卒業生から>心の天気は素晴らしい発明

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 心の天気を毎日入力していたあるゼミ生の書き込みです。卒業生ですから最後の書き込みです。

★★★

 最後の心の天気。
 気持ちを言語化することって大事だと思う。
 言語化して、自覚する。
 言語化して、相手に伝える。
 これができたら、人生なんとかなる気がしている。

 玉置先生、私の心を毎日受け取ってくださってありがとうございました。スタンプやコメントでの反応が嬉しく、反応欲しさに入力した時もありました🤣
 心の天気は、素晴らしい発明です!🙌

2023年3月26日復活寄席での高座

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 3月26日午後、第14回復活寄席(元先生たちの落語会)に出演しました。そのときの写真です。なお、ゼミ生の二人がお手伝いをしてくれました。

「学力検査」(玉置・小牧中校長時代の2012年4月6日記事)

 昨日、入学式・始業式を終えたばかりだというのに、二日目から学力検査(1・2・3学年も二日間かけて実施)なのか、という保護者の方もおられるでしょう。もちろん、この1年間の学級生活がスムーズに進むように話し合いをする「学級活動」の時間もあります。これもとても大切な時間ですが、上記のように学力検査は新年度二日目から実施しています。

 それは、いち早く生徒の基礎学力をとらえたいという考えからです。学校全体、学年、学級、個々の学力の状況をつかみ、授業や個別の学習指導に生かしていくための資料を得るためです。新2・3年生はこの1年の学力の変化もとらえたいからです。本校が実施している学力検査は全国的に採用している学校が多く、後日、全国的な状況から見ると、本校はどのような状況なのかという情報提供もあります。

 なお採点処理のスピードをあげるために、通常のテストとは違い、マークシート形式(コンピュータ処理)がとられています。したがって学校で採点することはしていません。

※写真は林文通先生からいただきました(玉置)
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「PTA総会挨拶」(玉置・小牧中校長時代の2012年4月20日記事)

 4月19日に開催されましたPTA総会では、次のような挨拶をいたしました。(英語の授業で「PTA」を話題にした時のユーモアあふれる生徒応答を紹介後)

 地域とともにある学校づくり、生徒も教師も「学び合う学び」が満喫できる学校づくりを進めています。

 地域とともにある学校であるためには、まずは学校のことをよく分かっていただくことだと考え、学校ホームページでは、子どもの姿ばかりではなく、なぜこのような教育活動をするのかといった説明も随時しています。ぜひホームページをご覧いただければと思います。私の好きな言葉に「木は光をあびて育つ 人は言葉をあびて育つ」という言葉があります。人は生まれたときから、言葉を介して学んできています。例えば、「これは鉛筆と言うのですよ」と物の名前を覚えるのも、言葉を介しています。できたことを共に喜び、さらに可能性を広げようとする言葉をあびて育ってきた子どもと、まだここがだめだ、今度はここをこうしなさい、という否定的な言葉ばかりあびて育ってきた子どもでは、人としての成長の具合は大きく違ってくると思うのです。

 職員室には「春風以化」という額があります。春風をもって化す、春風のように爽やかに、温かく子どもたちを包んで、よりよく成長させていきましょう、という意味です。4月早々、教職員にはその額を指し、「木は光をあびて育つ 人は言葉をあびて育つ」を踏まえて、春風のように温かい言葉で子どもたちを包みこみながら教育を進めていこう、もちろん時には冬風は必要だが、子どもが学校を出るときには、やはり春風で包んでやりましょう、と依頼しました。

 赴任以来、教職員の様子を見ていますが、これほど一生懸命取り組む教職員は他にはないと思っています。このことは胸を張っております。ですから、教職員にもぜひ春風をお願いします。保護者の皆様からの春風のような温かい言葉を期待しています。冬風は校長や教頭に吹かせてください。しっかりと受け止めます。(では、教職員紹介へ移ります)
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「着任挨拶」(玉置・小牧中校長時代の2012年4月4日記事)

