2021年2月2日仕事日記

 今朝は、届いている通知表所見集本の原稿整理から開始。山田貞二先生、水川和彦先生によって、しっかり見てあるので、僕はちょっと手をいれるだけ。とはいえ、かなりの原稿量。しばらくはかかる。

 10時45分に家を出て、「北設楽教務主任・校務主任会研修会」での講演のため、新城設楽農林水産事務所へ向かう。ナビで2時間ほど。東名高速、猿投グリーンロード、420号を通るルート。途中、狭い山道のカーブの連続。こういうときに限ってトラックと鉢合わせで、冷や汗が出る。

 会場到着予定時刻まで1時間あるので、こちらに来たときは必ず寄るうなぎの富田屋で久しぶりの鰻丼。愛知県教育委員会で中高一貫教育担当であったとき、年に2回はこちらへ出向いていたこともあって、その頃を思い出す。会場に足を運ぶ。

 14時から10分間の休憩を挟んで「主体的・対話的で深い学びを促す学習評価の在り方」と題した講演2時間。教務主任・校務主任の研修会で、講師リクエストをとったところ、僕が1位になったとか。ありがたいこと。それにお応えするつもりで、最新情報を入れて、また学校での伝え方を意識して話す。熱心に聞いていただける皆さんに熱が入る。

 先日オンライン講演をさせていただいた東栄小の先生にいきなり、その後の「心の天気・学びの天気」の活用状況をお聞きする。もの凄く嬉しいことを話していただけた。すでに子どもも教師も「心の天気」を楽しんで活用していること、「学びの天気」を活用して授業でしっかりふりかえりをしている学級もあるとのこと。その後の講演にますます力が入ったことは確か!(笑)

 最新刊「教師のための話し方の技術」をお一人ずつ購入していただき、さらに他の拙著も買っていただき感激。

 帰路もほぼ2時間。心地よい気持ちでドライブ。18時ごろ帰宅。今日も届くいくつかの依頼や問い合わせ。その対応であっという間に時間が過ぎる。

 研究室HP記事は5期生・杉山君の「卒業論文発表会を終えて」。後輩に伝えきったという満足感が嬉しい。
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卒業論文発表会を終えて(杉山)

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 こんにちは。5期生の杉山です。先日卒論発表会がありましたので、その感想などを記します。もともとは例年通り対面での実施でしたが、緊急事態宣言発令中のため、オンラインによる実施となりました。やはり最後の舞台なので対面が良かったですが、仕方のないことです。
 
 私は、「社会問題に興味関心を持ち、課題解決する生徒を育てる中学校社会科授業の在り方」について卒論で研究しました。この研究で、自分が今後教壇に立った時にするべき授業の方向性をはっきりと見通すことができました。
 
 また、自身の卒論が自身のためになるのは当然ですが、他のゼミ生の卒論も学べる事尽くしで、少しは後輩たちに良い背中を見せることができたかなと感じています。
 
 卒論発表会が終わり、私が履修している講義関連は全て終了しました。やり切って満足感があるのと同時に、これでゼミが終わってしまうのかという寂しさもあります。しかし、玉置ゼミの強みである、「縦横の繋がり」があるので、卒業して現場に出た後も学ぶことができ、様々な方々からアドバイスも頂ける、本当に恵まれた環境に所属させて頂いているので、今後も明るく前向きに頑張っていこうと思います。

 ご多忙にもかかわらず卒論発表会にお越し頂き、御高評やプレゼントまで頂いた斎藤さんや大西さん、そして今までゼミで熱いご指導をしてくださった玉置先生、共に切磋琢磨した5期生のみんな、初の試みであるオンライン卒論発表会・懇親会にもかかわらず円滑な進行やそれに協力してくれた6期生・7期生のみんなに感謝を述べて終わりにします。ありがとうございました。(杉山)

