志賀内泰弘さんによる「数学授業 発問・言葉かけ大全」の書評

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 作家の志賀内泰弘さんが、拙著「中学校数学授業 発問・言葉かけ大全 生徒が考えたくなるキーフレーズ100」の書評をブログに掲載していただけました。

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『間違えた後が大切』|ちょっといい話 志賀内泰弘

その昔、大学受験に失敗しました。
なんとか、滑り止めに引っかかり、浪人はしなくて済みましたが、
その「落ちた」理由ははっきりしています。
勉強のやり方がわからなかったのです。

その後、社会人となり、ようやく、
「ああ、勉強ってこういうことか」
と気付くことになります。
それは、ミスを繰り返さないこと。
何歳になっても、部長でも社長でも、国会議員でもミスを犯します。
肝心なのは、そのミスを教訓として生かすこと。

学校の勉強に置き換えるなら、
テストで間違えた問題を、解けるようになるまで勉強することです。
私は、恥ずかしながら、それがまったくできていませんでした。

友人で、岐阜聖徳学園大学教授の玉置崇さんから、新刊の著書が送られてきました。
パラパラッとめくると、各ページの見出しに、こんな「問いかけ」が書かれていました。

「『あれっ?』と言った気持ちがわかるかな?」
「次はどんなことを言うと思う?」
「困っていることを伝えてごらん?」
「『なぜ?』と思うことはないかな?」
「違いをはっきりさせよう」
「これですべてかな?」
「こういうときは、どうしてきたかな?」
「わからないと言えることがすごいね!」
「近くの人と相談しよう」
「「ここがわからない」とはっきり言おう」
「それぞれの状況を伝え合おう」
「一生覚えておくとよいと思うことは?」

なんかビジネスパースンに必要な言葉が羅列してあります。
経営者やマネージャーが、若い社員を指導する時に、答を自ら導かせるために使えそうなキーワードです。

実は、この本のタイトルは・・・。
「中学校数学授業 発問言葉かけ」(明治図書)です。
サブタイトルに、「生徒が考えたくなるキーフレーズ100」とあります。
この「生徒」というところを、「社員」に置き換えたら、まるでビジネス書です。
でも、児童、生徒、学生、社会人も「学ぶ」という観点からは同じです。

さて、そのキーフレーズの一つに、
「間違えた後が大切!」
というのがありました。
これを、50年前に読んでいたら・・・と思うと悔しいのでありました。

中学校数学授業 発問・言葉かけ大全 生徒が考えたくなるキーフレーズ100

私の授業の感想(玉置)

 ある授業の感想です。80名ほど受講生がいる授業です。次の感想が届きました。

 脳をフル回転させながら授業をうけました。学生側で話し合い意見をまとめる場面が多く、その後、先生の深堀発問で内容を深く理解していくことも印象的です。玉置先生より学生の方が喋っている量が多かったと思います。

 出て欲しい考えが出なかった時のみ、最後に補足する程度でしか玉置先生が話さない姿も大変勉強になりました。読んだり、聞いたりした後、言語活動によって自分の学びにしていくことの大切さが身をもって体感できました。教壇にたつまでに、少しでも玉置先生の技術を盗んでいけるよう学んでいきます!

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岐阜市への「いのちの本贈呈」記事

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 命の大切さを伝える授業で、現場の教員が抱える悩みに応える本「『いのちの授業』をつくる」が9月に出版された。長女を小児がんで亡くした父親と教育専門家による共著。立場も経験も異なる2人が「いのちの授業をもっと広げたい」と思いを重ね、岐阜市教委に75冊を寄贈した。(稲垣達成)

 著者は、全国の小中学校などで「いのちの授業」を展開している愛知県豊田市のNPO法人いのちをバトンタッチする会代表の鈴木中人(なかと)さん(64)=同市=と、岐阜聖徳学園大教育学部の玉置崇教授(66)。玉置教授が愛知県小牧市の中学校で校長だった八年前、鈴木さんに講演を依頼したのがきっかけで知り合った。

