9月10日 愛知文教大学 学び合う学び研究所セミナー 第6回 での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。朝晩は、秋の心地がしますがまだまだお昼間は残暑といったところでしょうか。二次試験の結果発表がすぐそこまで近づき、もう何もできないのになぜだかソワソワしてしまいます。きっとこれが人間の性なのかなと思い、そんなソワソワも忘れぬよう1日1日を噛み締めて過ごす日々を送っています。

 さて、9月10日に愛知文教大学にて行われた『学び合う学び研究所セミナー』に参加させて頂きました。本セミナーでは、「深い学びの実現を社会科から考える」と題して、犬山市立犬山中学校の安形先生の実践紹介とコメンテーターとして玉置先生がご登壇されました。

 犬山中学校には4月にお邪魔させて頂き、子どもたち一人ひとりを見取る、まるで「太陽」と「月」のような子どもたちを学級という居場所で教師がどう輝かせるかといった学校づくりがなされていたことが印象的です。
 そんな犬山中学校の研究主任であられる安形先生のお話は、同じ方向・同じ目標に向かう「同僚性」の築きに加え、育みたい子どもの姿をシャープに捉えられたものでした。

 私が本セミナーで感じたことは、「学校全体が同じ志を持つ大切さ」です。学校は、一人の教師で立っている訳ではない。先生方一人ひとりの「想い」が重なり、一つの大きな「志」となる時、学校全体としての教育の在り方が確立されるのだと感じました。私が教師になる時、それは、まだまだ若い新米教師です。先輩の先生方の「志」を然と学びながら、私自身もまた一人の教師として「想い」を持てるよう、これまで沢山学び考え抜いた教育への「想い」を確固たるものにこれから半年を過ごしたいと思いました。

 学校という組織で働く覚悟が本セミナーでまた一段と深まったというか、覚悟が改めて決まりました。私も早くその一員になりたいと願うばかりです。

 学び合う学び研究所セミナーの運営の皆様、学生という立場でこういった貴重な回に参加させて頂けますこと大変光栄です。ありがとうございました。
 安形先生、先生の「想い」が光り輝き学校全体の「志」になっていることを私は感じました。私もそういった「想い」を繋げ「志」にする力をいつか身につけたいと思います。意図を明確にされた大変理解しやすいお話をありがとうございました。
 玉置先生、私は何度ご講演を聞いても、先生が目を付けられる所が読みきれず、悔しいです(笑)まだまだ玉置先生の見る目を私は学び切れていないようです。あと半年、これからも沢山現場にご一緒させて頂いて学ばさせてください。よろしくお願い致します。今回もまたありがとうございました。

(下野)
 
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9月12日安城市今池小学校での学び(久野)

 こんにちは、7期生の久野舞菜です。ただいま、教員採用試験の結果待ち。不安からか、なんだか心の天気は曇りばかり。そんな日々です。同じ不安を抱えている7期生のみんなにはやく会いたいなぁ。


 さて、先日、安城市立今池小学校にお邪魔しました。今回は、公開授業、研究協議会に参加させていただきました。生の授業、子どもの姿に間近に触れ、多くのことを肌で学ぶことができました。特に心に残っている事柄について、2点綴ります。

 まず、授業の見方についてです。 今回、授業をもとに職員全体で協議する「研究協議会」というものに参加させていただきました。私には初めてのものです。

 そこで学んだのは、子どもの姿で語る、ということ。会では、「〜〜さんのこのような姿が」というフレーズが飛び交っていました。驚いたことは、主語を「教師が」ではなく、「子どもが」としていることです。さらに、「子どもたちが」という全体ではなく、子ども一人ひとりの様子に目を向けて検討されていました。あぁ、授業の主役は教師ではない、子どもだ。ということを教えていただいた瞬間でした。

「エビデンスよりエピソード」。

 玉置先生から教えていただいたこの言葉の正体を掴めたような気がします。授業の見方について、ひとつ学ぶことができました。

 次に、公開授業での学びから。先日の授業では、子どもの「もっともっと!」がしきりに聴こえてきました。もっとやりたい!もっと知りたい!そんな、学びに夢中になる子どもの姿がとっても素敵でした。子どもと教師が互いを信じ合っているからこそ、素直に「もっともっと!」が出てくるのだと思います。

 なかでも印象的だったのは、「振り返りをもっともっと書きたい!」という声です。私が小学生のころ、彼らのように楽しく振り返りを書いた記憶があまりありません。なんかよく分からないけど、書けと言われたから書いてる。たまに書かない日もある。授業の残りのおまけみたいな時間として捉えていました。

 子どもたちは、振り返りを書きたくてしょうがないのだ。書きたいことがあふれて止まらないのだ、と感激しました。書くことが苦手な子どもも、自分のこれまでのノートを捲ったり、友達の意見を真似してみたりと、なんとか書き記そうとしていました。今池小4-2の子どもたちをとても羨ましく思います。私も、「振り返りをもっともっと書きたい!」という声が出てくるような子どもを育てたいです。

 学び溢れる贅沢で貴重な機会をいただくことができ、本当に有難く感じております。お忙しい中、学生である私の訪問を受け入れ、時間を割いてくださった今池小の先生方には感謝でいっぱいです。ありがとうございました!!

 玉置先生、先日もたくさんの学びをありがとうございました。今後とも、ご指導のほどよろしくお願いいたします!!

(久野)
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継続は支えなり(久野)

 こんにちは、7期生の久野舞菜です。

 先週、ピアノ発表会がありました。12回目の出演です。小学1年生の頃から14年間習わせてもらっていたピアノも、今年度で辞めます。

 小学1年生のころは、当然ですが、へたっぴで。でも、学芸会でもピアノで活躍する上手なお友達にあこがれて、練習をがんばりました。

 私には、(家族以外には内緒にしてきましたが…)ピアノを触るとヒステリックになってしまう一面があります。(笑)
「どうしてできないの!?」「あああああああああああ!!!!(怒)」
 叫んで、泣き出す。(笑)
 家族にとっても迷惑をかけたと思います。よく通わせてくれたなぁ、、(笑)


 そんなこんなで、習い続けて、14年。いつの間にか、憧れのあの子は辞めていました。そしていつの間にか、ピアノ発表会ではトリに選ばれてました。私が上手になった、というより、同じレベルの人たちがみんな辞めて、自動的に、いちばんになってしまいました。

