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平成二十九年度 天美小学校入学式校長式辞
一年生の皆さん、ご入学、おめでとうございます。
今日から、皆さんは、天美小学校の一年生です。天美小学校の先生は、みなさんが入学してくるのをとても楽しみに待っていました。
今日入学したお友達はみんなで54人です。来週からは、優しいお姉ちゃんお兄ちゃんもみんなそろった、楽しい小学校生活が始まります。
そこで、小学校を楽しく過ごすために、3つの名人になってほしいと思います。
一つは、「あいさつ名人」になることです。
朝、お家で目が覚めて家族と顔をお合わしたら、なんと言いますか?
(子ども)「おはようございます」
そうですね、朝は「おはようございます」
じゃ学校に行くのに、家を出るときはなんと言いますか?
(子ども)「行ってきます」
そうですね。
そして、朝、学校で先生やお友達と顔を合わしたら、なんと言いますか?
(子ども)「おはようございます」、
人に何か助けてもらったら、なんと言いますか?
(子ども)「ありがとうございます」
じゃ、「あいさつ名人」になる練習をしてみましょう。
校長先生が、「おはようございます」と言いますので、一年生の皆さんも「おはようございます」と言ってくれますか?
じゃ、いきますよ。「おはようございます」
(子ども)「おはようございます」
皆さん立派な挨拶名人です。
二つ目は、「お話を聞く名人」です。
今も、校長先生のお話をしっかり聞いてくれていますね。
おうちでは、お母さんやお父さん、学校では、先生やお友達の話をしっかり聞いてください。そうすると、勉強もしっかりわかって心優しい人になれます。
三つ目は、「ともだち名人」です。学校で、ともだちが困っていたら「どうしたの?」と声をかけてあげてください。休み時間には、いろんなおともだちに「一緒に遊ぼう」と声をかけてください。きっといっぱいおともだちができて、学校がどんどん楽しくなります。
一年生の皆さん「あいさつ名人」「お話を聞く名人」「ともだち名人」になって、楽しい小学校にして下さい。
一年生の皆さん、ここまでしっかり校長先生の話を聞いてくれましたね。ありがとう。
今から、入学式のお祝いに駆けつけてくれた、来賓の方やお父さんお母さんに、少しお話をしますので静かに待ってください。
ご来賓の皆様、本日の入学式に(お足元の悪い中)、ご臨席を賜り誠にありがとうございます。核家族化や少子化が進む中で、学校と家庭だけではなく、地域の協力を得ながら子どもを育てていく重要性が叫ばれています。知・徳・体、バランスのとれた子どもたちの豊かな成長を図るため、様々な学校行事や取り組みに、今後もご指導ご協力いただきますようお願いいたします。
最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご入学心よりお祝い申し上げます。54名の新一年生お一人お一人を、ご家庭と学校がしっかり連携しながら、大切に育てていきたいと思います。
そのため、学校より保護者の皆様に、三つお願いがございます。
よく昔から「子どもは親の思ったようには育たないが、親がしたように育つ」と言われています。保護者は、子どもの人生の一番のモデルです。挨拶をする、話を聞く、朝ご飯を作って食べさせる等の基本的生活習慣のお手本を示していただきたいと思っています。
二つ目は、今日から、子どもたちの生活が大きく変わります。教科書やノート・筆箱など、日によって持っていく持ち物が変わります。しばらくは、子どもと一緒に時間割・持って行くものを用意してください。そのときに、「今日どうやった?」とゆっくり子どものお話も聞いてあげていただけたらと思います。
三つ目は、子どもを思いやりのある心豊かな子に育てるのに、最も大切なのが、保護者と学校との信頼関係だと思います。
気になることがありましたら、ご遠慮なく担任に相談してください。一年生の担任はもとより、天美小学校の教職員は、どんなことでも誠実に耳を傾け、一緒に考えます。
しかし、子どもの前では、決して担任・学校の悪口を言わないようにしてください。
最後に、通学路の安全については学校でも十分に指導をいたしますが、通学路の安全についてご家庭でもお子様と必ず話し合っていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
一年生の皆さん、長い間、静かに待ってくれて、ありがとう。
月曜日から、天美小学校に登校し、「おはようございます」と、元気な姿を見せてください。登校するときには、交通ルールを守って車に気をつけて登校しててください。
これで、校長先生のお話は終わります。
平成29年4月7日
松原市立天美小学校 校長 橋本巧一