10月8日楽亭じゅげむさんの講演からの学び(荒木)

画像1
 こんばんは。9期生の荒木です!10月8日に、落語教育家の楽亭じゅげむさんに、「落語から学ぶ失敗を笑いに換える思考」というテーマでご講演頂きました。

 日常の失敗を、落語に出てくるユーモアや温かい笑いを使ってその場の空気を良くする術について学びましたので、そこでの学びを記事にしていきたいと思います。

[小学校教育実習での葛藤]
 私は小学校教育実習で、毎日クラスの児童のいいところを見つけるようにしていたのですが、子どもの良さに気づけるようになる嬉しさの反面、先生として、児童の良くない言動を見つけた時には毎回指導しなくてはいけなくて、指導のために毎回否定の言葉を使わないといけなかったのが少し辛かったです。指導をする時には、ダークな雰囲気になりすぎないよう言葉選びや言い方を気をつけたり、一方的な指導にならないよう児童の意思でその後の行動を決めさせるようにしたり、「○○さん」とその子の名前を呼ばずに指導することで子供の存在自体を否定することがないように心がけていましたが、それでもやはり指導の後は、いつもよりも場の雰囲気がダークになってしまうことがありました。

 そんな中、今回の講演を受けて、失敗を笑いに換えるという目からウロコの考え方を知り、児童への指導に前向きになれましたし、子供同士の関わりでもとても大切な考え方だと感じました。新しい視点をいただき、考えや心が広くなったような気がします!

[指導について]
 しかることも大切ですが、しかってばかりでは子どもとの間に距離が生まれてしまうこともあります。落語のユーモアや笑いを取り入れるという1つの選択肢が自分の中に出来て、指導の幅が広がりました。最初は落語は難しい印象がありましたが、実際に落語の面白さにふれて、温かな笑顔溢れる時間を過ごすことができ、私もこんな雰囲気の学級や学年、学校を作っていきたいと思いました。

[子供同士の関わりについて]
 今回の講演は言葉の大切さを実感する講演でもありました。学校における笑いがいじめの笑いになっていて、気づかずにそれを受け入れてしまう現状があるというお話も伺いました。

 今回、人を傷つける笑い とみんなが気持ち良く笑い の違いについてお話がありましたが、私自身も今まではこの2つの違いについて深く考えたことがなかったように思います。失敗しても否定せずに受け入れ、むしろ乗っかる。そんな素敵な関係性を子どもたちにも築いていって欲しいと思いました。人を喜ばせる笑い、気持ちの良い笑いがあふれる温かい場所を子だちと一緒に作っていきたいと思いました。

[最後に]
 講演では、落語に出てくるユーモアや温かい笑い使ったワークを行いました。私はなかなかいい言葉が思い浮かびませんでしたが、楽亭じゅげむさんも最初は上手くいかず、面白い人に近づきその日笑ったことを残すお笑い日記をつけていたそうです。そこで私も今日からお笑い日記を始めてみようと思います!!

 今日、また新しい世界に1歩足を踏み入れたドキドキ感と色々な考えに出会えた嬉しさで胸がいっぱいです。玉置先生、楽亭じゅげむさんを始めとする関係者の皆様、素敵な体験をありがとうございました。(荒木)
画像2

10月11日8期生第2回ゼミ(澤本、寺尾)

画像1
 こんにちは!8期生の澤本です。にょっ!最近の朝夜が急に寒くなりましたね。今月末に衣替えをするまでなんとか耐えたいと思います。昨年カレーうどんを飛ばし、クリーニングに出していた白トレーナーが大活躍しています。

 今回は、10月11日のゼミでの学びを記事にしていきます。今回から赤坂真二先生の『指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと」という著書を読み、担当者がプレゼンを行いました。その後、気になったことをみんなでディスカッションし、学びを深めていきました。

 私は、第1章の後半部分を担当しました。赤坂先生は弓削先生研究を引用し、教師の指導行動のカテゴリーを「ひきあげる」機能と「養う」機能の2つに分かれていること、さらにその2つを細かく「注意指示」、「突きつけ」、「受容」、「理解」に分類されていることが述べられていました。

 ディスカッションとして「子どもと教師の対等な関係とは?」について行いました。子どもと友達になってしまうような対等ではなく、互いに尊重しながら双方向性のある関係作りが大切という結論になりました。やらされている感なく、子どもが主体的に「やってみよう」と思えるような関係を築いていきたいと思います。4月から教壇に立つことを意識して学びを深めていきたいと思います。(澤本)


 こんにちは、8期生の寺尾です!!先日の8期生ゼミで赤坂真二先生の本の深掘りをしました。

 私は、「子どもが教師を信頼していることをどこで判断するか」という問いを提示し、全員で論議しました。

 プレゼンを発表した上で、改善したい点が二つありました。一つ目は、プレゼンテーションの工夫です。アニメーションをつけたり、わかりやすいようにフリー素材のイラストを使ったりするなど、もう少し工夫できた点があると感じました。聞き手に配慮することの大切さを改めて感じました。

 二つ目は話し方です。同じ日に発表した澤本くんは、間を取ったり、聞き手に問いかける話し方をしたりするなど、様々な工夫をしていてとても話が入ってきました。野口芳宏先生のセミナーで学んだ話し方を意識しようと思っていましたが、いざ前に立つとすぐには難しかったです。人前で話す機会で毎回意識していきます。

 そして、問いについては話し合いで以下の考え方が出ました。
・先生のために何かをしたい、先生が困ったときに助けたいという行動が見られたとき
・分からないことややりたいことを子どもから言われたとき
・間違っているかもしれないが自分の意見を主張したとき
・直接ではなくても、親を通して知ったり、他のツールを使って知れる
・授業に出席するときではなく参加したとき

 今回のゼミは、一種の模擬授業のようで緊張感もありました。ですが、これから改善できる点も見つけられたので、意識していきたいです。(寺尾)

小学校教育実習で学んだ3つのこと(榊原)

画像1
 こんにちは、玉置ゼミ第9期生の榊原計人です。私は9月1日から28日までの1ヶ月間、教育実習に行っていました。今回の小学校教育実習、とても楽しい1ヶ月でした。そんな中でたくさんの経験をし、色々なことを学んできたので、今日はその中から私の中で特に大きかった学びを3つ記事に書いていきます。

 1.個人を見ることは重要&難しい
 2.板書計画で授業はスムーズに進む
 3.児童観がないと授業が上手くいかない

1.個人を見ることは重要&難しい

 私は今回の教育実習で、特別支援学級の高学年クラスと5年生の通常学級に配属されました。この特徴の大きく違う2つのクラスで学んだことは、個人一人一人を見ることの重要性とその難しさです。

 私が配属された特支学級は知的の障害のある子がいるクラスでした。同じ教室にいる子どもたちですが、みんな一人一人、特徴や個性が違っていて、それぞれの学習の段階も大きな違いがあります。なので、個人を見ることがなにのり需要であり、それぞれに合った学習の進め方を提案していくことが、子どもの学力を成長させていく上でとても大切になってくると感じました。

 しかし、個人を見ることが重要なのは特支学級だけでありません。通常学級でも個人を見ることは重要ですし、通常学級の子どもと遊んだり、喋ったりと関わっていくなかでどんな子がいるかを見ていました。そんな中で感じたのは、教室に30人近くいるクラスの子どもの特徴・個性を把握することはとても難しいということです。クラスの子どもそれぞれに合った授業展開を考えることなんて、今の私では作れる気がしないとも思いました。

 たった1ヶ月いただけ、それも特支学級と通常学級の2クラスを行き来きしていたので、個人一人一人をしっかりと見て、どんな子かを理解するなんて簡単ではないと思っていましたし、実習が終了した後に、担当の先生から子どもの意外な一面教えていただいて、特徴を新たに知ったなんてこともありました。

