11月22日8期生ゼミでの学び (新谷)

画像1
 こんにちは。8期生の新谷です。11月がもう終わってしまいます。年々、一日が経つのが早すぎてもう12月か、、卒業か、、と思いながら過ごしています。12月は自分の誕生日があったり卒論の提出日があったり!追われていますが楽しみでもある1ヶ月になりそうです。

 先週は、ゼミで私がプレゼンの発表担当の日でした。人前で話すのはなかなかに緊張で、たとえ安心感のあるみんなの前でも緊張していしまいました。

 発表は上手くおこなえていたかは分かりませんが、私が1番疑問に感じていた。「教えるためにはあたためなくてはならない」の一文についてみんなと深め合うことが出来ました。あたためることについて、教室の空気を作ることであったり、教師としてもっている信念というものをあたためる意味だったり、信頼関係を子どもを作ることだったりみんなの意見を聞きなるほどと思ったり私では考えられない意見を沢山聞くことが出来ました。

 また、この「あたためる」というのが教師の視点なのか、子どもの視点なのかという寺尾さんの意見についても、確かにこれはどっちの視点なんだろうと鋭い指摘であったものの、私の中ではまだ考えがまとまりきらないものとなりました。

 さらに、最後に村松さんが、このあたためるという言葉をしつけと関連付けて意味付けをしてくれ、相手意識を育てるためにしつけがあり、そのことが、あたためることに繋がるのではないのだろうかと意見を述べていました。

 みんなの意見を聞いて、「あたためる」について見解を深めることができ、私の中ではとても充実した発表となりました。まだまだ意見を考える力は無いですが、玉置ゼミに入って、これまでの人生の中で一番、頭をフル回転にして物事を考える瞬間が増えました。考えている時は全然浮かばなくて苦しいですが、みんなの意見を聞いてなるほどと思ったり、自分の意見についてみんながさらに追い意見をしてくれたり、ウンウンと頷いて聞いてくれたり、そんな瞬間をみんなと共有できて、とても楽しいです。残りの期間もゼミで沢山沢山考えたいと思います!!(新谷)

11月22日 8期生ゼミでの学び (安藤)

画像1
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です。11月22日(水)のゼミでの学びを記事にしていきます!

 前回に引き続き、赤坂先生の本をみんなで深堀をしました。今回は「うまくいっているクラスの構造」をテーマに話し合いました。簡単にポイントをまとめます!

【うまくいっているクラスの構造】
・学級を荒れさせないためには、織式モデルを意識。
(織式モデル…上下関係や秩序を基礎とする縦糸、信頼関係やフラットな関係を基礎とする横糸の要素が合わさったもの)
・学級の始まりは縦糸を張ることが大事。縦糸がなければ、指示をしてもその先で喧嘩や齟齬が生じてトラブルが起きてしまうから。
・うまくいく先生の、縦糸と横糸の割合は縦3:横7。
・しかし、私のような新任教師は縦糸の割合を強めに意識する必要がある。なぜなら、フラットな関係ばかり築いてきたため、子どもとの距離が近くなりすぎてしまうから。
・自分の経験年数によって、縦糸と横糸のバランスを調節していく必要がある。

 そして玉置先生に“この芽は早く摘み取っておきたいと思う場面”をお聞きしました。それは“不公平な状態が平然と実施されている場面”です。この具体的な場面を4つ想定して、場面指導しました。

1 清掃活動、給食当番など
・いつも同じ子がバケツの片づけをしている
・一部の子が2倍働いて教室がきれいな状態で終わる
・公平に配らずに好きな子には多めに配ったりする

2 学級会(お楽しみ会の計画)
・スポーツ好きな子の意見が多数決でいつも通ってしまう
例サッカー、ドッジボール、野球など

3 授業中の発言で
・否定的な意見をすわったままでつぶやく
例「それ前も言ったよ」「声が小さくて聞こえない」

4 班活動で
・理科の実験などで、「実験する子」「見ている子」「記録する子」が定着してしまい、順番に変わっていない。

 みんなの場面指導は、いけないことをしっかりと伝えつつ、子どもの気持ちを理解しようとする姿勢も見られました。縦糸と横糸を織り交ぜながら指導するとはこういうことだと、みんなの指導を見て学びになりました!

 普段みんなと話しているとすごく楽しくて、はしゃいでいることが多いので正直“先生“という感じがしません。(8期生のみんなごめんなさい笑)でも、場面指導の様子を見て”やっぱりみんなは子どもの思いに寄り添いつつ、しっかりと指導する時は指導する頼れる先生になるんだな“と思いました!

 同じ玉置ゼミとしてみんなに負けないように、何より、子どもが安心して楽しい!と思える学級をれつくれるように、これからも学び続けることを忘れないようにします。(安藤)

11月12日第5回教師力アップセミナー(森本隆史先生)での学び(前野、柴山、芝田)

画像1
 こんにちは!8期生の前野です。11月12日に第5回教師力アップセミナーに参加しました。今回は筑波大学附属小学校の森本隆史先生が「子どもと創る算数授業ー見せ方と問い方を変えるー」というテーマで講演をしてくださりました。

 森本先生のお話を聞いて印象に残ったのは、どの子も大切にして授業を創っていこうとする森本先生の授業観です。算数は分かる子、分からない子が分かれやすい科目です。分かる子だけで授業が進んでいかないよう、授業前、授業中に様々な配慮をしていらっしゃるということを学びました。

 教師が発する言葉に対して誰が反応しやすいかを考えて、教師は問い方を考えるべきだということが大きな学びでした。「分かった?」「できた?」という問いかけにはできた子が反応します。一方、「難しかった?」という問いかけには難しいと感じた子、「今のどうだった?」という問いかけには誰でも反応することができます。教師の言葉選び1つで、分からない子が取り残されてしまうかもしれないと考えると、教師の言葉には大きな責任が伴うなと感じました。どの対象に話しているのか、どの子にも考える余地を与える言葉なのかを考えて、子どもに問いかけたいと思います。

 また、講演の中で「教師の仕事は子ども同士をつなぐこと」という言葉が出てきました。教師が子どもをつなぐ大切さはこれまでのゼミで何度も学んできました。教師が子どもに教え込んでいては、子どもたちは受け身になってしまいます。誰一人取り残さない授業にするために、素直に「分からない」と言える雰囲気作りや子どもをつなぐファシリテーターとしての教師の言葉がけを、4月からの教師生活で大切にしたいと思います!