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 異動した職員の先頭を切って、着任挨拶をしました。

 この4月から小牧中学校長となりました玉置崇です。実はこの「崇」という名前には、次のような親の思いがこもっています。
(「崇」という字を見せて)
 このようにこの「崇」という字は、表から見ても裏から見てもほとんど形が変わりません。裏表のない素直な人間に育ってほしいという願いをこめたと親から聞きました。あなたがた一人一人の名前には、親の思いがこめられていますよ。(以下、略)

 このような話をいたしました。着任した教職員それぞれがわずかな時間で、個性あふれる挨拶をし、小牧中生徒と出会えた喜びを語りました。

「春風以化」(玉置・小牧中校長時代の2013年1月18日記事)

 前校長(第12代)の清水豊先生から、貴重なお話を伺うことができました。この「<春風以化(春風をもって化す)」という言葉は、第7代小牧中学校長の野村勝美先生が在任当時、書家の山本南陽先生に依頼をされて書いていただいたとのことでした。

 さっそく野村先生に電話をして、この言葉にこめられたお気持ちをお聞きしました。

「教師のあり方を示す言葉だね。私は、生徒を育てるには厳しさは必要だが、春風を思わせるような温かな気持ちで生徒に接することが大切だ、ということを言い続けてきた。この気持ちを南陽先生は書いていただけたのだよ。『春風駘蕩』(しゅんぷうたいとう)という言葉があるが、南陽先生は「化す」という言葉がお好きでね、野村君、それなら「以化(もってかす)」だと、私が常日頃使っていた「春風」という言葉に加えていただけたのだよ」

 このようなお話でした。南陽先生は「校長は言わずして化す、成さずして化す」とも言われたようで、「校長は腕を組んでいるだけで教育ができるほどの力が必要だと言われていた」という、背筋がピーンと伸びる厳しいお話もお聞きすることができました。

※写真は私ではありません。先輩校長です。林文通先生からいただきました(玉置)
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拙著から紹介【先生のための話し方の技術】(玉置崇・菱田さつき共著 明治図書)

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 今回は、菱田さつきさんと共著の「先生他のための話し方の技術(明治図書)から、「うまい落語家はよく聞いている」を紹介します。なお、ここをクリックしていただくと、菱田さつきさんによる本書の紹介を動画でご覧いただけます。

うまい落語家はよく聞いている

 落語家は話すのが商売です。お客様の前で、落語を演じてお金をもらい、それで生業を立ているのですから、「落語家は話すのが商売」をだれも否定しません。

 しかし、うまい落語家はよく聞いています。何を聞いているかというと、お客さんの笑い声です。わざわざこのように表すほどのことではなく、当たり前のことなのですが、笑い声をちゃんと聞いていないと、自分のしゃべりがお客さんの笑い声と被ってしまい、大切な言葉を伝えられないことになってしまいます。もう少し詳しく話します。「笑い声がおさまりかけたときを狙って、次のくすぐり(ギャグ)を出す」ということです。まだお客さんが笑っているのに、そこにくすぐりを放っても笑いはとれません。

 子どもたちに落語を教えたことがあります。子どもたちは一生懸命に落語を覚えて話します。稽古のときはなんら困りません。ところがお客様の前になると、お客さんの反応は一切無視です。お客さんの反応を見ながら、間を意識して話すような余裕を期待していませんが、それでも素人子ども落語をよく聞いて笑っているお客さんが笑う機会をなくしているのですから、残念でしかたありません。「聴衆反応を聞きながら話す」と言いますが、落語家は聞き手の反応を意識して話すので、お客さんと息が合う落語ができるのです。

 もちろん教師も同様です。子どもの反応を意識せず話すと、徐々に子どもは離れていきます。

拙著から紹介【わかる!楽しい! 中学校数学授業のネタ100】(明治図書・学年別)

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  今回は、「わかる!楽しい! 中学校数学授業のネタ100」(明治図書・学年別)から、「はじめに」を紹介します。この本、9刷目のロングセラーになっています。

