ禍という時代を生きる子供たちは、マスクをつけているのが当たり前で、授業も1人一台端末となり、相手の表情を気にしなくても情報の交換ができてしまいます。相手の表情を見ながらコミュニケーションを取るのとそうでないのでは、感じ方や話し方も変わってくると思います。

 実際に私が教育実習に行った際も、クラスの子供たちのマスクを外した顔を見ることができたのは給食の時間の数分でした。やはり、目だけではその人の今の気持ちを全て読み取ることは難しいことです。私たち大人ですら難しいと感じることは子供にとっては相当難しいでしょう。

 今すぐマスクを外すことはできませんが、表情の見えないSNS上での会話ではなく、目の前の人の表情を見て、色々なことを感じながら話すことを大切にして欲しいです。そこから生まれるコミュニケーションが友達同士の関係を築くのはもちろん、子供たちの新たな発見につながると考えました。

【面接回答】これからの子どもに大切な力をどう考えるか(久野)

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 こんにちは。7期生の久野舞菜です!私事ですが、最近髪を明るく染めました。金髪です。ギャルです。ビリギャル(写真参照)を意識して、卒論&教採対策がんばります!

 前回に引き続き、玉置先生からご教授いただいた、教採面接定番4題への回答を記事として書いていきます。今回は第二弾!「これからの子どもに大切な力をどう考えるか」について綴ろうと思います!

 これからの子どもに大切な力とは、様々な角度から物事を見る力であると考えます。

 現在、価値観が多種多様化してきています。ジェンダーに対する捉え方や働き方など、今までになかったさまざまな新しい考え方が生まれています。凝り固まった一つの考えに縛られていては、現代社会を生きていけません。さまざまな価値観を尊重し、柔軟に取り入れることが必要です。

 そのためには、多面的に物事を見る力が不可欠です。自分とは異なる価値観を認めるためには、自分とは異なる良い点を探さなければなりません。多面的に見つめ、パッと見てわかる一部だけでなく、隠れている光る部分を見つけて、尊重することが大切だと思います。(久野)

【面接回答】どのような学級を作りたいか(岡)

 みなさんこんにちは!大学のサークル活動を最終回を終えて、気がつけばゼミがすぐそこに来ていて焦っている岡です!

 今回は面接回答として、「どのような学級を作りたいか」について話をしたいと思います。

 私の作りたい学級は生徒1人1人が自覚と責任をもち、お互いを高め合える学級です。私は中学校の教員志望なので、中学生をイメージして話をさせていただきます。私は実習を通して中学校の先生の1番難しいところは声をかけるタイミングと内容だなと思いました。悪いことをしていても、本人が気づくように遠回しにやっていくのか直接言うかなど様々な学級経営の考え方について知ることができました。

 その中で、共通していて大切だなと思ったのが生徒に自覚と責任を持たせることでした。中学校といえば、高校受験という自分で1つの選択を行う前の段階であり、ほとんどの子ははじめて自分で選んで責任を持つことをすると思います。そのため、私は生徒1人1人に中学生になったということすぐに自分で決めて、責任を取る行動がやってくることの重みを感じられるクラスであって欲しいと思います。そのために教師としては、介入しすぎるだけでなく、生徒に自分が行った行動が正しいものであったかを自分で考えたり、他の生徒から聞くことで自分の行動に責任を持ち、お互いに高め合うクラスにしていきたいと思いました。(岡)
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【面接回答】どのような学級を作りたいか(田中)

 こんにちは。7期生の田中です。先日サークルの四年生を送る会が無事に終わりました。プレゼントを準備するために連日徹夜続きでしたが、先輩方に感謝の気持ちを伝えることが出来たので良かったです。12/18.19にいよいよゼミ合宿があります。サークル活動で、少し出遅れてしまいましたが、今日から全力フルエンジンで頑張っていきたいです。今回の記事では、面接回答として、どのような学級を作りたいかについて書いていきます。

 私は、「子ども同士が声をかけて助け合える学級」を作りたいと考えました。声をかけ合う、助け合うといっても様々な場面、形があります。例えば、授業で分からない時に気軽に周りの子に聞くことができる、周りの子が困っていることに気づいて声をかける。体育の跳び箱で飛べない時、上の段に挑戦する時に応援がある。他にも様々な場面や形があると思いますが、このように困っている時に先生が子どもに声をかけるだけでなく、子ども同士で声をかけあったり、応援、助け合いができるクラスを作っていきたいです。
 
 私がこのようなクラスを作りたいと思った理由として、先生は一年で変わってしまうことが一つの理由として挙げられます。担任の先生は基本的に1年間で変わってしまいます。しかし、仲間とのつながりは短くても3年間、長ければもっと長いです。先生が1年間で出来ることは限られていますが、周りに頼る力や周りを助ける力をつけることができれば子どもたちは先生が変わってからも自分たちの力で頑張っていけると考えたからです。そのため、私は「子ども同士が声をかけて助け合える学級」を作りたいと考えました。

