11月16日8期生ゼミでの学び(芝田)

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 こんにちは。8期生の芝田です。今回は11月15日の8期生ゼミでの学びを記事にします。引き続き赤坂真二先生の「指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと」について深め合いました。

 今回のテーマは「信頼される教師のソーシャルスキル」についてです。ソーシャルスキルとは、「相手を理解し、自分の思いを『相手が理解できる』ような言葉や態度で適切に伝える」と書かれています。そのため私もゼミの仲間や玉置先生に伝わるような伝え方を意識して話をしました。(うまく伝わった自信はありませんが笑)

 話を進める中で感情のコントロールという項目では、本に紹介されているものだけでなく、たくさんの情報を基に、感情を伝えやすくするボディランゲージの一つとして「眉毛の動き」を大切にすること、さらに「眉毛の動きが見えやすい」髪型を提案しました。眉の上がり下がりや眉間のしわにいくつもの相手の感情を読み取るヒントがあること、また反射的に感情が現れやすいこと、さらにどんな国でも基本的には共通であることを伝えるとみんな面白がって眉毛を上げ下げしてくれていました。柴山君の記事にも「人は見た目が9割」と書かれているように、第一印象をよくするため、信頼関係を気づいていくためには、意図して自身の身なりを作っていく必要があるのだなと感じました。

 余談にはなりますが、玉置先生は、ご自身の落語家としての専門的な知見からも髪型の重要性について話してくださいました。噺家の髪型に短髪が多い理由は、目元や眉の動きだけでなく、「でこ」のしわまでも表現に使うからだそうです。言われてみれば確かに、テレビ番組の『笑点』を見ても、昨年の教育と笑いの会でお会いさせていただいた桂雀太さん、柳亭小痴楽さんも顔の全体が見えやすい髪型でした。「なるほどプロはそんなところにも、、、」とみんなで感心していたとき、「意図せずその髪型になっている人もいるけどね」と完璧なオチがついていました。(一同爆笑)

 みんなで話し合い深めるテーマとしては「言葉のいらないレベルの関係性を教室内で構築するためにはどうしたらいいか」という少しぼんやりした質問をみんなに投げかけてみました。
・受け入れる心をどう持つか。
・教師が常に口癖のように言う「キーワード」がどれだけ子どもに浸透しているか。
・相手の気持ちを常に想像して過ごせているか、思いやることができているか。
などの意見が出ました。みんなの意見を聴き、日頃から教師と子どもが双方向に、相手に伝わるように自身の想いや考え方を伝え合い、聴き合うことができていれば、「○○さんならどうしたいかな」「○○先生がいたら何て言うかな」という考え方ができるのではないかと考えました。そのためには、想いを正しく伝えるためのソーシャルスキルを正しく理解し、使えるようになりたいと思いました。

 今回のゼミも、仲間たちの意見や玉置先生のご指導や裏話のおかげでとても深みのあるまなびあいになりました。残りのゼミの回数も数えられるほどになってきてしまいましたが、全力でみんなと頑張りたいと思います!!(芝田)

11月4日講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学び(前野、安藤、澤本)

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【前野】 
 こんにちは!8期生の前野です。11月4日にじゅうろくプラザで行われた、講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加しました。昨年に引き続き参加させていただき、いのちの授業について新たな学びがあったので記事にしていきます。

 今回のセミナーでは、玉置先生が戦場特派員だった山本美香さんを題材として模擬授業をされました。私達参加者はその授業を受ける子ども役をしながら、授業名人の玉置先生から授業技術をたくさん学びました。

 今回の授業では問いを子どもが作りその問いを深掘りしていくという流れになっていました。授業を受けてみて感じたのは、教師が発問するよりも、子どもが問いを作り、その問いを考えていく方が自分事として考えやすいなということです。子どもの言葉で作られた問いだと、他の子どもも問いの意味が理解しやすく、また考えてみようという意欲も湧きやすいのではないかと考えます。教師側の目線に立つと、子どもが考える問いによっては授業の流れが予想しにくくなる難しさが出てくると思います。しかし、教師として子どもたちに考えさせたいことの軸は持ちつつ、子どもに委ねてみることで子ども一人一人がよく考え、学びを得られる授業になっていくのではないかと思いました。

 また、道徳の授業づくりをするにあたって、教材の出典に立ち返って、教科書に載っていない部分を読んでみると、考えさせたいこと、子どもに伝えるべきメッセージが見えてくるというお話がありました。道徳に限らず、教材研究で教科書以外の関連する資料を調べてみることで、より本質に迫った授業を作ることができそうだと感じました。

 今回のセミナーでも新たな学びを得ることができました。玉置先生、龍崎先生、山田先生、そして関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。4月から今日学んだことをぜひ生かしていきたいと思います!(前野)

【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!今回は「いのちの授業」を体験的に学ぶ!講座での学びを記事にします。1回目から参加させていただいており、早くも3回目も出席できたことを嬉しく思います!さっそく、本題に入ります。

 今回は我らの、玉置先生が道徳の模擬授業をされました!題材は「戦争を取材する」という女性ジャーナリストのお話です。

 先生の授業は、子どもの発言から「問い」をクローズアップし全体で考えていきました。先生は子どもの発言に対して、追質問をしてもう一度子どもに深く考えさせていました。山田先生はこれを「深化発問」と仰っていました。深化発問をする事で本質に迫って考えるきっかけになります。授業を進めていくうえでこの発問は必要不可欠だと思います。この発問をするためには教師が教材研究をし、軸を持つことが大切だと学びました。子どもの発言を軸と関連させて深化発問していく。これが、子どもが夢中に考える授業の秘訣だと思いました!

 そして、道徳の時間は「自分に立ち返る」ことが大切だと学びました。教材の内容でとどまるのではなく、子どもがどのように自分の生き方につなげることが道徳の本質だと思います。私がこれから道徳の授業をする際は、自己投影する時間を大切にします。

 玉置先生の授業は良い意味で頭が疲れました(笑)これはいつものゼミでも同じです。時間目一杯夢中になって考えるので、頭フル回転です!私も子どもが夢中になって考え、授業が終わる頃には気持ちのいい「疲れた〜!」という声が聞こえる授業ができるようになりたいです。今回も素敵な学びの機会をありがとうございました!!
(安藤)


【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本です。今回は11月4日に行われた「いのちの授業」を体験的に学ぶ!講演での学びを記事にしていきます、

 今回の講演では、玉置先生が『戦争を取材する』という題材で模擬授業をされました。私が印象に残ったことは発問の大切さと子どもの発問から授業をつくる授業技術です。

 玉置先生はまず、題材読みを始める前に「今から読むけど、感じたことや、もし山本さんがいたらこんなことを聞きたいといったことをメモしながら聞いてね」と読むときの視点を提示してから読まれていました。こうすることによって、ただなんとなしに話を聞くのではなく、考えながら聞くことができると思いました。指導書では、「この写真の人を知っているか。」という大半が「わからない」と答える問いをしていました。それに対して、玉置先生は、「山本さんに聞きたいことは?」という誰でも答えられる問いで全員が参加できる授業をされていました。

 また、話せない、話すことが苦手な子に対しては、「前の子と同じ?」、「聞いてどう思った?」といったようにその子が少しでも話せる機会をつくることが大切だということを学びました。そうすることで、なかなか自分からは話せない子でも授業に参加でき、「授業がつまらない、自分がいなくても変わらない」といったことにならないと思いました。

 玉置先生は先ほども述べたように「山本さんに聞きたいことは?」という誰でも答えられる問いを投げかけることによって子どもから出た問いについて学びを深めていく授業を行っていました。みんなで問いを出し合いそれについて考えていく道徳の授業はとても新鮮でした。私は今まで授業前に発問を考え、予想し自分の描いたように進めていく授業をイメージしていました。しかし、自分たちで作っていく授業はより自分事として考えることができるため、面白かったです。私も実践してみたいですが、うまくできる気がまったくしません。子どもの問いを大事にしながらも脱線しないように軌道修正する技術を身に付けたいと強く思いました。

 4月にはたった一人で教壇に立ちます。そのことをイメージしながら残りの学生生活を過ごしていきます。(澤本)

11月16日 8期生ゼミでの学び(柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山です。今年は秋がないのでしょうか。急に寒くなりました。この日は、自転車のハンドルの冷たさで目を覚ましながら通学しました(笑)。

 引き続き、赤坂真二先生の本の内容を深掘りしました。今回は、第3章の「うつろう理想のクラス」。時代ごとの学校教育の理想形を、「引き上げる」「養う」の機能に着目して紐解いてみていきました。現代では、教室マルトリートメントを減らすことの大切さ、子どもの自主性を育むために不親切になることの大切さの2つが本に述べられていました。

 終末部では、子どもの「社会的自立能力」を育むために「鵜飼い型」のようなかかわり方をしてはいけないことが述べられていました。また、担任以外の先生や、他の子どもとも同様につながって学んでいける姿が、目指すべき姿です。
 
「鵜飼い型」にならないようにするために、よい意味での不親切教師になるにはどうしたらよいかを話し合いました。

・いきなり突き放すのではなく、まずは信頼関係をつくる。その後に、任せる場面を増やしてみる。
・指示せずやれていたことを、褒めて価値づけする。
・その子が「できるのか」「やらないのか」のかを見極めて関わる。
・忘れ物をしたときに、「忘れました」の後に「どうしたらいいんだろうね」とふってみる。
・わざと物分かりが悪い先生になり、質問されても「なんでだろうね」と答えてみる
・子どもが少し頑張れば達成できそうな課題を任せてみる。
・すぐ指導はしない。疑問を投げかけてから何日か待ってみる。しばらくしたら、再度聞いてみる。

