最新更新日:2024/04/26 | |
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3/31(火) 感謝多くの人は4月から新しい環境が待っています。この年度末は新型コロナウイルスの影響で、日本だけではなく世界中で今までに経験したことのない日々を過ごすことになりました。中学校においても、卒業生より先に在校生にさよならのお別れを言うことになろうとは思ってもみませんでした。何よりも学年の先生、とりわけ異動となる先生たちはこの一ヶ月が辛いものとなったに違いありません。 それでも明日から4月が始まります。 何をするにも不安がよぎりますし、うまく滑り出せずに心ふさぐことがあるかもしれません。そんなときは前にも紹介した、プリンスの失敗談を自分の励みとしています。4年前の4月21日に亡くなったアメリカ、ミネソタ州ミネアポリス出身のロックミュージシャンであるプリンスの若かりし頃の失敗談が、当時新聞のコラムに掲載されました。 『グラミー賞に7度輝いた天才ロックミュージシャンにも「前座」での残酷な経験がある。57歳の若さで亡くなったプリンスである。 1981年10月、ローリング・ストーンズのロスアンゼルス公演で前座に起用されたが、ストーンズのファンは手荒かった。見慣れぬ若者のあまりに革新的な音がストレートなロックを期待したファンには奇妙に聞こえたか。「引っ込め」というブーイングの嵐が起きた。物を投げ込む輩もいて、15分で退場するしかなかったという 前座、見習い、新入社員。4月も終わりに近いが社会人デビューした若者たちよ。この1ヵ月間はいかがだっただろう。悔しい思いもしたか。同情はするが、誰もが通る道である。しばらくは辛抱である そうそう、15分で引っ込んだあの黒人青年の話である。2回目の公演でもひどい罵声に演奏を途中で切り上げた。それでも恐怖のステージに立つには立ったのである (2016.4.24/中日春秋)』 4月に入って立ち止まってしまったとき、少しでも心の支えになれば・・・。 2回目の公演で恐怖のステージに立ったプリンスを思い出して。 地域や保護者の皆様には、多大なるご支援をいただいき、ありがとうございました。「ホームページで学校の様子がよくわかる」とおっしゃっていただけることが、励みとなった4年間でした。このホームページは、年度のところをクリックしていただければいつだって見返すことができます。 日ごろの学校の様子に加え、ときに崩壊の瀬戸際にある私の悩みや傷心や不安や寂寥の足跡を少しだけ書き加えてきました。 長い間お世話になりました。最後の最後で卒業式で直接保護者の方々にお礼を述べることができずにとりあえず知多中のホームページは区切りをつけて、新しい年度を迎えます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(文責:平下) 3/30(月) 出会いと別れの季節雨も降ってきました。 今朝の朝刊に教職員の人事異動が別刷りで載っていました。 出会いと別れの季節。 あと一日・・・。 3/27(金) The end一週間のフィナーレは、連日予告をしてきたフォトセッションの作品を。 コロナウイルス感染拡大防止のため、週末の首都圏は5都県が連携して外出自粛が拡大するそうです。先行きが未だつかめぬ中、引き続き健康管理に留意して過ごしましょう。 また来週・・・。 『The end』(Lennon/McCartney) And, in the end, the love you take, Is equal to the love you make やがてピアノ・ブレイクを経て、「最終的に君が得る愛は君が与える愛に等しい」という意味深長な2行連句がコーラスで美麗に綴られ、ジョージ・マーティン編曲のオーケストラにバックアップされたギターソロとともに、ビートルズの4人のメンバーが揃って顔をつきあわせながらレコーディングした最後の楽曲が幕を閉じる。 3/27(金) 雨の一日しばらく前から岡田小や旭北小のHPで桜の開花を見ていましたが、いつの間にか知多中の桜も開花していました。 写真の桜は、いつも入学を祝う親子が写真を撮る場所です。 こんな時期に咲き始めて、入学式はもつのでしょうか。 何はともあれ・・・制限はあるものの入学式が無事に行えるようでホッとしました。 3/25(水) Yesterdayオリンピックも延期を決めたようだし、入学式は実施のようですが普段にない新年度を迎えることになりそうです。 