令和２年度前期生徒会役員選挙は、新型肺炎拡大防止のため、例年より時間を短縮するとともに、多くの人が集まるのを避けるため、テレビ放送で行いました。
　教室のテレビ画面には、始めに立候補者の名前が少しの間だけ表示され、そのあと画面が切り替わり、選挙管理委員の合図で候補者が演説し始めました。実はこのとき、選挙管理委員のみなさんはとても慌ただしく動いていました。
　テレビの画面が次の候補者の名前に切り替わると、すぐに演説が済んだ候補者の名前の紙を取り外し、次の候補者の名前を書いた紙に替える。そのあと、次の候補者を部屋に招き入れてカメラの前にスタンバイしてもらう。そして合図ののち、画面が切り替わり、立候補者が演説を始める。
　このような慌ただしさをテレビ画面を見ていた人たちに少しも感じさせなかったのは、選挙管理委員のみなさんが自分に任された仕事をきちんとこなしていたからだと思うのです。

　午前は入学式でした。新１年生のみなさんの元気な姿を見ることができ、とてもうれしく思いました。式と学級活動が済んだ新１年生の人たちに、中学校生活初日の感想を聞いてみたところ、「緊張した。でも、中学校はおもしろそう。」と話してくれました。
　午後は３年生と２年生が登校しました。担任の先生に提出物を手渡したり決められた場所に置いたりと、短い時間でしたが手際よく進められていました。

　４月７日に行われる令和２年度入学式にむけて、新３年生、新２年生のみなさんがその準備を熱心に行ってくれました。メイン式場である体育館はもとより、新１年生の教室清掃や飾り付け、玄関、トイレなど、こまかなところまで配慮している生徒の姿が。昇降口も活動後は画像のようにきれいになりました。
　入学式の準備でしたが、知多中学校に久しぶりに活気があふれた時間となりました。

　令和２年４月から知多中学校長に着任しました阿部剛士と申します。
　昭和３３年１０月に創立した歴史と伝統のあるこの知多中学校の校長として、改めてその責任と使命を感じております。変化の激しい社会の中で、自分の持ち味を生かして自らの未来を切り拓くことのできる知多中生の育成に全職員で努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。