※杉山君の卒論レジュメはここをクリックしてご覧いただけます(玉置)。

2021年2月1日仕事日記

 8時30分ごろに研究室着。自宅で検討をしてきた成績の最終入力。教育実習課から届いた資料に目を通して返信。

 味岡小学校長へお願い電話。というのも先日訪問させていただいたときの子どもたちの端末使いがごく自然であったため。

 塩澤先生、鈴木先生来研。ラクイチ数学原稿のことで確認。水川先生も来研。ラクイチ数学原稿、通知表所見集本の打ち合わせ。お互いの近況報告など。

 NHKから相談電話。それならば僕より大西貞憲さんが適任と伝えて紹介する。

 ゼミ生の二宮君、木下さん来研。いずれも研究室書籍返却と新たな貸し出し。教育事務所面接の話などを聞き、僕の経験を伝える。

 二人に、後輩ゼミ生、大西さん、斎藤さんからのプレゼントを渡す。とても恵まれた我がゼミ生。

 学部長がCP委員会のことで来研。クリスタルプランが地に着いたものになるための重要会議立ち上げに動いていていただいていることに感謝。

 1月22日〆切の原稿があったことを失念。矢口さんから柔らかい(笑)催促メールをいただき、さっそく執筆。新教材「単元1回」の監修・執筆者としてお勧め記事。

 16時ごろ大学を出る。帰宅。通知表所見集の僕の担当は完成。あとは届いた原稿を編著者として点検。

 研究室HP記事は、木下さんの「感謝を込めて」、そして教育家庭新聞掲載の春日井市の「心の天気」実践記事紹介。

春日井市の「心の天気」実践紹介(教育家庭新聞)

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 教育家庭新聞に春日井市での「心の天気」実践が紹介されました。以下はその記事です。

■水谷 春日井市では2020年10月より「心の天気」の活用が始まっています。これは「スクールライフノート」(株式会社EDUCOM)の機能の1つで、子供たち自身がその時の「気持ち」を天気で示し、コメントも記入でき、心の変化を可視化できるものです。

■福井 出川小学校では、心の天気は6年生で朝と帰りに利用しています。登校したら各自で天気マークを登録し、任意で一言コメントを書き込んでいます。帰りの会が始まる前にも同様に入力をしています。

継続していると、いつも私に直接話しかけてくる子供のコメントは少なく、あまり話しかけてこない子供からのコメントが多いことがわかります。また、直接言いにくいことをここに書き込む子供や相談したいと伝えてくる子供も出てきました。心の天気により、コミュニケーションの手段が増えたと感じています。

37人分の天気とコメントを朝の5分程度で確認していますが、いつも同じ天気を入力している子が違う天気を入力すると気になるものです。その日の終わりにはどんな天気を選ぶのか、など注目したり配慮したり声かけしたりするきっかけにもなっています。

■水谷 春日井市では校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」を使っていますが、心の天気との連携が予定されており、連携できると曇りが3日続いた子供をアラート表示するなどの仕掛けが使えるようになります。

時間割に合わせて、授業ごとに天気を押すことができる「学びの天気」機能も活用できる予定です。

ここで春日井市のすべての実践をお読みいただけます。

感謝を込めて(木下)

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 こんにちは。5期生の木下です。本日玉置先生の研究室を訪ねた際に大西さん、斎藤さん、後輩のみんなからのプレゼントを頂いたので感謝を込めて想いを書きたいと思います。

<大西さんへ>
 『授業アドバイザーが教える「授業改善」30の秘訣 この見方・意識で授業は変わる!』
いただきました。ありがとうございます。表紙にもあった通り、200人以上の教師にアドバイスを行う「授業のプロ」である大西さんからの本は、私の宝物の一つになりました。一回読んで終わりではもちろんなく、自分が迷って立ち止まった時、悩んだ時、色々な時に参考にさせていただきます。

<斎藤さんへ>
 『文学教材の授業づくり講座 「ごんぎつね」の読みを中心として』いただきました。ありがとうございます。今日玉置先生からいただいたので、早速家のテレビの大画面でみたいと思います。4月から授業づくりをする上で沢山参考にさせていただきます。斉藤さんからのお手紙は本当に心温まるもので、お恥ずかしい話ですがなんと3行で涙が出そうになりました。

<後輩のみんなへ>
 楽しい企画を本当にありがとうございました。オンラインでここまで楽しめるなんて感激でした。プレゼントいただきました。韓国のラーメンとトッポギ。私は最近韓ドラにはまって毎日見ているので、韓ドラを見ながら韓国のラーメン・トッポギを食べたいと思います。(木下)