 他にも、お互いに認め合うことや、失敗を恐れず挑戦出来ることなどもクラス作りをする上で意識していきたいです。しかし、今回記事に書いたように子ども同士が声をかける、助け合うことを一つのベースとして自分が教員になった時にはクラス作りをしていきたいです。(田中)
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【面接回答】これからの子どもに大切な力をどう考えるか(高橋)

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 こんにちは。七期生の高橋奈優です。

 12月10日にこの記事を書いているのですが、昨日は、卒論の研究テーマを決め、岐阜の教採を受けた6期生の先輩方から教採の傾向や勉強法を教えてもらい、教育委員会の方から教採について教えていただく教採説明会に参加するというハードな一日を過ごしました。教採について本気で動き出すことをとても不安に思っていますが頑張っていこうと思います。

 まずは、12月18.19日に控えた七期生ゼミ合宿の課題である定番面接のお題について書きたいと思います。お題は、「これからの子どもに大切な力をどう考えるか」です。

 私の思うこれからの子どもに大切な力は「仲間に助けてを言える力」だと思います。これは中学校実習での経験から思いました。

 どんなエピソードかというと授業のなかでペア確認をする時間や周りと相談をする時間を設けていましたが、一人で考え続けている子が一定数居ました。そして、私が声をかけると「分からない」とやっと言うという場面が多かったことです。
 
 まだ、先生といういつでも頼ることのできる存在がいる間は、それでもいいと思いますが、私たちが親身にかかわることのできる期間は限られています。長い人生を見ると、上の人がずっと関わってくれる時間よりも同僚などの仲間と関わっていく時間の方が長いと思います。そのため、私は、仲間に助けを求めることのできる力がこれからの子どもに大切だと思います。(高橋)
 

【面接回答】私はどのような学級を作りたいか(丹羽)

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 こんにちは。7期生の丹羽真琴です!!先日は、6期生の先輩方に愛知県の教採試験についてや、勉強の仕方などさまざまなことを教えていただきました。次の日にさっそくおすすめされた教材も買いに行き、勉強のスイッチが入ったところです。

 そして、いよいよ7期生のゼミ合宿が迫ってきました。来週には、ゼミ合宿です。ドキドキの気持ちもありますが、先生方やゼミ生のみんなと学び合いができること楽しみにしています*

 さて、合宿前の課題を、玉置先生からいただきました。教採面接の定番4題への回答を記事として書くというものです。4回の記事を書くことを通して、自分の"想い"の部分を確かなものにしていきたいです。

 まずは第一弾です。
 『どのような学級を作りたいか』
 
 学級のみんながいるからこそ、一人一人の個性が輝き合う、あたたかい学級をつくりたいです。一人一人が好きなようにしているだけでは、個性が輝いているとは言えないと思います。集団生活のなかで、安心できる環境、つまり学級があるからこそ、自分らしくあれる一人一人がいて、それを認め合える学級であれたら、素敵だなと思います。

 そして、それが自己肯定感を高めることにも繋がると思います。

 自分らしさを出せて、自分らしさを認めてくれるみんながいることで、自分をいいなって思えることにも繋がる*

 そんな風に、私は、自分のことをいいなって思う生徒が一人でも多く増えて欲しいです。そんな学級をつくれるような素敵な先生になれるよう、がんばります。(丹羽)

【面接回答】いじめのない学級作りのために心得ておきたいこと(今井)

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 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。
 先日、卒論のテーマ相談で玉置研究室に4時間も滞在しておりました、、、。その間に6期生の名桐さん、池戸さん、金子さん、7期生の久野さんも研究室を訪問されていて、卒論テーマを決めるのは相当悩みましたが、他の玉置ゼミ生、玉置先生と沢山お話出来て楽しかったです(笑)
 

 「教採面接の定番質問の回答」今井美羽第3弾!!「いじめのない学級作りのために心得ておきたいこと」について回答していきたいと思います。

 いじめのない学級作りのために心得ておきたいことは、「いじめは許しません。いじめは先生が戦います。」と子どもに伝えることです。いじめというのは、突然生まれるものではありません。些細なことがきっかけとなったり、小さな問題の積み重なったりすることによって、いじめが作られていくと思います。人と人が関われば、当然問題が起きます。そのきっかけや小さな問題を、教師が気付くことが大切であると考えます。そのために、「いじめは許しません。いじめは先生が戦います。」と子どもに伝えることで、子どもが、先生は絶対に自分の味方をしてくれる、困った時は先生が助けてくれるという安心感を与え、教師に小さな問題を伝えることができると考えます。(今井)

【面接回答】どのような学級を作りたいか(7期生池戸)

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 こんにちは!7期生の池戸美遥です!教育実習が終わって、もうすでに1ヶ月がすぎました。2021年も残すところ3週間です。月日の流れが年々早くなってる気がします。(この時期になると毎回感じることです笑)

 さて私たち7期生にとっての一大イベント、『ゼミ合宿』がいよいよ来週に迫ってきました。そこで玉置先生から与えられた課題。教員採用試験の面接の4大テーマについて私なりの考えを記事にします!みなさんもうこのお題は見慣れているかもしれませんがどうかお付き合いください!!