はじめに

 私は、常々、授業に向かう教師に対して、「ABCDの原則を守りなさい」と言っています。もともと「ABCDの原則」は、生徒に学校生活の基本として伝えていることです。
 A=当たり前のことを
 B=バカにしないで
 C=ちゃんとやれる人こそ
 D=できる人
 授業に向かう教師も、この「ABCDの原則」を守るべきだと思っています。
 A=当たり前のことを
 B=バカにしないで
 C=ちゃんと
 D=できる教師であれ
 特に若い教師には、厳しい口調で伝えています。

 数学教師としての「A=当たり前のこと」は、しっかりとした指導言(発問・助言・説明・指示)を発することができることです。とりわけ、数学的に豊かで深みがある説明がきちんとできることが、最重要だと考えています。

 では、なぜ「説明」なのでしょうか。それは「発問・助言・指示」がない授業は存在しても、「説明」がない授業は存在しないからです。ところが「発問研究」はよく耳にしますが、「説明研究」は聞いたことがありません。そのため「発問」の方が重要と考えがちになりますが、授業の土台を作っているのは「説明」なのです。数学教師らしい、論理的で説得力がある「説明」であり、生徒の興味・関心を高め、数学の世界にいざなうことができる「説明」なのです。

 こうした「説明」は、自分はどこで学んできたのかと振り返ってみました。まさに教科書や指導書の行間を埋めるような「説明」は、諸先輩方から、折々に学んできたことに気づきました。ベテラン教師の口伝で身に付けたと言っても過言ではありません。自分の教師生活を冷静に振り返り、自分が受け継いできた事柄を伝えようとしていない己を反省したのです。

 このような思いがあり、本書の構成は、単元ごとの「説明ネタ」「課題ネタ」「習得ネタ」「教具ネタ」を柱として、100のネタを紹介しました。ベテラン教師が自信を持ってお勧めできる授業ネタを「説明」「課題」「習得」「教具」の4観点から整理し、若い数学教師に伝えたいという思いを込めて書いたものです。
 
 どのネタも、単なる紹介ではなく、どのように説明して提示するのか、何に留意して説明するのか、生徒の発言をどう受け止め、どうまとめたらよいかという説明なども加えています。特に「説明ネタ」という項目がある書籍は、他にないと自負しています。まさにベテラン数学教師の口伝書なのです。本書は、明日からの授業にすぐに役立ち、また数学教師としてより力量を高めるための指南書としても愛読していただけるものと思っております。

 発刊にあたっては、明治図書の矢口郁雄さんから、実に的を射たご助言をいただきました。細部にわたって神経の行き届いた編集もしていただき、おかげさまで、とても親しみやすく、活用しやすい書籍となりました。あらためて感謝を申し上げます。

拙著から紹介【1年間まるっとおまかせ! 中1担任のための学級経営大事典】(明治図書)

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 今回は、「1年間まるっとおまかせ! 中1担任のための学級経営大事典」(明治図書・学年別)から、冒頭の「学級経営成功の5つの秘訣」を紹介します。

 1 「笑顔」を忘れない
 
 「笑顔を忘れないことが、学級経営を成功させるコツなのですか?」と聞かれたことがあります。「笑顔が一番重要です」と、自信をもって答えています。

 生徒の側から、学級担任の姿を考えてみてください。中学校入学当初の生徒に聞くと、「中学校は小学校に比べて恐い感じがする」と答える生徒が多くいます。このような心境の生徒の前に、「笑顔」のない、仏頂面の学級担任がいつもいたら、どのように感じるでしょうか。「失敗したら強く怒られそう」「あまり気軽に質問ができそうにない」など、学級作り当初から、生徒が担任へ距離を置いてしまいます。

 生徒が「温かい感じがする先生だな」「この学級には、安心して居ることができるな」など、生徒がこれから始まる中学校生活をプラスに感じることができるようにするには、学級担任の包み込むような笑顔が大切です。