 鈴木さんは、長女景子さんを六歳で失った。3歳で小児がんを発病して以降、すぐそばで闘病生活を見守った経験や命の大切さを伝えようと、2005年にNPOを設立。全国の学校などで講演活動をしている。

 「日々、子どもたちと向き合っている現場の先生の声を聞きたい」。鈴木さんは発刊に向け、講演で知り合った教員らに命の授業に抱く思いを尋ねた。「どう伝えたらいいか分からない」「孤独を感じる子どもが増えていて心配」―。約200人から声が寄せられ、17のQ&Aにまとめた。

 例えば「命は重いテーマに感じ、教えることをちゅうちょしている」。鈴木さんは著書で「立派なこと、あるべき姿を話さなければと構える必要はない」とし、大切にしたい「生きる言葉」を伝えてと助言した。玉置教授は、命の授業は教えることが目的になってはいけないと指摘した上で「子どもたちが命について改めて考える時間になればいい、という気持ちで向かうと楽になる」とつづった。

 9月下旬に岐阜市役所で水川和彦教育長に著書を手渡した鈴木さんは「命の授業を推進するきっかけになれば」と期待し、玉置教授は「こういう本は今までなかった、と好評だ」と紹介。水川教育長は「単なるハウツー本ではなく、命とどう向き合うかを考えさせられる」と語り、市立小中学校と特別支援学校全七十校に配る考えを示した。

 本はさくら社から出版され、四六判、192ページ。税別1600円。

日本教育新聞掲載「管理職を楽しむ」(2014年掲載)

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 日本教育新聞の高橋記者による私の紹介文です。名文だと思っています。

 こちらをクリックしていただくと、大きくしてお読みいただけると思います。

本日開催!「いのちの授業」を考える!今、大切にしたいこと

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 「広げよう!いのちの授業」第18回大会 「いのちの授業」を考える が本日(10月8日土、12時50分から16時30分まで、ウインクあいち 小ホールにて開催です。当日参加も大丈夫です。お待ちしています。

お知らせ【教育と笑いの会】最終回

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 教育と笑いの会の会長としてのお知らせです。

 2014年に第1回目を開催した「教育と笑いの会」も、おかげさまで15回目を迎えます。そして、今回で最終回とすることにしました。当初の目的を十二分に達成できたと判断して(誰が判断したんだ!という突っ込みはなしで(笑))、円満な最終回です。

 今回は最終回にふさわしい会場である名古屋・大須演芸場で開催します。大須演芸場と言えば、歴代名人による演芸が繰り広げられてきた場です。落語家でいえば、例えば、三遊亭圓生も、古今亭志ん生も、桂文楽も高座を務めたところです(ほとんどの方が誰のことかはわからないと思います(笑))が、これまでの演芸場の歴史を汚さないように精一杯の芸を見ていただきます。

 lコロナ禍になり、雀太師匠が言われました。「足を洗わず、手をしっかり洗って、腕を磨いておきます」と。こういう事態だからこそ、こうした洒落たことを忘れてはいけませんね。やはり良質な笑いです。 ということで、しっかり腕を磨いてきたその成果を、どうぞ思う存分楽しんでくださいませ。

●期 日
令和4年11月26日(土)

●時 間
13時30分〜16時10分 (13時00分開場)
●場 所
大須演芸場
愛知県名古屋市中区大須2丁目19-39

●入場料
一般  3000円 ※現地現金支払い
学生 無料
全席自由席

●主 催
教育と笑いの会 / 授業と学び研究所

●協 賛
EDUCOM

●申込み
11月25日(金)17時00分まで

 プログラム等、詳細はここをクリックして申し込みください。

発刊「中学校数学授業 発問・言葉かけ大全 生徒が考えたくなるキーフレーズ100」

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 このたび「中学校数学授業 発問・言葉かけ大全 生徒が考えたくなるキーフレーズ100」(単著・明治図書)を発刊しました。

 授業がガラッと変わる程、問いや支援、価値づけの語彙が豊かに!