 『どのような学級を作りたいか』
 私は全員が失敗を恐れず挑戦し続けられる学級を作りたいと考えています。

 挑戦する。つまりチャレンジするということです。しかし挑戦には必ず成功、又は失敗がつきものです。歳を重ねるほど、人はたくさんのことを経験するので、失敗を恐れるようになります。実際、失敗してはいけない場面だって大人にはあります。だから私たちがチャレンジすることはすごく覚悟や勇気がいることです。

 でも小学校や中学校は違います。たくさん失敗して良いところです。失敗したら、そこでもう一度振り返って、またチャレンジしたらいい。失敗することをより失敗を恐れてチャレンジできないことの方が恥ずかしいことだと私は思っています。失敗したら助けてくれる仲間がいる。先生がいる。大人がいる。それが学校だからです。
 
 『迷っているならまずやってみる』これは中学校実習で担任の先生が子供たちに言い続けていた言葉です。この言葉のように誰もが失敗を恐れず、何事にも挑戦して、今この瞬間にしか経験できないことをたくさん経験できる学級を作りたいです。この理想の学級を目指すには、仲間の挑戦を認め合う信頼関係も大事な要素になってくると考えました。
(7期生池戸)

【面接回答】私はどのような学級を作りたいか(久野)

 こんにちは!7期生の久野舞菜です!12月を迎え、冬本番となってまいりました。夕方、洗濯を干す時間が涙が出そうなくらい寒いです。冬の洗濯干しを快適に行う方法をご存知でしたら、私にご教授ください、、、。

 さて、玉置先生から教採につながる課題をいただきました。教採面接の定番4題への回答を記事として書くというものです。4回の記事執筆を通して、自らの教育観を確かなものにしていきたいです。今回は、第一問、「どのような学級をつくりたいか」について綴ろうと思います!

 私は、子どもたちが互いの個性を認め合える学級をつくりたいと考えます。

 学級は様々な個性が集まる場所です。こんなにも様々なタイプの人間が集まる場所は、小中学校の学級以外にないのではないかと思います。例えば、部活や習い事にはそれが好きな者同士が集まります。また、放課後は考え方や話のテンポが近い者同士で遊ぶと思います。さらに、高校以降は進路ごとに、同じような価値観の人でかたまっていくと思います。

 学級は個性がバラバラな空間。一生で考えたらとてもレアな状況であり、様々な個性と触れ合うことのできるチャンスだと思います。その中で、児童同士が互いの違いを楽しみ、認め合うことが大切だと思います。

 互いを認めることは、自らを尊重することにもつながると思います。仲間に認められる経験から、自己肯定感を高めることができると思います。(久野)
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6期生ゼミ報告3(赤坂真二先生DVD 子どもの安全基地になるを視聴して)

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 6期生ゼミでは、明日の教室DVDシリーズ3「勇気づけの学級づくり―つながる道筋− 上越教育大学教職大学院 赤坂真二先生」の「第2部 子どもの安全基地になる」を視聴して話し合いをしました。今回は、中江さん、金子さん、伊藤君の振り返りです。

(中江)
 赤坂先生のビデオを見て、教師が学級に安全基地をつくるには、子どもとたくさん関わることが大事だと思いました。赤坂先生は「嫌いな人から教わったことは身につかない」と仰いました。その通りだなあと思って、この先生好き!って人の話は聞きたいと思うし、身につけたいと自然と感じます。

 これは、教える立場である教師にとってはとても大切な力だと思います。この“好かれる”ということは、学級での子どもとの関わり方で築かれるものだと思います。会話の中で褒めること、授業の中で褒めること、やっぱり人間って褒められると気持ちがいいし嬉しくなります。これは子どもに限ったことでなく大人も含め共通することです。聞くことと自己開示をキーワードに子どもと関わっていきたいと思いました。

(金子)
 赤坂先生の講演から、何となくで理解していたことが明確になった。子供がマイナスの行動をする意図について、子供には色んな思いがあるからそれを読み取ることが大切と授業等で学んだ。それは、ノーストロークは嫌だから、子供たちなりにマイナスでもいいから教師からのストロークが欲しいという意図がある、と先生の話を聞いてより深く理解することが出来た。

 ビデオを見て、私自身の人との関わり方についても考えさせられた。認め合うことの大切さを理解していつつも、自分と違う考えを見つけると避けたり、周りとの違いに落ち込んだりしまうことがある。でもまずはそれを認め合う事で自己開示が出来る。あなたはこういう人なんだ!私はこうだ!というやり取りの中で、感情の見える化がすごく大切だと分かった。ビデオを見ていて、日常には褒める場面が本当に沢山あるということに気づかされた。「○○さんのこの姿、先生凄く嬉しい!」と感情の見える化していける教師になりたい。

