10月9日教師力アップセミナーでの学び(小林・古川・荒木)

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 こんにちは。9期生の小林美稀です。
 今回は、教師力アップセミナーで野口芳宏先生のご講演から学んだことをまとめます。

 私が今回のセミナーで一番印象に残っていることは、「授業の本質は『学力形成』にある」という言葉です。野口先生は、人格形成は教育の本質であり授業の本質ではない。学びは楽しまなくてもいい、授業は楽しくなくてもいい、学力を形成できればいいと仰っていました。

 確かにそうかもしれないと思いました。授業をいかに楽しく、子どもたちの心を掴むものにできるかはとても重要だと思います。しかしその目的は学力形成です。授業が楽しくて、子どもたちの心を掴めたとしても、学力が形成されなければ授業の意味がありません。私は、学力を形成するとともに、その学びへの興味関心が続く授業を目指していきたいと思いました。

 また国語科の授業に関して、語彙力を国語の授業で伸ばすには、チャンスを活かすことが大切だということを学びました。野口先生は、新しい言葉は反対の言葉を教えるチャンスだと仰っていました。一つ新しい語彙を学ぶたびに、二つ三つと新たな知識を得られたら、子どもたちにとって何倍も価値のある授業になるだろうなと思いました。私は、現代は子どもが辞書を引く機会がほとんどないと考えています。実際に教育実習で辞書を引く活動を取り入れた際に強く実感しました。辞書を引く機会を増やすための努力をするよりも、野口先生が説明されていた「チャンスを活かす」ような、新たな方法で子どもたちの語彙力を伸ばす方法を考えていきたいと思いました。


 こんにちは!9期生の古川です。今回は、第4回教師力アップセミナーでの野口芳宏先生のご講演を通して学んだことをまとめていきます。

 私が1番印象に残っているのは、

「全員参加する授業は立場を決めることが重要である」

という言葉です。子ども1人1人が当事者であり、意見を持つことが大切です。◯なのか×なのかノートに書かせたり、なんでもいいから予想を書かせることが全員参加の授業になると説明していました。この話を聞いて、自分の立場を決めることの必要性を感じさせられた。ただ単にグループワークをして全員が参加しているようにするのも大事かもしれないが実際はもっと最初の段階で1人1人が立場を持つことがその後の活動に繋がり必須であると気づかされました。

 中学校実習では、どんな子でもまず立場を決めることを意識して取り組んでいきたいと感じました。基礎的なことかもしれませんが授業の本質である学力形成につながることであり、生徒が主体的な学びに繋がってくると学びました。

 大学での講義があり、第3部のチャットを活用した野口先生から学び質疑応答から参加させていただきましたが本当に学びの多い時間でした。私たち若い世代に向けて、野口先生から「根本・本質・原点を大切に」というお言葉をいただきました。この言葉を忘れず、これからも活動していきたいです。

 玉置ゼミで活動していると毎度耳にする「野口芳宏先生」。念願であった野口先生の講演を聞くことができて本当にいい経験をすることができました。野口先生、玉置先生、ありがとうございました。(古川)


 こんにちは、9期生の荒木です!!私も教師力アップセミナーでの学びをまとめたいと思います。

[授業の本質は学力形成]
私が1番印象に残っているのは「授業の本質は学力形成」という言葉です。
 教育実習を終えて、私が印象に残っている子どもの姿は、キラキラした笑顔で楽しく学ぶ姿でした。子どもたちが楽しんで学んでくれる姿は教員側にとっても嬉しい姿です。しかし、「楽しむこと」が1番の目的ではありません。

 授業を色んな角度から見るほど、軸がぶれそうになりがちですが、「何が根本、原点、本質なのか」を常に考えることが必要だと学びました。

[新しい言葉…反対語を教えるチャンス]
 「国語教材で新しい言葉が出てきたら、反対の意味の言葉を教えるチャンスだ」という言葉が印象的でした。注意して聞いてみると、野口先生は、授業の色んな場面で反対語を用いた説明をしていました。
 
様々な反対語を知ることで、新しく習う語に対する理解やイメージが深まり、ただ文を読むだけでは見えなかった世界が広がっていくようでした。
 
 私が小中学生の時は、教科書の新しい単語ばかりが並んだ文章を見ると、「読むのが難しそう」「また覚えないといけない単語が増えたな、いやだな」という気持ちになっていました。しかし、反対語という既存の知識からつなげて新しい単語を知ることはとても楽しく、自分の世界が広がったようで、前向きな姿勢で学びに向かうことができる他、記憶にも残りやすいと感じました。
 
[野口先生の話術]
 今回の講演は学びあり笑いありのとても楽しい講演でした。間や言葉の抑揚を効果的に使って聞く人を惹きつける野口先生の話術は、見習いたいポイントが多くありました。今までは話す内容ばかりを意識していましたが、話し方がここまで聞き手に与える印象を変えるものかと驚き、意識していかなければと思いました。

 あと1週間で中学校教育実習が始まります。不安が大きいですが、今回の講演での学びや小学校教育実習での反省を活かし、全力で挑みたいと思います!素敵な学びの機会をくださった野口先生、玉置先生、ありがとうございました。(荒木)

10月9日 教師力アップセミナーでの学び(寺尾、伊藤、柴山)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は野口芳宏先生のご講演を通して、教員になって活かしていきたいことをまとめていきます。

 まず、今回の中で1番のキーワードであるといえる「授業の本質は学力形成にある」ということを常に忘れずにしていきます。この本質を頭に置いておかないと、子どもたちにどういった力をつけたいのかということや授業構成などがブレてくると思います。授業づくりの土台には学力形成があり、そのうえで子どもが楽しいと思える授業をしていきたいと思います。

 2つ目は、話し方についてです。相手の目を見て話したり、適切な間を取ったり基礎的なことから気をつけていきたいです。また、野口先生のように、伝えたいことを自分なりの言葉で端的に表せるよう意識していきます。

 3つ目は、国語の説明文の音読についてです。「題名は本文よりもゆっくりと大きな声で読む」、「鉤の前後は間を取る」「本文は静かに読み始める」など、細かなところも意識し、子どもたちに音読の大切さを伝えていきたいと思いました。
野口先生の講演は、先生の一言でどっと笑いがおきていましたし、思わず聞き入ってしまいます。

 また、自分が教員になったら常に根本・本質・原点に立ち返りそれらを確認していきたいです。今回も多くの学びを得られたとても貴重な機会でした。野口先生、玉置先生ありがとうございました。(寺尾)


 こんにちは!8期生の伊藤です!今回は、教師力アップセミナーでの野口芳宏先生のご講演を通して学んだことをまとめます。

 私が1番印象に残っているのは、「授業の本質は学力形成にある」というお言葉です。子どもが授業を楽しいと思えても、子どもの学力が形成されなければ全く意味のないものになることが分かりました。野口先生は、子どもの学力形成のために、授業の中であらゆる工夫を取り入れていました。それは、教科書に出てきた言葉からどんどん広げるということです。例えば、教科書にある平仮名の字を黒板では漢字で書かれたり、教科書にある言葉の類義語や対義語を教えられたりしていました。このような字が読めてたくさんの語彙を知るチャンスを掴むことが大切なことなんだと学びました。

 私が理想としている授業は、子どもが楽しいと思える授業です。今回の学びを活かし、色んなことを学ぶことができることに楽しさを感じられる、そんな授業をしていけたらいいなと思いました。

 今回はありがとうございました。授業名人の方から貴重なお話が聞けてとても光栄でした。野口先生のご講演に参加させていただいたのは、今回で2回目でした。1回目も2回目も、野口先生の話術の高さに驚かされました。まだまだ現役の野口先生から、またお話が聞けることを楽しみにしています!(伊藤)


 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、野口芳宏先生のセミナーに参加させていただきました。「授業の本質は学力形成」という言葉が最も印象に残っています。
 