 数学授業で役立つ発問や言葉かけを目的別に100個収録。「次はどんなことを言うと思う?」(問題把握)、「どこに動かしても言えるかな?」(条件変え)、「これですべてかな?」(きまり)、「表情発言でも大丈夫!」(全員参加)等々、超実践的なフレーズ集です。いわば発問や言葉かけに関する私の集大成本です。みなさま、どうぞよろしくお願いします。

 この本で、単著・共著・編著合わせて、47冊目となりました。まさかこんなに多くの本を世に出させていただけるとは思ってもいませんでした。これというのも、みなさんが拙著を購入していただけるからです。感謝の言葉しかありません。ありがとうございます。

富山県総合教育センター中堅教諭等資質向上研修「年次交流研修」感想

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 9月27日に伺った富山県総合教育センターでの中堅教諭等資質向上研修受講感想が届いたので、紹介します。

〇 目の前の子供を一番に考えていく中で、「学校をよくする」という視点をもっていきたい。自分の個性を生かすことも考えていきたい。

〇 ミドルリーダーとして、今、この学校に自分が何ができるのか、学校の課題や現状を踏まえて考え、実践していきたい。

〇 毎日の授業、学級経営で目いっぱいの現実ですが、もっと学校づくりに目を向けること、後輩と意見交換をすることを実践していきたい。

〇 主体的に、学校が楽しくなるようなことを考えていきたい。玉置先生の話術に引き込まれ、あっという間の時間でした。

景子ちゃんありがとう「いのちの授業をつくる」

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 「いのちの授業をつくる」の共著・鈴木中人さんが、この写真とともに、小児がんで6歳で亡くなった景子ちゃんへの感謝を述べておられます。

 玉置おじさんも、一生懸命、この「いのちの授業をつくる本」を広げるからね、と景子ちゃんに伝えました。皆様、どうぞよろしくお願いします。

 「広げよう!いのちの授業」プロジェクト(2022年)

9月8日岩見沢市経営塾「経営力を磨く」での講演感想が届く

 9月9日には岩見沢市で開催されている「経営塾 経営力を磨く」で講演をさせていただきました。
 
 話を聴いていただいたすべての方から感想が届きました。どの方も長文でしっかりと書いていただき、大感激して読みました。すべての方の感想を読んでいただきたいのですが、お一人だけですがご紹介します。

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 珠玉の言葉のシャワーを浴びたような感覚でした。リーダーにとって大切なこと(心構え)を直接教えていただく機会は、毎日の勤務ではなかなか得られません。教頭として、また校長として様々なことに挑戦し切り開いてきた玉置先生の言葉には、重みがありました。

 前向きに授業をする人を増やせば、校長が考える学校に近付く。子どもの表情・態度・姿を見るんだ。それで子どもを褒めたら教師は喜ぶ。子どもはちゃんとやりたいと思っていても、すぐには変わらない。「先生、大変だね」とリーダーは大変さに寄り添うべき……。胸が熱くなるような、また肩に入っていた力みがスッと抜けていくような、不思議な感覚になりました。

 「あなたたちは学校経営する力がありますよ! と認めていただいたんだから思い切ってやってください。楽しんでやってください」という言葉を聞いた時、学校訪問の際の三角教育長の言葉がすぐに脳裏に浮かびました。「どう? 楽しんで授業見てる?」今一番求められていて、今一番自分に足りないものはこの「楽しむ」ということなのかもしれない、と感じました。「〜せねばならない」「〜であってはならない」という思いが強過ぎるのかもしれません。しかしトップリーダーが苦虫を噛み潰したような顔を毎日していたら、組織全体が笑顔で楽しく毎日を過ごすことはできません。直すべき点として意識して生活していきます。