などが出ました。

 子どもとの信頼関係の土台をつくったら、「任せてみる」「考えさせてみる」ことを来年度から意識します。濃い学び合いができました。

 芝田君のソーシャルスキルの発表は、とても参考になりました。芝田君の様子からも、「人は見た目が9割」を実感しました。リラックスして聞きやすかったです。まず私は、眉毛に気を使って、柔らかい表情に挑戦しようと思います!(柴山)

11月4日 講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学び(島田、村松、伊藤)

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 11月4日の「『いのちの授業』を体験的に学ぶ!」に参加し学んだことはたくさんありますが2つ述べたいと思います。

 1つ目は新しい授業方法についてです。玉置先生の模擬授業は、登場人物に対して感想や聞きたいことを生徒から引き出し、その質問の答えを探しながら学びを深めていく授業でした。授業を受けている途中は、玉置先生のようなベテランの先生しか無理だろうと考えていました。ですが子ども目線に立って考えると、問題について答えを考えるよりも、問を立てて考えるのは、答えるハードルが低くなり、問をつくるという参加できるチャンスが増えることから、教員から見ても評価しやすくなると考えました。
 
 二つ目は、教材研究の大切さについてです。4月からは授業者として、学習指導要領をもとに授業をつくる必要があります。その時、教材をどのように読むのかかがとても大切であることを学びました。龍崎先生は「教材を読んだだけで分かった気にならないこと」とおっしゃっていて、実際、原作のほかの部分を紹介してくださったことで、見方や考え方の方向性が見えてきたように感じました。原作をしっかりと読み込み、授業者として提示することで更に深めていくことができる事を学びました。(島田)

 こんにちは!8期生の村松です。先週土曜に行われた「いのちの授業を体験的に学ぶ」で得た学びをご紹介します。

 今回の講座で私が最も注目したのは発問の技術です。まず、模擬授業を受けていて、玉置先生はオープンクエスチョンとクローズクエスチョンの使い分けによって授業の流れをコントロールしているのではないかと考えました。

 また、指導書では「気になる言葉や行動・すごいと思ったこと・疑問点などを挙げさせる」とあったところを「山本さんに聞きたいことない?」と発問した点について、発問をあえて抽象化することで発問はシャープに、かつ、生徒から出る意見の幅を広げることになっていると考えました。

 生徒達の意見の幅と授業の可能性を狭めずに、ねらいにそった授業を展開するために、今後この技術の習得は必須だと感じました。

 道徳の授業では、特に「発問力」が授業のできを左右すると考えています。これからもたくさんの先生方の発問から学び、来年度から道徳の授業を生徒にとってより実りあるものにしたいです。生徒が「自分たちで作った」と思える授業が私の理想です。

 最後に、戦争の反対は平和か?について、私は違うと考えました。戦争がないこと=平和とは言えないからです。また、戦争のどのような点を取り上げるかによってその対になるものも変わると考えました。私は、手段としての戦争の反対は「対話」と「教育」だと考えています。(村松)


 こんにちは!8期生の伊藤です。11月4日にじゅうろくプロザで行われた、「いのちの授業」を体験的に学ぶの講義に参加させていただきました。そこでの学びを、今回は記事にしたいと思います。

 今回の講義では、玉置先生が道徳の模擬授業をされました。題材は、「戦争を取材する」で、女性ジャーナリストの山本美香さんのお話でした。

 私がこの模擬授業を受け、1番印象に残ったことは、子どもが「山本さんが生きていたら何を聞きたい?」という発問し、そこで出た子どもの考えから問いを作っていたことです。私は、あらかじめ何個かの問いを教師が用意しておき、その問いについて授業中に話し合うというような、道徳の授業をイメージしていました。だから、この模擬授業を受けたときに、とても新鮮な気持ちになりました。また、この模擬授業を受けていると、子どもの「山本さんが生きていたら何を聞きたい?」の考えから、授業が進んでいくため、自分事として考えやすくなりました。と言うよりも、気づいたら自分事として考えるようになっていました。この経験から、あらかじめ教師が用意していた問いについて話し合うよりも、子どもの考えから問いを作って話し合うことで、題材のテーマを自分事として考えることができることを学びました。

 私もこのような道徳の授業をしてみたいと思いましたが、子どもの問いの方向性が、自分が思っていたのとは違う方向にいってしまい、今回の授業で伝えたかったことが伝わらなくなるんじゃないかという心配があります。授業で伝えたいことが伝えられるように、子どもから問いを作るときには、方向付けるような発問を考える必要があると思いました。また、道徳には、様々なテーマがあるため、授業作りの際には、指導要領を見て、そのテーマを軸として授業を組み立ていくことに気をつけたいです。

 今回、初めて「いのちの授業」を体験的に学ぶの講義に参加させていただきましたが、「いのちの授業」の仕方について学ぶ機会はほとんどないため、すごく勉強になりました。今回での学びを、教師になってから生かせるよう、心に留めておきます。今回も貴重な学びをありがとうございました!(伊藤)

11月4日講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学び(芝田、柴山、新谷)

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 こんにちは。8期生の芝田です!!今回は、11月4日にじゅうろくプラザで行われた、講座「いのちの授業を体験的に学ぶでの学びについて記事にさせていただきます。

 今回は、玉置先生が道徳の模擬授業の授業者をされました。題材は戦場特派員、ジャーナリストの山本美香さんという方の「戦争を取材するー子どもたちは何を体験したのか」でした。

 今回の授業は、範読を聴いた後、「どんなことを思った?もし、あなたの前に山本美香さんがいたら、どんなことを問いたい?」という問から始まりました。

 問いや感想を発表していく中で、「戦場特派員という仕事を続けていく意味」や「命をかける理由」「何が自分を奮い立たせるのか」という問いや、「自分のこととして考えると怖い」「戦争を知ることの意味を知れた」などの感想が多く出ました。

 玉置先生は、この生徒役からでた問いを基にして、内容や道徳的な価値をどんどんと深めていくような発問をされていました。後の先生方の解説や質疑応答では「みんなで問いをつくる道徳」と表現されていました。

 私は、自分たちの言葉をしっかり受け止め、理解を示してくれて、さらにそれを基にして、授業が深まっていくという形の授業を受けたことは初めてで、面白い!もっと深めていきたい!と強く感じました。他の参加者の方からも、「理解してくれて、意見を言ったらありがとうと言ってもらえてとても安心感がありました」という言葉が出ていました。

 授業が進むにつれて、深い話や良いフレーズが参加者の方から多く出てきて、それをうまくコントロールしつつ、価値づけていく姿を見て、「流石すぎる」とため息が出てしまいました。

 会の終了後、ゼミの仲間たちと食事をとりながら、教師として、「こんな授業を自分たちが作れるようになるのかな、遠すぎるよ」と話をしました。

 玉置先生の模擬授業の終了後、山田先生、龍崎先生の意見や解説を聴きながら、道徳の授業作りの深さ、面白さを改めて感じました。今回のように問いを生徒の言葉から作っていく「みんなで問いつくる道徳」の凄さや、教材として切り抜かれている部分以外の、筆者の想いが強く書かれている内容を調べてみることで新たな発見があることなど、多くの学びがあり、参加させていただいて、本当に良かったと感じました。

 また、道徳の授業についての学びと併せて、今回の会のテーマである「いのち」についても深く考える機会となりました。戦場特派員として生きた山本さんについて知り、戦場で簡単に無くなっていく命について、また、戦場での取材中に亡くなった山本さんの命について常に心に置き、生活していきたいと感じました。
 
 山本さんが亡くなる直前まで行動を共にしていたジャーナリストの佐藤和孝さんは、山本さんの情熱について「ジャーナリズムは戦争をやめさせることができるという固い信念だったと思う」と語っておられました。私たちにできることは、どんな現実があるのかを知ること、さらにそれについて忘れないでいることだと思います。教師として来年度から子どもと関わる上で、「いのち」について大切に伝えていきたいです。

 最後になりますが、今回の会の関係者の皆様、玉置先生、山田先生、龍崎先生、貴重な機会をいただきありがとうございました。今回の学びを4月からの教師として、しっかりと活かせるようにしていきたいと思います。(芝田)


 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、玉置先生の道徳科の授業に参加させていただきました。「命」と関連して、「生き方」が大きなテーマでした。

 先生の本文の範読が終わると同時に、登場人物への問いや話の感想を考えました。それらを共有した後、出した問いへの答えを全体で深めていきました。 自分達が出した問いに答える流れは、自分の意見も出しやすく、学びも深まりやすかったように感じます。
 
 適宜、答えた発言者に追質問していたことも印象的でした。実生活と授業をつなげるために、どのような経験からそう思ったのかを問い、「生き方」についての考えを深めていきました。表面的な意見で終わってしまうことなく、より授業内容を自分事として捉えていくことができました。
 
 最後は、「主人公の生き方を自分の生活に活かすなら」という問いでした。冒頭で出した感想と比べ、他の発言者の考えから、生徒側の意見が研ぎ澄まされていっていくことを実感できました。 
 
 山田貞二先生が、「軸の沿った問いや感想を出すこと大切」とご助言で話していました。今回の授業では、「生き方」を軸に生徒役が意見を耕していったため、考えが深まったのだと思います。耕すための問いや追質を、私も意識していこうと思いました。
 
 玉置先生、山田先生、龍崎先生、いのちのセミナー関係者の皆様、本当にありがとうございました。授業の軸を大切にし、全員で意見を耕す授業を行えるよう、学び続けていきます。(柴山)


