11月16日7期生ゼミでの学び(岡)

 みなさん、こんにちは! 7期生の岡です。今回は11月16日に行ったゼミでの学びについて書かせていただきます。今回のゼミでは私は授業者として社会の歴史の授業をさせていただきました。

 普段私は自分が普段学習している数学や算数をよく選ぶのですが、あえて今回は挑戦したことないジャンルに挑戦させていただきました。

 しかし、この授業は私にとって反省の多い授業でした。1番反省しなければならないのは、集団追究の場面で板書を取らなかったことです。話し合いの場面で集団の意見を板書しないことで、話し合いの内容が空中分解してしまうという指摘を受けました。これについては振り返ってみると反省しかない点です。

 私自身の課題として挙げられるのが板書のタイミングとレベルについてです。前回の模擬授業でも板書について指摘を受けました。教員にとって板書は必要不可欠なものであり、ここについて真剣に考えて極めていかなければならないと感じました。授業を考えるときには当たり前ですが、板書案についてももっと細かい部分にこだわりたいと思います。

 ゼミ生のみんなが自分の授業の目当てや流れにいていろんな話し合いをしてくれてありがとう。とても有意義な時間でした。(岡)

※写真は林文通先生から提供いただきました(玉置)
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11月12日 第5回教師力アップセミナーでの学び(下野・安藤)

【下野】
 こんにちは、7期生の下野です。11月12日、第5回教師力アップセミナーに参加させて頂きました。本回は、オンラインでの開催であり、講師に、福島県立医科大学ふくしま子ども女性医療支援センター教授の横山浩之先生がご登壇されました。演題は、『通常学級にいる特別支援が必要な子どもに対応できる授業とは』。

 今回、久しぶりに文字記録の担当でした。教師力アップセミナーでの文字記録は、1年ぶりになるかと思います。文字記録をとることは責任がありますので、それはそれはいつも以上に丁寧にお話を記録していく訳ですが、学びが多すぎてノートはびっしりとなってしまいました(笑)

 これまで、多くのセミナーや講演で様々な教育観を学んできていたつもりでした。最近は、あるひとつのお話を聞けば、以前学んだ内容がリンクし、さらに深まり広がるといった時間を過ごしてきていました。しかし、今回はひと味違う。全く新たな授業観・教育観を学ばせて頂きました。まだまだ勉強不足だなと恥ずかしくなるばかりです。

 特に、印象的であり今回のご講演のキーワードとなる『PT技法』は、目から鱗といった気持ちになりました。私は、卒業論文で『子どもを輝かせる価値語』を題目に研究を進めています。主に、子どもを褒めて伸ばすことが研究の醍醐味になるのですが、今回『PT技法』を学び「ほめる」の本当の意味が分かったように思います。
 子どもの増やしたい行動を注目し褒め、減らしたい行動は注目を与えず褒める。「ほめる」という行動には受容と、また、受容しないという側面があることを理論的に理解が出来ました。

 学びを綴り始めたらいつもながら、記事が長く長くなってしまいそうです。卒業研究に生かされる学びをまたひとつ得られたセミナーです。

 横山先生、素敵な学びをありがとうございました。また、運営の皆様、今回もまた大変学び深いセミナーをありがとうございました。

(下野)

【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!
今回は先日行われた第5回教師力アップセミナーでの学びを振り返ります。

 一番印象に残ったことは、作業記憶の乏しい子への対応です。作業記憶の乏しい子に対して「〜しないでください。」と言っても行動のレパートリーが狭いため、良い行動に繋がりません。そのため、「〜をしましょう。」と行動のレパートリーをその子の中に広げていくことが大切だと学びました。さらにお手本として生徒に行動でしめしたり、周りの生徒の行動から学んだりして行動のレパートリーを増やせる指導が大切だと学びました。

 この話を聞いた時、小学校実習の時のある児童を思い出しました。
 その児童は行動が遅れてしまったり、声をかけるとパニックを起こしてしまったりする姿がよく見られました。自分のその児童に対する行動を思い返すと、噛み砕いて具体的な行動を伝えられていませんでした。さらに授業中その児童に個別指導する場面も多々ありました。今回のセミナーを通して、指示をする時の言葉選びを意識して、周りの児童の様子からも行動のレパートリーを増やす指導を大切にしていきます。

 セミナーに参加して、自分がいかに勉強不足であったか実感しました。実習の時のように自分の知識不足、指導力不足によって児童の負担になってしまうことがないように、今回のようにセミナーに参加して学んだり本から知識を得たりして、自分のものにしていかなければならないと思いました。

 横山先生、具体的な事例を交えながら、分かりやすく通常学級にいる特別支援が必要な子どもに対応できる授業についてお話してくださったので、実習での自分の行動を振り返りながら学ぶことができました。ありがとうございました、学びをしっかりと自分の中で消化して、現場で今回学んだこと活かした指導ができるようにします。

(安藤)

※ 写真はオンラインセミナーで示された資料から

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11月14日 一宮市立瀬部小学校での学び(下野)

 こんにちは、7期生の下野です。11月14日に一宮市立瀬部小学校に訪問させて頂きました。

 私が参観させて頂いた5時間目の小学校1年生の授業。国語の時間です。1年生にとって5時間目は、魔の時間。もうすぐ下校だし、給食を食べてお腹はいっぱいだし、お日様の光が差し込む教室は、なんだか気持ちよくなってしまう時間でもあります。そんな時間にも関わらず、沢山の先生が見に来た!!!と大はしゃぎで頑張っている瀬部小学校の1年生を見てとても元気になったというか、私がパワーをもらってしまいました。素直で元気いっぱいな1年生の姿がとても印象的です。

