来賓の皆様をお迎えする役割を毎年２年生に依頼しています。今までは女子生徒の希望が多かったのですが、今年は、各学級から２名ずつ男子が来てくれました。偶然にも４学級とも男子でしたのでオールメンズで、お迎えしました。大変さわやかな挨拶で、気持ちがよいと来賓の皆様からは好評でした。特活室にご案内するまでの廊下でも自然に会話をして、ご案内する姿は、とても立派でした。

　PTA委員の皆さんと３年生の保護者の方々による手作りコサージュが、卒業生を華やかに装わせてくださいました。昨年の経験を生かし、リボンの色・ランの花の数・アオキの葉の大きさを何度も検討いただきい、一年越しで、つくりあげてくださったものです。大変ありがとうございました。

　ご臨席いただいた皆様から、お祝いと励ましの言葉をいただきました。

　学級での最後の時

　３年生の各学級をそれぞれイメージして、２年生の担当生徒が、工夫を凝らしてくれました。

　前日の準備では、２年生が３年生の教室を飾りました。

　来賓の皆様、保護者の皆様、職員、在校生で、１３５名の卒業生の門出を祝いました。

　在校生は、卒業生への思い「卒業おめでとうございます」を、凜とした姿で伝えました。

　旭南中学校の４０周年記念事業を小学校６年生の時から知っていた３年生。６年生の時にすでに記念Ｔシャツも購入してくれていました。そして、４０周年記念式典を立派にやり切ってくれた皆さん。そんな皆さんの卒業は、とてもうれしいことです。

　３年生が歌う卒業の歌「遥か」を２年生の生徒が口ずさみながら、卒業式の準備をしていました。１年生の生徒は、３年生の歌は、とても格好いいと話していました。

　送辞、答辞の中では、異学年での生徒同士のつながりの強さを感じました。

　昨日、晴天の中、第３９回卒業式を挙行いたしました。

　毎年、卒業式を迎えるたびに思うことは、生徒の姿が私たちの教育の結果だということです。今年、生徒と共に越えてきた４０周年記念事業は、生徒にも私たちにもよい成果をもたらしてくれたと実感しています。総練習で、体育館に集った、生徒一人一人が感じたこと、私たち教職員一人一人が感じたことは、合致していました。心が通じ合うことの快さを感じる時間でした。明日もそんな時間を生徒と保護者の皆さんと共に共有したいと思います。よろしくお願いいたします。

　生徒指導主事より、新１年生に伝えたことの大筋は、「自分のことは自分で行える力をこの３年間で高めていきましょう」「困ったことに出会ったときは、どうしたらよいのかをよく考え、自分で考えがまとまらないときは、周りの人に相談したり、考えを聞いたりして、解決していきましょう」ということです。社会に出て行く前の大切な３年間です。自分で「考え、判断する」力を付けたい時です。その過程では、失敗や悩み、困難なことに出会うのは必要なことでもあるかと思います。生徒とともに考え進んでいきたいと思います。保護者の皆さんのご協力もお願いします。

　先日の入学説明会では、新１年生となる皆さんと保護者の皆様と出会い、在校生・教職員ともに、新しい年度が始まることを実感しました。５０周年へと続く新しい歴史を刻み始める旭南中学校の大切なメンバーです。入学してくる時を楽しみにしています。よろしくお願いします。

　ＰＴＡの皆様の４年越しの事業　「母校の歴史を刻む　校旗の新調」も結実いたしました。ありがとうございました。

　「４０周年記念式典のテーマ『歴史を見つめ、今を伝え、未来を考える』をうまく形にできたよい式典でした」と多くの皆様に言っていただくことができました。これは、何よりの生徒へのねぎらいの言葉であったと感謝しています。

　モザイクアートの原画を主に担当したのは、中嶋はなさんと岡本遥叶さんです。テーマと旭南中学校の歴史をデザインの中に織り交ぜ、原画を完成させました。その思いを式典の中で改めて伝えました。

　モザイクアートは、５４０ピースほどを全校生徒と教員の一人一人が担当し、個々で塗り、それを３年生実行委員が貼り合わせました。１３日の式典まで、みんなには、どのような絵の部分を担当しているのか知らされていませんでしたので、当日、舞台に掛けられているモザイクアートを見たときに、会場からどよめきの声が上がりました。　

　各学年の企画は、開校当時からの旭南中学校を振り返った１年生の「歴史探訪」、旭南中生の「よさと課題」について考える３年生の「対話」、旭南中生を応援するための応援ソングをつくった２年生の「アトラクション」です。