(伊藤)
 赤坂先生のお話を聞きゼミのみんなで話し合った。子供の安全基地になるための方法を聞き、ゼミのみんなは相手に興味を持ちコミュニケーションを取って、自分の感情を大きく表現して子供の安心を勝ち取って、いくことが子供の安全基地になるために大切だと言うことを話し合った。

 親の愛情を受けることができない子供もいる中で、子供にとって2番目に近い大人は担任の先生であることが多いいため、そのことを意識して子供と関わることが大切だと考えました。

6期生ゼミ報告2(赤坂真二先生DVD 子どもの安全基地になるを視聴して)

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 6期生ゼミでは、明日の教室DVDシリーズ3「勇気づけの学級づくり―つながる道筋− 上越教育大学教職大学院 赤坂真二先生」の「第2部 子どもの安全基地になる」を視聴して話し合いをしました。今回は、中野さんと松浦さんの振り返りです。

(中野)
 今日のゼミでは、赤坂先生の講演のビデオを見て、そのあとにみんなで学びを深めるために意見交流をしました。赤坂先生は、情報は一度、「好き、嫌い」のフィルターを通ると言っていて、これは本当にそうだと思いました。やはり人間は本能で、嫌いな人からのアドバイスなどは聞こうとしないので、子どもたちに自分の言葉を響かせるためにも、好かれる教師にならなくてはいけないと思いました。

 子どもから心を開いてもらうために、自己開示が大切だと知り、みんなとの話し合いの中で、自己開示をしてから、相手に興味があるというように、質問や、褒めることを通して会話をすることで、心を開いてもらえるのだと思いました。子どもに心を開いてもらえる教師になりたいです。

(松浦)
 赤坂先生のDVDを見て、みんなでディスカッションをして、教師はやっぱり人間性だなと思いました。コミュニケーショの技術や学級経営の仕方など、技として大切なことは勿論たくさんありますが、それよりもひとりの人間として、ありのままの自分を子どもたちにどれだけさらけ出せるかが鍵となる気がします。

 教師として、必要な指導や縦糸を張るという意識も必要ですが、私は私らしく、子どもたちの前に立とうと思いました。教師はこうでなければ!これはいけない!などと考えすぎず、目の前の子どもたちにありのままの自分を見せて、ありのままの子どもたちを受け入れられるような教師でいたいです。どんな仕事も、どんな人も、自分らしさが大事な気がするし、それが一人一人違うのが魅力的ですよね!☺️

6期生ゼミ報告1(赤坂真二先生DVD 子どもの安全基地になるを視聴して)

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 6期生ゼミでは、明日の教室DVDシリーズ3「勇気づけの学級づくり―つながる道筋− 上越教育大学教職大学院 赤坂真二先生」の「第2部 子どもの安全基地になる」を視聴して話し合いをしました。今回は、池戸君と名桐君の振り返りです。

(池戸)
 話し合いの中心になったのは自己開示についてで、自分は自己開示とは自分はこういう人間です。と人に伝えることとしか捉えていなかったが、自分の感情を伝えるということも自己開示だと話し合いの中で分かった。また、自分を知ってもらうことと同時に相手のことを知ろうとすることも大切であると分かった。人と人の関係はキャッチボールで自己開示で投げっぱなしにしていてはいけないので、相手に関心を寄せて投げ合いをすることが教師に限らず、人と関わっていく上で大切であると分かった。
 
 また、赤坂先生のお話を聞いて自分の思いを伝えることはとても大事なことであると感じた。自分は来年から初めて教師で技術も身についていない中で技術に頼ろうとするのではなく、まず思いを持って真っ直ぐに子どもに向き合っていくことが大切だと感じたので自分の思いを自己開示していくことを意識していきたい。

(名桐)
 安心・安全の教育を施すために、教師が意識すべきポイントをたくさん学んだ。

 その中でも特に印象に残っているのは、人との距離を縮めるための自己開示の大切さ。ただ単に自己紹介をするのではなく、子どもとの話の中で教師の感情を言葉や可視化して伝えたり、褒めることをみんなの前で見える形で評価したりすることが大切だと学んだ。

 こういったことは子ども相手でなくとも日頃から出来ることだと思うので、日々関わってくれている人にも安心感を与えられるよう実践していきたい。

【面接回答】私はどのような学級を作りたいか(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。いよいよ7期生のゼミ合宿が迫って参りました。ゼミ合宿は、教育実習を終え、本物の教師となるべく為の初めの特訓とも捉えられます。このゼミ合宿もまた、教育実習同様どれほどの熱意を持って取り組むかで今後の人生を大きく左右する場となるのだと心得ております。

 さて、ゼミ合宿に向けて玉置先生から、教員採用試験における定番面接問題をお教え頂きました。これが玉置ゼミの良さです。記事発信という出力の場を与えられている玉置ゼミのゼミ生は、面接で話すことをまず出力という形で整理していくのです。玉置先生の下での学びは、確かなもの。

 まずは、1つ目の課題について綴りたいと思います。「どのような学級をつくりたいか」。教師は、一貫性を求められる職業です。ブレてはなりません。そのために必要な課題は、この「どのような学級を作りたいか」というものだと予想します。