 こんにちは、8期生の新谷です。先日、「いのちの授業を体験的に学ぶ」のセミナーに参加させていただきました。

 今回のセミナーでは、玉置先生の生の授業を久しぶりに見ることができました。玉置先生は直前の直前まで悩んで決まっていなかったとおっしゃっていましたが、いざ授業が始まると、そんなことは全く感じさせない、受講者の問いや思いをとても大切にした授業を行っていました。玉置先生の授業は、何を言っても受け止めてくれるだろうという安心感があり、その安心感の要因としてやはり、発言に対し、必ず「いいね」「なるほどねね」「すばらしいね」といった肯定的な受け止めをしてくれているからだと改めて感じました。

 授業の進め方としては、受講者から出た問いを基に、その問いについて考えながら進めていくという方法でした。まさに「考え議論する道徳」です。受講者から出た問いを基に考えるので、私自身もその問いを自分事として考えながら、授業を行うことができました。

 私は山本さんみたいに、じぶんの「いのち」を犠牲にしてまで生きていくことはできないです。まだ自分が死ぬことを想像できず、恐怖の心が勝ってしまうからです。しかし、山本さんのように、「人のために生きる」これは私自身にもできる生き方であり、私がこれから教師になるうえで、大切にしていきたい生き方だと思いました。

 来年から私も教師になり、子どものために働きます。子どもの成長のために、私自身が苦しんだり、悲しい思いをしたりすることもあるかもしれません。それでも、子どもの楽しそうな姿だったり、成長した姿を見ることができたりした時には、きっと山本さんのように、自分自身の生きがいになり、仕事を続ける意味になるのだろうと、このセミナーを受け、改めて教師に向けて勉強を頑張っていきたいと思いました。

 今回のセミナーでは、山本さんの生き方を通して自分の未来について考えることができました。私が教師になった時にも、道徳の教材を通して、子どもに自分の生き方を考えるきっかけになるような授業ができるようになりたいです。(新谷)

11月8日 8期生ゼミでの学び (伊藤)

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 こんにちは!8期生の伊藤です。今回は、11月8日のゼミでの学びを、記事にしていきたいと思います。

 「学級経営は1ヶ月が勝負」という言葉をよく聞きます。とは言っても、私はまだ学級経営をした経験がないため、1ヶ月何をするのが正解なのかがわかりません。そこで、今回は、「1ヶ月間何に力を入れていきたいか」を話し合いのテーマにしました。

 このテーマについては、教師と子どもの縦糸をしっかり作ることを大切にしたいという意見が多かったです。そこで、玉置先生が新たなテーマを提案してくださいました。それは、「どんなキーワードを心にして、1ヶ月間過ごしていきたいか」というテーマです。

 様々なテーマが出てきました。「気持ち良い学級」「居心地の良い学級」「人を大切にする学級」などです。ゼミ生のみんなと初めの1ヶ月に、どんなキーワードを掲げて学級経営をしていきたいかという気持ちを共有することができました。そこで、子どもたちにどんな場面でも自身が決めたキーワードを伝えることができることを学びました。例えば、「気持ちの良い学級」をキーワードとして掲げたときには、子どもが元気なあいさつをしていたときに、「そのあいさつ気持ちが良いね」や、子どもが隅々まで掃除をしていたときに、「教室が綺麗になって気持ちが良いね」などというように、「気持ちが良い」ことを伝えることで、子どもたちも「気持ちが良い」を認識することができます。また、子どもたちに、「元気なあいさつをしてくれたらどう思う?」や、「教室が綺麗だったらどう思う?」などど、「気持ちの良さ」の共有もすることができます。

 このように、学級経営をしていく上では、どんな学級にしていきたいかをキーワードで定め、そのキーワードをあらゆる場面で子どもたちに伝えることが、学級経営をうまく進めるコツであることを学びました。学級経営を進める際に、何が正解かどうかはまだ経験がないためにわかりませんが、どんな学級にしていきたいかという思いは、事前に持っておきたいと思いました。だからこそ、「学級経営は1ヶ月が勝負」という言葉を胸に、理想とする学級を、これから学校訪問などを通して様々な学級を見て、また、ゼミ生とも話し合いながら考えていきます!(伊藤)

10月30日一宮市立瀬部小学校での学び (安藤)

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 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です! 先日、一宮市立瀬部小学校に伺い授業を参観させていただきました。今回の学びから、意識していきたい点を4つに絞って記事にしていきます!

 1つ目は、雰囲気づくりです。午後から4年生の「ごんぎつね」の授業を見させていただきました。班で話し合いをしている時“どういうこと?”という呟きが聞こえてきました。この呟きを聞いて素敵だと思いました。分からないことを伝えるのは簡単ではありません。しかし、このように思ったことをためらわずに伝えることができるのは、学級の心理的安全性が高いからだと思います。

 まずは私が肯定的な言葉かけを大切にします。そして意見が受け入れられる学級、間違えても大丈夫という学級の雰囲気をつくっていきたいです。

 2つ目は、子どもの自立です。教師は永遠と子どもをサポートできるわけではありません。そのため子ども自身で考え行動していく力が必要です。この力をつけるために、指示を減らしていく事と振り返りを大切にしていきます。

 初めは基本的な事も指示が必要です。しかし、子どもの自立のためには少しずつ教師の出る場面を減らしていく必要があります。指示がなくとも出来ていたか、子どもに行動を振り返らせ、価値づけしていく事を大切にします。

 3つ目は、振り返りです。学ぶことも、いつかは自分で学びを追究していく時がきます。その時のために、学びを自己調整していく力が必要です。この力をつけるために授業の振り返りも大切にします。

 子ども自身が学習を振り返り、自分の意思で次はどんなことを頑張りたいのか決めて、学びを進められるようにします。その際に気を付けたいのは、共有することです。お互いに参照し、学びを深め合ったり刺激をもらったりしていく事も必要です。クラス全体で学び合いながら、自身の意思をもって学びを進めていく。そのために振り返りを行い、自ら学びを調節し進めていく力をつけてほしいと思います。

 4つ目は、子どもに見られているという意識です。想像以上に教師の言動が子どもに与える影響は大きいと思いました。子どもの笑顔がすごく輝いているな、と思うと先生もすごく笑顔でした。子どもが素敵な言葉を友達にかけているな、と思うと、先生が授業中子どもたちを肯定し、前向きに頑張れる言葉をたくさん言っていました。

 このように、子どもたちの姿は普段の先生の何気ない言葉かけ、表情、行動が大きく影響していることに気が付きました。教師として何を大切にするか、どんな子どもの姿がみられたら良いか自分なりの軸をもって、子どもの前での振る舞いを意識していこうと思います。

 今回、記事に書いたことの他にもたくさんの学びがありました。実際の現場を見ると大学では学べないことが沢山あります。学びだけでなく、子どものために沢山学ばなければ、という気持ち、実際に自分も先生方のように出来るのだろうかと少し不安な気持ち、反対に頑張ろうという気持ち、たくさんの刺激をもらえました。

 4月には子どもたちが待っています。子どもにとって新任とかベテランとか関係ありません。子どもの前に自信をもって立てるように、今のうちにたくさん現場の様子を目に焼き付けます。そしてこの先生のクラス、楽しそう!と思ってもらえるようにしたいです。
今回も貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました!!(安藤)

10月30日一宮市立瀬部小学校での学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。10月30日に一宮市立瀬部小学校を訪問させていただきました。1年生から6年生まで全クラスの授業を見学させていただき、沢山の学びがあったので記事にしていきます!

 4月から教壇に立つときに意識していきたいと感じたのは、端的に分かりやすく指示をすることです。そして、4月には丁寧に1つ1つ指示していたとしても、慣れてきたら指示の言葉を少なくしていって、最終的には子どもたちが当たり前に動けるようにしていくことです。

 年度の始まりの時期は、新しい環境になって授業で1つ1つ教師が指示を出すことになると思います。だらだらといくつも指示を出すのではなく、端的に指示の言葉はなるべく少なくすることを意識していきたいと思いました。授業を見た中で先生方の短い指示で子どもがすぐに行動できている姿を見て、限られた授業時間を有効に使うためにも指示を端的にすることは大切だなと感じました。また、玉置先生から、1年の半分を過ぎたこの時期には、教師の指示する言葉はなるべく少なくして子どもたちが当たり前に動けるようにしなければならないと教えていただきました。

 午後からは4年生の国語の授業を見学させていただきました。「ごんぎつね」を扱った授業で、最後の場面でごんと兵十の心が通い合ったのかを考える授業でした。

 子どもの意見に対して先生が「本文のどこからそう思ったの?」と問いかけている場面が何度もあったことが印象に残っています。根拠を明確にして自分の考えを形成していってほしいという先生のねらいがとても伝わってきました。文学的文章では、意見が感想になってしまいがちですが、本文のどこを根拠としているのかを子どもに問いかけていくことで、分析的に文学的文章を読み取ることができるということを学びました。

 また、聞き手の子どもたちが、話し手の子どもの方を見てリアクションをしながら発表を聞いている姿が心に残っています。聞き手の姿勢がしっかりと子どもに定着しているからこそ、発表者の子どもも安心して自分の考えを言うことができるのだろうと感じました。私も、子どもが自分の考えを安心して発言できる学級を作るために、まずは聞き手の姿勢を十分に育てることを意識していきたいと感じました。