 授業づくりにおいて、昨今最も重要視される課題は、『対話を通した深い学び』です。これは、7期生ゼミでもテーマとなっている『集団追究』に繋がります。『集団追究』を小学校1年生にどこまで求めるか、私はそんなことに注目しながら授業を参観させて頂いておりました。
 小学校1年生でも「対話」をすることができています。先生方の指導の賜物です。教師が願う聞き方(対話の姿勢)を子どもに示すことは、子どもの「対話」を確実に促すことを実感した授業でした。小学校1年生で、対話の活動の際、テーマを外すことなく自分たちの意見を伝え合えることはとても素敵なことです。この先、高学年になった時この子達はどんな「対話」から「深い学び」を紡ぐのだろうかとワクワクしました。

 小学校1年生での『集団追究』は、どこまで追い求めるべきなのか。私には、まだその結論が出せていません。まだまだ『集団追究』に対しての見識も理解も甘いからです。もっと勉強して、もっともっと授業を学び、発達段階に応じた『集団追究』の課題を明確にしていきたいとこれからの目標ができた訪問でした。

 瀬部小学校の先生方、今回私も2回目の訪問でした。先生方の研究協議会で意見交流されるご様子や休憩時間での同僚性がとてもとても素敵だな、私もいつかその場に参加させて頂きたいなと思うばかりでした。今回も玉置ゼミ生を受け入れてくださりありがとうございました。
 玉置先生、先生のご講演やセミナーに沢山ご一緒させて頂いているからかもしれません。私も少しずつではありますが、玉置流の授業を見る視点が養われてきたように勝手ながら思っております。これも、いつも私を価値づけてくださる玉置先生のおかげです。まだまだ勉強不足!卒業まで、もっともっと沢山学ばせてください!

 今回も沢山の方に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!(下野)

※ 写真は一宮市立瀬部小学校HPより
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11月9日 7期生ゼミでの学び(下野)

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 こんにちは、7期生の下野綾巳です。11月9日は、7期生ゼミのロイロノートを使った実践模擬授業の1周目最後の二人でした。丹羽さん、高橋さん、お疲れさまでした!!!

 丹羽さんの授業では、ロイロノートを駆使した外国語活動の授業が展開されました。こんな機能があるのか!?と驚くばかりで、特に、ロイロノートのカードに音声が付けられることは初めて知りました。私も実践してみたいと思います!

 高橋さんの授業では、小学校2年生を対象とした「言葉のなかまわけ」の授業。子どもたちが「言葉を仲間わけ(分類する)」という感覚が自然と身につくような導入の展開がとても素敵で、大学生ながらに引き込まれました。

 二人の授業展開や授業スキルは本当に素晴らしいもので、ノートを取ることを忘れてしまうほど授業にのめり込んでしまいました。そんな仲間がゼミで一緒に学べているってとてもとても幸せなことです。ふたりとも素敵な授業をありがとう!!

 今回の二人の授業や、これまでの仲間の授業を踏まえて、ゼミの中で大きな課題となったことは『集団追究の質を高める』ことでした。主体性を育む授業スキルや、対話性は端末活用による意見共有の速さや見やすさによってより生まれやすくなりました。私たちがこれからのゼミで学ぶべきことはその先です。

 『集団追究』。個々の意見は、主体性を持って表現することができ、対話も意見共有の時点で「違い」や「同じ」「疑問」等の観点から生まれます。では、それらを『集団追究』とした時。何を集団追求の話題に取り上げ、子どもたちが深い学びを得るために質の高い集団追求をどうファシリテートしていくか。教師の力量でもあり、教師の難題です。

 これから7期生の模擬授業は最終クール。一人ひとりがあと1回のチャンスです。「深い学び」とはなにかを自分なりに捉え直し、そのための『集団追究のファシリテート力』を実践にうつす授業を私はつくりたいなと思っています。

 今日も沢山の学びをありがとうございました。(下野)

11月9日 7期生ゼミでの学び(丹羽)

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 こんにちは。7期生の丹羽真琴です。11月9日のゼミの学びを記録します。

 今回のゼミでは、【小学校6年生英語 自分の「推し」を英語で熱く語ろう Unit 5 He is famous. She is great.】の模擬授業を行いました。

 これまでの授業や小学校教育実習で、小学校の英語の授業をやったことがなかったので、現場に行く前に挑戦してみようと思ってこの授業を選びました。
 結果としては大失敗です。授業個人で考える場面が多く、子供たちと議論する場面や考える場面を作れなかったなと思いました。英語の授業だからこその活気ある雰囲気を、[書く]場面でも大切にしていきたいと思いました。
 
 私は、授業準備の段階で、悩んだことがありました。
 小学校英語では[書くこと]については、例文を参考にして書くこと、音声に十分に慣れ親しんでから書くことが求められているため、どのくらい[書くこと]について求めていけばいいのか、ということです。また、授業中はどのくらい英語で話し、どのくらい日本語で話すかということです。結局、今回の授業では日本語ばかりを使ってしまいました。
 私自身、ロイロノートのことだけではなく、小学校での英語の授業についてもっと見たり本で読んだりし、知っていかなければなと感じました。

 ロイロノートを用いた授業を通して、ここはよかったなと思うことは、ロイロノートでできるいろんなツールを知ることができ、みんなにも提示することができたところです。
 英語の授業であったら、ダイヤモンドランキングを用い、伝えたい情報に優先順位をつけることができたり、カードに音声を載せる機能を使って発表したことをカードにして何度もききかえせることがらできたりなど、できることが沢山あることを知ることができました。活用方法を考えていき、学びが深まる授業をできるよう学んでいきたいと思います。