 玉置先生と同じような実践や、積極的な仕掛けが自分にもすぐできるか?と言われるとまだ少し逡巡している部分もありますが、成功を確信してスタートした事業がとん挫することも、半信半疑で始めた事業が軌道に乗ることも、両方あるのが世の中です。正確な現状分析を踏まえた上での取組は、才能の有無にかかわらず誰にでもできると思います。「一生懸命やったら神様が見てくれている」という言葉を胸に、次の一歩を踏み出していこうと思います。玉置先生、そしてこのような機会を提供するためご尽力くださった皆様、ありがとうございました。

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2022年9月26日「いのちの授業をつくる」贈呈式

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 9月26日9時から、新刊本「『いのちの授業』をつくる」の贈呈式に共著者の鈴木中人さんと出かけてきました。以下は、鈴木さんの記事です。

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『いのちのバトンに!』

 本日(9/26)、岐阜市教育委員会へ、新刊本(「いのちの授業」をつくる)の贈呈式に伺いました。水川和彦教育長に、市内全小中学校分75冊を共著者・玉置崇先生と謹呈です。

 岐阜市では、2020年、市内中学生のいじめ自殺が発生。その後、岐阜市教育大綱基本方針の第一行に「生命の尊厳を理解する」を掲げて教育に取組んでいます。水川教育長には、本プロジェクトの呼びかけ人も引き受けてくださいました。

「この本は、ノウハウ本ではなく、心に深く響きます。校長はもとより全教師が読んで、『いのちの授業』にきっと取り組んでくれます」(水川教育長)。

 実は、私は大遅刻…。今日から東名&名神集中工事が開始。通常より2時間渋滞。「もう間に合いません。玉置さん、進めてくださいとバトンタッチ」。大奇跡! 贈呈式が終わった瞬間に到着。思いは叶うです(泣き〜)

 水川教育長、玉置先生、ありがとうございます。小さな「いのちのバトン」が届きますように!

2022年9月22日福井県教育庁依頼で行った数学授業づくり感想

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 9月22日、福井県教育庁嶺南教育事務所とオンラインでつないで行った「主体的・対話的で深い学びを生み出す数学授業づくり」の感想が届きました。以下で、紹介します。

〇 理論を説明する一方的な講義ではなく、具体例をもとに出力のある内容だったので分かりやすかったです。

○ 数学の授業づくりをはじめ学級経営など学ぶべきことが多かったので、校内の若手教員に伝達講習したいと考えています。

○ 最近なかなか新たなことに挑戦することから逃げていた感があったので、玉置先生の著書を購入して熟読したいと思います。

○ 主体的な生徒を育てるために、毎時の振り返りを大切にすること、自己選択ができること、対話を繋いでいくこと、わからない人に丁寧に教えることのできる学級づくりをしていくことなど、環境を整えることを意識していくだけで、これからの生徒の未来が変わるのだろうと感じました。

○ 数学的な見方・考え方について十分にイメージできていなかったが、玉置流の「今日の授業で一生覚えておくと良いことがら」という言葉で考えるとイメージが固まったので、これから意識しながら授業づくりや指導をしていきたいです。

【紹介】いのちの授業を広めたい

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 このたび鈴木中人さんと発刊した「『いのちの授業』をつくる」(さくら社)ですが、その本を通して、「いのちの授業を広げたい」という強い思いがあります。その思いを日本教育新聞が記事にしてくれました。

 ぜひお読みください。そして、一人でも多くの方のお力添えをいただきたく思います。どうぞよろしくお願いします。

 「広げよう!いのちの授業」プロジェクト(2022年)は、このサイトから。
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新刊「いのちの授業をつくる」の感想が続々届く

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 新刊「いのちの授業をつくる」への感想をすでにいただきました。以下は、共著の鈴木中人さんがまとめられた記事です。どうぞお読みください。