 野口先生は、国語科でつける学力の一つに、「語彙力」があるとお話されていました。話を読む中で、多くの言葉が出てきます。話の中に「陸生」という言葉が出てきたら「水生」という言葉を問う。「地方」が出てきたら「地域」や「地区」との違いを問うなど、思わず辞書をひきたくなるような問いを模擬授業の中で紹介していました。一つの言葉から派生して多くの学びを提供していくことが大切であることを学びました。私自身、子どもと共に辞書を引き、学ぶ習慣をつけていこうと思いました。言葉に注目して学びを深めていけるような国語の授業を行っていけるよう頑張ります。

 野口先生の話術からも大きな学びがありました。野口先生は、自分の主張を「向上的変容」などのように短く表現してから、すぐに主張の内容を話していました。「国語なら〜」や「算数」なら〜」などのように比較するものを出し、イメージが湧きやすいように話を進めていたことも印象的です。そのおかげで、最後の簡潔にまとめられた一声を聞いたときにお話の内容がスッキリと頭の中に入ってきました。私も、「短く表現」「内容は比較対象を出す」「最後は簡潔明快」の3つを意識して、話し方を向上させていきたいと思います。

 昨年に引き続き、今回も生で野口先生のお話を聴けたため、多くの学びを得ることができました。野口先生、玉置先生、本当にありがとうございました。野口先生のように、話術を向上させ、いつまでも若く成長し続けられるようがんばります!また、生で野口先生から学ばせていただけることを楽しみにしています!(柴山)

10月8日楽亭じゅげむさんの講演からの学び(柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、虹天塾近江の楽亭じゅげむさんから「失敗を笑いに変える思考」について学ばせていただきました。冒頭で大切だとおっしゃっていた「全員が幸せになる笑い」をつくるうえで、意識したいと感じたことを記事にさせていただきます。

 セミナーでは「否定はしないこと」を根本に、じゅげむさん実演の落語から登場人物の行動を考えました。味噌豆という話では、弟子がどこかに隠れて店の豆を食べようとしています。厳しい師匠に見つからなそうな便所で食べようとしたところ、便所で隠れて豆を食べている師匠に鉢合わせてしまいます。ここで、弟子の行動を考えました。

 「師匠は僕に厳しくするのに、なんで店の豆を食べているんですか?」と否定的にぶつかってしまっては笑いにつなげられません。ちょっと角度をずらして「一緒に食べようと思いまして!」や「おかわりを持ってきました!」といえば、起こったことをほっこりと受け止めることができます。

 起こってしまった状況を面白く捉えて切り返す「落語思考」は私生活や学校での生活にも必要だと感じました。「落語思考」が身につくことで、子どもの行動を正面から叱ってしまうのではなく、クスっと笑えるような切り返しで受け止めることができます。自分自身にも余裕ができ、子どもも失敗しても大丈夫と思える、あたたかい学級をつくっていけると思います。

 じゅげむさんは、「周りの面白い人から学ぶことが落語思考のコツ」と話していました。玉置先生や8期生のみんなは、毎回面白い角度から物事を捉えています。今は「落語思考」を身近な所から学ぶ絶好のチャンスです。「起こったことを否定しないこと」を意識して、状況を面白く捉えて切り返していけるよう、周りから学んでいこうと思います。

 玉置先生、虹天塾の皆様、今回は本当にありがとうございました。ビデオ視聴の形で参加させていただけて、本当に嬉しかったです。自分の中に新たな視点ができました!実は僕は今日の朝、2度寝して寝坊しましたが、おかげで夢の中で北海道に行くことができました!海鮮丼を食べるために、今から3度寝してこようと思います!(柴山)

10月18日 8期生ゼミでの学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。食欲の秋、お芋のスイーツにはまっています。秋になるとよりお芋が食べたくなってしまうのはなぜなんだろうと思いながら、ついつい沢山食べてしまっています。笑

 先日の8期生ゼミでは、前回に引き続き赤坂真二先生の本の深掘りをしました。今回は「信頼される教師〜中学校編〜」と題して、中学校において信頼される教師の姿を学びました。赤坂先生の本では、信頼される教師の姿として「安心できる教師」「不信感を抱かせない教師」「教師としての役割を遂行する教師」の3つが述べられていました。

 今回全体で論議した内容は「教師としての役割を遂行する教師」の中で本に出てきていた「『やわらかい壁』として指導するにはどうしたら良いか」という内容です。この「やわらかい壁」というのは、子どもになめられてはいけないと思うあまり、強面で大きな声を出して威圧的な指導をするのではなく、問題状況の中にもポジティブな変化を見つけて、教師自身の自己開示も含めた配慮した指導のことです。「やわらかい壁」として指導するには、どんな場面、どんな言葉で指導していけば良いのかをみんなで話し合って深めていきました。

 話し合いでは以下の意見が出ました。
・子どもに恥をかかせないために、人目がある中で叱責しないようにする。
・軽い指導であればユーモアを交えながら指導する。但し、指導するべきことはしっかりと伝えるようにする。
・子どもの人間性を否定することは言わない。
・自己開示をすることで、子どもと対等に近い関係になれる。
・他の子どもに迷惑をかけているかどうかを指導するかの判断材料にする。
・指示を明確に出しておくことで、その指示に従ってないときに「今は〜する時間だったよね」と確認する形で指導する。
・「でも」「しかし」という否定の言葉から話し始めない。
・子どもの問題行動の裏にある背景を理解する。

 ゼミが終わった後には、みんなでケーキを食べ、玉置先生の誕生日をお祝いしました!プレゼントも喜んでくださって、美味しいケーキも食べることができて充実したゼミでした!玉置先生、お誕生日おめでとうございます!!(前野)

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(安藤・芝田)

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【安藤】
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です!
 先日、犬山中学校で授業を参観させていただきました。そこでの学びを早速記事にしていきます!

[教師と生徒の関係]
 授業を参観させていただいて印象に残っていることがあります。それは教師と生徒が「対等」であることです。生徒が教師に「もう少し〜したい、してほしい」と自分の思いを伝えている場面を目にしました。これは教師が教えるという上からの立場ではなく、教師と生徒で授業をつくっていく、まさに“子どもありきの授業”だと思いました。
 その秘訣は対等な関係にありました。対等な関係をつくるには自己開示が大切だと仰っていました。時には自分の失敗談を話して飾らない、ありのままの自分を子どもに示すことが大切だと学びました。立場的な面ではしっかりとメリハリをつけつつも、対等な関係も意識して子どもと関わることを意識していきます。

[教師になるにあたって]
 参観後、先生方に質問をさせていただくお時間をいただきました。そこでの学びも記事にしたいと思います!
 4月から教師になるにあたって、1番大切なことを質問しました。先生は「素直である事」とおっしゃいました。分からないことはすぐに先生に質問に行く。子どもに対しても、誰に対しても自分の過ちは認める。強がらない。これは分かっているつもりでも中々できないことが多いです。どんな時も「素直さ」を忘れない教師であれるよう、自分を見つめ直しながら人と関わることを大切にします。

 実際に現場の様子を見させていただいて、子どもの様子や先生方の動き、授業、雰囲気など大学では学べないことを学ばせていただきました。あと数か月で私も子どもの前に立つと考えると不安なことが沢山出てきます。しかし先生方の姿を思いだしながら、学生ではなく、一人の教師として子どもの前に立てるよう努力してまいります!今回も貴重な学びの機会をありがとうございました。(安藤)


【芝田】
 こんにちは。8期生の芝田です!今回は、犬山中学校での学びを記事にします。
私の住む扶桑町と犬山市は隣接しており、部活動では何度も練習試合をしたことを思い出しました。また、小中学校時代に教えていただいた先生方との再会もあり、懐かしさを感じました。