 今回、快くゼミ生を受け入れてくださった瀬部小学校の先生方、ありがとうございました。今回学んだことを現場に出たときに1つでも多く生かしていきたいと思います!(前野)

10月9日教師力アップセミナーでの学び(榊原、長谷川、石上)

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【榊原】
 こんにちは、玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。今回の教師力アップセミナーに私は第3部の質疑応答から参加しました。今回の野口先生のお話から学んだことの中で特になるほど!と思ったことは『知識は思考・表現のキソになる』ことです。実際に野口先生はこう仰っていました。

「思考力や表現力は知識を組み合わせること」

 私はこれまで「知識」と「思考力・表現力」は繋がりのあまりない別のものとして考えていました。学校教育法の定める学校教育において重要視する3要素も「知識・理解」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」に分かれているので、よりそんな考え方になっていたのかもしれません。

 しかし、野口先生は、考えたり、表現したりするには前提の言葉や様々な知識が必要で、それぞれを繋げて組み立てていくことが重要、知識こそが基礎であり、それをどうでもいいと言うのはナンセンスだと教えていただきました。私がそのお話をとても実感できたのは、日々の生活の中で感じていることがあったからです。

 私の周りにいる話が面白い人や、テレビ等で討論や議論が上手な方はどうしてこんなにも面白く筋の通った発言ができるのだろうと疑問に思ったことがあります。そんな疑問に対して、「やっぱり人よりも深く思考ができていて、どう表現するかをパッと考えられるからだろうな」とだけ考え、どうして深い表現ができるのか、なんで表現がパッと考えられるのか、までは考えていませんでした。しかし、野口先生のお話を聞いたことで、その「どうして」の答えが分かりました。

 面白い話ができる人や討論・議論が上手な人たちは、色んな言葉を使うための語彙がとても多く、色んな経験から得られている知識が豊富なのです。なので、そこから組み合わせられる思考はとても深いものになり、短時間でパッと表現ができるほか、それが面白くどんなことでも的を射る発言ができるのだと思います。

 近頃の学習は思考力・表現力に重点が置かれていて、知識の重要性が低くなっているのではないかと思います。私が実習先で行った授業も自分で資料から読み取り、自分の言葉で表す活動を多く取り入れていまし、知って欲しい言葉など知識にあたることを学ぶ時間はあまり取りませんでした。頭で考えて、表現することが子供にとって1番の学びになるから、そこの活動をたくさん行えばいい!と思っていたのです。しかし、それでは良くない考え方であり、基礎がなっていないので思考力・表現力が十分に育つわけでないことがわかりました。

 私が教員になった時に作る授業計画は、しっかりと知識にも重点を置き、大事な基礎をしっかりと固めて、そこから考え、表現する活動に繋げることを大事にしていきたいと思います。(榊原)


【長谷川】
 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川理桜です。今回は10月6日に行われた教師力アップセミナーについて書いていきたいと思います。

 10月9日の教師力アップセミナーでは野口芳宏先生から多くの話を聞かせて頂きました。ゼミの中で何度もお聞きした名前であり、野口先生が書かれた本を何冊も読ませていただきました。学校があり3部からの参加になってしまったのですがたくさんの学びがありました。

 1つ目は、全員参加の授業についてです。小学校実習へ行き全員参加の授業をすることの難しさを強く感じました。野口先生は「立場を決めることが大切。」と仰っていました。授業をする中で傍観者がいるようではいけません。自分は◯なのか×なのかノートに書くことが全員参加の授業に繋がると学びました。児童の立場を示し、傍観者が生まれない授業展開を心がけていきたいと思います。

 2つ目は、話術についてです。野口先生の話し方はとても面白く、自然と聞く姿勢が生まれています。話す上で大切にされていることは「間」だと教えて頂きました。伝えなければと思い沢山の言葉を詰め込んで「間抜け」になってはいけません。どんな時にも間を大切にして話すことを心がけていきたいと思います。

 今回の教師力アップセミナーでも沢山のことを学びました。野口先生や玉置先生をはじめとした多くの先生方や自分の置かれている環境に感謝してこれからも学び続けていきたいと思います。(長谷川)


【石上】
 こんにちは!9期生の石上です。今回は10月9日の第4回教師力アップセミナーで、国語の授業名人とも呼ばれる野口先生から学んだことを記事にしていきます。

 今回、特に印象的だったことは話し方の工夫です。例えば題名や大切なところを読むときは本文よりゆっくり大きな声で読んだり、本文を読み始めるときは間を空けて静かに読み始めるなどです。また、聞き手のイメージを高めるために比較対象を提示したり、自分の主張したいことを簡潔に伝えたりと、聞き手が理解しやすい工夫がたくさんありました。

 他にも、子ども用の書き方でないと読めないと思い込み、習っていない漢字をひらがなにしてしまうのではなく、左側に振り仮名を振って、漢字が先に目に入るようにする工夫などを知り、とても参考になりました。

 質疑応答では、学力形成で特に大切にしていることとして、教わることを楽しい、面白いと思うことができれば学び続けると仰っていて、私も教師になったら、子どもたちが新しいことを発見する喜びを感じられるような場作りの工夫をしたり、自分自身も学び続けられる教師になりたいと感じました。

 今回の教師力アップセミナーでもたくさん学びや新しい発見がありました。野口先生、運営の皆さん、そして玉置先生、この度は貴重な学びの機会をいただき、本当にありがとうございました!(石上)

10月9日教師力アップセミナーでの学び (新谷、古賀、芝田)

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【新谷】
 こんにちは、八期生の新谷です。最近はゼミやセミナー、中学校への授業参観、卒論と、学びでいっぱいに溢れている日々を送っています。この学びは教師になってから絶対自分のためになるので、日々忘れないように意識したいなと思っています。
 
 先日、教師力アップセミナーに参加させていただきました。教育と笑いの会ぶりの野口先生のセミナーは、学びと笑いで溢れたもので、セミナーの中で学びになりつつ、何度も笑いを取りにくる野口先生の話術にとても圧倒されました。本当に聞いていて面白くて、なぜあんなに笑いを取るのか上手なのか、話し方などを聞いていましたが、野口先生曰く、意識していないということで、人柄が生み出す面白さというところにもあるのかなと思いました。

 しかし、しっかり話の中に詰まっている話術は、玉置先生のメモを基に、なるほどと思いながら聞いていました。その話術の一つとして、必ず比較できるものを提示して聞き手のイメージを高めているというところにポイントがあることを学びました。私も最初、学習用語と教材内容という単語を聞いた時には、どういうことかわからなかったのですが、野口先生が国語と算数の例を基に比較して説明すると、私の中でイメージがすっと入っていき、この話が何を伝えているのか理解することができました。私は説明することがまだまだ苦手なので、比較できるもので相手にイメージを掴ませることは今後意識して、取り入れていきたいと思いました。
 
 また、セミナーの内容から、音読の大切さも学びました。音読する際の文章について、なぜここで一文が開いているのか、「」がついているのか、畳語が使われている目的は何かなど、音読をする文章の中にも学びはたくさんあり、ただ読むだけではなく、その意味を理解しながら読むことが大切だと学びました。教育実習や学童のアルバイトで音読をしたり、聞いたりすることが何度かありましたが、今まで音読に使われている言葉に注視して音読をしてきませんでした。

 しかし、野口先生の講演を聞き、使われいる用語や記号一つ一つに意味があり、それを知ったうえで音読をするとより一層内容の理解に繋がり、また音読を読むことが楽しくなると思いました。教員になったら、国語の授業で音読する機会が必ずあります。その時にはこの野口先生の学びを活かし、音読する文の意味を理解したうえで音読をしたいです。
 
 今回のセミナーでも教師になって生かすことのできる授業技術を多く学ぶことができました。セミナー後のお食事会でも、酒井先生や現職の先生方とお話しする機会があり、とても楽しかったです。(新谷)


【古賀】
 こんにちは、9期生の古賀です。先日行われた教師力アップセミナーでの学びを書いていきます。今回は、野口芳宏先生にご講演いただきました。私は午後からの参加でしたが、すぐに野口先生の話術に引き込まれていきました。

 第2部の「教学聖旨」を読むでは、明治に作られた「教学聖旨」を基に、仁義忠孝の大切さ、良くなった成績を何に使うかなど、教育の根本や過去の教育の実態を学びました。

 第3部の質疑応答では、玉置先生の司会で進み、多くの質問に対しての野口先生の考え方をお聞きすることができ、とても勉強になりました。中でも、思考とは知識を組み合わせることで様々なことを知っていることが思考を強くする。道徳にも知識は必要という話を聴いて、如何に自分の考えが浅かったかを思い知りました。他にも、通念に従って教育していくこと、最後に分かりやすくまとめる話術など、直ぐに実践することは難しいかもしれないが挑戦してみたいことが学べたので、これからも色々なことを学びながら自分の物へと昇華させていきます。

 運営委員の皆さん、玉置先生そして先輩方、今回も貴重で素敵な学びの場をご用意いただき、ありがとうございました。今回の学びを踏まえて中学校実習に臨みます。(古賀)


【芝田】
 こんにちは!8期生の芝田です!今回は、野口芳宏先生をお招きした教師力アップセミナーでの学びを記事にさせていただきます。

 第一部では、「固有種が教えてくれること」を題材とし、正しい音読の行い方や国語科の学力についてお話いただきました。第一部の内容で特に、常に心に留めておきたいと感じたことが二つあります。