 森本先生の授業づくりの根幹にある授業観や子どもに対する思いからたくさん学ぶことができました。森本先生、貴重なお話をありがとうございました。(前野)


 こんにちは! 8期生の柴山です。森本先生の講演からの学びを書かせていただきます。授業を「どう見せるか」ではなく、「子どもからはどう見えるか」が大切であるというフレーズが、強く印象に残っています。

 森本先生の問い方は面白く、二段構えのものばかりでした。
「134枚の折り紙があります。63枚を使うと、残りは何枚?」という問いの後に、「134円持っています。63円使うと、残りは何円?」という問いを出していました。同じ問題だ!と反応する子どもに役割演技をさせます。「今、何円出したの?」と聞くと、子どもはハッとします。そこから、「財布の中身を減らしたい」という問いにつなげていました。問題文を読むことの大切さを実感できると同時に、計算作業では終わらない楽しい算数の授業になっていました。

 「わかりましたか?」と聞いた時に反応するのは、分かっている子の方という話も印象に残っています。発表の後に「今の発表どうだった?」という問い方をすることで、「難しかった」のように自由に意見を出しやすくなります。
 
 「わかりません」を全体の前で言うのは、勇気がいることです。クラスの中低位の子がかたまっていた場合は、「先生もわからなかった」と子どもの気持ちを代弁することも意識したいです。説明する側の表現力も、説明を聞いた側の子もレベルアップしていけるようにするため、つなぎ方を工夫していこうと思います。

 森本先生のように、子どもが「面白い」「やってみたい」と思える布石を巻きながら、授業を進めていきたいです。そのために、「工夫できそうだ」と思った単元から授業づくりを変えていこうと思います。
 
 玉置先生、森本先生、セミナー関係者の皆様、今回も濃い学びをさせてくださり、ありがとうございました。私も、少しずつ変わり続けていこうと思います。(柴山)

 
 こんにちは!8期生の芝田です!11月中旬になって急激に寒くなりましたね。寒がりの私はたまらずコートを解禁しました。学生最後の冬がついに始まるな、、、と何とも言えない寂しさと、新しい生活への期待感が入り混じっている今日この頃です。

 さて、今回は11月12日に行われた教師力アップセミナーについて記事にさせていただきます。今回は筑波大学付属小学校教諭である森本隆史先生にお越しいただき「算数授業を子どもと創る 見せ方と問い方を変える」というテーマでお話をいただきました。

 今回のセミナーで学んだことの中で特に大切にしたいと考えたことがあります。それは、わからないと言える環境づくりのために、教師が「わからないですよね」や「難しかったよね」と代弁するということです。

 これは、教える側が「わかった人?」「できた?」と問いかけてしまいがちになり、「わからない」と言いにくい環境を作ってしまうことを避けるためです。わかった人が自信を持って、「できた」「わかった」と言うことは比較的簡単ですが、理解できていない・答えに自身がない人が「わかった?」という問いに「わからない」と言うことに抵抗を感じます。そこで教える側という意識を一度無くして、同意を求めるように「すごく難しいよね?」と同じ目線に立って問いかけるようにすることで、「わからない」と自信を持って言える環境づくりに一歩近づきます。

 森本先生はセミナーの中で何度も私たちに「これは難しくないですか??」と気さくに問いかけてくださり、そのおかげもあり、意見交流が活発になったり、頷きやつぶやきが増えていたりする場面が多く見られました。教室という場所に限らずコミニケションスキルの一環として、相手に想いを伝えるスキルとして大切にしたいと感じました。また、「教室は間違える場所、どんどん間違いに気づく場所」であるべきだとゼミの学びの中でよく話題になります。そのためのとても具体的な声掛けはとても大事にしていこうと感じました。

 このほかにも森本先生との昼食の際にたくさんの質問をゼミの仲間とともにさせていただき、どれも今すぐ自分のスキルとして取り入れたいことばかりでした。(もちろん、どれも簡単に身につくことではありませんが、意識して子供と関わりたいと強く感じました)先生の授業観や想いをお聴きし、たくさんのことを学びことができました。ありがとうございました!(芝田)

11月12日第5回教師力アップセミナー(森本隆史先生)での学び(寺尾、安藤、伊藤)

画像1
【寺尾】
 こんにちは、8期生の寺尾です!!今日は森本隆史先生のセミナーでの学びをまとめます。

 今回の講演で、森本先生は子どもの立場で授業づくりを考えるプロだと思いました。算数の授業といえば、教科書に書いてある流れで問題を解いていったり考えを共有したりするイメージが大きくありました。しかし、子どもの立場になると、いつもその流れではつまらないしやる気がなくなってしまいます。だからといって楽しいだけの活動ではいけません。

 そこで、提示の仕方や発問の際の言葉遣いを意識して変えてみることで子どもたちが楽しく且つ頭を悩ませながら考え込むことが出来る授業になると学びました。

 提示の仕方で言えば、図や表などの1部を隠して見せながらやったり、あえて誤ったものを使ったりすることで子どもが自分からやりたいと思える授業になると感じました。
また、言葉遣いに関しては、普段何気なく使っている「できた?わかった?」などはわかる子が対象となっており、分からない子が取り残されてしまうことを学びました。そのため、分からない子がどれくらいいるかを把握でき、その子のサポートができるような「難しかった?今のどうだった?」というような聞き方に変えるだけで誰一人取り残されない授業づくりに繋がると感じました。

 このように分かる子分からない子を見とったり、子どもから何を引き出したいかを考えたりすることが何より大切だと考えました。

 今までの概念が覆され、少し不安がかき消された気もします。試行錯誤しながら子どもたちが楽しく考え、子どもの笑顔が多く見られる授業をつくりたいです。(寺尾)


【安藤】
 こんにちは! 朝寒くて布団から出られなくなってきました、8期生の安藤です!寒さが厳しくなってきましたが、布団の誘惑に負けず頑張っていきましょう!!!