2021年1月31日仕事日記

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 本当に開催されるのかと思って、数日前に事務局へ確認した本日のセミナー。感染防止に努めて行いますとの返事で、車で愛知県教育会館へ向かう。

 公益財団法人 愛知県教育・スポーツ振興財団主催の教員人材銀行登録者資質向上事業「教職パワーアップセミナー 土日2日間午前・午後開催」で「教員としての大切な作法」と題して1時間。今回で連続6年目講師。愛知県にも緊急事態宣言が発令されて、参加辞退者が多くなったとのこと。それでも12名の方の参加あり。

 他の講座内容を見て、「GIGAスクール構想」と「令和の日本型学校教育」についても、僕が触れておくべきだと考え、急遽プレゼンを追加。

 例によって、時々、参加者に考えを聞きながら展開。やはり、やりとりをいれることは正解。

 聞くところによると、こうして外部から講師を招いての運営は今年度が最後となるらしい。となると、今年度も講師指名をいただけたことはますます光栄。

 帰路にEDUCOM愛知本社に寄り、お届け物と返却物をポストに入れる。帰宅して横になったらそのまま記憶なし状態に。

 ゼミ生の「心の天気」を見るのは、僕にとっては完全習慣化。となると入力忘れのゼミ生が気になる(笑)。入力が続くゼミ生にはある特徴があることがわかりかけてきたので、特定のゼミ生にちょっとしたお勧め。変化が生まれるかどうか。楽しみ。

 通知表所見集本の原稿書き。かなりのところまで進んだ。届いている原稿整理を考えると、完了まではまだまだ。

1月31日教職パワーアップセミナー(玉置)

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 愛知県はコロナ禍で緊急事態宣言が出されていますが、学びを止めてはいけません。感染防止策をしっかりとられた会場で、登録講師の皆さんを対象として教職パワーアップセミナーが今年度も行われました。私は二日目の最初の講座を担当しました。

 「教師としての大切な作法」と題して、最新情報も入れ込みながら60分間の講義をしました。

 連続6年、講師をさせていただいていることはとても光栄なこと。ただし、様々な事情により来年度は形を変えての開催になりそうとのこと。ここでのこの講義は最終回と勝手に思い、いつも以上に濃密な時間としたつもり。

2021年1月30日仕事日記

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 早々に宮野さんから昨日の卒業論文発表会の振り返り記事が届く。指示をすると、どのようなことも即応の宮野さん。素晴らしい。

 10時に斎藤さんとお会いして5期ゼミ生へのプレゼントをいただく。いただいたのは恒例の多賀一郎先生のDVD。久しぶりの対面で近況報告。卒論発表での5期ゼミ生の姿から、成長ぶりを認めていただけたのは指導者としてとても嬉しいこと。

 ラクイチ中学校数学校正の件で、いくつかの連絡。冷静になってみると、自分の思い込みがあることに気づき、訂正や追加連絡をいくつか。追い込まれているが、焦ってはいけない。

 通知表所見集本の原稿書きを必死。仕事日記では「原稿書き=必死」というフレーズが多くなっていて、この状況をなんとか脱出しなければならない(泣)。

 NHKTVで「伝説のコンサート“山口百恵 1980.10.5 日本武道館”」を観る。41年前の映像。あのころを様々思い出しながらの2時間30分。

 38冊目となる拙著「先生のための話し方の技術」(玉置崇・菱田さつき共著、明治図書)の著者献本3冊届く。いつかは教師のための話し方本を書いておきたいと思っていたことが、スピーチコンサルタント・菱田さんとの共著で実現したことがなりより嬉しい。自信作。

※山口百恵さんの写真はNHKサイトから。
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卒業研究発表会を終えて(宮野)

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 こんにちは、5期生の宮野です。今回は、卒論発表会を通しての学びについて書かせていただきます。

 わたしは気になる子供を伸ばす教師の働きかけと支えるクラスづくりというテーマで研究を行いました。その中で、気になる子どもは、不適切な行動によって、自分を見てほしい・助けて欲しいと訴えているのだと分かりました。どんな子どもにも、良さがあり1人1人が抱えている背景や思いも違います。どうして、その行動をしてしまうのか、何に困っているのかを、子供と向き合う中で明らかにし、受け止め、本来のその子の良さが光るように働きかけていくことが大切だと学びました。このことを忘れず、1人1人の子どもと向き合っていきたいです。