 一つ目は、授業の本質は学力形成にある。何事においても言えることだが、根本や本質、原点がなんであるかを常に問い続け、追い求めることが大切だというお言葉です。
 
 教育の本質は、人格の形成だが、授業の本質は、学力を身につけることである。という言葉は、絶対に見失ってはいけないことだと感じました。また、ここでのお話では、「授業の本質は楽しむことという人がいるが、本質が楽しむことならばディズニーランドには敵わないよ」という鋭い切り口には驚きました。私は、学力の形成を目指した結果、新たな知識を手に入れたり、試行錯誤を繰り返したりすることが「楽しい」と感じさせることが出来るのが授業の理想なのではないかと考えました。楽しさを感じることが第一の目的ではなく、授業の学びの先に、嬉しさや楽しさがあることが良い姿であることを忘れずにいたいと感じました。
 
 二つ目は、「下手なものほど上手くなる」という言葉です。野口先生は、ご自身の習字の経験を話されていました。私は、自分の授業力、教師としての力に置き換えて、考えを巡らせました。私自身、まだ教育実習での経験しか実際の現場に立ったことの無い学生です。しかし、来年度からは教師として児童生徒の前に立ち、保護者の方や地域の方と協力して教育を行っていく立場になります。その時に、自分自身の能力をしっかりと自覚し、この言葉を胸に「今が一番伸びる時!!」と全力で成長しようと感じました。

 第二部では教学聖旨についてのお話、第三部では対談形式での質疑応答をしていただきました。

 第一部から第三部、さらにその後、直接お話をお伺いする機会の中で感じた野口先生の話術の凄さ、巧みさには強い憧れを感じました。「こんな話し方が出来たらな」と思う反面、「天性のものなのではないか」と半ば諦めそうになる程、野口先生の話に夢中になりました。
 
 特に、凄さを感じたのは、具体例の豊富さとわかりやすさです。短いフレーズで格言のようにまとめられた言葉を、ノートに書き留めるのですが、一度聴いただけでは、全てを理解しきれません。「難しい言葉だな」と感じていると非常にわかりやすい具体例を紹介してくださいました。また、その具体例は一つではなく、二つ三つと比較しやすいような例を挙げられていることにも気づきました。
 
 野口先生の知識量に、私はまだまだ知らないことが沢山あると感じました。さらに、そもそも私では、疑問にすら思わなかったようなことを疑問に思い、追究されているのだと感じました。本や経験、体験から得られる知識とそれを効果的に話に組み込める巧みさは到底真似ができるようなものではないと思いますが、それでも「追いつけ追い越せ」の気持ちで身につけたいと感じました。

 今回のセミナーで得た知識や経験を自分の糧とするためには、まずは言語化すること、さらに、行為にすることが大切だと思います。これからのゼミでの学びや、セミナーの中で、常に意識して行動したいと思います。(芝田)

10月9日教師力アップセミナーでの学び(澤本、前野、安藤)

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【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本です。もっ!12時間後は飛行機の中だなーって思いながらパソコンとにらめっこしています。(笑)10月9日に行われた教師力アップセミナーについて記事を書かせていただきます。

 今回は野口芳宏先生に講演していただき、授業技術ついて学びました。私は、卒業論文でもテーマにしている「教師の話術」に着目しながら野口先生の技術を盗みたいと思っていました。

 野口先生の話術は抑揚や間が絶妙で話に引き込まれていきました。また、説明をするときは、比較しながらわかりやすく話されていたり、自分の主張を短く表現されていたりしました。しかし、野口先生は「特に意識はしていない」とおっしゃっていて自然と聞き手をつかむ話し方をされていることを知り、驚きました。

 授業の本質として学力形成と述べていて、「学ぶって楽しい」と子どもが思える授業が大切とお話されていましたが、まさに野口先生の講演は話し方がうまいため、「学ぶって楽しい」と思いながら学ぶことができました。野口先生のような話し方に少しでも近づけるようにこれからも学んでいきたいと思います。(澤本)


【前野】
 こんにちは!8期生の前野です。10月9日に第4回教師力アップセミナーが行われました。今回は『教育界のレジェンド「野口芳宏先生から学ぼう!」』ということで野口先生が3部構成の講演をしてくださりました。昨年の野口先生のセミナーは参加できなかったので、今回のセミナーを楽しみにしていました!1日かけてのセミナーでたくさんの学びがありましたので、記事にしていきたいと思います。

 様々なことを学んだ中で印象に残ったのは、教材内容と教科内容のお話です。国語科では教材内容と言われる教材そのものについて学ぶ機会が多く、国語科特有の学習用語等の教科内容を学ぶ機会が少なくなってしまっているということを学びました。教科書に出てきた言葉から派生して、関連する言葉をどんどん授業内で学ぶチャンスを作っていくことで、より多くの教科内容を学べるようにしていかなければいけないと感じました。これはゼミで学んだ「子どもが社会に出たときにも役立つことを教える」ということに通ずるなと感じました。ある作品だけで生かせる知識ではなく、どんな作品だったとしても生かすことができる知識を教えるという意識で授業内容を考えていくことが大切だと分かりました。

 第3部では野口先生と玉置先生の対談形式で質疑応答が行われました。様々な質問に鋭く、時には笑いも交えながら答える野口先生とそれに答える玉置先生の対談で、あっという間に時間が過ぎてしまったように感じました。教員として大切にしてほしいことは何かという質問に、野口先生は「根本・原点・本質を考えること」だと答えていらっしゃいました。この「根本・原点・本質」は今回のセミナーで何回か出てきた言葉です。授業でも学級経営でも、ねらいは何なのか、これをする意味は何なのかを突き詰めて考えてから行動に移していくことが大切なのだろうと感じました。

 講演の後には野口先生を囲んで食事会が開かれました。そして、その座席が野口先生、玉置先生と同じテーブルでした!こんな機会は二度とない!と終始緊張しながらではありましたが、野口先生と様々なお話をさせていただき一生忘れない思い出になりました。野口先生、本当にありがとうございました。

 今回のセミナーでは、念願だった野口先生の講演を生で聞くことができとても光栄でした。今回学んだことを1つでも多く、教壇に立ったときに生かせるようにしていきます!(前野)


【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!先日、教師力アップセミナーに参加させていただきました。ご登壇された野口芳宏先生からの学びを早速記事にしていきます!

〜話術〜
 野口先生のお話はいつも不思議と引き込まれます。それは先生の話術に秘密がありました。1番大切なポイントは「間」です。先生は“何となくやっている“と仰っていて驚きました。音読、説明、会話など話す際は間を意識して聞き手を意識できるようにします!
 
 さらに「比較対象をつくる」のも話術ポイントの一つです。比較対象があるとイメージしやすく、とても分かりやすかったです。もう一つは「端的な表現」です。“知識の安定的行為化”といった先生自身の表現で最後、内容を短くまとめて次の内容へ進んでいました。特に話の最後の言葉は印象に残るので、キーワードでまとめることの大切さを学びました。

〜話し合い〜
 話し合いで大切なのは「根拠」と「立場を決める」ことです。話し合いは、漠然と進めてはいけません。何をどのように捉え、どのように考えたのかが大切です。中身のない話し合いになっていないか注意していこうと思いました。
 
 また、全員参加の話し合いをするためには傍観者をつくらないことがポイントです。そのために○か×をノートに書かせて自分の立場を決めます。自分の考えをまずはノートに書くことで、傍観者対策になります。さらに書く作業は授業中のアクセントになり、子どもが授業から離れていく対策にもなると学びました。

 他にも野口先生からここに書ききれないほどたくさんの学びがありました!学びを実践し、私も授業名人になれるように精進してまいります!今回もありがとうございました!!(安藤)

10月9日教師力アップセミナーでの学び(小林・古川・荒木)

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 こんにちは。9期生の小林美稀です。
 今回は、教師力アップセミナーで野口芳宏先生のご講演から学んだことをまとめます。

 私が今回のセミナーで一番印象に残っていることは、「授業の本質は『学力形成』にある」という言葉です。野口先生は、人格形成は教育の本質であり授業の本質ではない。学びは楽しまなくてもいい、授業は楽しくなくてもいい、学力を形成できればいいと仰っていました。

 確かにそうかもしれないと思いました。授業をいかに楽しく、子どもたちの心を掴むものにできるかはとても重要だと思います。しかしその目的は学力形成です。授業が楽しくて、子どもたちの心を掴めたとしても、学力が形成されなければ授業の意味がありません。私は、学力を形成するとともに、その学びへの興味関心が続く授業を目指していきたいと思いました。

 また国語科の授業に関して、語彙力を国語の授業で伸ばすには、チャンスを活かすことが大切だということを学びました。野口先生は、新しい言葉は反対の言葉を教えるチャンスだと仰っていました。一つ新しい語彙を学ぶたびに、二つ三つと新たな知識を得られたら、子どもたちにとって何倍も価値のある授業になるだろうなと思いました。私は、現代は子どもが辞書を引く機会がほとんどないと考えています。実際に教育実習で辞書を引く活動を取り入れた際に強く実感しました。辞書を引く機会を増やすための努力をするよりも、野口先生が説明されていた「チャンスを活かす」ような、新たな方法で子どもたちの語彙力を伸ばす方法を考えていきたいと思いました。


 こんにちは!9期生の古川です。今回は、第4回教師力アップセミナーでの野口芳宏先生のご講演を通して学んだことをまとめていきます。

 私が1番印象に残っているのは、

「全員参加する授業は立場を決めることが重要である」

という言葉です。子ども1人1人が当事者であり、意見を持つことが大切です。◯なのか×なのかノートに書かせたり、なんでもいいから予想を書かせることが全員参加の授業になると説明していました。この話を聞いて、自分の立場を決めることの必要性を感じさせられた。ただ単にグループワークをして全員が参加しているようにするのも大事かもしれないが実際はもっと最初の段階で1人1人が立場を持つことがその後の活動に繋がり必須であると気づかされました。