 今回は、第5回教師力アップセミナーでの学びを記事にします。登壇されたのは筑波大学付属小学校の森本隆史先生です。先生から子どもと創る授業の秘訣を学ばせていただきました。記事には、実習で私自身がやっていたからこそ今後気を付けていこうと思った2つに絞って書きます。では早速本題に入ります!

 「分かった?」私はこの言葉を何気なく使っていました。大丈夫かな、と子どもを心配しているからこそつい言ってしまいます。しかし、この言葉が子どもの「分かんない」を言えなくしていると学びました。この問いかけでは分かる子だけ反応します。そんな中、分からない子は「分からない」と言い出しづらいので、置き去りにされてしまいます。そこで森本先生は「分かんないよね」と問いかけていました。実際にこう問われて、素直に“分からない“と発信しやすかったです。ポイントは”分からない“を前提で話すことです。
 
 正直、教師の言い方1つでこれほど授業が変わるとは思いませんでした。自分自身の発言を振り返って、分からない子も反応しやすい問いかけが出来ているか日ごろから意識していきます。

 もう1つ意識したいことがあります。それは“分かる子の発言に引っ張られない”ことです。実習を振り返ると、分かる子発言だけで授業を進めていたことに気付きました。森本先生は分からない子を土俵に乗せることが大切だと仰っていました。玉置先生もよく全体で学ぶことが大切と仰います。そのために、すぐ答えを求めないことを意識します。時には教師自身もとぼけてみたり、ヒントをだして少しずつ着目する焦点を絞らせていったりして、みんなで解決の方法を見つけていくような仕掛けが必要だと学びました。特に “全部を見せずに隠す“という仕掛けを私も実践したいと思いました。夢中になって考えるだけでなく、周りの人と自然と話し合っていました!

 森本先生のお話を聴いて、無意識のうちに私分からない子が反応しにくい授業にしてしまっていたことに気付きました。指導案にとらわれず、子どもの反応を見取る事を念頭に置いて授業に取り組んでいきます。今回もありがとうございました!!(安藤)


【伊藤】
 こんにちは!8期生の伊藤です。今回は、第5回教師力アップセミナーでの学びを記事にしたいと思います。

 第5回教師力アップセミナーでは、筑波大学付属小学校の森本隆史先生が講師として来てくださいました。

 森本先生のお話を聞いて、教師が子どもから引き出す授業の作り方を学びました。私が特に印象に残っていることは、わかっている子とわかっていない子を見取り、わかっていない子が授業に参加できるように仕向ける教師の働きかけです。

 私は、教育実習で授業を行った際、時間内に授業を終わらせるという意識に引っ張られ、発問の答えに対して、「わかった?」「できた?」という言葉を使いながら、授業を進めていました。森本先生のお話を聞いたとき、これはやっちゃいけないことだったことに気付きました。森本先生は、「わかった?」「できた?」という言葉は、対話を生まない言葉であり、「わかった」「できた」子どもだけで、授業が進んでしまうとおっしゃっていました。わかっている子とわかっていない子を見取るために、「難しかった?」や「今のどうだった?」などの言葉で、わからない子が「わからない」と言える環境をつくることが、大切であることを学びました。教育実習での反省を生かし、現場に立ったときには、「わからない」と言える環境づくりを大切にし、わからない子が授業に参加できるようにします。

 教師になる前に、このような貴重なお話を聞けることが嬉しいです。学んだことをすぐに実践することはできないとは思いますが、学んだことを意識することはできます。特に、授業をすることには自信が全くないので、このような授業名人のお話を聞くことができているのは、とても心強く思います。今回もありがとうございました。(伊藤)

11月12日第5回教師力アップセミナー(森本隆史先生)での学び(村松、安田)

画像1
 こんにちは!8期生の村松咲です。今回は筑波大学附属小学校教諭 森本隆史先生の「子どもと創る算数授業~見せ方と問い方を変える~ 」の講義を受けました。以下学びを二点に絞り、ご紹介します。

 まず、発問の技術についてです。私は近頃「発問力」について学びたいと考えていたのですが、今回のテーマ「見せ方と問い」も「発問力」に含まれると考えました。子供の視点に立ち、「こんな時どんなことを言うだろうか」と考えて見せ方や問いを工夫すると、子供たちの疑問や考えたい気持ちから問いが生まれ、「学びの必然性」のある授業となると考えました。

 次に、森本先生の授業は、集団で学ぶ意義を子供たちが感じられる授業だと感じました。自分が分かること=みんなが分かることとは限らないと気づいた子どもは、他者との違いを理解し、「どうすれば相手につたわるか」説明の仕方を工夫します。知識の習得は1人でも可能です。しかし、このような他者への理解(尊重)や表現の技術は集団だからこそ学べることだと考えました。

 最後に、「思いやりをもち、自分たちで高め合う集団づくり」について。最初からうまくいくことはないと思います。得た知識をそそのまま模倣するだけでなく、何度もトライアンドエラーを繰り返し、自分の型を見つけていきたいです。(村松)


 みなさんこんにちは、9期生の安田です。11月12日に行われた第5回教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 今回は筑波大学附属小学校の森本隆史先生に「子どもと創る算数授業〜見せ方と問い方を変える〜」というテーマでご講演していただきました。現在、教育実習期間中ですが、「授業を行う前に知りたかった!」と思うことばかりで、とても充実した時間になりました。

 お話の中で、子どもたちから引き出す授業を行うための準備として、子どもがどう感じるかを考えることが大切なのだと学びました。指導案をつくっていると、予想される生徒の反応とこちらが求めている生徒の反応ばかり考えてしまいますが、目に見える反応ではなく見えない心の動きが鍵になるのです。

 また、授業を行うときは、わかっている子が中心にならないよう言葉を大切にすることがポイントなのだと学びました。「わかった?」と教師が聞くことは、教師にそんなつもりがなくても、わかった子への声かけになってしまうのです。そして、わかっていない子は置き去りになってしまい、子どもの対話を生まない授業になっていくのです。そうならないために、教師が使う言葉を選んでいくことの大切さを感じました。