2 1日に1回は学級に「笑い」を起こす

 「笑いがない授業をした教師は逮捕せよ」
とは、社会科授業名人の故・有田和正先生の名言です。ご自身の中学校時代を振り返ってみてください。みんなで気軽に笑い合える学級は楽しかったのではないでしょうか。有田先生は、楽しい授業作りには、笑いが欠かせないと言っておられるのです。このことは授業だけではなく、学級生活にも同様で、笑いは学級経営を安定させるコツの一つです。もちろん人をさげすむような笑いがあってはいけません。共感の笑いです。

 教師の自己開示が、生徒との距離を縮めると言われます。「先生もこんな失敗するんだ。私と一緒!」と共感すると、生徒は明るく笑います。

「中学生になると、定期テストというものがあります。先生はテスト前に一夜漬けをしたことを思い出します。教科書を開いたまま、いつの間にか、そこに伏せて寝てしまって・・・。気づいたら、ページがよだれでベトベト」

 このような教師の経験談は、自分でもありそうですので、共感できるのです。聞いているだけで楽しいのです。朝や帰りの会、給食の時間などに、担任が何かしら話題提供をして、みんなでわあっと笑い合うことを楽しんでください。笑いの多い学級は、安定した学級の証でもあります。 

3 「良い学級」の具体像を書き出す

 すべての学級担任が「良い学級」を作りたいという思いを持っていることでしょう。ところが「あなたが考える良い学級を具体的に教えてください」というと、曖昧な場合が少なくありません。もちろん、一言で「良い学級」を語ることは難しいことですが、いくつかの具体的なイメージをもっていることが大切です。

 そこで、自分で場面を限定して、「良い学級」のイメージを書き出しておくと良いでしょう。
<授業中>
・ 教師が話し出したら、すっと集中できる学級
・ 発言者の方に自然に顔を向けて聞こうとする学級
・ 「そうか」「わかった」「わからないから教えて」などと素直につぶやくことができ、そのつぶやきを学級全体が大切にする学級
・ 学びから逃げようとしている仲間に声をかけて戻そうとする学級
<学校行事・学年行事>
・ 誰もが学級所属意識をもって行動できる学級
・ うまくいかないときにこそ、学級でそれを乗り越えようという行動が見られる学級
・ 学校や学年の規律を保とうと行動できる学級
・ リーダーやフォロアーとしてどうあるべきかがわかっている学級
 このように具体的場面で、自分が考える「良い学級」の姿を書き出しておきましょう。担任として学級を見つめるポイントが明確ですから、良い点はズバリ褒めることができます。また、改善してほしい点を明確に示すことができますので、学級作りに失敗しません。

4 「判断尺度」を安定させる

 生徒が嫌う学級担任は、その都度、相手によって、判断が変わる担任です。北海道教育大学の横藤雅人先生は、織物を織ることを学級作りに例えて、「縦糸・横糸をしっかり張る」ことが大切だと言われています。しっかりとした縦糸張りは、「判断尺度を安定させる」ということです。特に4月当初は、生徒から聞かれることが多くあります。
「先生、この資料集は学校に置いていっていいですか」
「先生、どうしてあの場所は、1年生は入っていけないのですか」
「先生、中学校では給食の食べ残しはダメなのですか」
など、小学生気分がまだ抜けきれませんので、いろいろと質問してくる生徒がいるでしょう。そうしたときに、「判断尺度」をぶらさず、端的に答えることです。

 一人の生徒に伝えたことは、他の生徒にも伝わります。
「あれっ、私には、先生はそう言わなかったよ」
といったことがいくつか続くと、生徒からの信頼を失うことになります。不安定な学級を    生み出す要因となりますので、要注意です。ちなみに正しい応答にも関わらず、「判断尺度」がぶれるのは、隣の学級や先輩教師を意識しすぎてしまうことがあるからです。「このような返答をしたら、隣の学級とは違ってしまうかな」「先輩教師から、その判断は違っているよと言われてしまうかな」といった迷いが「判断尺度」のぶれにつながります。自分はこの学級の担任なのだ!と自信をもって応答すればよいのです。