 授業を観させていただいた全ての先生方が、独自の工夫をされており、勉強になることが多くありました。その中でも、一番印象に残ったのが、3年生の社会科の授業です。芸能人のプライバシーについて、四つの立場に分かれ意見を交流していました。「〇〇という立場の人に言いたいんですが」と話す相手や内容を明確にし意見を伝えていました。さらに自分たちのグループに対しての意見や質問に、「でもこんな立場があるよ」「確かに言われてみると」「一部は理解できるんだけど」など自身の想いを伝え合っていました。

 授業後には、現役の先生3人と玉置先生の対談形式で、授業についてや生徒との関わりについて話していただきました。この対談の中で、理想は「教師がいなくなっても意見交流が進み、内容が深まっていく授業だと思います」というお話がとても印象に残っています。

 その後、先生方に直接質問をする機会を設けていただきました。私の「ICT機器の利用についてどうお考えですか」という質問に対し、「感想や意見などの文章はデジタルでなく、手書きで書くのが生徒の想いが伝わりやすいのではないか」とお話をお聴きしました。自身のこれまでを振り返ってみると、たくさんの思考や意見交流があった講義の感想やまとめは自然と筆圧が強くなって、文章が上手くまとまっていないと感じつつ、ペンがどんどん進んでいたなと思います。デジタルとアナログのいいとこ取りをする為には、使い所を間違えてはいけないと強く思いました。

 半日の中で多くの学びをさせていただきました。このような機会を設けていただいた犬山中学校の先生方、玉置先生、本当にありがとうございました。(芝田)

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(澤本、柴山)

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 こんにちは!8期生の澤本です。今回は10月4日に犬山中学校に学校訪問させていただいたので、記事を書いていきます。
 
 今回は4時間目、5時間目の授業を参観させていただきましたが、2時間で20以上の授業を見ることができました。今まで一度にこんなにたくさんの授業をみたことはなかったのでとても貴重な時間になりました。先生が楽しそうに明るく授業をされているクラスは子どももとても生き生きとしていて、子ども同士のつながりを感じました。また、「こっちの方がいい」、「こうじゃない?」と疑問や意見が飛び交っていて、私もこんなクラスをつくりたい、こんな授業をしたいと思いました。

 授業後には、全体会に参加させていただき、その後には現役の先生に来ていただき、私たちの質問に答えていただきました。どの先生も学級経営において意識していることとして『褒めること』が大切だとお話していただきました。さらに、子どもや他の先生方、保護者の方に対して、「ありがとう」、「ごめんなさい」をたくさん伝えることも学びました。人として飾らず、人と人とのつながりを意識して、何よりも自分が楽しく学校生活を送っていきたいです!!

 玉置先生、犬山中学校の先生方、今回私たち玉置ゼミ8期生に貴重な機会をつくっていただきありがとうございました。みんなで一緒に学べるのも残りわずか、最後の最後までみんなで高め合っていきます!(澤本)


 こんにちは!8期生の柴山です。4限、5限の時間に多くのクラスの授業を参観させていただきました。特に、「人権」をテーマにした3年生社会科の授業が印象に残っています。意見が分かれる題材ほど、みんなの前で発表することが難しいように思います。しかし、生徒は実際の事件に対しての意見を堂々と発表し、学びあっていました。様々な意見を聴き合うために話し合い、発言者の方を見て聴き合う姿勢が生徒たちに浸透していたため、今回のような雰囲気ができていたのだと思います。

 協議会で先生は、「1年生の時からこの授業の形式を続けている」とおっしゃっていました。私も、全員で学びあう授業を行うために4月から学びあう授業を行う習慣を子どもたちにつけていこうと思いました。

 授業の参観後、学級経営を行う上で大切なことを先生方に教えていただきました。つながりの幸せを生むことが大切だというお話が印象に残っています。子どもに活躍できる役割を与え、できた時に「ありがとう」と伝えること。活動で何かあった時には、「大丈夫だったか」などのように子どもに声をかけたりすることの繰り返しが大切だとお聞きしました。保護者の方にも、子どもの学校での活躍や、報告をすることの大切さも学びました。

 今回、4月から教壇に立つ私たちにとって、すぐ役立つ重要なことを教えていただきました。本当にありがとうございました。私も自分と関わる人全員を大切にすることを通して、楽しい学級をつくっていこうと思います。このような機会をつくってくださった玉置先生、犬山中の皆様、本当にありがとうございました。必ず、現場で今回の学びを活かしていきます!(柴山)

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(伊藤、新谷)

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 こんにちは。8期生の伊藤です。今回は、犬山中学校を訪問させていただいたので、そこで学んだことを記事にします。

 犬山中学校に訪問させていただいたのは2回目でした。犬山中学校の授業を見させていただくと、第一に先生と子どもとの信頼関係の良好さを感じます。先生と子どもとの信頼関係が良好であるため、授業中には、子どもの楽しそうな顔、生き生きとした顔が多く見られました。授業を見ていた私でさえも、笑顔になりました。私も、子どもの楽しそうな顔、生き生きとした顔が飛び交う授業をしたいと、心から思います。このような授業をするためのポイントを、犬山中学校の先生方の授業やお話から学ぶことができました。

 授業の様子から学んだことは、子どもが食いつくような言葉や題材を取り入れることです。これは、特に社会の授業を見させていただいたときに学びました。社会の授業は、暗記科目と言われるため、教科書の太字を先生が説明してしまえば、そこで授業は終わります。この授業であると、子どもは退屈に感じてしまいます。私も実際に、このような社会の授業を受けたことがありますが、授業中に寝てしまうことが多かったです。

 しかし、今回見させていただいた社会の授業では、身近な題材を取り入れていたことで、子どもたちが食いつき、全員が生き生きとした顔でディベートを行っていました。このように、クラス全員が授業に参加できる授業にするためには、子どもが食いつくような言葉や題材を取り入れる授業作りが大切であることを学びました。

 現場の先生から学んだことは、子どもたちと同じ目線に立ち、同じように楽しむことです。これは、英語の授業を見させていただいたときに、先生と子どもの信頼関係の良好さを感じたため、この信頼関係はどこからきているのかを、現場の先生にお尋ねしました。その先生のお話の中で、変に先生っぽくいないこと、子どもと対等にいること、が特に印象に残りました。私は、教育実習で子どもと友達みたいな関係性になってしまい、子どもから舐められてしまったことが課題でした。そのため、もっと先生っぽくしないといけないんだと反省していました。そんななか、このようなお話から、常に先生っぽくいなくてもいいということを聞き、安心しました。そして、子どもたちと同じ目線に立ち、同じように楽しむことが、子どもとの良好な信頼関係を築くために大切なことを学びました。

 このように、今回の学校訪問を通して、多くのことを学ぶことができました。4月から教壇に立つ私にとって、とても貴重な学びであり、どれも参考になることばかりです。犬山中学校の先生方、玉置先生、今回もこのような貴重な機会をありがとうございました。ゼミ生一同で学びを高め合い、4月から少しでも良いスタートダッシュを切ることができるように頑張ります。(伊藤)


 こんにちは!8期生の新谷です。先日、犬山中学校へ授業の参観へ行かせていただきました。犬山中学校は今回で4回目の参加となり、毎回参観させていただく度に、校長先生の明るい雰囲気や熱意に惹かれたり、先生方の授業技術に圧倒されたりしています。

 今回は2時間で20以上の授業を見させていただきました。その中でも特に印象的だった授業があります。それは「人権」についての授業です。この授業ではディベート形式で、人権について生徒同士が議論を行っていました。

 人権についてただ言葉と意味を教えれば5秒で終わるけど、それだけではなくて実際の場面を想定して議論することで子どもの学びになるという安形先生のお言葉通り、子どもは自分の思った意見について他の意見の生徒と議論し、学びを深めている姿が印象的でした。犬山中学校で授業を見る度に、私の受けていた授業ととても違っていて、こんなアイデアがあるのかと驚き、早く教師になって先生方のような面白い授業を考えたいとワクワクしてしまいます。また、子ども同士の学び合いの大切さを改めて感じ、私が4月に教壇にたった際には特に意識したいと思いました。