 特別支援学級と通常学級の2つのクラスを実習で体験したことで、個人を見ることは難しいことだと知ったと同時に、クラスを持った時は、なるべく早く一人一人を知れるように子どもとの関わり方や授業のやり方を工夫し努力して行こうと思いました。

2.板書計画で授業はスムーズに進む

 今回の実習では5年生の社会を3回(内研究授業1回)、道徳を1回、特支学級で国語と自立の計6回授業を行い、初めての授業を社会の食糧生産の単元で行いました。

 最初の授業では、板書計画を課題や展開部分、まとめをそれぞれ書くスペースや、何を板書するかだけの不十分な計画で練習を始めていました。実際、それで練習しても、子ども役の方の発言を上手く拾えなかったり、発言と発言を繋げることができなかったりと、散々なものでした。

 そこで、担当の先生から「子どもの発言や反応をできるだけ多く考えることが大切」と教えていただきました。それから、板書計画に子どもがどんな回答や反応をするのかをなるべく多く考え、それらを矢印で繋げるところまで考えて練習を始めたところ、子どもの予想外な発言が減り、授業内で焦ることが少なくなりました。そして、狙っていた発言を引き出せる余裕ができたほか、パッと見た板書のわかりやすさも良くなり、導入から展開、終末までスムーズに進めることができました。

 板書計画をスペースや自分が書く内容だけでなく、子どもの反応をなるべく多く考えておくことで、授業内の生徒への対応が上手くいくようになり、ペースを崩すことなく進めることができると学びました。

3.児童観がないと授業が上手くいかない

 5年生で行った道徳の授業は、別クラスで行われた道徳の授業の内容を参考にしました。その授業は、先生が範読してるときに重要だと感じた箇所に線を引くことと、6から8人グループをつくって2つの視点から討論をすることの2つが大きなポイントでした。その授業は流れがとてもスムーズで、終末部分の落としどころも面白く、なにより子どもたちみんなが討論に参加し、自主的にグループを回していました。みんながとても楽しそうで、参観してた私はとても感動したのを覚えています。

 そんな授業を参考にした私の道徳の授業は、教科書に線を引くことが初めでどこに線を引けばいいのがわからない子が続出し、子ども同士の討論も上手く進まず、活動も時間内にまとまりませんでした。授業内で大事にしたかった終末部分は予定よりだいぶ押してしっかりと扱うことができず、もともとの終了時間から5分オーバーして終わりました。このクラスには合わない授業のやり方をやっていたのだと痛感しました。

 この授業での反省は、児童観を意識せず、そのクラスに合った授業を計画しなかったことです。すばらしい授業ならどんなクラスでも通用するものと思っていましたが、そのクラスがこれまでどんな授業を受けていて、どんな活動に慣れているのかを知っておかなければ、子どもたちの学びに繋がらないのだと気が付きました。

 この授業を通して、クラスの子どもがどんな授業を経験をしてきたのかはクラスごとに大きく違うことがよく分かりました。それなのに、同じ内容・進め方の授業をしていては子どもたちの学びにつながりません。これからは、クラスの子ども全員が学びを深めるよう、しっかりとクラスの児童観を考え、それに合った授業作りを意識していきます。


〇1ヶ月間の小学校教育実習の通して

 今回の小学校教育実習でたくさんの子どもと関わって、今までにないことを体験してきました。その中で、いろんな個性の子がいることや、クラスの特色もそれぞれ違うことなどの『小学生』のことと、授業するなかでの板書計画の重大さや、指導案を考える際に注目しておきたいことなどの『授業』のことなど、とても多くのことを学びました。

 最終日には各クラスが私のお別れ会を開いてくれました。5年生のクラスでは、その会の内容から時間の流れの計画を全て子ども主体で行っていたそうで、担任の先生はほとんど準備に関わっていなかったそうなのです。実習期間終了の1週間前くらいから準備を初めていたみたいで、私自身なんとなく察知しており、「なにかバレないようにコソコソやっているな?」と内心でニヤニヤしていたのですが、すべて子どもたちだけでやってきたことを聞いてとても驚きました。それと同時に、そこまでしてくれるくらいに私を『先生』として認めてくれたんだなと思い、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。一人一人からメッセージカードもいただき、終わったあとの控え室では、他の実習生に聞かれないよう鼻をズビズビ鳴らしつつも泣くのを我慢しながら読みました。

 特支学級のクラスでは一人一人からプレゼントをいただきました。私の好きなキャラクターのイラストを書いてくれた子や紙飛行機や手裏剣を折り紙で作ってくれた子、お手製のビーズのアクセサリーをくれる子もいました。実習期間中、会話やコミュニケーションをとることがほとんどができず、声さえあまり聞けなかった子からは、みんなからの寄せ書きと、特支クラス全員で撮った写真、そして「ありがとうございました。」の一言をもらい、嬉しさや感動からグズグズに泣いてしまいました。本当にやって良かった、来てよかったと思える素晴らしい1ヶ月間を過ごすことができたと思います。

 次の中学校実習では、小学校とはまた違った子たちがいて、違った刺激や体験ができるのだとワクワクしています。充実した素晴らしい1ヶ月間を中学校でも過ごせるように、小学校で経験したことを活かしつつ、新たなことも学んでいく姿勢で望んでいきます。(榊原)

小学校教育実習で学んだこと(古川)

画像1
 こんにちは!9期生の古川です。9月4日から29日までの4週間、小学校実習に行ってきました。振り返ってみればあっという間で学びが多く充実した日々を過ごすことができました。

 今日は、実習での学びを記事にしていきたいと思います!

 まず授業作りについてです。授業に必要な要素として、十分な教材研究・事前準備・子どもの実態把握の3つが挙げられます。授業は教師が楽しめば子どもも楽しむものであり、いい授業をする為には、教師と児童の信頼関係があるからこそ成り立つものであると学びました。

 授業を作っていく中で今回何を学んで欲しいのか、何を押さえれば良いのかはっきりさせる必要性があると感じました。この4週間の実習で自分の中で「見通し」という言葉をキーワードにしてきました。教師がまず見通しをもって授業をすることはただ授業のまとめに向かっていく道筋だけではなく、これからやる単元を理解しやすくなるための布石として押さえることもいえます。単元同士の縦と横の繋がりをした授業作りをしたいと感じました。

 次に学び続ける姿勢と児童と向き合う重要性についてです。現状に満足するのではなく、授業を終えた後の振り返りの時間が本当に自分が成長し続けることができた要因だと感じています。なにがおかしかったのか、どうすれば改善するのか考え、次の日に授業があって何度も作り直したことで児童から「分かりやすかった」と授業を重ねる度に言われる数が増えていきました。担当教官だけでなく、児童にも聞いていい意見を取り入れた結果だと思います。

 子どもたちに分かりやすい授業をしたいと教材研究をしてたからこそ児童も挙手をしたりノートに沢山考えを書いてくれたり、児童1人1人が一生懸命な眼差しで自分の話を聞いてくれる姿勢から授業一つをとっても向き合い方を感じ取ることができました。

 最後にこの実習を通して、夢であった「教師」という存在が現実として近づき、改めて教師になりたいと実感しました。4週間という短い間でしたが子どもの成長を感じとることができる瞬間が多くありました。子どもたちから新しい発見を得ることができ自分も成長することができて本当に面白い仕事だなと感じました。また子どもだけじゃなく先生自身も学び続ける姿勢を崩さないことが重要であると再確認しました。

 実習期間中、上手くいかないことばかりでしたが

「上手くいかない時の方が学びが多い」

 という言葉をかけていただいた担当教官のお陰で力をつけることができました。担当していただいた小学校への感謝を忘れず、常に向上心を持って次の中学校実習へ繋げていきたい。(古川)

小学校教育実習で学んだこと(由原)

画像1
 こんにちは!9期生の由原希音です。9月4日からの4週間、小学校実習に行ってきました。今日は、実習での学びを記事にしていきたいと思います!