 さらに、「わからない」が言える授業を作っていくためには、2つの仕掛けができるのだと知りました。1つは、学級づくりです。4月の段階から「わからない」を言いやすい環境にしていくことで、授業で子どもたちが「わかったふり」をしなくて良くなります。2つ目は、発問の工夫です。「わかった?」を「よくわからなかった人ー?」と聞くだけで「わからない」と子どもは言いやすくなります。これは、わかっていない子に向けての言葉だから当然です。私は、2つ目ならすぐにでも意識して改善いけるのではないかと思いました。

 今回のセミナーでは、教育実習を思い出して、いつもより現場のことをリアルに想像しながら考えを深めることができました。授業をつくっているのは、自分だけではないということをいつまでも忘れず、これからも学び続けていきたいです。

 今回、ご講演いただいた森本先生、そして貴重な機会をくださった玉置先生、運営の皆さん、ありがとうございました。次回の教師力アップセミナーも楽しみです。(安田)

11月16日8期生ゼミでの学び(芝田)

画像1
 こんにちは。8期生の芝田です。今回は11月15日の8期生ゼミでの学びを記事にします。引き続き赤坂真二先生の「指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと」について深め合いました。

 今回のテーマは「信頼される教師のソーシャルスキル」についてです。ソーシャルスキルとは、「相手を理解し、自分の思いを『相手が理解できる』ような言葉や態度で適切に伝える」と書かれています。そのため私もゼミの仲間や玉置先生に伝わるような伝え方を意識して話をしました。(うまく伝わった自信はありませんが笑)

 話を進める中で感情のコントロールという項目では、本に紹介されているものだけでなく、たくさんの情報を基に、感情を伝えやすくするボディランゲージの一つとして「眉毛の動き」を大切にすること、さらに「眉毛の動きが見えやすい」髪型を提案しました。眉の上がり下がりや眉間のしわにいくつもの相手の感情を読み取るヒントがあること、また反射的に感情が現れやすいこと、さらにどんな国でも基本的には共通であることを伝えるとみんな面白がって眉毛を上げ下げしてくれていました。柴山君の記事にも「人は見た目が9割」と書かれているように、第一印象をよくするため、信頼関係を気づいていくためには、意図して自身の身なりを作っていく必要があるのだなと感じました。

 余談にはなりますが、玉置先生は、ご自身の落語家としての専門的な知見からも髪型の重要性について話してくださいました。噺家の髪型に短髪が多い理由は、目元や眉の動きだけでなく、「でこ」のしわまでも表現に使うからだそうです。言われてみれば確かに、テレビ番組の『笑点』を見ても、昨年の教育と笑いの会でお会いさせていただいた桂雀太さん、柳亭小痴楽さんも顔の全体が見えやすい髪型でした。「なるほどプロはそんなところにも、、、」とみんなで感心していたとき、「意図せずその髪型になっている人もいるけどね」と完璧なオチがついていました。(一同爆笑)

 みんなで話し合い深めるテーマとしては「言葉のいらないレベルの関係性を教室内で構築するためにはどうしたらいいか」という少しぼんやりした質問をみんなに投げかけてみました。
・受け入れる心をどう持つか。
・教師が常に口癖のように言う「キーワード」がどれだけ子どもに浸透しているか。
・相手の気持ちを常に想像して過ごせているか、思いやることができているか。
などの意見が出ました。みんなの意見を聴き、日頃から教師と子どもが双方向に、相手に伝わるように自身の想いや考え方を伝え合い、聴き合うことができていれば、「○○さんならどうしたいかな」「○○先生がいたら何て言うかな」という考え方ができるのではないかと考えました。そのためには、想いを正しく伝えるためのソーシャルスキルを正しく理解し、使えるようになりたいと思いました。

 今回のゼミも、仲間たちの意見や玉置先生のご指導や裏話のおかげでとても深みのあるまなびあいになりました。残りのゼミの回数も数えられるほどになってきてしまいましたが、全力でみんなと頑張りたいと思います!!(芝田)

11月4日講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学び(前野、安藤、澤本)

画像1
【前野】 
 こんにちは!8期生の前野です。11月4日にじゅうろくプラザで行われた、講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加しました。昨年に引き続き参加させていただき、いのちの授業について新たな学びがあったので記事にしていきます。

 今回のセミナーでは、玉置先生が戦場特派員だった山本美香さんを題材として模擬授業をされました。私達参加者はその授業を受ける子ども役をしながら、授業名人の玉置先生から授業技術をたくさん学びました。

 今回の授業では問いを子どもが作りその問いを深掘りしていくという流れになっていました。授業を受けてみて感じたのは、教師が発問するよりも、子どもが問いを作り、その問いを考えていく方が自分事として考えやすいなということです。子どもの言葉で作られた問いだと、他の子どもも問いの意味が理解しやすく、また考えてみようという意欲も湧きやすいのではないかと考えます。教師側の目線に立つと、子どもが考える問いによっては授業の流れが予想しにくくなる難しさが出てくると思います。しかし、教師として子どもたちに考えさせたいことの軸は持ちつつ、子どもに委ねてみることで子ども一人一人がよく考え、学びを得られる授業になっていくのではないかと思いました。

 また、道徳の授業づくりをするにあたって、教材の出典に立ち返って、教科書に載っていない部分を読んでみると、考えさせたいこと、子どもに伝えるべきメッセージが見えてくるというお話がありました。道徳に限らず、教材研究で教科書以外の関連する資料を調べてみることで、より本質に迫った授業を作ることができそうだと感じました。

 今回のセミナーでも新たな学びを得ることができました。玉置先生、龍崎先生、山田先生、そして関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。4月から今日学んだことをぜひ生かしていきたいと思います!(前野)

【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です!今回は「いのちの授業」を体験的に学ぶ!講座での学びを記事にします。1回目から参加させていただいており、早くも3回目も出席できたことを嬉しく思います!さっそく、本題に入ります。

 今回は我らの、玉置先生が道徳の模擬授業をされました!題材は「戦争を取材する」という女性ジャーナリストのお話です。

 先生の授業は、子どもの発言から「問い」をクローズアップし全体で考えていきました。先生は子どもの発言に対して、追質問をしてもう一度子どもに深く考えさせていました。山田先生はこれを「深化発問」と仰っていました。深化発問をする事で本質に迫って考えるきっかけになります。授業を進めていくうえでこの発問は必要不可欠だと思います。この発問をするためには教師が教材研究をし、軸を持つことが大切だと学びました。子どもの発言を軸と関連させて深化発問していく。これが、子どもが夢中に考える授業の秘訣だと思いました!