 今回授業をしてみて、毎日毎時間授業をしてる先生方が本当にすごいなと思いました。このままでは子供たちの力にはなれないと強く思ったので、子供たちのためにも自分のためにも、4月までの間、学び続けることを大切にしていきたいです。(丹羽)

11月9日8期生ゼミの学び(高橋)

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 こんにちは。7期生の高橋奈優です。11月9日のゼミの学びを記録します。

 今回のゼミでは、教育実習ぶりの模擬授業を行いました。題材は、一年前に研究授業で行った小学2年の国語 なかまのことばとかん字です。

 一年前の授業と比べて、成果と課題がありました。
 
 まずは、成果です。今回の授業では、一年前の研究授業で課題となった導入を大きく変えました。具体的な変更点は、子供が根拠を持って自分の考えを示すようにしたことです。これは、卒業論文のテーマである一斉授業における全員参加の授業法の研究で学んだことです。この方法によって、自然と子どもが学ぶ姿勢になっていくことを実感しました。

 課題がまだたくさんあります。特に、深い学びについてこれから4月になるまでに考えなかれまばらないと思いました。子どもが自然と学びに向かう姿勢になる手立てや、自分の意見とその根拠で授業が展開されていく主体的で対話的な学びは、比較的スムーズにできるようになったのではないかと感じました。しかし、子供の意見からさらに、この授業でしか学ぶことのできない深い学びにつなげることの難しさを痛感しました。そのため、次は、深い学びまでもできる授業を作ります。

 最後に、久しぶりの授業に緊張していましたが、やはり授業するのは楽しいなと思いました。教壇に立つまであと数ヶ月です。ゼミで力をしっかり蓄え現場に臨みたいです。(高橋)

10月26日7期生ゼミでの学び(吉久)

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 こんにちは。運動することにハマっている7期生の吉久明日実です。大学に通う日は大学のジムで走っています。

 10月26日のゼミでは、池戸さんと田中くんが模擬授業をしてくれました。今回はそこでの学びを書きたいと思います。

〇池戸さん 小学校4年生 道徳
 始めにお話しの挿絵の始めと終わりの画像を見せて想像させる手法でした。始めと終わりの間にどんな出来事が起きたのだろうと楽しく想像しながら授業に参加でき、誰もが参加できる授業だったと思います。
 今回は、ノートに書いた自分の考えをロイロノートで提出し、全体で共有しました。瞬時に皆の意見を見ることができました。
 そこで、授業後の検討会では、共有するときに「見る視点を示す」こと、「自分と同じ意見・違う意見、気になる意見の子と交流すること」でよりよくなるということになりました。

 池戸さんはメリハリのある授業をする先生です。その活動ごとにあった、声掛けや声のトーンに違いがあって常に授業に引き込んでくれる印象です。特に大事な揺さぶりの場面ではしっかりと揺さぶり、深く深く考えさせられる授業でした。


〇田中くん 小学校2年生 算数「引き算の筆算」
 田中くんの授業でも子供の考えをロイロノートで共有し、交流する流れになっており、早速検討会での意見を取り入れていました。見る視点を示してもらえると、自然と交流したい気持ちが強まり、学びを深められると感じました。
 授業後の検討会では、答えの見通しをもたせることの大切さを学びました。
誤答が出た場合は、その数に見当をつけ、見通しをもたせることで解決することがあるということを学びました。

 田中くんは子供と一緒に学んでくれる先生です。机間指導での優しい声掛けや全体交流での誤答が出た時の対応の仕方も子どもと同じ立場になって真剣に向き合っているように感じました。子供と向き合う姿に安心して授業を受けることができました。

 池戸さん、田中くん、お疲れ様でした!素敵な授業をありがとう!(吉久)

10月26日(水)模擬授業での学び(田中)

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 こんにちは、7期生の田中です。今回の記事では10月26日(水)のゼミの時間に私が授業者として取り組んだ模擬授業の振り返りについて記事にしていきます。

 今回の模擬授業では、小学校2年生の算数の模擬授業に取り組みました。単元は、引き算の筆算で、波及的に繰り下がる引き算の範囲を行いました。子ども同士がお互いに学び合い理解していく姿が見たいと考え、ロイロノートや交流活動の時間を多く取り入れて模擬授業を展開しました。

 しかし、実際に取り組んでみると、子ども役のゼミ生からも難しいと声が上がるほどの内容でした。スキルを教えて、練習を繰り返して身につけていく方が良いのではという意見も頂きました。以上のように、自分が構想していた模擬授業のようにはいかず、散々なものとなってしまいました…💦

 一方で、散々な結果であったからこそ学ぶことも沢山ありました。

 一点目は、授業の提案の仕方についてです。今回の模擬授業では、前時の復習から無理やり本時の内容に繋げ、半ば教師役の私が無理やり誘導してしまう形になってしまいました。そこで、一工夫を加え、前時の内容から少しずつ式に使う数を小さくして本時の内容の波及的に繰り下がる引き算に繋げていくことが良いと学びました。この方法は、検討会で玉置先生から提案して頂きましたが、ゼミ生全員が納得のものでした!流石先生だなと思いました!!