 まず、言葉がけの大切さです。私は、研究授業を見にきてくださった先生から、褒めるときの言葉がけが形式的なことをご指摘いただきました。私自身、児童をたくさん褒めようと心掛けているつもりでしたが、振り返ってみると「いいね」「すごいね」など、抽象的な言葉がけが多かったと思います。褒める言葉が形式的だと、児童が本当に見てくれているのかと不信感にも繋がると思うので、どんなところが良かったのかしっかり伝えることが大切だと思いました。

 先生方は、児童をよく見て些細なことでも褒めていました。ゼミでも習ったように、褒めることで児童のやる気も高まるし、授業の雰囲気も良くなると思うので、出来ていない児童を注意するのではなく、具体的に褒めることを意識していきたいです。

 次に、発問方法です。私の担当は1年生だったので、始めのうちは発問が児童に伝わらなかったり、教えたいことを上手く伝えられませんでした。そのときに、担当の先生から全部を答えさせようとするのではなく、例を提示して何を答えればいいのかを理解させることが大切だとご指導いただきました。

 私は、教師が誘導せず、児童の意見で授業を進めていくことが大切だと考えていました。しかし、実際何を答えてよいのか分からず、授業が進まないことがあって、例を提示するやり方を取り入れてみました。すると、ほとんどの児童が発問を理解し、多様な考えを引き出すことができました。同じ発問でも、発問するまでの過程で工夫することが大切だと思いました。1年生を担当して、どんな言葉なら伝わるか、言葉の一つひとつをしっかり考えて話すことが大切だと学びました。

 この4週間、悩むこともありましたが、本当に楽しく、充実した時間を過ごすことができました。また、教師になりたいという想いも強くなりました。この想いを忘れずに勉強がんばりたいです!!(由原)

小学校教育実習で学んだこと(安田)

画像1
 みなさんこんにちは、9期生の安田です。今回は、4週間の小学校教育実習で学んだことを記事にしていきます。

 私は、9月4日〜9月29日の小学校教育実習をすごく楽しんで過ごすことが出来ました。大変だと聞いて少し構えていたのですが、元気いっぱいの子どもたちに、パワーをもらう毎日で、とても幸せな時間でした。

 実習期間を経て子どもたちからは、何事にも全力で向き合うことの大切さを教えてもらいました。いえ、正確には、思い出させてもらったのです。

 子どもたちは、初めて見る大学生の先生にも、算数の問題にも、鬼ごっこにも、給食にも全力投球です。難しい問題でも「わからんー!」と言いつつ考えることをやめません。壁に直面しても、ヒントを求めるだけで諦めたり、逃げたりしないから彼らの成長は止まることを知らないのだと思いました。大人になると、逃げを正当化してしまいます。悪いことではないですが、いつもそれでは学びが減ってしまいます。昔は自分もこうだったのかなと思いを馳せながら、子どもと同じように全力で取り組むことで、見えてくることがたくさんありました。

 先生方からは、余裕をもつことの大切さを教えていただきました。時間にも、心にも、学習にも。低学年は特に、思っているよりも色々なことに時間がかかり、できないことがあります。余裕をつくっておくと、想定外の発言や出来事に何とか対応することができるのだと分かりました。日々、余裕をもち、一つひとつ丁寧に、取り組むことは、低学年として、学びの土台を作ることを大切にしているという先生の思いなのだと実感しました。

 10月6日には、実習でお世話になった先生方と子どもたちに会いに行ってきました。本来、実習レポートを提出するだけのはずだったのですが、校長先生のお気遣いで、クラスの子どもたちと触れ合う時間と職員室で先生方とお話しする時間をつくっていただきました。

 1週間ぶりに会った子どもたちは本当に可愛くて、先生になりたいなぁと思わせてくれる大切な存在です。そして、いつもあたたかく迎えてくださる小学校のみなさんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。こんな素敵な学校で4週間学ばせて頂けたことをとても嬉しく思います。2年後、教壇に立てるよう、みなさんへの感謝の気持ちを忘れず、勉強をがんばっていきたいです。(安田)

小学校教育実習から学んだこと(荒木)

画像1
 こんにちは。9期生の荒木です!8/28〜9/22に小学校教育実習があり、担当の6年生の児童や先生方のおかげで、本当に充実した4週間を過ごすことが出来ました。今は実習の余韻に浸りなら学校生活を過ごしています。

[学んだこと、課題]
 まず、教育実習での学びを3つにまとめて記事にしていこうと思います。

●児童との関わり方
  1つめは児童との関わり方についてです。実習1週目は、「児童との関係を築くこと」を目標に過ごし、児童との関わりについて学びの多い1週間を過ごしました。今考えると、最初の1.2日は舐められてはいけない という緊張感から、「自分は先生であり児童との関わりも仕事のうち」と無意識に考えていたと思います。しかし、3日目からは意識を変えて、児童と同じ目線に立ち、対等な立場でふれあい、児童とのふれあいを心から楽しもうという意識で過ごしました。勇気のいることですが、自分の弱さも含めたありのままの姿で接することを意識するようになってからは、子どもが私を信頼し、ありのままの姿を見せてくれたように感じました。指導の面でも、一方的に指導するのではなく、児童と対等な立場を意識し、児童の意思で行動を変えていけるようにすることが大切だと思いました。

●授業づくり
 2つ目は授業づくりについてです。実際に子どもを前にした授業は初めてで多くのことを学ばせて頂きました。担当の先生方には、プロジェクターが曲がっていたり資料が曲がっていると教材の価値が下がってしまうこと、タブレットを触る時間・タブレットを閉じる時間 でそれぞれ指示を出してメリハリをつけること、話し合いの人数や発表方法の使い分けなど様々なことを教えて頂きました。沢山指導していただいたでも私が1番印象に残っているのは、「授業中の教師の言葉の重み」についてです。私は算数の授業の導入時に、児童が理解していない様子だったので、説明を追加して沢山話してしまいました。

 しかし、指導の先生からは「子どもたちは、先生が話している言葉は全て大切だと思って聞いている。話しすぎると何が大切なのかわからなくなる。先輩の先生は45分授業で5分しか話さないようにしている。」というご指導を頂きました。教師は、基本的には分からない様子の児童がいたらわかっている児童に説明させたり、児童の意見を繋げ、広げるたりするファシリテーターの役回りに徹し、本当に伝えたいことを短い時間で分かりやすく伝えることが大切であると学びました。

● 子どもの良さに気づく力
 3つ目は、子どもの良さに気づくことについてです。実習1日目に教務主任の先生が仰った「どんな子にも必ず長所はある」という言葉から、実習では、毎日帰りの会で「今日良い姿が見られた子」を共有するようにしました。児童が「先生が自分のことをよく見てくれている」と感じてくれ、そこから生まれる信頼が大きかったように感じました。小さな言動から児童の良さに気づけるようになっていきましたが、児童の何を褒めるか については偏りがあったように思います。それは、まだ自分の中にある子どもたちに求める姿や理想像が少ないからだと考えました。これからインターンや学校訪問などで子どもと関わったり先生方の姿をみたりすることを通して、目指す子どもの姿をはっきり持てるようにしたいと思いました。