授業も部活動も学校行事も先行きが見通せないところがあります。 離任式・歓送迎会も果たしてどうなるのか。 昨日は「できるうちにできることをやろう」と職員が協力してランチテラスに大集合。 会食のあとは歌ありスピーチありの本格的な送迎会ムードに。 最後は人のアーチまでできました。 知多中スタッフの「チームワークとコミュニケーション」を見た思いです。 3/23(月) 薹(とう)のたった『ふきのとう』気がついたのは4年前。 なのに毎年この時期になって気がつく。 すでに文字通り薹のたったふきのとう。 せっかく天ぷらにして食べようと楽しみにしていたのに、果たせぬ夢となりました。 法面ではY先生が草刈りの手を休めて思案中。 「どうしました?」 「う〜ん、これ刈ってしまうかどうか迷う」 「残しとく?」 「うん、そうする。黄色がきれいだものね」 3/19(木) そう言えば・・・小学生は保護者の方とクルマで帰ったのか、結局会えずじまいでした。 学校に帰ろうとしたら一台のクルマが門の前で止まり「先生〜!」と声をかけてくれました。 昨日、合格発表のあった卒業生です。 まだ卒業したばかりで何と知多中ジャージを着てたのに、少し大人びて見えました。 もう高校生になる自覚が芽生えているのでしょうね。 合格を待ってスマホデビューの人もいるのかもしれません。 小学生もスマホを持つ割合が増えてきた今の時代、遅い方かもしれません。 情報ツールとして便利に使いながらも、ちょっと前に全米で大きな話題となったスマホを使う子どもへの不安を網羅したような『18箇条』の中のメッセージを心にとどめてもらいたいと思います。 「上を向こう/周りで起きていることを見よう/窓の外を見つめて/鳥の声を聞こう/歩こう/知らない人と語ろう/検索せずに驚こう」 3/18(水) 合格発表日朝から慌ただしく一日が過ぎて、あっという間に3時半を回ってしまいました。 受験生にとっては運命の日でもあります。 受検から発表までの数日間、どういう気持ちで過ごしたか、今でも鮮明に覚えています。 不安な気持ちを抱えながら、希望校に合格したときは本当にうれしかったものです。 逆に、そうでない場合は経験したことのない、つらい気持ちになるでしょう。 時間はかかるでしょうが、それでも気持ちを切り替えて少しずつ前に進んでいくしかありません。 久々に3年生の登校する姿を目にしました。 その光景がこんなに懐かしいものかと改めて思いました。 3/17(火) 長浦を歩いて担任の先生は家庭訪問で歩いてるんだろうけど、初めて歩く。 先ずはランニング中のアスリートに出会う。 フットワーク軽く風のように去った。 「ああ、こんなところから小学校に通ってるんだ。けっこう距離あるな」 カトリック系の幼稚園が高台にあるはずなんだけど・・・。 「あ、中学校の先生!」 庭先で遊ぶ小学生が声をかけてきた。 「なぜ中学校ってわかる?」 「だって、あいさつ運動でよく立ってるから」 「そうか、よく見てたな。ところで幼稚園どこにある?」 「そこまっすぐ行って右に曲がるとあるよ」 「ありがとう」 いい子がいました。なんて言うか、目が生きていました。 見晴らしいいなあ。 「この岩、何?」 同伴の美術科Y先生は目のつけ所が違う。 確かにいろいろなものがはめ込んである。 「花もきれいですよ」 確かに。 「ゴミ袋もってきたけど、このあたりはきちんと掃除が行き届いているね」 美しく整備された道を歩きながら、心和んだ。 およそ1時間。 「先生どうだった?感想は?」 「あー疲れた!」 今晩はよく寝られますね。 3/17(火) 彼岸入声をかけつつ、正門前の未知の『奥の細道』を歩いたら、いつの間にか道に迷って住宅地に出たらある少女に遭遇しました。親切に道案内をしてくれました。 「かさねとは 八重撫子の 名成るべし」 弟子の曾良はいませんでしたが、よい散歩コースになりました。 さて、今朝の朝刊の「知多の三大まつり中止」という見出しに、ああやっぱりか、と肩を落としました。 三大まつりとは「岡田春まつり」「日長御馬頭まつり」「北粕谷春祭り」です。 特に岡田春まつりは卒業した3年生がボランティアでアナウンサーを務めることになっていただけに残念でなりません。 これも致し方ないことなのだけど、春の楽しみがひとつ減ってしまいました。 今日は春彼岸の入りにあたります。 天気もよいので、お墓参りに出かけるのもいいですね。 