 最後に、先生方に質問をさせて頂きました。特に印象に残ったことは、学級経営では自分と反対になりそうな子を寄せるということです。自分と反対になりそうな子に対し、積極的に関わりに行って信頼関係を築く、その信頼関係が他の生徒を引き寄せる元となるということでした。

 大人の本気を見せるという言葉も印象に残りました。自分の弱い所を出したり、大人だってこんなに本気になれるんだという姿勢が、教師に対し安心感を持つきっかけになったり、なんでも自分の思ったことを言える関係作りになることを教えていただきました。

 今回も多くのことを学ばせて頂きました。犬山中学校の先生方の授業は毎回私の刺激であり、また、先生方の暖かい雰囲気や、人柄は私の憧れです。私も教師になって先生方のようになりたいとより一層感じる一日となりました。本当にありがとうございました。(新谷)

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(寺尾、前野)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!今回は、先日犬山中学校で授業を見させていただいたので、そこで学んだ4月から生かせるポイントをまとめます。

 まず1つ目は、小さなことも言葉にして褒めることです。今回多くのクラスを見せて頂きました。その中で、ここに気づけていいねなど、しっかりと言葉にして褒めることで、子どもたちの意欲もより上がるのでは無いかと思いました。また、教師が子どもをしっかりと褒めていたクラスは雰囲気もよかったのでぜひ意識したいです。

 2つ目は、聞き合うクラスにするために、得たり学んだりした知識を活用したり発表したりする機会を意図的に取り入れることです。やはり教師が話すばかりの授業や、インプットだけの授業では子どもたちも面白いと感じないでしょうし、自分の力がつかないと思います。そこで、毎授業少なくとも1回はアウトプットの機会を設けて子どもの力をつけていくと共に、面白い、楽しいと思える授業づくりをしていきたいです。

 3つ目は、発言している子以外の表情をよくみることです。これは、味岡小学校に行かせていただいた時にも学びました。実習を振り返るとどうしても発表者に目が行きがちでなかなかほかの子どもの表情を見ることが出来ませんでした。しかし、発言している子以外の表情をみれば、その子たちにも意図的指名が出来るし、全員参加の授業にも繋がるのではないかと思います。自分の中でこれが一番難しいと感じるので意識的に行いたいです。

 久しぶりに学校での授業を見させていただき、4月から自分がやっていけるのか少し不安になった部分もありました。ですが、まだ半年あります。その半年で、4月から生かせそうなポイントを多く学び、実践して行けるようにしていきます。(寺尾)


 こんにちは!8期生の前野です。先日、犬山中学校で授業を見させていただきました。全てのクラスの授業を見ることができ、多くの学びがありましたので記事にしていきます。

 様々な授業を見た中で特に印象に残った場面は、英語の授業で生き生きとどの子も英語を使って活動をしている場面です。授業を見ながら、なぜこんなにも子どもたちは生き生きと活動に取り組めているのだろうと考えました。私なりに考えた結果、2つの要因があるのではないかと思います。

 1つ目は子どもたちが「話したい!」と思えるような活動内容を設定することです。今回見た授業では、無人島にいる設定で必要だと思うアイテム、必要でないと思うアイテムを英語で表現するという活動をしていました。子どもが話したい、考えてみたいと思う場面設定や活動内容を生み出すのは、教師の手腕にかかっていると思います。私も、子どもの興味・関心を引き出せるような授業を作れるよう、もっともっと勉強しなければと感じました。

 2つ目は子どもを引きつける話術です。子どもが思わず反応したくなるような言葉選びでクラス全体が笑顔に包まれていたのがとても心に残りました。そして、先生の明るさが子どもたちにも伝わってクラス全体が活気に満ちあふれていました。私がそのクラスで授業を見させていただいたのはわずか数分でしたが、きっと毎授業こんな温かく笑顔あふれる中で授業が進められているのだろうなと思いました!
授業を見させていただき、子どものキラキラした笑顔が印象的で私も子どもが輝く姿を引き出せる教師になりたいなと強く感じました!

 授業を見た後には、犬山中学校の先生方に直接お話を聞く時間を頂くことができました。4月から中学校で勤務する私にとって、子どもと接するときに気を付けていること、学級経営で大切にされていること等、多岐にわたってお話を聞くことができる貴重な時間になりました。先生方のお話から子ども一人一人を見て、どの子も大切だという気持ちで子どもと接しているのだなということが伝わってきました。

 久しぶりの学校訪問で、半年後いよいよ教壇に立つんだなと実感しながら授業を見て、うまく授業できるだろうかとちょっぴり不安になりながら見学していました。不安なことはたくさんありますが、何よりも子どもたちの前向きでキラキラした姿を引き出すことを目標にしていきたいと強く思いました!

 ゼミ生を温かく受け入れてくださった犬山中学校の先生方、そして学ぶ機会を作ってくださった玉置先生、ありがとうございました。(前野)

10月8日 楽亭じゅげむさんの講演での学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。10月8日に落語教育家の楽亭じゅげむさんの講演にオンラインで参加させていただきました。講演のテーマは「落語から学ぶ失敗を笑いに換える思考」。教育に失敗を笑いに換える落語の考え方を取り入れてみようという楽亭じゅげむさんのお話から学んだことを記事にしていきます。

 この講演のテーマである「落語思考」。私はこの言葉を今回初めて知りました。「落語思考」とは、日常に起こる失敗を笑いに換えて受け入れようという考え方のことだそうです。

 今回の講演では、実際に落語の話を使って、落語の中で出てくる失敗を自分ならどう切り返して笑いに変えるかというワークを行いました。実際に自分で考えてみるとなかなか面白い返し方が思い浮かばず、私には笑いのスキルが全然足りないなと感じました。講演に参加されている方の面白い返し方を聞いて、パソコンの画面の前で思わずクスッと笑ってしまいました。(笑)

 落語と聞くと普段馴染みがないこともあり難しいものだと感じていましたが、日常のちょっとした失敗をユーモアたっぷりに笑いに昇華させているものだと分かりました。いくつか落語を学んだ中で、お気に入りの作品は珍念とお師匠さんの微笑ましい関係性が印象深い「転失気」です。転失気の正体が分かった珍念がお師匠さんを騙そうと嘘をついて転失気が何なのかますます分からなくなっていくところが面白いなと思いました。

 今回の講演を通して、子どもたちがちょっとした失敗をしたとしても、失敗を温かな笑いに換えて周りの子どもたちも受け入れようとする温かい雰囲気を作っていけたらなと感じました。教師も子どもも失敗することはたくさんあると思います。1つ1つ目くじらを立てるのではなく、ちょっとした失敗なら丸ごと包んで笑いに換えて、子どもも失敗を恐れずに色々なことに挑戦できるような雰囲気を作りたいです。

 今回素敵な講演で新たな学びをくださった楽亭じゅげむさんと関係者の皆様、講演を紹介してくださった玉置先生、ありがとうございました。(前野)

10月8日楽亭じゅげむさんの講演からの学び(荒木)

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 こんばんは。9期生の荒木です!10月8日に、落語教育家の楽亭じゅげむさんに、「落語から学ぶ失敗を笑いに換える思考」というテーマでご講演頂きました。

 日常の失敗を、落語に出てくるユーモアや温かい笑いを使ってその場の空気を良くする術について学びましたので、そこでの学びを記事にしていきたいと思います。

[小学校教育実習での葛藤]
 私は小学校教育実習で、毎日クラスの児童のいいところを見つけるようにしていたのですが、子どもの良さに気づけるようになる嬉しさの反面、先生として、児童の良くない言動を見つけた時には毎回指導しなくてはいけなくて、指導のために毎回否定の言葉を使わないといけなかったのが少し辛かったです。指導をする時には、ダークな雰囲気になりすぎないよう言葉選びや言い方を気をつけたり、一方的な指導にならないよう児童の意思でその後の行動を決めさせるようにしたり、「○○さん」とその子の名前を呼ばずに指導することで子供の存在自体を否定することがないように心がけていましたが、それでもやはり指導の後は、いつもよりも場の雰囲気がダークになってしまうことがありました。

 そんな中、今回の講演を受けて、失敗を笑いに換えるという目からウロコの考え方を知り、児童への指導に前向きになれましたし、子供同士の関わりでもとても大切な考え方だと感じました。新しい視点をいただき、考えや心が広くなったような気がします!