 継続は力なり、とよくいいます。力がついたかは、正直わかりません。
 でも、続けてきたことが、私の支えになっていることは確かです。
 自分を好きになれないとき、「でも私にはピアノがある。」そう思えば、自分を許すことができました。

 私よりうまい人は他を探せばいくらでもいます。でもやめなかったこと。それだけが、私のアイデンティティーであり、誇りです。

 3月、学生を卒業するとともに、ピアノを辞めます。でも、14年間の経験は消えません。

 継続は支えなり。

 続けることは、あなたがどうしても自分を好きになれないとき、あなたを支える力になると、そう子どもに伝えたいです。(久野)
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9月3日第3回教師力アップセミナーでの学び(田中、新谷、澤本)

 こんにちは、7期生の田中です。教員採用試験も無事に終わり、ほっとしている反面、あと半年で大学を卒業すると思うと少し寂しく思います。今日は9/3(土)に行われた第3回教師力アップセミナーでの学びについて書いていきます。

 今回のセミナーでは、小倉先生から主に学級経営について、樋口先生から国語の授業づくりにおけるポイントについて学びました。どちらの先生のお話もとても面白く、勉強になりました。その中でも1番印象に残ったことは、小倉先生の学級経営におけるお話です。

 教員採用試験の面接練習をしていたこともあり、自分の目指す学級の姿や、子供にどのように指導するかなどを具体的に考えて発信することが最近多くありました。試験の準備、教員としてという視点からはそのように考えをもって発信していくこと、明確に自分自身の軸をもつことは大切だと思います。しかし、小倉先生のお話の中で、子ども主体、子どもがたてた目標を達成できるように手助けをしていく、自分が求める理想像にしていくのではないというような内容のお話を聞いてはっとしました。その時、少し自分はこうしたいという思いが強くなりすぎていたのではないかと反省しました。このような学級をつくりたい、こんな子たちに育ってほしいという願いや自分の軸はもった上で、子ども達自身が頑張りたいと思うことをサポートしていくという姿勢で学級担任として望みたいです。

 今日の学びを活かし、加えて、残り半年で少しでも多くのことを学び、4月から教壇に立った時に少しでも多くのことを実践できるように頑張っていきたいです。(田中)


 こんにちは、八期生の新谷です。最近は、教育実習に向け、指導案を作成したり、授業について考えたり、緊張で落ち着かない毎日を過ごしています。先日、第三回教師力アップセミナーに参加しました。小倉先生と樋口先生による、二学期の学級づくりと、国語の授業についての講演でした。

 今回の講演は、教育実習前で緊張が止まらない私にとって、心構えになるものとなりました。第三部の対談にて、先生方は自信がなく、不安だからこそ、とにかく一生懸命やる事が大切と話されていました。私も今、実習前で、子どもたちと仲良くなれるかなとか、授業しっかりできるかなとか不安を抱えています。その不安をなくすためには、とにかく自分が一生懸命に取り組むことが大切だとわかりました。この対談を聞き、心が軽くなりました。上手くいかなくても、失敗して悔しくなっても、とにかく自分のできる最大限を発揮していきます。

 また、実習に関連して、言葉を「選ぶ・変える」という意識は大切だと思いました。小倉先生は、子どもになにか伝えるときにお笑いのセンスを入れていると話されていました。

 子どもと仲良くなるために、自分が固すぎると、子どもにとっても近づきにくい存在になってしまうかもしれないので、教師と生徒という関係を保った上での少し柔らかい関係になるような言葉選びは、実習で生徒と仲良くなるうえで大切だと思いました。自分にお笑いのセンスがあるかはわかんないのですが、、(笑)子どもにとって親しみやすい実習生を目指そうと思います。
 
 さらに、国語専修である私にとって文学の授業づくりはとても学びになりました。私は指導案を書くとき、いつも中身をどう教えればよいのかと考えています。しかし、樋口先生は、「物語の大事なことに気付ける子どもをどう育てよう」という授業に変えたと話されていました。その物語の大事な部分を子どもに気づいてもらうために、教師も、物語の読み方を知ることや、物語の系統性を理解しなければならないことを学びました。
 
 中学校の教育実習で物語について扱うかもしれないので、物語については、とにかく自分が何回も読んで、その物語において、何が大切なのか、どのようなことを子どもに気づいてほしいのか、教材の分析をしっかり行うことを大切にしていきたいです。
 
 実習二日前のこの日に、教師力アップセミナーに参加することができて本当に良かったです。まだ緊張は止まらないですが、とにかく一生懸命頑張ります。(新谷)


 こんにちは!8期生の澤本です!今回は先日受けた第三回教師力アップセミナーについての記事を書きます。内容は小倉先生による二学期の学級づくりと樋口先生による国語の授業づくりのポイントを学びました。

 今回のセミナーで印象に残ったことは、「自分ごと」として向き合い、考え、実行する機会を設けることです。先生が言ったから、学校で決められてるからとなんとなく生活してしまう。しかし、「この行事はなんのために行っているのか」、「学級はこれでいいのか 」といったように自分事としてクラス全員で考えさせることが大切だと思いました。常に自分事として考えさせることを習慣にしていくことで、長期間で子どもが成長していくことを知りました。今日明日ばかりに目を向けて焦るのではなく、一年後にこうなればいいという目標を掲げることが大切なことであると学びました。4月には全くできなかったことが3月には当たり前にできていることが教師にとってもうれしいことだと感じました。

 また、お二人の先生が共通しておっしゃっていたことはとにかく自分が一生懸命やっているということです。何年も教師を続けているお二人でも自信がなかったり不安を感じたりしていることを聞き驚きました。自分も教育実習中ですが、これから授業をしていきます。不安を感じていましたが、ベテランの先生でも感じるのだから自分はそれ以上に頑張りくらいついていくしかないと思いました。

 実習前にこのような貴重なお話を聞けてとても良かったです。とにかく、やれることは自分なりに頑張っていこうと思います!(澤本)
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9月3日第3回教師力アップセミナーでの学び(岡、寺尾)

 こんにちは! 7期生の岡です。今回は教師力アップセミナーにて学んだことについて書かせていただきます。私自身教員採用試験も終了して、教員後の生活について考えることが増えてきた中でのセミナーでした。

 まず、小倉先生の学級経営についてはキーワードは「自分」だと感じました。

 私は学校は集団で生活する場でありそこで責任を持って行動することが大切であると考えています。この考えと繋がっているところご「自分」ということだと思います。責任を持って行動するということは、自分がなにをしたい、何をしなければいけないと考えて動くから、責任が生まれると思いました。そのため、これから子どもが学校で行うことを自分ごとと捉えられるようなことを考えていきたいです。

 次に樋口先生には国語の授業についてのお話をいただきました。

 この話から感じたことは国語の授業を行う上では、国語で扱われている題材についてすべて読み、分けることが重要だと感じました。これを行うことで、国語についての理解が深まったり、樋口先生が大切にされている国語の読み方について、教師自身が力がつくと考えるため、私も国語についての勉強ももっとしていかなければいけないと思いました。

 今回のセミナーを通して、後期の期間は短いですが、やらなければいけないことがたくさん見えてきた回だったので、自分のレベルアップにつなげていきたいです。(岡)


 こんにちは、8期生の寺尾です!