5 価値付ける言葉を多用する

 学級担任として、集団のよさを価値付けたり、生徒に望みたいことを示す言葉を多用したりすることが大切です。これらを4月から6月頃にかけて、特に意識して行うことが、学級経営成功のコツの一つです。できるだけ早期に担任が描く学級像を示すことが重要なのです。

 心ある生徒は担任の思いに応えようと行動します。そのような生徒には、担任としての嬉しさを伝えたり、さりげなく褒めたりしましょう。すると、あまり意識していない生徒も徐々に考えて動くようになります。焦ることはありません。右のように掲示物を作り、価値付ける言葉を重ねていくこともよいでしょう。

拙著から紹介【中学校数学授業 発問・言葉かけ大全 生徒が考えたくなるキーフレーズ100】(明治図書)

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 今回は、「中学校数学授業 発問・言葉かけ大全 生徒が考えたくなるキーフレーズ100」から「はじめに」を紹介します。

 これまで多くの数学授業を参観させていただき、指導助言をしてきました。「主体的・対話的で深い学び」を具現化しようとする授業や、一人一台情報端末を活用した授業など、とても参考になる授業を見ることができています。

 こうした中、次のように思うことがあるのです。この場面で、「二つの考え方にはつながりはありませんか?」と発問したら、話し合いがさらに活性化して、生徒から数学的見方・考え方を引き出すことにできるのに、とても惜しい場面だ。

 あのような生徒発言があったのなら、「これですべてかな?」と、生徒をゆさぶる言葉かけをするといいのに。きっと、この事例しかないことを論理的に述べる生徒がいるはずだ。ああ残念。
 
 授業者は、単に問題を解くことができる生徒になればよいと思っているのではないか?授業を通して、生徒の数学的な資質・能力を育てることを忘れているのではないか?と心配になる場面にも出会います。この場面こそ教師の出番で、「もっと簡単にできないかな?」と言葉かけをして、学級全体の思考を高次に向かうよう仕向けるときだ、などと思うことがあるのです。
 
 自分が現役の授業者であったときには、上記のことができていたように書きましたが、けっしてそのようなことはありません。先輩や同僚から指摘を受けたり、自分が意図的に発した言葉への生徒の反応から体験的に学んだりしてきました。

 授業の指導助言者として、関わらせていただいている方には、私の知見を直接伝えていますが、皆さんの納得度が高いこともあって、広く皆さんに伝える機会があればと願っていました。
 
 こうしたとき、明治図書の矢口郁雄さんから、「生徒の思考を活性化する問いや価値づけの言葉を場面ごとにまとめた本を出しませんか」と、お声掛けいただきました。矢口さんには、「スペシャリスト直伝!中学校数学授業成功の極意」をはじめ、数学授業教育書を何冊も世に出していただいています。こうしたことを踏まえてのことでしょう。「集大成としての1冊をぜひ!」とのメッセージにも励まされ、皆さんにこうして手に取っていただける素敵な書籍を発刊することができました。
 
 「数学授業で使えるキーフレーズの目的と価値」の章では、本書で示した100のキーフレーズ以外にもオリジナル溢れるあなただけのキーフレーズを生み出すコツも示しました。本書を読んでいただければ、これまで以上に生徒が課題にのめりこみ、熱気あふれる数学授業となると思います。いつも手元において活用していただければと思います。

拙著から紹介【中学校学級開き大事典】(明治図書)

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 これから時々、拙著・編著の書籍から、自分の原稿の一部を紹介します。まずは、「スタートダッシュ大成功!中学校学級開き大事典」の第1章のごく一部です。

1 笑顔の教師であること
 「人は見た目が9割」(竹内一郎著)という書籍があります。大ヒットし、続編が出されました。そのタイトルは「やっぱり見た目が9割」です。つまり、第一印象は見た目で決まるということです。

 生徒の気持ちになってみると、新しい担任の先生が無表情であったり、声に明るさがなかったりしたらどうでしょう。先生の第一印象だけで、新年度が始まった途端、暗い気持ちになる生徒がいるのではないでしょうか。