[指導について]
 しかることも大切ですが、しかってばかりでは子どもとの間に距離が生まれてしまうこともあります。落語のユーモアや笑いを取り入れるという1つの選択肢が自分の中に出来て、指導の幅が広がりました。最初は落語は難しい印象がありましたが、実際に落語の面白さにふれて、温かな笑顔溢れる時間を過ごすことができ、私もこんな雰囲気の学級や学年、学校を作っていきたいと思いました。

[子供同士の関わりについて]
 今回の講演は言葉の大切さを実感する講演でもありました。学校における笑いがいじめの笑いになっていて、気づかずにそれを受け入れてしまう現状があるというお話も伺いました。

 今回、人を傷つける笑い とみんなが気持ち良く笑い の違いについてお話がありましたが、私自身も今まではこの2つの違いについて深く考えたことがなかったように思います。失敗しても否定せずに受け入れ、むしろ乗っかる。そんな素敵な関係性を子どもたちにも築いていって欲しいと思いました。人を喜ばせる笑い、気持ちの良い笑いがあふれる温かい場所を子だちと一緒に作っていきたいと思いました。

[最後に]
 講演では、落語に出てくるユーモアや温かい笑い使ったワークを行いました。私はなかなかいい言葉が思い浮かびませんでしたが、楽亭じゅげむさんも最初は上手くいかず、面白い人に近づきその日笑ったことを残すお笑い日記をつけていたそうです。そこで私も今日からお笑い日記を始めてみようと思います!!

 今日、また新しい世界に1歩足を踏み入れたドキドキ感と色々な考えに出会えた嬉しさで胸がいっぱいです。玉置先生、楽亭じゅげむさんを始めとする関係者の皆様、素敵な体験をありがとうございました。(荒木)
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10月11日8期生第2回ゼミ(澤本、寺尾)

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 こんにちは!8期生の澤本です。にょっ!最近の朝夜が急に寒くなりましたね。今月末に衣替えをするまでなんとか耐えたいと思います。昨年カレーうどんを飛ばし、クリーニングに出していた白トレーナーが大活躍しています。

 今回は、10月11日のゼミでの学びを記事にしていきます。今回から赤坂真二先生の『指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと」という著書を読み、担当者がプレゼンを行いました。その後、気になったことをみんなでディスカッションし、学びを深めていきました。

 私は、第1章の後半部分を担当しました。赤坂先生は弓削先生研究を引用し、教師の指導行動のカテゴリーを「ひきあげる」機能と「養う」機能の2つに分かれていること、さらにその2つを細かく「注意指示」、「突きつけ」、「受容」、「理解」に分類されていることが述べられていました。

 ディスカッションとして「子どもと教師の対等な関係とは?」について行いました。子どもと友達になってしまうような対等ではなく、互いに尊重しながら双方向性のある関係作りが大切という結論になりました。やらされている感なく、子どもが主体的に「やってみよう」と思えるような関係を築いていきたいと思います。4月から教壇に立つことを意識して学びを深めていきたいと思います。(澤本)


 こんにちは、8期生の寺尾です!!先日の8期生ゼミで赤坂真二先生の本の深掘りをしました。

 私は、「子どもが教師を信頼していることをどこで判断するか」という問いを提示し、全員で論議しました。

 プレゼンを発表した上で、改善したい点が二つありました。一つ目は、プレゼンテーションの工夫です。アニメーションをつけたり、わかりやすいようにフリー素材のイラストを使ったりするなど、もう少し工夫できた点があると感じました。聞き手に配慮することの大切さを改めて感じました。

 二つ目は話し方です。同じ日に発表した澤本くんは、間を取ったり、聞き手に問いかける話し方をしたりするなど、様々な工夫をしていてとても話が入ってきました。野口芳宏先生のセミナーで学んだ話し方を意識しようと思っていましたが、いざ前に立つとすぐには難しかったです。人前で話す機会で毎回意識していきます。

 そして、問いについては話し合いで以下の考え方が出ました。
・先生のために何かをしたい、先生が困ったときに助けたいという行動が見られたとき
・分からないことややりたいことを子どもから言われたとき
・間違っているかもしれないが自分の意見を主張したとき
・直接ではなくても、親を通して知ったり、他のツールを使って知れる
・授業に出席するときではなく参加したとき

 今回のゼミは、一種の模擬授業のようで緊張感もありました。ですが、これから改善できる点も見つけられたので、意識していきたいです。(寺尾)

小学校教育実習で学んだ3つのこと(榊原)

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 こんにちは、玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。私は9月1日から28日までの1ヶ月間、教育実習に行っていました。今回の小学校教育実習、とても楽しい1ヶ月でした。そんな中でたくさんの経験をし、色々なことを学んできたので、今日はその中から私の中で特に大きかった学びを3つ記事に書いていきます。

 1.個人を見ることは重要&難しい
 2.板書計画で授業はスムーズに進む
 3.児童観がないと授業が上手くいかない

1.個人を見ることは重要&難しい

 私は今回の教育実習で、特別支援学級の高学年クラスと5年生の通常学級に配属されました。この特徴の大きく違う2つのクラスで学んだことは、個人一人一人を見ることの重要性とその難しさです。

 私が配属された特支学級は知的の障害のある子がいるクラスでした。同じ教室にいる子どもたちですが、みんな一人一人、特徴や個性が違っていて、それぞれの学習の段階も大きな違いがあります。なので、個人を見ることがなにのり需要であり、それぞれに合った学習の進め方を提案していくことが、子どもの学力を成長させていく上でとても大切になってくると感じました。

 しかし、個人を見ることが重要なのは特支学級だけでありません。通常学級でも個人を見ることは重要ですし、通常学級の子どもと遊んだり、喋ったりと関わっていくなかでどんな子がいるかを見ていました。そんな中で感じたのは、教室に30人近くいるクラスの子どもの特徴・個性を把握することはとても難しいということです。クラスの子どもそれぞれに合った授業展開を考えることなんて、今の私では作れる気がしないとも思いました。

 たった1ヶ月いただけ、それも特支学級と通常学級の2クラスを行き来きしていたので、個人一人一人をしっかりと見て、どんな子かを理解するなんて簡単ではないと思っていましたし、実習が終了した後に、担当の先生から子どもの意外な一面教えていただいて、特徴を新たに知ったなんてこともありました。

 特別支援学級と通常学級の2つのクラスを実習で体験したことで、個人を見ることは難しいことだと知ったと同時に、クラスを持った時は、なるべく早く一人一人を知れるように子どもとの関わり方や授業のやり方を工夫し努力して行こうと思いました。

2.板書計画で授業はスムーズに進む

 今回の実習では5年生の社会を3回(内研究授業1回)、道徳を1回、特支学級で国語と自立の計6回授業を行い、初めての授業を社会の食糧生産の単元で行いました。

 最初の授業では、板書計画を課題や展開部分、まとめをそれぞれ書くスペースや、何を板書するかだけの不十分な計画で練習を始めていました。実際、それで練習しても、子ども役の方の発言を上手く拾えなかったり、発言と発言を繋げることができなかったりと、散々なものでした。

 そこで、担当の先生から「子どもの発言や反応をできるだけ多く考えることが大切」と教えていただきました。それから、板書計画に子どもがどんな回答や反応をするのかをなるべく多く考え、それらを矢印で繋げるところまで考えて練習を始めたところ、子どもの予想外な発言が減り、授業内で焦ることが少なくなりました。そして、狙っていた発言を引き出せる余裕ができたほか、パッと見た板書のわかりやすさも良くなり、導入から展開、終末までスムーズに進めることができました。