 そして、道徳の時間は「自分に立ち返る」ことが大切だと学びました。教材の内容でとどまるのではなく、子どもがどのように自分の生き方につなげることが道徳の本質だと思います。私がこれから道徳の授業をする際は、自己投影する時間を大切にします。

 玉置先生の授業は良い意味で頭が疲れました(笑)これはいつものゼミでも同じです。時間目一杯夢中になって考えるので、頭フル回転です!私も子どもが夢中になって考え、授業が終わる頃には気持ちのいい「疲れた〜!」という声が聞こえる授業ができるようになりたいです。今回も素敵な学びの機会をありがとうございました!!
(安藤)


【澤本】
 こんにちは!8期生の澤本です。今回は11月4日に行われた「いのちの授業」を体験的に学ぶ!講演での学びを記事にしていきます、

 今回の講演では、玉置先生が『戦争を取材する』という題材で模擬授業をされました。私が印象に残ったことは発問の大切さと子どもの発問から授業をつくる授業技術です。

 玉置先生はまず、題材読みを始める前に「今から読むけど、感じたことや、もし山本さんがいたらこんなことを聞きたいといったことをメモしながら聞いてね」と読むときの視点を提示してから読まれていました。こうすることによって、ただなんとなしに話を聞くのではなく、考えながら聞くことができると思いました。指導書では、「この写真の人を知っているか。」という大半が「わからない」と答える問いをしていました。それに対して、玉置先生は、「山本さんに聞きたいことは?」という誰でも答えられる問いで全員が参加できる授業をされていました。

 また、話せない、話すことが苦手な子に対しては、「前の子と同じ?」、「聞いてどう思った?」といったようにその子が少しでも話せる機会をつくることが大切だということを学びました。そうすることで、なかなか自分からは話せない子でも授業に参加でき、「授業がつまらない、自分がいなくても変わらない」といったことにならないと思いました。

 玉置先生は先ほども述べたように「山本さんに聞きたいことは?」という誰でも答えられる問いを投げかけることによって子どもから出た問いについて学びを深めていく授業を行っていました。みんなで問いを出し合いそれについて考えていく道徳の授業はとても新鮮でした。私は今まで授業前に発問を考え、予想し自分の描いたように進めていく授業をイメージしていました。しかし、自分たちで作っていく授業はより自分事として考えることができるため、面白かったです。私も実践してみたいですが、うまくできる気がまったくしません。子どもの問いを大事にしながらも脱線しないように軌道修正する技術を身に付けたいと強く思いました。

 4月にはたった一人で教壇に立ちます。そのことをイメージしながら残りの学生生活を過ごしていきます。(澤本)

11月16日 8期生ゼミでの学び(柴山)

画像1
 こんにちは!8期生の柴山です。今年は秋がないのでしょうか。急に寒くなりました。この日は、自転車のハンドルの冷たさで目を覚ましながら通学しました(笑)。

 引き続き、赤坂真二先生の本の内容を深掘りしました。今回は、第3章の「うつろう理想のクラス」。時代ごとの学校教育の理想形を、「引き上げる」「養う」の機能に着目して紐解いてみていきました。現代では、教室マルトリートメントを減らすことの大切さ、子どもの自主性を育むために不親切になることの大切さの2つが本に述べられていました。

 終末部では、子どもの「社会的自立能力」を育むために「鵜飼い型」のようなかかわり方をしてはいけないことが述べられていました。また、担任以外の先生や、他の子どもとも同様につながって学んでいける姿が、目指すべき姿です。
 
「鵜飼い型」にならないようにするために、よい意味での不親切教師になるにはどうしたらよいかを話し合いました。

・いきなり突き放すのではなく、まずは信頼関係をつくる。その後に、任せる場面を増やしてみる。
・指示せずやれていたことを、褒めて価値づけする。
・その子が「できるのか」「やらないのか」のかを見極めて関わる。
・忘れ物をしたときに、「忘れました」の後に「どうしたらいいんだろうね」とふってみる。
・わざと物分かりが悪い先生になり、質問されても「なんでだろうね」と答えてみる
・子どもが少し頑張れば達成できそうな課題を任せてみる。
・すぐ指導はしない。疑問を投げかけてから何日か待ってみる。しばらくしたら、再度聞いてみる。

などが出ました。

 子どもとの信頼関係の土台をつくったら、「任せてみる」「考えさせてみる」ことを来年度から意識します。濃い学び合いができました。

 芝田君のソーシャルスキルの発表は、とても参考になりました。芝田君の様子からも、「人は見た目が9割」を実感しました。リラックスして聞きやすかったです。まず私は、眉毛に気を使って、柔らかい表情に挑戦しようと思います!(柴山)

11月4日 講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学び(島田、村松、伊藤)

画像1画像2
 11月4日の「『いのちの授業』を体験的に学ぶ!」に参加し学んだことはたくさんありますが2つ述べたいと思います。

 1つ目は新しい授業方法についてです。玉置先生の模擬授業は、登場人物に対して感想や聞きたいことを生徒から引き出し、その質問の答えを探しながら学びを深めていく授業でした。授業を受けている途中は、玉置先生のようなベテランの先生しか無理だろうと考えていました。ですが子ども目線に立って考えると、問題について答えを考えるよりも、問を立てて考えるのは、答えるハードルが低くなり、問をつくるという参加できるチャンスが増えることから、教員から見ても評価しやすくなると考えました。
 