3/16(月) 卒業式から2週間卒業式当日、式場を飾った立派な花を職員室入り口に置いてくれた用務員さん。 しばらく我々の心を和ませてくれました。 さすがに少し枯れかけてきたので、まだまだ美しさを保っている花だけにして、今日まとめてくれました。(右側がそれ) 公立の合格発表が明後日。 来週には学年別出校日。 休校が続いていますが、本来ならば学校で過ごしている時間を有効に使いたいですね。 自分を見失わずに・・・。 〜 きらびやかでもないけれど この一本の手綱をはなさず この陰暗の地域を過ぎる! その志明らかなれば 冬の夜を我は嘆かず 人々の憔懆のみの愁しみや 憧れに引廻される女等の鼻唄を わが瑣細なる罰と感じ そが、わが皮膚を刺すにまかす。 蹌踉めくままに静もりを保ち、 聊かは儀文めいた心地をもって われはわが怠惰を諫める 寒月の下を往きながら。 陽気で、坦々として、而も己を売らないことをと、 わが魂の願うことであった! (『寒い夜の自我像』中原中也) 3/13(金) よい週末を今朝の新聞記事の言葉を借りれば「感染拡大が収まる気配を見せない」。 来週予定される小学校の卒業式も、中学校同様、卒業生と教職員だけで行うということで、この状況を考えれば仕方がないとはいえ、子ども、保護者、教職員の気持ちを考えると残念でなりません。 校区小学校のホームページを見ると、少しでも心に残るものにしようと先生方が心一つに準備しているようすがうかがえます。 当日はよい天気で、思い出に残るすばらしい卒業式になることを祈るばかりです。 さて、新型コロナウイルスにより、ライブハウスの関係者が抱く危機感が強い、との記事が目に止まりました。 「生演奏が聴けるライブハウスは、音楽文化の一つ。それが消えてしまいかねない」とありました。 考えれば、今回のウイルスが世界中のあらゆることに大きく影を落とし、その影響ははかりしれないものとなっています。 今しばらく、各自でできる対応をできる限りしていかなければならないと改めて思います。 来週はいよいよ公立高校の合格発表も控えています。 よい週末をお過ごしください。 3/13(金) 気がついた「Y先生、ありがとう」 「水やっとくね。土日に枯れるから」 「ご丁寧に」 「門灯の周囲にもプランター置きましたよ」 「あら、いつの間に…」 「24日に生徒が来るからね。入学式もあるし」 生徒を思う気持ちは、姿が見えない日が何日続いても変わらない。 さて、生徒はたっぷりとできた時間をどう過ごしているのでしょうか。 せっかくだから外国文学のクイズでも。 『ある朝グレゴールザムザが不安な夢からふと覚めてみると、ベッドのなかで自分の姿が一匹のとてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついた。(訳:佐々木正子)』 この書き出しの作品は次のどれでしょうか。 1 ゲーテの『若きウェルテルの悩み』 2 カフカの『変身』 3 ブレヒトの『三文オペラ』 4 トーマス・マンの『トーニオ・クレーガー』 5 ヘルマン・ヘッセの『車輪の下で』 いずれもティーン・エイジャーの間に一度は読んでおきたいドイツ文学。 3/13(金) 春彼岸、近く夏休み規模の休みとなった生徒が、日常のリズムを保って生活してるだろうかと思います。 「今日は金曜日か」 日ごろ授業で曜日を意識しているため、職員室からも曜日の感覚がないといった声が聞こえます。 佐布里、梅の館に出かけてみると、新型コロナウイルスの影響でさまざまなイベント中止の張り紙がありました。 梅の花もほとんどが散り、こぶしの花が咲いていました。 花言葉は「友情」「友愛」「愛らしさ」。 気がついたら来週は春彼岸。 どうりで日の入りが長くなりました。 3/11(水) 東日本大震災から9年「中学校は懇談会中で、めまいがしたと勘違いして対する保護者に『すみません、体調が悪いようです』と言った記憶があります」 「私は子どもと学校の踊り場で話していました」 「僕は大学2年生で、名古屋の電気屋さんで揺れに気付きました」 「大学入試に備えて公園で縄跳びしてました。もちろん気がつきませんでした」 「学校にいて『さあ、掃除に行こうかなぁ』と思ったら大きく揺れて・・・」 年齢によってその瞬間の記憶はさまざまですが、今でもそのときの場面が鮮明によみがえってきます。 死者15,899人、行方不明者2,529人に上る犠牲が出た大震災ですが、今年はコロナウイルスの感染症対策で関連した追悼行事の多くが中止されました。 