 板書計画をスペースや自分が書く内容だけでなく、子どもの反応をなるべく多く考えておくことで、授業内の生徒への対応が上手くいくようになり、ペースを崩すことなく進めることができると学びました。

3.児童観がないと授業が上手くいかない

 5年生で行った道徳の授業は、別クラスで行われた道徳の授業の内容を参考にしました。その授業は、先生が範読してるときに重要だと感じた箇所に線を引くことと、6から8人グループをつくって2つの視点から討論をすることの2つが大きなポイントでした。その授業は流れがとてもスムーズで、終末部分の落としどころも面白く、なにより子どもたちみんなが討論に参加し、自主的にグループを回していました。みんながとても楽しそうで、参観してた私はとても感動したのを覚えています。

 そんな授業を参考にした私の道徳の授業は、教科書に線を引くことが初めでどこに線を引けばいいのがわからない子が続出し、子ども同士の討論も上手く進まず、活動も時間内にまとまりませんでした。授業内で大事にしたかった終末部分は予定よりだいぶ押してしっかりと扱うことができず、もともとの終了時間から5分オーバーして終わりました。このクラスには合わない授業のやり方をやっていたのだと痛感しました。

 この授業での反省は、児童観を意識せず、そのクラスに合った授業を計画しなかったことです。すばらしい授業ならどんなクラスでも通用するものと思っていましたが、そのクラスがこれまでどんな授業を受けていて、どんな活動に慣れているのかを知っておかなければ、子どもたちの学びに繋がらないのだと気が付きました。

 この授業を通して、クラスの子どもがどんな授業を経験をしてきたのかはクラスごとに大きく違うことがよく分かりました。それなのに、同じ内容・進め方の授業をしていては子どもたちの学びにつながりません。これからは、クラスの子ども全員が学びを深めるよう、しっかりとクラスの児童観を考え、それに合った授業作りを意識していきます。


〇1ヶ月間の小学校教育実習の通して

 今回の小学校教育実習でたくさんの子どもと関わって、今までにないことを体験してきました。その中で、いろんな個性の子がいることや、クラスの特色もそれぞれ違うことなどの『小学生』のことと、授業するなかでの板書計画の重大さや、指導案を考える際に注目しておきたいことなどの『授業』のことなど、とても多くのことを学びました。

 最終日には各クラスが私のお別れ会を開いてくれました。5年生のクラスでは、その会の内容から時間の流れの計画を全て子ども主体で行っていたそうで、担任の先生はほとんど準備に関わっていなかったそうなのです。実習期間終了の1週間前くらいから準備を初めていたみたいで、私自身なんとなく察知しており、「なにかバレないようにコソコソやっているな?」と内心でニヤニヤしていたのですが、すべて子どもたちだけでやってきたことを聞いてとても驚きました。それと同時に、そこまでしてくれるくらいに私を『先生』として認めてくれたんだなと思い、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。一人一人からメッセージカードもいただき、終わったあとの控え室では、他の実習生に聞かれないよう鼻をズビズビ鳴らしつつも泣くのを我慢しながら読みました。

 特支学級のクラスでは一人一人からプレゼントをいただきました。私の好きなキャラクターのイラストを書いてくれた子や紙飛行機や手裏剣を折り紙で作ってくれた子、お手製のビーズのアクセサリーをくれる子もいました。実習期間中、会話やコミュニケーションをとることがほとんどができず、声さえあまり聞けなかった子からは、みんなからの寄せ書きと、特支クラス全員で撮った写真、そして「ありがとうございました。」の一言をもらい、嬉しさや感動からグズグズに泣いてしまいました。本当にやって良かった、来てよかったと思える素晴らしい1ヶ月間を過ごすことができたと思います。

 次の中学校実習では、小学校とはまた違った子たちがいて、違った刺激や体験ができるのだとワクワクしています。充実した素晴らしい1ヶ月間を中学校でも過ごせるように、小学校で経験したことを活かしつつ、新たなことも学んでいく姿勢で望んでいきます。(榊原)

小学校教育実習で学んだこと(古川)

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 こんにちは!9期生の古川です。9月4日から29日までの4週間、小学校実習に行ってきました。振り返ってみればあっという間で学びが多く充実した日々を過ごすことができました。

 今日は、実習での学びを記事にしていきたいと思います!

 まず授業作りについてです。授業に必要な要素として、十分な教材研究・事前準備・子どもの実態把握の3つが挙げられます。授業は教師が楽しめば子どもも楽しむものであり、いい授業をする為には、教師と児童の信頼関係があるからこそ成り立つものであると学びました。

 授業を作っていく中で今回何を学んで欲しいのか、何を押さえれば良いのかはっきりさせる必要性があると感じました。この4週間の実習で自分の中で「見通し」という言葉をキーワードにしてきました。教師がまず見通しをもって授業をすることはただ授業のまとめに向かっていく道筋だけではなく、これからやる単元を理解しやすくなるための布石として押さえることもいえます。単元同士の縦と横の繋がりをした授業作りをしたいと感じました。

 次に学び続ける姿勢と児童と向き合う重要性についてです。現状に満足するのではなく、授業を終えた後の振り返りの時間が本当に自分が成長し続けることができた要因だと感じています。なにがおかしかったのか、どうすれば改善するのか考え、次の日に授業があって何度も作り直したことで児童から「分かりやすかった」と授業を重ねる度に言われる数が増えていきました。担当教官だけでなく、児童にも聞いていい意見を取り入れた結果だと思います。

 子どもたちに分かりやすい授業をしたいと教材研究をしてたからこそ児童も挙手をしたりノートに沢山考えを書いてくれたり、児童1人1人が一生懸命な眼差しで自分の話を聞いてくれる姿勢から授業一つをとっても向き合い方を感じ取ることができました。

 最後にこの実習を通して、夢であった「教師」という存在が現実として近づき、改めて教師になりたいと実感しました。4週間という短い間でしたが子どもの成長を感じとることができる瞬間が多くありました。子どもたちから新しい発見を得ることができ自分も成長することができて本当に面白い仕事だなと感じました。また子どもだけじゃなく先生自身も学び続ける姿勢を崩さないことが重要であると再確認しました。

 実習期間中、上手くいかないことばかりでしたが

「上手くいかない時の方が学びが多い」

 という言葉をかけていただいた担当教官のお陰で力をつけることができました。担当していただいた小学校への感謝を忘れず、常に向上心を持って次の中学校実習へ繋げていきたい。(古川)

小学校教育実習で学んだこと(由原)

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 こんにちは!9期生の由原希音です。9月4日からの4週間、小学校実習に行ってきました。今日は、実習での学びを記事にしていきたいと思います!

 まず、言葉がけの大切さです。私は、研究授業を見にきてくださった先生から、褒めるときの言葉がけが形式的なことをご指摘いただきました。私自身、児童をたくさん褒めようと心掛けているつもりでしたが、振り返ってみると「いいね」「すごいね」など、抽象的な言葉がけが多かったと思います。褒める言葉が形式的だと、児童が本当に見てくれているのかと不信感にも繋がると思うので、どんなところが良かったのかしっかり伝えることが大切だと思いました。

 先生方は、児童をよく見て些細なことでも褒めていました。ゼミでも習ったように、褒めることで児童のやる気も高まるし、授業の雰囲気も良くなると思うので、出来ていない児童を注意するのではなく、具体的に褒めることを意識していきたいです。

 次に、発問方法です。私の担当は1年生だったので、始めのうちは発問が児童に伝わらなかったり、教えたいことを上手く伝えられませんでした。そのときに、担当の先生から全部を答えさせようとするのではなく、例を提示して何を答えればいいのかを理解させることが大切だとご指導いただきました。