 二点目は、発問の仕方です。一点目で挙げた中の半ば誘導気味にと類似していますが、今日考えたい内容を子どもに気づかせるのではなく、強引に言わせてしまいました。子どもが気づいて子どもから自発的に考えていける、発言ができるような声かけをしていきたいです。

 三点目は、内容を否定出来なかったことです。子ども役の学生の1人が、明らかに間違っている方法を発言しました。その発言に対して、間違っていると伝えることができず、違うけどその考え方も考えれてすごいねといったように容認してしまいました。これはよくないと玉置先生からも指導をして頂きました。確かに、なんでも容認していては、子どものためにもならないと反省しました。今後は容認することと、より良い方へ向けて指導していくことをしっかりと両立したいです。

 以上三点をはじめ、他にも多くのことを学びました。まだまだ力不足な部分が沢山ありますが、少しでも学びを増やして4月に向けて頑張っていきたいです。(田中)

10月26日7期生ゼミでの学び(池戸)

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 こんにちは、7期生の池戸です!今回はゼミで行った模擬授業での学びを振り返ります。私は一年前の教育実習で実際に行った4年生の道徳『スーパーモンスターカード』を玉置流×ロイロノートを活用して模擬授業をしました。

 まず、玉置流道徳の子供に自由に想像させる手法は、授業をするわたしもすごく楽しくて、子どもを価値づけできるので改めて良さを実感しました。また、最後のゴールとして設定していたものも子供から引き出し、深めることができました。

 しかし、やはり課題は子供と子供がつながる授業展開です。今日のわたしの授業は子供と子供を教師である私が意図的に繋げることはできましたが、自然と子供が繋がる場面は作れませんでした。つまり『教師-生徒』の対話でした。これは実習でも課題になったことなので、次回の模擬授業では克服したいです。

 また、今回はより現場を意識してロイロノートでノートに書いた考えを共有しました。意図としては、意見をかけない子供が見通しを持てるようにということで設定しました。しかし、これだと意見をかけていないことが目に見えてしまうという問題点も指摘していただきました。意見を共有するのはやはり、子供に見る視点を与えるものである必要があるのを学びました。この学びを次回の模擬授業で取り入れて克服していきます。

 一年ぶりの模擬授業でしたが、やはり頭で考えるだけでは広がりきらない授業案も実践することで見えてくるものがあります。今日の学びをさらにレベルアップして、2回目に繋げていきます!(池戸)

10月10日教師力アップセミナーでの学び(芝田・柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山輝大です。小学校教育実習の余韻に浸る期間もつかの間、中学校教育実習の真っただ中です。10月10日に行われた、野口芳宏先生の第4回教師力アップセミナーに参加させていただきましたので、学びについて記事にさせていただきます。
今回は、「教科内容の大切さ」と「選択的発問」の二つが大きな学びです。

 野口先生は、教材内容を教えるのではなく、教科内容を教えることが大切であるとおっしゃっていました。算数などでは教材を教えていれば教科内容を教えることに繋がりますが、国語では必ずしもそうではありません。そのため、「対義語」「複合語」などの教科内容を黒板に示すことで学ぶ観点を明確化していきたいと思います。

 国語科の言葉に関しての教科内容を扱うにあたり、自分自身に「その言葉、自分で説明できるの?」と問いながら素材研究を進めることが大切になってきます。なんとなくしか分かっていない単語は辞書で意味を調べ、文章のことを一つ一つ理解することを心掛けていきたいと思います。

 自分の立場を決めさせることで、傍観者の意識が消え、この先の内容に興味を持てるようになること。さらに、潜在化している子どもの個人差が顕在化していけることを学びました。文の題名を子どもが決めることで、何を中心に文を見ているかを知る方法も印象に残っています。

 意見が分かれそうな場面で○か×かノートに書かせる、自分に近い意見で手を挙げることなどの選択の場面を授業内に増やしていけるようにしていきたいと思います。

 小学校の教育実習では、繋ぐことを意識しつつも、発言者と先生のやりとりのみで授業を進めてしまう場面が多かったです。中学実習では発言をしていない子も、授業の内容に興味を持って考えていけるようにするために、選択的発問を取り入れていきます。

 今回も授業技術について多くのことを学ばせていただきました!ありがとうございました。(柴山)


 こんにちは。8期生芝田彬良です!!10月10日に第4回教師力アップセミナーが開催されました。

 教育界のレジェンド「野口芳宏先生から学ぼう」と題し、野口先生や現役の先生方からたくさんのお話を聞かせていただきました!!

 「国語学の正体」「学習活動」「言葉」など、児童・生徒が授業での学びを得るためのポイントについてお話をいただきました。

 個人的に黒板とノートについての質問をさせていただいた際、「黒板は、理解させるための助けの手段。子どものノートは学びとなったことを『備忘』忘れないようにメモしておくものだと思います。」という野口先生のお言葉はとても心に残っています。

 中学校の実習で活かしたいお話ばかりで、たくさんの学びを得ることができる貴重な機会でした。持ち前の知識でその日その日を過ごすのでなく、常に誰からでも、どんなものからでも学ぶ姿勢を中学校実習、今後の人生で心がけていきたいです。本当にありがとうございました!!(芝田)

10月10日教師力アップセミナーでの学び(澤本、伊藤)

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 こんにちは!8期生の澤本です!もうすぐ中学校実習が始まるので不安と緊張でいっぱいです。今回は、10月10日に行われた教師力アップセミナーについての記事を書いていきます。野口先生のお話を直接聞くことができ、とても貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。

 僕がこのセミナーで一番心に残ったことは、「授業に全員参加させるための工夫方法」です。小学校実習で実感したことですが、クラス全員を参加させることはとても大変でした。挙手させても5〜6人の同じメンバーで後の子どもはお客さんのようになってしまいました。