[実習を通して改めて感じたこと]
 この教育実習を通して、私は子どもと音楽が好きなんだ ということを改めて実感しました。私は子どものキラキラした笑顔が好きで、そんな笑顔に囲まれながら仕事をしたい、またそんな笑顔を作っていきたいという思い、そして特に音楽を子どもたちに楽しく教えたいという思いから教師を目指しています。
 今回の実習では、元気いっぱい笑顔いっぱいの子どもたちに囲まれ、本当に楽しい4週間を過ごすことができました。一生懸命考えた色んな授業 特に自分が好きな音楽を、子どもたちがキラキラした笑顔で楽しんで学んでくれたことがとても幸せでした。最終日にはありがとうの会を開いていただき、子どもたちが涙を流しながら歌で気持ちを伝えてくれた姿や、実習を思い出せる動画やゲームを作って一生懸命気持ちを伝えてくれた姿、1人1人から貰った手紙を見て、教員という職業の素晴らしさややりがいも感じました。

 実習を通して、教師になりたいという思いはとても強くなりましたが課題として感じた部分も沢山あります。残りの学生生活では、ゼミや授業、インターン、セミナーなど 自分が活用出来る学びの機会を最大限に活かし、自信を持って教壇に立てるようにしたいと思います。(荒木)

小学校教育実習から学んだこと(久保)

画像1
 こんにちは!9期生の久保朋輝です。今回は、小学校教育実習を終えて、学んだことを記事にしていきたいと思います。私が小学校教育実習を経て学んだことは多くありますが、その中でも2つ記事にしていきます。

 1つ目は、児童と素直に向き合うことの大切さです。私は小学校5年生のクラスに配当されました。5年生の実態が分からず、不安な気持ちがありましたが、とにかく積極的に自分が思ったこと、感じたことを素直に伝えようと努めました。すると日が進むにつれて、いろいろな児童と日ごろの相談や会話が増えて、充実した日々を送れました。最後にもらった手紙を読むと「転んだとき、気にかけてくれて嬉しかったです。」や「毎日のあいさつで元気になれました。」など、自分が意識していた関わり方ができていたことに気付きました。そして普段のさりげない言動も児童に残っているものがあることに気付きました。これからも児童と関わる中で正直に、そして素直に向き合うことは大切にしていきたいと感じました。

 2つ目は、児童目線で作る授業づくりの難しさと大切さです。授業づくりを進める中で「この授業でこれを理解してほしい」とゴールを決めることは大切であると思います。私は、このゴールが明確にできない授業を多くしてしまいました。そして、児童が勉強したくなるような工夫や発問が少なかったように思えます。研究授業が終わった際に「授業で一つのドラマを作りなさい」と指導を頂きました。児童が引き込まれるような内容や、伝え方、発問など多くのことが反省となりました。今後の課題にしていきたいです。

 小学校教育実習は反省も多く出ましたが、先生方の授業に観察・参加させて頂いて、改めて先生という仕事に対して憧れを抱きました。この経験を糧に、成長していきたいと思います。(久保)

小学校教育実習を終えて(古賀)

画像1
 こんにちは、9期生の古賀です。9月月初から4週間行わせていただいた、小学校実習を無事に終えることができたので、そこでの学びと感動を記事にしていきます。

 私は、元気で授業中に活気のあるクラスに配当されました。実習期間中、児童と指導教諭に恵まれて、大変なこともありましたが毎日充実して過ごすことができました。子どもたちの「自立」を大切にされている先生の下で、子どもたちとの関わり方など数多くのことを学ばせていただきました。
 
 計8回の授業をさせていただいて、初めは上手く出来なかった、つぶやきを拾って発問に繋げていくこと、褒めること、見て分かる板書をすること、訳を考えさせることなど、授業を見てくださった先生方の指導で出来るようになったことも多い。しかし、まだまだ褒められたものではないと思うのでもっと磨きをかけていきたいです。

 研究授業当日の朝は緊張で落ち着かなったが、教室に入って子どもたちと話すなかで、緊張も解け落ち着いて授業をすることができたと思います。途中、進行を誤った場面があったが、あまりノートを取らない子が一生懸命書いてくれたこと、普段あまり挙手をしない子の挙手、ハンドサインなど、子どもたちに助けられて無事に終えることができました。しかし、改善点は少なくなく、黒板を向いて板書していることが多い、よく話す子のコントロールの仕方、指示に対しての疑問、自主的に動いた子の価値付け、教科書のまとめにプラスで児童の考えを入れさせることなど多くのことをご指摘いただきました。

 最終日には、お別れ会を開いていただき、子どもたちと一緒に遊び、素晴らしい時間を過ごしました。いつも元気で明るい子どもたちが泣いてくれている姿に私も涙が止まりませんでした。今でも思い出しては胸が熱くなります。

 まだまだ発信したいことはありますが今回はここまでに。実習中に出会った、子どもたち、そして先生方には、本当に感謝しかありません。ここには書ききれないほどの学びと感動が得られた、小学校実習は私にとって最高の宝物です。今回の学びと反省点を生かして、数週間後の中学校実習に臨みます。(古賀)

※写真は配当クラスからいただいた手紙です。モザイク処理をさせていただいておりますがご容赦ください。

小学校教育実習を終えて(石上)

画像1
 こんにちは!9期生の石上です!先日、4週間の小学校実習が無事に終わったので、特に印象的だった実習での学びや気づきを記事にしていきます。

 1つ目は、教師が本気で子どもと向き合えば、子どもたちも一生懸命その気持ちに応えようとしてくれるということです。例えば、授業ではどうしたら子どもたちが分かりやすいと思えて、みんなが参加できる授業になるかを考えると、授業で一生懸命考えて反応してくれたり、ノートに自分の意見をたくさん書いてくれました。

 また普段の生活では、子どもの話を目線を合わせて聞いたり、外で子どもと一緒になって遊んだりすることで、子どもたちの好きなことやちょっとした悩みを自分から話してくれるようになりました。このような子どもたちの姿を見て、これが子どもと向き合うということなのかなと感じました。

 2つ目は、教材研究の大切さです。担任の先生と授業を考える中で教材研究の重要性を実感しました。授業で使わないとしても、教材に対する自分の考えを持っておくことで、子どもの発言に敏感になり、すぐに反応することができたり、子ども同士の意見を繋げていけるということを感じました。
 
 また、教材研究を自分が納得するまですることができれば、自信を持って授業をすることができるため、子どもたちも安心して学習に取り組むことができると感じました。

 この実習を通して、教師になりたいという気持ちが強くなりました。2年後教壇に立ち、より子どもの立場に立って考え、行動できる教師になるために、玉置先生のもとでたくさんの授業スキルを学び、子ども理解を深めていきたいと思います。(石上)

9月29日小牧市立味岡小学校での学び(柴山)

 こんにちは!稲刈りの様子を見て秋を実感している、8期生の柴山です。今回は、小牧市立味岡小学校に学校訪問させていただきました。探究的な学習はどのような学習なのかを生で学ぶことができた一日でした。

 1限目から3限目までは各学年の授業を参観し、玉置先生の助言を聞きました。中でも、「子どもの間違いから学びを始めることが大切」という玉置先生の助言が印象に残っています。

 児童が、「ふぉーく」を「ほぉーく」と書いたり、「2+6+10=18」を「2+6=8+10=18」と間違えたりする場面がありました。なぜ答えが間違っているのかを話し合う時間をとることで、どの学習進度の子も探究的な学びを行える授業をつくっていけることを学びました。私も、子どもの間違いや困りごとを、どう活かすかを考えながら授業を行っていこうと思います。

〇 4限目 1年道徳 しんせつについて考えよう 「どんぐりの実」

 1年生の学級とは思えないほど落ち着いており、意見を聴きあう姿勢が定着していた学級でした。このような学級だからこそ、子どもの優しく、純朴な意見が出る授業だったのだと感じました。