 今回の教師力アップセミナーでも、これから実践しようと思えることを学ぶことが出来ました。

 まず、小倉先生の学級づくりについては、「自分」というキーワードが何回も出てきて印象深かったです。子どもたちは、「〇〇さんが〜した」と言う事がありますが、自分はどうしたいのか・どうするのかを聞き、その理由も問いかけることで、自分事として物事を考える力を養うことが大切だと思いました。

 また、場面場面で言葉を選び、変えることを心がけていきたいです。声掛けの仕方次第で子どもたちにどう響くのかが変わってきます。もちろん、いけないことはいけないと言うことも大切ですが、時にはユーモアを入れて言葉を柔らかくすると子どもたちにも響くのではないかと思います。

 そして、樋口先生は文学の授業づくりについてポイントを抑えながら説明して下さりました。

 樋口先生のお話からは、物語の「冒頭」部分をしっかりと丁寧に読み込むことが大切だということを学びました。比較的短い冒頭部分には、時や場所、登場人物、語り手など、物語を読む上での大事な情報が詰め込まれています。ここをしっかり読み取ることで、授業の問いが生まれるのではないかと思います。また、冒頭と結末を比べることも重要だと学びました。このように、教師自身が物語の読み方を知っておくことが必要なのです。

 今回は教育実習直前に、意義ある学びを得ることが出来ました。自分なりに言葉を選びながら子どもたちと接していきたいと思いました。(寺尾)
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9月3日 第3回 教師力アップセミナーでの学び(柴山・前野)

 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、教師力アップセミナーに参加させていただきましたので、学びを記事にさせていただきます。

 小倉先生のお話を聞き、心がけていきたいと思ったことは、「活動を自分事として向き合うチャンスを先生がつくること」です。

 周りがやっているから、学校で決められているから自分もやるでは思考が停止してしまいます。そのため、何のためにこの活動を行うのか、周りと話し合い考える場面を創っていきたいです。

 「自分」の目標と理由を考えられる場面を創ったうえで、
・子どもたちが抱いている目標を尊重する
・指導による変化をすぐには望まないこと
を意識していこうと思いました。

 学校での言葉がけについても、学びがありました。視点をずらした言葉がけで、子どもとの関係や雰囲気を柔らかくしていけるようにしようと思いました。掃除中ほうきを振り回していている子がいたのなら「ごみは廊下に落ちているよ。」のように声をかけていきたいです。

 樋口先生からは国語の授業づくりについてお話を聞きました。国語の授業では、「言葉」を大切にする授業を心がけていこうと思います。

 「物語文での大事なこと」に気づいていけるよう
・「時・場所・登場人物・語り手」などに焦点をあてる
・題名や、冒頭部分を丁寧に読み、中心人物の「課題」に気づく
・冒頭と結末を比較するなどし、変化に着目する

 また、習った言葉や文法などの事柄は、その単元のみで終わりではありません。学びをアウトプットする場面や、比較する場面をほかの単元や学習でも設けていきたいと思いました。学びの実感が得られる場面を増やしたいです。(柴山)


 こんにちは!8期生の前野です。今回の教師力アップセミナーでは「アヤミサ」コンビとして絶大な支持を集める、樋口綾香先生と小倉美佐枝先生の講演が行われました。教育実習が始まる直前に貴重なお話を聞くことができましたので、講演から得た学びを書いていきたいと思います。

 小倉先生からは学級づくりについてお話を聞きました。学級づくりをしていく上で子どもが「自分」を意識しているかどうかが大切だということを学びました。子どもは学級活動、行事、授業と学校であらゆることに取り組む中で「自分は〜を学びたい」「クラスのみんなで〜したい」という気持ちがなくては成長に繋がらないだろうと感じました。

 特に2学期には行事が多く、子どもの成長に繋がるチャンスが沢山あります。学級づくりのために何か新しいをことをしなきゃと構えるのではなく、既に決まっている行事に子どもがどのような意識で取り組むかという部分を考え、子どもが主体となって取り組むためのアプローチをしていくことで十分に学級づくりに変化をもたらすことができるのだと感じました。

 樋口先生からは文学の授業づくりについてお話しを聞きました。樋口先生は「物語の大事なことに気づける子どもを育てる」ということを意識して授業づくりをされています。大事なこととは「言葉の見方・考え方を働かせながら文章を読むこと」だそうです。樋口先生のお話から、国語の授業で最も大切にされるべきなのは「言葉」なのだなと改めて感じることができました。

 大事なことに気づくために授業で意識するポイントとして挙げられていた
・言葉を大切にする
・問いをもつ
・これまでの作品と比べる
・学習の積み重ね
・物語の読み方を知る
は今後授業づくりを行う際に是非意識していきたいと思います。

 また、最後にお二人の対談をお聞きして印象に残ったことを書きたいと思います。それは若手の頃はとにかく一生懸命やる、そこに価値があるというお話です。セミナーに参加している先生が若手の先生が多いということでこのようなお話をしてくださったのですが、教育実習を間近に控える私にとっても心に響く言葉でした。子どもと上手く関われなかったらどうしよう、授業失敗せずにできるかなと挙げたらキリが無いくらい不安がありますが、まずは目の前のことに一生懸命に取り組もうという気持ちで実習を乗り越えたいと思います!