 また、5期生のみんなの発表を聞き、14通りの学びを得ることができました。どれも興味深くもっと知りたいと思える内容で、しっかりみんなの卒論に目を通して、4月に備えたいと思いました。改めて、玉置ゼミで、この5期生の仲間たちと学べたことを幸せに思えた1日になりました。働く場所は違えど、これからもゼミのみんなと、学び合い繋がりあっていたいです。

 お忙しいところ私たちのために駆けつけ、学びと温かい言葉を与えてくださった、大西先生・斉藤さん、このようなコロナ禍の中、私たちのために発表の場を設けてくださった玉置先生、そして、たくさん準備をしてスムーズに会を運営してくれた6期生の皆さん、私たちの発表を真剣な眼差しで聴き、沢山質問をしてくれた7期生の皆さん、多くの学びをくれた5期生のみんな、ありがとうございました!(宮野)

※宮野さんの卒業論文レジュメはここをクリックしてお読みください

「先生のための「話し方」の技術」発刊(玉置)

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 「先生のための「話し方」の技術」(玉置崇・菱田さつき共著、明治図書)が発刊されました。

 私が日頃から意識している話すことについての様々な知見をわかりやすくまとめました。また共著者の菱田さんは、スピーチコンサルタントをされておられますので、経験を踏まえた話すこと、聞くことのコツをしっかりと書かれています。ぜひお求めくださいませ。

 以下は明治図書サイトの案内文です。

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 あなたの言葉は、本当に子どもに届いていますか?

 授業名人とスピーチコンサルタントによるスペシャルコラボ企画。話し上手・聞き上手になるための基礎基本から、記憶に残るフレーズの使い方、無駄な言葉の削り方など教室で即使える実践的なスキルまで、先生に特化した話術の教科書です。

第1章 あなたはどれくらい意識できていますか? 「話し上手」「聞き上手」になるための基礎知識
第2章 話し上手は聞き上手! 教室で役に立つ「聞く」技術
第3章 実践しよう! 「話す」技術の使い方
第4章 これができればあなたも一流! もっと話し上手になるための「応用」技術
第5章 玉置崇×菱田さつき 対談 「話し方」の技術

2021年1月29日仕事日記

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 今日もいくつかの依頼が届く。大学の学年暦が発表されたので、まずは年間計画を入力して、依頼日時を確認しながらいくつかの返答。

 27日のEDUCOMのみなさんとゼミ生との座談会記事をslackでEDUCOMのみなさんにお伝え。喜んでいただくリアクションが続き、嬉しい限り。

 先日、長崎市教育委員会から依頼を受けたオンライン講演「学校力を高める働き方改革」の感想が届く。とっても励みになる感想ばかり。c4thの活用を話したことも大いに評価していただき、新ネタだったが自信がつく。

 12時45分にzoomを開く。次から次へ入室してくる5・6・7期生、ゲストの大西貞憲さんと齋藤早苗さん。そして1年生でありながら玉置ゼミ卒業論文発表会に興味を持ってくれている1年生。

 13時から玉置ゼミ5期生卒業論文発表会オンライン開催。6期生の進行はスムーズ。5期生もオンライン発表は手慣れた感じ。ポイントを突く良い質問。大西貞憲さんと齋藤早苗さんからは、よさを認めていただきながら、将来のことを踏まえての貴重な助言。今年度もゼミの伝統を継承する良い発表会になった。指導者として満足。ちなみに5期生の卒業論文テーマとレジュメはここでご覧いただける

 17時からオンライン交流会開催。名桐君、松浦さんの名コンビによる工夫された展開で、オンラインでもこんなに楽しめるとは!まったくの想像以上。先輩たちを尊敬し、つながりを大切にしたいという思いにあふれた時間。卒論発表会同様に感激。

 卒業論文発表会集合写真はさっそく研究室HPに掲載。みんないい顔をしている。

 ラクイチ数学原稿追い込み。編集部からの指示を鈴木先生、水川先生に連絡。

 研究室HP記事は和田裕枝先生から学ぶシリーズ第3弾。杉山君が和田先生の言葉に救われるという感想を添えて発信してくれた。

和田裕枝先生から学ぶ(杉山)