せめて発生時の14時46分には黙祷を捧げたいものです。 学校にはいつの間にかツクシが顔を出していました。 3/9(月) また一日が・・・本当ならば今日は『楽物乱用防止教室』があったのだ。 このホームページの右側カレンダーの下に学校行事が古いまま残っている。 「けしからん」と思うなかれ。 直すべきだろうけど、何となく消すことをためらってしまうのはなぜだろう。 他県の、ある新聞のコラムを読む機会を得た。 そこに愛知県同様、臨時休校となった他県の中学校長の話が載っていた。 その県は、年度内に離任式が行われるという。 コラムの内容は臨時休校によってそれが開けない寂しさを語ったものだった。 「38年にわたる教員人生の締めくくりは自身が描いていたものとは違った。それでも校長は『退職が決まっている自分はまだいい。今後別の学校への異動が決まる教員は、生徒にお別れのあいさつができない』と後輩の胸中をおもんぱかる。突然訪れた別れの春。教室や廊下の明かりが消え、教職員だけになった校舎には寂寥感が色濃く漂う。校長は言った。『やっぱり子どもの声がしない学校は学校じゃない』」。 全くの同感。 今日も、小学生をもつお母さん先生のお弁当で話題が広がり、早弁をしてパソコンに向かう生徒指導主事をからかってお昼の時間を楽しく過ごした。 しかし、子どもとかかわる時間がないことを考えると、ため息しか出ない。 先ほどの新聞のコラムはこう締めくくられていた。 「ただ、新型コロナが暮らしに大きな影を落としても、学び舎での日々は多くの記憶の中にあり続ける」。 卒業生はあと一踏ん張り。また明日、頑張ろう。 3/9(月) 心の免疫力「予定どおり電車に乗ったようです。あとは自転車組が無事に到着すればOKです」 進路指導主事の報告にほっと一息。 今日は最高気温が20度まで上がるようです。 春の陽気の中、実力を発揮してもらいたいと願うばかりです。 連日、新型コロナウイルス感染症関連のニュースが続き、重苦しい気持ちになりますが、今朝の新聞にこんな文章がありました。 「不安なことが多いときには、いつもと変わらぬ四季の流れや景色に時々、目を向ける時間が心の免疫力を高めます」。 『2020』をかたどったパンジーが美しく咲き始めました。 花は見る人の心を和ませ、勇気づける力があります。 3/5(木) あと11日「あと11日だよ」 職員室でそんな声を聞きました。 もともと修了式だった3月24日までに登校するはずだった残りの日数のことを言っています。 出校日は学年別出校日に変わりましたが、生徒不在の日々が続くことに、先生たちはだんだん嫌気がさしてきたように思います。 今までに誰も経験したことのない『特別な学年末』の一日がまた今日も過ぎていきます。 明日、3年生は面接試験。五指をくっつけて、順番にグルグル回して、落ち着いて・・・。 明日もよい日でありますように。 3/5(木) 啓蟄少しばかり雨が降って風も強かったので、自転車をこぐのも大変そうでした。 横断歩道で自転車から降りてひいて渡る、いつもと変わらぬ姿を微笑ましく思いました。 今日は二十四節気の『啓蟄』。 冬眠していた虫が土の中からはい出し、活動し始める頃とされています。 テントウムシを探しに学校周辺を一回りしましたが、残念ながら見つけられず・・・。 「蓑虫で我慢すれば?」 同行してくれた『おじいさん』に促されて妥協しました。 この時間、いつもならば小学生が元気に集団登校し、中学生のさわやかなあいさつに心和むのですが、何となく寂しさを感じます。 今日から始まる公立入試が無事に終わりますように・・・。 3/4(水) 音は肌で聴く「今は電子ピアノが台頭してるけど、アナログでしか出せない音がある」 「それは?」 「アナログピアノは髪の毛と一緒。徐々に伸びてぼさぼさになったところを整える」 「なるほど」 「音は肌で聴く。耳では聴けない何かがある」 わかったような、わからなかったような。 「クルマで例えれば、エンジンが優れていても足回りが不安定ではダメ」 ピアノにも相通ずるんだそう。 「好きなピアニストは誰ですか?」 「ホロヴィッツ。それからケンプ」 「かなり古いですね。グレン・グールドは?」 「彼のピアノは孤独だよね。こんなふうに弾く」 なかなか奥の深い話を聞かせてくれた。 |
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