 今回、学級づくりと授業づくりの2つのテーマで講演をしてくださった小倉先生、樋口先生ありがとうございました。(前野)
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授業の腕をあげる法則(柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山です。いつの間にかセミの鳴き声も聞こえなくなり、秋の虫が鳴き始めました。夏休みの終わりを実感しています。

 向山洋一先生著の「授業の腕をあげる法則」を読んでの学びを記事にさせていただきます。

 本書は「授業の原則10ヶ条」として、授業上達の方法が簡潔に書かれていました。良い例・ダメな例、理由が詳しく書かれていたためイメージが湧きやすかったです。どれもこれも大切な原則ばかりでした。

 うまい指導法は、いくつもの原則・技術で組み合わせによって成り立っています。10個の中でも、自分が軸としたい原則3つについて書かせていただきます。

1.簡明の原則
 指示・発問は簡潔かつ具体的に述べることが大切です。端的に発問したとしても、「もっとがんばって」などの指示ではどのように動いてよいのかわかりません。「一回飛んだら、先生の所へ集まります。」などのように、最後の行動まで指示することを意識したいです。

 「電車の車掌はどんな仕事?」のような発問では、具体的に考えづらいです。「電車の車掌は笛を鳴らします。誰に聞かせているのですか?」のように様々なことをイメージしやすい、焦点化した発問を心掛けたいと思います。

2.全員指示の原則
 指示は必ず全員の前でしなければいけません。状況によって「給食を残してもいい。」だったり、「全部食べなさい。」と回答が変わることがあります。このくい違いから信頼を失ってしまうことを防ぐために、全員の前で指示をすることが大切です。
しかし、「指示したつもり。」「言っただけ。」の状態ではいけません。聴ける状態の相手に指示しなければならないのです。そのため、
・手に持っているものを置かせる。
・おへそを先生のほうへ向けさせる
・指示を追加でしない
の3つを意識していきたいです。

3.激励の原則
 子どものことを常に励まし続けることが大切です。子どもたちの中には、もちろん勉強や運動などが苦手な子どもたちがいます。その苦手な部分を克服していけるような指導技術を身につけること。それとともに、一緒に克服していく連帯者であることを伝えるためにも、欠点を克服できるよう絶えず励まし続けていかねばなりません。

 子どもが生きていく気力を育くんでいけるようにするためにも、シールなどの「もの」のみを目当てに頑張らせることを意識しようと思いました。

 本書を読んでいる最中、玉置先生の「愛のない技術は危険、技術のない愛は無力」ということ言葉を思い出しました。やさしさを土台として、子どもにとって学びのある指導をしていくことが大切です。授業の10ヶ条と照らし合わせながら、学びのある楽しい授業づくりをしていこうと思います。(柴山)

話したい、聞きたいと思わせる授業づくり(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。いよいよ教育実習が始まる時期になり、期待と不安が入り交じる何とも言えない感情になりながら日々を過ごしています。(笑)

 今日は二瓶弘行先生の「プレミアム講座ライブ 二瓶弘行の国語授業のつくり方」を読んで学んだことについて書いていきます。

 この本では、国語の授業の主軸となる表現する力を子どもが高めるための教師の働きかけについていくつも述べられていました。その中からいくつかピックアップして書いていきます。

 まず、国語の授業に限らず子どもが話すことに躊躇しない学級づくりが必要ということが述べられていました。自分の思いを人に伝えるために音声言語として表出することに躊躇する子どもが学級の半分もいては集団の学びは成立しないという内容から、学校で学ぶ意義の1つとして自分の思いを周りに伝えながら学んでいくという部分があるのではないかと考えました。自分の思いを周りに伝える場面は大人になっても必ずあります。学校という環境で自分の思いを周りの人に伝えるという体験を積み重ねていくことで、社会に出ても通用する力を養う重要性に改めて気づかされました。

 特に国語の授業では、書いてある文章を読む音読の活動があります。「読みたい人、いませんか?」と言ったときに、学級全員がごく自然に手を挙げる、自分は音読する場の一員なんだと感じられる学級づくりが重要だと感じました。このような学級づくりは誰も置いていかない、全員が学びに向かっている授業に繋がるのではないかと思います。

 そして、表現するものがいればそれを受け取る側の存在も必ずいます。話すことに躊躇しない子どもを育てると同時に「聞ける集団作り」も必要です。二瓶先生は子どもの「目」を意識して指導を行っているようです。聞き手が「目」で仲間の表現を受け取る力を獲得することで、話し手も安心して自分の思いを表現することができるのではないかと思います。国語の授業づくりでは話し手・聞き手の2つの視点から指導していくことが大切だと感じました。

 また、学級全員が主体的な意思を持って話し聞き合う学習空間を創るには「対話」活動が重要ということを学びました。

 対話の進め方は「話題把握→心内対話→ペア対話→全体対話→個に戻る」という流れです。学級全員が言葉で話し伝える活動を保証するにはペア対話が重要です。ペア対話が重要視されるのは1対1で相手に自分の思いを伝え、相手の思いを受け取る体験を全員ができるためです。ただし対話が形だけにならないよう、教師が注意深く見ておくことも重要です。子どもが迷い悩みながらも相手と言葉を交わして学びを深めていくことができるよう教師の言葉がけも大切ということが分かりました。こういった活動を積み重ねていくことで、誰もが話したくてたまらない、誰もが聞きたくてたまらない学級集団が創られていくのだと学びました。

 今回本を読んで学んだことは、実習にも必ず生きてくると感じています。話したい、聞きたいと感じられるような授業づくりを意識したいです。(前野)

教育書を読んでの学び(澤本)

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 こんにちは!8期生の澤本です!今回は夏休み中に読んだ教育書の読後感想を記事にしていきます。

 私が読んだ教育書は野口芳宏先生著の『どんな子どもの力も伸ばす 全員参加の授業作法』という本です。第7章で構成されていて見開き1ページでまとめられていてとても読みやすくわかりやすかったです。子どもに説明する時も要点を端的に述べることが大切だと思いました。

 読後の感想を特に心に残った3つに分けて、書かさせていただきます。

 まずは、「発問―挙手―指名方式」です。教師が発問をして児童が挙手し、その中から教師が指名するといった当たり前になっている授業風景です。私もこの授業を受けてきたので、疑問に感じることはなかったです(ゼミで学ぶ前)。しかし、これでは、教師の関心が挙手児に限定されてしまい、「全員参加」ではなくなってしまうことに気づかされました。この指名方式ではなく、意図的指名方式を使い、意図を持って指名・授業を行っていくことが大切だと思いました。