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 今回は和田先生にお越しいただき、教員生活の第一歩の歩み方を伝授して頂きました。

 4月から生徒たちと関わるにあたって不安でいっぱいで、どんな活動をしようか、どうやったら生徒たちに有効であるかをずっと考えていて、その全てを完璧にせねばならないと思い込んでいました。

 しかし、今回の和田先生の「最初から完璧である必要はない。スローペースで確実にゆっくりと成長すれば良い」というお言葉に救われました。また、様々な場面においての児童生徒との関わり方や、授業法も指導していただきました。長年教壇に立たれた和田先生の、とても濃密で実践的なご指導をしっかりと胸に刻んで、教壇に立つ決意です。(杉山)

※写真は林文通先生から提供していただきました(玉置)。

2021年1月28日仕事日記

 本日は、今年度2回目となる東員町立東員第一中学校訪問。7時30分ごろに家を出て、学校へ向かう。学校近くのファミレスで朝食。届いている本日の予定や指導案を見て、事前勉強。

 10時20分ごろ学校到着。研究主任と打合せ、本日の僕への要望をお聞きする。すでに来年度の研究方針も出来ていて、来年度も関わってほしいとの依頼。4年目となる関わりは有り難いこと。

 来年度の町教委方針に「読解力の育成」が入り、学校はそれを受けて、国語を研究の軸にしたいとのこと。3時間目は国語授業参観。生徒がよく鍛えられていて、考え話し合うことが楽しいといった感じの生徒多し。「見方・考え方」を育てているかに焦点をあてて参観。授業後、「一生役立つことを身に付けさせる」観点で助言。

 4限は全ての学級の授業参観。わずかな時間だが参観すると気づくことあり。特に数学の先生には板書に残すべきこと、美術の先生にはポイント解説の方法について伝授。

 給食をいただき、研究協議会後の助言のために資料整理。

 5時間目は授業アドバイスツールを活用しながらの社会科授業参観。知識部分をオリジナルプレゼンでコンパクトに説明。課題を明確にして話し合いの時間を多く生み出す工夫が毎時間されていることがよくわかる授業。授業アドバイスツールで助言に活用できる場面をしっかり記録できた。使えば使うほどよさを感じるアドバイスツール。

 先生方の1時間余の研究協議。その方法も実に工夫されている。ワールドカフェ方式を取り入れ、さらにそれぞれのセクションで目標が提示されるという展開。

 僕の指導助言は、かつての自身の大失敗の授業の思い出語りから。教材研究不足(授業者の論理が先行しすぎ)、生徒の課題に出来なかった苦い経験を最初に語り、今日の授業でもそれを感じたと話す。あとは授業アドバイスツールでの動画を使って、場面ごとに助言。

 学習評価についての助言依頼もあったので、学習評価の概要、ふりかえり、心の天気・学びの天気の価値、そして読解力の育成へつなげて45分間の助言終了。

 校長室で少々の情報交換後、学校を出る。1時間弱で帰宅。

 20時から6期生・名桐君とzoom懇談。彼の悩みを聞いて助言。大学の学年暦が出されたのでスケジュール入力。ラクイチ数学のコラムを書いて、再度、編集部へ確認メール送信。

 研究室HP記事は27日開催のゼミ生有志とEDUCOMの皆さんとの座談会の記録第1弾。7期生の下野さん、吉久さん、高橋さんが、スクールライフノートを始めてわずかな期間で感じた率直な感想を書いてくれた。

1月27日 EDUCOMさんとの懇親会での学び(下野・吉久・高橋)

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 こんにちは!7期生の下野です。1月27日にSLN(スクールライフノート)にいて、EDUCOMの皆様とゼミ生の懇親会が催されました。ブレイクアウトルームでの話し合いもあり、少人数で談笑しながら、学びを深めることができました!