 野口先生はノートに〇か×を書かせることが大切だとおっしゃっていました。〇か×の選択肢を絞ることで参加しやすくなる、立場を決めることで先が楽しみになるといった利点があることを学びました。選択的発問を取り入れることで落差を顕在化させることができることを知りました。自分が〇か×の立場を決めることでただ見ているだけのお客さんではなく、授業に参加していけると思いました。挙手させることだけが授業に参加することではないと気づくことができました。

 また、〇か×の選択肢を用意する時の注意点として、全員が〇を選ぶでは楽すぎるということも学びました。全員が正解を分かっていてはこの先が楽しみでなくなるといった選択的発問を取り入れている意味がなくなってしまうと思いました。

 中学校実習では小学校実習でできなかったことをできるように、このセミナーで学んだことを積極的に取り組んでいきたいです。(澤本)

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 こんにちは!8期生の伊藤です!自分は今中学校教育実習が始まっています。生徒とうまく関われるかどうか心配でしたが、積極的に声をかけにいくことで、生徒との信頼関係を築くことができています。毎日疲労は溜まりますが、楽しい日々を過ごしています。

 今回は10月10日に行われた教師力アップセミナーについて書いていきます。野口先生のお話を直接聞くことができ、非常に貴重な経験となりました。

 野口先生のお話の中で1番心に残ったことは、「選択的発問」の意図についてです。学んだこととしては、発問づくりで重要なことは、子どもと子どもの個人差、または落差を顕在化するための発問をつくるということと、落差を顕在化するために選択的発問があるということです。野口先生は、自身の講義の中でも○と×を使った選択的発問をなされていました。選択的発問があると、授業に参加していない子がいなくなり、全員が授業に参加するようになることを実感しました。なかなか自身の立場を明らかにできない子でも、○と×かと聞かれれば、○か×で簡単に自身の立場を確立することができるんだと勉強になりました。

 実際に、小学校教育実習で授業を行ったときに、全員が参加していたとは言えない授業でした。挙手をしてくれるのもいつもの児童で、全く挙手をしてくれない児童もいました。どうしたら全員が参加できるのだろうと悩みました。そして、今回の野口先生のお話を聞き、「選択的発問」の意図を学びました。これは、中学校教育実習の授業で取り入れていきたいと思いました。中学校教育実習では、全員が参加していると言えるような授業を目指していきたいです。今回のセミナーを通して、自分が悩んでいたことを解決することができたので、参加できて良かったと思いました。(伊藤)

小学校教育実習を終えて(寺尾)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!私は9月5日から4週間、ある小学校の4年1組で教育実習生として学ばせていただきました。今回はそこで学んだこと、感じたことについて綴ります。

 今回の教育実習で、「児童への指示を明確にする」ということの大切さを学びました。そして、それが私の課題であることを知りました。

 ある活動をさせるためにどういう指示の出し方だったら児童たちは困らないかということを考えることが非常に難しかったです。

 はじめの方の授業では、余計な言葉が入りすぎて児童らが何をすればいいか分からない、というご指摘を頂きました。そこから簡潔な指示を出せるよう意識しました。何回か授業をしていく上で、指示が分かりやすくなっているよと担任の先生が仰って下さりました。ただ、指示の出し方が簡潔になったものの、結局児童らに何をさせたいかが分からないというご指摘を頂きました。

 私は児童の立場で指示を考えられていなかったのです。最終的に身につけさせたいことに対してどのような活動をすればいいのかを考え、それをどのように指示するかを児童目線で考えなければならないのです。

 この「児童への指示を明確にする」という課題は簡単に改善できるものではないということを学びました。そのため、中学校教育実習でもこれらを意識しながら経験を積んでいきたいと思いました。

 他にもここには書ききれないほどの貴重な学びを得ることが出来ました。また時間のある時に記事にしていこうと思います。中学校教育実習では、「自分から積極的に動くこと」、「指示の出し方」を意識して、実りある4週間を過ごしたいと思います。(寺尾)

小学校教育実習を終えて(安藤)

 こんにちは、8期生の安藤です!

 最近、学校へ行く途中で窓を開けていると、金木犀の香りがして秋が来たな、と実感します。秋は美味しいものが多く、毎年食欲の秋になってしまいます。しかし今年の秋は実習があるということもあり、 学びの秋になるように気を引き締めて参ります!

 さて、今回は先日終えた、小学校実習について書きたいと思います。最初に感じたことは、想像以上に先生は忙しい、ということです。私は、10回程度の授業を行うだけでも教材研究や指導案、板書計画や授業道具を準備することで精一杯でした。先生方はこれらを当たり前にこなし、事務仕事、保護者対応、ノート点検、掲示物、会議など沢山のことを毎日されていました。正直、現場をみて、教員はブラックと言われていることに納得する部分もありました。自分がこの仕事を何十年も続けていくことに、少し不安も感じました。

 反対に実習を通して、この大変さを吹き飛ばすほどのやりがいを感じました。眠気と闘いながら一生懸命考えた授業を、児童が「楽しかった。」「~ができるようになったよ。」と言ってくれると、ほんとに頑張ってよかった、次も頑張ろうと力が湧いてきました。そして児童が毎日何かできるようになって成長してく姿をみられる素敵な仕事だと思いました。

 本当にお忙しい中、丁寧にご指導いただいてありがとうございました。この実習で学んだこと、経験したことを活かして教師を目指して頑張ります。今週から中学校実習がはじまります。小学校とは違った学びがあると思うので、しっかり学び、力をつけてきます!(安藤)