 授業内容は、ゼミで学んだ玉置先生の道徳のように、ゆさぶり発問をもとに考えを深める授業でした。様々な角度から登場人物の心情を考える中で、意見が正反対に変容していた子どもの姿もありました。

 他の人の考えに多く触れる場を設けていたこともポイントだったと思います。話し合い活動以外にも、テンポよく指名して複数人の意見を聞いていく、先生対生徒で登場人物のロールプレイを行うなど、他人の考えに触れるバリエーションも豊富でした。子どもが楽しんで学ぶには、子どもが考えたくなる発問と、子どもが主体となる活動が大切なのだと思いました。

〇 5限目 6年国語 宮沢賢治が伝えようとしたこと 「やまなし」

 やまなしを通じて、宮沢賢治は何を伝えたかったかを考える授業でした。誰も授業から離脱することなく、学級での「探究」を体現した授業でした。

 伝えたかったと思うことのキーワードを自分で一つ決め、周りの人との話し合い活動を行っていました。宮沢賢治の他作品や生い立ち、やまなしの文脈を基に話し合っていたため、文学的に学びが深まっていました。

 他者の意見を受けて、「最初の考えと変わった。難しい、選べない。」と発言していた子も印象的です。他の人の意見をしっかりと聴き、考えが変容してきていたから出た発言だと思います。今回のように、学級で探究しながら、出口を自分なりに見つけていく楽しい授業を私も作っていきたいです。本当に刺激的な授業でした。

 帰り際、学級経営で「誰一人取り残さない」や「安心」をキーワードにしているという先生のお話を聞きました。今の学級は、「誰かを忘れていないか」「安心できる学級か」などと、子どもに問うことがあるそうです。キーワードについて、学級全体で探究し続けているからこそ、今回のような授業が成り立っていたのだと感じました。来年、私も学級について子どもと探究することを心がけます。

 味岡小学校の皆様、玉置先生、今回も刺激的な授業を参観させていただき、ありがとうございました。本当に楽しい学びができました。あとわずかな大学生活、私も成長し続けていきます。(柴山)

※ 写真は味岡小学校HPより
画像1

9月20日 8期生第1回ゼミでの学び (新谷)

画像1
 こんにちは。8期生の新谷です。先日、後期第1回ゼミを行いました。

 後期ゼミでは、主に赤坂真二先生著の『指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと』を読み、各回の担当者が話し合いを進行させて、学びを深めていくことを行っていきます。

 この日は、「はじめに」に書かれている「真のリーダーシップ」とは何かについてゼミ生と話し合いました。話し合いの中で、私がとても納得した意見が2つあります。

 1つ目は、教育書などの模倣だけで動くのではなく、その教育書で培ったものからさらに子どもの様子や子どもの発達段階に合わせて発揮することのできる力という意見です。

 教育書を読んでただその本の通りにやったからといって子どもが教師についていくということではありません。教師が目の前にいる子どもの姿を肌で感じ、生の触れ合いによってどのようにこどもを導いていくか考え、行動できる力、これが真のリーダーシップに値するのではないかと私も思いました。

 2つ目は、教師が子どもに着いてこいというように導くのではなく、子どものやりたいこと、こうしたいということに教師が全力で向き合い、支える力、これも真のリーダーシップに値するのではないかと思いました。確かに、学級の中心は教師で、教師が子どもを引っ張って導く力も大切ですが、その力が大きくなりすぎてしまうと、教師の圧力で子どもが嫌々ついて行くという状態にもなりかねません。子どもの成長のためにということを前提として、時には下から支えることも教師のリーダーシップとして必要なのではないかと思いました。

 これから、ゼミ生みんなでさらにこの教育書を読み進め、学びを深めていきます。それぞれのゼミ生がこの本に対しどのような思いを持ち、議論できるかとても楽しみです。私も自分の担当部分について読み進め、みんなと深い学びができるようなプレゼンテーションを作れるように頑張ります。玉置先生、8期生のみんな、残り半年も皆から沢山学ばせていただきます。よろしくお願いします!!頑張りましょう!(新谷)

小学校教育実習を終えて(長谷川)

 こんにちは!玉置ゼミ9期生の長谷川です。先日4週間の小学校実習を無事終えました。実習を通じて沢山のことを学んだのでここにまとめていきたいと思います。

 私が担当させて頂いたクラスは、切り替えや人のために動くことのできるクラスでした。日頃から、時間を意識した取り組みや人のために動いている児童に目を向け、声をかける教師の姿がありました。何か善い行いをした際には、必ず認め児童を価値付けている場面も多く見られました。日頃の教師の接し方が児童の態度やクラスの雰囲気に大きく影響すると考えます。

 授業を行う際には、児童が楽しいと思える内容になるよう工夫していくことが大切だと学びました。 児童が楽しいと思う要素は1つではありません。児童の身近なものを取り入れたり、教科書には載っていない知識を伝えたりするなど他にも多くあると思います。
 常に児童の目線に立ち、楽しいと思える要素を多く見つけることのできる教師になりたいと考えました。

 また、私が実習をさせて頂いた学校は道徳教育に力を入れている学校でした。教科書教材をあまり使わず、児童が楽しいと思える内容を取り入れながら授業を進めていました。そして最後には授業の到達目標を必ず達成しています。教材研究力の凄さや、指名の仕方、児童に対するゆさぶり方など多くのことを学びました。 

 授業終盤になると、涙を流す児童も見られました。いつかこのような児童の心に響く道徳の授業ができるよう努力していきたいと思います。

 4週間の実習を終えて、「やっぱり私は小学校教師になりたい。」と強く思いました。お別れ会では、スライドショーに加えてメッセージや合唱のプレゼントも頂きました。本当に嬉しく涙が止まりませんでした。普段笑顔で話している児童の泣いている姿は、とても心に響きました。来週から児童の顔を見ることがないと思うと本当に寂しいです。

 児童や先生方から頂いた言葉や、実習をする中で感じた「児童のために。」という気持ちを忘れず、2年後必ず教壇に立てるようこれからも学び続けていきたいと思います。(長谷川)

画像1

小学校教育実習を終えて(小林)

 4週間の教育実習が終わりました。この4週間、幼い頃からの夢だった「先生」として、子どもたちと関わることができて幸せでした。

 毎日多くのことを学びました。先生方からはもちろん、子どもたちにもたくさんのことを教えてもらいました。子どもたちはどんなことに興味や関心を持ち、目を輝かせるのか。それは予想外の部分であったりしました。

 私は研究授業として「ちいちゃんのかげおくり」全10時を授業しました。授業をする中で、子どもたちは活動することが大好きなんだなと思いました。子ども自身が発言したり、指示された一文を探したり、気持ちを色で表したりしているときが一番輝いていました。そのため、授業を展開する中で教師である自分は喋りすぎず、子どもたちのつぶやきや気づき、感想から授業を進め、あくまで「主役は子どもたち」であることを忘れないように心がけました。

 子どもたちのつぶやきや気づきから授業を展開しようとすると、自分の予想や計画通りにいかないことばかりで、毎回反省の連続でした。しかしその思い通りにならない難しさが面白くて楽しかったです。

 4週間の実習を通して、「教員になりたい」という気持ちが実習前の何倍にも膨らみました。こんなにも充実した4週間になったのは、指導教官をはじめとするすべての先生方のおかげです。今まで受けた恩を、素敵な教師になることで返していけるように頑張りたいです。

 お別れ会でたくさんの子どもたちが私のために涙を流してくれました。そのときに、「2年後に先生になるからね」と約束しました。純粋でまっすぐな子どもたちと交わした約束を、必ず守ります。(小林)
画像1