 二つ目は、教材研究の大切さについてです。4月からは授業者として、学習指導要領をもとに授業をつくる必要があります。その時、教材をどのように読むのかかがとても大切であることを学びました。龍崎先生は「教材を読んだだけで分かった気にならないこと」とおっしゃっていて、実際、原作のほかの部分を紹介してくださったことで、見方や考え方の方向性が見えてきたように感じました。原作をしっかりと読み込み、授業者として提示することで更に深めていくことができる事を学びました。(島田)

 こんにちは!8期生の村松です。先週土曜に行われた「いのちの授業を体験的に学ぶ」で得た学びをご紹介します。

 今回の講座で私が最も注目したのは発問の技術です。まず、模擬授業を受けていて、玉置先生はオープンクエスチョンとクローズクエスチョンの使い分けによって授業の流れをコントロールしているのではないかと考えました。

 また、指導書では「気になる言葉や行動・すごいと思ったこと・疑問点などを挙げさせる」とあったところを「山本さんに聞きたいことない?」と発問した点について、発問をあえて抽象化することで発問はシャープに、かつ、生徒から出る意見の幅を広げることになっていると考えました。

 生徒達の意見の幅と授業の可能性を狭めずに、ねらいにそった授業を展開するために、今後この技術の習得は必須だと感じました。

 道徳の授業では、特に「発問力」が授業のできを左右すると考えています。これからもたくさんの先生方の発問から学び、来年度から道徳の授業を生徒にとってより実りあるものにしたいです。生徒が「自分たちで作った」と思える授業が私の理想です。

 最後に、戦争の反対は平和か?について、私は違うと考えました。戦争がないこと=平和とは言えないからです。また、戦争のどのような点を取り上げるかによってその対になるものも変わると考えました。私は、手段としての戦争の反対は「対話」と「教育」だと考えています。(村松)


 こんにちは!8期生の伊藤です。11月4日にじゅうろくプロザで行われた、「いのちの授業」を体験的に学ぶの講義に参加させていただきました。そこでの学びを、今回は記事にしたいと思います。

 今回の講義では、玉置先生が道徳の模擬授業をされました。題材は、「戦争を取材する」で、女性ジャーナリストの山本美香さんのお話でした。

 私がこの模擬授業を受け、1番印象に残ったことは、子どもが「山本さんが生きていたら何を聞きたい?」という発問し、そこで出た子どもの考えから問いを作っていたことです。私は、あらかじめ何個かの問いを教師が用意しておき、その問いについて授業中に話し合うというような、道徳の授業をイメージしていました。だから、この模擬授業を受けたときに、とても新鮮な気持ちになりました。また、この模擬授業を受けていると、子どもの「山本さんが生きていたら何を聞きたい?」の考えから、授業が進んでいくため、自分事として考えやすくなりました。と言うよりも、気づいたら自分事として考えるようになっていました。この経験から、あらかじめ教師が用意していた問いについて話し合うよりも、子どもの考えから問いを作って話し合うことで、題材のテーマを自分事として考えることができることを学びました。

 私もこのような道徳の授業をしてみたいと思いましたが、子どもの問いの方向性が、自分が思っていたのとは違う方向にいってしまい、今回の授業で伝えたかったことが伝わらなくなるんじゃないかという心配があります。授業で伝えたいことが伝えられるように、子どもから問いを作るときには、方向付けるような発問を考える必要があると思いました。また、道徳には、様々なテーマがあるため、授業作りの際には、指導要領を見て、そのテーマを軸として授業を組み立ていくことに気をつけたいです。

 今回、初めて「いのちの授業」を体験的に学ぶの講義に参加させていただきましたが、「いのちの授業」の仕方について学ぶ機会はほとんどないため、すごく勉強になりました。今回での学びを、教師になってから生かせるよう、心に留めておきます。今回も貴重な学びをありがとうございました!(伊藤)

11月4日講座「いのちの授業を体験的に学ぶ」での学び(芝田、柴山、新谷)

画像1
 こんにちは。8期生の芝田です!!今回は、11月4日にじゅうろくプラザで行われた、講座「いのちの授業を体験的に学ぶでの学びについて記事にさせていただきます。

 今回は、玉置先生が道徳の模擬授業の授業者をされました。題材は戦場特派員、ジャーナリストの山本美香さんという方の「戦争を取材するー子どもたちは何を体験したのか」でした。

 今回の授業は、範読を聴いた後、「どんなことを思った?もし、あなたの前に山本美香さんがいたら、どんなことを問いたい?」という問から始まりました。

 問いや感想を発表していく中で、「戦場特派員という仕事を続けていく意味」や「命をかける理由」「何が自分を奮い立たせるのか」という問いや、「自分のこととして考えると怖い」「戦争を知ることの意味を知れた」などの感想が多く出ました。

 玉置先生は、この生徒役からでた問いを基にして、内容や道徳的な価値をどんどんと深めていくような発問をされていました。後の先生方の解説や質疑応答では「みんなで問いをつくる道徳」と表現されていました。

 私は、自分たちの言葉をしっかり受け止め、理解を示してくれて、さらにそれを基にして、授業が深まっていくという形の授業を受けたことは初めてで、面白い!もっと深めていきたい!と強く感じました。他の参加者の方からも、「理解してくれて、意見を言ったらありがとうと言ってもらえてとても安心感がありました」という言葉が出ていました。

 授業が進むにつれて、深い話や良いフレーズが参加者の方から多く出てきて、それをうまくコントロールしつつ、価値づけていく姿を見て、「流石すぎる」とため息が出てしまいました。

 会の終了後、ゼミの仲間たちと食事をとりながら、教師として、「こんな授業を自分たちが作れるようになるのかな、遠すぎるよ」と話をしました。

 玉置先生の模擬授業の終了後、山田先生、龍崎先生の意見や解説を聴きながら、道徳の授業作りの深さ、面白さを改めて感じました。今回のように問いを生徒の言葉から作っていく「みんなで問いつくる道徳」の凄さや、教材として切り抜かれている部分以外の、筆者の想いが強く書かれている内容を調べてみることで新たな発見があることなど、多くの学びがあり、参加させていただいて、本当に良かったと感じました。