 中学校実習では、どんな子でもまず立場を決めることを意識して取り組んでいきたいと感じました。基礎的なことかもしれませんが授業の本質である学力形成につながることであり、生徒が主体的な学びに繋がってくると学びました。

 大学での講義があり、第3部のチャットを活用した野口先生から学び質疑応答から参加させていただきましたが本当に学びの多い時間でした。私たち若い世代に向けて、野口先生から「根本・本質・原点を大切に」というお言葉をいただきました。この言葉を忘れず、これからも活動していきたいです。

 玉置ゼミで活動していると毎度耳にする「野口芳宏先生」。念願であった野口先生の講演を聞くことができて本当にいい経験をすることができました。野口先生、玉置先生、ありがとうございました。(古川)


 こんにちは、9期生の荒木です!!私も教師力アップセミナーでの学びをまとめたいと思います。

[授業の本質は学力形成]
私が1番印象に残っているのは「授業の本質は学力形成」という言葉です。
 教育実習を終えて、私が印象に残っている子どもの姿は、キラキラした笑顔で楽しく学ぶ姿でした。子どもたちが楽しんで学んでくれる姿は教員側にとっても嬉しい姿です。しかし、「楽しむこと」が1番の目的ではありません。

 授業を色んな角度から見るほど、軸がぶれそうになりがちですが、「何が根本、原点、本質なのか」を常に考えることが必要だと学びました。

[新しい言葉…反対語を教えるチャンス]
 「国語教材で新しい言葉が出てきたら、反対の意味の言葉を教えるチャンスだ」という言葉が印象的でした。注意して聞いてみると、野口先生は、授業の色んな場面で反対語を用いた説明をしていました。
 
様々な反対語を知ることで、新しく習う語に対する理解やイメージが深まり、ただ文を読むだけでは見えなかった世界が広がっていくようでした。
 
 私が小中学生の時は、教科書の新しい単語ばかりが並んだ文章を見ると、「読むのが難しそう」「また覚えないといけない単語が増えたな、いやだな」という気持ちになっていました。しかし、反対語という既存の知識からつなげて新しい単語を知ることはとても楽しく、自分の世界が広がったようで、前向きな姿勢で学びに向かうことができる他、記憶にも残りやすいと感じました。
 
[野口先生の話術]
 今回の講演は学びあり笑いありのとても楽しい講演でした。間や言葉の抑揚を効果的に使って聞く人を惹きつける野口先生の話術は、見習いたいポイントが多くありました。今までは話す内容ばかりを意識していましたが、話し方がここまで聞き手に与える印象を変えるものかと驚き、意識していかなければと思いました。

 あと1週間で中学校教育実習が始まります。不安が大きいですが、今回の講演での学びや小学校教育実習での反省を活かし、全力で挑みたいと思います!素敵な学びの機会をくださった野口先生、玉置先生、ありがとうございました。(荒木)

10月9日 教師力アップセミナーでの学び(寺尾、伊藤、柴山)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は野口芳宏先生のご講演を通して、教員になって活かしていきたいことをまとめていきます。

 まず、今回の中で1番のキーワードであるといえる「授業の本質は学力形成にある」ということを常に忘れずにしていきます。この本質を頭に置いておかないと、子どもたちにどういった力をつけたいのかということや授業構成などがブレてくると思います。授業づくりの土台には学力形成があり、そのうえで子どもが楽しいと思える授業をしていきたいと思います。

 2つ目は、話し方についてです。相手の目を見て話したり、適切な間を取ったり基礎的なことから気をつけていきたいです。また、野口先生のように、伝えたいことを自分なりの言葉で端的に表せるよう意識していきます。

 3つ目は、国語の説明文の音読についてです。「題名は本文よりもゆっくりと大きな声で読む」、「鉤の前後は間を取る」「本文は静かに読み始める」など、細かなところも意識し、子どもたちに音読の大切さを伝えていきたいと思いました。
野口先生の講演は、先生の一言でどっと笑いがおきていましたし、思わず聞き入ってしまいます。

 また、自分が教員になったら常に根本・本質・原点に立ち返りそれらを確認していきたいです。今回も多くの学びを得られたとても貴重な機会でした。野口先生、玉置先生ありがとうございました。(寺尾)


 こんにちは!8期生の伊藤です!今回は、教師力アップセミナーでの野口芳宏先生のご講演を通して学んだことをまとめます。

 私が1番印象に残っているのは、「授業の本質は学力形成にある」というお言葉です。子どもが授業を楽しいと思えても、子どもの学力が形成されなければ全く意味のないものになることが分かりました。野口先生は、子どもの学力形成のために、授業の中であらゆる工夫を取り入れていました。それは、教科書に出てきた言葉からどんどん広げるということです。例えば、教科書にある平仮名の字を黒板では漢字で書かれたり、教科書にある言葉の類義語や対義語を教えられたりしていました。このような字が読めてたくさんの語彙を知るチャンスを掴むことが大切なことなんだと学びました。

 私が理想としている授業は、子どもが楽しいと思える授業です。今回の学びを活かし、色んなことを学ぶことができることに楽しさを感じられる、そんな授業をしていけたらいいなと思いました。

 今回はありがとうございました。授業名人の方から貴重なお話が聞けてとても光栄でした。野口先生のご講演に参加させていただいたのは、今回で2回目でした。1回目も2回目も、野口先生の話術の高さに驚かされました。まだまだ現役の野口先生から、またお話が聞けることを楽しみにしています!(伊藤)


 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、野口芳宏先生のセミナーに参加させていただきました。「授業の本質は学力形成」という言葉が最も印象に残っています。
 
 野口先生は、国語科でつける学力の一つに、「語彙力」があるとお話されていました。話を読む中で、多くの言葉が出てきます。話の中に「陸生」という言葉が出てきたら「水生」という言葉を問う。「地方」が出てきたら「地域」や「地区」との違いを問うなど、思わず辞書をひきたくなるような問いを模擬授業の中で紹介していました。一つの言葉から派生して多くの学びを提供していくことが大切であることを学びました。私自身、子どもと共に辞書を引き、学ぶ習慣をつけていこうと思いました。言葉に注目して学びを深めていけるような国語の授業を行っていけるよう頑張ります。

 野口先生の話術からも大きな学びがありました。野口先生は、自分の主張を「向上的変容」などのように短く表現してから、すぐに主張の内容を話していました。「国語なら〜」や「算数」なら〜」などのように比較するものを出し、イメージが湧きやすいように話を進めていたことも印象的です。そのおかげで、最後の簡潔にまとめられた一声を聞いたときにお話の内容がスッキリと頭の中に入ってきました。私も、「短く表現」「内容は比較対象を出す」「最後は簡潔明快」の3つを意識して、話し方を向上させていきたいと思います。

 昨年に引き続き、今回も生で野口先生のお話を聴けたため、多くの学びを得ることができました。野口先生、玉置先生、本当にありがとうございました。野口先生のように、話術を向上させ、いつまでも若く成長し続けられるようがんばります!また、生で野口先生から学ばせていただけることを楽しみにしています!(柴山)

10月8日楽亭じゅげむさんの講演からの学び(柴山)

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 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、虹天塾近江の楽亭じゅげむさんから「失敗を笑いに変える思考」について学ばせていただきました。冒頭で大切だとおっしゃっていた「全員が幸せになる笑い」をつくるうえで、意識したいと感じたことを記事にさせていただきます。

 セミナーでは「否定はしないこと」を根本に、じゅげむさん実演の落語から登場人物の行動を考えました。味噌豆という話では、弟子がどこかに隠れて店の豆を食べようとしています。厳しい師匠に見つからなそうな便所で食べようとしたところ、便所で隠れて豆を食べている師匠に鉢合わせてしまいます。ここで、弟子の行動を考えました。

 「師匠は僕に厳しくするのに、なんで店の豆を食べているんですか?」と否定的にぶつかってしまっては笑いにつなげられません。ちょっと角度をずらして「一緒に食べようと思いまして!」や「おかわりを持ってきました!」といえば、起こったことをほっこりと受け止めることができます。

 起こってしまった状況を面白く捉えて切り返す「落語思考」は私生活や学校での生活にも必要だと感じました。「落語思考」が身につくことで、子どもの行動を正面から叱ってしまうのではなく、クスっと笑えるような切り返しで受け止めることができます。自分自身にも余裕ができ、子どもも失敗しても大丈夫と思える、あたたかい学級をつくっていけると思います。

 じゅげむさんは、「周りの面白い人から学ぶことが落語思考のコツ」と話していました。玉置先生や8期生のみんなは、毎回面白い角度から物事を捉えています。今は「落語思考」を身近な所から学ぶ絶好のチャンスです。「起こったことを否定しないこと」を意識して、状況を面白く捉えて切り返していけるよう、周りから学んでいこうと思います。

 玉置先生、虹天塾の皆様、今回は本当にありがとうございました。ビデオ視聴の形で参加させていただけて、本当に嬉しかったです。自分の中に新たな視点ができました!実は僕は今日の朝、2度寝して寝坊しましたが、おかげで夢の中で北海道に行くことができました!海鮮丼を食べるために、今から3度寝してこようと思います!(柴山)

10月18日 8期生ゼミでの学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。食欲の秋、お芋のスイーツにはまっています。秋になるとよりお芋が食べたくなってしまうのはなぜなんだろうと思いながら、ついつい沢山食べてしまっています。笑

