捨てられる子の気持ち(菱川)
先日A.Iという2001年に上映された映画を見ました。
簡単にあらすじを説明させていただきます。 人工知能を持ったロボットのデイビットが人間の母の愛を普通の子供と同じように理解してしまったところから始まる悲劇の物語です。もう治らないと診断された本当の子供の代わりにやってきたデイビットに母のモニカは深い愛情を示して行きます。だが本当の子供に奇跡が起きて戻ってきてしまいます。デイビットはどんなに母のことを思っても本当の子供にはかなわず山に捨てられてしまいます。デイビットは人間じゃないから母に愛されない、人間になればモニカの本当の子供になれると信じてキノピオに出て来る存在もしないブルーフェアリーを求めて旅に出ます。 デイビットが愛を認知する人工知能であったために起きた悲劇の物語です。 自分はこの映画を見て、悲しい想いがすごく溢れ出てきました。親に捨てられた子供はどういう想いなのか。今一度考えるきっかけをくれた映画です。 是非子供達と将来関わって行くお仕事をなさっている方々に見ていただきたいと思った作品でした。(菱川) 偶然の再会(岩田)
春休みに入り、そろそろ卒論や勉強に本格的に取り組まなくてはと思いつつ、友達と遊んだり、いろいろな所へ出かけたり毎日忙しい日々を送っています。そして、それらの資金集めにアルバイト充の毎日でもあります。
さて先日アルバイト先の飲食店で高校時代の恩師に出会いました。その日はお店もとても忙しく、バタバタと慌ただしくしていたのですが、先生だと一瞬で分かりました。声をかけようかやめようか非常に悩みました。覚えてなかったらどうしよう、人違いだったらいやだなと変な心配ばかりしていました。しかし、思いきって「先生、岩田です。覚えていらっしゃいますか。」と小声で声をかけさせてもらいました。すると嬉しいことに「先生」と声をかけた時点で「なんだ、岩田じゃないか。アルバイトか、ご苦労様だな。」と逆に声をかけていただきました。予想外の先生からの言葉に正直とても驚きました。その先生はわたしの部活動の顧問の先生でしたが、1年間という短い期間しか受け持ってもらうことができず転任のため、その後お会いすることもありませんでした。覚えていないのが当然かなと思っていましたので、素直にすごく嬉しかったです。わたしもアルバイト中でしたので、会話としてはその程度でしたが、帰られる際に「頑張れよ。」と声をかけてもらいました。 忙しいアルバイトですが、その日一日とっても気分がよく気持ちのいいアルバイトになりました。この日の偶然の再会より、わたしが今回経験した出来事は教師のやりがいの一部なのかなと感じました。恩師の中でわたしがどのような印象で心に残っていたのかは分かりませんが、少なくとも自分のことを気にかけてくれていたことは確かであると思います。自分が教師になったときも、「先生!!」と声をかけてもらえる存在に、また「○○です」言われる前に「○○じゃん、元気か」と声をかけられるようなそんな人になりたいなと思えた日でした。(岩田) 教師力アップセミナー(山田洋一先生)に参加して(渡部、吉田、山下)
2月11日、大口中学校で行われた教師力アップセミナーに参加させていただきました。
講師の先生は山田洋一先生です。 今回のセミナーは最初から最後までとにかくたくさん話す場面がありました。さらに、今回は私たち学生も参加者の先生方と一緒にグループでの交流をさせていただくことができ、とても貴重な経験となりました。 今回は山下、吉田、渡部の3人の記事です。 私は初めてセミナーに参加させていただきました。 ワークの中で初めて関わる人に毎回自己紹介をするわけですが、そのとき「玉置ゼミ」と名乗ることが照れくさくもあり、それと同時に玉置ゼミ生として自覚しなければならないのだという気持ちになりました。 今回講演してくださった山田洋一先生はとても気さくな方でクスッと笑える冗談を交えた説明はとても分かりやすくて話術もさすがだと思いました。 内容の中で特に印象に残っていることが2つあります。1つは振り返りの大切さです。これまで自分が受けてきた授業や指導案を書いている中でどうしても展開に時間がかかりすぎて振り返りはぱぱっと済ませてしまうことが多かったのですがその振り返りにこそ学習の定着が図れると聞いて妙に納得しました。もう一つは縦糸と横糸の話です。教師と子どもをつなぐ縦糸、子ども同士をつなぐ横糸がしっかり張れていれば学級崩壊は起こらないということです。