 次に、発問に対して必ず反応を書かせることです。授業に参加するためには聞く・書く・話すを行う必要があります。しかし、ただ発問を投げかけただけでは、やる気のない子や分からない子は行動に移すことができず、参加していることになりません。そこで、発問したら、「〇×・賛成反対をノートに書かせる」、「3つの選択肢から選ばせる」など書くという行動をさせることが大切だと思いました。

 最後に「常時善導」です。よく「子どもの主体性が大事」ということを耳にします。教師が出すぎずに子どもに自由に活動させるといった指導方法です。私もこの方法が良いと思っていました。しかし、義務教育を受けている児童においては、教えるべきことは教師が働きかけをしながら教えることが大切だと学びました。子どもに任せても効率や質が低下したり、時間がかかったりしてしまいます。子どもが主体的に動けるように教師が積極的に働きかけることが大切だと思いました。

 もうすぐ教育実習に行かさせていただきます。すぐにこれらのことを実践できる自信はありませんが、常に意識しながらイメージを持ちながら行動していきたいです。実習がんばるぞ!(澤本)

8/26 安城市今池小学校での学び(久野)

こんにちは、7期生の久野舞菜です。

私事ですが、先週ついに、教員採用試験を終えました。精一杯頑張ってきたので、あとは運命を待つばかり。どちらの結果でも、先生としてがんばると決めてます。

さて、本日は、安城市今池小学校の夏季講習会にお邪魔させていただきました。
今池小の先生方はあったか〜い雰囲気であふれています。「わからないときは、わからないって言っていいんだからね!」という先生方の心強い言葉かけから始まり、講演中も、「あ〜わかるなぁ」「うんうん、そういうことあるよね」という声が飛び交っていました。また、学生であるわたしの言葉にも、先生方は真摯に耳を傾けてくださいました。なんて、あったかい学校なのだと感激してしまいました。今池小の子どもたちが羨ましいです(笑)

今回のご講話から、特に心に残った事柄について、3点綴ります。

まず、「エビデンスよりエピソード」。
例えば、いじめ認知件数の指標を目にすることがあります。このエビデンス、全くの間違いだとは思いません。
しかし、救うべきは、子どもの心。件数が減る=子どもが救われているわけではありません。件数に含まれなくても苦しさを抱えている子どもはたくさんいるはずです。

エビデンスが求められる世の中ですが、学校は、人とのつながりの中にあります。
資料ばかり見て、目の前の子どもをおざなりにしないように。子どもの姿をエピソードで語れる教師になりたいです。

次に、「もやもや」も振り返りの一つであること。
学びのなかで、できた!わかった!などといったスッキリした気持ちもあれば、そうではないときもあります。特に、小学校の頃の道徳の授業では、いろんな考えに揺れ動き、もやもや考え続けてしまうことがありました。
でもそれは、ダメじゃない!頭の中で悩み続けて、学びが続いている状態なのだ!ということを今回のお話から学びました。
心の「もやもや」も正直に、振り返りを楽しむ子どもを育てられたらいいなあ、と思います。

さらに、
「今日、国語で何学んだの?」という問いかけに、教師ですらうまく答えられない。「ごんぎつね」「かさこじぞう」といった単元名しか答えられない…というお話がありました。

国語は、単元を学ぶのではなく、単元から見方・考え方を学ぶ教科であると言われています。それが正しい、ということは知っています。しかし、具体的にどうすればよいのか…まだわからないのが今の正直な私です。その日のゴール、身に付ける見方・考え方が明確な国語の授業、これが今の私のテーマです。

まだまだ勉強したいことがたくさん。
未来の子どものために、もっともっと学んでいくぞ!と奮起しております。

今池小学校の先生方、本日はありがとうございました。先生方は、わたしのなりたい姿であふれています。今後、同じ職場に配属となりましたら、後輩としてご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします!!

玉置先生、貴重な学びの機会をくださりありがとうございました。これからも、ご指導のほどよろしくお願いいたします!!

(久野)
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日進市立日進北中学校での学び(今井)

 こんにちは、7期生の今井美羽です。今日は、日進市立日進北中学校の現職研修に参加させていただきました。着いてびっくり。小学校と中学校が併設されていて、大きな職員室に小学校の先生方と中学校の先生方がいらっしゃいました。校舎も大きくて綺麗。校舎が綺麗だから勉強が捗るとまでは言いませんが、大人でも綺麗な建物の方がテンションが上がりますよね。これは子どもも嬉しいだろうな〜。他の学校を見たことないから、気付かないか〜(笑)

 今回の研修テーマは、「GIGAスクール構想」についてです。私が大切だと思ったことを書かせていただきます。
 
 それは、タブレット端末は道具であるということです。これはよく聞きます。しかし、その中で私が今回、印象に残ったキーワードは、「使ってみて、良くないと思ったら使わない。」です。玉置先生のお言葉をお借りすると、「タブレットは、15cm定規と同じ。」定規がいつでも筆箱に入っているのと同じようにタブレットを使っていくことが大切です。タブレットを使うと、意見が瞬時に共有できて対話が生まれやすくなるというように、効果が感じられる場面では使う。しかし、紙の方が使いやすい、この使い方だと手間がかかると思えば使わないというのも、一つの選択であるということを学びました。15cm定規も、長い線を書く時は使うけど、矢印の横棒を書く時にわざわざ定規を使うことはしません。それと同じだということが分かりました。

 私たちの生活に広まったICT。教育現場での活用が急速に進む中、まずは使ってみる、やってみることが大切だと感じました。使わない方が良かったとなることを恐れて、使うことを避けてしまいそうですが、使わない方が良かったと分かることも、一つの学びであると思います。iPhoneだって、もうiPhone14が発売されます。最初のiPhoneから今の機能があったわけではないです。使う中で不具合が起こり、こういう機能があったらいいなという利用者の声を聞いて、どんどん進化していったのです。今までも、そしてこれからも。タブレット端末を学校で使う。新しい道具です。まずは使ってみて、やってみて、変えていけばいいのだと思いました。(今井)
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「信じる」からはじめる「教えない」(下野)

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 こんにちは、7期生の下野です。やっとやっと教員採用試験を終えました。結果は実力次第。あとは、信じて待つのみ!です。

 ホッと一息つく時、私には読書があります。どこかへ遊びに行くことも好きですが、読書はまた違う楽しさ面白さがあるのです。今年の2月に発行された玉置先生・立川談慶師匠の共著『落語流 教えない授業のつくりかた』(誠文堂新光社)。教師を志す上で、今一度読み返しました。それはもう、しっかりと。