9月15日 春日井市立藤山台中学校での学び(柴山)

画像1
画像2
 こんにちは!学生最後の夏休みを過ごし終えた柴山です。今回は9月15日に春日井市立藤山台中学校の校内授業研究会に参加させていただきました。子どもが主体的に学びあっていけるようにするために、ICT機器を効果的に用いている授業を多く見させていただきました。

3年 数学 二次関数
 
 先生の生徒をつなぐ声掛けも印象に残っています。話し合いの際、一人で話し過ぎないように、お互いで説明することを伝えていました。黒板にメモしておいた生徒のつぶやきをもとに、話し合う時間もつくっていました。積極的に話し合う生徒の様子から、学びへの参加のしやすさが伝わってきました。

 グラフ作成サイトで生徒が作ったグラフをJAMボードに貼り付け、各班で説明を考える場面や、他の班のボードと見比べながらまとめ方を考える様子も印象に残っています。

1年 理科 気体の正体を明らかにする実験

 協議会で授業者の先生がお話しされていた、「協力してね」ではなく、「分担してね」と伝えることが大切という内容が印象に残っています。今回の授業でも、生徒がスプレッドシートに書いた役割や目的を確認し、分担して実験を進めていました。役割を事前に決めておくことで実験もスムーズになり、できる子のみ中心で進んでいってしまうことを防ぐことにつながるのだと思いました。

 スプレッドシートの欄に、「大丈夫」「誰か助けて」などと状況を選択する欄があったことも驚きでした。困っている班に対しては、他班からICT機器を通じてアドバイスを書き込んだり、先生が指導しに行くことができるため、安心して学びあっていくことにつながると思いました。
 
2年 英語 10年後の自分への手紙

 導入から終末部まで、周りと話す活動が多く、生徒も楽しんで学びを進めていたことが印象に残っています。

 生徒は、ICT機器を辞書のように使っていました。自分の英文が正しく翻訳されるか調べていたり、発音を確認していた姿が印象に残っています。
 
 授業の参観後、玉置先生の指導助言を聞かせていただきました。その中で、「主体的とは、何をやっているか説明できること。」という内容が特に印象に残っています。藤山台中学校では、どの授業でも生徒が授業での課題や目標を書き、自分の記録をみながら学びを進めていました。授業や自分の課題を理解して学ぶことで、どのように学んでいけばよいのか、自分はどこまで到達できたのかを考えることができると思います。

 授業のねらいにプラスして、自分で課題を設定する場面と振り返る場面の設定を、私も大切にしていきたいと思います。

 貴重な学びの機会を与えてくださった玉置先生、藤山台中学の先生方、本当にありがとうございました。これからも学び続けていきます。(柴山)

※写真は春日井市立藤山台中学校のホームページからです。

9月11日安城市立今池小学校での学び(柴山)

画像1
 こんにちは!採用試験が終わり、ひと段落した柴山です。今回は、安城市立今池小学校に学校訪問させていただきました。今池小学校は、児童が振り返りから新たな考えを持てるようにすることを大切にしていることを教えていただきました。

 2年生の生活科。ペットボトルロケットをより遠くに飛ばすにはどうしたらよいかを考える授業を参観させていただきました。

 導入は、「もっと遠くに飛ばしたい、○m飛ばしたい」などの児童の振り返りの紹介から始まっていました。特に印象に残った場面として、前時での工夫や困ったことを発表する場面があります。「飛ばすために発射台を長くした」という児童の発表に対して、「長くしていた子たくさんいたけど、それで困ったことある子はいない?」と投げかけ、課題の解決方法についても交流する場面をつくっていました。先生が子ども同士の課題や学びを共有することで、本時の自分の目標や、やってみたいことも見つけやすくなることを実感した授業でした。

 全体に子どもの発言内容が伝わるようにするために、「どのくらいの大きさのものを使ったの?」や「こうやってと身振りで説明していた部分をみんなに見せてあげて。」などの声掛けを行っていました。児童から児童へ内容が伝わりやすくするために、あえて分からないふりをするなど、発言の拾い方も工夫することが大切であることを学びました。

 児童が作成の途中経過を端末の写真で記録しておいたことや、使った輪ゴムの大きさや飛んだ距離を数字で記述していたことも印象的でした。今までの学びの過程を振り返りやすくなるため、わかりやすい形で学びを記録する方法を考えていきたいと思いました。

 小学校低学年の授業を丸々1時間見たのは今回が初めてでしたが、どの学年でも振り返りが重要であることを再認識した1日でした。振り返りを共有することで、自分と同じ意見の子や自分以外にもわかっていない子もいることが分かり、勇気を出して発言できることにつながることも稲垣校長先生と玉置先生の談話から学ばせていただきました。このような機会を与えてくださった玉置先生、今池小学校の皆さん、本当にありがとうございました。
(柴山)

みんなで成長する こまきこども未来館(柴山)

 8月20日〜27日にかけて、こども未来館では「こまき冒険スライム村」というイベントが行われました。村の中の遊び場の企画、運営はすべて実行委員の子どもが行う子ども主体のイベントで、私は子どもの活動を何日か見守らせていただきました。

 学園祭の模擬店など以上に難易度が高く、大人同士がやってもなかなか上手くいかないイベントだったように感じます。小学校低学年から高校生まで幅広い年齢層で構成されている中、連携を取りながら子どもたちは最後までイベントをやり遂げました。全力で頑張り続けた子どもたちの姿や活動から感じたことを記事にさせていただきます。

 一日の活動の終わりの時間に、実行委員全体で振り返りをする重要な時間があります。この振り返りで子どもが一日の行動を俯瞰し、次の活動以降につながる学びをしていました。中には、子ども同士で衝突が起こる場面や、子どもの感情が溢れてしまう場面もありました。このような時、大人側は見守りつつも、子どもの心の安全を守ること、相手を大切にすることの大切さを伝えることだけは意識しなければいけないなと思いました。

 活動の中で「これをしたらもっと上手くいくんじゃない?」と補助したくなる場面もありましたが、今回のイベントは、「子どもが主体」となって行うイベントです。子どもの主体性を育むために、大人はどう動くべきなのかも考えさせられました。

 安全面のことも考えると、どこまで補助すべきなのか大人同士でも様々な意見がでました。意見を聴きあう中で、子どものどのような行動に注意を払えばよいのかに気づけたこともあり、大きな学びの連続でした。

 なにより、子どもがイベントをお客さんに楽しんでもらうために必死に試行錯誤し、話し合い、壁を越えようとする姿から大きな力をもらえました。学校以外の場所で、このように子ども同士が成長しあえる場があることは本当に素敵なことだと強く思います。現代の小牧市周辺の子どもたちが心の底から羨ましいです。

 私は、どのような形であれ来年以降教壇に立つ予定です。学級や学校の中で子ども同士が成長しあえる、未来館のような場をつくっていきたいと思います。今回、本当に貴重で楽しい経験をさせていただきました。未来館の皆さん、実行委員の子ども達、ありがとうございました。(柴山)
画像1

8月26日教師力アップセミナーでの学び(寺尾・長谷川・芝田)

画像1
【寺尾】
 こんにちは、8期生の寺尾です!!今回は、横山浩之先生の講演での学びをまとめます。

「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」ということで、今後現場に立った際に役立つことを多く学びました。講演の中で、子ども役として国語の「うめぼしのはたらき」という説明文を用いた模擬授業を受けました。実際受けてみた感想として、今何をしているか、またノートを見返した時に授業で何をやったかが明確にわかりました。このように、子どもにとって分かりやすいノートづくりをすることの大切さを実感しました。