 また、道徳の授業についての学びと併せて、今回の会のテーマである「いのち」についても深く考える機会となりました。戦場特派員として生きた山本さんについて知り、戦場で簡単に無くなっていく命について、また、戦場での取材中に亡くなった山本さんの命について常に心に置き、生活していきたいと感じました。
 
 山本さんが亡くなる直前まで行動を共にしていたジャーナリストの佐藤和孝さんは、山本さんの情熱について「ジャーナリズムは戦争をやめさせることができるという固い信念だったと思う」と語っておられました。私たちにできることは、どんな現実があるのかを知ること、さらにそれについて忘れないでいることだと思います。教師として来年度から子どもと関わる上で、「いのち」について大切に伝えていきたいです。

 最後になりますが、今回の会の関係者の皆様、玉置先生、山田先生、龍崎先生、貴重な機会をいただきありがとうございました。今回の学びを4月からの教師として、しっかりと活かせるようにしていきたいと思います。(芝田)


 こんにちは!8期生の柴山です。今回は、玉置先生の道徳科の授業に参加させていただきました。「命」と関連して、「生き方」が大きなテーマでした。

 先生の本文の範読が終わると同時に、登場人物への問いや話の感想を考えました。それらを共有した後、出した問いへの答えを全体で深めていきました。 自分達が出した問いに答える流れは、自分の意見も出しやすく、学びも深まりやすかったように感じます。
 
 適宜、答えた発言者に追質問していたことも印象的でした。実生活と授業をつなげるために、どのような経験からそう思ったのかを問い、「生き方」についての考えを深めていきました。表面的な意見で終わってしまうことなく、より授業内容を自分事として捉えていくことができました。
 
 最後は、「主人公の生き方を自分の生活に活かすなら」という問いでした。冒頭で出した感想と比べ、他の発言者の考えから、生徒側の意見が研ぎ澄まされていっていくことを実感できました。 
 
 山田貞二先生が、「軸の沿った問いや感想を出すこと大切」とご助言で話していました。今回の授業では、「生き方」を軸に生徒役が意見を耕していったため、考えが深まったのだと思います。耕すための問いや追質を、私も意識していこうと思いました。
 
 玉置先生、山田先生、龍崎先生、いのちのセミナー関係者の皆様、本当にありがとうございました。授業の軸を大切にし、全員で意見を耕す授業を行えるよう、学び続けていきます。(柴山)


 こんにちは、8期生の新谷です。先日、「いのちの授業を体験的に学ぶ」のセミナーに参加させていただきました。

 今回のセミナーでは、玉置先生の生の授業を久しぶりに見ることができました。玉置先生は直前の直前まで悩んで決まっていなかったとおっしゃっていましたが、いざ授業が始まると、そんなことは全く感じさせない、受講者の問いや思いをとても大切にした授業を行っていました。玉置先生の授業は、何を言っても受け止めてくれるだろうという安心感があり、その安心感の要因としてやはり、発言に対し、必ず「いいね」「なるほどねね」「すばらしいね」といった肯定的な受け止めをしてくれているからだと改めて感じました。

 授業の進め方としては、受講者から出た問いを基に、その問いについて考えながら進めていくという方法でした。まさに「考え議論する道徳」です。受講者から出た問いを基に考えるので、私自身もその問いを自分事として考えながら、授業を行うことができました。

 私は山本さんみたいに、じぶんの「いのち」を犠牲にしてまで生きていくことはできないです。まだ自分が死ぬことを想像できず、恐怖の心が勝ってしまうからです。しかし、山本さんのように、「人のために生きる」これは私自身にもできる生き方であり、私がこれから教師になるうえで、大切にしていきたい生き方だと思いました。

 来年から私も教師になり、子どものために働きます。子どもの成長のために、私自身が苦しんだり、悲しい思いをしたりすることもあるかもしれません。それでも、子どもの楽しそうな姿だったり、成長した姿を見ることができたりした時には、きっと山本さんのように、自分自身の生きがいになり、仕事を続ける意味になるのだろうと、このセミナーを受け、改めて教師に向けて勉強を頑張っていきたいと思いました。

 今回のセミナーでは、山本さんの生き方を通して自分の未来について考えることができました。私が教師になった時にも、道徳の教材を通して、子どもに自分の生き方を考えるきっかけになるような授業ができるようになりたいです。(新谷)

11月8日 8期生ゼミでの学び (伊藤)

画像1
 こんにちは!8期生の伊藤です。今回は、11月8日のゼミでの学びを、記事にしていきたいと思います。

 「学級経営は1ヶ月が勝負」という言葉をよく聞きます。とは言っても、私はまだ学級経営をした経験がないため、1ヶ月何をするのが正解なのかがわかりません。そこで、今回は、「1ヶ月間何に力を入れていきたいか」を話し合いのテーマにしました。

 このテーマについては、教師と子どもの縦糸をしっかり作ることを大切にしたいという意見が多かったです。そこで、玉置先生が新たなテーマを提案してくださいました。それは、「どんなキーワードを心にして、1ヶ月間過ごしていきたいか」というテーマです。

 様々なテーマが出てきました。「気持ち良い学級」「居心地の良い学級」「人を大切にする学級」などです。ゼミ生のみんなと初めの1ヶ月に、どんなキーワードを掲げて学級経営をしていきたいかという気持ちを共有することができました。そこで、子どもたちにどんな場面でも自身が決めたキーワードを伝えることができることを学びました。例えば、「気持ちの良い学級」をキーワードとして掲げたときには、子どもが元気なあいさつをしていたときに、「そのあいさつ気持ちが良いね」や、子どもが隅々まで掃除をしていたときに、「教室が綺麗になって気持ちが良いね」などというように、「気持ちが良い」ことを伝えることで、子どもたちも「気持ちが良い」を認識することができます。また、子どもたちに、「元気なあいさつをしてくれたらどう思う?」や、「教室が綺麗だったらどう思う?」などど、「気持ちの良さ」の共有もすることができます。

 このように、学級経営をしていく上では、どんな学級にしていきたいかをキーワードで定め、そのキーワードをあらゆる場面で子どもたちに伝えることが、学級経営をうまく進めるコツであることを学びました。学級経営を進める際に、何が正解かどうかはまだ経験がないためにわかりませんが、どんな学級にしていきたいかという思いは、事前に持っておきたいと思いました。だからこそ、「学級経営は1ヶ月が勝負」という言葉を胸に、理想とする学級を、これから学校訪問などを通して様々な学級を見て、また、ゼミ生とも話し合いながら考えていきます!(伊藤)

10月30日一宮市立瀬部小学校での学び (安藤)

画像1
 こんにちは、玉置ゼミ8期生の安藤です! 先日、一宮市立瀬部小学校に伺い授業を参観させていただきました。今回の学びから、意識していきたい点を4つに絞って記事にしていきます!