 出てくる感想は、「玉置先生のゼミに入ってよかった」が一番ですが、、、(笑) それ以上に大きな学びがありましたので、記事にて綴らせていただきます。

 『教えない授業』とはなんだ。タイトルから興味をそそられます。全て読み返し、私なりに噛み砕いたところ『教えない授業』とは、子どもをいかに信じられるかだと考えました。

 子どもたちの興味や発想力、創造力、繋がる力、分からないを伝えられる仲間力。それ等全てを信じるのです。教師にとって、学級の子どもたちは「自分のクラスの子ども」、つまり、「自分の子どもたち」と言っても過言ではありません。ついつい、手とり足とりしたくなるものかと思います。それであっても「子どもを信じる」力があるかどうか。これが子どもたちをうんと惹き付ける『教えない授業』へと繋がります。

 今の私に、この本に書いてある心構えや実践がどれだけ出来るか分かりません。しかし、今この時期にもう一度、「信じる」からはじめる「教えない」。この心構えを今一度噛み締められたことが幸いです。目指すべき授業像が確かなものとなりました。

 玉置先生、素晴らしい著書をありがとうございました。これからの教職人生において、胸にとめて、迷った時にはまたここに立ち返りたいと思う書籍です。

(下野)

8月6日 学び合う学びセミナーの学び[数学の授業実践編] 柴山

 こんにちは!8期生の柴山輝大です!テスト期間が終わり、いよいよ夏休みに入りました。

 今回は、8月6日に参加させていただいた「学び合う学び研究セミナー」で学んだことについて書かせていただきます。「子どもの言葉で授業を創る」ためには、「分からない」ということが言える状況が基盤になるのだということが今回の大きな学びです。

 授業の大まかな流れは、
1.授業で出来るようになってほしい共有課題×1,早く解けた子向けの発展課題×1を提示
2.グループになって各自問題に取り組み、班内での相談会
3.班内で解決できないものをお悩み相談会として、学級で話し合う
といったもので、中学2年 単元は数学の橋やトンネルでの列車の通過時間についてでした。

 活動に関して問題点としてあがったことは、
一「発展課題を解いている子が、共有課題で止まっている子がいることに気が付いていない班があること。」
二「話し合いの内容が、小学校段階の所で止まってしまっている班があること。」
三「発展課題を提示しない方がよかったのかどうか。」
の三点でした。

 一 班での話し合い援助への声かけとして、「班の誰があたるか分からないから話し合っておいてね」などの意見も出ました。このような指示的な声かけをしなくてもよくなるよう、「自ら仲間の手を借りる」「さりげなく手を差し伸べる」「最後まで切り捨てない」「分かったふりをしない」などの具体的な方策を教室で示す。ゼミでも学びましたが、「分からない」と言える姿を価値づけて褒める、などの声かけを大切にしたいです。将来的に、先生のいないところでも学び合っていけるよう、自発的に話し合いを進めてもらいたいのです。

 二 話し合いのための土台となる知識が足りていない子どもも参加していけるよう、さりげなくヒントを出すことを心掛けていきたいです。授業中、全ての班に付きっきりで学習をサポートすることは出来ません。黒板の隅の所に、子ども達の話し合いで出た重要語句やワードを書いておく。書いたワードについて「○○さん、〜〜って言ってたけど、これってどういうこと?」のようにつなげていく。など、問題を考えるための知識を子どもの言葉で共有していくことを大事にしたいです。文章以外にも図などを用いて、疑問点についての概念を全体に共有することも心掛けたいと思いました。

 三 発展課題の必要性に関しては、理解の早い子が発展課題と共通課題の差異点から、より深い話し合いを進められるメリットがあるのではないかという意見も出ました。

 いずれにせよ、分からないという状況を創っておくことがなにより大切なのだということが深く理解できました。そのための支援法、分からないという声の拾い方をこれから考えていきたいと思います。

 かなり緊張してしまいましたが、実習前に実りのある学びができました。同じテーブルで学んでくださった岩崎中の松本先生、玉置先生、本当にありがとうございました!(柴山)
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8月2日 岐阜市教育振興基本計画について考えるオンライン意見交換会に参加して(前野)

 こんにちは!8期生の前野です。8月2日に岐阜市教育振興基本計画について考えるオンライン意見交換会に参加させていただきました。岐阜市内の中学生、玉置ゼミ生、龍崎ゼミ生で意見交換会を行いました。

 今回の意見交換会では、来年から始まる新たな岐阜市教育振興基本計画を教育の主役である子どもたちや市民の皆さんに知ってもらうにはどうしたら良いのかという議題で意見を出し合いました。大学生はグループディスカッションの司会進行を担当しました。

 始まる前は中学生の意見を引き出せるのか不安がありましたが、中学生の皆さんが柔軟な発想であらゆる視点から意見を出してくれたのでその不安は杞憂に終わりました。私たち大学生でも思いつかないような発想や意外な角度からの意見もあり、そういう工夫やアイデアもあるのかととても勉強になりました。

 今回の意見交換会に参加させていただき感じたことは教育の主体はやっぱり子どもたちであるべきだなということです。私が担当したグループにいた中学生の皆さんは今回の意見交換会をきっかけに岐阜市教育振興基本計画について知ったそうです。初めて知ったことに対してでも中学生の皆さんは自分なりに考えた意見を一生懸命に伝えてくれました。
大人だけで考えてきた事柄でも教育の主体となる子どもたちが関わっていくことでより良いものが生まれるのではないかと思いました。

 最後に今回このような貴重な機会を設けてくださった岐阜市教育委員会の皆様ありがとうございました。中学生と一緒に岐阜市の教育について考える機会はなかなか無いことだなと大変嬉しく思っております。

 教育実習まであと1ヶ月弱となりました。教育実習前に中学生の皆さんとオンラインではありますがお話しできる機会を頂けたことに感謝しています。ありがとうございました!(前野)

※ 写真は岐阜市HPより
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8月3日 一宮市教育センター研修での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。8月3日に、一宮市教育センター研修に前年に続き、参加させて頂きました。

 テーマは、『主体的・対話的で深い学びを実現させる授業法講座』。「主体的」「対話的」「深い学び」の3観点に加え、「GIGAスクール構想」への理解までもが盛り込まれる、とっても濃密なご講演でした。玉置先生の端的で率直な捉えが私はものすごく心にストんと落ちます。心と頭に残りやすいのです。