私は塾講師と家庭教師のアルバイトをしているのですが子どもたちと友達のようになってしまいがちなので教師になれたら4月から6月までの間にしっかりと学級のルールを決め、縦糸を張れるように心がけたいと思います。 現職の先生方と交流し、いろいろな興味深いお話を聞けて参加してよかったなと思いました。これからもたくさんのセミナーに参加して技や知識を得たいと思います。 (3期生 山下) 私は山田洋一先生の講演会で大きく2つのことを書かせていただきたい。 1つは「アクティブラーニングは簡単に生まれない」ということである。 私はアクティブな子供たちの姿を、これまで多くの小学校・中学校の見学で出会ってきた。互いに話を聞こうと体を前のめりにする姿、みんなが発言をしている人を見る姿などには他者を思いやる心が溢れていると今まで感じてきた。そんな状況を生み出すためには、学級経営・子供同士の関係性、先生と子供の関係が重要であるということを講演会で改めて感じさせられた。参加者同士は初対面であったが、ワークを重ねることによってコミュニケーションが生まれ、学ぶことへ向かっていく自分の姿を思い出すと、こんなことを先生になって行いたいと思うばかりだ。アクティブラーニングという言葉が先行し、その環境を整えることを忘れてはならない、またその環境なしで生まれないことを学ぶことができた。 もう一つは「目的を持ち、どのように働きかけていくか」ということである。 山田先生は「やりっぱなしではいけない」と話されていた。先生は私たちがワークをしている時、「この人はどうやって人と関わっているのか」「どんな良さが隠れているのか」というなど見られておられたり、Aのことを求めているが、Bをしなさいと指示をし、目的のAを隠しながら子供たちに遂行させたり、活動の後の一言をどう投げかけるかということを常に考えられているようだった。 先生のすべてを知っているわけではないが、私は山田先生のような人になりたい。 指示に目的を持たせ、評価するために子どもを観察し、価値を広め、互いを認め合える活動をすることは今の私にとって簡単なことではない。まずは、このことを意識しているだけでも私にとって大きいのではないかと思う。そして将来に必ず生かしたい。 ありがとうございました。 (2期生 吉田) 山田先生の講演の中ではとにかく周りの先生方との交流がたくさんありました。 その中で、「ほめられたことについてほめ返す」という活動がありました。この活動の中で「ほめてほしいところをほめてもらえる」と子どもたちが感じることの必要性についてお話しされていました。私は子どもたちをほめることは大切なことだと思っています。子どもたちをたくさんほめられる教師になりたいとも思います。しかし、山田先生のお話を聞いて子どもたちにとって「ほめてほしいところをほめられるか」ということも大切なのだと分かりました。そのためには、その子が何を頑張りたいと思っているのか、何を頑張っているのかということをしっかりとみて、理解しなければならないと思います。そのためには私自身子どもたちと会話をたくさんして子どもたちのことを知ろうとする姿勢を大切にしていきたいです。 また、今回のセミナーでは参加者の先生方と一緒に活動させていただき、先生方とたくさんお話をさせていただくことができました。 その中で、私の中の不安が少しなくなったように感じます。4月からのことを考えると緊張や不安なことがたくさんあります。しかし、今回のセミナーで先生方とお話をさせていただく中で今日のように職場の先生方に相談させていただいたりアドバイスをしていただいたりしながら頑張っていけたらいいなと思うことができました。 また、山田先生は「職場の先生方に愛される教師になりなさい」とおっしゃいました。謙虚に、素直に、学び続ける姿勢を忘れずに頑張っていきたいです。 山田先生、ありがとうございました。 (1期生 渡部) 1期ゼミ生旅行(20170221その5)最終14時53分、しなの号で名古屋へ。車内でこの二日間、そしてゼミ生との出会いからの日々を思い出す。今度彼らに会うのは卒業式。寂しさを感じつつ、この歳になってこんなに幸せな気分にさせてくれたゼミ生に感謝。 卒業式の確認を簡単にして、17時10分名古屋駅ホームで解散。(三楽の仕事日記) 1期ゼミ生旅行(20170221その4)教育学部の学生らしく、どの展示にも興味津々。会話も高尚で、修学旅行の引率とはまったく違う気分(笑)。