 それまでの自分がどうであっても、学級開きの初日は、にこにこ顔の教師であることを意識しましょう。生徒から、「先生、無理して笑っているんじゃないの」と言われるくらいでいいのです。「いやあ、新しい学級が始まると思うと、つい嬉しくなるんだよ」などと、返答すればいいのです。生徒が「新しい学級でも頑張ろう」と思えるように、教師は笑顔で初日を迎えましょう。

2 はきはきした語り口

 「伝え方が9割」(佐々木圭一著)という本もあります。この本もヒットしました。売れるということは、多くの人が伝え方に関心があり、伝え方が大切だと思っているということです。確かに伝え方ひとつで、相手へ伝わる量がかなり違ってきます。その人の印象も変わってきます。

 学級開きの日、生徒の担任への関心は言うまでもなく高く、担任がどのようなことをどのように言うのかを注目しています。その際に、はっきりしない不明瞭な話し方で、伝わらない話をしたら、見た目の好感度が高くても、一気に評価は低下することでしょう。はきはきした語り口は、気持ちを高揚させます。テレビに登場する人で言えば、松岡修造さんのような明瞭さを心がけましょう。

2023年3月15日学位記授与で

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 玉置ゼミ7期生一人一人と最後の写真を撮ってもらいました。宝物が増えました。

3月26日(日)復活寄席の案内

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 大学落語研究会の先輩たちと卒業後もボチボチと開催してきた「復活寄席」が、3月26日(日)午後にあります。

 私は今回で高座に上がることを最終にしようと思っています。お時間がある方は、どうぞ最後の着物姿をご覧にきてくださいませ。いまだから話せることをネタにします(笑)。

啓林館リーダーセミナー2月18日にどうぞ

 2月18日(土)10時から1時間30分、啓林館東海支社で「リーダーセミナー 新時代の魅力ある学校づくり」と題して講演をします。

 まだ若干、席に余裕があるとのこと。また学校リーダーであれば、表記の立場でなくてもよいとのこと。皆様、ぜひ申し込みください。
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日本教育新聞掲載「いのちの授業をつくる」書評(野口芳宏先生)

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 2023年1月23日付日本教育新聞書評欄に「『いのちの授業』をつくる」の書評が掲載された。なんと野口芳宏先生が書いていただけた。大感激。以下はその内容。

 命の大切さ、実感させるには

 いのちは大切だと知らない子はいない。しかし、それを心の底から本当に大切だと実感し、認識させるのは「じつはとても難しいこと」と言う。正直で、謙虚な著者の重い言葉だ。

 その「じつはとても難しい」授業に挑み、その実りを確かに、具体的に、事実として語り、見せつつ、千校を超える学校を訪問し、30万人もの人々に感動を与え続けている人がいる。著者、鈴木中人氏だ。長女景子ちゃんが3歳で小児がんを発病、小学1年生で昇天という体験から会社を早期退職、「いのちの授業」に取り組み、講演しつつ全国を回る。「景子は死んでしまう子ではなく、生き抜いている子だと教えてくれた」と父が、「景子ちゃんの体が冷たい。風邪をひくといけないからタオルケットかけて」と涙を流す母親の言葉が切ない。「子供を亡くす逆縁の悲嘆…」「絶対、親より早く死んではいけない」と心の底から鈴木氏は訴える。

 もう一人の共著者、玉置崇氏は、公立中学校長、愛知県教委指導主事、教育事務所長等を歴任し、現在、岐阜聖徳学園大学教授を務める教育現場のエキスパート。鈴木氏の実体験に根差した授業や講演について、現場の教師としての豊富な実践経験を基に、分析、考察を加え、実践者の「いのちの授業」への貴重なポイントを簡潔、明快に提示する。共感、共鳴が結んだコンビならではの珠玉の一冊だと強く心を打たれた。(1760円 さくら社)(野口芳宏・植草学園大学名誉教授)

運命を感じましたと報告あり(玉置)

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 9期生の古賀君が、写真の拙著「スペシャリスト直伝 中学校数学科授業成功の極意」(明治図書)を持参して来研。
 