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小学校教育実習を終えて(前野)

 こんにちは!8期生の前野です。9月5日から4週間、小学校実習に行ってきました。今回は実習で得た学びについて書いていきたいと思います。

 今回、私は3年生のクラスに配属されました。初日は上手く子どもと関わることが出来るだろうかと緊張していましたが、子どもたちはとても元気いっぱいで、たくさん子どもたちから話しかけてきてくれたおかげで子どもとすぐに打ち解けることが出来ました。毎日子どもたちからたくさんパワーをもらって実習期間を乗り越えることが出来たと感じます。

 実習を通して得られた1番の学びは「価値付けることの重要性」についてです。

 配属学級の授業観察では、担任の先生が学習規律や子どもの発言についてその都度価値付けることで、子どもがやる気になって学習に取り組むことが出来ている場面を何度も目にしました。また、実習校全体でも学校生活のあらゆる場面で教師から子どもへ、子どもから子どもへ価値付けされていて子どもたちが仲間の良さを認め、協調できる雰囲気がありました。

 授業を実践させていただく時には、まずは子どもたちが前向きに授業に取り組める空気を作りたいという願いを込めて、始めは担任の先生の価値付けを見様見真似でしたが子どもの価値付けをすることを意識して行いました。

 価値付けることを意識しながら教壇に立たせていただいて初めて実感したことがあります。それは、価値付けることによって価値付けた子どもに良い影響を与えるのはもちろん、周りの子どもにもその良い影響が連鎖していき学級全体が良い方向に向かうのだなということです。例えば、「○○さんの姿勢がとてもいいですね。よく集中できています。」と、ある子どもを価値付けると他の子どももどんどん姿勢が整っていきます。教室の正面から子どもたちを見ていると面白いぐらいその様子がよく分かりました。(笑)

 価値付けは価値付けた子どもが自己肯定感を高められるということはもちろん他の子どもが今はどうするべきなのか気づくことが出来るというメリットもあるということを学びました。

 何回も授業を行わせていただき、研究授業では自然に子どもを価値付け学習指導が出来ていたとお褒めの言葉を頂くことが出来ました。まだまだ現場の先生方には及びませんが、この大きな学びは今後子どもと関わる時に必ず活かすことができると感じています。

 他にも書き切れないほどの沢山の学びが実習で得られました。充実した実習期間を過ごせたのは、お世話になった実習校の先生方、子どもたちのおかげだと強く思います。

 次は、中学校実習です。中学校では子どもとの関わり方や授業で求められる教科の専門性等小学校と異なる部分もあると思いますが、小学校実習の学びを活かして新たに多くの学びを得られるように頑張りたいと思います!(前野)

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特別寄稿>野口芳宏先生の講演を聞いて(丸山)

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 ゼミ生ではありませんが、玉置研究室によく顔を出してくれる丸山君が以下の投稿をしてくれましたので、紹介します。

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 10月10日月曜日、大口町立大口中学校で行われた、NPO法人元気な学校を支援し創る会主催「教師力UPセミナー」に参加させていただきました。講師は野口芳宏先生。

 私は第二部「質疑応答」と第三部「家庭教育」についての講座に参加しました。その際の学びを共有できたらなと思います。

 この講演で特に印象深く感じたのは、野口先生の「現行教育への批判的な見方」です。教育界のレジェンド教師として名高い野口先生の口から、現行教育への批判が成されるとは思いもよらず、会場がザワついているのを肌で感じていました。

 「主体的な学び」と言われるように、現行の学習指導要領においては「主体的」「対話的」「深い」学びが推進されてきています。しかし、野口先生はそれらの能力が本当に良い子どもを作ることに寄与しているのかと問われていました。

 例え話として泥棒(!)の特徴をあげられ、泥棒は「主体的」「自主的」「独創的」であると考えられるとして、まさにこれは3つの資質能力ではないかと問われました(笑)

 つまり「3つの資質能力が備わることがすなわち良いことだとも言えない」ということなのでしょう。

 さらに野口先生は、基礎学力・人間力をつける時期においては、「主体性」よりも「虚心坦懐」「素直さ」が必要であると仰られていました。

 これまで「主体的・対話的・深い学び」を行うことで、未来を生きる力を培えると単純に考えていましたが、そうでは無かったのかもとハッと気付かされました。

 「勉強」と「学習」のように、似て非なるものが乱立する今の教育において、「何が不易で、何が大切なのか」を教育者は批判的に考え続けていく必要があるという学びこそが教師力UPの秘訣なのかもしれません。

 一つ一つの発言に芯があり、自分の中に凛とした哲学を持っていらっしゃる野口先生のような教師になれるよう、努力していきたいなと思いました。(丸山)

10月10日第4回教師力アップセミナーでの学び(久野・田中)

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【久野】
 こんにちは、7期生の久野舞菜です。先日、第4回教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 今回は、野口芳宏先生から、授業技術について学びました。

 野口先生の様々な視点からの鋭い教育観、綺麗事で誤魔化されることない本音トークは、普段私には聞きなれないものばかりでした。はっとさせられたり、深く悩み込んだり。ただ知識を得るだけでなく、心で学ぶことができました。終始ワクワクが止まらない、素敵なご講演でした。

 特に心に残っているのは、「学習用語」を指導するということの大切さです。「国語の授業の要は、教材内容より、教科内容。」このことは、これまでのゼミや授業から学んできていました。しかし、そのためにはどうすればよいのか、教科内容とは一体何なのか。あまりイメージがつかず、正直不安な思いでした。