『いのちのバトンに!』

 新刊本「いのちの授業」をつくる(鈴木中人・玉置崇著、さくら社)は、本日発売です! 全国の学校で「いのちの授業」が広がることを願い、学校や教育委員会などに献本するプロジェクトも進めています。エールを続々といただいています。

「じっくり、ゆっくり読むつもりで読み始めましたが、気がつけば、のめり込んでしまいました。一気に完読いたしました。特に、第四章お二人の視点はとても参考になりました」(中学校校長)

「本が学校に届きました。すごい反響です。直ぐに実践してほしくて、担任の先生方と共有しました。どういった取り組みをしてくれるのか、これからが楽しみです」(中学の先生)

「お二人の著作でありながら、単純な足し算の『二』ではなく、三にも四にも無限に広がっていく深さ。何よりも、景子ちゃんの人生の重さを、永遠の広がりを実感です。『今』と言う時間を大切にします」(教育関係者)

「すべての子が命を大切にする生き方を目指すためには、きちんと『命と向き合う教育』を展開しなければならないと思っています。本書はその入り口になると思っています」(教育長)

「学校や教育機関の関係者、共感頂ける知人へ献本します。本を手に取った人が何かを感じてくれたら、それをバトンのようにつなげてくれたら 。次世代を生きる子供たちのために少しでもできることをします」(会社員)

「少しだけですが寄付させていただきます。たくさん儲けてたくさん貯金出来たとしても、子どもや孫が自殺したら僕の人生は意味がないと言うか…。それは誰の子どもであれ、やさしさを広げたいです」(経営者)

「この本は素晴らしい。今の時代にこそ、大切にしたい、伝えたい、育みたいことです。私のお役割を果たします」(教育長を務めた市長)

 小さな本、小さな思いです。あなたのできることで、「いのちのバトン」にしてもらえれば幸いです。ありがとうございます。
「広げよう!いのちの授業」プロジェクト
・プロジェクトの思い、本の紹介、本の特別価格での斡旋、寄付募集など。

9月10日開催「学び合う学び研究所」セミナー記録発信される

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 9月10日に開催された「学び合う学び研究所」セミナーでの記録が発信されました。

 この日は、犬山市立犬山中学校の研究内容がメイン。研究に関わらせていただいている私はコメンテーターとして登壇。詳細な記録があり、とても参考になるはず。ぜひここをクリックしてお読みください。

発刊「『いのちの授業』をつくる」(鈴木中人・玉置崇著、さくら社)

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 鈴木中人さんとの共著「『いのちの授業』をつくる」(さくら社)がいよいよ発刊です。「いのちの授業」をしたいが、どうしたらよいかわからないという方のために、精一杯の思いを込めて書きました。みなさま、どうぞお手元に。

 

2022年7月25日豊中市教育センターでの研修参加者感想

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 7月25日に豊中市教育センターで行った研修を受講された方々の感想が届きましたので紹介します。

・自分自身が時代に追いついていないと感じました。まずは、やってみるということが大切思いました。

・自己選択をする場面を作ること、ふりかえりの仕方など、とても勉強になりました。
また、最後の方にお話しされていた、情報発信のお話も感銘を受けました。ありがとうございました。

・主体的な学習におけるタブレットの活用や、様々なタブレットの活用方法などを教えていただきありがとうございました。二学期以降活用していければと思います。

・職員全体でまずは使ってみることから始めようと思いました。未だにこの段階なのは恥ずかしいのですが、推進担当として、みんなでスクラム組んで頑張ろうと思いました。また、個別最適な学びを実現するために、まずは自分が授業スタイルを変えてみる勇気を出そうと思いました。今日はありがとうございました。

・主体的な学びを促進するための方法をたくさんの情報からご提示を頂いたので、非常に分かりやすく、そして明日からすぐに使えるものばかりで大変参考になりました。

・ICT活用についても、CommunicationがなかなかうまくICTで使えませんでしたが、本日の講義の中でたくさんのCommunicationの例示があり、参考になりました。