 先日の8期生ゼミでは、前回に引き続き赤坂真二先生の本の深掘りをしました。今回は「信頼される教師〜中学校編〜」と題して、中学校において信頼される教師の姿を学びました。赤坂先生の本では、信頼される教師の姿として「安心できる教師」「不信感を抱かせない教師」「教師としての役割を遂行する教師」の3つが述べられていました。

 今回全体で論議した内容は「教師としての役割を遂行する教師」の中で本に出てきていた「『やわらかい壁』として指導するにはどうしたら良いか」という内容です。この「やわらかい壁」というのは、子どもになめられてはいけないと思うあまり、強面で大きな声を出して威圧的な指導をするのではなく、問題状況の中にもポジティブな変化を見つけて、教師自身の自己開示も含めた配慮した指導のことです。「やわらかい壁」として指導するには、どんな場面、どんな言葉で指導していけば良いのかをみんなで話し合って深めていきました。

 話し合いでは以下の意見が出ました。
・子どもに恥をかかせないために、人目がある中で叱責しないようにする。
・軽い指導であればユーモアを交えながら指導する。但し、指導するべきことはしっかりと伝えるようにする。
・子どもの人間性を否定することは言わない。
・自己開示をすることで、子どもと対等に近い関係になれる。
・他の子どもに迷惑をかけているかどうかを指導するかの判断材料にする。
・指示を明確に出しておくことで、その指示に従ってないときに「今は〜する時間だったよね」と確認する形で指導する。
・「でも」「しかし」という否定の言葉から話し始めない。
・子どもの問題行動の裏にある背景を理解する。

 ゼミが終わった後には、みんなでケーキを食べ、玉置先生の誕生日をお祝いしました!プレゼントも喜んでくださって、美味しいケーキも食べることができて充実したゼミでした!玉置先生、お誕生日おめでとうございます!!(前野)

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(安藤・芝田)

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【安藤】
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です!
 先日、犬山中学校で授業を参観させていただきました。そこでの学びを早速記事にしていきます!

[教師と生徒の関係]
 授業を参観させていただいて印象に残っていることがあります。それは教師と生徒が「対等」であることです。生徒が教師に「もう少し〜したい、してほしい」と自分の思いを伝えている場面を目にしました。これは教師が教えるという上からの立場ではなく、教師と生徒で授業をつくっていく、まさに“子どもありきの授業”だと思いました。
 その秘訣は対等な関係にありました。対等な関係をつくるには自己開示が大切だと仰っていました。時には自分の失敗談を話して飾らない、ありのままの自分を子どもに示すことが大切だと学びました。立場的な面ではしっかりとメリハリをつけつつも、対等な関係も意識して子どもと関わることを意識していきます。

[教師になるにあたって]
 参観後、先生方に質問をさせていただくお時間をいただきました。そこでの学びも記事にしたいと思います!
 4月から教師になるにあたって、1番大切なことを質問しました。先生は「素直である事」とおっしゃいました。分からないことはすぐに先生に質問に行く。子どもに対しても、誰に対しても自分の過ちは認める。強がらない。これは分かっているつもりでも中々できないことが多いです。どんな時も「素直さ」を忘れない教師であれるよう、自分を見つめ直しながら人と関わることを大切にします。

 実際に現場の様子を見させていただいて、子どもの様子や先生方の動き、授業、雰囲気など大学では学べないことを学ばせていただきました。あと数か月で私も子どもの前に立つと考えると不安なことが沢山出てきます。しかし先生方の姿を思いだしながら、学生ではなく、一人の教師として子どもの前に立てるよう努力してまいります!今回も貴重な学びの機会をありがとうございました。(安藤)


【芝田】
 こんにちは。8期生の芝田です!今回は、犬山中学校での学びを記事にします。
私の住む扶桑町と犬山市は隣接しており、部活動では何度も練習試合をしたことを思い出しました。また、小中学校時代に教えていただいた先生方との再会もあり、懐かしさを感じました。

 授業を観させていただいた全ての先生方が、独自の工夫をされており、勉強になることが多くありました。その中でも、一番印象に残ったのが、3年生の社会科の授業です。芸能人のプライバシーについて、四つの立場に分かれ意見を交流していました。「〇〇という立場の人に言いたいんですが」と話す相手や内容を明確にし意見を伝えていました。さらに自分たちのグループに対しての意見や質問に、「でもこんな立場があるよ」「確かに言われてみると」「一部は理解できるんだけど」など自身の想いを伝え合っていました。

 授業後には、現役の先生3人と玉置先生の対談形式で、授業についてや生徒との関わりについて話していただきました。この対談の中で、理想は「教師がいなくなっても意見交流が進み、内容が深まっていく授業だと思います」というお話がとても印象に残っています。

 その後、先生方に直接質問をする機会を設けていただきました。私の「ICT機器の利用についてどうお考えですか」という質問に対し、「感想や意見などの文章はデジタルでなく、手書きで書くのが生徒の想いが伝わりやすいのではないか」とお話をお聴きしました。自身のこれまでを振り返ってみると、たくさんの思考や意見交流があった講義の感想やまとめは自然と筆圧が強くなって、文章が上手くまとまっていないと感じつつ、ペンがどんどん進んでいたなと思います。デジタルとアナログのいいとこ取りをする為には、使い所を間違えてはいけないと強く思いました。

 半日の中で多くの学びをさせていただきました。このような機会を設けていただいた犬山中学校の先生方、玉置先生、本当にありがとうございました。(芝田)

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(澤本、柴山)

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 こんにちは!8期生の澤本です。今回は10月4日に犬山中学校に学校訪問させていただいたので、記事を書いていきます。
 
 今回は4時間目、5時間目の授業を参観させていただきましたが、2時間で20以上の授業を見ることができました。今まで一度にこんなにたくさんの授業をみたことはなかったのでとても貴重な時間になりました。先生が楽しそうに明るく授業をされているクラスは子どももとても生き生きとしていて、子ども同士のつながりを感じました。また、「こっちの方がいい」、「こうじゃない?」と疑問や意見が飛び交っていて、私もこんなクラスをつくりたい、こんな授業をしたいと思いました。

 授業後には、全体会に参加させていただき、その後には現役の先生に来ていただき、私たちの質問に答えていただきました。どの先生も学級経営において意識していることとして『褒めること』が大切だとお話していただきました。さらに、子どもや他の先生方、保護者の方に対して、「ありがとう」、「ごめんなさい」をたくさん伝えることも学びました。人として飾らず、人と人とのつながりを意識して、何よりも自分が楽しく学校生活を送っていきたいです!!

 玉置先生、犬山中学校の先生方、今回私たち玉置ゼミ8期生に貴重な機会をつくっていただきありがとうございました。みんなで一緒に学べるのも残りわずか、最後の最後までみんなで高め合っていきます!(澤本)


 こんにちは!8期生の柴山です。4限、5限の時間に多くのクラスの授業を参観させていただきました。特に、「人権」をテーマにした3年生社会科の授業が印象に残っています。意見が分かれる題材ほど、みんなの前で発表することが難しいように思います。しかし、生徒は実際の事件に対しての意見を堂々と発表し、学びあっていました。様々な意見を聴き合うために話し合い、発言者の方を見て聴き合う姿勢が生徒たちに浸透していたため、今回のような雰囲気ができていたのだと思います。

 協議会で先生は、「1年生の時からこの授業の形式を続けている」とおっしゃっていました。私も、全員で学びあう授業を行うために4月から学びあう授業を行う習慣を子どもたちにつけていこうと思いました。

 授業の参観後、学級経営を行う上で大切なことを先生方に教えていただきました。つながりの幸せを生むことが大切だというお話が印象に残っています。子どもに活躍できる役割を与え、できた時に「ありがとう」と伝えること。活動で何かあった時には、「大丈夫だったか」などのように子どもに声をかけたりすることの繰り返しが大切だとお聞きしました。保護者の方にも、子どもの学校での活躍や、報告をすることの大切さも学びました。

 今回、4月から教壇に立つ私たちにとって、すぐ役立つ重要なことを教えていただきました。本当にありがとうございました。私も自分と関わる人全員を大切にすることを通して、楽しい学級をつくっていこうと思います。このような機会をつくってくださった玉置先生、犬山中の皆様、本当にありがとうございました。必ず、現場で今回の学びを活かしていきます!(柴山)

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(伊藤、新谷)

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 こんにちは。8期生の伊藤です。今回は、犬山中学校を訪問させていただいたので、そこで学んだことを記事にします。

 犬山中学校に訪問させていただいたのは2回目でした。犬山中学校の授業を見させていただくと、第一に先生と子どもとの信頼関係の良好さを感じます。先生と子どもとの信頼関係が良好であるため、授業中には、子どもの楽しそうな顔、生き生きとした顔が多く見られました。授業を見ていた私でさえも、笑顔になりました。私も、子どもの楽しそうな顔、生き生きとした顔が飛び交う授業をしたいと、心から思います。このような授業をするためのポイントを、犬山中学校の先生方の授業やお話から学ぶことができました。

 授業の様子から学んだことは、子どもが食いつくような言葉や題材を取り入れることです。これは、特に社会の授業を見させていただいたときに学びました。社会の授業は、暗記科目と言われるため、教科書の太字を先生が説明してしまえば、そこで授業は終わります。この授業であると、子どもは退屈に感じてしまいます。私も実際に、このような社会の授業を受けたことがありますが、授業中に寝てしまうことが多かったです。