 私が今回のご講演で学んだことは、「価値づけ」の本当の意味でした。卒論研究では、『子どもを輝かせる価値語』と題して「価値語」について学ぶ私。それでありながら、私は「価値づけ」を子どもの良さを認め褒めるだけのものだと捉えていました。

 今回、ご講演の中で様々な「価値づけ」が登場します。なぜ振り返りをするのか、なぜ自己選択をするのか、なぜ聴き合うのか。こういった学びへ向かう姿勢を「価値づけ」する。姿勢自体に価値を見出した子どもたちは、より主体的になり、対話的になり、深い学びを構築していくように思います。

 「価値づけ」は、子どもの素敵な面を認め褒めることでありながら、素敵な面を教師が見通しを持って育むものであることを今回学びました。

 玉置先生の学校訪問やご講演に、沢山参加させて頂いている私ですが、何度聴いても新たな学びが必ず玉置先生のお話にはあります。やっぱり凄いな、やっぱり玉置先生の元で学んでいて良かったと思います。ただ、お身体には気をつけて、といつも願うばかりなのは玉置ゼミ生ならみんな同じだよね?(笑)

 最後に、一宮市教育委員会の皆様、一宮市の先生方、玉置ゼミ生の参加を認めて下さりありがとうございました。先生方が玉置先生の問いかけに対し、沢山お話される姿を見て、一宮で育って良かったなと思いました。東京から一宮市に転校してきた私は、この一宮で愛知県の教育を知ったのだなと教師になりたいと願う今、先生方への感謝でいっぱいです。

 玉置先生、今回もありがとうございました。学び深い、その一言に尽きます。子どもは担任の先生が自慢だ!と言いますが、私もまた玉置先生が自慢で、そんな玉置先生の元で学べている自分に誇りを持っています。お忙しい玉置先生。どうかお身体には気をつけてです。玉置ゼミみ〜んなの大事な玉置先生ですから!!!

 今回も沢山の学びと感謝に溢れました。ありがとうございました。

(下野)
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8月2日 岐阜市教育振興基本計画について考えるオンライン意見交換会に参加して(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。8月2日に、『岐阜市教育振興基本計画 について考えるオンライン意見交換会』に参加させて頂きました。岐阜市内の中学生22名と大学生は、玉置ゼミ生7名・龍崎先生のゼミ生の方での意見交換会でした。

 岐阜市は、教育振興基本計画が5年に一度見直しが図られ、来年からまた新たな教育振興基本計画がスタートします。教育の主役は、なんと言っても子どもたち。学校という「未来づくりの魔法」が溢れる「未来づくり工房」をより良いものにするべく、教育振興基本計画を主役である子どもたちがデザインしよう!といった意図を私は感じました。

 教育の主役である子どもたち。私たち大学生は、中学生3~4名程度のグループに入り司会進行を担当させて頂きました。私の担当したグループの中学生のみんなは、とても意欲的。沢山発言し、沢山頷き、互いの意見をこちらが何も言わずとも深め合う姿に感動しました。「誰に」「なにを」「どうやって」伝えるのか、この3観点を逃さず捉え、自分なりの意見を伝え合う中学生を見守りながら、私は必死にみんなの素敵な意見を頭の中で整理することに必死(笑) それほどまでに、スピーディーで次から次へと飛び出すアイディアや多角的な視点は、まさに教育の主役だと感じさせるものです。

 今回この会に参加させて頂き、私が学んだことは「子どもたちは、自分が主役だと知った時の力」でした。きっと、中学生にとってこれまで、教育振興基本計画はとてもとても遠い存在だったことでしょう。それがこうして「貴方たちが主役だから、一緒に考えましょう」と伝えることで、実はこんなにも沢山のアイディアが子どもたちの中にはあったのだと気づかされます。

 これって、授業でも同じこと。私はそう思いました。あたかも教師がデザインするような授業よりも、「貴方たちが主役の授業!一緒に考えよう!」と伝え、教師が意図して心にこの想いを留めていたのなら、、、きっと子どもたちは本物の力を発揮し、より意欲的になるのではないかと思いました。

 玉置ゼミ生ですから「授業の主役は子どもたち」。このことは、当たり前のように抱く感情ですが、やっぱり言葉にして伝えること。しっかりと子どもたちの心に伝えていくこと。その大切さと子どもたちの本物の力を今回改めて知れたように思います。

 最後に、岐阜市教育委員会の皆様、私たち大学生に大役を与えて下さりありがとうございました。中学生とこうしてお話する機会が頂けたこと、とてもとても貴重な経験をさせて頂きました。
 玉置先生、また今回も子どもたちに沢山のことを教えて貰いました。改めて、玉置ゼミでの学びが生き実感した時間を過ごしてきました。
 玉置ゼミのみんな、龍崎先生のゼミ生の方、一緒に参加してくれてありがとう。みんなの発表が後ろに控えるトップバッターであった私ですが、みんなが居たので安心して話すことができました。ありがとうございました!(下野)

※ 以下は、現在検討されている「第4期 岐阜市教育振興基本計画」の検討資料から転載しました。
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8期生前期ゼミを終えて(芝田)

 8期生 前期ゼミを終えて。

 こんにちは!8期生の芝田彬良です!先日、前期最後のゼミを行いました。これまでのゼミでの学びの総まとめを記事にしたいと思います!