(三楽の仕事日記より) 1期ゼミ生旅行(20170221その3)1期ゼミ生旅行(20170221その2)1期ゼミ生旅行(20170221その1)入ったお店がお土産屋。いや良く見ると「蕎麦打ち体験」ができるお店。さすが、さすがの実行委員。予想もしなかった展開。準備をしていると大澤さん登場。いつも以上の笑顔。これでようやく1期ゼミ生揃い踏み。ああ嬉しい。 「蕎麦打ち体験」は僕は写真係。というのは、右手に力が入らない状態ではとても出来そうにないからだ。笑いと自慢げな声が絶えない1時間ほどの体験。同じ空間にいられる喜びは格別。大澤さんも同じ気持ちのはず。(三楽の仕事日記より) 1期ゼミ生旅行(20170220その9)1期ゼミ生旅行(20170220その8)おかげさまで美ヶ原温泉で降りる指示があって、ホテルニューことぶきに到着。忘れていた出し物内容を急いで考える。(三楽の仕事日記より) 1期ゼミ生旅行(20170220その7)1期ゼミ生旅行(20170220その6)1期ゼミ生旅行(20170220その5)1期ゼミ生旅行(20170220その4)1期ゼミ生旅行(20170220その3)1期ゼミ生旅行(20170220その2)1期ゼミ生旅行(20170220その1)9時発しなの特急で松本へ。11時4分着。列車の中では夜の出し物を考えるように指示あり。僕は牧野さんと小川君の3人で何かを考えなくてはいけないが、これまでに話したことがない話題で盛り上がり、気づいたら松本(笑)。 横浜・東京へ旅行に行きました。(早川)
2年生後期の定期試験を、インフルエンザにかかることなく無事にすべて受け終わり、その直後の土日で横浜と東京に旅行へ行きました。
1日目の横浜では、殆どの時間を横浜で行われていたイベントに費やしましたが、横浜の都会感や、料理の美味しさを体感できました。イベントに参加している間に友達は中華街へ繰り出し、中華料理を堪能していました。美味しそうな料理の数々がグループLINEに次々と貼られていくのが、我慢できませんでした(笑) 2日目は主に東京旅行としてド定番な場所を歩いて回りました。東京スカイツリーや、その中にあるすみだ水族館、浅草の雷門、新宿、秋葉原など・・・。しかし、生憎の天気で、雨こそ降らなかったものの、晴天とはいきませんでした。 岐阜に戻ると、高層建造物の量や人の多さの違いを改めて感じさせられました。 たしかに東京や横浜は栄えていますが、やっぱり自分は愛知や岐阜にいるときが落ち着くなと感じました。 こんなふうに友達と自由に過ごせる時間を大切にしていきたいです。 (ちなみに、微妙な天気の中そびえ立つスカイツリーと、すみだ水族館内のチンアナゴです!)(早川) 2月19日(日)愛される学校づくりフォーラムに参加して(岩田)
2月19日(日)名古屋の東建ホールにて愛される教育づくりフォーラムに参加させていただきました。本日は、カリキュラム・マネジメントに始まり、実際の教育現場の実状について様々な視点からお話を聞かせていただきました。正直本日のセミナーはわたしには少々難しく、理解することができない部分も多くありました。
恥ずかしながらわたしの勉強不足で、文科省が小・中の学習指導要領改定案を今月の14日に公表したということも今日のお話の中で知りました。着実に日本の教育が変わろうとしている現実に、ついていけていけていない自分と、ついていかなくてはならなくなるこれからに少し危機感を感じました。今や教育現場は変化する一方で、新しい未来を見据え大きく変わろうとしています。そんな中、同時にとても印象的な言葉を学ばさせていただきました。それは、「大切なことは変わらない」ということです。時代の変化に合わせて、よりよい教育方針が提案されていますが、対子どもである教師の役割は今も昔も変化していないということに納得しました。その時、変化の中で存在が薄れてしまっている教育の不易の部分にもしっかりと目を向けるべきであると思いました。今回その事実を知り、考える機会を与えてくださったこのようなセミナーの場に感謝したいと思います。 午後からは、玉置ゼミ1期生の牧野先輩の模擬授業を参観させていただきました。アドバイザーの松井先輩、生徒役の1期生の先輩方が登壇され、授業をされている姿を見て、改めて1期生に近づきたいと強く感じました。300人を超える人の前で堂々と授業をすることができる、尊敬するところばかりです。 また、本日はセミナー後の懇親会にも参加させていただき、さまざまな先生方に「いいゼミに入ったね。」「いい学びをしているね。」というお言葉をたくさんいただきました。改めて、玉置先生からこのような学びの場をいただいていることに感謝をしたいと思います。そして、セミナーに参加させていただく以上はどんな小さなことでもいいので、1つは学びを持ち帰りたいと思いました。本日のわたしの学びは「大切なことは変わらない」こと。初心に戻り、今は目の前の教員採用試験に向けて努力していきます。本日はありがとうございました。(岩田) *1期生の先輩、玉置先生、明日からのゼミ旅行楽しんでください!!! 第7回教師力アップセミナー(山田洋一先生)に参加して(堀江・白井・早川)