 しかし、今回見させていただいた社会の授業では、身近な題材を取り入れていたことで、子どもたちが食いつき、全員が生き生きとした顔でディベートを行っていました。このように、クラス全員が授業に参加できる授業にするためには、子どもが食いつくような言葉や題材を取り入れる授業作りが大切であることを学びました。

 現場の先生から学んだことは、子どもたちと同じ目線に立ち、同じように楽しむことです。これは、英語の授業を見させていただいたときに、先生と子どもの信頼関係の良好さを感じたため、この信頼関係はどこからきているのかを、現場の先生にお尋ねしました。その先生のお話の中で、変に先生っぽくいないこと、子どもと対等にいること、が特に印象に残りました。私は、教育実習で子どもと友達みたいな関係性になってしまい、子どもから舐められてしまったことが課題でした。そのため、もっと先生っぽくしないといけないんだと反省していました。そんななか、このようなお話から、常に先生っぽくいなくてもいいということを聞き、安心しました。そして、子どもたちと同じ目線に立ち、同じように楽しむことが、子どもとの良好な信頼関係を築くために大切なことを学びました。

 このように、今回の学校訪問を通して、多くのことを学ぶことができました。4月から教壇に立つ私にとって、とても貴重な学びであり、どれも参考になることばかりです。犬山中学校の先生方、玉置先生、今回もこのような貴重な機会をありがとうございました。ゼミ生一同で学びを高め合い、4月から少しでも良いスタートダッシュを切ることができるように頑張ります。(伊藤)


 こんにちは!8期生の新谷です。先日、犬山中学校へ授業の参観へ行かせていただきました。犬山中学校は今回で4回目の参加となり、毎回参観させていただく度に、校長先生の明るい雰囲気や熱意に惹かれたり、先生方の授業技術に圧倒されたりしています。

 今回は2時間で20以上の授業を見させていただきました。その中でも特に印象的だった授業があります。それは「人権」についての授業です。この授業ではディベート形式で、人権について生徒同士が議論を行っていました。

 人権についてただ言葉と意味を教えれば5秒で終わるけど、それだけではなくて実際の場面を想定して議論することで子どもの学びになるという安形先生のお言葉通り、子どもは自分の思った意見について他の意見の生徒と議論し、学びを深めている姿が印象的でした。犬山中学校で授業を見る度に、私の受けていた授業ととても違っていて、こんなアイデアがあるのかと驚き、早く教師になって先生方のような面白い授業を考えたいとワクワクしてしまいます。また、子ども同士の学び合いの大切さを改めて感じ、私が4月に教壇にたった際には特に意識したいと思いました。

 最後に、先生方に質問をさせて頂きました。特に印象に残ったことは、学級経営では自分と反対になりそうな子を寄せるということです。自分と反対になりそうな子に対し、積極的に関わりに行って信頼関係を築く、その信頼関係が他の生徒を引き寄せる元となるということでした。

 大人の本気を見せるという言葉も印象に残りました。自分の弱い所を出したり、大人だってこんなに本気になれるんだという姿勢が、教師に対し安心感を持つきっかけになったり、なんでも自分の思ったことを言える関係作りになることを教えていただきました。

 今回も多くのことを学ばせて頂きました。犬山中学校の先生方の授業は毎回私の刺激であり、また、先生方の暖かい雰囲気や、人柄は私の憧れです。私も教師になって先生方のようになりたいとより一層感じる一日となりました。本当にありがとうございました。(新谷)

10月4日犬山市立犬山中学校での学び(寺尾、前野)

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 こんにちは、8期生の寺尾です!今回は、先日犬山中学校で授業を見させていただいたので、そこで学んだ4月から生かせるポイントをまとめます。

 まず1つ目は、小さなことも言葉にして褒めることです。今回多くのクラスを見せて頂きました。その中で、ここに気づけていいねなど、しっかりと言葉にして褒めることで、子どもたちの意欲もより上がるのでは無いかと思いました。また、教師が子どもをしっかりと褒めていたクラスは雰囲気もよかったのでぜひ意識したいです。

 2つ目は、聞き合うクラスにするために、得たり学んだりした知識を活用したり発表したりする機会を意図的に取り入れることです。やはり教師が話すばかりの授業や、インプットだけの授業では子どもたちも面白いと感じないでしょうし、自分の力がつかないと思います。そこで、毎授業少なくとも1回はアウトプットの機会を設けて子どもの力をつけていくと共に、面白い、楽しいと思える授業づくりをしていきたいです。

 3つ目は、発言している子以外の表情をよくみることです。これは、味岡小学校に行かせていただいた時にも学びました。実習を振り返るとどうしても発表者に目が行きがちでなかなかほかの子どもの表情を見ることが出来ませんでした。しかし、発言している子以外の表情をみれば、その子たちにも意図的指名が出来るし、全員参加の授業にも繋がるのではないかと思います。自分の中でこれが一番難しいと感じるので意識的に行いたいです。

 久しぶりに学校での授業を見させていただき、4月から自分がやっていけるのか少し不安になった部分もありました。ですが、まだ半年あります。その半年で、4月から生かせそうなポイントを多く学び、実践して行けるようにしていきます。(寺尾)


 こんにちは!8期生の前野です。先日、犬山中学校で授業を見させていただきました。全てのクラスの授業を見ることができ、多くの学びがありましたので記事にしていきます。

 様々な授業を見た中で特に印象に残った場面は、英語の授業で生き生きとどの子も英語を使って活動をしている場面です。授業を見ながら、なぜこんなにも子どもたちは生き生きと活動に取り組めているのだろうと考えました。私なりに考えた結果、2つの要因があるのではないかと思います。

 1つ目は子どもたちが「話したい!」と思えるような活動内容を設定することです。今回見た授業では、無人島にいる設定で必要だと思うアイテム、必要でないと思うアイテムを英語で表現するという活動をしていました。子どもが話したい、考えてみたいと思う場面設定や活動内容を生み出すのは、教師の手腕にかかっていると思います。私も、子どもの興味・関心を引き出せるような授業を作れるよう、もっともっと勉強しなければと感じました。

 2つ目は子どもを引きつける話術です。子どもが思わず反応したくなるような言葉選びでクラス全体が笑顔に包まれていたのがとても心に残りました。そして、先生の明るさが子どもたちにも伝わってクラス全体が活気に満ちあふれていました。私がそのクラスで授業を見させていただいたのはわずか数分でしたが、きっと毎授業こんな温かく笑顔あふれる中で授業が進められているのだろうなと思いました!
授業を見させていただき、子どものキラキラした笑顔が印象的で私も子どもが輝く姿を引き出せる教師になりたいなと強く感じました!

 授業を見た後には、犬山中学校の先生方に直接お話を聞く時間を頂くことができました。4月から中学校で勤務する私にとって、子どもと接するときに気を付けていること、学級経営で大切にされていること等、多岐にわたってお話を聞くことができる貴重な時間になりました。先生方のお話から子ども一人一人を見て、どの子も大切だという気持ちで子どもと接しているのだなということが伝わってきました。

 久しぶりの学校訪問で、半年後いよいよ教壇に立つんだなと実感しながら授業を見て、うまく授業できるだろうかとちょっぴり不安になりながら見学していました。不安なことはたくさんありますが、何よりも子どもたちの前向きでキラキラした姿を引き出すことを目標にしていきたいと強く思いました!

 ゼミ生を温かく受け入れてくださった犬山中学校の先生方、そして学ぶ機会を作ってくださった玉置先生、ありがとうございました。(前野)

10月8日 楽亭じゅげむさんの講演での学び(前野)

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 こんにちは!8期生の前野です。10月8日に落語教育家の楽亭じゅげむさんの講演にオンラインで参加させていただきました。講演のテーマは「落語から学ぶ失敗を笑いに換える思考」。教育に失敗を笑いに換える落語の考え方を取り入れてみようという楽亭じゅげむさんのお話から学んだことを記事にしていきます。

 この講演のテーマである「落語思考」。私はこの言葉を今回初めて知りました。「落語思考」とは、日常に起こる失敗を笑いに換えて受け入れようという考え方のことだそうです。

 今回の講演では、実際に落語の話を使って、落語の中で出てくる失敗を自分ならどう切り返して笑いに変えるかというワークを行いました。実際に自分で考えてみるとなかなか面白い返し方が思い浮かばず、私には笑いのスキルが全然足りないなと感じました。講演に参加されている方の面白い返し方を聞いて、パソコンの画面の前で思わずクスッと笑ってしまいました。(笑)

 落語と聞くと普段馴染みがないこともあり難しいものだと感じていましたが、日常のちょっとした失敗をユーモアたっぷりに笑いに昇華させているものだと分かりました。いくつか落語を学んだ中で、お気に入りの作品は珍念とお師匠さんの微笑ましい関係性が印象深い「転失気」です。転失気の正体が分かった珍念がお師匠さんを騙そうと嘘をついて転失気が何なのかますます分からなくなっていくところが面白いなと思いました。

 今回の講演を通して、子どもたちがちょっとした失敗をしたとしても、失敗を温かな笑いに換えて周りの子どもたちも受け入れようとする温かい雰囲気を作っていけたらなと感じました。教師も子どもも失敗することはたくさんあると思います。1つ1つ目くじらを立てるのではなく、ちょっとした失敗なら丸ごと包んで笑いに換えて、子どもも失敗を恐れずに色々なことに挑戦できるような雰囲気を作りたいです。

 今回素敵な講演で新たな学びをくださった楽亭じゅげむさんと関係者の皆様、講演を紹介してくださった玉置先生、ありがとうございました。(前野)
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