 前期ゼミでは、全員による模擬授業とその検討会を行うこと。さらに玉置先生が訪れた先での学校の授業のリアルを動画で見て、思うこと・感じたことを議論することを中心に行いました。

 模擬授業の検討会では、仲間からの見た、自分の良い部分、悪い部分を知り、検討ができました。また、玉置先生からのお褒めの言葉、挫けそうになるくらいの厳しい指摘をいただきました。

 この検討会の中で多くの授業に対する見解や、授業技術、授業構成を学びました。その中で、玉置先生にいただいた最も心に残っているお言葉があります。

 それは、「一人のプロの教師を育てているんだ。」とのお言葉です。私たちは、今後、教育実習生として、新任の教師として、子どもと向き合うことになります。その時に、「実習生だから、歴が浅い、新任だから・・・」というのは失礼である。少しでも力をつけて欲しい。という強い願いから、私たちを指導してくださいました。この検討会の経験は、私が一人の教師として子供に向き合う自覚と、教育実習に対する決意を固めるものとなりました。

 また、学外のゼミ活動以外の経験でも多くの学びを得ました。玉置先生が中心となって開催された講演会やセミナーに参加させていただき、たくさんの講師の先生方のさまざまな考え、授業技術、授業に対する取り組みを学ぶことができました。教育書やゼミ生同士でのやりとりからは得られないような、とても貴重な学び・体験をさせていただきました。

 前期の全てのゼミ活動を通して学び得たことの中で心に残っていることは、
・「話し合い」よりも「聴き合い」を大切にすること。
・叱ることではなく、褒めることで価値づけを行うこと。
・授業の中での教師の立ち位置は正誤判定者ではなく、繋ぎ役になること。

  の三つです。これらを今後の大学での講義・ゼミでの学び、教育実習、普段の生活に繋げて活かしていきたいと思います。

 最後に、玉置先生、一緒に学んだ8期生みんなにはとても感謝しています。ありがとうございました。一人では、持つことができなかった視点、考え方がたくさんあり、多くのものを得ることができました。玉置ゼミで学ばなければ、知ることがなかったであろう授業構成のコツや授業テクニックを教育実習でどんどん実践し、身につけたいと思います。
ゼミでの学びを活かし、これからも頑張っていきたいと思います!これからもよろしくお願いします!!(芝田)
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前期ゼミを振り返って(前野)

 こんにちは!8期生の前野です。

 7月13日に前期最後の8期生ゼミが行われました。今回のゼミではいくつか授業動画を見て、良いところ・良くないところを挙げ、半年間で学んだ授業のあり方を総復習しました。

 いくつかの授業動画を見た中で印象に残った場面について書いていきます。

 1つ目は英語の授業で最初は周りの生徒に助けを求めながら一生懸命授業についていっていたのに、最後はついていけなくなり、周りに助けを求めることもできず悲しそうな表情をしていた子どもの様子です。子どもが学びたいと必死に頑張って周りにヘルプを出していることに教師は必ず気づいてあげるべきだと感じました。

 2つ目は話し合いをするときに身振り手振りを使って、一生懸命相手に意見を伝えようとしている子どもの様子です。教師は子どもが「考えたい!」「考えを周りに伝えたい!」と思えるような課題を提供しなければならないと感じました。そして、身振り手振りを使って一生懸命伝えようとしている子どもには価値づけをして、話し合いのあるべき姿が自然と子どもの中でイメージできるように働きかけたいです。

 このような視点で授業を見ることが出来るようになったのは半年間玉置ゼミで学んできたからだと改めて感じています。

 教育実習を目前にして、授業の理想の形や子どものあるべき姿のイメージが明確に頭の中にあることの重要性をひしひしと感じています。実習ではそのイメージを基に実践に繋げていく力を身につけたいと思います。

 半年間、玉置先生から多くのことを学ぶことができました!玉置先生、本当にありがとうございます。そして後期もよろしくお願いします。8期生のみんな、まずは教育実習を支え合いながら乗り切ろう!!(前野)

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8期生前期ゼミを終えて(安藤)

 こんにちは。8期生の安藤です!先日前期のゼミが終わりました。最後のゼミでは、授業動画を視聴して気づいたことをみんなで話し合いました。今回は、話し合いの中で気づいたこと、学んだことを記事にまとめていきます!

 話し合いを通して良い学びが生まれる授業の秘訣は、教師の日頃の指導が鍵になると思いました。動画を視聴し、気づいたことを出し合った結果、出てきた意見を下記にまとめてみました。
・話し合いをする時は、体だけでなく、机ごと向き合って話し合う姿勢をつくる。
・人に説明をする時は動きを自然とつけて伝えようとする。
・他の子の意見を聴いて、良いと思ったところを褒めている。
・「どうですか」「良いです」と掛け合いをするだけの作業にならないようにする。
・困っている子に助け舟を出す。
 これらは全て「やりなさい」と言われて、自然とすぐにできるようになるものではありません。日頃から教師が生徒に対して価値づけを行い、指導していくことによって自然にできるようになったと思います。良い学びの場を作るためには、授業技術だけでなく日頃の教師の指導、声掛けが大切だと気付きました。

 続いて、授業中の生徒の様子から、教師の対応について出た意見をまとめていきます。
・授業中うとうとしている生徒が続出。→生徒が授業から離れている証拠。この場合、アクションを度々起こして引き付けておく。
・周りをきょろきょろ見渡している生徒。→生徒なりのSOS。すぐに先生または補助の先生が助けに行くべき。
 これらの意見から、生徒の様子を常に把握しておく必要性を感じました。教師が一人で授業を進め、生徒は置いてきぼり。という授業にならないように、常に生徒の様子に注意する意識を持とうと思います。

 最後のゼミということで玉置先生がケーキをごちそうしてくださいました。とてもおいしかったです!ありがとうございました!!
 そしてゼミ半期を通して、実際の現場でどのように振る舞うべきかとても勉強になりました。実習前にこれほどたくさんのことを学ぶことができ、ほんとに幸せ者です(笑) 学んだことを実習で生かしてきます。玉置先生、8期生のみんな本当にありがとうございました!まだまだ勉強させていただきます!(安藤)

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8期生前期最後のゼミ(澤本)

 こんにちは!8期生の澤本です。7月13日で前期のゼミが終わってしまいました。今回は、動画視聴をしました。その動画で気づいた良いところ・良くないところについて意見を出し合いました。

 動画を見て学んだことが二つあります。
 一つ目は、子ども主体の授業です。主体的な授業を行うためにはどんなことに気を付けて展開していくのか。このことについて具体的な場面を見ながら学びました。
・子どもの意見をつなぐ板書
・ペアワーク、グループ交流はしっかりと向き合う
・前時の復習は誰でも発言できることなので多くの子に言わせる
・単調な授業をしない
 
 二つ目は、価値づけを行うことです。価値づけを行うことで子どもは意図を持って意見することができます。
・「ジェスチャーや手ぶりをしながら話していていいね」
・「どうですか?」「いいです」は「大人は使わないからみんなも少しずつ大人に近づいていこうね」
・「うなずいているけど、どう?」

 前期のゼミでは、教師になるために必要な目を肥やすことができました。具体的なイメージを持つことが今後に役立つと思いました。
 
 玉置先生、8期生のみんな半年間ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!(澤本)
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