 今回、SLNについてEDUCOMの皆様がどういった想いで携わっていらっしゃるのかを知り胸が熱くなりました。そして、そういった想いを踏まえ、自分が教壇に立った時どういったアイディアを思いつくだろうかと胸が踊りました。

 SLNは、コミュニケーションの入り口です。懇親会での度々出できた「天気の基準は人それぞれ」もまた新しい担任の先生と子ども達を繋ぐコミュニケーションツールだと考えられます。「入力し忘れ」や「心が疲れてしまって、入力さえもできない」といった心の天気の空白もコミュニケーションへと繋がります。「毎日心に素直になることで、子どもが教師に意思表示の出来るツール」これが、SLNだと私は位置づけます。どんな形であれ、それは子ども達の心の表れです。そして、それを汲み取ることのできる、子どもをよく見る教師に私はなりたいです。

 私達が教師となるときには、「一人一台」のそのまたさらに先、「一人ひとりが使いこなせる一台」になっていることかと思います。その一台が子どもと教師を繋ぐ一台にもなる取り組みにEDUCOMの皆様は尽力されています。私達のような学生視点と教育を学んだ上での視点を持ち合わせる大学生だからこそ、考えつくアイディアもあることと思います。「一人一台」のその先を見据えた視野がまたひとつ広がりました。

 改めまして、お話をしてくださいましたEDUCOMの皆様、こういった機会を設けてくださった玉置先生、同じグループだったゼミの先輩方、本当にありがとうございました!(下野)


 こんにちは!7期生の吉久明日実です。1月27日にEDUCOM様の座談会に参加させていただきました。「SLN(スクールライフノート)どう生かす?どう活用する?もし自分が学生だったら?教師だったら?」というテーマで、少人数グループで話し合いました。初めてこのような場に参加させていただいたので緊張していたのですが、皆様のご意見をお聞きすることで新たな気づきがたくさんあり、とても貴重な時間を過ごすことができました。

 私のグループでは、SLNをどのように生かし、活用するのかを学生の視点から考え、次に教師の視点で考えました。私は実際にSLNを利用しているのですが、毎日の入力を忘れてしまったり、どの天気を選択するのか悩んで忘れてしまったりすることがありました。私のこの感想から、コメント機能の活用や、教師とのコミュニケーションツールがあればよいのではないかという様々なご意見が瞬時に飛び交い、ただただすごい!と思いました。

 このように実際に利用した感想から、学生の視点、教師の視点に立ち、よりよくなるように話し合いをなされて出来上がっていくSLN、EDUCOMの皆様、先輩方の姿を見て、感銘を受けました。それと同時に、私はその姿に触発され、自己を振り返りながら、もっと自分なりの考え、いい方法があるのではないかと改めて思わせられました。

 私が実際教育現場に立った時、天気の定義は人によって様々ですが、その選んだ天気にはその人の素直な気持ちが表れていると思うので、教師自身も素直な気持ちで温かい反応を子どもにしたいと思いました。天気の変化にも気付き、子どもたちに寄り添うことのできるような教師になりたいです。
 
 改めて、座談会を開いてくださったEDUCOMの皆様、また、このような機会を設けてくださった玉置先生、ゼミの先輩方ありがとうございました。一緒に学ばせていただいて嬉しかったです。拙い文章ですが、最後までお読み下さいましてありがとうございます。(吉久)

 こんにちは!7期生の高橋です。1月27日にEDUCOM様の座談会に参加させていただきました。今回の座談会では「SLN(心の天気)をどう生かすのか」という議題で学生、教師の視点でグループになり話し合いをさせていただきました。初めての座談会でEDUCOM様の開発側のお話を聞かせて頂き、さらに考えの視野が広がり、貴重なお話を聞かせていただきました。
 
 話し合いの中では、学生の立場で見たSLNの現状について、主にコメント機能のことについて話し合いました。私自身も心の天気を一か月程入力してみた感想として天気は感覚で気軽に押すことができるけれどもコメントは独り言のようなものを書けばいいのか先生に話すように書けばいいのかがわからなくなることがあり、天気だけ入力することがありました。しかし、コメント機能は、児童生徒との新たなコミュニケーションの場となるためうまく活用していきたいという話し合いになりました。そして、どうすればコメントを書くようになるのかという問いには、先生からのコメントがあるとまたコメントを書こうという気持ちになるという意見が出ました。