 そんな私に、野口先生は「学習用語」というものを教えてくださいました。学習用語とは、特定の単元に限らず、これからの学習で何度も登場し、役立つ用語です。これは、国語の教科内容の一つであると思います。

 野口先生の授業では、短い教材であるのにも関わらず、たくさんの学習用語が登場し、学ぶことができました。特に、「解字」という言葉を私は知らなかったので、その日の夜、家族に、『「解字」って知ってる?』と自慢しました。新しいことを学ぶことは、人に自慢したくなるくらい嬉しくて、楽しくて、誇らしいことなのだと、実感しました。この感覚を子どもにも味わわせたいです。そのためには、内容を追うばかりでなく、教科を学ぶ上で必要な「学習用語」の指導が欠かせないと感じました。

 本回も、素敵な学びの場をありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。(久野)


【田中】
 こんにちは!7期生の田中です。私も久野さんと同様第4回教師力アップセミナーでの学びについて書いていきます。

 野口先生のお話の中で1番印象に残ったことは、「向上的変容」の大切さです。昨年の野口先生のオンライン講演やご著書の中でも何度か目にし、耳にした言葉ですが、改めて生の野口先生から「向上的変容」のお話を頂きとても大切だなと再認識しました。

 「向上的変容」とは、アドバイスをもらう前と後でどのように良くなったかと周りの評価と含め子どもが実感すること、学ぶ楽しさを味わうことです。

 面接練習の指導法などを聞かれた際に自分でも、周りの友人と話していても間違えたり失敗した児童に対してはっきりとダメだよというよりはやんわりとここを頑張ったねと褒めるという意見や考え方が多く出ていました。恐らく野口先生からのお話を聞いていなければ来年から子どもにそのように指導していたと思います。しかし、できてないことに対してはっきりと指導をし、アドバイスをもらう前と後で成長している、よくなっている。子どもがよくなって嬉しくないはずがないと野口先生はおっしゃっていました。たしかにその通りだなと感じ、自分の考え方の甘さを痛感しました。

 子どもに良くなってほしい、成長してほしいという思いはずっと自分の根底の思いにあると思います。そのためにどのように指導をしていくのか、やさしくいうのだけではなく時には全体の前であっても指摘やアドバイスをしていく必要があると学びました。現場に出て実際にしていかないといけない、ついつい自分の甘さや優しさの部分が出てしまうかもしれませんが、できるようにしていきたいです。(田中)

10月12日7期生ゼミでの学び(岡)

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 みなさん、こんにちは!すっかり最近寒くなってきて、服装に困っている7期生の岡倖太郎です。

 今日は10月12日に行ったゼミでの学びについて書いていきたいと思います。

 トップバッターを飾ってくれたのは、久野さんの国語の詩の授業でした。私自身、詩に関しては苦手意識があったのですが久野さんの多義語について考えるという視点の授業はとても楽しむことができました。だから、国語の嫌いな子にも入りやすい切り口になっていたかなと思います。その中で出てきた疑問としては授業の結論をどこに持ってくかということです。もちろん子どもたちにとって楽しい、興味を持てる授業は大切だと考えます。その中で明確なゴールがないと授業として締まりがなくなってしまうところがとても難しいなと感じました。国語の授業の奥深さを学ぶことができました!

 続いての今井さんは小学4年生の算数「割合」の授業でした。この授業で学んだもっとも大切なことは算数の教科書の扉の部分の大切さです。教科書の扉の部分は授業の導入や興味を持たせる部分として私は捉えていました。実際に今井さんもそう捉えていたのではないかと勝手に共感を感じています笑(間違ってたらごめんなさい)

 しかし、実際に授業についてみんなで考えみると教科書の扉の部分はとても良くできていて、あえて曖昧な発問が用意されていたり、これからの授業の方向性を導いてくれる仕掛けがたくさんありました。そのため教科書のすべての部分に意図があるんだと感じてこれからは授業を考えていくことがとても大切だと学ぶことができました。

 久野さん、今井さんお疲れ様でした! (岡)

10月10日 第4回 教師力アップセミナーでの学び(下野・丹羽)

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【下野】
 こんにちは、7期生の下野です。実は車をぶつけてしまい、今回のセミナーは無事修理中。いつもの愛車で行くことは出来ず、愛車がとてもとても恋しいと思うセミナーでした、、、(笑)

 10月10日に、第4回教師力アップセミナーが開催。本年度2回目の対面での開催である本セミナー。仕事は、前よりはスムーズに展開出来たように思いますが、まだまだ至らぬ点ばかりで先輩方に沢山助けて頂くセミナーでした。先輩方、ありがとうございました!

 教育界のレジェンド「野口芳宏先生から学ぼう!」と題し、初めて野口先生とお会いすることが出来ました。野口先生のお話から私が感じたこと、それは、『教える』の本質でした。

 私は、現代の教育を学び生きています。現代の教育論の難しさは、何を教え・何を尊重するか。そんな課題が私の頭に浮かびました。

 4月から教壇に立ちます。「教えること」と「子どもの良さを引き立たせる尊重すべき子どもの心」。この両者をきちんと見通し、子どもを輝かせたいと強く思いました。
 玉置先生が私たちに教えてくださる「見方・考え方=この授業(或いは単元)で一生覚えておくと良い事」。この視点は確かであることは、本セミナーで改めて明確となりました。

 授業、学級経営、その他全ての学校教育で行われることは子どもたちが大人になった時「一生覚えておくと良い事」で築かれているのだと本質に迫ったセミナー。とても貴重な核心を学べたと思っております。