 私は、教師が誘導せず、児童の意見で授業を進めていくことが大切だと考えていました。しかし、実際何を答えてよいのか分からず、授業が進まないことがあって、例を提示するやり方を取り入れてみました。すると、ほとんどの児童が発問を理解し、多様な考えを引き出すことができました。同じ発問でも、発問するまでの過程で工夫することが大切だと思いました。1年生を担当して、どんな言葉なら伝わるか、言葉の一つひとつをしっかり考えて話すことが大切だと学びました。

 この4週間、悩むこともありましたが、本当に楽しく、充実した時間を過ごすことができました。また、教師になりたいという想いも強くなりました。この想いを忘れずに勉強がんばりたいです!!(由原)

小学校教育実習で学んだこと(安田)

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 みなさんこんにちは、9期生の安田です。今回は、4週間の小学校教育実習で学んだことを記事にしていきます。

 私は、9月4日〜9月29日の小学校教育実習をすごく楽しんで過ごすことが出来ました。大変だと聞いて少し構えていたのですが、元気いっぱいの子どもたちに、パワーをもらう毎日で、とても幸せな時間でした。

 実習期間を経て子どもたちからは、何事にも全力で向き合うことの大切さを教えてもらいました。いえ、正確には、思い出させてもらったのです。

 子どもたちは、初めて見る大学生の先生にも、算数の問題にも、鬼ごっこにも、給食にも全力投球です。難しい問題でも「わからんー!」と言いつつ考えることをやめません。壁に直面しても、ヒントを求めるだけで諦めたり、逃げたりしないから彼らの成長は止まることを知らないのだと思いました。大人になると、逃げを正当化してしまいます。悪いことではないですが、いつもそれでは学びが減ってしまいます。昔は自分もこうだったのかなと思いを馳せながら、子どもと同じように全力で取り組むことで、見えてくることがたくさんありました。

 先生方からは、余裕をもつことの大切さを教えていただきました。時間にも、心にも、学習にも。低学年は特に、思っているよりも色々なことに時間がかかり、できないことがあります。余裕をつくっておくと、想定外の発言や出来事に何とか対応することができるのだと分かりました。日々、余裕をもち、一つひとつ丁寧に、取り組むことは、低学年として、学びの土台を作ることを大切にしているという先生の思いなのだと実感しました。

 10月6日には、実習でお世話になった先生方と子どもたちに会いに行ってきました。本来、実習レポートを提出するだけのはずだったのですが、校長先生のお気遣いで、クラスの子どもたちと触れ合う時間と職員室で先生方とお話しする時間をつくっていただきました。

 1週間ぶりに会った子どもたちは本当に可愛くて、先生になりたいなぁと思わせてくれる大切な存在です。そして、いつもあたたかく迎えてくださる小学校のみなさんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。こんな素敵な学校で4週間学ばせて頂けたことをとても嬉しく思います。2年後、教壇に立てるよう、みなさんへの感謝の気持ちを忘れず、勉強をがんばっていきたいです。(安田)

小学校教育実習から学んだこと(荒木)

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 こんにちは。9期生の荒木です!8/28〜9/22に小学校教育実習があり、担当の6年生の児童や先生方のおかげで、本当に充実した4週間を過ごすことが出来ました。今は実習の余韻に浸りなら学校生活を過ごしています。

[学んだこと、課題]
 まず、教育実習での学びを3つにまとめて記事にしていこうと思います。

●児童との関わり方
  1つめは児童との関わり方についてです。実習1週目は、「児童との関係を築くこと」を目標に過ごし、児童との関わりについて学びの多い1週間を過ごしました。今考えると、最初の1.2日は舐められてはいけない という緊張感から、「自分は先生であり児童との関わりも仕事のうち」と無意識に考えていたと思います。しかし、3日目からは意識を変えて、児童と同じ目線に立ち、対等な立場でふれあい、児童とのふれあいを心から楽しもうという意識で過ごしました。勇気のいることですが、自分の弱さも含めたありのままの姿で接することを意識するようになってからは、子どもが私を信頼し、ありのままの姿を見せてくれたように感じました。指導の面でも、一方的に指導するのではなく、児童と対等な立場を意識し、児童の意思で行動を変えていけるようにすることが大切だと思いました。

●授業づくり
 2つ目は授業づくりについてです。実際に子どもを前にした授業は初めてで多くのことを学ばせて頂きました。担当の先生方には、プロジェクターが曲がっていたり資料が曲がっていると教材の価値が下がってしまうこと、タブレットを触る時間・タブレットを閉じる時間 でそれぞれ指示を出してメリハリをつけること、話し合いの人数や発表方法の使い分けなど様々なことを教えて頂きました。沢山指導していただいたでも私が1番印象に残っているのは、「授業中の教師の言葉の重み」についてです。私は算数の授業の導入時に、児童が理解していない様子だったので、説明を追加して沢山話してしまいました。

 しかし、指導の先生からは「子どもたちは、先生が話している言葉は全て大切だと思って聞いている。話しすぎると何が大切なのかわからなくなる。先輩の先生は45分授業で5分しか話さないようにしている。」というご指導を頂きました。教師は、基本的には分からない様子の児童がいたらわかっている児童に説明させたり、児童の意見を繋げ、広げるたりするファシリテーターの役回りに徹し、本当に伝えたいことを短い時間で分かりやすく伝えることが大切であると学びました。

● 子どもの良さに気づく力
 3つ目は、子どもの良さに気づくことについてです。実習1日目に教務主任の先生が仰った「どんな子にも必ず長所はある」という言葉から、実習では、毎日帰りの会で「今日良い姿が見られた子」を共有するようにしました。児童が「先生が自分のことをよく見てくれている」と感じてくれ、そこから生まれる信頼が大きかったように感じました。小さな言動から児童の良さに気づけるようになっていきましたが、児童の何を褒めるか については偏りがあったように思います。それは、まだ自分の中にある子どもたちに求める姿や理想像が少ないからだと考えました。これからインターンや学校訪問などで子どもと関わったり先生方の姿をみたりすることを通して、目指す子どもの姿をはっきり持てるようにしたいと思いました。

[実習を通して改めて感じたこと]
 この教育実習を通して、私は子どもと音楽が好きなんだ ということを改めて実感しました。私は子どものキラキラした笑顔が好きで、そんな笑顔に囲まれながら仕事をしたい、またそんな笑顔を作っていきたいという思い、そして特に音楽を子どもたちに楽しく教えたいという思いから教師を目指しています。
 今回の実習では、元気いっぱい笑顔いっぱいの子どもたちに囲まれ、本当に楽しい4週間を過ごすことができました。一生懸命考えた色んな授業 特に自分が好きな音楽を、子どもたちがキラキラした笑顔で楽しんで学んでくれたことがとても幸せでした。最終日にはありがとうの会を開いていただき、子どもたちが涙を流しながら歌で気持ちを伝えてくれた姿や、実習を思い出せる動画やゲームを作って一生懸命気持ちを伝えてくれた姿、1人1人から貰った手紙を見て、教員という職業の素晴らしさややりがいも感じました。

 実習を通して、教師になりたいという思いはとても強くなりましたが課題として感じた部分も沢山あります。残りの学生生活では、ゼミや授業、インターン、セミナーなど 自分が活用出来る学びの機会を最大限に活かし、自信を持って教壇に立てるようにしたいと思います。(荒木)

小学校教育実習から学んだこと(久保)

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 こんにちは!9期生の久保朋輝です。今回は、小学校教育実習を終えて、学んだことを記事にしていきたいと思います。私が小学校教育実習を経て学んだことは多くありますが、その中でも2つ記事にしていきます。

 1つ目は、児童と素直に向き合うことの大切さです。私は小学校5年生のクラスに配当されました。5年生の実態が分からず、不安な気持ちがありましたが、とにかく積極的に自分が思ったこと、感じたことを素直に伝えようと努めました。すると日が進むにつれて、いろいろな児童と日ごろの相談や会話が増えて、充実した日々を送れました。最後にもらった手紙を読むと「転んだとき、気にかけてくれて嬉しかったです。」や「毎日のあいさつで元気になれました。」など、自分が意識していた関わり方ができていたことに気付きました。そして普段のさりげない言動も児童に残っているものがあることに気付きました。これからも児童と関わる中で正直に、そして素直に向き合うことは大切にしていきたいと感じました。