 また、教師の視点では、学生の視点で出た「先生からのコメントがあると嬉しい」という意見からコメントへのリアクションについて話し合いました。ある事例では教師のリアクションがなく生徒からの一方的な発信だったためSLNが習慣になる前にうまくいかなくなってしまったそうです。やはり、誰でも自分の話に耳を傾けてくれると嬉しくなります。私自身も玉置先生からの思いがけないリアクションが嬉しく、直接お話しする機会はまだあまりないですが距離の縮まりを感じています。そのため、短いコメントでもコミュニケーションをとることが大切だと感じました。
 
 このような話し合いの中で、教育にはコミュニケーションが一番大切だと改めて感じました。そして、SLNでは教師と生徒のコミュニケーションの場を新たに作ることができると思いました。新たな教育へ向けての活動に少しでも触れることができてとても嬉しいです。私は、新しいことに柔軟に対応し、子どもにとって学びやすく、生活しやすい環境を整えることのできる教師になりたいと思いました。そのためにも、日常の出来事を敏感に捉え、たくさんの人の話を聞き自分に取り込んでいくことを大切にしたいです。
 
 改めて、座談会を開いてくださったEDUCOMの皆様、このような機会を設けてくださった玉置先生、先輩方ありがとうございました!貴重な経験になりました。また、機会がありましたらよろしくお願いします。(高橋)

2021年1月27日仕事日記

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 7時30分ごろ家を出て大学へ向かう。研究室着は8時20分ごろ。いつものルーティンでアロマを焚き、美味しいコーヒーを楽しむ一時。

 9時から福田先生、学部長、実習課長、僕とで来年度からのフレンドシップについての話し合い。次の段階を決めて1時間ほどで終了。今日の大学での大きな仕事が一つ完了。

 教育実習課で次回実習委員会についての打合せ。僕がやるべきことを確認。

 研究室で下準備をしてきた成績入力作業開始。ゼミ生・宮野さん来研。インターンシップ先で授業をして、とても褒められた報告を聞く。指導者としての喜び。ゼミ生・松浦さん来研。ある依頼を再度伝え、動き出してくれるようにお願い。

 13時からEDUCOMの皆さんとゼミ生有志とで、スクールライフノート(心の天気・学びの天気)についての懇談会。3つのブレイクアウトルームでの話し合いを僕は渡り歩いて聞く。ときどきコメント。こういう会もいいなあというのが正直な感想。ゼミ生には、特に松本部長と伊藤部長を紹介して、スクールWebアシストの開発秘話を紹介。14時に終了。

 成績確定作業の続き。15時過ぎ、最終確認で教務課へ。文書提出も終了して、今日の大学での大きな仕事二つ目完了して大学を出る。

 途中で久しぶりにスタバで新作を楽しむ。これも美味しい!

 「心の天気」のひとことを見て、何人かとslackでやりとり。これも楽しい。

 19時から教育事務所面接で卒論発表会ライブ発表できない二宮君、北神さんの発表録画。無事収録。

 21時からゼミ生・矢崎さんとzoomでつながり、ある題材で授業をするとしたらどうするかという話し合い。このような時間にゼミ生といわゆる教材研究談義ができることも、この立場だからこそ。次の展開を考えて30分ほどで終了。

 ATEM Miniを通してchromebook音声出力で、またまた悩む。いろいろと調べてみると、どうしても解決できない。ひょっとしたら接続コードの相性が悪いのか?

 研究室HP記事は和田先生からの学ぶシリーズの第3弾。二宮君が一番インパクトを受けたことを発信。 

 

和田裕枝先生から学ぶ(二宮)

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 和田先生のお話をたくさん聞いて、大切にしたい言葉がたくさんできました。本当にありがとうございました。今日の学びは忘れずに大きな経験値にします。

 その中から、自分が教員生活の中で一番大切にしたいことは自分の仕掛けをたくさんすることにしようと思いました。頂いた資料にもあった「仕掛けるのは先に生まれた人、つまり先生」と言う言葉が「友達から褒められるシチュエーションを設定」と言うものに大きくつながる様に思ったからです。

 子ども一人一人、それぞれがレベルアップするように自分自身もレベルアップを重ねて仕掛けを重ねて子ども同士が褒め合う環境を作っていきたいです。(二宮)

※写真は林文通先生から提供していただきました(玉置)。

1月の講演(25日、26日)

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メモ的な記事。

1月25日 長崎市教育委員会講演「学校力を高める働き方改革」(オンライン)