 野口先生、本セミナーでご講演頂きありがとうございました。私たち7期生は、4月から教壇に立つ上で大事な「学校教育」の礎を学ぶことができました。運営の皆様、本回も素晴らしいセミナーを開催して下さり、ありがとうございます。玉置ゼミ生として、こんなにも素晴らしいセミナーに参加できますこと感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 玉置先生、玉置先生の教えがあったからこそ本回のセミナーがより深く真髄にまで迫るものと私は感じることが出来ました。また、たくさんのことをこれからもご教授頂けましたら幸いです。指示を的確に丁寧に、私たちがひとりぼっちにならないように手助けしてくださったりお声掛けくださった先輩の皆様、ありがとうございました。セミナー運営は、まだまだの7期生。いつか先輩方のように、頼もしくなれるよう来年度も運営に参加させて頂ければと思います。
 
 7期生・8期生のみんな。学生ながらに、一緒に頑張れてよかった。今日は、授業日で人数が少なかったけれど、いっぱい頑張れました。心強かった。ありがとう。次回もとてもとても楽しみです。(下野)


【丹羽】

こんにちは。玉置ゼミ7期生の丹羽です。
10/10に、今年最後の対面のセミナーがありました。現役の先生方やレジェンド野口先生と直接対面することができ、沢山の学びを得ることができました。本当にありがとうございました。

 今回のセミナーで一番心に残ったのは、「自分にとって嫌だなって思ったことが来た時こそ、伸びるチャンスである」ということです。

 注意されるのが嫌って思っていることは、傲慢であり、子供は"よくなる"ということに喜びをもつべきということを野口先生は話されていました。私は、それを聞いて、はっとしました。

 例えば、音読をしている時、子供が間違えて読むことがあります。その時に直すことで、子供にとって恥ずかしい思いをさせてしまうのではないかと今までは思っていました。しかし、その時に直してあげることで、子供がその時間のうちに伸びるチャンスがあるという新しい考え方を知ることができました。自分が現場にでたすぐから使っていきたいなと思いました。

 また、『素材研究』にも力を入れたいなと思いました。教師は持ち前の知識でも授業することは可能だと思います。しかし、だからこそ、わかった気になってしまうことには注意をしたいです。一人の大人として、「私は本当にわかったのか?」と1つ1つ考えていきたいと思います。

 現場にでるまであと半年。現場にでてからすぐでも使えそうな授業技術を学べる環境があること、本当に嬉しく思います。現場にでるまでまだまだ学びの貯金を行い、素敵な先生としてのスタートを切れるよう頑張りたいです。(丹羽)

10月12日7期生ゼミでの学び(久野)

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 こんにちは、7期生の久野舞菜です。

 本日は模擬授業をさせていただきました。今回、とにかく、自分の未熟さを実感させられました。何より、私自身が楽しくなかった。(笑)

 これしなきゃ、あれしなきゃ、に囚われて、一人で焦ってばかりで、生徒役の表情をろくに見てなかったと思います。

 きっとこれが現場であったら、学級崩壊の原因になると思います。教師が目を合わせてくれないことは、子どもからしたら、一番悲しいことだと思います。子どもの心が離れていくだろうなと、そんな事態が容易に想像できてしまう、苦しい時間でした。

 どんなときも、一番に、子どもと目を合わせること。これを肝に銘じていきたいです。

 今回教えていただいたことは、授業のゴールをよく検討するべきだということです。一生のうちでその単元を学習できるのは、その時間だけです。ただ楽しいで終わらせてしまうのか。一生モノの学びを身に付けるのか。これは、教師がゴールをいかに設定するのかにかかっています。授業のゴールのレベルをよく考えて、意味のある、一生役立つ学びを持てる授業づくりを心掛けたいです。(久野)

10月12日7期生ゼミでの学び(今井)

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 こんにちは。7期生の今井美羽です。
 7期生ゼミで行った模擬授業での学びを記したいと思います。私は、小学校4年生の算数「割合」について授業を行いました。

 私の学びは、1点!(学びが一つというわけではないです。)
 今日、今この瞬間から、棺桶に入るまで忘れないようにします。
 それは、教科書の扉の重要性です。

 私は、教科書の扉を授業の導入のように捉えていました。しかし、教科書の扉は1時間かけてたっぷりと行い、これから学んでいくことの方向性を確認するという、とても大切なものだということを今日学びました。自分の捉え方の間違いに気づいたときは、教科書の扉を粗末に扱っていたことを恥ずかしく思いました。

 今日の授業では、「どちらが体長が伸びたと言える?」という曖昧な発問により、多くの回答が子どもから出ます。この発問だと、色々な考え方ができる。と、子どもが多くの考え方を出せたことに価値づけをする。その中から、これからこの考え方についてみんなで勉強していくよ。と、これからの学びの方向性を確認して1時間を終える。というのが理想です。私は、その先までをやろうとして、子どもが何をするのか分からない授業をしてしまいました。

 この瞬間から、今までの考えを捨て去りまして、「教科書の扉は絶対1時間。」という鉄の掟を作りました。この掟を守り抜くことをここに誓います。

 今回は、自分自身の教材研究不足で不甲斐ない授業をしてしまったように感じます。実際の子どもの前で、この授業をしなくてよかったです。もし、4年生の担任となったら、割合の1時間目は自信を持って授業できそうです。玉置先生、大切な学びをありがとうございました。7期生のみんなも、子ども側の気持ちを沢山出してくれてありがとう。(今井)

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