・タブレットを文房具のように使う、はこれからの時代とても大切な考え方だと思います。ただ、ICTを使うために使うのではなく、必要に応じて文房具のように使わなければいけない。それは決してICTの必要性を感じさせるため、BYODになった時に必要性を感じてもらうためではないと思います。

・主体的に学習に取り組む態度の評価をすることがとても難しいなと感じました。

・とてもわかりやすく、考えさせられる研修となりました。豊中三中は生徒数が多く、教員数が多いので、チームとして取り組むのはリーダーの手腕が問われるなと思いました。
はじめて知る活用例を知ることができました。学校で共有し、新しい学びをつくっていきたいと思います。

・今まで少し気が引けていたICTですが、周囲を繋ぐツールとして使っていくことが大切だと改めて感じさせられました。しかし書くことも大切にしたいので、バランスがとても難しいです。

・GIGAスクール構想の前提に、主体的な学びがないと、ただ端末を与えてるだけになってしまう気がしました。子どもの実態を見ていかないとと思いました。先生のお話も上手で、研修の内容も期待以上に面白かったです。

・ICTが十分に活用できている環境には居ませんが、色々なヒントを得られたので、夏休みの授業研究で活かせそうです。ありがとうございました。

・ICTは子どもを繋げるために使う、という考えに、決して得意ではないけれど、それならICTを2学期から積極的に使おう!と思えました。ありがとうございました。

・勤務校では、本年から協働的な学びを研究テーマとしてタブレットを活用した取り組みを進めており、非常に参考になりました。校内研修で伝えたい内容がたくさんありました。

・昨年受講した「学校教育の情報化指導者養成研修」でも玉置先生の話を聞いていましたが、今年度改めて聞いてチーム学校としてICT教育、GIGAスクール構想を進めていくことの重要性を感じれました。二学期にやってみたいと思うことがたくさんありました。ありがとうございました。

岐阜県教育委員会初任者研修感想届く

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 この7月に岐阜県教育委員会から依頼を受けて行った初任者へのオンデマンド講演の感想が届きました。以下に紹介します。

・先生が教えるのは最終手段であり、先生の役割は子供と子供、子供と教科書をつなぐことにあるという言葉が一番印象に残った。自分の授業を振り返ってみると、「どうしてそう思ったのか」と問いかけることは意識的に行っている。しかし、改めて自分の授業を振り返った時、できているようでできていないことが分かった。例えば、挙手指名方式での授業がほとんどで、全員が参加できている授業を創っていない。今後は、生徒の発言をそのまま受け止めて、その上で、問い返しをすることを日頃から心掛ける。そして、生徒と先生とのやり取りではなく、生徒同士で学び合いを深めていける授業を目指していきたい。

・教師が子供の発言や意見を意図的につなげ、子供の発言で授業を創りたいと改めて思った。子供の発言や考えを意図的につないでいくには、挙手する生徒の意見を取り上げるだけでは上澄みに働きかけているだけになってしまう。表情や視線、頷く動作などを丁寧に読み取り、生徒にその根拠を尋ね、意見を拾い、繋げていくことが大切だと学んだ。

・生徒が、分からないことを「分からないから教えて」と自分から発信し、周りの仲間に助けを求めていくことは、生徒を孤立させず、この先の生徒の自立につながる力を育てることにつながる。助けを求めることは恥ずかしいことではない。困ったときに助けてと言えるクラスの雰囲気を育てることを大切にしたい。また、教える側の自分も一緒に問題解決ができてうれしい、一緒に考えると面白いと生徒と共に喜びを味わえるそんな関係性を築きたいと思った。そうすることで、子供同士のやり取りの中で、問題を解決できた時に、生徒自身も喜び合えることにつながると思う。