 私が作りたいとする学級は、個を認められる学級です。これは、中学校実習の経験からです。私の配当された学級は、言葉を選ばずして言えば「中学生らしくない」程、友達を認め合う雰囲気のある学級でした、よく観察していると挨拶もありがとうもごめんねも必ず相手の名前を言ってから笑顔で伝えていました。私の名前で例示すると「綾巳、おはよう」「綾巳、ありがとう」「綾巳、ごめんね」といった様にです。相手の名前を呼んでから、何かを伝えることは、個を認め合うことに繋がります。子どもたち同士で、それぞれの自己肯定感を高めあっているとも言えるでしょう。

 では、この生徒同士の自己肯定感の高め合いは、なぜ生まれたのか。それは、学級担任の先生が名前を呼んでから挨拶や価値づけを行っているから。中学校実習の担当の先生は、私に、「挨拶を自分に向けて言われることと、ありがとうを自分に向けて言われることに、嫌な気持ちを抱く人っていないから。大事にしていることなの。」と仰られました。

 子どもは、大人の言うことを聞くのは得意ではありませんが、真似をすることは抜群に上手だと言います。個を認め合う姿勢は、教師から発信されるのだと思います。「笑顔」「挨拶」「感謝」を基盤にした「個を認め合う学級」を私は作りたいと願っております。(下野)
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【面接回答】どのような学級を作りたいか(今井)

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 おはようございます。こんにちは、こんばんは、7期生の今井美羽です。もう師走でございます。皆さんの大晦日の夜ご飯はなんですか。私の家は、毎年すき焼きと決まっています。今年も楽しみです。

 今月行われる玉置ゼミ合宿に向けて、7期生には事前課題が出されておりまして、「教採面接の定番質問の回答」を4つ、記事として書くことになっています。これから、7期生の面接回答が随時アップされますので、お楽しみください!!

 今回は、今井美羽第1段!「どのような学級を作りたいか」について回答していきたいと思います。
 
 私は、頼り・頼られる学級を作りたいです。人は、1人では生きていくことが出来ません。また、誰かに必要とされていると感じることは、自分が生きる意味になります。周りの人から頼られること、そして自分も誰かを頼ること、それは甘えではなく、互いに支え合って生きていく、とても素敵なことだと理解し、行動できる学級を作りたいです。(今井)

教育実習での学び(高橋)

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 皆さんこんにちは、七期生の高橋奈優です。期待と不安でいっぱいだった小学校実習と中学校実習を終えたためその学びを記事にしたいと思います。

 まずは、このご時世でありながらも、ありがたいことに小学校、中学校ともに、4週間実習ができたことに感謝しています。この約二か月は、毎日大好きな子供たちと過ごすことが本当に楽しく、座学では到底得ることのできない学びの連続でした。今回はその中でも2つのことを記事にします。

 1つ目の学びは、小・中学校実習共通の学びで、今更と思われるかもしれませんが曖昧だった教師像の軸が固まったことです。この実習でたくさんの尊敬できる先生方に出会いました。その中でも、小学校・中学校実習で指導をしてくださった担当の先生方が共通で持っていた指導の軸がありました。それは、「こどもを伸ばしたい」という根本の願いです。先生方は常にこの願いを軸に行動がありました。

 私はそれに気づくまで「子供に寄り添える先生になりたい」という曖昧な教師像をもとに子供と関わっていました。すると段々友達のような関係になってしまい指導しなくてはいけないときにできませんでした。

 しかし、「こどもを伸ばしたい」という先生方の軸に気づいてから「もっと成長してほしいから」という願いからの行動で子どもたちと関わり、時には厳しいことも言えるようになりました。中学校実習最終日に生徒から「先生、(担当の先生の名前)先生と言葉が似てきたね!」と言われ、少しでも軸のある言動ができたのではないかと嬉しく感じました。

 2つ目は、授業面です。私の中で学校の先生と言って一番に思い浮かぶ仕事は授業です。そのため、玉置先生のもとで仲間と共に授業法について学び、そこで得た武器を持って少し自信ありげに実習に臨みました。特に中学校実習では、小学校実習の経験を生かして行ったものの、教科の専門性が高くなり、生徒の中でも得意不得意が大きく表れ始めていました。そのため、はじめは、40〜45分の授業でその武器が使えるどころか計画したことを通すことで精一杯でした。

 しかし、だんだん回数を重ねることによって、視野が広くなり自分の色を出せるようになりました。また、研究授業では、どれだけ余裕がなくても大切にしようと思っていた「褒め言葉」を評価していただきこれからも続けていこうと自信が持てました。さらに、一つの活動に一つの手立てではなく、個人に支援するのか、全体に支援するのか、また、どの段階でどのレベルの支援をするのかという生徒の実態によって一つ目に書いた「子供を伸ばしたい」の軸から考えることができたのが小・中学校実習通しての学びでした。けれども、まだまだ得意な子や発言力のある子で進む授業になってしまいます。結局この現象は、最後まで大きく改善することは難しかったです。だからこれからのゼミでクラス全員が活躍できる授業づくりを課題にしたいと思いました。