1月26日 恵那市教育委員会講演「心の天気・学びの天気のよさを語る」(オンライン)

2021年1月26日仕事日記

 久しぶりの喫茶店でモーニング。とはいえ、飲食が終わればすぐに店を出ようという気持ちに。長居は無用という感覚になりつつある。

 4月からも引き続き連載させていただける小学館総合教育技術の「笑顔でつながる学校づくり」の取材をオンラインで受ける。10時から1時間ほど。ライターの林さんには、これまでは東京から名古屋まで来ていただいていたが、コロナが去ってもオンラインで十分と判断。今後、様々なことが変わっていくことを感じるこの頃。

 13時30分からEDUCOMの吉岡さん、鈴木さんの手ほどきを受けて、SWAとH&Sの連携を理解する。

 16時から恵那市の各学校とzoomで繋がる。EDUCOMの操作説明後に、僕が「心の天気・学びの天気のよさを語る」と題して講演。同様な内容で何度目か話しているので、よりシャープな話ができるようになったと自己評価。

 年末・年始にかけて必死に執筆した書籍「学校が元気になる次世代学校ICTシステム活用術〜情報機器を眠らせない全校体制の進め方〜」(仮称)の原稿。編集部でまずは構成そのものを検討していただき、本日、提案が届く。なるほど!これはいい、という案ですぐに了解。4月1日発刊にむけて、さらに加速。

 早朝から夜遅くまで、成績確定のための作業を必死。ようやく完成。他の資料をもとに明日最終決定のつもり。

 研究室HP記事は和田先生からの学びシリーズ第2弾。宮野さんの「学びの天気」から転載。褒めることへ言及。
 

和田裕枝先生から学ぶ(宮野)

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 和田先生から、具体的で実践的な話を沢山いただき、教師になった際、この日に学んだことを何度も思い出したいと思いました。

 どの話にも共通して、子供を褒められるように、また子供同士で褒め合えるようにするための工夫があり、私もその考え方を大切にしたいと思いました。

 一昨日から地元の小学校でインターンをさせていただいており、褒め方や価値づけの言葉で、悩んでいたので、今日先生から教えていただいた、どこがいいと思ったのか自分の中で整理してから、具体的に褒めることを、明日から実践したいと思います。また、1人1人の子供たちとコミュニケーションを取り、あなたのことが好きとアピールしていきたいと思います。

 和田先生、本日は、お忙しいところ貴重な学びの場をいただきありがとうございました。玉置先生、このような機会を与えてくださり、ありがとうございました。(宮野)

※写真は林文通先生から提供していただきました。(玉置)

2021年1月25日仕事日記

 7時30分ごろ家を出て大学へ向かう。まず研究費関係文書提出。今年度の研究費執行は終了。

 ほぼ1年前から使えない状態になっていた研究室プリンタ。土日で何度も基盤を洗浄した成果をみるために、さっそく装着。ところがどうにもこうにもはまらない。壊れてもしかたがないと思い、強引に入れ込むがそれもできず(泣)。ふとYouTubeで装着動画が流れているのではと思い検索。この判断は大正解。実にわかりやすい動画があって、無事装着完了。すべて新品のインクにして、プリント状態を見る。何度もヘッド清掃をした成果、無事プリンタ復活!これだけでとても気分がいい。

 マナログで15回分のレポートを読み直し成績確定作業。当然、時間がかかる作業だがいたしかたない。12時まで継続。

 帰宅。14時30分から長崎市教育委員会依頼のオンライン講演。聞き手は各校の服務規律推進委員担当者の皆さん。演題は「学校力を高める働き方改革」。1時間20分の講演。働き方改革をテーマでこれだけ長く話したのは初めて。時折指名しながらの展開。現場の実態を踏まえての話ができたつもり。

 自宅でもレポート読みをしながら成績確定作業。EDUCOMからスクールライフノートの採用地区が広がってきているという情報をもらい喜び。

 4月から連載3年目に入る小学館総合教育技術「笑顔でつながる学校づくり」。4月からのテーマを考えて、ライターの林さんに送信。

 研究室HP記事は、1月20日に行った特別ゼミ「和田裕枝先生から学ぶ」での「学びの天気」から記事として転載。まずは7期生の久野さんの記事。端的な指示の根本をまとめている。
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教育資料