・教師が子供の「わからない」を解決するのではなく、子供同士で困っていることを伝え合ったり、考えを出し合ったりして少しでも自分たちで分かったといえるような場面や時間を設定すること、子供の発言を教師の言ってほしかった言葉に言い換えるのではなく、ありのままの言葉を受け止めていくことで、子供の気付きにつなげること、その 1時間の授業において一番大切なことを子供自身が発見できるような手立てを打つこと、これらのことを今後の授業づくりで生かしていきたい。

・〇×方式のような、全員が考えを出しやすい場の設定を大切にしたい。生徒が話すときには、発言者だけではなく周囲の反応や表情を見て聞いていきたい。生徒と生徒とをつなぐ役割が教師の仕事なのだと思った。生徒と生徒をつなぐ役割として動き、授業において学びが深まっていくようにしたい。そして、生徒が自分から仲間とのつながりをもてるよう、子供にその大切さを語り、つながりをもてるような働きかけをしていきたいと思った。

・子供たちの力を付けていくためには、インプットよりアウトプットを多くすることをしていきたい。教師が説明をして子供がノートを取るというものではなく、子供自身が分かったことや学んだことを言語化する場を大切にしたい。何度も繰り返し行い、子供自身が学んだことを実感していくことができるようにしたいと思った。またもっと子供たちを見ていく大切さを学んだ。発言していない子の表情や反応を見て、その反応から意見を引き出していくことで、どの子もが授業に参加できる。また、分からないことについて教師が答えを教えるのではなく、子供同士で教え合う環境をつくることが大切だと思った。自分から教えて、助けてと安心して言える環境、人間関係を築いていきたい。

・授業づくりだけではなく、学級活動の際にも、子供同士で考えを伝え合ったり、共感したり、意見をつないだりする場面をたくさん設定し、子供たちと一緒に授業や学級をつくっていきたい。

いよいよ発売です。

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 鈴木中人さんとの共著「いのちの授業をつくる」が9月23日発売です。

 ここをクリックしていただくと本の内容がわかります。どうぞ。

『「いのちの授業」をつくる』発刊

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 鈴木中人さんとの共著本「いのちの授業をつくる」がいよいよ発刊されます。次は、鈴木さんが書いていただいた紹介文です。ぜひお読みください。私たちの思いがいっぱいつまった本です。

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 いよいよ上梓です。「いのちの授業」の実践者・鈴木中人、授業づくり・学校経営の達人・玉置崇。立場の異なる二人が、学校現場で活かせる、教師の生の声に答える、家庭でも読める「いのちの本」を綴りました。

 「いのちの授業」をつくる (鈴木中人・玉置崇著、さくら社、1760円、9月23日発売・先行予約中)
 
 実は、本の紹介をどうお伝えするか考えていました。昨日、本の表紙カバーが届きました。本当にステキ! 手にした瞬間、氣が入ります。表紙コメントをまずはご紹介いたします。

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もしも自分なら、どうするだろうか?
大切だと思っていることを心底から大切だと思わせることこそ、実はとても難しい。
その大切さはわかっていても、授業にする自信はない―。
そんなあなたにこそ、読んで欲しい。
「教師として」その前に、ご自身に問いかけながら読んでください。
30万人以上が参加した、涙した
心揺さぶる感動の授業!
・・・・・・・・・・

「いのちの授業」をつくる ーもくじー
第一章 「いのちの授業」とは、何を、どのように学ぶのか
第二章 子どもたちに伝えたい「いのちのメッセージ」(話材集)
第三章 明日へ、「いのちの授業」つくりの実践ヒント
第四章 今、「いのちの悩み」に答える
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「広げよう!いのちの授業」プロジェクト(9/1〜11月末)もスタートです。全国の学校において、「いのちの授業」がより推進されることを願い、本書を全国の学校や教育委員会に献本します。特別価格(20%割引)での斡旋も行います。ぜひ、当会公式サイトもご覧ください。

 小さな思いですが、ご一読ご紹介賜れば幸いです。「いのちの輪」が広がりますように。ありがとうございます。
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