 最後に、この約2か月、憧れだった「高橋先生」と呼ばれ夢が現実味を帯びました。今も、ふと担当のクラスの子は何をしてるのかなと考えてしまいます。きっとこの実習での経験は一生忘れないと思います。

 堅苦しく書いてきましたが、結局朝学校に行くことが憂鬱なときでも教室のドアを開けて子供たちの顔を見るとそんな憂鬱が一気に吹っ飛んで頑張ろう!!という気持ちになりました!もっと沢山子供たちの顔が見たいです!絶対先生になりたいと思った2ヶ月でした。最後まで読んでいただきありがとうございました!(高橋)

教育実習での学び(今井)

 こんにちは!7期生の今井美羽です。お久しぶりです。小、中学校と実習が終わり、気付いたら、もう11月!!究極の冷え性である私の苦手な冬がやってきます、、。

 実習の日々はとても一瞬で過ぎていきましたが、濃密な1日1日を過ごすことができました。今回の実習での学びを自分の言葉で書き記していきたいと思います。

 実習では、とても多くのことを学ばせていただきましたが、私にとって一番大きな学びであると感じでいるのは、教師にとって最も大切な力とは何かということです。それは、「子どもを見る力」だと感じました。

 学級の児童や生徒、同じ人は一人もいないです。それぞれに家庭があり、過去があって、今があります。当たり前のことであり、今までもその大切さについては気付いていました。しかし、この実習を経て、全員に同じ指導をすることが良いというわけではないのだということを身を持って感じました。小学校の算数の授業、私は苦手な子に焦点を合わせすぎて、全てを説明してしまっていました。算数の得意な子にとっては容易すぎて、とても退屈な授業をしてしまいました。苦手な子も得意な子も、その1時間で学びを得ることのできる授業をしなければならないなと思いました。

 小学校、中学校で、担当の先生に毎日指導して頂く中で、様々なお話をさせて頂きました。中学校で、学級委員や班長などに積極的に立候補している生徒がいましたが、先生によると、案外繊細であるので、注意しなければならないということを教えて頂きました。私はそんなことには全く気付かず、人前で発言することに抵抗が少ないと勝手に思ってしまっていました。先生の言葉を聞いて、思い返してみると、自分が授業でその子を指名した時、確かに急に自信がなくなった表情をしていたなと思いました。現場の先生方は生徒のことを本当によく見ていらっしゃるのだなと感じました。
 
 算数が得意な子もいれば、苦手な子もいます。他者との関わり方が苦手な子もいれば、得意な子もいます。挙手をして発表することが出来る子もいれば、発表が苦手でも、書くことで自分の意見を示すことが出来る子もいます。児童・生徒一人ひとりの性格や気持ちを理解し、その子に応じて関わり方や指導の仕方を変えることで、児童・生徒全員の成長をサポートできる教師になれるのだということを学びました。そのために、教師は子どもの表情、行動、発言など見る力が大切であると感じました。
 
 実習を通して、実際に沢山の授業を行わせて頂きましたが、どうしても発言している子に注目してしまいます。実習を通して、少しは視野が広くなったなと思います。でも、まだまだ自分は視野が狭いなと感じます。これは自分の今後の課題です。

 この実習で担当になったクラスの児童、生徒には特に感謝しています。約1か月間という短い期間でしたが、自分の力不足な授業にも一生懸命取り組んでくれて、授業以外では沢山お話をして、最終日には私との別れを惜しみ涙してくれた子もいて、本当に嬉しかったです。教師になりたいという気持ちが大きくなりました。ありがとう。

 さらに、担当の先生を始め、多くの先生方にご指導頂き、多くの学びを得ると共に、沢山助けていただきました。もちろん、辛くて心折れそうになったこともありました。しかし、こうして沢山の学びを充実感と幸福感で振り返ることが出来ているのは、先生方が楽しそうに働く姿を見せて下さったおかげだと思っています。本当にありがとうございました。 私は、これからも自分の信じた道を進んで行きます!(今井)
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教育実習での学び(久野)

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 こんにちは!そしてお久しぶりです。7期生の久野舞菜です!コンビニの特設おでんコーナーに秋の訪れを感じる時季になりました。「冬にもアイスは売られているのに、なぜ夏におでんは売られないのか!」と憤っていた近所の子どもを思い出します。子どもの発想は豊かではっとさせられますね。

 さて、小学校、中学校とそれぞれ4週間の教育実習に行ってまいりました。
今回は教育実習での学びを振り返り、記事にしたいと思います!