 「ある本屋に入って、何気なく1冊引き出したら、この本でした。先生とのつながりがある、運命を感じました」と嬉しいコメント。随分前に発刊した本だが、まったく色あせていないと思っている。まさに僕の授業づくりの原点。それを手にしてくれたことが嬉しい。

地元本屋さんにて拙著16冊!(玉置)

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 久しぶりに地元の本屋さんに出かけたら、拙著がなんと16冊も並んでいました。最新刊の「中学校数学発問大全」は山田貞二先生の著書と面陳。嬉しくて写真を撮りました。(玉置)

書籍「いのちの授業をつくる」の感想(玉置)

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 9月に新刊本「いのちの授業をつくる」(鈴木中人・玉置崇著、さくら社)を上梓し、全国の教育委員会や学校に献本するプロジェクト(9〜11月末)を進めました。

 みなさまから、「いのちのメッセージ」をいただきましたので、ここで紹介します。

〇 「感動しました。涙なしでは読めませんでした。圧倒的に本ものの『いのちの授業』があります。いのちのバトンを、現場の教師、子どもたちにバトンタッチしなければと強烈に感じました」(教育委員会指導主事)

〇 「本が学校に届きました。すごい反響です。直ぐに実践してほしくて、担任の先生方と共有しました。どういった取り組みをしてくれるのか、これからが楽しみです」(中学の先生)

〇 「手に持ってみれば小さな書籍ですが、読み終えた今、その重みがずっしりと心に響いています。『いのち』という深い難題に真正面から向かわれ、優しく分かりやすく、力強いメッセージに感銘しました」(校長)

〇 「じっくり、ゆっくり読むつもりで読み始めましたが、気がつけば、のめり込んでしまいました。お二人の視点はとても参考になりました。仲間の校長にも薦めます」(校長)

〇 「お二人の著作でありながら、単純な足し算の『二』ではなく、三にも四にも無限に広がっていく深さ。何よりも、景子ちゃんの人生の重さを、永遠の広がりを実感です。『今』と言う時間を大切にします」(教育関係者)

〇 「全ての子が命を大切にする生き方を目指すには、『命と向き合う教育』を展開しなければならないと思っています。本書はその入り口になるものです」(教育長)

〇 「この本も取組も素晴らしい。今の時代にこそ、大切にしたい、伝えたい、育みたいことです。私の役割を果たします」(教育長を務めた市長)

〇 「本には『授業』と書いてありますが、お父さんもお母さんも、おじいちゃんおばあちゃんにも、そして、子どもたちにも読んでほしい本です。自分の『いのち』が当たり前でないことに、気づかせてくれる本です」(教育関係者)

〇 「学校や教育関係者、知人へ献本します。本を手に取った人が何かを感じてくれたら、それをバトンのようにつなげてくれたら。次世代を生きる子供たちのために少しでもできることをします」(会社員)

〇 「少しだけですが寄付させていただきます。ただ儲けても、誰の子どもであれ自殺する社会では意味がありません。優しさを広げたいです」(経営者)

〇 「来年から教壇に立ちます。私は一度『いのち』を投げ出そうとした人間です。実習では『生きていれば必ず戻ってこられる』『死なないで』と伝えました。このような著書がこの世にあることに感謝です。感動という言葉では物足りないほど『いのち』について深く考えました」(大学生)

 このほか、多数寄せていただきました。皆様ありがとうございました。まだ書籍を手に取っておられない方は、ぜひお手元に置いていただければと思います。(玉置)

2022年11月26日教育と笑いの会写真その2(玉置)

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 教育と笑いの会後、いろいろな方から写真を送っていただけましたので、ここで謹んで紹介させていただきます。みなさま、ありがとうございました。その2です。(玉置)

2022年11月26日教育と笑いの会写真その1(玉置)

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 教育と笑いの会後、いろいろな方から写真を送っていただけましたので、ここで謹んで紹介させていただきます。みなさま、ありがとうございました。その1です。(玉置)
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