 1つ目は、雰囲気づくりです。午後から4年生の「ごんぎつね」の授業を見させていただきました。班で話し合いをしている時“どういうこと?”という呟きが聞こえてきました。この呟きを聞いて素敵だと思いました。分からないことを伝えるのは簡単ではありません。しかし、このように思ったことをためらわずに伝えることができるのは、学級の心理的安全性が高いからだと思います。

 まずは私が肯定的な言葉かけを大切にします。そして意見が受け入れられる学級、間違えても大丈夫という学級の雰囲気をつくっていきたいです。

 2つ目は、子どもの自立です。教師は永遠と子どもをサポートできるわけではありません。そのため子ども自身で考え行動していく力が必要です。この力をつけるために、指示を減らしていく事と振り返りを大切にしていきます。

 初めは基本的な事も指示が必要です。しかし、子どもの自立のためには少しずつ教師の出る場面を減らしていく必要があります。指示がなくとも出来ていたか、子どもに行動を振り返らせ、価値づけしていく事を大切にします。

 3つ目は、振り返りです。学ぶことも、いつかは自分で学びを追究していく時がきます。その時のために、学びを自己調整していく力が必要です。この力をつけるために授業の振り返りも大切にします。

 子ども自身が学習を振り返り、自分の意思で次はどんなことを頑張りたいのか決めて、学びを進められるようにします。その際に気を付けたいのは、共有することです。お互いに参照し、学びを深め合ったり刺激をもらったりしていく事も必要です。クラス全体で学び合いながら、自身の意思をもって学びを進めていく。そのために振り返りを行い、自ら学びを調節し進めていく力をつけてほしいと思います。

 4つ目は、子どもに見られているという意識です。想像以上に教師の言動が子どもに与える影響は大きいと思いました。子どもの笑顔がすごく輝いているな、と思うと先生もすごく笑顔でした。子どもが素敵な言葉を友達にかけているな、と思うと、先生が授業中子どもたちを肯定し、前向きに頑張れる言葉をたくさん言っていました。

 このように、子どもたちの姿は普段の先生の何気ない言葉かけ、表情、行動が大きく影響していることに気が付きました。教師として何を大切にするか、どんな子どもの姿がみられたら良いか自分なりの軸をもって、子どもの前での振る舞いを意識していこうと思います。

 今回、記事に書いたことの他にもたくさんの学びがありました。実際の現場を見ると大学では学べないことが沢山あります。学びだけでなく、子どものために沢山学ばなければ、という気持ち、実際に自分も先生方のように出来るのだろうかと少し不安な気持ち、反対に頑張ろうという気持ち、たくさんの刺激をもらえました。

 4月には子どもたちが待っています。子どもにとって新任とかベテランとか関係ありません。子どもの前に自信をもって立てるように、今のうちにたくさん現場の様子を目に焼き付けます。そしてこの先生のクラス、楽しそう!と思ってもらえるようにしたいです。
今回も貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました!!(安藤)

10月30日一宮市立瀬部小学校での学び(前野)

画像1
 こんにちは!8期生の前野です。10月30日に一宮市立瀬部小学校を訪問させていただきました。1年生から6年生まで全クラスの授業を見学させていただき、沢山の学びがあったので記事にしていきます!

 4月から教壇に立つときに意識していきたいと感じたのは、端的に分かりやすく指示をすることです。そして、4月には丁寧に1つ1つ指示していたとしても、慣れてきたら指示の言葉を少なくしていって、最終的には子どもたちが当たり前に動けるようにしていくことです。

 年度の始まりの時期は、新しい環境になって授業で1つ1つ教師が指示を出すことになると思います。だらだらといくつも指示を出すのではなく、端的に指示の言葉はなるべく少なくすることを意識していきたいと思いました。授業を見た中で先生方の短い指示で子どもがすぐに行動できている姿を見て、限られた授業時間を有効に使うためにも指示を端的にすることは大切だなと感じました。また、玉置先生から、1年の半分を過ぎたこの時期には、教師の指示する言葉はなるべく少なくして子どもたちが当たり前に動けるようにしなければならないと教えていただきました。

 午後からは4年生の国語の授業を見学させていただきました。「ごんぎつね」を扱った授業で、最後の場面でごんと兵十の心が通い合ったのかを考える授業でした。

 子どもの意見に対して先生が「本文のどこからそう思ったの?」と問いかけている場面が何度もあったことが印象に残っています。根拠を明確にして自分の考えを形成していってほしいという先生のねらいがとても伝わってきました。文学的文章では、意見が感想になってしまいがちですが、本文のどこを根拠としているのかを子どもに問いかけていくことで、分析的に文学的文章を読み取ることができるということを学びました。

 また、聞き手の子どもたちが、話し手の子どもの方を見てリアクションをしながら発表を聞いている姿が心に残っています。聞き手の姿勢がしっかりと子どもに定着しているからこそ、発表者の子どもも安心して自分の考えを言うことができるのだろうと感じました。私も、子どもが自分の考えを安心して発言できる学級を作るために、まずは聞き手の姿勢を十分に育てることを意識していきたいと感じました。

 今回、快くゼミ生を受け入れてくださった瀬部小学校の先生方、ありがとうございました。今回学んだことを現場に出たときに1つでも多く生かしていきたいと思います!(前野)
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

教育資料

一人で抱え込まないで

卒業論文

子ども理解活動リスト