〔小学校〕
 小学校では、人生初の授業実習をさせていただきましたが、見事に大失敗でした。いきなりレベルの高すぎる発問をしてしまい、児童を困惑させ、さらに、答えに向かうためのプロセスも児童に提示できず、わかる子の発言だけで進めていく授業になってしまいました。担当の先生からは、「そんなので児童が答えられるわけがないでしょう。」と厳しくも的確なお言葉をいただきました。
 全員参加の授業にするためには、いきなり発問を提示するのではなく、考えるためのヒントを得られるようなステップをいくつか用意することが重要だと学びました。

〔中学校〕
 中学校では、道徳の授業実習において、オウム返しをしてしまっていることをご指摘いただきました。その際に、オウム返しにも必要な時と場合があることを教えていただきました。
 例えば、生徒の発言内容が曖昧である場合、明確にするために聞き返すオウム返しは有効。しかし、そうでない場合は、生徒の学び合いを止めることになってしまう。
 私は、生徒の発言内容を自分自身が理解するために、その時間を確保するための有効ではないオウム返しをしてしまいました。お互いの発言を理解し深め合うのは、教師と生徒ではなく、生徒同士です。教師は学び合いの外側にいることを自覚しました。
 今後は、生徒の発言にすぐさま食いつくことなく、全体を見渡し、周囲の反応を”待つ”、または、周囲に「どう思う?」と投げかけ生徒同士の学びを”繋げる”ことを体に覚えさせなければなりません。
 恥ずかしながら、ご指摘をいただいた瞬間は、「教師が、生徒の発言にコメントを返さないなんて、薄情じゃない?無視しているみたい。」なんて思っていました。そんなものは大間違いだと今ではわかります。生徒の発言の聞き手は教師ではないのですから。
 今回の経験は、玉置先生が以前伝授してくださった「発言を判断するのは教師ではなく、生徒同士。」という教えが実体験とともに身に染みるものでした。

 小学校・中学校と本当に多くのことを学ばせていただきました。大学の講義だけでは知り得なかったこと、実感できなかったことばかりです。新型コロナウイルスによる影響で大変な状況にある中、このような機会をくださった学校、また指導してくださった先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。実習で出会えた児童・生徒たちには愛が止まりません。子どもたちの「久野先生大好き!」「がんばって本当の先生になってね!」という温かい言葉でどこまでも頑張れるような気がします。実習時よりももっともっとパワーアップした姿で、今度は教員という立場で教壇に立てるよう、これからは自分磨きと勉強に努めたいと思います。
(久野)

中学校教育実習での学び (岡)

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 みなさん、こんにちは!
実習で学んだことを記事にしようと思ったら、かなりの量になってしまうので2枚に分けさせてもらいました。7期生の岡です!

 今回は1か月の中学校実習での学びについて書かせていただきたいと思います。

 中学校実習で痛感した一番のポイントは教科力のなさです。これは玉置先生に授業をみていただいたときにも、ご指導いただきました。数学は積み重ねていく学問であると言われました。主に、問題と問題の間に大きなレベルの差があったりするためついてこれなくなる生徒が出てしまうということです。授業の組み立てに大きな問題があることに気づきました。このようなことが起こる原因としては教科書の意図をしっかりと把握できていないことや、生徒の発言を予測することができないということでした。これについては1か月の間ずっと悩まされました。授業を重ねていくごとに、生徒の発言の予測のできる範囲が増えてはきましたが、どれだけ教科書を読んでも、予測できない発言やつまずきは出てきました。そのためまだまだだなと痛感しています。しかし、この1か月数学と向き合うことができたのはとても貴重な1か月だったなと思っています。これからも教科書と向き合いながら教科力をつけていきたいなと思いました。

 私は中学校実習では後悔したことが一つあります。それは生徒への接し方です。小学校とは違い難しい年ごろにもなっているため、気軽生徒から寄ってくる場面は小学校に比べると少なかったです。これはなんとなく予想できていました。しかし、この後の私の行動がよくなかったと思っています。それは、向こうに合わせてしまったことです。もともと私のクラスは、積極的な生徒が少なかった中で私も消極的になってしまいました。これによってクラスの生徒と距離が縮まるまでに時間がかかってしまいました。最初に消極的な態度をとってしまったがゆえに話しかけると、驚かれたり会話が続かないことが多くあったため、最初の行動がよくなかったと反省しています。ここから、学んだことは小学生も中学生も同じ子どもであり、教師から積極的にかかわっていくことが大切だと思いました。これは私が将来教員になった際にも、肝に銘じておかなければいけないことだと思います。このような、忘れられない教訓が得られて、とても実りの多い中学校実習になりました。

これからのゼミでは、教科力をテーマに教科書と向き合いメッセージや意図を読み取って授業を作っていきたいなと思いました。 (岡)

小学校教育実習での学び (岡)

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みなさん、こんにちは!