 2つ目は、児童目線で作る授業づくりの難しさと大切さです。授業づくりを進める中で「この授業でこれを理解してほしい」とゴールを決めることは大切であると思います。私は、このゴールが明確にできない授業を多くしてしまいました。そして、児童が勉強したくなるような工夫や発問が少なかったように思えます。研究授業が終わった際に「授業で一つのドラマを作りなさい」と指導を頂きました。児童が引き込まれるような内容や、伝え方、発問など多くのことが反省となりました。今後の課題にしていきたいです。

 小学校教育実習は反省も多く出ましたが、先生方の授業に観察・参加させて頂いて、改めて先生という仕事に対して憧れを抱きました。この経験を糧に、成長していきたいと思います。(久保)

小学校教育実習を終えて(古賀)

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 こんにちは、9期生の古賀です。9月月初から4週間行わせていただいた、小学校実習を無事に終えることができたので、そこでの学びと感動を記事にしていきます。

 私は、元気で授業中に活気のあるクラスに配当されました。実習期間中、児童と指導教諭に恵まれて、大変なこともありましたが毎日充実して過ごすことができました。子どもたちの「自立」を大切にされている先生の下で、子どもたちとの関わり方など数多くのことを学ばせていただきました。
 
 計8回の授業をさせていただいて、初めは上手く出来なかった、つぶやきを拾って発問に繋げていくこと、褒めること、見て分かる板書をすること、訳を考えさせることなど、授業を見てくださった先生方の指導で出来るようになったことも多い。しかし、まだまだ褒められたものではないと思うのでもっと磨きをかけていきたいです。

 研究授業当日の朝は緊張で落ち着かなったが、教室に入って子どもたちと話すなかで、緊張も解け落ち着いて授業をすることができたと思います。途中、進行を誤った場面があったが、あまりノートを取らない子が一生懸命書いてくれたこと、普段あまり挙手をしない子の挙手、ハンドサインなど、子どもたちに助けられて無事に終えることができました。しかし、改善点は少なくなく、黒板を向いて板書していることが多い、よく話す子のコントロールの仕方、指示に対しての疑問、自主的に動いた子の価値付け、教科書のまとめにプラスで児童の考えを入れさせることなど多くのことをご指摘いただきました。

 最終日には、お別れ会を開いていただき、子どもたちと一緒に遊び、素晴らしい時間を過ごしました。いつも元気で明るい子どもたちが泣いてくれている姿に私も涙が止まりませんでした。今でも思い出しては胸が熱くなります。

 まだまだ発信したいことはありますが今回はここまでに。実習中に出会った、子どもたち、そして先生方には、本当に感謝しかありません。ここには書ききれないほどの学びと感動が得られた、小学校実習は私にとって最高の宝物です。今回の学びと反省点を生かして、数週間後の中学校実習に臨みます。(古賀)

※写真は配当クラスからいただいた手紙です。モザイク処理をさせていただいておりますがご容赦ください。

小学校教育実習を終えて(石上)

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 こんにちは!9期生の石上です!先日、4週間の小学校実習が無事に終わったので、特に印象的だった実習での学びや気づきを記事にしていきます。

 1つ目は、教師が本気で子どもと向き合えば、子どもたちも一生懸命その気持ちに応えようとしてくれるということです。例えば、授業ではどうしたら子どもたちが分かりやすいと思えて、みんなが参加できる授業になるかを考えると、授業で一生懸命考えて反応してくれたり、ノートに自分の意見をたくさん書いてくれました。

 また普段の生活では、子どもの話を目線を合わせて聞いたり、外で子どもと一緒になって遊んだりすることで、子どもたちの好きなことやちょっとした悩みを自分から話してくれるようになりました。このような子どもたちの姿を見て、これが子どもと向き合うということなのかなと感じました。

 2つ目は、教材研究の大切さです。担任の先生と授業を考える中で教材研究の重要性を実感しました。授業で使わないとしても、教材に対する自分の考えを持っておくことで、子どもの発言に敏感になり、すぐに反応することができたり、子ども同士の意見を繋げていけるということを感じました。
 
 また、教材研究を自分が納得するまですることができれば、自信を持って授業をすることができるため、子どもたちも安心して学習に取り組むことができると感じました。

 この実習を通して、教師になりたいという気持ちが強くなりました。2年後教壇に立ち、より子どもの立場に立って考え、行動できる教師になるために、玉置先生のもとでたくさんの授業スキルを学び、子ども理解を深めていきたいと思います。(石上)

9月29日小牧市立味岡小学校での学び(柴山)

 こんにちは!稲刈りの様子を見て秋を実感している、8期生の柴山です。今回は、小牧市立味岡小学校に学校訪問させていただきました。探究的な学習はどのような学習なのかを生で学ぶことができた一日でした。

 1限目から3限目までは各学年の授業を参観し、玉置先生の助言を聞きました。中でも、「子どもの間違いから学びを始めることが大切」という玉置先生の助言が印象に残っています。

 児童が、「ふぉーく」を「ほぉーく」と書いたり、「2+6+10=18」を「2+6=8+10=18」と間違えたりする場面がありました。なぜ答えが間違っているのかを話し合う時間をとることで、どの学習進度の子も探究的な学びを行える授業をつくっていけることを学びました。私も、子どもの間違いや困りごとを、どう活かすかを考えながら授業を行っていこうと思います。

〇 4限目 1年道徳 しんせつについて考えよう 「どんぐりの実」

 1年生の学級とは思えないほど落ち着いており、意見を聴きあう姿勢が定着していた学級でした。このような学級だからこそ、子どもの優しく、純朴な意見が出る授業だったのだと感じました。

 授業内容は、ゼミで学んだ玉置先生の道徳のように、ゆさぶり発問をもとに考えを深める授業でした。様々な角度から登場人物の心情を考える中で、意見が正反対に変容していた子どもの姿もありました。

 他の人の考えに多く触れる場を設けていたこともポイントだったと思います。話し合い活動以外にも、テンポよく指名して複数人の意見を聞いていく、先生対生徒で登場人物のロールプレイを行うなど、他人の考えに触れるバリエーションも豊富でした。子どもが楽しんで学ぶには、子どもが考えたくなる発問と、子どもが主体となる活動が大切なのだと思いました。

〇 5限目 6年国語 宮沢賢治が伝えようとしたこと 「やまなし」

 やまなしを通じて、宮沢賢治は何を伝えたかったかを考える授業でした。誰も授業から離脱することなく、学級での「探究」を体現した授業でした。

 伝えたかったと思うことのキーワードを自分で一つ決め、周りの人との話し合い活動を行っていました。宮沢賢治の他作品や生い立ち、やまなしの文脈を基に話し合っていたため、文学的に学びが深まっていました。

 他者の意見を受けて、「最初の考えと変わった。難しい、選べない。」と発言していた子も印象的です。他の人の意見をしっかりと聴き、考えが変容してきていたから出た発言だと思います。今回のように、学級で探究しながら、出口を自分なりに見つけていく楽しい授業を私も作っていきたいです。本当に刺激的な授業でした。

 帰り際、学級経営で「誰一人取り残さない」や「安心」をキーワードにしているという先生のお話を聞きました。今の学級は、「誰かを忘れていないか」「安心できる学級か」などと、子どもに問うことがあるそうです。キーワードについて、学級全体で探究し続けているからこそ、今回のような授業が成り立っていたのだと感じました。来年、私も学級について子どもと探究することを心がけます。

 味岡小学校の皆様、玉置先生、今回も刺激的な授業を参観させていただき、ありがとうございました。本当に楽しい学びができました。あとわずかな大学生活、私も成長し続けていきます。(柴山)

※ 写真は味岡小学校HPより
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