 また、支援が必要である子も無い子もわかりやすい授業を作るためのポイントを学びました。まず、教科書からキーワードを探し、丸で囲む作業を入れることです。キーワードは段落の始めやタイトルになっていることが多く、のちの発問の答えがキーワードの近くにあることが多くなる場合があります。なのでこの作業を取り入れたいです。

 さらに、範読や音読の際に、句読点や分かち書きの部分、スピードを意識して読むことで、意味のまとまりを捉えることができるため、このように細かなことまで意識していきたいです。そして、発問に関しては、後の発問に役立つように繋げて考えることが大切だと感じました。教育実習に行った際はあまり意識できていなかったので、今後意識します。

 今回学んだことは、どれも今後に役立つことだと思います。実際に大学の授業では学べなかったことを学べたので貴重な機会でした。残り半年色々なことを学びたいです。(寺尾)


【長谷川】
 こんにちは!9期生の長谷川です。今回は8月26日に行われた横山浩之先生の講演から学んだことを記事にしていこうと思います。

 講演の前半は横山先生が授業案を作成する際に心がけていることについて学びました。その中で印象に残っているお話があります。それは「できない子対策ばかり考えるのではなくできる子対策もきちんと考えておく」というお話です。

 学級に特別な支援を必要とする子がいる場合、その子のための対策を考えがちになってしまいます。しかし、その子ばかりにかまっていると他のクラスの子との関係が悪くなってしまったり、できる子に退屈な時間がうまれざわつく原因になってしまったりすることがあることを学びました。

 授業の雰囲気を壊してしまう子=できない子が多いといったイメージを持っていましたがそうではなく、できる子が退屈になってしまい雰囲気を壊すことも多くあることからできる子対策の重要性をより感じました。

 後半では、通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業を国語と算数の二つの模擬授業を通じて学びました。
 二つの授業を生徒役として受け
・板書やノートの書き方の正確さ
・子どもが行う作業量の多さ
について考えました。

 板書やノートを書く際には、今何をやっているのかが一目で分かり、後からノートを見返してもその時何をやっていたのかがすぐに分かるような工夫がされていました。
 また、授業中には音読やノートまとめなどの作業が多くありました。特別な支援が必要な子どもたちは作業記憶が乏しいことがあります。そのため、多く作業をさせることで自分自身で気がつくことのできたように誤解をさせることが作業量の多さの狙いです。

 今回の講演でも多くの学びがあり、特に板書の方法や作業量の工夫については今後行う授業などに取り入れていきたいと思います。

 来週から小学校での教育実習が始まります。玉置ゼミで学んだことを十分に発揮できるように頑張りたいと思います。(長谷川)

【芝田】
 こんにちは。8期生の芝田です。今回は8月26日に行われた教師力アップセミナーについて書かせていただきます。今回のセミナーでは、横山浩之先生をお招きして「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」というテーマで講演と模擬授業をしていただきました。  

 第一部では、作業記憶を大量に必要な作業を限りなく減らすための手法や、微細運動能力の障害を持つ児童生徒に有効的な漢字練習の仕方(空書き)、できる子対策を充実させることがクラスの雰囲気を作るなど非常に興味深く、すぐにでも取り入れられる内容でした。
 
 第二部では、国語の授業「うめぼしのはたらき」、算数の授業をしていただきました。今回のセミナーでは横山先生の言葉や講義内容を文字に記録する役割でした。その記録内容を改めて見返すと、やり取りがパターン化されていることがわかりました。作業内容を理解する、内容を考えるというステップを踏まずとも、何をすれば良いかを瞬時に理解できるやりとりが多くみられました。
 例えば、うめぼしのはたらきの授業では、
1.各段落を読む
2.大事な場所に指を置く
3.周りと確認する
4.赤丸をつける
というようなやりとりがなされていました。

 作業記憶をできるだけ少なくし、振り返った時に一目でわかる工夫がされていました。
さらに、このようなやりとりの繰り返しの中に、「できた人は理由を考えなさい」というできる子対策までしっかりと組み込まれて、作業に集中していると時間が来ていて、講義が終了していました。改めて、特別な支援が必要な子ども、そうでない子どもが同じ場で学習する際、授業内の子どもとのやりとりを工夫することの重要性が理解できました。

 今回学んだことを半年後、教師として子どもの前に立った時に少しでも活かせるように、ゼミやボランティア活動の中で常に意識し、関わっていきたいと感じました。(芝田)

8月26日 第三回教師力アップセミナーでの学び(久保・柴山・荒木 )

画像1
【久保】 
 こんにちは!玉置ゼミ9期生の久保朋輝です。今回は、8月26日に行われた第三回教師力アップセミナーでの学びを書きます。横山浩之さんの「通常学級に在籍する特別支援を必要とする子供にわかる授業とは」というテーマでした。

 今回のセミナーで新しい発見になったのは、大きく2つあります。

 1つ目は、作業記憶の乏しさについてです。特別支援を必要とする子に共通するものとして挙げられました。この作業記憶を活用することが多いと、他のことに集中してしまったり、今何をやるべきかが分からなくなってしまったりします。作業記憶を使わない工夫として、横山さんが仰っていたのは前の時間から教科書を出すことと一目でわかる板書をすることです。どちらも、子どもたちが授業をより効率よく理解できるための工夫であると感じました。

 また、ICTの活用は極力国語と算数では避けるというお話はとても驚きました。しかし、ICTの活用は多くの視点の移動が必要になると聞いて納得しました。効率よく理解してもらうために、授業の内容だけでなく教材や板書を工夫することは、考えるべきであると学びました。
 
 2つ目は、1つの授業で目標をたくさん持たせないということです。これは、特に漢字指導の時に大切になってくると学びました。鉛筆を持たせて、きれいに書かせようとすると子供たちにとってタスクが多すぎてしまいます。空でたくさん書いてできるだけゆっくり丁寧に学ばせます。空に書く空書きも工夫が必要です。手首を振るのではなく、指先の動きが分かるような動きをします。また、覚え方は形で覚えるのと筆順で覚えるのの二つをアプローチする必要があります。形をとる練習は、赤鉛筆の見本の上を子供がなぞる仕組みです。なぞる作業は、簡単にできるしこれを繰り返すことで形としてしっかり覚えることができると感じました。
 
 セミナーを通して感じたことは、ちょっとした工夫で授業の理解度や特別支援を必要とする子供への配慮につながるということです。セミナーでもお話がありましたが、できない子に焦点を置いた授業ではなく、できる子対策はしながら、できない子には最低限の内容を把握してもらうことが大切であることを学びました。最低限の内容を理解してもらえるように、授業以外のことは考えさせずにしていきたいなと感じました。
 
 今回のセミナーも、多くのことを学ぶことができました。私はもうすぐ教育実習ですが、すぐにでも使えそうな工夫をたくさん学べて早く実践してみたい気持ちです。横山さん、貴重なお話をありがとうございました。
 
 実習前に、先輩方や同期と会えて実習での心配事を話すことができて改めて、玉置ゼミに入ってよかったと実感しました。ありがとうございました。教育実習頑張ります!(久保)

 
【柴山】
 今回は、特別な支援を必要とする子どもに対応できる授業を横山先生から学びました。 特に、「1人ひとり、その時間の目標は異なっても良い」という内容が印象に残っています。 横山先生の割り算についての模擬授業では、2年生のかけ算の復習の時間を大切にしつつ進めていました。できる子は、割り算をより理解できるように。そう出ない子は、かけ算を確実に理解することを教育目標として設定した授業であったように思います。
 