2月11日(土)教師力アップセミナーに参加させていただきました。
今回の講師の先生は、山田洋一先生。たくさん学び得たことを今回は堀江・白井・早川が記事にしたいと思います。 セミナー自体がどのようなものなのかわからない中、玉置ゼミの3期生として、セミナーというものに初めて参加させていただきました。正直に言うと、講演をして下さる山田洋一先生がどのような方なのかも理解しておらず、このセミナーで自分は何を学びたいのかなども全く考えてはいませんでした。ただひたすらに参加できるものは参加しようという気持ちで参加しました。 講演の最初に、座り方を指定されたことで、普段とは全く異なる環境の中で、それぞれの参加者の方々と意見を交わすことができました。現職の先生方ならではの視点からの考えを直接聞くことができ、自分としても少し成長できた気がしています。 講演の中の様々な話の中で一番印象に残っていることがいくつかありますが、特に「目的をすり替える」ことが印象に残りました。”子どもたちに何かをさせたいとき、直接その物事を指示するのではなく、何か別の目的を設定し、本来の目的を隠す。” 今年、教育実習を迎える自分にとって身につけるべきスキルの一つだと強く感じました。 ただ成り行きに身を任せ、”なんとなく”セミナーに参加しても何も得られないなと思い知らされました。セミナーで何を自分は学びたいのか、終わった後どのような自分になっていたいのかなどの目的意識を強く持った上で今後のセミナーには参加したいと思います。 最後になりますが、山田洋一先生のこのセミナーに参加することができ、本当によかったと感じています。今後、山田先生の講演等があれば、積極的に参加していきたいなと思います。楽しく、ためになる講演をありがとうございました。(早川) 2月11日教師力アップセミナーに参加しました。 特に印象に残ったのは、活動の後には「振り返り(リフレクション)」を行うということでした。どのような素晴らしい活動を行ったとしても、それをやりっぱなしでは効果が薄くなってしまうということを学びました。グループで話し合って物事を決める際にも、決めて終わりではなく、その活動をした後に、自分や相手の成長を実感することに意味があると感じました。ワークショップの時間では、実際にグループ活動をして、振り返ることで、自分の変化に気づくことができました。 また、その「振り返り(リフレクション)」で子供たちをどう価値付けるべきか考え、問うことでより効果が上がることがわかりました。 最後に、私も活動から成長を実感できる「振り返り(リフレクション)」を大切にした活動を行っていきたいと感じました。そのような教師を目指し、日々精進していきたいと思います。(白井) 今回のセミナーで一番印象に残っているのが「ただ活動をするだけではなく、その活動をする目的を考える。」ということです。 セミナー中、いくつかのワークショップを行いました。ワークショップが終わったとき、山田先生は必ず「さて、この活動が終わったとき、先生方は子どもたちに何と問いかけますか。」とおっしゃっていました。この問いかけ次第で、その活動を行う目的が決まってきます。ただやみくもに活動するのではなく、子どもたちにどんな姿になってほしいのか、どんな力を身につけさせたいかをはっきりさせて、問いかけを考えていき、活動を行うことが大切だということが分かりました。 また、今回はペア・グループで話し合うという活動がほとんどで、最初は、ぎこちなさや違和感がありましたが、たくさんの活動を行い、少しずつ周りの方と打ち解けていき、会場はとてもあたたかい雰囲気で包まれていた気がしました。 今回学んだことを4月から生かしていければいいなと思います。(堀江) |
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