 実習が終わって、金欠になり頑張ってバイトを入れている7期生の岡です。今回は小学校での3週間に及ぶ実習の中で、学んだことについて記事にさせていただきたいと思います。
 
 まず、小学校実習では児童との接し方や児童を中心に授業を進めることの難しさを痛感しました。児童との接し方については、私は小学2年生の担当だったということもあり、実習の初日から児童は積極的に来てくれました。だから、良い意味でも悪い意味でも、友達のような存在になっていました。今はこのような情勢ということもあり、児童には厳しい制限がされています。そのため児童との距離感についても厳しい制限があります。しかし、その中で児童にとっては、新しく来る先生ということもあり、自然と距離が近くなりがちです。このような状況については、注意しなければいけません。しかし、児童と仲良くなりたい気持ちもあり、注意しにくかったのも事実です。ここで児童との距離感の難しさを感じした。これは2つ目に書いた児童を中心に授業を進めることの難しさにもつながります。
 
 授業を児童の発言を中心に進めたいという思いがあり、できるだけ児童が話す活動が中心になるように授業を作りました。そのため児童も授業中に一生懸命発言してくれました。しかし、話が弾みすぎたりそれてしまうこともありました。これで授業が押してしまうことも多くありました。しかし、これを私はなかなか切ることができませんでした。みんなが一生懸命発言してくれているから、切るのが申し訳ないと思ってしまいました。
 
 しかし、この2つの難しさで共通することは注意しなければもっとよくない状況になってしまうことです。距離感を注意しなければ、児童はほかの子たちにも同じような距離を取り、コロナへの対策が適当になってしまったり、授業も切らなければ、終わらないという悪い結果しかやってきません。そのため、教師としてはよくない状況についてはしっかりと注意したり、止める勇気が必要だと感じました。これは小学校実習の後半になってやっと気づくことができました。それからは注意することに躊躇がなくなりました。教師が児童に対して理由を説明して注意すればしっかりと思いは伝わるということです。
 
 実習の前半はなかなか注意をすることができませんでしたが、3週間の間に注意をすることができてよかったなと思っています。

 小学校実習では毎日外で遊ぶことが多く、家に帰るとへろへろになっていることも多かったですが、子どもたちはとてもかわいく授業もいろいろな方法を試して児童の生の反応を知ることができて、とてもよかったです!
 

 次回は中学校実習での学びについて書きたいと思います。(岡)

教育実習での学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。
小学校・中学校の教育実習をこの度終えてきました。濃密な2ヶ月でした。こんなにもあっという間で、こんなにも多くのことを学び考え、頑張ったと胸を張れる日々は生きているうちで初めてだったように思います。

 小学校実習。児童の可愛らしい笑顔に包まれたキラキラ輝く毎日でした。
 子どもって「褒められ上手」です。褒められようと沢山のことに挑戦しています。尻込みをすることを知りませんから、ある意味無敵なのです(笑) しかし、それは先生方の価値づけの積み重ねで成立していること。褒められると分かっていなければ、褒められようともしません。
 授業での価値づけは、どんなに小さなことでもです。「素敵だね」「ありがとう」「素晴らしい」をどんなに些細なことでも伝える。「鬱陶しいぐらい褒め言葉を伝えてやっと子どもは褒められたと感じます。」という言葉を先生から頂きました。褒め言葉を伝えられて嬉しくない大人はいませんから、子どもなら尚更です。
 「価値語」の重要性とその積み重ねに気付くことが小学校実習ではできました。

 中学校実習。沢山の授業を実践させて頂きました。
 毎晩、指導させていただく教材を50回音読練習しました。毎日、教材研究をしました。毎日、生徒の反応を考えました。どんな言い回しなら伝わるだろう。どんな指示が端的で無駄がないだろう。リズムってなんだろう。テンポってなんだろう。本当に沢山のことを考えました。
 私が授業実践にて、大切にしていたことは「生徒を輝かせられる授業」でした。私への指導は、真摯に受け止めるから、どうか私の授業を生徒達が「頑張れた!」と「できた!」「楽しかった!」と思える授業にしたかったのです。
 中学校実習では、トップクラスの学級経営術と授業技術をご教授頂きました。生徒を輝かせる学級と授業には、とにかく教師の「見通し力」が試されます。どれだけ見通せるか。まるで将棋の世界です。何百手先まで見通す力が場数と子どもを想う気持ちでついてくることがよく分かりました。

 教師の授業技術や学級経営技術は、初めて現場に立つこの教育実習で決まるのだと思います。どれほどの熱意を持って授業や学級経営を学ぶのか。どれほど上手い教師の授業と学級経営を観るか。そして、一番大事なことはどんなに厳しい授業でも学級でも決して子ども達を愛すことを忘れないこと。

 教師になりたいと想い、教育実習に臨みました。その気持ちがこの2ヶ月間でさらに増し、そして明確に理想の教師像を抱けるようになりました。
 教育実習生が学級に来た期間や教育実習生が行った授業は、子ども達にとっては長い線で繋がれる人生の中のただの点にしか過ぎないでしょう。しかしながら、私の人生にとっては長く太く強い線となりました。お忙しい中、私達実習生を受け入れてくださり、また、丁寧なご指導をしていただき本当に先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
 先生方から頂いたご指導と子ども達の愛をしっかりと心に留め、今後の教員採用試験やこれからの教職人生の原点としたいと思います。

 本当にありがとうございました。

(下野)
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