 支援を必要とする子への配慮として、ただ授業で易しい内容だけを行うのではなく、どの子も成長していける授業づくりをしていくことを大切にしたいです。 その子ができる部分の1番上の部分の課題設定をし、達成できたら褒めることを心がけていきます。
 
 問題解決学習のヒントになるようなノートスキルも効果的であることを学びました。国語の物語文であれば、段落構成の把握を行いやすくするため、キーワードとなる語に丸を付ける。算数の割り算であれば、割る数の下に「割る数×1=○、割る数×2=○」と縦列で書いていき、かけ算の応用であることを確かめられるようにする方法を例として学びました。
 
 ノートの重要性を認識することができました。スムーズに問題解決の学習につなげていくために、全ての教科でノートスキルを意識しようと思います。横山先生、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。大学の講義では習うことができない技術を多く学ばせていただきました。この技術を現場で活かせるよう、学び続けていきます。(柴山)


【荒木】
 こんにちは。9期生の荒木です!私も8月26日に教師力アップセミナーに参加させて頂きましたので、そこでの学びを記事にしていきたいと思います。
 
 昨日で教育実習が2週目に突入し、全ての子どもが参加し、理解し、考える授業の難しさを感じています。授業の中で感じる個人差は大きく、一人一人に特徴があります。そのため、今回、授業でもすぐに実践できるような技術をたくさん学びました!
 
 まず、話し方についてです。LDの子どもたちでも意味のまとまりで言葉が頭に入るような読み方について学びました。一つ目のポイントは、分かち書きの読み方をすることです。小学三年生からは教科書は分かち書きになってないからです。二つ目は句読点を読むことです。三つ目はゆっくり読むことです。私たちが普段話しているスピードよりも、子供の話すスピードは大分ゆっくりになります。四つめは、作業を増やすことです。作業を増やすことは、精神運動領域への配慮であると同時に、子どもを退屈させない工夫でもあります。
 
 次に、誰でもできる発問から始めることです。国語の読み物教材なら、「これは何の話でしたか?○文字で答えよう。」というように、文字数を指定し、自信を持って答えられる問いから授業を始め、スモールステップで授業を進めて行くと、どの子も前向きに授業に取り組むことができます。
 
 そして、ICTの利用についてです。ICTは学びの効率化などにおいていい点もたくさんありますが、注目する場所を増やすことで、子供はどこを見ていいかわからなくなる恐れがあることを学びました。どこに注目するか手で指し示したり、そもそもICTの利用が適切かどうか考える必要があることを学びました。
 
 できる子対策についても注意する必要があると学びました。実習にいってわかったのが、できる子は目立ちにくく、教師は進度の遅い子などに目がいきやすいということです。できている子が手持ち無沙汰にならないように、それぞれが課題を持って取り組めるようにすることが大切だと学びました。
 
 横山先生、玉置先生をはじめとする先生方、素敵な学びの機会をいただき、ありがとうございました‼︎(荒木)

8月26日 第3回教師力アップセミナーでの学び(由原・新谷・安藤)

画像1
【由原】 
 こんにちは!9期生の由原です。8月26日に「第3回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。「通常学級に在籍する特別支援教育を必要とする子どもにわかる授業とは」というテーマで横山先生の貴重なお話を聞くことができました。今回は、講義をうけて印象に残った2点について記事にしていきたいと思います。

 まず、一つ目はICT活用の欠点です。今まで私は、ICTを使うことは授業の効率がよくなり、より分かりやすくなるので、メリットしかないと考えていました。しかし、先生の講義をきいて、ICTを使うことにより、子どもが考えなくなってしまうこともあるのだと気付かされました。これからは、ここでICTを使うべきかを考えながら、目的に合った使い方をしていきたいと思いました。

 2つ目は、ノートスキルについてです。実際に先生の算数の模擬授業を受けてみて、板書のわかりやすさに驚きました。黒板を見ただけで、計算の考え方がよくわかりました。特別支援学校に通う子どもは、複数のことを同時に考えることが難しいと思うので、計算の方法やそれにつながる復習を黒板に示し、それを模倣させることによって定着させることが、大切だと学びました。私は板書が苦手なので、一目でわかるを意識して板書計画を立てていきたいと思います

 今回も、実習に活かせるスキルをたくさん学ぶことができました。貴重な機会をありがとうございました。実習まであと1週間!これまでゼミでみんなと学んできたことが活かせるように頑張ります!実りのある実習にします!みんな頑張ろうね!
(由原)


【新谷】
 こんにちは、8期生の新谷です。先日「第3回教師力アップセミナー」に参加させて頂きました。今回は横山先生が「通常学級に在籍する特別支援教育を必要とする子どもにわかる授業」について、お話をして下さりました。今回のセミナーで印象に残ったことを書かせて頂きます。

 1点目は、お利口さんこそ沢山相手をしてもらえる学級作りが大切だということです。学級では、良くない行動をしている子に、教師が関わりにいってしまうことが多くなりますが、そうすることでその子は良くない行動をすると先生に見てもらえるという気持ちになり、良くない行動をさらにエスカレートさせてしまうことが分かりました。教師として、良くない行動をする子への対応をしつつも、できる子により一層目をを向けることが出来る教師でありたいです。

 2点目は、微細運動能力の障害についてです。微細運動能力の障害がある子は、字を書くのが苦手で、字を書くことに手一杯で覚えたりすることが出来ないということでした。その子への指導として、鉛筆をまずは持たずに書く、それができるようになったら持って書くと言ったように、小さな目標を作り、徐々にできるように支援する必要があることを学びました。鉛筆を持って書くことは当たり前だと思っていた私にとっては、鉛筆を持って書く事が苦手な子もいるということを理解するきっかけとなりました。もし学級にそのような子がいた際には、その子の意思を尊重しつつも、少しずつその子が字を書くことができるように支援していきたいです。

 今回は私が現在卒論研究で勉強させていただいてることにも通ずることがあり、とても多くの学びに繋がりました。(新谷)


【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!先日第3回教師力アップセミナーがありました。今回、横山浩之先生がご登壇されました。「通常学級で特別な支援が必要な子どもにも対応できる授業」を教えていただきました。 横山先生の模擬授業を受けて、大学の講義とは違った“体感して学ぶ“ことが沢山ありました。主に2つの学びに絞って、早速記事にしていきます!

学び1:できない子を指導するのではなく、できている子を褒める
 模擬授業の中で、先生は真剣に取り組んでいる子に対してスタンプを押したり、発言を拾ったりしていました。反対に、集中できていない子は相手にしない様子でした。頑張っている子ほど相手にされるので、自然と自分からできている子を見て真似をするようになります。私も横山先生のように“子ども自身が行動を改めたい”という気持ちを引き出す指導を早く実践したいと思いました!

学び2:できる子対策する
 横山先生は、できない子と同時にできる子対策をされていました。できない子対策として、最初は誰でも分かる発問から始めます。ただし優しすぎてはいけません。ポイントは、問題解決・内容理解に役立つ発問であることです。このポイントを押さえた簡単な発問を考えます。

 できる子対策として、答えを言われれば納得できる発問をします。色々な答えが考えられる発問をする事で、議論させ、考える中で答えを導きだします。この議論することが、できる子対策のポイントです。できる子も頭に入れて今後授業を考えるように気を付けます。さらにノートの時間、議論する時間など作業する時間をこまめに取り入れて子どもが授業から離れてしまうことがないように授業を考えていこうと思います!

 実際に子どもの気持ちになって横山先生の授業を受けさせていただき、できない子の子どもの気持ち、できる子の気持ち、先生の考えを深く理解することができました。今回の学びを現場でも生かせられるよう、ゼミ仲間とともに練習していきます!

 本日も貴重な学びの機会をいただきありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします!(安藤)
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文

子ども理解活動リスト